JP3052125B2 - 水素ガス及び酸素ガスの製造機構 - Google Patents
水素ガス及び酸素ガスの製造機構Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
Landscapes
- Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部からの電気
の供給が不要な自励式により水を電気分解して水素ガス
及び酸素ガスを製造する機構に関するものである。
の供給が不要な自励式により水を電気分解して水素ガス
及び酸素ガスを製造する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気分解以外の水素ガスの製法と
して例えば鉄や亜鉛・スズなどのような水素よりもイオ
ン化傾向のやや高い金属に、希硫酸や希塩酸を作用させ
る方法がある。
して例えば鉄や亜鉛・スズなどのような水素よりもイオ
ン化傾向のやや高い金属に、希硫酸や希塩酸を作用させ
る方法がある。
【0003】ところで外部電流の供給が不要な自励式で
あるという利点を生かしつつ、水素ガスと酸素ガスとの
発生量をほぼ2:1とした可燃性ガスを得たいという要
望がある。
あるという利点を生かしつつ、水素ガスと酸素ガスとの
発生量をほぼ2:1とした可燃性ガスを得たいという要
望がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は外
部電流の供給が不要な自励式であるという利点を有しつ
つ水素ガスと酸素ガスとの発生量がほぼ2:1とした可
燃性ガスを得ることができる水素ガス及び酸素ガスの製
造機構を提供しようとするものである。
部電流の供給が不要な自励式であるという利点を有しつ
つ水素ガスと酸素ガスとの発生量がほぼ2:1とした可
燃性ガスを得ることができる水素ガス及び酸素ガスの製
造機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0006】この発明の水素ガス及び酸素ガスの製造機
構は、電解質中の正極となる金属と負極となる金属との
間にイオンの移動が可能な形状とした導電性物質の電極
を配設すると共に、負極となる金属と前記導電性物質電
極との間に電解隔膜を有し、前記正極となる金属と負極
となる金属との間に形成した回路に前記導電性物質電極
を電気的な導通状態とすることを特徴とする。
構は、電解質中の正極となる金属と負極となる金属との
間にイオンの移動が可能な形状とした導電性物質の電極
を配設すると共に、負極となる金属と前記導電性物質電
極との間に電解隔膜を有し、前記正極となる金属と負極
となる金属との間に形成した回路に前記導電性物質電極
を電気的な導通状態とすることを特徴とする。
【0007】この発明は前記のような構成を採用したの
で、負極側からの水素ガスと正極側からの酸素ガスとが
ほぼ2:1の割合で発生し、外部電流の供給が不要な自
励式であるという利点を有しつつ、このような可燃性ガ
スを得ることができる。
で、負極側からの水素ガスと正極側からの酸素ガスとが
ほぼ2:1の割合で発生し、外部電流の供給が不要な自
励式であるという利点を有しつつ、このような可燃性ガ
スを得ることができる。
【0008】負極となる金属の材質として例えばマグネ
シウムを、正極となる金属としてニッケルやステンレ
ス、銅などを用いることができる。
シウムを、正極となる金属としてニッケルやステンレ
ス、銅などを用いることができる。
【0009】導電性物質電極の材質として例えばステン
レス、ニッケルなどを用いることができる。この導電性
物質電極の材質の性質として化学作用を受けにくく且つ
導電性を有するものが好ましい。導電性物質電極は炭素
等の非金属、又はマグネシウムよりイオン化傾向の低い
金属の単体若しくは合金を基材とすると共に、前記基材
の表面にこの基材よりもイオン化傾向の更に低い金属を
鍍金したものとすることもできる。
レス、ニッケルなどを用いることができる。この導電性
物質電極の材質の性質として化学作用を受けにくく且つ
導電性を有するものが好ましい。導電性物質電極は炭素
等の非金属、又はマグネシウムよりイオン化傾向の低い
金属の単体若しくは合金を基材とすると共に、前記基材
の表面にこの基材よりもイオン化傾向の更に低い金属を
鍍金したものとすることもできる。
【0010】またこの導電性物質電極の形状として網
状、フェルト状、スポンジ状、パンチング・メタル状、
或いはそれらの積層体、又は多孔体の如くイオンの透過
が容易な形状などを選択することができる。
状、フェルト状、スポンジ状、パンチング・メタル状、
或いはそれらの積層体、又は多孔体の如くイオンの透過
が容易な形状などを選択することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0012】図1に示すように、この実施形態の水素ガ
ス製造機構は、電解質1中の正極となる金属2と負極と
なる金属3との間にイオンの移動が可能な形状とした導
