JP2001272170A - 廃棄物乾燥設備の運転方法 - Google Patents

廃棄物乾燥設備の運転方法

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JP2001272170A
JP2001272170A JP2000086492A JP2000086492A JP2001272170A JP 2001272170 A JP2001272170 A JP 2001272170A JP 2000086492 A JP2000086492 A JP 2000086492A JP 2000086492 A JP2000086492 A JP 2000086492A JP 2001272170 A JP2001272170 A JP 2001272170A
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dryer
waste
hot
hot air
exhaust gas
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JP2000086492A
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Masayoshi Tomibe
督正 冨部
Yasuaki Kurokawa
康明 黒川
Tetsuya Fukumoto
哲也 福本
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NICHIGAI KANKYO SERVICE KK
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NICHIGAI KANKYO SERVICE KK
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分変動の大きい廃棄物をも安定して乾燥さ
せることができる廃棄物乾燥設備の運転方法を提供す
る。 【解決手段】 熱風を熱風炉1から乾燥機2に送って廃
棄物を乾燥させ、乾燥機2の排ガスの一部を循環ファン
4により熱風炉1に戻す。請求項1の発明では乾燥機入
口温度を検出し、この温度が一定となるように循環ファ
ン4による戻り風量を制御する。請求項2の発明では、
乾燥機出口温度を検出して熱風炉1のバーナー7への供
給油量を制御するとともに、乾燥機2からの排ガス湿度
の増減傾向に応じて、バーナー7への供給油量を増減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや鶏糞の
ような水分変動の大きい廃棄物を熱風乾燥させる廃棄物
乾燥設備の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような可燃性の廃棄物を乾燥させ
て固形燃料化する場合には、乾燥効率に優れた熱風を用
いた乾燥設備が広く用いられており、また上記のような
可燃性の廃棄物を焼却する設備等においても、焼却炉の
前段に熱風を用いた乾燥設備が用いられている。
【0003】図5はこのような従来の廃棄物乾燥設備の
代表例を示すブロック図であり、熱風炉1で発生させた
約500℃の熱風を乾燥機2に導き、廃棄物を乾燥させ
ている。乾燥機2から排出された排ガスはサイクロン等
の集塵機3で集塵され、更にバグフィルタやセラミック
フィルタ等の適宜の排ガス処理装置を経て大気中に放出
されている。また集塵機3で集塵された排ガスの一部を
循環ファン4により熱風炉1に戻している。この排ガス
の循環は単に廃熱を回収するためだけではなく、酸素濃
度の低い排ガスを熱風炉1に戻すことにより、乾燥機2
における廃棄物の燃焼を防止する効果をも狙ったもので
ある。
【0004】このような廃棄物乾燥設備においては、乾
燥機2に投入される廃棄物の水分が変動すると、乾燥機
2から排出される乾燥物Wの乾燥状態が変動し、安定し
た乾燥物Wが得られなくなるおそれがある。そこで従来
は温度センサ5により測定された熱風の乾燥機出口温度
を検出し、この温度が一定となるように乾燥機2のバー
ナー6への燃料オイルの供給量を調整する運転方法が実
施されていた。しかしこの従来法では、乾燥機2の内部
温度にハンティングが生じ易く、安定した乾燥が行えな
いという問題があった。その理由の一つは、乾燥機2の
バーナー6への供給油量を制御しても、乾燥機出口温度
