JP3052056B2 - 接着剤組成物及びそれを塗布した情報担体シート - Google Patents
接着剤組成物及びそれを塗布した情報担体シートInfo
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- JP3052056B2 JP3052056B2 JP5108796A JP5108796A JP3052056B2 JP 3052056 B2 JP3052056 B2 JP 3052056B2 JP 5108796 A JP5108796 A JP 5108796A JP 5108796 A JP5108796 A JP 5108796A JP 3052056 B2 JP3052056 B2 JP 3052056B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤組成物およ
びそれを塗布してなる、一時的に接着するが必要時に容
易に剥離できる見開き面を有する情報担体用シートに関
する。さらに詳しくは、折り畳みカード、重ね合わせシ
ート、情報隠ぺいシート等の親展性を持つ情報担体用シ
ート用好適な接着剤組成物およびこれを塗布してなる情
報担体用シートに関する。
びそれを塗布してなる、一時的に接着するが必要時に容
易に剥離できる見開き面を有する情報担体用シートに関
する。さらに詳しくは、折り畳みカード、重ね合わせシ
ート、情報隠ぺいシート等の親展性を持つ情報担体用シ
ート用好適な接着剤組成物およびこれを塗布してなる情
報担体用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接着剤基剤とその接着剤基剤に対
して非親和性を示す微粒状充填剤とからなる接着剤組成
物の層を設けた情報担体用シートが提案されている(例
えば特開平5−69687号公報)。
して非親和性を示す微粒状充填剤とからなる接着剤組成
物の層を設けた情報担体用シートが提案されている(例
えば特開平5−69687号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
組成物のコート量が固形分換算で0.3g/m2以下で
あると接着力が不足するため、コート量をそれよりも多
くすることが必要であるという問題があった。これは接
着剤が塗布基体(紙など)に過剰に浸透してしまう(沈
み込む)ためである。
組成物のコート量が固形分換算で0.3g/m2以下で
あると接着力が不足するため、コート量をそれよりも多
くすることが必要であるという問題があった。これは接
着剤が塗布基体(紙など)に過剰に浸透してしまう(沈
み込む)ためである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、コート量
を少なくしても十分な接着力を示す接着剤組成物につい
て鋭意検討した結果、接着剤に、加熱によって増粘・ゲ
ル化する性質(感温ゲル化性)を付与することによっ
て、加熱乾燥時に接着剤組成物が増粘・ゲル化して接着
剤の基材への過剰な浸透が防止でき、その結果、コート
量が少なくても十分な厚さの接着剤層を形成して十分な
接着力が得られることを見いだし、本発明に到達した。
を少なくしても十分な接着力を示す接着剤組成物につい
て鋭意検討した結果、接着剤に、加熱によって増粘・ゲ
ル化する性質(感温ゲル化性)を付与することによっ
て、加熱乾燥時に接着剤組成物が増粘・ゲル化して接着
剤の基材への過剰な浸透が防止でき、その結果、コート
量が少なくても十分な厚さの接着剤層を形成して十分な
接着力が得られることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、一時的に接着するが必
要時に容易に剥離できる見開き面を有する情報担体用シ
ートに用いる、樹脂ラテックス(A)を接着剤基剤とす
る接着剤組成物において、下記(B1)〜(B5)から
なる群から選ばれる一定の温度を境界にして親水性と疎
水性とが可逆的に変化する重合体(B)を、(A)の固
形分100重量部に対して、0.01〜50重量部含有
させてなることを特徴とする接着剤組成物; (B1):環状アミンまたは炭素数5以上の非環状アミ
ンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エス
テルからなる重合体 (B2):N−アルキル−、N−アルキレン−またはN
−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドからなる
重合体 (B3):ポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレングリ
コールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレート
からなる重合体 (B4):ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルエーテルまたはポリエチレングリコールモノフェニ
ルモノビニルエーテルからなる重合体 (B5):ポリエチレングリコールモノアルキルモノフ
ェニルビニルエーテルからなる重合体 並びに、基体シート面の少なくとも一部に、該組成物を
塗布し加熱乾燥して得られた接着剤層を設けてなること
を特徴とする情報担体用シートである。
要時に容易に剥離できる見開き面を有する情報担体用シ
ートに用いる、樹脂ラテックス(A)を接着剤基剤とす
る接着剤組成物において、下記(B1)〜(B5)から
なる群から選ばれる一定の温度を境界にして親水性と疎
水性とが可逆的に変化する重合体(B)を、(A)の固
形分100重量部に対して、0.01〜50重量部含有
させてなることを特徴とする接着剤組成物; (B1):環状アミンまたは炭素数5以上の非環状アミ
ンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エス
テルからなる重合体 (B2):N−アルキル−、N−アルキレン−またはN
−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドからなる
重合体 (B3):ポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレングリ
コールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレート
からなる重合体 (B4):ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルエーテルまたはポリエチレングリコールモノフェニ
ルモノビニルエーテルからなる重合体 (B5):ポリエチレングリコールモノアルキルモノフ
ェニルビニルエーテルからなる重合体 並びに、基体シート面の少なくとも一部に、該組成物を
塗布し加熱乾燥して得られた接着剤層を設けてなること
を特徴とする情報担体用シートである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、樹脂ラテックス
(A)は特に制限は無く、例えばビニル重合体樹脂(ア
クリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−
ブタジエン系樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、
エチレン/プロピレン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂
等)、ポリウレタン樹脂、ポリウレタンウレア樹脂、ポ
リエステル樹脂、天然ゴムもしくはこれにスチレン、
(メタ)アクリル酸アルキル等をグラフト共重合したグ
ラフト化天然ゴム等の樹脂のラテックスが挙げられる。
(A)は特に制限は無く、例えばビニル重合体樹脂(ア
クリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−
ブタジエン系樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、
エチレン/プロピレン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂
等)、ポリウレタン樹脂、ポリウレタンウレア樹脂、ポ
リエステル樹脂、天然ゴムもしくはこれにスチレン、
(メタ)アクリル酸アルキル等をグラフト共重合したグ
ラフト化天然ゴム等の樹脂のラテックスが挙げられる。
【0007】(A)のうち、ビニル重合体樹脂のラテッ
クスを構成する樹脂は、ラジカル重合性モノマーの
(共)重合体であり、該ラジカル重合性モノマーとして
は、例えば、アクリル系モノマー[メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイ
ルオキシポリグリセロール、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレート等]、スチレン系モノマ
ー(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
等)、ブタジエン系モノマー(ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等)、脂肪酸ビニル系モノマー(酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等)およびその他のモノマ
ー[エチレン、プロピレン、(メタ)アクリロニトリ
ル、ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニルアルコー
ル、アリルアルコール、(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジブチル(メタ)アクリルアミド、シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリル
アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−
ビニル−2−ピロリドン、ビニルイミダゾール、N−ビ
ニルスクシンイミド、p−アミノスチレン、N−ビニル
カルバゾール、2−ビニルピリジン、2−シアノエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(無水)
