JP2004083036A - 弁体付きキャップ及びその製造方法 - Google Patents

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Takumi Yamashita
山下 巧
Naohiro Ikeguchi
池口 尚宏
Masafumi Matsumoto
松本 雅文
Hiroyuki Nakanishi
中西 宏之
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Kyoraku Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】弁体が強固に取り付けられ、しかも安定的に高い品質維持が図れる弁体付きキャップ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】弁体1付きキャップ8は、弁体1を埋設して一体に取り付けたものである。弁体1はその天面壁6に、容器16内の圧力が高まると開き、かつ容器16内の圧力が下がると閉じるスリット7を有する。弁体1の周側壁4には埋設部5が一体に膨出している。容器16の口部17に被せるキャップ8の口部閉鎖壁15には、弁体1がその埋設部5を口部閉鎖壁15に埋設して取り付けられている。弁体1付きキャップ8の製造方法は、成形された弁体1の天面壁6にスリットを形成するスリット穿設工程と、スリット7を穿設した弁体1をキャップ成形金型にインサートして、キャップ8を射出成形する工程とからなる。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種容器のキャップであって、容器内の圧力が高まると弁体が開き、かつ容器内の圧力が下がると弁体が閉じる弁体付きキャップおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の弁体付きキャップとしては、その弁体の天面壁が凹面形のもの、凸面形のもの、あるいは常態では凹面形であるが容器内の圧力が高まると凸面形となる反転形のものが知られており、凹面形のものは特開平11−105902号公報に、凸面形のものは特開平8−282690号公報に、また反転形のものは特開平7−132979号公報にそれぞれ記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のキャップにあっては、弁体をキャップまたは容器本体に嵌合して組み付けたものであるが、キャップや容器本体に嵌合して組み付ける弁体付きキャップは、精度の高い組み付け工程を要するし、その組み付け工程には精度の高い部材を要するので、製造コストが高くなる欠点がある。
【0004】
一方、弁体を組み付ける技術のほかに、特表2000−514731号公報には、複数回射出による複数材料の射出モールド成形により、弁体とキャップを溶着する技術が紹介されている。しかし、この技術は、弁体のモールド成形と、容器本体のブローモールド成形または真空成形との組み合わせに過ぎないものである。例えば、キャップを射出成形した後、弁体をモールド成形して、互いに溶着することが示されているが、溶着による弁体の取り付けでは、成形条件にもよるが多くの場合、安定的な品質維持が困難である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、このような従来の技術上の問題点を解消して、弁体を容器内の圧力により開閉するスリットを有し、かつ周側壁に埋設部が一体に膨出したものとし、弁体をその埋設部がキャップに埋設されるように取り付けることにより、弁体が強固に取り付けられ、しかも安定的に高い品質維持が図れる弁体付きキャップ及びその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る弁体付きキャップは、容器内の圧力が高まると弁体が開き、かつ容器内の圧力が下がると弁体が閉じる弁体付きキャップであって、弁体はその天面壁に容器内の圧力により開閉するスリットを有し、かつ周側壁に埋設部が一体に膨出しており、容器の口部に被せるキャップの口部閉鎖壁には、上記弁体がその埋設部を上記口部閉鎖壁に埋設して取り付けられていることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る弁体付きキャップの製造方法は、容器内の圧力が高まると弁体が開き、かつ容器内の圧力が下がるると弁体が閉じる弁体付きキャップの製造方法であって、成形された弁体の天面壁にスリットを形成するスリット穿設工程と、スリットを穿設した弁体をキャップ成形金型にインサートして、キャップを射出成形する工程からなることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る弁体の成形態様を示す断面図、図2は成形後の弁体の平面図、図3はスリットを穿設した後の弁体の平面図である。また、図4は弁体をインサートしてキャップを射出する態様を示す断面図である。図5は本発明に係る弁体付きキャップを容器の口部に装着した状態を示す断面図である。
【0009】
図1に示すように、弁体1は、金型2,3により熱可塑性樹脂を射出成形して構成されるものである。この弁体1は、周側壁4に埋設部5が一体に膨出するように形成されており、弁体1の天面壁6は凹面形である。
【0010】
図1の態様で成形された後の弁体1には、その天面壁6に十字形にスリット7が穿設される。このスリット7は、後述する容器内の圧力が高まると開き、かつ容器内の圧力が下がると閉じるように作用するものである。スリット7は必ずしも十字形でなくてもよく、一直線状や波線状などであってもよい。
【0011】