が変化するまでには応答に遅れがあるためであると考え
られる。
【0005】またこのような従来の問題の他の理由は、
排ガスの循環にもあると考えられる。すなわち、廃棄物
の水分が増加すると乾燥機出口温度が低下するが、これ
と同時に熱風炉1に戻されている循環ガスの温度も低下
する。このために熱風炉1から乾燥機2に供給されてく
る熱風の温度も低下する傾向となり、乾燥機2のバーナ
ー6の発熱量を増加させても、迅速に乾燥機2の内部温
度が回復しないこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、都市ごみや鶏糞のような水分変動の
大きい廃棄物をも一定水分となるように安定して乾燥さ
せることができる廃棄物乾燥設備の運転方法を提供する
ためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた請求項1の発明は、熱風を熱風炉から乾燥
機に送って廃棄物を乾燥させ、乾燥機から排出された排
ガスの一部を循環ファンにより熱風炉に戻すようにした
廃棄物乾燥設備の運転方法であって、熱風の乾燥機入口
温度を検出し、この温度が一定となるように循環ファン
による戻り風量を制御することを特徴とするものであ
る。また同一の課題を解決するためになされた請求項2
の発明は、熱風を熱風炉から乾燥機に送って廃棄物を乾
燥させ、乾燥機から排出された排ガスの一部を循環ファ
ンにより熱風炉に戻すようにした廃棄物乾燥設備の運転
方法であって、熱風の乾燥機出口温度を検出して熱風炉
のバーナーへの供給油量を制御するとともに、乾燥機か
ら排出された排ガス湿度の増減傾向に応じて、この熱風
炉のバーナーへの供給油量を増減することを特徴とする
ものである。
【0008】これらの発明の運転方法によれば、いずれ
も従来とは異なる制御指標を用いることにより、乾燥機
に投入される廃棄物の水分が大きく変動した場合にも迅
速に乾燥状態を制御し、比較的安定した乾燥を行うこと
が可能となる。以下に実施形態により、その詳細を示
す。
【0009】
【発明の実施の形態】(請求項1の発明)図1は請求項
1の発明の実施形態を示すブロック図である。従来と同
様に、1は熱風炉、2は熱風炉1から500℃程度の熱
風が供給される乾燥機2である。都市ごみや鶏糞のよう
な廃棄物は乾燥機2に投入され、乾燥されて乾燥物Wと
して取り出される。乾燥機2の形式は特に限定されるも
のではないが、例えばロータリーキルン式の乾燥機が用
いられる。乾燥機2から排出された排ガスはサイクロン
等の集塵機3で集塵され、さらに図示を略した公知の排
ガス処理装置を経て大気中に放出されている。また集塵
機3を通過した排ガスの一部は循環ファン4により熱風
炉1に戻されている。熱風炉1にはバーナー7が設けら
れており、また乾燥機2にもバーナー6が設けられて温
度制御できるようになっている。
【0010】この図1に示した実施形態の廃棄物乾燥設
備においても、従来と同様に温度センサ5により乾燥機
2の出口ガス温度を検出し、この出口ガス温度が一定と
なるように乾燥機2のバーナー6の燃焼を制御してい
る。しかしそれだけではなく、請求項1の発明では乾燥
機2の入口ガス温度を温度センサ8により検出し、それ
に応じて循環ファン4による戻り風量を制御している。
この制御ループは図2に示される通りであって、乾燥機
入口温度に応じてインバータ9により循環ファン4の駆
動モータの回転数を制御している。すなわち、乾燥機入
口温度が低下した場合には回転数を落として戻り風量を
絞り、乾燥機入口温度が上昇した場合には回転数を増加
して戻り風量を増加させる。
【0011】このように、本発明では循環ファン4によ
る戻り風量を制御することによって、乾燥機入口温度を
常に一定に保つようにした。乾燥機入口温度は従来はな
りゆきに任されて変動していたのに対し、本発明ではほ
ぼ一定にたまたれるため、乾燥機2の内部における乾燥
の進行状況を制御し易くなり、廃棄物の水分が大きく変
動した場合にも、乾燥機2のバーナー6の制御によって
乾燥状態を一定に制御することが容易となる。
【0012】(請求項2の発明)図3は請求項2の発明
の実施形態を示すブロック図である。第2の発明におい
ては、乾燥機2の出口側に温度センサ5を設置して乾燥
機出口温度を検出し、この温度が一定に保たれるように
熱風炉1のバーナー7への燃料オイルの供給油量を制御
する。しかしこの制御だけでは従来の制御と同様に応答