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、アルキルアリルスルホコハク
酸、(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エ
ステル、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)アク
リルイミド、1,1−ジメチル−1−エチルアミン(メ
タ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−(2’−
フェニル−2’−ヒドロキシエチル)アミン(メタ)ア
クリルイミド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)
アクリルイミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジビニルベンゼン等]が挙げられる。これらのモノマー
は1種または2種以上を組合せて用いられる。
クスを構成する樹脂は、ラジカル重合性モノマーの
(共)重合体であり、該ラジカル重合性モノマーとして
は、例えば、アクリル系モノマー[メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイ
ルオキシポリグリセロール、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレート等]、スチレン系モノマ
ー(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
等)、ブタジエン系モノマー(ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等)、脂肪酸ビニル系モノマー(酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等)およびその他のモノマ
ー[エチレン、プロピレン、(メタ)アクリロニトリ
ル、ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニルアルコー
ル、アリルアルコール、(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジブチル(メタ)アクリルアミド、シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリル
アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−
ビニル−2−ピロリドン、ビニルイミダゾール、N−ビ
ニルスクシンイミド、p−アミノスチレン、N−ビニル
カルバゾール、2−ビニルピリジン、2−シアノエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(無水)
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、アルキルアリルスルホコハク
酸、(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エ
ステル、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)アク
リルイミド、1,1−ジメチル−1−エチルアミン(メ
タ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−(2’−
フェニル−2’−ヒドロキシエチル)アミン(メタ)ア
クリルイミド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)
アクリルイミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジビニルベンゼン等]が挙げられる。これらのモノマー
は1種または2種以上を組合せて用いられる。
【0008】また、ポリウレタン樹脂は、ポリオールと
ポリイソシアネート化合物の付加重合体であり、ポリオ
ール成分としては、多価アルコール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、α,
α−ジメチロールプロピオン酸等)、ポリエステルポリ
オール(ポリカプロラクトンポリオール、アジピン酸と
上記多価アルコールとの縮合ポリエステルポリール
等)、ポリエーテルポリオール(上記多価アルコールの
エチレンオキシド及び/またはプロピレンオキシド付加
物、ポリオキシテトラメチレングリコール等)等が挙げ
られる。ポリイソシアネート化合物としては、芳香族ジ
イソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート等)、脂肪族ジイソシアネー
ト(ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等)およびこれらの変性体(イソシアヌレ
ート変性体、ビューレット変性体、ウレトジオン変性
体、カーボジイミド変性体等)等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物の付加重合体であり、ポリオ
ール成分としては、多価アルコール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、α,
α−ジメチロールプロピオン酸等)、ポリエステルポリ
オール(ポリカプロラクトンポリオール、アジピン酸と
上記多価アルコールとの縮合ポリエステルポリール
等)、ポリエーテルポリオール(上記多価アルコールの
エチレンオキシド及び/またはプロピレンオキシド付加
物、ポリオキシテトラメチレングリコール等)等が挙げ
られる。ポリイソシアネート化合物としては、芳香族ジ
イソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート等)、脂肪族ジイソシアネー
ト(ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等)およびこれらの変性体(イソシアヌレ
ート変性体、ビューレット変性体、ウレトジオン変性
体、カーボジイミド変性体等)等が挙げられる。
【0009】ポリウレタンウレア樹脂は、上記ポリオー
ルと共にポリアミンを併用したポリイソシアネート化合
物との付加重合体であり、ポリアミンとしては、芳香族
ポリアミン(ジアミノトルエン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン等)、脂肪族ポリアミン(エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン等)、脂環式ポリアミン
(イソホロンジアミン、4,4’−ジアミノシクロヘキ
シルメタン等)等が挙げられる。
ルと共にポリアミンを併用したポリイソシアネート化合
物との付加重合体であり、ポリアミンとしては、芳香族
ポリアミン(ジアミノトルエン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン等)、脂肪族ポリアミン(エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン等)、脂環式ポリアミン
(イソホロンジアミン、4,4’−ジアミノシクロヘキ
シルメタン等)等が挙げられる。
【0010】ポリウレタン樹脂またはポリウレタンウレ
ア樹脂のラテックスの具体例としては、例えば、ポリオ
ール類、カルボキシル基含有ジオールおよびポリシソシ
アネートからの遊離イソシアネート基含有ウレタンンプ
レポリマーの中和物を、必要によりジアミン等の鎖伸長
剤を含む水中に分散させて得られる自己乳化型ラテック
スが挙げられる。
ア樹脂のラテックスの具体例としては、例えば、ポリオ
ール類、カルボキシル基含有ジオールおよびポリシソシ
アネートからの遊離イソシアネート基含有ウレタンンプ
レポリマーの中和物を、必要によりジアミン等の鎖伸長
剤を含む水中に分散させて得られる自己乳化型ラテック
スが挙げられる。
【0011】本発明における樹脂ラテックス(A)とし
ては、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン系樹脂、ポリウレタン樹脂およびポ
リウレタンウレア樹脂のラテックスが好ましい。
ては、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン系樹脂、ポリウレタン樹脂およびポ
リウレタンウレア樹脂のラテックスが好ましい。
【0012】また、樹脂ラテックス(A)が、その液相
中の乳化剤量が通常0.01mmol/g以下、好まし
くは0.002mmol/g以下の樹脂ラテックスであ
る場合、接着剤組成物の感温ゲル化性がより良好となる
ため好ましい。なお、上記乳化剤量は(A)中の液相分
の重量に対する量である。
中の乳化剤量が通常0.01mmol/g以下、好まし
くは0.002mmol/g以下の樹脂ラテックスであ
る場合、接着剤組成物の感温ゲル化性がより良好となる
ため好ましい。なお、上記乳化剤量は(A)中の液相分
の重量に対する量である。
【0013】液相中の乳化剤量は、樹脂ラテックスから
樹脂分を除いて得た液相を、液体クロマトグラフィー等
で分析し定量することによって求められる。樹脂ラテッ
クスから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテ
ックスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて
除く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて
除く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固
化させて除く方法等が挙げられる。
樹脂分を除いて得た液相を、液体クロマトグラフィー等
で分析し定量することによって求められる。樹脂ラテッ
クスから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテ
ックスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて
除く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて
除く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固
化させて除く方法等が挙げられる。
【0014】ラテックスの液相中の乳化剤量が0または
0.01mmol/g以下の樹脂ラテックスを製造する
方法としては、例えば、水への溶解度が低い乳化剤を
用いてラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合
する方法、ラジカル重合性乳化剤(a)を乳化剤に使
用してラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合
する方法、水溶性ポリマーを保護コロイドに用いてラ
ジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合する方
法、有機溶剤中でイオン性官能基(カルボキシル基、
スルホン酸基、アミノ基等)を有するポリマーを公知の
方法で合成し、必要によりアルカリまたは酸で中和し、
水を加えて乳化後に溶剤を除去する方法等が挙げられ
る。
0.01mmol/g以下の樹脂ラテックスを製造する
方法としては、例えば、水への溶解度が低い乳化剤を
用いてラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合
する方法、ラジカル重合性乳化剤(a)を乳化剤に使
用してラジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合
する方法、水溶性ポリマーを保護コロイドに用いてラ
ジカル重合性モノマーを公知の方法で乳化重合する方
法、有機溶剤中でイオン性官能基(カルボキシル基、
スルホン酸基、アミノ基等)を有するポリマーを公知の
方法で合成し、必要によりアルカリまたは酸で中和し、
水を加えて乳化後に溶剤を除去する方法等が挙げられ
る。
【0015】の方法における水への溶解度が低い乳化
剤としては、HLB値が3〜9のもの、例えば、炭素数
22以上の脂肪酸のアミンまたはアルカリ金属の塩、炭
素数15以上の脂肪族または芳香族アルコールのエチレ
ンオキシド1〜6モル付加物等が挙げられる。
剤としては、HLB値が3〜9のもの、例えば、炭素数
22以上の脂肪酸のアミンまたはアルカリ金属の塩、炭
素数15以上の脂肪族または芳香族アルコールのエチレ
ンオキシド1〜6モル付加物等が挙げられる。
【0016】の方法におけるラジカル重合性乳化剤
(a)としては、例えば、(1)アニオン系(メタ)アク
リル酸エステル類、(2)アニオン系(メタ)アクリルア
ミド類、(3)アニオン系スチレン誘導体類、(4)非イオン
系(メタ)アクリル酸エステル類、(5)非イオン系(メ
タ)アクリルアミド類、(6)非イオン系スチレン誘導体
類、(7)カチオン系(メタ)アクリル酸エステル類、(8)
カチオン系(メタ)アクリルアミド類、(9)カチオン系
スチレン誘導体類等が挙げられる。
(a)としては、例えば、(1)アニオン系(メタ)アク
リル酸エステル類、(2)アニオン系(メタ)アクリルア
ミド類、(3)アニオン系スチレン誘導体類、(4)非イオン
系(メタ)アクリル酸エステル類、(5)非イオン系(メ
タ)アクリルアミド類、(6)非イオン系スチレン誘導体
類、(7)カチオン系(メタ)アクリル酸エステル類、(8)
カチオン系(メタ)アクリルアミド類、(9)カチオン系
スチレン誘導体類等が挙げられる。
【0017】(1)アニオン系(メタ)アクリル酸エステ
ル類の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CO2(CH2)mSO3M (式中、R1は水素原子またはメチル基、mは1〜24
の整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン
またはアミニウムイオンを示す。)で示されるもの、C
H2=C(R1)CO(AO)pOSO3M もしくは CH2=C(R1)CO(AO)pOCH2CO2M (式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはア
ミニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。
ル類の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CO2(CH2)mSO3M (式中、R1は水素原子またはメチル基、mは1〜24
の整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン
またはアミニウムイオンを示す。)で示されるもの、C
H2=C(R1)CO(AO)pOSO3M もしくは CH2=C(R1)CO(AO)pOCH2CO2M (式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはア
ミニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。
【0018】(2)アニオン系(メタ)アクリルアミド類
の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CONH(CH2)mSO3M (式中R1は水素原子またはメチル基、mは1〜24の
整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンま
たはアミニウムイオンを示す。)で示されるもの、CH
2=C(R1)CONHCH2(AO)pOSO3M もし
くは CH2=C(R1)CONHCH2(AO)pOCH2CO2
M (式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはア
ミニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。 (3)アニオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 CH2=CHAr(CH2)rSO3M (式中、Arは芳香族環、rは4〜24の整数、Mはア
ルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、またはアミニ
ウムイオンを示す。)で示されるもの、CH2=CHA
r(AO)pSO3M もしくは CH2=CHAr(AO)pOCH2CO2M (式中、Arは芳香族環、pは2〜200の整数、Mは
アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、またはアミ
ニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。
の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CONH(CH2)mSO3M (式中R1は水素原子またはメチル基、mは1〜24の
整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンま
たはアミニウムイオンを示す。)で示されるもの、CH
2=C(R1)CONHCH2(AO)pOSO3M もし
くは CH2=C(R1)CONHCH2(AO)pOCH2CO2
M (式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはア
ミニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。 (3)アニオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 CH2=CHAr(CH2)rSO3M (式中、Arは芳香族環、rは4〜24の整数、Mはア
ルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、またはアミニ
ウムイオンを示す。)で示されるもの、CH2=CHA
r(AO)pSO3M もしくは CH2=CHAr(AO)pOCH2CO2M (式中、Arは芳香族環、pは2〜200の整数、Mは
アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、またはアミ
ニウムイオンを示す。)で示されるもの等が挙げられ
る。
【0019】(4)非イオン系(メタ)アクリル酸エステ
ル類の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CO(EO)pOR2 (式中、R1は水素原子またはメチル基、EOはオキシ
エチレン基、pは2〜200の整数、R2は炭素数5〜
21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を
示す。)で示されるもの、CH2=C(R1)CO(P
O)p(EO)qOR3 もしくは CH2=C(R1)CO(EO)p(PO)qOR3 (式中、R1は水素原子またはメチル基、POはオキシ
プロピレン基、EOはオキシエチレン基、p及びqはそ
れぞれ独立に2〜200の整数、R3は水素原子、炭素
数1〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキ
ル基を示す。)で示されるもの等が挙げられる。 (5)非イオン系(メタ)アクリルアミド類の具体例とし
ては、例えば、 CH2=C(R1)CONHCH2(EO)pOR3 (式中R1は水素原子またはメチル基、EOはオキシエ
チレン基、pは2〜200の整数、R3は炭素数5〜2
1のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を示
す。)で示されるものが挙げられる。 (6)非イオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 CH2=CHAr(EO)pOR3 (式中、Arは芳香環、EOはオキシエチレン基、pは
2〜200の整数、R3は炭素数5〜21のアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基を示す。)で示さ
れるもの等が挙げられる。
ル類の具体例としては、例えば、 CH2=C(R1)CO(EO)pOR2 (式中、R1は水素原子またはメチル基、EOはオキシ
