JP3052434U - ガスライター - Google Patents

ガスライター

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JP3052434U
JP3052434U JP1998001624U JP162498U JP3052434U JP 3052434 U JP3052434 U JP 3052434U JP 1998001624 U JP1998001624 U JP 1998001624U JP 162498 U JP162498 U JP 162498U JP 3052434 U JP3052434 U JP 3052434U
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洋好 増根
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ヨシナガテクニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一回の成形によりタンク全体を必要最小限の
肉厚に成形することによって、製造工程の簡素化及び過
剰な材料樹脂の使用による製造コストの上昇を抑制す
る。 【解決手段】 少なくとも上部が開口したライターの金
属ケース1と、上部に火口バルブ3を取付けて金属ケー
ス1に収容した合成樹脂による燃料タンク2と、燃料タ
ンクに重ねて金属ケース1の上部に設けた点火装置5と
からガスライターを構成する。燃料タンク2をブロー成
形により必要最小限の肉厚に火口バルブ3の受口4と共
に成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、合成樹脂による燃料タンクをライターボディーを形成する金属ケ ース内に収容して構成したガスライターに関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
ガスライターには、合成樹脂による燃料タンクをライターボディーとするもの と、合成樹脂による燃料タンクをライターボディーを形成する金属ケース内に収 容して構成したものとがあるが、そのいずれも燃料タンクは射出成形により成形 したものを採用している。
【0003】 溶融した合成樹脂を金型に射出充填して製品を成形する射出成形では、1回の 成形で閉鎖された中空製品を成形することは技術上困難なことから、燃料タンク の成形に当たっては、一端が開口したタンクボディーと、その開口を閉鎖する蓋 体の両方を別個に成形し、成形後に蓋体を接着又は溶着によりボディー開口端に 気密に取付けて、燃料タンクを完成している。このため燃料タンクの製造には意 外に手数を要し、また密閉不良によるロスが生ずることもあり、これらがコスト 高の一因となっている。
【0004】 また燃料タンクがライターボディーを兼ねるガスライターでは、変形防止と落 下強度の増強から厚肉の製品が要求されるが、金属ケース内の燃料タンクではケ ースにより補強されることから特に厚肉の製品とする必要はない。しかし射出成 形では薄肉製品の成形に限界があるので、金属ケース内に収容されるものであっ ても、厚肉の燃料タンクが採用されているのが現状であり、過剰の材料樹脂の使 用がコスト高の要因ともなっている。また厚肉によってタンク容量が低減し、体 積に比べて燃料の貯蔵量が少ないなどの課題をも有する。
【0005】 この考案は、上記従来の燃料タンクによる課題を解決するために考えられたも のであって、その目的は、一回の成形によりタンク全体を形成し、また燃料タン クを必要最小限の肉厚に成形することによって、製造工程の簡素化及び過剰な材 料樹脂の使用による製造コストの上昇を抑制することが可能な新たなガスライタ ーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの考案は、少なくとも上部が開口したライターの金属ケース と、上部に火口バルブを取付けて金属ケースに収容した合成樹脂による燃料タン クと、その燃料タンクに重ねて金属ケースの上部に設けた点火装置とからなるガ スライターにおいて、上記燃料タンクをブロー成形により必要最小限の肉厚に火 口バルブの受口と共に成形してなる、というものである。
【0007】 また上記燃料タンクの側壁は蛇腹に形成され、上記火口バルブは注入バルブを 兼ね、さらに燃料タンクは下部に注入バルブの受口を一体成形により有する、と いうものである。
【0008】 上記燃料タンクのブロー成形としては、ダイレクトブロー、インジェクション ブロー、ストレッチブローなどが採用でき、材料樹脂としてはブロー成形が可能 な熱可塑性樹脂、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のポリ エステル樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリアミド、ABS樹脂な どであり、側壁もパリソンのブロー倍率の設定により1mm以下の薄肉に成形する ことが容易に行い得る。またガスバリア性の向上を目的としてタンク内側にライ ニングやコーテングを施すことも可能である。
【0009】
【考案の実施の形態】
図中1はライターボディーを形成する縦長で偏平な有底の金属ケースで、内部 に上部開口から挿入した合成樹脂による燃料タンク2が収容してある。この燃料 タンク2は上部に所要の空間を明けてケース内全体にわたり収まる容積からなり 、上部には火口バルブ3の受口4が片側に寄せて一体成形してある。
【0010】 5は点火装置で、金属ケース内に収まる大きさで片側に上記火口バルブ3のセ ット孔6a(図3参照)を有する座板6と、その略中央に立設した発火石収容筒 7と、座板両側に突設した側辺8,8とを合成樹脂により一体成形した設置部材 9と、上記発火石収容筒7の上端に回転自在に軸承した発火輪10と、その発火 輪10の下側の発火石収容筒7に上下動自在に挿通して先端を上記火口バルブ3 の頸部に差込んだバルブ操作部材11と、ばね部材をもって発火輪10の下面に 圧接した発火石収容筒7の内部の発火石12とからなる。
