JP3051066U - 離脱を容易にしたプラグ及びコンセント - Google Patents

離脱を容易にしたプラグ及びコンセント

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JP3051066U JP1997004622U JP462297U JP3051066U JP 3051066 U JP3051066 U JP 3051066U JP 1997004622 U JP1997004622 U JP 1997004622U JP 462297 U JP462297 U JP 462297U JP 3051066 U JP3051066 U JP 3051066U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンセントに装着されたプラグは、通電を良く
するために、やや強めに端子が装着されており、こじる
様に抜くのが常で、時にはコードを直接持って抜いた
り、又延長コードのコンセントに於ては両手を使って抜
く必要があった。これを壁付きのコンセントに於てもよ
り容易に、又延長コードの固定されていないコンセント
の場合でも、片手で容易に抜く事が出来る様にしようと
するものである。 【構成】従来のプラグ又はコンセントを納めたプラグ嵌
設体2又はそれ等を総体的に形成したものと、その何れ
かに矢印I〜J方向へ滑動可能に設けたスライド嵌設体
3又はスライド片とから成り、且前者と後者の相互間に
張力を有する蓄力を施し、且後者に設けた係合片3dに
係合、離脱を自在とした係合片7eを先端に設けられた
レバー7を前者に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、コンセントに装着されたプラグを片手で容易に外せる様にしたもの である。
【従来の技術】
一般的に、コンセントに装着されたプラグは、使用後には延長コード等の単独 コンセントからプラグを抜くのに両手を使う必要あり、又壁付きのコンセントの 場合でも抜きにくい為、概ねコードを引っ張って抜く事が多いのが常である。
【考案が解決しようとする課題】
従来、コンセントに装着されたプラグは、通電を良くする為にやや強めに端子 が装着されており、壁付きのコンセントの場合では、時には横にこじる等して抜 くのが常であり、壁付き以外のコンセントに於ては両手で抜く必要があった。こ れを、壁付きのコンセントに於ても容易に、又延長コード等の単独コンセントの 場合でも、片手で容易に抜く事ができる様にしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案はプラグ又はコンセントに於て実施される事を基本とし、本明細書に於 てはプラグで実施されたものが主に代表記載される。 本考案は、基本の1実施態様と5構造の実施態様で構成され、各構成は細部の 他例を含めて次の通りである。 以下構成は、従来のプラグそのまま使用して構成するものと、本考案の構成に 合致する形状のプラグで構成されるものとに二分され、図13のごとく、従来の プラグ1を鎖線矢印の様にプラグ嵌設体2に、コード5を溝2aに嵌設したもの と、図14のごとき長形プラグ4の何れかを、図13のスライド嵌設体3に矢印 I〜J方向に滑動可能に嵌設する。尚、3b,3cは保持板。図13のスライド 嵌設体3はやや複雑な形状の代表であり、各構成では各構成に合致した形状に形 成される。プラグ1はプラグ嵌設体2にはやや強目に嵌められる様にする。 尚、図1〜図19中、図2は図1中A〜A鎖線に沿う断面図、図4は図3中B 〜B鎖線に沿う部分断面図、図7は図6中C〜C鎖線に沿う断面図、図9は図8 中D〜D鎖線に沿う断面図、図11は図10中E〜E鎖線に沿う断面図、図12 は図10中F〜F鎖線に沿う断面図、図17は図16中G〜G鎖線に沿う断面図 、図19は図18中H〜H鎖線に沿う断面図であり、図20〜22は他の形態の 断面図である。 第一構成 図1〜図15のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長形プラグ4に 、スライド嵌設体3、又は図16〜図22のごときスライド片26、28、29 、30、31を矢印I〜J方向へ滑動可能に設ける。 第二構成 図1、図2のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2に把手6を設ける。他例 として、スライド嵌設体3の図示下部を短く、且プラグ嵌設体2の図示下部を長 くし、把手6をスライド嵌設体3に設けても為し得る。把手6は種々の形状を以 ても為し得る。尚、当構成に於ては、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスラ イド嵌設体3の開口部は図1図示の裏面側となる。 