JP3052499B2 - 焼却灰乾燥設備の制御方法 - Google Patents

焼却灰乾燥設備の制御方法

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博光 井上
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ、産業廃棄物
等の焼却灰を熱風により乾燥する設備の制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等を焼却した後に出来る焼却灰
は、公害防止上、例えば特開昭62−202923号公
報に示されたように、アーク炉にて溶融し減容化すると
同時に灰中のダイオキシン等の有害物質を封じ込めて埋
立地等に廃棄できるようにしている。
【0003】ところで、焼却灰はアーク炉に投入するに
先立ち充分に乾燥させる必要があり、そのために従来か
ら回転ドラム式の熱風乾燥炉を使用し、回転ドラム内に
投入した焼却灰を回転させながら熱風にさらすことによ
り乾燥させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の熱風乾
燥炉は、該乾燥炉の出口の熱風温度が一定になるように
バーナの燃焼を連続フィードバック制御するようにして
いたためタイムラグが大きく焼却灰投入量または焼却灰
の含水率等が急に大きく変わると追従が遅れたり、制御
が不安定になったりして乾燥状態に大きなムラができる
という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の焼却灰乾燥設備
の制御方法は上記課題を解決しようとするもので、都市
ゴミ等の焼却灰が連続的に投入される乾燥炉に熱風発生
炉から熱風を送り込むと共に、該乾燥炉から排出される
排ガスを熱風発生炉に再循環させる焼却灰乾燥設備にお
いて、焼却灰の処理量を予め設定する処理量設定器と、
熱風発生炉に再循環させる排ガス量を調節する循環風量
調節装置と、熱風発生炉の出口の熱風温度を測定する熱
風温度計と、該熱風温度計の指示により燃焼熱エネルギ
量が制御されるようにした熱風発生炉の燃焼調節装置
と、乾燥炉の出口の排ガス温度を測定する排ガス温度計
とを具備し、循環風量が前記処理量設定器に設定された
灰処理量に略々比例して増減するよう制御し、熱風発生
炉にて熱風に与える燃焼熱エネルギ量の制御を乾燥炉出
口の排ガス温度が一定になるように熱風発生炉出口の熱
風温度設定をサンプル値制御することにより行うことを
特徴としたものである。また本発明は焼却灰の含水率を
も上記循環風量の制御要素とすることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】灰処理量を設定すること或いは含水率が変動す
ることによりただちに循環風量が制御され追従が速いの
で、常に乾燥に必要な適量の熱量が供給され、乾燥ムラ
が可及的に抑制される。
【0007】
【実施例】次に図1に示した本発明の焼却灰乾燥設備の
系統図と共に本発明の一実施例を説明する。
【0008】図において、1はバーナ2を備えた熱風発
生炉、3は該バーナ2に燃料ガスを供給する給ガス管、
4はその燃料ガスの供給量の調節弁、5は該バーナ2に
燃焼用空気を送るファン、6はその給気量の調節弁であ
る。
【0009】7は回転ドラム式の乾燥炉で、該乾燥炉7
には前記熱風発生炉1で発生させた熱風が送り込まれ
る。水分を含んだ焼却灰は該乾燥炉7内に投入口8より
投入され回転ドラムの回転により攪拌されると共に熱風
にさらされて乾燥し排出口9に排出されるようにしてい
る。
【0010】10は熱風発生炉1の出口の熱風温度を測
定する熱風温度計、11は乾燥炉7の出口の排ガス温度
を測定する排ガス温度計である。
【0011】12は乾燥炉7出口より排出される排ガス
を大気中に排出する排気量調節弁で、該排気量調節弁1
2には圧力計13により測定される乾燥炉7内の気圧が
一定になるように排気量を調節する。
【0012】14は乾燥炉7出口より排出される排ガス
を熱風発生炉1に戻して再循環させる循環ダクトで、該
循環ダクト14には循環風量調節弁15およびインバー
タモータ駆動の循環ファン16が設けられている。
【0013】17は焼却灰の処理量を予め設定しておく
ことのできる処理量設定器、18は循環風量調節弁15
の開度および循環ファン16の回転数を指示し、熱風発
生炉に循環させる排ガス量を調節することのできる循環
風量調節装置である。また、19は投入口8に投入され
る焼却灰の含水率を測定することのできる水分計であ
る。
【0014】さらに、20は前記バーナ2の燃料ガスの
調節弁4に燃料ガス量を指令し熱風発生炉1における燃
焼熱エネルギ量を制御する燃焼調節装置で、該燃焼調節