【0011】 この点火装置5は、上記燃料タンク2を金属ケース1の内部に収容したのち、 設置部材9をケース上部内に挿入して金属ケース1の上部に設けられる。また設 置部材9の固定は、上記座板6が燃料タンク2の上面に接して重なるところまで ケース上部内に挿入したのち、ケース上側面に穿設したビス孔から上記側辺8, 8にねじ込んだねじビス13,13をもって金属ケース1に固着することにより 行われ、この設置部材9の固着によって燃料タンク2もケース底面との間に固定 されるようになる。
【0012】 上記火口バルブ3の取付けは、設置部材9を金属ケース1に取付けたのち、座 板6の上記セット孔6aを通して燃料タンク2の上記受口4に差込み、フランジ 下側のねじ付き本体をねじ込むことによる。このねじ込みに際しては図2に示す ように、予めフランジ14の下側に0リング15をはめ込んでおき、そのOリン グ15を受口4の開口縁内側の段部に嵌着して燃料のリーク防止とする。
【0013】 この火口バルブ3の取付け後に、炎調節部材16を火口バルブ3に嵌合し、金 属ケース1の開口縁に風帽17を嵌着して火口ノズル3を囲うことによってガス ライターが完成される。
【0014】 図1及び図3に示すガスライターは使い捨て用としてのものであるが、再使用 可能とする場合には、注入機能を有する火口バルブを採用すればよく、また図4 に示すように、燃料タンク2の底部に受口18を一体成形して、その受口18に 注入バルブ19を上記火口バルブ3の取付け手段と同様に、Oリング20を介し てねじ着すればよい。この注入バルブ19の取り付けに当たっては、燃料タンク 2の挿入前にセット孔21aを有する所要厚さのスペーサー21をケース底部に 挿入し、そのスペーサー21の上に燃料タンク2を設置して、注入バルブ19の ノズル先端をケース底面の注入口22に位置させるとよい。
【0015】 図6は、上記火口バルブ3をねじキャップ23を用いて、外周囲にねじを施し た上記受口4に取付けた場合の例を示すもので、この場合には、Oリング15を フランジ14の下側に嵌合してから火口バルブ3を受口4に差込み、ねじキャッ プ23を被せてフランジ14を強く押圧するところまでねじ込みを行えばよく、 フランジ14により開口縁に圧縮された上記Oリング15により燃料のリークが 防止されるようになる。
【0016】 図7は、上記燃料タンク2の側壁を蛇腹に形成して、燃料タンク2を内圧に対 応させた場合を示すものである。液化ガスを燃料とするガスライターでは、携帯 時の温度上昇や振動などによって内圧が異常に高まり、火口バルブ3又は受口4 からガスがリークするような場合もあり得るが、蛇腹によるフレキシブルな燃料 タンク2では圧力に応じて膨張及び収縮を行うので、その膨張により内圧が抑制 されてリークが防止されるようになる。
【0017】 上記燃料タンク2のブロー成形は、筒状に押出成形されたパリソンの両端をブ ロー金型により挟んでエアブローを行うダイレクトブローにより容易に行うこと ができる。ダイレクトブローでは仕切の成形も可能なので、仕切により燃料タン ク2を補強して金属ケース1の肉厚を低減することもできる。 また底部に注入バルブ19を不要とするガスライター用としては、射出成形し たプリフォームをエアブローするインジエクションブロー、さらには射出成形し たプリフォームを軸方向の延伸とエアブローによる膨張とにより肉厚を0.3mm ほどに成形可能なストレッチブローにより成形することもできる。特に射出成形 したプリフォームをエアブローにより燃料タンク2に成形した場合には、火口バ ルブ3の受口4の成形精度が高くなり、火口バルブ3の取付けが一層確実なもの となすことができる。
【0018】 この考案は上述のように、ケース内に収容される燃料タンクをブロー成形によ る一回の成形により必要最小限の肉厚に成形したので、射出成形による場合より も金型コストが掛からず、成形工程も簡素化されるので製造コストが低減する。 また燃料タンクは肉薄となるので材料樹脂の使用量が著しく節減され、ガスラ イターとしての組立も燃料タンク上に点火装置を挿入固定するだけで済むことか ら簡単で手数を要せず、燃料タンクに係る製造コストの低減と相俟って、ガスラ イターを廉価に提供することができる。
【0019】 さらにまた燃料タンクの薄肉化によりタンク容量が増し、射出成形によるもの と体積が同一であっても燃料貯蔵量は著しく多量となることから、一回の燃料充 填で長期間にわたり使用可能なガスライターとなり、燃料タンクが薄肉であって も強度は金属ケースにより維持されるので、落下強度も従来のものと何ら変わる ところのないガスライターとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係わるガスライターの縦断正面図
である。
【図2】 同上の火口バルブ部分の拡大図である。
【図3】 同上の一部を省略した分解正面図である。
【図4】 注入バルブを備えたこの考案のガスライター
の縦断正面図である。
【図5】 同上の注入バルブ部分の拡大図である。
【図6】 火口バルブの他の取付け状態を示す部分図で
ある。
【図7】 他の実施形態の燃料タンクを備えたこの考案
のガスライターの縦断正面図である。
【符号の説明】
1 金属ケース 2 燃料タンク 3 火口バルブ 4 火口バルブの受口 5 点火装置 9 設置部材 19 注入バルブ 20 注入バルブの受口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上部が開口したライターの金
    属ケースと、上部に火口バルブを取付けて金属ケースに
    収容した合成樹脂による燃料タンクと、その燃料タンク
    に重ねて金属ケースの上部に設けた点火装置とからなる
    ガスライターにおいて、 上記燃料タンクをブロー成形により必要最小限の肉厚に
    火口バルブの受口と共に成形してなることを特徴とする
    ガスライター。
  2. 【請求項2】 上記燃料タンクの側壁は蛇腹に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のガスライター。
  3. 【請求項3】 上記火口バルブは注入バルブを兼ねるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のガスライター。
  4. 【請求項4】 上記燃料タンクは下部に注入バルブの受
    口を一体成形により有することを特徴とする請求項1又
    は2記載のガスライター。
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