JP3051149U - 暖房薄畳 - Google Patents
暖房薄畳Info
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- JP3051149U JP3051149U JP1998000379U JP37998U JP3051149U JP 3051149 U JP3051149 U JP 3051149U JP 1998000379 U JP1998000379 U JP 1998000379U JP 37998 U JP37998 U JP 37998U JP 3051149 U JP3051149 U JP 3051149U
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- heating element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 床暖房のための費用を安価にし、また床暖房
を行なうことができる個所を任意に変更する。 【解決手段】 畳床7の芯材1の厚さ方向の中央部に自
己温度制御機能を有する面状発熱体2を設け、芯材1の
下面に厚紙3を設け、厚紙3の下面に防湿紙4を設け、
芯材1の上面に緩衝材5を設け、芯材1、面状発熱体
2、厚紙3、防湿紙4および緩衝材5を縫着糸6によっ
て縫着し、畳床7の裏面に不織布8を接着によって取り
付け、畳床7の裏面に畳表9の端部を縫着によって取り
付ける。
を行なうことができる個所を任意に変更する。 【解決手段】 畳床7の芯材1の厚さ方向の中央部に自
己温度制御機能を有する面状発熱体2を設け、芯材1の
下面に厚紙3を設け、厚紙3の下面に防湿紙4を設け、
芯材1の上面に緩衝材5を設け、芯材1、面状発熱体
2、厚紙3、防湿紙4および緩衝材5を縫着糸6によっ
て縫着し、畳床7の裏面に不織布8を接着によって取り
付け、畳床7の裏面に畳表9の端部を縫着によって取り
付ける。
Description
【0001】
本考案は通常の畳の約3〜4分の1の厚さを有する暖房薄畳に関するものであ る。
【0002】
従来において床暖房を行なうには、床面上に温水パイプ、電気パネル等を設置 している。
【0003】
しかし、床面上に温水パイプ、電気パネル等を設置したときには、設置のため の工事が必要であるから、床暖房のための費用が高価であり、また床暖房を行な うことができる個所を任意に変更することができない。
【0004】 本考案は上述の課題を解決するためになされたもので、床暖房のための費用が 安価であり、また床暖房を行なうことができる個所を任意に変更することができ る暖房薄畳を提供することを目的とする。
【0005】
この目的を達成するため、本考案においては、畳床に畳表が取り付けられた暖 房薄畳において、上記畳床に自己温度制御機能を有する面状発熱体を設ける。
【0006】 また、上記面状発熱体として発熱層に遠赤外線発生物質を有するものを用いる 。
【0007】 この場合、上記面状発熱体の裏面側に金属層を設ける。
【0008】 この場合、上記金属層として金属箔を用いる。
【0009】 また、上記面状発熱体の上面にベニヤ板を設ける。
【0010】
図1は本考案に係る暖房薄畳の一部を示す概略断面図である。図に示すように 、インシュレーションボード等からなる芯材1の厚さ方向の中央部すなわち図1 紙面上下方向の中央部に自己温度制御機能を有する面状発熱体2が設けられ、芯 材1の下面に厚紙3が設けられ、厚紙3の下面に防湿紙4が設けられ、芯材1の 上面に発泡ウレタンシートなどからなる緩衝材5が設けられ、芯材1、面状発熱 体2、厚紙3、防湿紙4および緩衝材5は縫着糸6によって縫着され、芯材1、 面状発熱体2、厚紙3、防湿紙4および緩衝材5によって畳床7が構成されてい る。また、畳床7の裏面すなわち防湿紙4の下面に不織布8が接着によって取り 付けられ、畳床7の裏面に畳表9の端部が縫着によって取り付けられている。
【0011】 図2は図1に示した暖房薄畳に使用した面状発熱体を示す概略図、図3は図2 のA−A断面図である。図に示すように、面状発熱体2の可撓性を有する基板シ ート11の表面に可撓性を有する発熱層12が設けられ、発熱層12に多数の穴 12aが設けられ、穴12部が縫着糸6によって縫着されている。この発熱層1 2はバインダーである50%の樹脂ワニスと誘電体物質、導電性カーボン粒子、 発熱物質である各種の金属粉、ポリエチレングリコール、遠赤外線発生物質であ る石英、絹雲母の粒子等とからなり、導電性カーボン粒子の間にポリエチレング リコールが入り込んだ状態となっており、発熱層12はPTC(Positive Tempe rature Coefficient)特性(正温度特性)を有する。また、発熱層12の表面に は銅等の導体からなる配線13が形成され、配線13上に可撓性を有する絶縁膜 14が設けられ、基板シート11、発熱層12、配線13、絶縁膜14により可 撓性を有する面状発熱体2が構成されている。そして、面状発熱体2としては、 日本特殊工業株式会社製のフェバーヒーター等を用いることができる。
【0012】 この暖房薄畳においては、配線13に電流を流すと、発熱層12にも電流が流 れて、発熱層12から熱が発せられるとともに、発熱層12から遠赤外線が放射 される。この場合、発熱層12の温度が上昇すると、ポリエチレングリコールが 膨張するから、導電性カーボン粒子の間隔が広がるので、発熱層12の抵抗が増 加し、電流が流れにくくなり、発熱層12の発熱量が減少し、このため発熱層1 2の温度が低下すると、ポリエチレングリコールが収縮するから、導電性カーボ ン粒子の間隔が狭まるので、発熱層12の抵抗が減少し、電流が流れやすくなり 、発熱層12の発熱量が増加し、このような温度ヒューズ機能により面状発熱体 2の温度は熱放散量と発熱量とが釣り合う一定の温度になる。ゆえに、面状発熱 体2の温度はサーモスタットなしで常時ほぼ設定温度たとえば35〜60℃とな り、面状発熱体2は自己温度制御機能を有する。したがって、対流により部屋内 を暖房することができるとともに、放射により部屋内の人に遠赤外線を照射する ことができるので、部屋の温度がそれ程高くなくとも暖かく感じる。
【0013】 このような暖房薄畳においては、床暖房のための工事が不要であるから、床暖 房のための費用が安価であり、また図1に示した暖房薄畳と通常の薄畳とを部屋 に敷設したときには、図1に示した暖房薄畳の位置を変更することにより、床暖 房を行なうことができる個所を任意に変更することができる。
