JP3051594B2 - 熱風発生機 - Google Patents

熱風発生機

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JP3051594B2
JP3051594B2 JP5101797A JP10179793A JP3051594B2 JP 3051594 B2 JP3051594 B2 JP 3051594B2 JP 5101797 A JP5101797 A JP 5101797A JP 10179793 A JP10179793 A JP 10179793A JP 3051594 B2 JP3051594 B2 JP 3051594B2
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱風発生機に関し、さら
に詳しくは乾燥、加熱、暖房、保温、さらには樹脂の成
型、焼き付け、ハンダ等の溶融、空気の殺菌等の熱源と
して使用できる熱風発生機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる熱風発生機としては、
図5乃至図7に示すものがあり、図5及び図6のものは
従来型の熱風発生機そのものであり、図7のものは従来
型の一般的な暖房機である。
【0003】図5のものは、ケーシング内に発熱体、整
流板及び筒状の風道等を設けた熱風発生用発熱体(ヒー
ター)と送風機と温度調節器付き操作盤の三部材をそれ
ぞれ分離して設置している。送風機の排出口と熱風発生
用発熱体(ヒーター)は配管で接続され、前記の三部材
を電気的に接続したものである。
【0004】前記の整流板及び筒状の風道等の使用によ
り発熱体の表面付近に強制的に気体を集めたり、使用可
能な温度範囲に適合したワット密度で設計された発熱体
を使用したり、また発熱体付近に気体が晒される時間を
長くとる等の工夫により、発熱体の表面温度を可能な限
り低く抑え、高温領域での使用に際しても連続運転がで
きるように耐久性が保たれている。
【0005】また送風機用モーターと回転羽根の間のシ
ャフトに冷却用の回転羽根を取付けた耐熱送風機を使用
し、100℃〜250℃の熱風を吸引できるようにした
熱風循環仕様がある。 使用熱風温度範囲は常温から4
00℃以上、中には最高熱風温度800℃を越える仕様
のものもある。
【0006】図6のものは、図5の三部材を直に接続さ
せ一体化させたものであり、性能は図5と同等である。
ただし、ヘアードライヤー型もこの種類に入り、中には
高温領域で使用可能なものもあるが、携帯しての使用目
的を重視し、発熱体を小型軽量化するために単純な構造
になっている。従って、高温領域では発熱体が赤熱し易
く、長時間の連続運転には適さないものが多い。
【0007】図7はエアコン等の暖房機に多く見られる
タイプであり、箱状のケーシング内に前記の三部材を配
設している。このタイプは図5、図6のものに比べ暖
房、保温専用の機種であり、噴出熱風温度も30℃〜1
00℃と低くなっている。
【0008】そのため発熱体は、図5の熱風発生用発熱
体(ヒーター)に比べると、整流板や筒状の風道等の工
夫がそもそも必要にならないものが多く、また気体が発
熱体に晒されている時間も短くて良いため、容易に発熱
体を小型化することができ、このような理由から長時間
の連続運転が可能な仕様になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6に使用さ
れている熱風発生用発熱体(ヒーター)は、前記したよ
うな整流構造を有し、それにより発熱体から気体への熱
交換率を高く得る構造になっており、高温領域での連続
運転に耐えられる仕様になっているが、気体吹込口から
発熱体内に入った気体は、発熱体の表面付近を通過しな
がら徐々に加熱されて、発熱体の熱風排出口方向へ流れ
ていく。この時の発熱体表面の温度分布は、吹込口側が
低く、熱風排出口側が高くなる。
【0010】また、内部の構造物の蓄熱により、発熱体
の中間部の表面が高い温度になることもあるが、発熱体
の経年劣化は表面温度の高い箇所から始まるのが一般的
である。このため発熱体の耐久性を増すには、この表面
温度ムラを補正することが課題となっていた。