電性物質の電極4を配設している。負極となる金属と前
記導電性物質電極との間に電解隔膜を有している。そし
て前記正極となる金属2と負極となる金属3との間に形
成した回路に前記導電性物質電極4を電気的な導通状態
としている。
ス製造機構は、電解質1中の正極となる金属2と負極と
なる金属3との間にイオンの移動が可能な形状とした導
電性物質の電極4を配設している。負極となる金属と前
記導電性物質電極との間に電解隔膜を有している。そし
て前記正極となる金属2と負極となる金属3との間に形
成した回路に前記導電性物質電極4を電気的な導通状態
としている。
【0013】前記構成により、負極側からの水素ガスと
正極側からの酸素ガスとがほぼ2:1の割合で発生し、
外部電流の供給が不要な自励式であるという利点を有し
つつ、このような可燃性ガスを得ることができる。
正極側からの酸素ガスとがほぼ2:1の割合で発生し、
外部電流の供給が不要な自励式であるという利点を有し
つつ、このような可燃性ガスを得ることができる。
【0014】この実施形態では電解質1として濃度3%
の食塩水を用いた。負極となる金属3の材質としてマグ
ネシウムを、正極となる金属2として銅を用いた。また
導電性物質電極4の材質として20メッシュの網状のニ
ッケルを用いた。さらに電解隔膜5として吸湿性セロハ
ン膜を用いた。
の食塩水を用いた。負極となる金属3の材質としてマグ
ネシウムを、正極となる金属2として銅を用いた。また
導電性物質電極4の材質として20メッシュの網状のニ
ッケルを用いた。さらに電解隔膜5として吸湿性セロハ
ン膜を用いた。
【0015】この実施形態の水素ガス製造機構によると
電解質1として食塩水を用いていると共に水素イオン濃
度は中性であるので、地球環境に非常に優しいものとな
っている。また反応後に生成するものはにがりの元であ
る塩化マグネシウムや水酸化マグネシウム等の海のミネ
ラル類と言われる環境に優しいものである。すなわち、
電解質として海水を用いることができると共に海の中で
安全に環境に優しく水素ガス及び酸素ガスとから成る可
燃性ガスを製造することができるという利点がある。ま
たスケールを大きなものとして海の中で実用的に可燃性
ガスを製造することもできる。
電解質1として食塩水を用いていると共に水素イオン濃
度は中性であるので、地球環境に非常に優しいものとな
っている。また反応後に生成するものはにがりの元であ
る塩化マグネシウムや水酸化マグネシウム等の海のミネ
ラル類と言われる環境に優しいものである。すなわち、
電解質として海水を用いることができると共に海の中で
安全に環境に優しく水素ガス及び酸素ガスとから成る可
燃性ガスを製造することができるという利点がある。ま
たスケールを大きなものとして海の中で実用的に可燃性
ガスを製造することもできる。
【0016】なお正極となる金属2と負極となる金属3
などを筒状の形状に形成すると、発生したガスの捕集が
構造的に容易になるという利点がある。
などを筒状の形状に形成すると、発生したガスの捕集が
構造的に容易になるという利点がある。
【0017】
【実施例】次に、この発明の構成をより具体的に説明す
る。 (実施例) 図1に示すように、この実施例では負極となる金属3
(マグネシウム)と導電性物質電極4(網状のニッケ
ル)との間に電解隔膜5(吸湿性セロハン膜)を配設し
ており、水素ガスと酸素ガスとがほぼ2:1の割合で発
生しており、そのままで燃焼ガス・可燃性ガスとして使
用することができる。
る。 (実施例) 図1に示すように、この実施例では負極となる金属3
(マグネシウム)と導電性物質電極4(網状のニッケ
ル)との間に電解隔膜5(吸湿性セロハン膜)を配設し
ており、水素ガスと酸素ガスとがほぼ2:1の割合で発
生しており、そのままで燃焼ガス・可燃性ガスとして使
用することができる。
【0018】図3に、製造したガスの総容量と経過時間
との関係のグラフを示す。なおグラフ中、水素ガスの発
生量は'Mg pole H2 membrene side'の一点鎖線で、酸素
ガスの発生量は'Cu pole O2 screen side'の破線で示
す。 (比較例) 図2に示すように、この比較例では導電性物質電極4が
電解質1中に配設されていない点が上記実施例と相違す
る。
との関係のグラフを示す。なおグラフ中、水素ガスの発
生量は'Mg pole H2 membrene side'の一点鎖線で、酸素
ガスの発生量は'Cu pole O2 screen side'の破線で示
す。 (比較例) 図2に示すように、この比較例では導電性物質電極4が
電解質1中に配設されていない点が上記実施例と相違す
る。
【0019】図4に、製造したガスの総容量と経過時間
との関係のグラフを示す。なおグラフ中、水素ガスの発
生量は'Mg pole H2'の破線で、酸素ガスの発生量は'Cu
poleO2 screen' の破線で示す。
との関係のグラフを示す。なおグラフ中、水素ガスの発
生量は'Mg pole H2'の破線で、酸素ガスの発生量は'Cu
