JP3052204B1 - 玉摺機による眼鏡レンズの加工方法 - Google Patents

玉摺機による眼鏡レンズの加工方法

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JP3052204B1 JP11028946A JP2894699A JP3052204B1 JP 3052204 B1 JP3052204 B1 JP 3052204B1 JP 11028946 A JP11028946 A JP 11028946A JP 2894699 A JP2894699 A JP 2894699A JP 3052204 B1 JP3052204 B1 JP 3052204B1
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Abstract

【要約】 【課題】 補正済み眼鏡レンズを、手間少なく、熟練や
知識を要することなく、能率的に、しかも精度良く作成
できるようにする。 【解決手段】 レンズ回転軸10a、10bに把持され
た未補正眼鏡レンズの外径を測定するための外径測定装
置32を装設し、この測定装置32の測定情報に基づい
て、レンズ回転軸に把持された状態の未補正眼鏡レンズ
の周縁の補正加工を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玉摺機による眼鏡レ
ンズの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームのレンズ枠形状に正確に合
致した眼鏡レンズを作成する際、具体的には次のように
行っている。
【0003】先ずレンズ枠測定装置により眼鏡フレーム
のレンズ枠の形状を測定するのであり、この測定により
得られたレンズ枠形状情報を玉摺機のコンピュータ制御
装置に入力する。一方では玉摺機のレンズ回転軸に円形
の生地レンズを把持させると共に、加工に必要な他の情
報を入力する。
【0004】この後、玉摺機の作動を開始させるのであ
り、これにより玉摺機はレンズ回転軸を回転させながら
生地レンズのコバ厚等の測定を行って加工情報を作成
し、次にこの加工情報に基づいて回転砥石で研削する。
この研削では第一段階でヤゲン加工前の粗研削が行わ
れ、第二段階でヤゲンを加工するための仕上げ研削が行
われる。
【0005】上記仕上げ研削により得られた眼鏡レンズ
は前記レンズ枠形状情報にほぼ合致したものとなるが、
回転砥石の目詰まりによるその切削能力の低下や、眼鏡
レンズの周縁の各位置の曲率の変化等による回転砥石の
切込み量の不均一等から、必ずしも正確に合致したもの
とはなっていないのであり、従って作業者は上記眼鏡レ
ンズのサイズチェックを行い、必要に応じて修正するこ
とが必要となる。
【0006】このため、作業者は眼鏡レンズをレンズ回
転軸から一旦取り外し、実際にこのレンズに係る眼鏡フ
レームに枠入れを行ってみる。この際、レンズサイズが
大きいと判断されたときは、再びこのレンズをレンズ回
転軸に把持させ、適当と思われる加工代だけレンズの全
周縁を再研削させてサイズ補正をする。このような補正
処理は眼鏡レンズがレンズ枠に正確に合致するまで繰り
返される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のような
玉摺機による眼鏡レンズの加工では、上述したようにサ
イズ補正の際、眼鏡レンズをレンズ回転軸に対し脱着し
たり、実際に眼鏡フレームに枠入れすることが必要とな
って多くの手間がかかり、また補正加工が手摺り機で行
われる場合はさらに手間が増すものとなり、能率的な加
工が行えないのである。加えて、補正加工に於ける加工
代の決定には熟練を要するほか玉摺機等の特性を熟知す
ることが必要となる。
【0008】また加工過程に於けるレンズ回転軸に対す
る眼鏡レンズの脱着処理は、レンズ回転軸に対する眼鏡
レンズの把持位置を取外し前のそれと異なるものとなす
ことが生じて正確な補正加工を損ねる虞がある。
【0009】さらには、例えばレンズ加工場が眼鏡レン
ズを枠入れされる眼鏡フレームの存在する眼鏡店から遠
く離れているような場合、眼鏡レンズはレンズ加工場に
て、眼鏡店から提供されるレンズ枠形状情報に基づいて
加工された後、眼鏡店へ送付されるように取り扱われる
ことがあるが、この際、その眼鏡レンズが眼鏡フレーム
に正確に合致するサイズに仕上がっていないと、これを
レンズ加工場に送り返してサイズ補正しなければなら
