JP3051839U - 時計ケースに対するバンドの交換取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は時計ケースとの間の連結をそのまま
にして時計バンドを交換取付けすることができるように
した新規な交換取付装置を提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本考案はエンドピースを下板の先部に時計ケ
ース取付用の筒部を回動自在に枢着する枢軸にて該下板
上にワンタッチ回動開閉する開閉蓋を有して形成し、該
エンドピースの下板の後部上に時計バンド着脱用のフッ
クを折立て、時計バンドの先部に前記フックに掛脱する
止輪を設けて、時計ケースに取付けするエンドピースに
時計バンドを交換自在にて取付けるようにしたことを特
徴とする時計ケースに対するバンドの交換取付装置にあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は時計ケースに対するバンドの交換取付装置、詳しくはエンドピース とバンド間を簡易に分離交換自在にて接続するようにした時計ケースに対するバ ンドの交換取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、時計バンドは先部に時計ケース取付用のエンドピースを一体に取付けて 形成してきたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、時計ケースに取付けしている時計バンドを例えば仕事かレジャーかの 目的によって交換取付けしようとするときは、エンドピースごと時計ケースから 外して、別のエンドピースが付いた時計バンドを時計ケースに取付け連結させね ばならないという課題があった。

【０００４】 しかしながら、エンドピースはばね棒を用いて時計ケースに取付けているので 、外すためにばね棒を収縮させる専門の工具を用いて細かな個所を操作する要が あって、着用者自身による交換取付けは容易でないという課題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案はエンドピースを下板の先部に時計ケース取付用の筒部を回動自在に枢 着する枢軸にて該下板上にワンタッチ回動開閉する開閉蓋を有して形成し、該エ ンドピースの下板の後部上に時計バンド着脱用のフックを折立て、時計バンドの 先部に前記フックに掛脱する止輪を設けて、時計ケースに取付けするエンドピー スに時計バンドを交換自在にて取付けするようにして、かかる課題を解決するよ うにしたのである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

エンドピース１は下板２の先部に時計ケース３取付用の筒部４を回動自在に枢 着する枢軸５にて該下板２上にてワンタッチ開閉するプッシュ式の開閉蓋６を取 付けて形成する。

【０００７】 該エンドピース１の下板２の後部上に筒部４側に曲折してなるフック７を折立 て、時計バンド８の先端部に該フック７に掛脱する止輪９を設けてなる。なお10 a，10bは開閉蓋６の両側より突出するばね張りしたプッシュ部、11はプッシュす ることにより開く止穴、12は下板２の中間上に折立てた止穴11に掛脱する折立爪 である。

【０００８】 以上によりエンドピース１の開閉蓋６は両側のプッシュ部10a，10bを押すと止 穴11が開いて折立爪12の掛止を解くを以って、プッシュ部10a，10bを押しながら 回動立てする要領によりワンタッチにて回動開きすることができて、開閉蓋６を 開くとフックが表出するので、フック７に掛着した止輪９を外すことによって簡 単に時計バンド８をエンドピース１より分離することができて、別の時計バンド ８の止輪９をフック７に掛着することができる。

【０００９】 開閉蓋６を回動閉じすると止穴11に折立爪12が掛止してフック７上を覆うため 一旦掛着した時計バンド８はみだりに分離しないものとなる。

【００１０】 かくて目的や季節などに合わせて三つ折れ付の金属バンド8aや美錠付の皮バン ド8bなど、各種の好みの時計バンドをエンドピース１に交換取付けして時計ケー ス２に連結することができるものとなる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のようにして、エンドピースと時計バンドを分離可能にて接続す るように構成したので、時計ケースとの間の連結部分をそのままにして時計バン ドを簡易に交換することができるという効果を生ずる。

【００１２】 エンドピースと時計バンド間はフックと止輪の掛脱にて分離・接続するので、 着用者自身にて簡単に時計バンドを交換取付けすることができるという効果を生 ずる。

【００１３】 エンドピースは開閉蓋を有して該開閉蓋の閉じによりフック上を覆うようにし て掛着した時計バンドをみだりに外れないものとするという効果を生ずる。

【００１４】 開閉蓋はワンタッチ開閉式によって開閉操作が簡単に行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 時計バンド取付のエンドピースを時計ケース
に接続する前の状態にて示す斜視図である。

【図２】 時計ケースに取付けたエンドピースの開閉蓋
を回動立て展開して時計バンドを取外した状態を示す斜
視図である。

【図３】 エンドピースを各部材別に示す斜視図であ
る。

【図４】 (a)は三つ折れ付の金属バンドを取付けした
例を示す正面図、(b)は尾錠付の皮バンドを取付けした
例を示す平面図である。

【符号の説明】

１はエンドピース ２は下板 ３は時計ケース ４は筒部 ５は枢軸 ６は開閉蓋 ７はフック ８，8a，8bは時計バンド ９は止輪 10a，10bはプッシュ部 11は止穴 12は折立爪 13はばね棒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 エンドピースを下板の先部に時計ケース
   取付用の筒部を回動自在に枢着する枢軸にて該下板上に
   ワンタッチ回動開閉する開閉蓋を有して形成し、該エン
   ドピースの下板の後部上に時計バンド着脱用のフックを
   折立て、時計バンドの先部に前記フックに掛脱する止輪
   を設けて、時計ケースに取付けするエンドピースに時計
   バンドを交換自在にて取付けるようにしたことを特徴と
   する時計ケースに対するバンドの交換取付装置。