【0011】また従来型は送風機、発熱体、温度調節器
付き操作盤の三部材で構成されている。そのため、熱風
発生機をより小型化するには、それぞれを図6のように
直結したり、図7のように箱状のケーシング内に無駄な
空間を少なく配置するのが精一杯であった。
【0012】ヘアードライヤー型については、そのほと
んどが小形軽量化、始動後の熱風温度上昇時間の短縮等
を重視するあまり、発熱部を小型化したり、整流構造を
省いたり簡略化して、発熱体のワット密度を高めに設計
しているものが、多く見られる。
【0013】そのため、このタイプのものは小形軽量化
はできても、高温領域での連続運転には適していないも
のが多い。
【0014】図7の暖房機型は、上述したように発熱部
を小型化することはできるが、他の種類に比べ高い熱風
温度領域で使用することができない。即ち、この形状で
高温熱風を得るには、図5及び図6と同仕様の発熱体を
搭載させる必要があるうえ、さらに送風機のモーターや
操作盤の計器類、コントロール部、配線回路等を異常過
熱から保護するための冷却構造を設ける必要がある。既
に箱形ケーシング内に前述の三部材を収納した熱風発生
機も存在するが、容積は図5及び図6のタイプよりも必
然的に大きくなっているのが実情である。
【0015】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、高温の領域でも安定した性能が確保でき、かつ熱風
循環が可能で、コンパクトで熱交換率の高い熱風発生機
を安価に提供せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、渦
巻型ケーシングを持った送風機において、送風機内の回
転羽根の先端とケーシング内壁との隙間にパイプ等で保
護された発熱体を線状に配設し、送風機の熱風排出口直
前位置に存する発熱体を折返し状に配設することにより
送風機と発熱体とを一体化させ、送風機のモーター置台
の中に温度調節器付き操作盤または電源接続端子を設置
したことを特徴とする熱風発生機をもって、課題解決の
ための手段とするものである。
【0017】
【作用】本発明は、送風機の吸入口から吸引された気体
が回転羽根により、全円周方向即ち、360度方向に噴
射される気体の流れと、排出エアー分離点から渦巻状ケ
ーシング内壁に沿って羽根の回転方向に増量しながら熱
風排出口へ向かう気体の流れの2種類が、回転羽根の先
端とケーシング内壁との隙間に配設されている発熱体か
ら熱交換が行われる。
【0018】そのため、熱交換が始まるA地点付近は熱
風排出口付近に比べ気体温度が低く、気体の通過量も少
ない。また、熱風排出口に向かうに連れ熱交換する気体
の流量が増量し、熱風排出口付近の最終段階では最も多
くなった流量と回転羽根からの噴流気体が合流して発熱
体表面に晒されることになる。
【0019】これにより、従来型の課題であった、ヒー
ター表面の温度ムラを整流構造物(整流板等のガイド)
無しに、大幅に改善できることになった。
【0020】また本発明では、送風機の限られた内部に
熱風発生用発熱体(ヒーター)を内蔵させ、モーター下
部にコントロールボックスを配設することにより、熱風
発生機全体をさらに小型、軽量化することが可能になっ
た。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例に基づいて説明
する。本発明は、送風機1と温度調節器付き操作盤2と
発熱体3とをコンパクトに一体的に組込んだものであ
り、符号4はモーター置台である。
【0022】本発明の送風機1とは、ターボフアン、タ
ーボブロアー、プレートフアン、シロッコフアン等から
なるもので、いずれのものであっても構わない。また、
温度調節器付き操作盤2としては、従来公知の機器を使
用すれば十分である。
【0023】いずれにしても、この操作盤2は、温度の
設定、送風時間の設定、スイッチのON、OFF切り換
え等の各種コントロールを行うものであり、この操作盤
2はモーター置台4の中に収納される。このモーター置
台4の内部は、通常、空洞であるから、スペースの有効
利用に役立つ。
【0024】つぎに、発熱体3としては、シーズヒータ
ーあるいはパイプやセラミック体と絶縁材料で保護され
たニクロム線のような線状熱源が好適である。
【0025】図4の断面図に示すように、送風機のエア
ー吸入口5より吸引されたエアーは回転羽根6により、
ケーシング内に360度方向へ同時に噴射され、その噴
流が発熱体に当たり、ケーシングの内壁に向かう。
【0026】ここで各方向への噴射量は内部構造の抵抗
により変化するが、回転羽根先端とケーシング内壁の隙
間が大きい箇所ほど抵抗が少なくなり、噴射流体量が多
くなる。また、内壁に到達したエアーは、エアーガイド
7の排出エアー分離点7aから内壁に沿って回転羽根の
回転方向(図の構造では時計方向)に増量しながら発熱
体に当たり、熱風排出口8に向かう。
【0027】またエアーガイド7は、その先端7aから
後端7bに至る長さで形成され、回転羽根6先端との間
隔は先端7a付近で小さく、後端7bに近付くにつれて
徐々に大きくなるように形成されている。
【0028】このエアーガイド7の役割としては、熱風
排出口8に向かうエアーと発熱体方向に進むエアーとを
分離する役割と、さらに送風機1の内部にエアーの渦が
発生するのを防止する役割と、本機の圧力性能を一定水
準以上に保つための役割も果している。
【0029】前記発熱体3は、その両端部がヒーター電
極部9a、9bに接続され、回転羽根6の先端部とケー
シング10の内壁との隙間11に回転羽根6の先端に沿
う状態で配設されている。その結果、回転羽根6の先端
であって、エアーガイド7に対向しない部分に発熱体3
が配設され、発熱体が対向しない部分にはエアーガイド
7が対向することになる。
【0030】また、熱風発生機の熱風排出口8の直前位
置に当たる送風機のエアー通路内では、前記発熱体3を
折返して、折返し部3aを形成している。
【0031】折返し部3aを形成した位置は、風量が最
も多くなる部分であり、かつ温度も最も高くする必要が
あるため、折返し部から得られる熱量は貴重なものとな
る。
【0032】さらに、回転羽根6とモーターの中間部シ
ャフト上には冷却フアン12を取付け、送風機のモータ
ーの冷却を行う。これにより220℃〜250℃のエア
を吸引できるように耐熱性を高め、熱風循環使用にも適
応できるようにしてある。また、モーター下部にある温
度調節器付き操作盤の内部の構造物であるソリッドステ
ートリレー等の放熱を促進させるように、この排風を利
用する構造になっている。
【0033】
【発明の効果】よって、本発明によれば熱風発生機全体
が著しくコンパクトになり、高温域(600℃以上)で
も安定した性能が確保でき、発熱体とエアーとの接触が
十分確保でき、かつバランスが良好であるため、熱交換
率が向上し、従来の熱風発生機では達成不可能であった
性能が得られるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】同右側面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】本発明の送風機部分の縦断面図である。
【図5】従来熱風発生機の正面図である。
【図6】他の従来熱風発生機の正面図である。
【図7】他の従来熱風発生機の正面図である。
【符号の説明】
1 送風機 2 温度調節器付き操作盤 3 発熱体 3a 発熱体の折返し部 4 モーター置台 5 エアー吸入口 6 回転羽根 7 エアーガイド 7a エアーガイドの先端 7b エアーガイドの後端 8 熱風排出口 9a,9b ヒーター電極部 10 ケーシング 11 隙間 12 冷却フアン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻型ケーシングを持った送風機におい
    て、送風機内の回転羽根の先端とケーシング内壁との隙
    間にパイプ等で保護された発熱体を線状に配設し、送風
    機の熱風排出口直前位置に存する発熱体を折返し状に配
    設することにより送風機と発熱体とを一体化させ、送風
    機のモーター置台の中に温度調節器付き操作盤または電
    源接続端子を設置したことを特徴とする熱風発生機。
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