ず、眼鏡レンズの枠入れに多くの日数がかかり、顧客に
迷惑を及ぼす虞がある。これを避けるには、レンズ加工
場に於いて眼鏡レンズを一回の加工で確実に正確なサイ
ズに仕上げることが必要であるが、従来の玉摺機による
加工方法ではこれを望み難いのが実情である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題に対
処するため、玉摺機による眼鏡レンズの加工を次のよう
に行う。即ち、レンズ回転軸に把持された未補正眼鏡レ
ンズの外径を測定するための外径測定装置を装設し、こ
の測定装置の測定情報に基づいて、レンズ回転軸に把持
された状態の未補正眼鏡レンズの周縁の補正加工を行わ
せる。
【0011】さらに詳細には、レンズ回転軸に把持させ
た生地レンズの周縁加工を行わせて未補正眼鏡レンズを
形成させた後、この眼鏡レンズをレンズ回転軸から取り
外すことなく、外径測定装置によりその眼鏡レンズの外
径測定を行わせ且つこの測定情報と未補正眼鏡レンズの
加工情報とに基づいて補正加工の要否を判断させて必要
な補正加工を行わせるのである。
【0012】このようにすれば、生地レンズは最初にレ
ンズ回転軸に把持されると、以後は補正加工済みの眼鏡
レンズとなされるまでレンズ回転軸から取り外されるこ
とはなくなるのであり、また補正加工済みの眼鏡レンズ
は眼鏡フレームのレンズ枠に正確に合致したものとな
る。
【0013】上記発明は次のように具体化するのがよ
い。即ち、未補正眼鏡レンズを形成させた後の一連の処
理を自動的に行わせる。このようにすると、生地レンズ
の加工が開始された後の人為操作を要することなく補正
加工済みの眼鏡レンズが得られるようになる。
【0014】また補正加工の要否の判断に於いては未補
正眼鏡レンズの加工情報の動径長さRi又はR1iと上
記測定情報の動径長さR4iとを比較させるか、或いは
未補正眼鏡レンズの加工情報の動径先端点(Ri又はR
1iに対応するもの)を連ねた長さと上記測定情報の動
径先端点(R4iに対応するもの)とを連ねた長さとを
比較させる。前者によるときは比較される双方の動径長
さを合致させることが可能となるほか未補正眼鏡レンズ
の全周縁のうち補正加工を必要とする一部範囲を特定す
ることが可能となるのであり、また後者によるときは補
正加工済みの眼鏡レンズの外周全長とこのレンズを枠入
れされる眼鏡フレームのレンズ枠の内周全長とを合致さ
せることができ、従って眼鏡フレームが撓み易いときに
は後者により得られた補正加工済みの眼鏡レンズはその
レンズ枠に密状に合致するものとなる。
【0015】また上記した補正加工の要否の判断に於い
て、未補正眼鏡レンズの周縁の一部分についてのみ補正
加工が必要であると判断されたときは、その一部分につ
いてのみ補正加工を行わせることにより、玉摺機による
無駄な加工作動が回避されて眼鏡レンズが能率的に加工
されるものとなる。
【0016】即ち、未補正眼鏡レンズの加工情報の動径
長さと上記測定情報の動径長さとを比較し、未補正眼鏡
レンズの周縁の一部分についてのみ補正加工が必要であ
ると判断されたときは、補正加工済み眼鏡レンズの動径
先端点を連ねた長さが未補正眼鏡レンズの加工情報の動
径先端点を連ねた長さよりも短くならない範囲内で、そ
の一部分についてのみ補正加工を行わせる。これによれ
ば、眼鏡レンズの削り過ぎがなくなる。
【0017】また上記補正加工に関連した情報に基づい
て補正加工済み眼鏡レンズの最終的な加工情報を作成
し、この加工情報に基づいて他の眼鏡レンズの加工を行
わせる。これによれば、他の眼鏡レンズは補正加工を要
することなく補正加工済み眼鏡レンズと同一形状とな
る。
【0018】本発明はさらに次のように発展させること
ができる。即ち、上記最終的な加工情報に基づいて別の
玉摺機により他の眼鏡レンズを加工させるように実施す
る。この際、他の玉摺機への情報伝達はオフラインで適
当な記憶媒体を介して行ってもよいし、ネットワークを
構築してオンラインで行ってもよい。これによれば、他
の任意な玉摺機により、上記補正加工済み眼鏡レンズと
同一形状の眼鏡レンズが補正加工を要することなく加工
されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に使用する玉摺機を
示す側面図、図2は前記玉摺機の平面視説明図である。
これらの図に於いて、1は四周囲を蔽囲させた箱形ケー
シングで、2はこの箱形ケーシング1の上面開口をヒン
ジ3回りの上下揺動可能に覆ってなる蓋体である。
【0020】そして、4は箱形ケーシング1及び蓋体2
の内方に形成された加工処理空間であり、この空間4の
底面5が箱形ケーシング1の上部内方に形成されてい
る。この底面5は比較的低くなされた前部底面部5aと
この底面部5aよりも一段高くなされた後部底面部5b
とを備えると共に、前部底面部5aと後部底面部5bと
の結合個所の一部個所に前方視四角形の測定用開口6を
形成し、且つ、この開口6を斜め上方前側から覆うもの
とした測定蓋5cを仮想線位置k1への開放作動可能に
装設した構成となしてある。
【0021】7は後部底面部5bの上面側に固定された
軸受体であり、この軸受体7には支持摺動軸8が左右方
向f1の摺動変位自在且つ一定範囲内の回動変位自在に
挿通されている。9は支持摺動軸8の前方に配設された
平面視概略方形状のスイング台で、前部左右に張り出し
部9a、9bを有し、且つ後部左右にアーム部9c、9
cを有してなる。左右のアーム部9c、9cは支持摺動
軸8に固定され、また左右の張り出し部9a、9bには
レンズ回転軸10a、10bが、スイング台9内部に固
定されたステッピングモータ11による回転駆動可能に
装設されている。
【0022】12は右側のレンズ回転軸10bの外方端
部に装設されたチャッキング機構であり、このチャッキ
ング機構12は図示しないモータの回転を伝達されてレ
ンズ回転軸10bを適当力で左右移動させるものとなさ
れている。
【0023】13は支持摺動軸8の左側近傍に配設され
た横送り手段であり、この横送り手段13は、後部底面
部5bに固定されたステッピングモータ14の出力軸に
横送りネジ軸15を固定すると共に、この横送りネジ軸
15の先端を後部底面部5bに固定された軸受部材16
に回転自在に支持させ、横送りネジ軸15に螺合させた
ナット体17から結合部材18を延出させてこの結合部
材18の先端を支持摺動軸8の左端に支持摺動軸8の回
転のみを許容した状態に連結させ、ステッピングモータ
14が回転作動すると横送りネジ軸15が回転され、こ
の回転に連動してナット体17が左右方向へネジ送りさ
れ、このネジ送りが結合部材18及び支持摺動軸8を介
してスイング台9を横送りさせるものとなす。
【0024】19はスイング台9の右側前部下方に配設
されたレンズ径送り手段で、次のようになしてある。即
ち、支持摺動軸8の右端に回動のみ自在に装着された径
送り用アーム部材20を備えており、このアーム部材2
0は先端を図示しない支持手段により一定高さに支持さ
れ左右方向f1の移動可能となされている。アーム部材
20にはステッピングモータ21を縦向きに固定すると
共にこのモータ21よりも前方個所に縦向き径送り軸2
2を上下変位自在に装設し、またステッピングモータ2
1の出力軸と縦向き径送り軸22を径送りネジ手段23
を介して結合すると共に縦向き径送り軸22の先端には
スイング台9の前部右端に突設された被支持ローラ24
の周面を支持するものとした当接部材25を固定してい
る。
【0025】このレンズ径送り手段19に於いては、ス
イング台9が左右方向f1の任意位置に位置していて
も、ステッピングモータ21の回転作動により、径送り
ネジ手段23が縦向き径送り軸22を上下方向へ変位さ
せるものとなり、この変位が当接部材25及び被支持ロ
ーラ24を介してスイング台9を支持摺動軸8回りの上
下へ揺動させ、これによりレンズ回転軸10a、10b
に把持された生地レンズwが特定径の方向へ変位される
ものとなる。
【0026】26は図示しないモータで回転される左右
向きの砥石軸で底面5上の適当高さ位置で回転されるも
のとなされている。この砥石軸26には円筒形の砥石2
7が固定されている。この砥石27よりも少し右側の後
部底面部下方で測定蓋5cの真後ろには眼鏡用レンズ測
定装置28が傾斜状に配設してあり、この測定装置28
の下方にはこれを前方斜め上方へ向けて移動させるため
の移動装置29が同一の傾斜状に配設してある。
【0027】上記レンズ測定装置28について説明する
と、最下位置に基板30を備えており、この基板30の
上面にレンズのコバ厚測定装置31と外径測定装置32
とを装設されている。
【0028】コバ厚測定装置31は生地レンズwの左表
面に当接される球状の当接部材aを具備した測定子31
aと、そのレンズwの右表面に当接される球状の当接部
材aを具備した測定子31bとを有するもので、左右一
対の当接部材a、aを生地レンズwの左右表面に当接さ
せた状態の下で、それら当接部材a、a間の距離の変化
を適宜な検出手段により検出して生地レンズwの特定位
置に於けるコバ厚を測定するものとなされている。
【0029】一方、外径測定装置32は生地レンズw或
いはこれを加工した状態のレンズの周縁端面に当接され
る当接部材bを具備した測定子32aを有し、前記当接
部材bが生地レンズw或いは加工した状態のレンズの周
縁端面に図3に示すように当接された状態の下で、この
当接部材bのレンズ半径方向と合致した特定方向線f2
上の変位を適宜な検出手段により検出して生地レンズw
等の特定回転位置に於ける半径値(動径長さ)R2iを
測定するものとなされている。この際、当接部材bはレ
ンズの周縁端面と当接される個所p1をレンズ回転軸1
0a、10bに平行な直線状となし、且つこの個所p1
が前記特定方向線f2上に出来るだけ近い位置を変位す
る構成となす。
【0030】次に上記移動装置29について説明する
と、駆動部33とこれにより駆動される被駆動部34を
備え、駆動部33は箱形ケーシング1に傾斜状に固定さ
れたモータ支持体35と、この支持体35に固定された
モータ36と、このモータ36の出力軸37に結合され
たピニオン38からなり、また被駆動部34はモータ支
持体35の雌形ガイド部39に前上がり前後方向への摺
動変位自在に内挿された被案内板40と、この被案内板
40に固定され前記ピニオン38に噛み合わされてなる
ラック部材41からなる。この際、被案内板40の上面
にはレンズ測定装置28の基板30を固定し、またモー
タ支持体35の上面後部には図1に示すように収納位置
に位置した被案内板40の後端を係止するものとしたス
トッパ42を設ける。
【0031】この移動装置29は測定蓋5cと連動され
ており、その作動は次のように行われる。即ち、モータ
36が特定方向へ回転されると、ピニオン38及びラッ
ク部材41を介して被案内板40及びレンズ測定装置2
8が前方f3へ移動され、これに関連して測定蓋5cが
実線で示す位置から上方の仮想線位置k1へ揺動されて
開放姿勢となり、続いて開口6を通じて測定子31a、
31b、32aが前方f3へ移動されレンズ回転軸10
a、10bに把持された生地レンズwを測定できる状態
となり、一方この状態に於いてモータ36が前記特定方
向の逆へ回転されると、先とは逆に被案内板40及びレ
ンズ測定装置28が後方へ移動され、測定子31a、3
1b、32aが開口6の後方へ退避した後、測定蓋5c
が下方へ揺動されて再び実線で示すような閉鎖姿勢とな
り、最終的には被案内板40は図1に示すようにストッ
パ42に係止された状態に復帰する。
【0032】前記ステッピングモータ11、14、21
及びモータ36等はコンピュータ制御装置により制御さ
れるのであり、コンピュータ制御装置は図4に示すよう
に通信/計算コンピュータ43、メモリ44、不揮発性
メモリ45、コントローラ46、ドライバ47等からな
っている。この際、不揮発性メモリ45には各部に所要
の作動を起こさせるための制御プログラムが記憶させて
ある。またメモリ44はコンピュータ43の作業に於い
て使用される情報を一時記憶させるためのものである。
【0033】本発明では以上のように構成した玉摺機を
使用して眼鏡レンズを加工するのであり、図5を参照し
てその手順等を各ステップ毎に説明する。ここに、図5
は玉摺機を使用して眼鏡レンズを加工する際の流れ図で
ある。
【0034】ステップS100: 玉摺機の電源をON
にする。これにより、玉摺機の各部は作動可能状態とな
る。 ステップS101: チャッキング機構12を作動させ
てレンズ回転軸10a、10bに円形の生地レンズwを
把持させる。この際、生地レンズwの光学中心線とレン
ズ回転軸10a、10bの回転中心とを合致させる。
【0035】ステップS102では、上記レンズ枠形状
情報(Ri、θi)(i=1、2、・・・・、n)を通
信/計算コンピュータ43を介してメモリ44に記憶さ
せると共に、加工に必要な情報を入力する。ここに、加
工に必要な情報とは例えば眼鏡使用者の瞳孔位置や乱視
情報、眼鏡レンズの材質及び眼鏡フレームの材質等であ
る。この入力された情報はメモリ44又は不揮発性メモ
リ45に記憶される。
【0036】上記レンズ枠形状情報(Ri、θi)(i
=1、2、・・・・、n)は玉摺機による加工に先んじ
て、いまから加工される眼鏡レンズを枠入れされる眼鏡
フレームの一方のレンズ枠の形状を、レンズ枠測定装置
で測定することにより得られたものである。この際、レ
ンズ枠測定装置は公知のものでよいのであり、またRi
は上記レンズ枠の概ね中心位置回りの動径長さ、θiは