エチレン基、pは2〜200の整数、R2は炭素数5〜
21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を
示す。)で示されるもの、CH2=C(R1)CO(P
O)p(EO)qOR3 もしくは CH2=C(R1)CO(EO)p(PO)qOR3 (式中、R1は水素原子またはメチル基、POはオキシ
プロピレン基、EOはオキシエチレン基、p及びqはそ
れぞれ独立に2〜200の整数、R3は水素原子、炭素
数1〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキ
ル基を示す。)で示されるもの等が挙げられる。 (5)非イオン系(メタ)アクリルアミド類の具体例とし
ては、例えば、 CH2=C(R1)CONHCH2(EO)pOR3 (式中R1は水素原子またはメチル基、EOはオキシエ
チレン基、pは2〜200の整数、R3は炭素数5〜2
1のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を示
す。)で示されるものが挙げられる。 (6)非イオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 CH2=CHAr(EO)pOR3 (式中、Arは芳香環、EOはオキシエチレン基、pは
2〜200の整数、R3は炭素数5〜21のアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基を示す。)で示さ
れるもの等が挙げられる。
【0020】(7)カチオン系(メタ)アクリル酸エステ
ル類の具体例としては、例えば、 [CH2=C(R1)CO(AO)pN(R3)3]X [式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
R3は水素原子または炭素数4〜21のアルキル基、ア
ルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン、N
O3、HSO4、CH3OSO2、(CH3O)2PO2、C
H3CO2またはHCO3の各陰イオンを示す。]で示さ
れるもの等が挙げられる。 (8)カチオン系(メタ)アクリルアミド類の具体例とし
ては、例えば、 [CH2=C(R1)CONH(AO)pN(R3)3]X [式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
R3は水素原子または炭素数4〜21のアルキル基、ア
ルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン、N
O3、HSO4、CH3OSO2、(CH3O)2PO2、C
H3CO2またはHCO3の各陰イオンを示す。]で示さ
れるもの等が挙げられる。 (9)カチオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 [CH2=CHAr(AO)pN(R3)3]X [式中Arは芳香族環、AOは炭素数2〜4のオキシア
ルキレン基、pは2〜200の整数、R3は水素原子ま
たは炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル基または
アラルキル基、Xはハロゲン、NO3、HSO4、CH3
OSO2、(CH3O)2PO2、CH3CO2またはHCO
3の各陰イオンを示す。]で示されるもの等が挙げられ
る。
ル類の具体例としては、例えば、 [CH2=C(R1)CO(AO)pN(R3)3]X [式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
R3は水素原子または炭素数4〜21のアルキル基、ア
ルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン、N
O3、HSO4、CH3OSO2、(CH3O)2PO2、C
H3CO2またはHCO3の各陰イオンを示す。]で示さ
れるもの等が挙げられる。 (8)カチオン系(メタ)アクリルアミド類の具体例とし
ては、例えば、 [CH2=C(R1)CONH(AO)pN(R3)3]X [式中、R1は水素原子またはメチル基、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整数、
R3は水素原子または炭素数4〜21のアルキル基、ア
ルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン、N
O3、HSO4、CH3OSO2、(CH3O)2PO2、C
H3CO2またはHCO3の各陰イオンを示す。]で示さ
れるもの等が挙げられる。 (9)カチオン系スチレン誘導体類の具体例としては、例
えば、 [CH2=CHAr(AO)pN(R3)3]X [式中Arは芳香族環、AOは炭素数2〜4のオキシア
ルキレン基、pは2〜200の整数、R3は水素原子ま
たは炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル基または
アラルキル基、Xはハロゲン、NO3、HSO4、CH3
OSO2、(CH3O)2PO2、CH3CO2またはHCO
3の各陰イオンを示す。]で示されるもの等が挙げられ
る。
【0021】これらのうちでは、通常の顔料分散剤[例
えばポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム]によって凝集
しにくいという点で、(1)〜(6)のものが好ましく、(1)
のうちのアニオン基とポリオキシプロピレン鎖とを有す
る(メタ)アクリル酸エステルが、より安定なラテック
スを与えるという点で特に好ましい。
えばポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム]によって凝集
しにくいという点で、(1)〜(6)のものが好ましく、(1)
のうちのアニオン基とポリオキシプロピレン鎖とを有す
る(メタ)アクリル酸エステルが、より安定なラテック
スを与えるという点で特に好ましい。
【0022】上記またはの方法において用いられる
乳化剤の使用量は、樹脂分に対して通常0.1〜20重
量%である。
乳化剤の使用量は、樹脂分に対して通常0.1〜20重
量%である。
【0023】の方法において保護コロイドとして使用
される水溶性ポリマーの具体例としては、例えば、親水
性のラジカル重合性モノマーを構成単位として含有する
水溶性のビニル重合体、ポリエチレングリコール、セル
ロース類等が挙げられる。親水性のラジカル重合性モノ
マーとしては、例えば、カルボン酸類[(メタ)アクリ
ル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等]
およびこのアルカリ塩、スルホン酸類[スチレンスルホ
ン酸、(メタ)アクリロイルアルキルスルホン酸等]お
よびこのアルカリ塩、アミノ基含有モノマー[ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルジメチルア
ニリン等]およびこの酸による塩、水酸基含有モノマー
[(メタ)アクリル酸のエチレンオキシド付加物、ビニ
ルアルコール等]、アミド類[(メタ)アクリル酸アミ
ド等]およびアミンイミド類[1,1,1−トリメチル
アミン(メタ)アクリルイミド]が挙げられる。
される水溶性ポリマーの具体例としては、例えば、親水
性のラジカル重合性モノマーを構成単位として含有する
水溶性のビニル重合体、ポリエチレングリコール、セル
ロース類等が挙げられる。親水性のラジカル重合性モノ
マーとしては、例えば、カルボン酸類[(メタ)アクリ
ル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等]
およびこのアルカリ塩、スルホン酸類[スチレンスルホ
ン酸、(メタ)アクリロイルアルキルスルホン酸等]お
よびこのアルカリ塩、アミノ基含有モノマー[ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルジメチルア
ニリン等]およびこの酸による塩、水酸基含有モノマー
[(メタ)アクリル酸のエチレンオキシド付加物、ビニ
ルアルコール等]、アミド類[(メタ)アクリル酸アミ
ド等]およびアミンイミド類[1,1,1−トリメチル
アミン(メタ)アクリルイミド]が挙げられる。
【0024】の方法におけるイオン性官能基を有する
ポリマーの具体例としては、上記親水性のラジカル重合
性モノマーを構成単位として含有する非水溶性のビニル
重合体、イオン性官能基を有するポリオール成分(ジメ
チロールプロピオン酸、ポリエチレングリコール等)を
構成単位として含有するポリウレタン樹脂およびポリウ
レタンウレア樹脂等が挙げられる。
ポリマーの具体例としては、上記親水性のラジカル重合
性モノマーを構成単位として含有する非水溶性のビニル
重合体、イオン性官能基を有するポリオール成分(ジメ
チロールプロピオン酸、ポリエチレングリコール等)を
構成単位として含有するポリウレタン樹脂およびポリウ
レタンウレア樹脂等が挙げられる。
【0025】これらの方法のなかでは、樹脂ラテックス
が通常の条件で容易に得られる点での方法が特に好ま
しい。
が通常の条件で容易に得られる点での方法が特に好ま
しい。
【0026】樹脂ラテックス(A)中の樹脂分は、通常
20〜75%、好ましくは40〜60%である。また、
樹脂ラテックス(A)中に懸濁する樹脂の粒子径は、通
常10〜500nm、好ましくは50〜300nmであ
り、pHは、通常3〜12、好ましくは6〜10であ
る。粒子径が500nmを越える場合あるいはpHが3
未満または12を越える場合には、(B)による感温ゲ
ル化性が十分に発揮できない。
20〜75%、好ましくは40〜60%である。また、
樹脂ラテックス(A)中に懸濁する樹脂の粒子径は、通
常10〜500nm、好ましくは50〜300nmであ
り、pHは、通常3〜12、好ましくは6〜10であ
る。粒子径が500nmを越える場合あるいはpHが3
未満または12を越える場合には、(B)による感温ゲ
ル化性が十分に発揮できない。
【0027】本発明における一定の温度を境界にして親
水性と疎水性が可逆的に変化する重合体(B)として
は、例えば、環状アミンまたは炭素数5以上の非環状ア
ミンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エ
ステル(b1)を構成単位として50重量%以上含有す
る重合体(B1)、N−アルキル,N−アルキレンまた
はN−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミド(b
2)を構成単位として50重量%以上含有する重合体
(B2)、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレングリ
コールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレート
(b3)を構成単位として50重量%以上含有する重合
体(B3)、ポリエチレングリコールモノアルキルモノ
ビニルエーテルまたはポリエチレングリコールモノフェ
ニルモノビニルエーテル(b4)を構成単位として50
重量%以上含有する重合体(B4)およびポリエチレン
グリコールモノアルキルエーテルモノ(ビニルフェニ
ル)エーテル(b5)を構成単位として50重量%以上
含有する重合体(B5)などが挙げられる。
水性と疎水性が可逆的に変化する重合体(B)として
は、例えば、環状アミンまたは炭素数5以上の非環状ア
ミンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エ
ステル(b1)を構成単位として50重量%以上含有す
る重合体(B1)、N−アルキル,N−アルキレンまた
はN−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミド(b
2)を構成単位として50重量%以上含有する重合体
(B2)、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレングリ
コールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレート
(b3)を構成単位として50重量%以上含有する重合
体(B3)、ポリエチレングリコールモノアルキルモノ
ビニルエーテルまたはポリエチレングリコールモノフェ
ニルモノビニルエーテル(b4)を構成単位として50
重量%以上含有する重合体(B4)およびポリエチレン
グリコールモノアルキルエーテルモノ(ビニルフェニ
ル)エーテル(b5)を構成単位として50重量%以上
含有する重合体(B5)などが挙げられる。
【0028】重合体(B1)としては、上記ビニルカル
ボン酸エステル(b1)[非芳香族性ヘテロサイクリッ
クアミン(アジリジン、ピロリジン、2−メチルピペリ
ジン、1−メチルピペラジン、モルフォリン、3−ピロ
リン等);芳香族ヘテロサイクリックアミン(2−ヒド
ロキシピリジン、ピロール等);芳香族アミン(N−メ
チルアニリン等);炭素数5以上の脂肪族非環状アミン
(イソペンチルアミン、メチルブチルアミン、メチルヘ
キシルアミン、ジブチルアミン等)のエチレンオキシド
及び/またはプロピレンオキシド1〜50モル付加物の
(メタ)アクリル酸エステル等]を構成単位として50
重量%以上含有するビニル重合体等、特開平6−984
8号公報に記載のものが挙げられる。
ボン酸エステル(b1)[非芳香族性ヘテロサイクリッ
クアミン(アジリジン、ピロリジン、2−メチルピペリ
ジン、1−メチルピペラジン、モルフォリン、3−ピロ
リン等);芳香族ヘテロサイクリックアミン(2−ヒド
ロキシピリジン、ピロール等);芳香族アミン(N−メ
チルアニリン等);炭素数5以上の脂肪族非環状アミン
(イソペンチルアミン、メチルブチルアミン、メチルヘ
キシルアミン、ジブチルアミン等)のエチレンオキシド
及び/またはプロピレンオキシド1〜50モル付加物の
(メタ)アクリル酸エステル等]を構成単位として50
重量%以上含有するビニル重合体等、特開平6−984
8号公報に記載のものが挙げられる。
【0029】重合体(B2)としては、上記N−アルキ
ル−、N−アルキレン−またはN−アルコキシアルキル
(メタ)アクリルアミド(b2)[N−イソプロピル
(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルピ
ペリジン、(メタ)アクリロイルモルホリン、N−イソ
プロポキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−エト
キシエチル(メタ)アクリルアミド等]を構成単位とし
て50重量%以上含有するビニル重合体等、特開平1−
14276号公報等に記載のものが挙げられる。
ル−、N−アルキレン−またはN−アルコキシアルキル
(メタ)アクリルアミド(b2)[N−イソプロピル
(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルピ
ペリジン、(メタ)アクリロイルモルホリン、N−イソ
プロポキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−エト
キシエチル(メタ)アクリルアミド等]を構成単位とし
て50重量%以上含有するビニル重合体等、特開平1−
14276号公報等に記載のものが挙げられる。
【0030】重合体(B3)としては、上記ポリエチレ
ングリコールモノアルキルエーテルモノ(メタ)アクリ
レートまたはポリアルキレングリコールモノフェニルエ
ーテルモノ(メタ)アクリレート(b3)[ポリエチレ
ングリコールモノブチルエーテルモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノフェニルエーテルモ
ノ(メタ)アクリレート、(ポリ)オキシプロピレンポ
リオキシエチレングリコールモノメチルエーテルモノ
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(ポリ)オ
キシプロピレンポリオキシエチレングリコールモノメチ
ルエーテルモノ(メタ)アクリレート等]を構成単位と
して50重量%以上含有するビニル重合体等、特公平6
−23375号公報等に記載のものが挙げられる。
ングリコールモノアルキルエーテルモノ(メタ)アクリ
レートまたはポリアルキレングリコールモノフェニルエ
ーテルモノ(メタ)アクリレート(b3)[ポリエチレ
ングリコールモノブチルエーテルモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノフェニルエーテルモ
ノ(メタ)アクリレート、(ポリ)オキシプロピレンポ
リオキシエチレングリコールモノメチルエーテルモノ
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(ポリ)オ
キシプロピレンポリオキシエチレングリコールモノメチ
ルエーテルモノ(メタ)アクリレート等]を構成単位と
して50重量%以上含有するビニル重合体等、特公平6
−23375号公報等に記載のものが挙げられる。
【0031】重合体(B4)としては、上記ポリエチレ
ングリコールモノアルキルモノビニルエーテルまたはポ
リエチレングリコールモノフェニルモノビニルエーテル
(b4)[ポリエチレングリコールモノブチルモノビニ
ルエーテル、(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチ
レングリコールモノメチルモノビニルエーテル、ポリエ
チレングリコールモノフェニルモノビニルエーテル等]
を構成単位として50重量%以上含有するビニル重合体
等、「ジャーナル オブ ポリマーサイエンス:パート
A:ポリマーケミストリー,30巻2407頁(199
2年)」に記載のものが挙げられる。
ングリコールモノアルキルモノビニルエーテルまたはポ
リエチレングリコールモノフェニルモノビニルエーテル
(b4)[ポリエチレングリコールモノブチルモノビニ
ルエーテル、(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチ
レングリコールモノメチルモノビニルエーテル、ポリエ
チレングリコールモノフェニルモノビニルエーテル等]
を構成単位として50重量%以上含有するビニル重合体
等、「ジャーナル オブ ポリマーサイエンス:パート
A:ポリマーケミストリー,30巻2407頁(199
2年)」に記載のものが挙げられる。
【0032】重合体(B5)としては、上記ポリエチレ
ングリコールモノアルキルエーテルモノ(ビニルフェニ
ル)エーテル(b5)[ポリエチレングリコールモノメ
チルモノ(ビニルフェニル)エーテルポリエチレングリ
コールモノプロピルモノ(ビニルフェニル)エーテル
等]を構成単位として50重量%以上含有するビニル重
合体が挙げられる。
ングリコールモノアルキルエーテルモノ(ビニルフェニ
ル)エーテル(b5)[ポリエチレングリコールモノメ
チルモノ(ビニルフェニル)エーテルポリエチレングリ
コールモノプロピルモノ(ビニルフェニル)エーテル
等]を構成単位として50重量%以上含有するビニル重
合体が挙げられる。
【0033】これらのうち、接着剤の基材への浸透を抑
制する効果が高いという点で、重合体(B1)が特に好
ましい。
制する効果が高いという点で、重合体(B1)が特に好
ましい。
【0034】重合体(B)の重量平均分子量は通常1,
000〜5,000,000、好ましくは、10,00
0〜2,000,000、特に好ましくは100,00
0〜1,000,000である。
000〜5,000,000、好ましくは、10,00
0〜2,000,000、特に好ましくは100,00
0〜1,000,000である。
【0035】該(B)は、一定の温度を境界にして親水
性と疎水性が可逆的に変化するが、この親水性と疎水性
が変化する温度(転移温度)は、通常15〜100℃、
好ましくは40〜80℃である。転移温度が15℃未満
では配合液の粘度が不安定となって取り扱いが困難とな
り、100℃を越えると接着剤の塗布基体への浸透抑制
効果が著しく低下する。なお、転移温度は、(B)の1
%水溶液を徐々に加温してゆき、その水溶液が白濁また
はゲル化し始める温度を測定することによって求められ
る。
性と疎水性が可逆的に変化するが、この親水性と疎水性
が変化する温度(転移温度)は、通常15〜100℃、
好ましくは40〜80℃である。転移温度が15℃未満
では配合液の粘度が不安定となって取り扱いが困難とな
り、100℃を越えると接着剤の塗布基体への浸透抑制
効果が著しく低下する。なお、転移温度は、(B)の1
%水溶液を徐々に加温してゆき、その水溶液が白濁また
はゲル化し始める温度を測定することによって求められ
る。
【0036】本発明の接着剤組成物における(A)の固
形分(樹脂分)100重量部当りの(B)の割合は、通
常0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量
部、さらに好ましくは0.5〜20重量部である。
(B)の割合が0.01重量部未満では接着剤組成物の
感温ゲル化性が不十分となり、接着剤の基材への浸透防
止効果が不十分となる。一方、50重量部を越えると接
着力が低下する。
形分(樹脂分)100重量部当りの(B)の割合は、通
常0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量
部、さらに好ましくは0.5〜20重量部である。
(B)の割合が0.01重量部未満では接着剤組成物の
感温ゲル化性が不十分となり、接着剤の基材への浸透防
止効果が不十分となる。一方、50重量部を越えると接
着力が低下する。
【0037】本発明の接着剤組成物は、樹脂ラテックス
(A)と重合体(B)単独あるいは(B)の水溶液と
を、(B)の親水性から疎水性へと変化する温度よりも
低い温度で、通常の混合装置(櫂型攪拌翼等)で混合す
ることによって得られる。
(A)と重合体(B)単独あるいは(B)の水溶液と
を、(B)の親水性から疎水性へと変化する温度よりも
低い温度で、通常の混合装置(櫂型攪拌翼等)で混合す
ることによって得られる。
【0038】本発明の接着剤組成物には、本発明の効果
を阻害しない範囲で、必要により公知の粘着付与剤(ア
ルキルフェノール−ホルマリン樹脂、テルペン系樹脂
等)、微細粒子[クレー、焼成クレー、カオリン、焼成
カオリン、炭酸カルシウム、サチンホワイト、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、アルミノケイ酸ソーダ、アルミノケイ酸マグネシウ
ム、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
酸化亜鉛、硫酸カルシウム、タルク;プラスチックピグ
メント(スチレン系、スチレン/ブタジエン系、スチレ
ン/アクリル系、アクリル系、尿素−ホルマリン樹脂等
の樹脂の密実状、中空状、コアシェル状等のビーズ
等)、澱粉、シリカ、活性白土、酸化亜鉛、シラスバル
ーン等]、水溶性樹脂(ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラ
チン、カゼイン、ポリビニルアルコール、可溶化澱粉、
変性ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸
共重合体またはそのアルカリ塩、エチレン−無水マレイ
ン酸共重合体またはそのアルカリ塩、ポリアクリル酸ソ
ーダ、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体
等)、酸化防止剤、紫外線防止剤、染料、滑剤、発泡
剤、難燃剤等を添加できる。
を阻害しない範囲で、必要により公知の粘着付与剤(ア
ルキルフェノール−ホルマリン樹脂、テルペン系樹脂
等)、微細粒子[クレー、焼成クレー、カオリン、焼成
カオリン、炭酸カルシウム、サチンホワイト、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、アルミノケイ酸ソーダ、アルミノケイ酸マグネシウ
ム、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
酸化亜鉛、硫酸カルシウム、タルク;プラスチックピグ
メント(スチレン系、スチレン/ブタジエン系、スチレ
ン/アクリル系、アクリル系、尿素−ホルマリン樹脂等
の樹脂の密実状、中空状、コアシェル状等のビーズ
等)、澱粉、シリカ、活性白土、酸化亜鉛、シラスバル
ーン等]、水溶性樹脂(ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラ
チン、カゼイン、ポリビニルアルコール、可溶化澱粉、
変性ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸
共重合体またはそのアルカリ塩、エチレン−無水マレイ
ン酸共重合体またはそのアルカリ塩、ポリアクリル酸ソ
ーダ、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体
等)、酸化防止剤、紫外線防止剤、染料、滑剤、発泡
剤、難燃剤等を添加できる。
【0039】本発明の情報担体シートを製造する方法に
ついて述べる。支持体基材としては特に制限はなく、
紙、塗工紙、合成紙、プラスチックフィルム等の各種の
シート状のものが使用できるが、紙などの多孔質基材に
本発明の接着剤組成物を適用した場合に特に顕著な効果
を発揮する。
ついて述べる。支持体基材としては特に制限はなく、
紙、塗工紙、合成紙、プラスチックフィルム等の各種の
シート状のものが使用できるが、紙などの多孔質基材に
本発明の接着剤組成物を適用した場合に特に顕著な効果
を発揮する。
【0040】情報担体シートは、本発明の接着剤組成物
を、塗工機(エアナイフコーター、バーコーター、ロー
ルコーター、ブレードコーター、カーテンコーター、チ
ャンプレックスコーター、グラビアコーター等)を用い
て一層あるいは多層に分けて、また、均一かつ平坦にあ
るいは微細な凹凸を設けて塗工し、ドライヤーで加熱乾
燥し、必要に応じて平滑化のためのカレンダー処理する
ことによって得られる。
を、塗工機(エアナイフコーター、バーコーター、ロー
ルコーター、ブレードコーター、カーテンコーター、チ
ャンプレックスコーター、グラビアコーター等)を用い
て一層あるいは多層に分けて、また、均一かつ平坦にあ
るいは微細な凹凸を設けて塗工し、ドライヤーで加熱乾
燥し、必要に応じて平滑化のためのカレンダー処理する
ことによって得られる。
【0041】ドライヤーでの加熱乾燥においては、接着
剤組成物を速やかに増粘・ゲル化させるために塗工後で
きるだけ速やかに加熱されるのが好ましく、ドライヤー
としては、熱風乾燥の前に赤外線ヒーター等によって予
備加熱させる加熱乾燥システムが好ましい。
剤組成物を速やかに増粘・ゲル化させるために塗工後で
きるだけ速やかに加熱されるのが好ましく、ドライヤー
としては、熱風乾燥の前に赤外線ヒーター等によって予
備加熱させる加熱乾燥システムが好ましい。
【0042】カレンダー処理は、ブロッキング特性や印
字定着適性をより向上させるために好ましい。カレンダ
ー処理時の圧力は、通常1〜10kg/cm2である。
字定着適性をより向上させるために好ましい。カレンダ
ー処理時の圧力は、通常1〜10kg/cm2である。
【0043】接着剤の塗工量は、固形分の重量として通
常0.1〜10g/m2、好ましくは0.2〜5g/m2
である。塗工量が0.1g/m2未満であると通常の取
り扱い中に剥がれ易く、10g/m2を超えるとシート
にカールが生じ易く、また、印刷適性に問題が生じ易く
なる。
常0.1〜10g/m2、好ましくは0.2〜5g/m2
である。塗工量が0.1g/m2未満であると通常の取
り扱い中に剥がれ易く、10g/m2を超えるとシート
にカールが生じ易く、また、印刷適性に問題が生じ易く
なる。
【0044】このようにして得られる情報担体シート
は、三ツ折葉書、二ツ折葉書、一部折り畳みタイプの葉
書および重ね合わせタイプの葉書等の親展性をもつ葉書
や、寸法拡大可能な整理シート、印刷用紙、複写用紙等
として用いられるが、特に該接着剤組成物による層の少
なくとも一部が隠ぺい用情報記載面となっているものが
好適である。
は、三ツ折葉書、二ツ折葉書、一部折り畳みタイプの葉
書および重ね合わせタイプの葉書等の親展性をもつ葉書
や、寸法拡大可能な整理シート、印刷用紙、複写用紙等
として用いられるが、特に該接着剤組成物による層の少
なくとも一部が隠ぺい用情報記載面となっているものが
好適である。
【0045】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部、%は重量%である。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部、%は重量%である。
【0046】製造例1 2−モルホリノエチルメタクリレート(モルホリンのエ
チレンオキシド1モル付加物、メタクリル酸とのエステ
ル)10部および2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)(AIVN)0.01部をアンプル
に加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させ
て、重合体1を得た。
チレンオキシド1モル付加物、メタクリル酸とのエステ
ル)10部および2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)(AIVN)0.01部をアンプル
に加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させ
て、重合体1を得た。
【0047】製造例2 2−(2−モルホリノエトキシ)エチルメタクリレート
(モルホリンのエチレンオキシド2モル付加物とメタク
リル酸とのエステル)9部、メチルメタクリレート10
部およびAIVN0.01部をアンプルに加え、凍結脱
気後密閉し、60℃で8時間重合させて、重合体2を得
た。
(モルホリンのエチレンオキシド2モル付加物とメタク
リル酸とのエステル)9部、メチルメタクリレート10
部およびAIVN0.01部をアンプルに加え、凍結脱
気後密閉し、60℃で8時間重合させて、重合体2を得
た。
【0048】製造例3 攪拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管、温度計を備えた
加圧反応容器にラジカル重合性基を有する乳化剤として
アクリロイルオキシポリオキシプロピレン(重合度=1
2)硫酸エステルNa塩10部、水102部、スチレン
45部、メチルメタクリレート9部、メタクリル酸4
部、過硫酸ナトリウム1部およびラウリルメルカプタン
0.2部を仕込み、攪拌下、系内を窒素ガスで置換後、
滴下ボンベからブタジエン37部を圧入し、50℃で3
0時間さらに85℃で5時間反応させた。次いで水酸化
ナトリウム水溶液でpH8.5に調整し、減圧下で未反
応モノマーをストリッピングすることによって、SBR
系樹脂ラテックス(固形分47.9%、以下「SBR
1」という)を得た。該SBR1の液相中の乳化剤量は
0.0003mmol/gであった。
加圧反応容器にラジカル重合性基を有する乳化剤として
アクリロイルオキシポリオキシプロピレン(重合度=1
2)硫酸エステルNa塩10部、水102部、スチレン
45部、メチルメタクリレート9部、メタクリル酸4
部、過硫酸ナトリウム1部およびラウリルメルカプタン
0.2部を仕込み、攪拌下、系内を窒素ガスで置換後、
滴下ボンベからブタジエン37部を圧入し、50℃で3
0時間さらに85℃で5時間反応させた。次いで水酸化
ナトリウム水溶液でpH8.5に調整し、減圧下で未反
応モノマーをストリッピングすることによって、SBR
系樹脂ラテックス(固形分47.9%、以下「SBR
1」という)を得た。該SBR1の液相中の乳化剤量は
0.0003mmol/gであった。
【0049】製造例4 製造例3と同様の方法で、スチレン50部、メチルメタ
クリレート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル
5部、ブタジエン32部およびメタクリロイルオキシポ
リオキシプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩
10部から、SBR系樹脂ラテックス(固形分48.3
%、以下「SBR2」という)を得た。該SBR2の液
相中の乳化剤量は0.0005mmol/gであった。
クリレート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル
5部、ブタジエン32部およびメタクリロイルオキシポ
リオキシプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩
10部から、SBR系樹脂ラテックス(固形分48.3
%、以下「SBR2」という)を得た。該SBR2の液
相中の乳化剤量は0.0005mmol/gであった。
【0050】製造例5 攪拌機、滴下ロート、環流冷却管、窒素ガス導入管、温
度計を備えた反応容器に、水102部、過硫酸ナトリウ
ム1部を加え、80℃に昇温した。次いで、ラジカル重
合性基を有する乳化剤としてアクリロイルオキシポリオ
キシプロピレン(重合度=12)硫酸エステルNa塩1
0部、n−ブチルアクリレート60部、2−エチルヘキ
シルアクリレート20部、アクリル酸4部、酢酸ビニル
12部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルへのポリカ
プロラクトン付加物に無水コハク酸を開環付加したもの
[ダイセル化学工業(株)製、「FM−1A」]5部お
よびラウリルメルカプタン0.2部の混合物を、窒素気
流下、滴下ロートから4時間かけて連続的に滴下した。
さらに、85℃で3時間反応させた後、水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH8.5に調整し、減圧下で未反応モノマ
ーをストリッピングすることによって、アクリル系樹脂
ラテックス1(固形分48.5%、以下「ALx1」と
いう)を得た。該ALx1の液相中の乳化剤量は0.0
003mmol/gであった。
度計を備えた反応容器に、水102部、過硫酸ナトリウ
ム1部を加え、80℃に昇温した。次いで、ラジカル重
合性基を有する乳化剤としてアクリロイルオキシポリオ
キシプロピレン(重合度=12)硫酸エステルNa塩1
0部、n−ブチルアクリレート60部、2−エチルヘキ
シルアクリレート20部、アクリル酸4部、酢酸ビニル
12部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルへのポリカ
プロラクトン付加物に無水コハク酸を開環付加したもの
[ダイセル化学工業(株)製、「FM−1A」]5部お
よびラウリルメルカプタン0.2部の混合物を、窒素気
流下、滴下ロートから4時間かけて連続的に滴下した。
さらに、85℃で3時間反応させた後、水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH8.5に調整し、減圧下で未反応モノマ
ーをストリッピングすることによって、アクリル系樹脂
ラテックス1(固形分48.5%、以下「ALx1」と
いう)を得た。該ALx1の液相中の乳化剤量は0.0
003mmol/gであった。
【0051】製造例6 製造例5と同様にして、メタクリロイルオキシポリオキ
シプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩10
部、n−ブチルアクリレート35部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート45部、アクリル酸4部、「FM−1
A」5部およびび酢酸ビニル10部から、アクリル系樹
脂ラテックス2(固形分47.8%、以下「ALx2」
という)を得た。該ALx2の液相中の乳化剤量は、
0.0005mmol/gであった。
シプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩10
部、n−ブチルアクリレート35部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート45部、アクリル酸4部、「FM−1
A」5部およびび酢酸ビニル10部から、アクリル系樹
脂ラテックス2(固形分47.8%、以下「ALx2」
という)を得た。該ALx2の液相中の乳化剤量は、
0.0005mmol/gであった。
【0052】実施例1 製造例3で得たSBR1の100部、製造例1で得た重
合体1の30%水溶液2部、アルキルフェノール−ホル
ムアルデヒド樹脂5部、シリカゲル(平均粒径4μ)2
5部および小麦デンプン(平均粒径15μ)25部を配
合して本発明の接着剤組成物1を得た。この接着剤組成
物1を、58g/m2の上質紙に乾燥塗工量0.3g/
m2(固形分換算)となるようにブレードコーターを用
いて片面塗工し、赤外線加熱ゾーンを設けた熱風乾燥機
(熱風温度;130℃)中で1分間乾燥して、情報担体
シート1を得た。そのシートの接着力および耐熱耐摩耗
性を測定した結果を表1に示す。
合体1の30%水溶液2部、アルキルフェノール−ホル
ムアルデヒド樹脂5部、シリカゲル(平均粒径4μ)2
5部および小麦デンプン(平均粒径15μ)25部を配
合して本発明の接着剤組成物1を得た。この接着剤組成
物1を、58g/m2の上質紙に乾燥塗工量0.3g/
m2(固形分換算)となるようにブレードコーターを用
いて片面塗工し、赤外線加熱ゾーンを設けた熱風乾燥機
(熱風温度;130℃)中で1分間乾燥して、情報担体
シート1を得た。そのシートの接着力および耐熱耐摩耗
性を測定した結果を表1に示す。
【0053】 実施例2 実施例1における重合体1に代えて、製造例2の重合体
2を同量用いた以外は同様にして、本発明の接着剤組成
物2を得た。この接着剤組成物2を用いて実施例1と同
様にして情報担体シート2を作成した。そのシートの接
着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表1に示す。
2を同量用いた以外は同様にして、本発明の接着剤組成
物2を得た。この接着剤組成物2を用いて実施例1と同
様にして情報担体シート2を作成した。そのシートの接
着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表1に示す。
【0054】実施例3 実施例1におけるSBR1に代えて、製造例4のSBR
2を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物3を得た。この接着剤組成物3を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート3を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
2を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物3を得た。この接着剤組成物3を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート3を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
【0055】実施例4 実施例1におけるSBR1に代えて、製造例5のALx
1を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物4を得た。この接着剤組成物4を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート4を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
1を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物4を得た。この接着剤組成物4を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート4を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
【0056】実施例5 実施例1におけるSBR1に代えて、製造例6のALx
2を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物5を得た。この接着剤組成物5を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート5を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
2を同量用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の
接着剤組成物5を得た。この接着剤組成物5を用いて実
施例1と同様にして情報担体シート5を作成した。その
シートの接着力および耐熱耐摩耗性を測定した結果を表
1に示す。
【0057】比較例1 実施例1において、重合体1を用いない以外は同様にし
て、比較の接着剤組成物6を得た。この接着剤組成物6
を用いて実施例1と同様の操作および条件で比較の情報
担体シート6を得た。そのシートの接着力および耐熱耐
摩耗性を測定した結果を表1に示す。
て、比較の接着剤組成物6を得た。この接着剤組成物6
を用いて実施例1と同様の操作および条件で比較の情報
担体シート6を得た。そのシートの接着力および耐熱耐
摩耗性を測定した結果を表1に示す。
【0058】比較例2 実施例4において、重合体1を用いない以外は同様にし
て、比較の接着剤組成物7を得た。この接着剤組成物7
を用いて実施例1と同様の操作および条件で比較の情報
担体シート7を得た。そのシートの接着力および耐熱耐
摩耗性を測定した結果を表1に示す。
て、比較の接着剤組成物7を得た。この接着剤組成物7
を用いて実施例1と同様の操作および条件で比較の情報
担体シート7を得た。そのシートの接着力および耐熱耐
摩耗性を測定した結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】(試験方法) 接着力−1:シートを180℃で2秒間加熱した後、ド
ライシーラーによって50kg/cm2の圧力で加圧接
着した。これを幅25mmに裁断し、オートグラフで剥
離強度を測定した。剥離強度のレベルに応じて、×(0
〜15g/25mm)、△(16〜30g/25m
m)、○(31〜50g/25mm)、◎(51〜10
0g/25mm)で示した。 接着力−2:シートを180℃で2秒間加熱した後、R
I印刷機でシリコーンオイルを0.5g/m2塗布し、
ドライシーラーによって100kg/cm2の圧力で加
圧接着した。これを幅25mmに裁断し、オートグラフ
で剥離強度を測定した。剥離強度のレベルに応じて、×
(0〜15g/25mm)、△(16〜30g/25m
m)、○(31〜50g/25mm)、◎(51〜10
0g/25mm)で示した。 耐熱耐摩耗性:シートに、150℃の温度で200g/
cm2の荷重をかけながら、接着剤表面を金属で摩耗
し、その損耗度を観察した。損耗度のレベルによって、
×(損耗した面積が摩耗面の31%以上)、△(損耗し
た面積が摩耗面の11〜30%)、○(損耗した面積が
摩耗面の1〜10%)、◎(損耗した面積が摩耗面の1
%未満)で示した。
ライシーラーによって50kg/cm2の圧力で加圧接
着した。これを幅25mmに裁断し、オートグラフで剥
離強度を測定した。剥離強度のレベルに応じて、×(0
〜15g/25mm)、△(16〜30g/25m
m)、○(31〜50g/25mm)、◎(51〜10
0g/25mm)で示した。 接着力−2:シートを180℃で2秒間加熱した後、R
I印刷機でシリコーンオイルを0.5g/m2塗布し、
ドライシーラーによって100kg/cm2の圧力で加
圧接着した。これを幅25mmに裁断し、オートグラフ
で剥離強度を測定した。剥離強度のレベルに応じて、×
(0〜15g/25mm)、△(16〜30g/25m
m)、○(31〜50g/25mm)、◎(51〜10
0g/25mm)で示した。 耐熱耐摩耗性:シートに、150℃の温度で200g/
cm2の荷重をかけながら、接着剤表面を金属で摩耗
し、その損耗度を観察した。損耗度のレベルによって、
×(損耗した面積が摩耗面の31%以上)、△(損耗し
た面積が摩耗面の11〜30%)、○(損耗した面積が
摩耗面の1〜10%)、◎(損耗した面積が摩耗面の1
%未満)で示した。
【0061】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、加熱乾燥時の
加熱によって急激に増粘・ゲル化する特性(いわゆる感
温ゲル化性)を有するので、情報担体シート用接着剤と
して用いた場合、加熱乾燥時に接着剤組成物が不動化さ
れた状態で乾燥されるため、紙等の基材への接着剤の浸
透(沈み込み)が少なく、厚みのある均一な接着剤層が
得られる。このため、少ない接着剤塗布量でも十分な接
着強度を示すとともに、耐摩耗性にも優れたものとな
る。また、この情報担体シートの接着剤層は嵩高である
ため、印刷適性にも優れるという利点もある。
加熱によって急激に増粘・ゲル化する特性(いわゆる感
温ゲル化性)を有するので、情報担体シート用接着剤と
して用いた場合、加熱乾燥時に接着剤組成物が不動化さ
れた状態で乾燥されるため、紙等の基材への接着剤の浸
透(沈み込み)が少なく、厚みのある均一な接着剤層が
得られる。このため、少ない接着剤塗布量でも十分な接
着強度を示すとともに、耐摩耗性にも優れたものとな
る。また、この情報担体シートの接着剤層は嵩高である
ため、印刷適性にも優れるという利点もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 133/24 C09J 133/24 (56)参考文献 特開 平2−75682(JP,A) 特開 平6−9848(JP,A) 特開 平8−1090(JP,A) 特開 平4−4283(JP,A) 特開 平6−64368(JP,A) 特開 平6−256671(JP,A) 特開 平8−259875(JP,A) 特開 平8−259925(JP,A) 特開 平9−25454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10 B42D 15/00 - 15/10 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (6)
- 【請求項1】 一時的に接着するが、必要時に容易に剥
離できる見開き面を有する情報担体用シートに用いる、
樹脂ラテックス(A)を接着剤基剤とする接着剤組成物
において、下記(B1)〜(B5)からなる群から選ば
れる一定の温度を境界にして親水性と疎水性とが可逆的
に変化する重合体(B)を、(A)の固形分100重量
部に対して、0.01〜50重量部含有することを特徴
とする接着剤組成物。 (B1):環状アミンまたは炭素数5以上の非環状アミ
ンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エス
テルからなる重合体 (B2):N−アルキル,N−アルキレンまたはN−ア
ルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドからなる重合
体 (B3):ポリエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレングリ
コールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレート
からなる重合体 (B4):ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルエーテルまたはポリエチレングリコールモノフェニ
ルモノビニルエーテルからなる重合体 (B5):ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルフェニルエーテルからなる重合体 - 【請求項2】 (A)が、液相中の乳化剤量が0または
0.01mmol/g以下である樹脂ラテックスである
請求項1記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】 (A)が、(メタ)アクリロイルオキシ
基を有するラジカル重合性乳化剤を用いて乳化重合され
た樹脂ラテックスである請求項1または2記載の接着剤
組成物。 - 【請求項4】 (B)の親水性と疎水性とが可逆的に変
化する温度が15〜100℃である請求項1〜3のいず
れか記載の接着剤組成物。 - 【請求項5】 基体シート面の少なくとも一部に、請求
項1〜4のいずれか記載の接着剤組成物を塗布し、加熱
乾燥して得られた接着剤層を設けてなることを特徴とす
る情報担体用シート。 - 【請求項6】 接着剤の塗工量が固形分換算で0.1〜
0.3g/m2である請求項5記載の情報担体用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5108796A JP3052056B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 接着剤組成物及びそれを塗布した情報担体シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5108796A JP3052056B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 接着剤組成物及びそれを塗布した情報担体シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221645A JPH09221645A (ja) | 1997-08-26 |
JP3052056B2 true JP3052056B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=12877045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5108796A Expired - Fee Related JP3052056B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 接着剤組成物及びそれを塗布した情報担体シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052056B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11286668A (ja) * | 1998-04-03 | 1999-10-19 | E Tec:Kk | 水系接着剤組成物 |
JP6476518B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2019-03-06 | トッパン・フォームズ株式会社 | 再剥離性シート |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP5108796A patent/JP3052056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09221645A (ja) | 1997-08-26 |
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