poleO2 screen' の破線で示す。
【0020】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0021】外部電流の供給が不要な自励式であるとい
う利点を有しつつ水素ガスと酸素ガスとの発生量がほぼ
2:1とした可燃性ガスを得ることができる水素ガス及
び酸素ガスの製造機構を提供することができる。
う利点を有しつつ水素ガスと酸素ガスとの発生量がほぼ
2:1とした可燃性ガスを得ることができる水素ガス及
び酸素ガスの製造機構を提供することができる。
【図1】この発明の水素ガス及び酸素ガスの製造機構の
実施例の説明図。
実施例の説明図。
【図2】比較例の水素ガス及び酸素ガスの製造機構の説
明図。
明図。
【図3】実施例で製造した各ガスの総容量と経過時間と
の関係を示すグラフ。
の関係を示すグラフ。
【図4】比較例で製造した各ガスの総容量と経過時間と
の関係を示すグラフ。
の関係を示すグラフ。
1 電解質 2 正極となる金属 3 負極となる金属 4 導電性物質電極 5 電解隔膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭46−6510(JP,A) 特開 平4−26079(JP,A) 特開 平9−176879(JP,A) 特開 平9−176881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25B 1/00 - 15/08
Claims (3)
- 【請求項1】 電解質中の正極となる金属と負極となる
金属との間にイオンの移動が可能な形状とした導電性物
質の電極を配設すると共に、負極となる金属と前記導電
性物質電極との間に電解隔膜を有し、前記正極となる金
属と負極となる金属との間に形成した回路に前記導電性
物質電極を電気的な導通状態とすることを特徴とする水
素ガス及び酸素ガスの製造機構。 - 【請求項2】 前記導電性物質電極は炭素等の非金属、
又はマグネシウムよりイオン化傾向の低い金属の単体若
しくは合金を基材とすると共に、前記基材の表面にこの
基材よりもイオン化傾向の更に低い金属を鍍金した請求
項1記載の水素ガス及び酸素ガスの製造機構。 - 【請求項3】 前記導電性物質電極が、網状、フェルト
状、スポンジ状、パンチング・メタル状、或いはそれら
の積層体、又は多孔体の如くイオンの透過が容易な形状
とした請求項1又は2記載の水素ガス及び酸素ガスの製
造機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334981A JP3052125B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 水素ガス及び酸素ガスの製造機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334981A JP3052125B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 水素ガス及び酸素ガスの製造機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09176880A JPH09176880A (ja) | 1997-07-08 |
JP3052125B2 true JP3052125B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=18283394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7334981A Expired - Fee Related JP3052125B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 水素ガス及び酸素ガスの製造機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052125B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4709636B2 (ja) * | 2005-12-06 | 2011-06-22 | 正男 川本 | 排水エネルギー利用の水素,酸素発生システム |
JP2009041086A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Yukinobu Mori | 水素発生装置 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP7334981A patent/JP3052125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09176880A (ja) | 1997-07-08 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |