JP3051620U - レンジフードフィルター材 - Google Patents
レンジフードフィルター材Info
- Publication number
- JP3051620U JP3051620U JP1998001839U JP183998U JP3051620U JP 3051620 U JP3051620 U JP 3051620U JP 1998001839 U JP1998001839 U JP 1998001839U JP 183998 U JP183998 U JP 183998U JP 3051620 U JP3051620 U JP 3051620U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- range hood
- filter material
- fibers
- layers
- hood filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】空気抵抗の上昇を少なくして、油煙等の補集容
量を多大ならしめ、且つ、メジャー等を用いずして自由
に適正寸法に裁断できるレンジフードフィルター材を提
供すること。 【解決手段】少なくとも2層以上に構成されたレンジフ
ードフィルター材で、気流の流入面が太い繊維もしくは
これを含む繊維で形成された粗い密度の層で構成され、
流出面が細い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された
緻密な密度の層で構成され、且つ少なくともどちらかの
層の表面に、断裁目印を設けること。
量を多大ならしめ、且つ、メジャー等を用いずして自由
に適正寸法に裁断できるレンジフードフィルター材を提
供すること。 【解決手段】少なくとも2層以上に構成されたレンジフ
ードフィルター材で、気流の流入面が太い繊維もしくは
これを含む繊維で形成された粗い密度の層で構成され、
流出面が細い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された
緻密な密度の層で構成され、且つ少なくともどちらかの
層の表面に、断裁目印を設けること。
Description
【0001】
本考案は、台所等のレンジフードの吸気口に取り付けて油汚れ等を防ぐ為の使 い捨てフィルター材に属する。
【0002】
レンジフードの吸気口には予め内部ファンの油汚れを防ぐ為の金属フィルター が設けられているが、調理の際発生する油煙等がこれに付着し、また清掃の際も いちいちこれを取り外して洗浄しなければならないといった煩雑さがあった。こ のため、この金属フィルターの表面に取り付けて油煙等による汚れを防ぐ使い捨 てのフィルター材が種々提供されている。
【0003】 しかし、現在市場で販売されているレンジフードフィルター材は薄手製品、厚 手製品ともフィルターの繊維密度は、目付重量の如何にかかわらず均一、一定に して生産されている。
【0004】 一方、調理の際油煙となった食用油はフィルターの繊維に衝突することにより 、複数の粒子が一つになって元の油状に戻り、繊維の表面に付着する。密度の均 一なフィルターの場合、油煙等が繊維の交点に集まり油の持つ表面張力で油膜を 張り、空気抵抗の上昇の原因となっている。
【0005】 すなわち、密度が単一のフィルターは、表面だけの補集(表面濾過)となり、 補集容量が少なくして空気抵抗が上昇しやすいといった欠点があった。
【0006】 また、寸法がまちまちな種々のレンジフードに対応するため、自由に断裁でき るよう長尺に形成されたフィルター材においては、断裁目印となるものがないの で、メジャー等を用いずに所要寸法に断裁するのが困難であった。
【0007】
そこで本考案が解決しようとする課題は、空気抵抗の上昇を少なくして、油煙 等の補集容量を多大ならしめ、しかもメジャー等を用いずして自由に所要寸法に 断裁できる新規のフィルター材を提供することである。
【0008】
以上の課題を解決するための具体的手段としては、少なくとも2層以上に構成 されたフィルター材が、気流の流入面が合成樹脂から成る粗い密度の層と、気流 の流出面が合成樹脂から成る緻密な密度の層に構成されることである。
【0009】 また、少なくとも2層以上に構成されたフィルター材が、気流の流入面が合成 樹脂から成る太い繊維で形成された粗い密度の層と、気流の流出面が合成樹脂か ら成る細い繊維で形成された緻密な密度の層に構成されることである。
【0010】 さらに、少なくともどちらかの層の表面に、断裁目印を設けることである。
【0011】
次に実施例によって考案実施の態様を図面に従い説明するが、例示は単に説明 用のものであって、考案思想の制限あるいは限定を意味するものではない。
【0012】 図1は、本考案に係り構成されたレンジフードフィルター材の断面概略図で、 2層に構成されている。
【0013】 図2は、本考案に係り構成された第2の実施例によるレンジフードフィルター 材の断面概略図で、3層に構成されている。
【0014】 また、図3は従来のレンジフードフィルター材を示す断面概略図である。