遅れが生ずるおそれがあるため、乾燥機2から排出され
た排ガス湿度を湿度センサ10で検出し、その増減傾向
に応じてこの熱風炉1のバーナー7への供給油量を増減
する。
【0013】すなわち、排ガス湿度の増加は乾燥機2に
投入された廃棄物の水分が高いことを意味しているた
め、温度センサ5により測定された乾燥機出口温度に基
づく制御信号に供給油量を増加すべき信号を重畳し、逆
に排ガス湿度の低下は乾燥機2に投入された廃棄物の水
分が低いことを意味しているため、温度センサ5により
測定された乾燥機出口温度に基づく制御信号に供給油量
を減少すべき信号を重畳する。この排ガス湿度の変化
は、乾燥機2に投入された廃棄物の水分変化を時間遅れ
なく表すため、応答が遅れる乾燥機出口温度の変化に先
行する。このためバーナー7への供給油量をフィードフ
ォワード制御することができ、乾燥機出口温度のみを指
標とする制御を行う場合よりも、乾燥機2における乾燥
状態をはるかに安定に制御することができる。
【0014】なお、湿度センサ10は図3のように集塵
機3の後段に設けても、温度センサ5と同様に集塵機3
の前段に設けてもよい。また図3では請求項1の発明に
よる循環ファン4による戻り風量の制御ループが記載さ
れているが、請求項2の発明ではこの制御ループは必須
要件ではない。しかしこのように両発明を併用すれば、
乾燥状態をより安定に制御することが可能となる。図4
に請求項2の発明の制御ループを示した。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本願の各発明に
よれば都市ごみや鶏糞のような水分変動の大きい廃棄物
をも安定して乾燥させることができ、乾燥物Wの水分を
ほぼ一定とすることができるので、乾燥物Wを固形燃料
として利用する場合や、乾燥物Wを後段の焼却炉で焼却
する場合に、好都合である。なお、本発明は下水汚泥の
ような比較的水分変動の小さい廃棄物の乾燥にも適用で
きることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項1の発明の制御ループ図である。
【図3】請求項2の発明の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図4】請求項2の発明の制御ループ図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 熱風炉、2 乾燥機、3 集塵機、4 循環ファ
ン、5 温度センサ、6乾燥機のバーナー、7 熱風炉
のバーナー、8 温度センサ、9 インバータ、10
湿度センサ
フロントページの続き (72)発明者 福本 哲也 愛知県尾張旭市庄中町鳥居1813 Fターム(参考) 3L113 AA06 AB02 AC04 AC68 BA38 CA08 CB02 CB24 DA02 4D004 AA46 CA22 CA42 CB31 CB36 CB44 DA01 DA02 DA06 DA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風を熱風炉から乾燥機に送って廃棄物
    を乾燥させ、乾燥機から排出された排ガスの一部を循環
    ファンにより熱風炉に戻すようにした廃棄物乾燥設備の
    運転方法であって、熱風の乾燥機入口温度を検出し、こ
    の温度が一定となるように循環ファンによる戻り風量を
    制御することを特徴とする廃棄物乾燥設備の運転方法。
  2. 【請求項2】 熱風を熱風炉から乾燥機に送って廃棄物
    を乾燥させ、乾燥機から排出された排ガスの一部を循環
    ファンにより熱風炉に戻すようにした廃棄物乾燥設備の
    運転方法であって、熱風の乾燥機出口温度を検出して熱
    風炉のバーナーへの供給油量を制御するとともに、乾燥
    機から排出された排ガス湿度の増減傾向に応じて、この
    熱風炉のバーナーへの供給油量を増減することを特徴と
    する廃棄物乾燥設備の運転方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114608296A (zh) * 2022-03-11 2022-06-10 江苏良友正大股份有限公司 节能型热能回收再利用的进口玉米消杀灭活装置

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