動径角度、そしてiは各測定点の番号である。
【0037】ステップS103: スタートスイッチを
操作して玉摺機の作動を開始させる。 ステップS104: コンピュータ制御装置はレンズ枠
形状情報(Ri、θi)(i=1、2、・・・・、n)
やその他の入力情報に基づいて生地レンズwの光学中心
回りの一次加工情報(R1i、θ1i)(i=1、2、
・・・・、n)を計算し、これをメモリ又は不揮発性メ
モリに記憶する。ここに、R1iは光学中心回りの測定
点iに対応する動径長さ、θ1iは光学中心回りの測定
点iに対応する動径角度である。
【0038】次にこの一次加工情報(R1i、θ1i)
(i=1、2、・・・・、n)に基づいてステッピング
モータ11、14、21がコントローラ46及びドライ
バ47を介して作動され、これにより横送りネジ軸1
5、レンズ径送り軸22及びレンズ回転軸10a、10
bが適当に作動するものとなり、一方ではモータ36が
作動されることによりレンズ測定装置28が計測可能位
置まで前方移動し、レンズ測定装置28による測定が行
われる。
【0039】この測定では、一次加工情報(R1i、θ
1i)(i=1、2、・・・・、n)に基づく制御によ
りレンズ回転軸10a、10bが適当に上下及び回転移
動されるため、コバ厚測定装置31の当接部材a、aは
生地レンズwに於けるレンズ枠形状に対応した軌跡上に
当接するものとなり、この軌跡上のコバ厚が測定され
る。また外径測定装置32の当接部材bは図3に示すよ
うに生地レンズwの周縁端面に当接し、生地レンズwの
光学中心c及び測定点iに対応する半径長さR2iが測
定されるのであり、この測定された半径長さR2iと、
その対応する動径長さR1iとが比較され、生地切れチ
ェックが行われる。この際、生地レンズwの半径長さR
2iがその対応する動径長さR1iよりも大きいときは
生地切れが生じないとして作動が進行されるのであり、
そうでないときは生地切れが生じるとして作動の進行が
停止される。
【0040】生地切れが生じることなくコバ厚の測定が
終了すると、レンズ測定装置28は後方へ移動されて図
1に示す収納位置に位置されると共に、このコバ厚測定
情報からコバ厚上のヤゲンの加工位置が計算され、先の
一次加工情報(R1i、θ1i)(i=1、2、・・・
・、n)に修正を加えた二次加工情報(R3i、θ1
i、hi)(i=1、2、・・・・、n)が作成される
のであり、この情報はメモリ44又は不揮発性メモリ4
5に記憶される。ここに、R3iはR2iからヤゲンの
高さを減じたものであり、hiは測定点iに於けるコバ
厚上のヤゲンの位置を示す要素である。
【0041】ステップS105: 各部の作動により生
地レンズw及びレンズ回転軸10a、10bが加工位置
に移動された後、二次加工情報(R3i、θ1i、h
i)(i=1、2、・・・・、n)に基づいて砥石27
による研削加工が開始される。この加工の第一段階では
一次加工情報(R1i、θ1i)(i=1、2、・・・
・、n)に基づいて、ヤゲンを加工する前の状態、即ち
レンズ周縁端面が前後方向を直線とした平坦面に加工さ
れる粗加工が行われ、第二段階ではこの平坦面に二次加
工情報(R3i、θ1i、hi)(i=1、2、・・・
・、n)に基づいて山形のヤゲンが形成される仕上げ加
工が行われ、これにより未補正眼鏡レンズが出来上が
る。従来では、この時点で作動が停止され、作業者はレ
ンズ回転軸10a、10bから眼鏡レンズを未補正のま
ま取り外していたが、本発明ではさらに作動が続行され
るのである。
【0042】ステップS106: 未補正眼鏡レンズは
レンズ回転軸10a、10bに把持された状態で再び測
定位置に移動されると共に、レンズ測定装置28が測定
位置まで前方移動され、その外径測定装置32により未
補正眼鏡レンズの外径測定が行われる。この測定では、
当接部材32aの前端個所p1がヤゲンの稜線に当接さ
れた状態でレンズ回転軸10a、10b及び未補正眼鏡
レンズが上下及び回転移動されることにより光学中心C
に対応する各動径角度θ1i位置の半径長さR4iが把
握されるのであり、こうして得られた測定情報(R4
i、θ1i)(i=1、2、・・・・、n)はメモリ4
4に記憶される。この際、当接部材bの前端個所p1が
側面視円弧状で平面視直線であることは、レンズ回転時
にヤゲン測定個所の位置が左右移動するにも拘わらず正
確な半径長さR4iの測定を可能となすと共にヤゲン頂
点の損傷を防止する。
【0043】ステップS107: ここでは未補正眼鏡
レンズの外周全長とレンズ枠形状情報(Ri、θi)
(i=1、2、・・・・、n)又は一次加工情報(R1
i、θ1i)(i=1、2、・・・・、n)から導いた
レンズ枠の内周全長とを比較することにより、補正加工
が必要か否かを判断する。
【0044】即ち、ステップS108で得られた測定情
報に於ける動径角度θ1iに対応する動径長さR4iか
ら、適宜に設定したXY座標上に於ける各動径の先端点
(測定点)PiのXY座標値を求め、この座標値から隣
接する測定点間の距離を求める。例えば、いま図6に示
すように、2つの連続する測定点Pi、Pi+1を考慮
し、測定点Piの座標値が(xi、yi)、測定点Pi
+1の座標値が(xi+1、yi+1)であるとする
と、測定点Piと測定点Pi+1との距離diは、
{((xi+1)−xi)+((yi+1)−yi)
1/2で算出される。このようにして求められた隣
接する測定点間距離diを全て加算することにより未補
正眼鏡レンズの外周全長を算出する。
【0045】一方では、レンズ枠形状情報(Ri、θ
i)(i=1、2、・・・・、n)の各動径角度θiと
これに対応する動径長さRiから、或いは一次加工情報
(R1i、θ1i)(i=1、2、・・・・、n)の各
動径角度θiとこれに対応する動径長さR1iから、適
宜に設定したXY座標上に於ける各動径の先端点(測定
点)の座標値を求める。この座標値から隣接する各動径
の先端点間の距離を求め、この距離を全て加算すること
によりレンズ枠形状の内周全長を算出する。
【0046】この際、未補正眼鏡レンズの外周全長とレ
ンズ枠形状の内周全長とを比較し、前者が後者よりも大
きいときは補正加工を要すると判断し、加工の流れはY
ESの側へ進んでステップS108に移行し、そうでな
いときはNOの側へ進んでステップS109に移行す
る。
【0047】このような判別によれば、補正加工の要否
がより実際と適合するのである。何故ならば実際には眼
鏡レンズをレンズ枠に枠入れるとき、レンズ枠が撓んで
眼鏡レンズの外周に密着する傾向となり、レンズ枠に正
確に枠入れするには眼鏡レンズの外周全長がレンズ枠の
内周全長と合致することを要するからである。
【0048】ステップS108: 前記ステップS10
7で補正加工が必要と判断されたときは未補正眼鏡レン
ズはレンズ回転軸10a、10bと共に360度回転移
動され、その全周縁が両者の長さの差に対応した寸法だ
け研削される。また前記動径長さR4iの中の一部分が
これの対応する動径長さR1iよりも長いときは未補正
眼鏡レンズは補正の必要な各動径角度θ1i位置の関連
する範囲のみを補正加工済み眼鏡レンズの動径先端点を
連ねた長さが未補正眼鏡レンズの加工情報の動径先端点
を連ねた長さよりも短くならない範囲内で、研削される
ようにレンズ回転軸10a、10bと共に必要な角度だ
け回転移動されるのであり、これにより補正加工の必要
な各動径角度θ1i位置の対応するレンズ周縁のみが各
動径角度θ1i位置毎の両者の長さの差に対応した寸法
だけ研削される。この補正加工は一回で全加工代を研削
するように行っても或いは複数回で研削するように行っ
てもよい。この補正加工の終了により補正済み眼鏡レン
ズ及びレンズ回転軸10a、10bは初期位置に復帰さ
れ、各部の作動は停止される。
【0049】ステップS109: 作業者はチャッキン
グ機構12を作動させて補正加工済み眼鏡レンズをレン
ズ回転軸10a、10bから取り外す。これで玉摺機に
よる眼鏡レンズの加工は終了する。この取り外された眼
鏡レンズはこれの対応する眼鏡フレームの一側のレンズ
枠に枠入れされる。そして他側のレンズ枠の眼鏡レンズ
も上述に準じて加工され枠入れされる。
【0050】上記加工に於いては、ステップS103の
作動開始からステップS108の補正加工終了までの作
動が全自動的に行われるのであり、これにより加工の手
間が飛躍的に軽減される。またステップS101でレン
ズ回転軸10a、10bに生地レンズwを把持させた
後、ステップS109でレンズ回転軸10a、10bか
ら補正済み眼鏡レンズを取り外すまで、加工過程にある
レンズをレンズ回転軸10a、10bから取り外さない
ことが、眼鏡レンズの加工精度を向上させる。
【0051】次に上記実施例の変形例や応用例について
説明する。 (1) 上記実施例では未補正眼鏡レンズの外周測定を
一回だけ行うようにしたが、ステップS108の補正加
工を行った後、再びステップS106に戻ってこの補正
加工途中のレンズの外周測定を行い、さらに補正が必要
であれば再びステップS108の補正加工を行う作業を