装置20には前記熱風温度計10による熱風温度の測定
値がフィードバックされる。
【0015】また、21は温度指示調節計で、該温度指
示調節計21に前記排ガス温度計11による排ガス温度
の測定値が入力される。そして該温度指示調節計21は
或るサンプリング周期で出力演算した信号を前記燃焼調
節装置20に対し熱風温度設定値として出力する。
【0016】次にこの焼却灰乾燥設備の制御方法を説明
する。処理量設定器17に焼却灰の処理量を設定すると
その設定量の焼却灰が投入口8より乾燥炉7に投入され
ると共に、循環風量調節装置18は処理量設定器17に
設定された灰処理量に略々比例する循環風量が循環ダク
ト14を通り熱風発生炉1に再循環されるように循環風
量調節弁15の開度および循環ファン16の回転数を指
令する。
【0017】こうして熱風発生炉1に再循環して来る排
ガス量が変化しても温度指示調節計21は排ガス温度計
11にて測定される排ガス温度がその設定値を維持する
ように燃焼調節装置20がバーナ2の調節弁4に指令を
出すため、乾燥炉7に送り込まれる熱風温度は速やかに
所定の設定値に維持される。このため例えば急に焼却灰
処理量を増大させたときにはただちに熱風量が増大が可
能となり乾燥炉7における乾燥処理能力が維持される。
【0018】なお、循環風量調節装置18にはこの灰処
理量情報のほか、水分計19にて測定される焼却灰の含
水率も循環風量の制御要素として加えられる。即ち、含
水率が高いときは循環風量を増大させ、含水率が低いと
きは循環風量を減少させるようにしている。
【0019】一方、熱風発生炉にて熱風に与える燃焼熱
エネルギ量の制御を乾燥炉7出口の排ガス温度が一定に
なるように熱風発生炉1出口の熱風温度設定をサンプル
値制御することにより行う。即ち、温度指示調節計21
により設定される熱風温度に対し、排ガス温度計11に
より測定される乾燥炉7の排ガス温度の変化に従い燃焼
調節装置20の熱風温度設定値を制御し、乾燥炉7の排
ガス温度が常に一定、例えば150℃を保つようにす
る。なお燃焼調節装置20はその熱風温度設定値と熱風
温度計10による実側値との偏差を補正すべく調節弁4
に指令を出してバーナ2の燃焼強度を調節する。
【0020】
【発明の効果】このように本発明では、循環風量を灰処
理量またはその含水率に従い増減させると共に、熱風発
生炉の熱風温度設定を乾燥炉の出口排ガス温度が一定に
保たれるようにサンプル値制御するようにしたので、灰
処理量或いはその含水率が急に大きく変動した場合にも
ただちに循環風量が制御されて熱風発生炉から乾燥炉に
送り込まれる熱風量が増減し追従が速くなって乾燥状態
の変動を最少限に抑えられる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焼却灰乾燥設備の系統図。
【符号の説明】
1 熱風発生炉 2 バーナ 3 給ガス管 4 調節弁 7 乾燥炉 10 熱風温度計 11 排ガス温度計 14 循環ダクト 15 循環風量調節弁 16 循環ファン 17 処理量設定器 18 循環風量調節装置 19 水分計 20 燃焼調節装置 21 温度指示調節計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/04 F23G 5/50 F26B 21/10 F26B 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ゴミ等の焼却灰が連続的に投入され
    る乾燥炉に熱風発生炉から熱風を送り込むと共に、該乾
    燥炉から排出される排ガスを熱風発生炉に再循環させる
    焼却灰乾燥設備において、焼却灰の処理量を予め設定す
    る処理量設定器と、熱風発生炉に再循環させる排ガス量
    を調節する循環風量調節装置と、熱風発生炉の出口の熱
    風温度を測定する熱風温度計と、該熱風温度計の指示に
    より燃焼熱エネルギ量が制御されるようにした熱風発生
    炉の燃焼調節装置と、乾燥炉の出口の排ガス温度を測定
    する排ガス温度計とを具備し、循環風量が前記処理量設
    定器に設定された灰処理量に略々比例して増減するよう
    制御し、熱風発生炉にて熱風に与える燃焼熱エネルギ量
    の制御を乾燥炉出口の排ガス温度が一定になるように熱
    風発生炉出口の熱風温度設定をサンプル値制御すること
    により行うことを特徴とした焼却灰乾燥設備の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 焼却灰の含水率を循環風量の制御要素と
    して加えた請求項1に記載の焼却灰乾燥設備の制御方
    法。
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