本発明に係る弁体1を備えるキャップ8は、その一例を図5に示すが、キャップ8は図4に示すような態様で熱可塑性樹脂を射出成形して製造されるものである。9,10は金型であり、11はキャップ本体12の成形部、13は蓋体14の成形部である。
【0012】
キャップ8の射出成形にあたっては、金型9,10のキャップ本体12の成形部11に弁体1をインサートし、次いでキャップ8を射出成形する。射出成形されたキャップ8のキャップ本体12には、その口部閉鎖壁15に弁体1が埋設されて一体に取り付けられる。
【0013】
図5に示すように、キャップ8は、容器16の口部17に螺合されるものであり、口部17にはそのための雄ネジ18が、キャップ8のキャップ本体12には雌ネジ19が形成されている。キャップ本体12と蓋体13は薄肉のヒンジ20によって連結されており、キャップ本体12にして蓋体13は開閉自在となっている。21はキャップ本体12の内筒部である。蓋体14には閉じた状態で弁体1の周側壁を4を囲む規制壁22と凹面形の天面壁6をその凹面状に規制する凸面部23が一体に形成されている。24は指掛け部であって、蓋体14を開くときに指を掛ける突起部である。
【0014】
本発明に係る弁体1およびキャップ8を構成する熱可塑性樹脂としては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー等の熱可塑性エラストマー、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6などのポリアミド系樹脂、またはエチレン−酢酸ビニル共重合ケン化物などのバリア性を有する樹脂などを用いることができる。
【0015】
本発明に係る弁体付きキャップは、弁体1の天面壁6に容器内の圧力により開閉するスリット7を有しているが、このスリット7は成形された弁体1の天面壁6に予め穿設され、そのスリット7を穿設した弁体1をキャップ8の成形金型9,10にインサートして、キャップを射出成形することにより、弁体1の埋設部5をキャップ8のキャップ本体12の口部閉鎖壁15に埋設した状態で取り付けられるので、弁体1にはキャップ8の射出成形態様にかかわらずスリット7を高い精度で形成することができる。そして、精度の高いスリット7を形成した弁体1は、その周側壁4に一体に膨出形成されている埋設部5によりキャップ8の口部閉鎖壁15に強固に取り付けられるので、キャップ8と弁体1との一体化が確実である。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、弁体を容器内の圧力により開閉するスリットを有し、かつ周側壁に埋設部が一体に膨出したものとし、弁体をその埋設部がキャップに埋設されるように取り付けることにより、弁体が強固に取り付けられ、しかも安定的に高い品質維持が図れる弁体付きキャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁体の成形態様を示す断面図である。
【図2】成形後の弁体の平面図である。
【図3】スリットを穿設した後の弁体の平面図である。
【図4】弁体をインサートしてキャップを射出成形する態様を示す断面図である。
【図5】本発明に係る弁体付きキャップを容器の口部に装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁体
2,3 金型
4 周側壁
5 埋設部
6 天面壁
7 スリット
8 キャップ
9,10 金型
11 キャップ本体の成形部
12 キャップ本体
13 蓋体の成形部
14 蓋体
15 口部閉鎖壁
16 容器
17 口部
18 雄ネジ
19 雌ネジ
20 ヒンジ
21 内筒部
22 規制壁
23 凸面部
24 指掛け部

Claims (2)

  1. 容器内の圧力が高まると弁体が開き、かつ容器内の圧力が下がると弁体が閉じる弁体付きキャップであって、
    弁体はその天面壁に容器内の圧力により開閉するスリットを有し、かつ周側壁に埋設部が一体に膨出しており、
    容器の口部に被せるキャップの口部閉鎖壁には、上記弁体がその埋設部を上記口部閉鎖壁に埋設して取り付けられていることを特徴とする弁体付きキャップ。
  2. 容器内の圧力が高まると弁体が開き、かつ容器内の圧力が下がるると弁体が閉じる弁体付きキャップの製造方法であって、
    成形された弁体の天面壁にスリットを形成するスリット穿設工程と、
    スリットを穿設した弁体をキャップ成形金型にインサートして、キャップを射出成形する工程からなることを特徴とする弁体付きキャップの製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119040A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Dainippon Printing Co Ltd 注出口装置
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JP2013112401A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd スリットバルブ付きキャップ
JP2015051789A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社ライフプラテック スリットバルブ付きキャップ
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JP2022025934A (ja) * 2020-07-30 2022-02-10 株式会社吉野工業所 キャップ

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