繰り返すことも差し支えない。この際、ステップS10
8の補正加工を一回終了する毎にステップS106の外
周測定を行うのではなくて、連続して複数回の補正加工
を行った後、ステップS106の外周測定を行ってもよ
い。
【0052】(2) ステップS108の補正加工を行
うとき、各測定点での補正加工量についての情報が特定
されるが、この補正加工量の情報から二次加工情報(R
3i、θ1i、hi)(i=1、2、・・・・、n)を
修正させる。そして、この修正に係る眼鏡レンズの情報
(度数、材質等)に関連させてこの修正された二次加工
情報(R3i′、θ1i、hi)(i=1、2、・・・
・、n)を最終加工情報として不揮発性メモリ45に記
憶させ、以後の同一のレンズ枠に枠入される同一仕様の
眼鏡レンズの加工ではこの最終加工情報をステップS1
05に於ける二次加工情報として使用し、全く補正加工
を行うことなく目的の眼鏡レンズを加工するように実施
することもできる。実際上では眼鏡フレームの形状材質
等の仕様が同一であれば、このフレームに対応した同じ
最終加工情報を使用して加工した眼鏡レンズであって
も、この眼鏡レンズは別の眼鏡フレームに正確に合致す
るのであり、従って最終加工情報の有用性は大きいもの
となる。
【0053】この最終加工情報の有用性をさらに向上さ
せるには、図4に示すように玉摺機に眼鏡フレームの仕
様を特定するために、そのフレームに表示したバーコー
ドを読み取るためのバーコードリーダ48を組み込み、
このバーコードリーダ48に眼鏡フレームのバーコード
が読み込まれると、自動的にその対応する最終加工情報
が特定されるようにする。
【0054】(3) 図4に示すように通信ユニット4
9を介して他の玉摺機とネットワークLANを構築し、
上記最終加工情報或いはこの情報の基礎となった補正加
工の情報(以下、「最終加工情報等」と言う。)を直接
に他の玉摺機にも利用させたり、或いはこれに代えて最
終加工情報等を内部通信ユニット50を介してホストコ
ンピュータ51のメモリユニット52に記憶させて多数
の他の玉摺機に利用させたり、外部通信ユニット53を
介して遠隔地の他の玉摺機に利用させることもできる。
【0055】なお、上記最終加工情報は眼鏡販売店の玉
摺機で作成してもよいし、眼鏡フレームメーカに存在す
る玉摺機で作成してもよい。後者の場合は、例えば、眼
鏡フレームメーカの提供する眼鏡フレームについての最
終加工情報を作成し、これを各眼鏡販売店に提供し、各
眼鏡販売店はこの提供された最終加工情報を自分の玉摺
機に使用する。
【0056】
【発明の効果】上記した本発明によれば、次のような効
果が得られる。即ち、請求項1によれば、レンズ回転軸
に把持させた生地レンズの周縁加工を行わせて未補正眼
鏡レンズを形成させた後、この眼鏡レンズをレンズ回転
軸から取り外すことなく、装設した外径測定装置により
その眼鏡レンズの外径測定を行わせ且つこの測定情報と
未補正眼鏡レンズの加工情報とに基づいて、未補正眼鏡
レンズの加工情報の動径先端点を連ねた長さと上記測定
情報の動径先端点とを連ねた長さとを比較することによ
り、補正加工の要否を判断させて必要な補正加工を自動
的に行わせることから、補正済みの眼鏡レンズを作成す
る際にレンズ回転軸へのレンズのチャッキング操作は加
工当初の一回のみで済むようになると共に眼鏡レンズを
眼鏡フレームのレンズ枠に実際に着脱する操作が不要と
なって、補正加工の手間が飛躍的に軽減し、また補正加
工が機械的に行われるようになるため補正加工について
の作業者の格別な熟練や知識は要求されなくなる。
【0057】また生地レンズの加工が開始された後は補
正済みの眼鏡レンズが出来上がるまでレンズ回転軸に対
するレンズの脱着は行わなくてもよくなるため、レンズ
の脱着による加工誤差が解消されて加工精度が向上す
る。
【0058】さらには加工情報のみに基づいて加工され
た眼鏡レンズであっても、その眼鏡フレームのレンズ枠
に正確に合致するものとなるため、レンズ加工場で加工
情報のみに基づいて加工された眼鏡レンズであっても、
眼鏡販売店に於いて、このレンズをさらに加工すること
なく、顧客から預かっている眼鏡フレームに確実且つ正
確に枠入れすることができ、顧客に対するサービスが迅
速化される。
【0059】請求項2によれば、補正加工の要否の判断
に於いて、未補正眼鏡レンズの加工情報の動径長さと上
記測定情報の動径長さとを比較し、未補正眼鏡レンズの
周縁の一部分についてのみ補正加工が必要であると判断
されたときは、補正加工済み眼鏡レンズの動径先端点を
連ねた長さが未補正眼鏡レンズの加工情報の動径先端点
を連ねた長さよりも短くならない範囲内で、その一部分
についてのみ補正加工を行わせることから、玉摺機によ
る無駄な動作が回避され、効率的な補正加工が行え、且
つ眼鏡レンズの削り過ぎが防止でき、しかも補正加工済
み眼鏡レンズの形状をその眼鏡フレームのレンズ枠形状
に合致させることができる。
【0060】請求項3によれば、補正加工の情報に基づ
いて補正加工済み眼鏡レンズの最終的な加工情報を作成
し、この加工情報に基づいて他の眼鏡レンズの加工を行
わせることから、補正加工の必要がなくなるのであり、
これにより最初に作成した補正加工済み眼鏡レンズの加
工情報を使用することにより、生地レンズから補正加工
済み眼鏡レンズと同一の他の眼鏡レンズを、補正加工を
要することなく加工できるようになる。
【0061】請求項4によれば、上記補正加工を行わせ
たときの補正加工情報に基づいて補正加工済み眼鏡レン
ズの加工情報を作成し、この加工情報を情報伝達手段を
介して別の玉摺機に伝達することにより別の玉摺機にお
いて、他の眼鏡レンズを加工させることから、補正加工
済み眼鏡レンズの加工情報を作成した玉摺機とは別の任
意の単一又は複数の玉摺機を使用して、補正加工済み眼
鏡レンズと同一の眼鏡レンズを、補正加工を要すること
なく加工できるようになる。
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する玉摺機を示す側面図である。
【図2】前記玉摺機の平面視説明図である。
【図3】前記測定装置の一部を示す側面図である。
【図4】前記玉摺機及びこれの関連構成を示す説明図で
ある。
【図5】前記玉摺機を使用して眼鏡レンズを加工する際
の流れ図である。
【図6】眼鏡レンズの外周上の隣接した測定点間の距離
を導くための説明図である。
【符号の説明】
10a、10b レンズ回転軸 32 外径測定装置 Pi、Pi+1 動径先端点(測定点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−118460(JP,A) 特公 平1−54169(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ回転軸に把持させた生地レンズの
    周縁加工を行わせて未補正眼鏡レンズを形成させた後、
    この眼鏡レンズをレンズ回転軸から取り外すことなく、
    装設した外径測定装置によりその眼鏡レンズの外径測定
    を行わせ且つこの測定情報と未補正眼鏡レンズの加工情
    報とに基づいて、未補正眼鏡レンズの加工情報の動径先
    端点を連ねた長さと上記測定情報の動径先端点とを連ね
    た長さとを比較することにより補正加工の要否を判断さ
    せて必要な補正加工を自動的に行わせることを特徴とす
    る玉摺機による眼鏡レンズの加工方法。
  2. 【請求項2】 補正加工の要否の判断に於いて、未補正
    眼鏡レンズの加工情報の動径長さと上記測定情報の動径
    長さとを比較し、未補正眼鏡レンズの周縁の一部分につ
    いてのみ補正加工が必要であると判断されたときは、補
    正加工済眼鏡レンズの動径先端点を連ねた長さが未補正
    眼鏡レンズの加工情報の動径先端点を連ねた長さよりも
    短くならない範囲内で、その一部分についてのみ補正加
    工を自動的に行わせることを特徴とする請求項1記載の
    玉摺機による眼鏡レンズの加工方法。
  3. 【請求項3】 補正加工に関連した情報に基づいて補正
    加工済み眼鏡レンズの最終的な加工情報を作成し、この
    加工情報に基づいて他の眼鏡レンズの加工を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の玉摺機による眼鏡
    レンズの加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に於いて、補正加工に関
    連した情報に基づいて、補正加工済み眼鏡レンズの最終
    的な加工情報を作成し、この加工情報を情報伝達手段を
    介して別の玉摺機に伝達することにより、別の玉摺機に
    おいて他の眼鏡レンズを加工させることを特徴とする玉
    摺機による眼鏡レンズの加工方法。
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