【0015】 図1並びに図2において、レンジフードフィルター材1、1’は、難燃性能を 備えたポリ塩化ビニル系やアクリル系などの合成樹脂を用いて作成された繊維、 繊条物から成る、もしくはこれを含む不織布で、少なくとも2層以上に構成され 、寸法のまちまちな種々のレンジフードに対応できるよう、予め長尺略矩形に形 成されている。
【0016】 さらに、レンジフードフィルター材1、1’の少なくとも1層以上の繊維中に 、ポリエステル樹脂などから得られる再生繊維が、不織布固着のため付加された 樹脂等を除く全体重量比で50%以上含有されている。
【0017】 図1において、レンジフードフィルター材1は2層に構成されており、気流の 流入面Aは概ね12〜20デニールの比較的太い繊維もしくはこれを含む繊維で 形成された粗い密度の層で、気流の流出面Cは概ね1〜10デニールの比較的細 い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された緻密な密度の層で構成されている。
【0018】 図2において、レンジフードフィルター材1’は3層に構成されており、気流 の流入面A’は概ね14〜20デニールの比較的太い繊維もしくはこれを含む繊 維で形成された粗い密度の層で、中間層Bは8〜13デニールのやや太い繊維も しくはこれを含む繊維で形成されたA’より密度の緻密な層で、気流の流出面C ’は概ね1〜7デニールの比較的細い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された 緻密な密度の層で、気流の流出面方向に繊維の密度が順次緻密になるよう構成さ れている。
【0019】 あるいは、A’は概ね12〜20デニールの比較的太い繊維もしくはこれを含 む繊維で形成された粗い密度の層で、B及びC’は1〜10デニールの比較的細 い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された緻密な密度の層になるよう構成され ている。
【0020】 またあるいは、A’及びBは概ね12〜20デニールの比較的太い繊維もしく はこれを含む繊維で形成された密度の粗い層で、C’は概ね1〜10デニールの 比較的細い繊維もしくはこれを含む繊維で形成された緻密な密度の層で構成され ている。
【0021】 図7は、本考案に係り構成されたレンジフードフィルター材を示す斜視図であ る。
【0022】 図7において、レンジフードフィルター材1、1’の少なくともどちらかの層 の表面に、所定間隔で例えば格子状の断裁目印3が、実線あるいは点線などの態 様でグラビア印刷等の手段により設けられている。
【0023】 なお、この断裁目印3は設けられる表裏面を限定しないが、できれば気流の流 出面、すなわち密度の緻密な層の面に設けるのが望ましい。
【0024】
本考案に係り構成されたレンジフードフィルター材1、1’は、気流の流入面 が太い繊維もしくはこれを含む繊維から形成される密度の粗い層になっているた め、油煙等2が付着して油の表面張力による油膜ができても繊維の隙間が大きい ので、空気抵抗の上昇が少ない。
【0025】 気流の流入面の、密度の粗い層を通過した油煙等2は、流出面の密度の緻密な 層で補集するため、立体的補集となり、補集容量が大きいにも拘らず空気抵抗の 上昇が少ない。
【0026】 すなわち、密度の単一なレンジフードフィルター材と比べて、繊維の目詰まり を起こす過程が延長されるため、フィルター材を取替える手間の回数が軽減され る。
【0027】 また、少なくともどちらかの層の表面に断裁目印3を設けているので、メジャ ー等がなくてもフィルター材の適正寸法が判断でき、鋏等を用いて自由に裁断す ることができる。
【0028】 さらに、少なくとも2層以上に構成されたフィルター材の表裏の見分けが付き にくい場合でも、表面に設けられた断裁目印3が同時に表裏の如何を判断する基 準とすることができる。
【0029】 なお、この断裁目印3は気流の流出面に形成された密度の緻密な層の表面に設 けられた場合、印刷時に図柄がより鮮明に仕上がるのと同時に、実使用面におい ても、該層がレンジフードの金属フィルター側に取付られるため、断裁目安3の 図柄が裏側に隠れ、取付後の美観を損なうことがない。
【0030】 加えて、少なくとも1層以上の繊維中に、合成樹脂から成る再生繊維、例えば 飲料水のペットボトル等から得られる再生ポリエステル樹脂等を、繊維重量全体 の50%以上含有させることにより、リサイクル資源の有効利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるレンジフードフィルター材
の断面概賂図。
の断面概賂図。
【図2】第2の実施例によるレンジフードフィルター材
の断面概略図。
の断面概略図。
【図3】従来のレンジフードフィルター材の断面概略
図。
図。
【図4】第1の実施例によるレンジフードフィルター材
の効果を示す断面概略図。
の効果を示す断面概略図。
【図5】第1の実施例によるレンジフードフィルター材
の効果を示す断面概略図。
の効果を示す断面概略図。
【図6】従来のレンジフードフィルター材の効果を示す
断面概略図。
断面概略図。
【図7】第1成いは第2の実施例によるレンジフードフ
ィルター材の斜視図。
ィルター材の斜視図。
1、1’レンジフードフィルター材 2 油煙等 3 断裁目印 A、A’密度の粗い層 B 中間層 C、C’密度の緻密な層
Claims (4)
- 【請求項1】台所等のレンジフードに取り付ける使い捨
てのフィルター材で、少なくとも2層以上に構成され、
気流の流入面が合成樹脂から成る粗い密度の層に構成さ
れ、気流の流出面が合成樹脂から成る緻密な密度の層に
構成されたことを特徴とするレンジフードフィルター
材。 - 【請求項2】台所等のレンジフードに取り付ける使い捨
てのフィルター材で、少なくとも2層以上に構成され、
気流の流入面が合成樹脂から成る太い繊維で形成された
粗い密度の層に構成され、気流の流出面が合成樹脂から
成る細い繊維で形成された緻密な密度の層に構成された
ことを特徴とするレンジフードフィルター材。 - 【請求項3】少なくともどちらかの層の表面に、断裁目
印を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項2に記
載のレンジフードフィルター材。 - 【請求項4】少なくとも1層以上の繊維中に、合成樹脂
から成る再生繊維を繊維重量全体の50%以上含有した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のレンジ
フードフィルター材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001839U JP3051620U (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | レンジフードフィルター材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001839U JP3051620U (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | レンジフードフィルター材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051620U true JP3051620U (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=43185769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998001839U Expired - Lifetime JP3051620U (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | レンジフードフィルター材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051620U (ja) |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP1998001839U patent/JP3051620U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6237150B1 (en) | Disposable bib | |
JP3051620U (ja) | レンジフードフィルター材 | |
US11213780B2 (en) | Air filter with passivated filter life indicator | |
JPH11226330A (ja) | レンジフードフィルター材 | |
JP2586824Y2 (ja) | フィルタ材 | |
CN206229102U (zh) | 空气净化用高效率滚筒型前置过滤器系统 | |
JPH0538812Y2 (ja) | ||
JP2001246212A (ja) | 換気扇又はレンジフードのフィルター部材 | |
JPH06182127A (ja) | 塩分除去用不織布製濾材およびこれを用いたエアーフィルタ | |
JP3653395B2 (ja) | エアクリーナー用濾材 | |
JPH0751518A (ja) | 油吸着性フィルター材 | |
JP3018568U (ja) | レンジフード・換気扇用エアフィルタ | |
CN221122329U (zh) | 一种烹饪机及其过滤结构 | |
JP4065072B2 (ja) | ティッシュの収納箱 | |
JP2006044802A (ja) | ドリップ吸収マット | |
KR102556384B1 (ko) | 통기성 도광판 및 이를 포함하는 공기 청정 필터 | |
RU51762U1 (ru) | Фильтрующая заглушка | |
CN207856547U (zh) | 初效纸框过滤器 | |
JP2001029720A (ja) | 取替サイン付フィルタ | |
JPH0735899Y2 (ja) | ゴミ除去用スクリーン | |
JPH0437725B2 (ja) | ||
JP3009198U (ja) | 洗い具 | |
JPS6031774Y2 (ja) | エア−クリ−ナ−用濾材 | |
JPH1146993A (ja) | 電気調理器 | |
JP3101651U (ja) | 粘着シート付きブラシ |