【0014】 図4は本考案に係る暖房薄畳の一部を示す概略断面図である。図に示すように 、インシュレーションボード等からなる芯材21の上面にアルミニウム箔22が 設けられ、アルミニウム箔22の上面に自己温度制御機能を有しかつ発熱層に遠 赤外線発生物質を有する面状発熱体23が設けられ、芯材21の下面に厚紙24 が設けられ、厚紙24の下面に防湿紙25が設けられ、面状発熱体23の上面に ベニヤ板31が設けられ、ベニヤ板31の上面に発泡ウレタンシートなどからな る緩衝材26が設けられ、芯材21、アルミニウム箔22、面状発熱体23、厚 紙24、防湿紙25、ベニヤ板31および緩衝材26は縫着糸27によって縫着 され、芯材21、アルミニウム箔22、面状発熱体23、厚紙24、防湿紙25 、ベニヤ板31および緩衝材26によって畳床28が構成されている。また、畳 床28の裏面に不織布29が接着によって取り付けられ、畳床28の裏面に畳表 30の端部が縫着によって取り付けられている。
【0015】 図4に示した暖房薄畳においては、面状発熱体23の発熱層から放射された遠 赤外線をアルミニウム箔22により効率よく反射することができるから、部屋内 の人に効率よく遠赤外線を照射することができるので、部屋の温度がそれ程高く なくともより暖かく感じる。また、金属層としてアルミニウム箔22を用いてい るから、金属層を容易に設けることができ、またアルミニウム箔22に蓄熱され るから、消費電力を少なくすることができる。また、面状発熱体23と緩衝材2 6との間にベニヤ板31を設けているから、子供等がいたずらして釘等を刺した ときの感電を防止することができる。
【0016】 なお、上述実施の形態においては、芯材1の厚さ方向の中央部に自己温度制御 機能を有する面状発熱体2を設け、または芯材21の上面にアルミニウム箔22 を介して面状発熱体23を設けたが、畳床の他の個所に自己温度制御機能を有す る面状発熱体を設けてもよい。また、上述実施の形態においては、金属層として アルミニウム箔22を設けたが、金属層としてアルミニウム膜、銀膜等の金属膜 などを用いてもよい。また、上述実施の形態においては、金属箔としてアルミニ ウム箔22を用いたが、金属箔として銀箔等を用いてもよい。また、上述実施の 形態においては、遠赤外線発生物質として石英、絹雲母の粒子を用いたが、遠赤 外線発生物質としてアルミナ(Al2O3)、チタニア(TiO2)、フェライト (Fe2O3)、酸化クロム(Cr2O3)、シリカ(SiO2)、イットリア(Y2 O3)、マグネシア(MgO)等の粒子を用いることができる。
【0017】
本考案に係る暖房薄畳においては、床暖房のための工事が不要であるから、床 暖房のための費用が安価であり、また床暖房を行なうことができる個所を任意に 変更することができる。
【0018】 また、面状発熱体として発熱層に遠赤外線発生物質を有するものを用いたとき には、部屋内の人に遠赤外線を照射することができるから、部屋の温度がそれ程 高くなくとも暖かく感じる。
【0019】 また、面状発熱体の裏面側に金属層を設けたときには、部屋内の人に効率よく 遠赤外線を照射することができるから、部屋の温度がそれ程高くなくともより暖 かく感じる。
【0020】 また、金属層として金属箔を用いたときには、金属層を容易に設けることがで きる。
【0021】 また、面状発熱体の上面にベニヤ板を設けたときには、子供等がいたずらして 釘等を刺したときの感電を防止することができる。
【図1】本考案に係る暖房薄畳の一部を示す概略断面図
である。
である。
【図2】図1に示した暖房薄畳に使用した面状発熱体を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本考案に係る暖房薄畳の一部を示す概略断面図
である。
である。
2…面状発熱体 7…畳床 9…畳表 12…発熱層 22…アルミニウム箔 23…面状発熱体 28…畳床 30…畳表 31…ベニヤ板
Claims (5)
- 【請求項1】畳床に畳表が取り付けられた暖房薄畳にお
いて、上記畳床に自己温度制御機能を有する面状発熱体
を設けたことを特徴とする暖房薄畳。 - 【請求項2】上記面状発熱体として発熱層に遠赤外線発
生物質を有するものを用いたことを特徴とする請求項1
に記載の暖房薄畳。 - 【請求項3】上記面状発熱体の裏面側に金属層を設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の暖房薄畳。 - 【請求項4】上記金属層として金属箔を用いたことを特
徴とする請求項3に記載の暖房薄畳。 - 【請求項5】上記面状発熱体の上面にベニヤ板を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の暖房薄畳。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000379U JP3051149U (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 暖房薄畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000379U JP3051149U (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 暖房薄畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051149U true JP3051149U (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=43185322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000379U Expired - Lifetime JP3051149U (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 暖房薄畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051149U (ja) |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP1998000379U patent/JP3051149U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |