JP3051286U - ハム・ソーセージのケーシング - Google Patents
ハム・ソーセージのケーシングInfo
- Publication number
- JP3051286U JP3051286U JP1998000452U JP45298U JP3051286U JP 3051286 U JP3051286 U JP 3051286U JP 1998000452 U JP1998000452 U JP 1998000452U JP 45298 U JP45298 U JP 45298U JP 3051286 U JP3051286 U JP 3051286U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- edge
- seam
- terminal
- glue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縫製等によって簡単にハム・ソーセージのケ
ーシングの端面がほぼ平坦な円形状になり、かつ端末に
皺等が生じないようにすることである。 【解決手段】 ケーシング本体1の端末部を偏平に折り
畳んだ状態で、縫代xを見込んだ仮想線2からケーシン
グ本体1を円筒にした半径Rとほぼ等しい略半円3を画
き、その半円3から縫代yを見込んで切り目4を入れ、
ケーシング本体1の完成後の端縁7となる仮想線から縫
代zを見込んだ切り目5を前記切り目4まで形成し、切
り目4、5によって部分6を切除する。そして、仮想線
2に沿って表裏を縫合し、かつ縫代yとzを突き合せて
半円3と端縁7とを縫合して固着すると、円筒状ケーシ
ング本体1の端面にほぼ円形状の蓋3aが形成され、端
末に皺などもほとんど生じない。
ーシングの端面がほぼ平坦な円形状になり、かつ端末に
皺等が生じないようにすることである。 【解決手段】 ケーシング本体1の端末部を偏平に折り
畳んだ状態で、縫代xを見込んだ仮想線2からケーシン
グ本体1を円筒にした半径Rとほぼ等しい略半円3を画
き、その半円3から縫代yを見込んで切り目4を入れ、
ケーシング本体1の完成後の端縁7となる仮想線から縫
代zを見込んだ切り目5を前記切り目4まで形成し、切
り目4、5によって部分6を切除する。そして、仮想線
2に沿って表裏を縫合し、かつ縫代yとzを突き合せて
半円3と端縁7とを縫合して固着すると、円筒状ケーシ
ング本体1の端面にほぼ円形状の蓋3aが形成され、端
末に皺などもほとんど生じない。
Description
【0001】
この考案は、ハム・ソーセージのケーシングに関する。
【0002】
ハムやソーセージの原料を円筒状のケーシングに充填する際、ケーシングの端 末を閉鎖しておく必要があり、そのためにケーシングの端末を絞り、金属のクリ ップや紐或はミシンによる縫製で結束しているが、先端がほぼ円錐形又はドーム 形になるため、ハム等をスライスして販売する場合、先端部が小径でかつケーシ ングの結束皺が転写された状態になっているため、商品として提供し難くロスが 生じる問題がある。
【0003】
そこで、ケーシングの端末内部にステンレス等から成る円盤又はカップを装填 しておくことが考えられているが、これを挿入する手間や再使用のための洗浄な ど、コストを高める要因となる。
【0004】 この考案の課題は、縫製等によって簡単にケーシングの端面がほぼ平坦な円形 状になり、かつ端末に皺等が生じないようにすることである。
【0005】
上記の課題を解決するために、この考案においては、ケーシング本体の端末部 を偏平に折り畳んだ状態でその端縁から糊代又は縫代を見込んで、ケーシング本 体を円筒形にした状態の半径とほぼ等しい略半円をケーシング本体の端末部中央 に仮想し、その半円に沿って糊代又は縫代を見込んで一対の第1切り目をケーシ ング本体の端末部端縁から完成後の端縁に向って形成し、この完成後の端縁から 糊代又は縫代を見込んだ線に沿ってケーシング本体の側縁から一対の第2切り目 を設け、前記第1及び第2切り目に区画された部分を切除し、前記ケーシング本 体の端末部端縁に沿った糊代又は縫代を表裏で固着し、前記半円と完成後の端縁 に沿った糊代又は縫代を隣接するもの同志で互に固着してケーシングを形成した のである。
【0006】 前記第1切り目を完成後の端縁附近まで形成しておくのが好ましい。また、前 記ケーシング本体の端縁に沿った糊代又は縫代の両端部を前記半円に区画された 部分に折り重ねて固着しておくのが好ましい。
【0007】
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。まず図1に示すよ うな筒状フイブラス(Fibrous)ケーシング本体1を、図2に示すように 、偏平に折り畳む。するとその幅Xと円筒状ケーシング本体1の半径Rとは、2 X=2πRの関係にある。従ってR=X/πである。そこで偏平に折り畳んだケ ーシング本体1の幅Xを実測し、半径Rを算出する。そして糊代又は縫代xを適 当な幅で見込んだ仮想線2の中心2aから半径Rの半円3を画く。この半円3で 区画された部分が、裏面の対応する部分(ケーシング本体1は折り畳まれて二重 になっている)と共にほぼ真円形となり、ケーシング本体1の端末の蓋3aとな る。
【0008】 次に、前記半円3の外側にも、半円3に沿って適当な幅で糊代又は縫代yを見 込み、切り目4を形成する。この切り目4は、図2の4aまで延長してもよい。 さらに、ケーシング本体が完成した際に端縁7となる線に沿って、糊代又は縫代 zを見込んで切り目5を形成する。これらの切り目4と5によって区画された切 除部6は、図3に示すように除去される。なお、半径Rはさほど厳密に計算する 必要はなく、半円3も略円形であればよい。また、糊代或は縫代x、y、zの幅 もケーシング本体の材質やサイズ等によって適宜選択可能である。そして、これ らの数値に基づいて切り目4、5の形状が予め定まれば、それに対応する形状の カッタを用意しておき、偏平に折り畳んだケーシング本体を連続的に切断加工で きる。また、仮想線2及び端縁7に沿って、切断加工と同時に折り目加工を施し ておくことができる。
【0009】 上記のように切断した後、仮想線2に沿って縫合し、縫目2bを形成して半円 3で区画された表裏の蓋3aを連結した後、折り畳んだケーシング本体1を図4 のように開いて行き、図5のように円筒状にする。なお、縫目2bから外側の縫 代xは、縫目2bを形成した図3の状態で縫目2bに沿って折り返し、蓋3aの 上面に重ね合せておくのがよい。
【0010】 図5の状態で蓋3aの外周の縫代yとケーシング本体1の端末の縫代zをつま み合せて半円3にほぼ沿うように縫合する。このとき、図6に示すように、蓋3 aに重ね合せられた縫代xの両端部も同時に縫目3bで共に縫合して蓋3aに固 定する。このようにして、ケーシング本体1の端末は、ほぼ円形の蓋3aで密閉 される。この蓋3aの径は、図2で説明したように、円筒状ケーシング本体1の 径とほぼ同じである。
【0011】 図7に示すように、前記縫代xは二重になっており、かつ蓋3aの上面に重ね 合されて図6で説明したように両端部が縫目3bにより蓋3aに固定されている ため、補強リブの役目を果し、蓋3aの変形を防止する。さらに、図8のように 、二重に折り返すと縫代xが四重になって変形防止効果を高めることができる。 勿論、縫代x全体を蓋3aに固着してもよい。
【0012】 なお、縫目2b、3bに代えて接着剤を用いて糊代x、y、zを固着してもよ い。
【0013】
この考案によれば、以上のように、ケーシングの端面を円筒形ケーシング本体 とほぼ同形同サイズの円形にすることができ、かつ端末にほとんど皺等が生じな いので、ハムやソーセージの原料を充填した後スライスしてもロスが生じること がなく、コスト削減に大きな効果を挙げることができる。
【図1】未加工のケーシング本体を示す斜視図
【図2】ケーシング本体端末の加工方法を示す正面図
【図3】ケーシング本体の端末を切断した状態を示す正
面図
面図
【図4】ケーシング本体の端末を展開して行く途中を示
す斜視図
す斜視図
【図5】ケーシング本体の端末を展開した状態を示す斜
視図
視図
【図6】ケーシング本体の端末を縫合して完成した状態
を示す斜視図
を示す斜視図
【図7】ケーシング本体の端末の補強手段を示す断面図
【図8】同上の他の手段を示す断面図
1 ケーシング本体 2 仮想線 2a 仮想線の中心 2b 縫目 3 半円 3a 蓋 3b 縫目 4、4a、5 切り目 6 切除部 7 ケーシング本体の端縁 X 幅 R 半径 x、y、z 糊代又は縫代
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング本体の端末部を偏平に折り畳
んだ状態でその端縁から糊代又は縫代を見込んで、ケー
シング本体を円筒形にした状態の半径とほぼ等しい略半
円をケーシング本体の端末部中央に仮想し、その半円に
沿って糊代又は縫代を見込んで一対の第1切り目をケー
シング本体の端末部端縁から完成後の端縁に向って形成
し、この完成後の端縁から糊代又は縫代を見込んだ線に
沿ってケーシング本体の側縁から一対の第2切り目を設
け、前記第1及び第2切り目に区画された部分を切除
し、前記ケーシング本体の端末部端縁に沿った糊代又は
縫代を表裏で固着し、前記半円と完成後の端縁に沿った
糊代又は縫代を隣接するもの同志で互に固着したハム・
ソーセージのケーシング。 - 【請求項2】 前記第1切り目を完成後の端縁附近まで
形成した請求項1に記載のハム・ソーセージのケーシン
グ。 - 【請求項3】 前記ケーシング本体の端末部端縁に沿っ
た糊代又は縫代の両端部を前記半円に区画された部分に
折り重ねて固着した請求項1又は2に記載のハム・ソー
セージのケーシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000452U JP3051286U (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ハム・ソーセージのケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000452U JP3051286U (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ハム・ソーセージのケーシング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051286U true JP3051286U (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=43185453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000452U Expired - Lifetime JP3051286U (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ハム・ソーセージのケーシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051286U (ja) |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP1998000452U patent/JP3051286U/ja not_active Expired - Lifetime
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