第三構成 図3、図4、図5のごとくプラグを嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体 3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3の図示下部とプラ グ嵌設体2の図示下部の横にせり出たスプリング受け2fとに、矢印I〜J方向 に外張力を有するスプリング8を設け、且スライド嵌設体3に設けた係合片3d に係合する係合片7eを先端部裏面に有するレバー7を,プラグ嵌設体2に設け た軸受け10にピン9を以て回動可能に設ける。レバー7下端には矢印M方向へ の蓄力を施す事が望ましいが、蓄力不要でも手にて為し得る。 図5は、係合片3dと係合片7eが離脱、スプリング8の外張力に依りプラグ 嵌設体2がスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ滑動し、コンセント32よりプ ラグが離脱した事を示す。他例として、係合片3d、係合片7eの離脱の方法は 同目的の既存のものを以てしても為し得る。又スプリング8の代わりにプラグ嵌 設体2とスライド嵌設体3に縮力を有する蓄力を施し適宜構成しても為し得る。 図3中スプリング8横の点線図示は、夫々プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3 に設けたスプリング8をカバーする為のものであり、任意構造である。又係合片 7eはレバー7に設けてあるが、厳密にはプラグ嵌設体2に設けた事となる。 尚、当構成に於ても、プラグ及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の 開口部は図3図示の裏面側となる。 第四構成 図6、図7のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に夫 々把手11、把手12を設ける。他例として、把手11、12の代わりとして、 例えば図面上面方向へ突出した把手、又は点線図示のかぎ形の把手13、14を 以てする。又、プラグ嵌設体2の図示下部を図5のごとく逆T字型とし、且スラ イド嵌設体3に手の掛かる突起物を設けても良く、その他種々の把手でも良い。 尚、当構成では、コード5は左又は右に避けて使用される。又、スライド嵌設 体3、プラグ嵌設体2は、構成に合致した適宜形状となる。又、プラグ1及びコ ード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の開口部は図6図示の裏面部側となる。 第五構成 図8、図9のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3に短片16を、プラグ 嵌設体2に短片15を設け、且先端を短片16に回動可能に、且スリット18を 短片15に嵌めた状態にレバー17を設ける。他例として、レバー17のスリッ トは短片16部にしても良い。又、レバー17はかぎ形以外に、例えば直棒状又 はその他の形状でも為し得る。又、短片15、16は不要とし、該部分に図表面 方向へせり出た孔を有する片を設け、それ等にレバーを遊設しても為し得る。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図8図示の裏面部側となる。 第六構成 図10、図11、図12のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライ ド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且板バネ19の一端をスライ ド嵌設体3に鋲着、又は接着等して取り付け、且板バネ19の他の一端をプラグ 嵌設体2に湾曲した状態で鋲着、又は接着等して取り付ける。尚、3b,3cは 図13にも図示したごとくプラグ嵌設体2を保持する為の部分保持片である。他 例として、板バネ19は片方だけに設けても良い。又板バネ19の代わりに弾性 を持たない板状の物、又はそれ等に類する物を以てしても良い。又、図15のご とくプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、 且ピン24に依り回動自在としたアーム22、アーム23の一端をプラグ嵌設体 2に設けた短片21に回動自在に設け、且アーム22の一端をスライド嵌設体3 に設けた短片20に回動自在に設ける。又、点線図示のごとく、鋭角の状態でア ームの両端を夫々スライド嵌設体3とプラグ嵌設体2に回動自在に設ける。尚、 当例も、左右対称に設けたアーム22、アーム23は片方側だけでも為し得る。 又、アームは3片であっても良い。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図10、図15図示の裏面部側となる。 以上、第一〜六構成を個々の他例を含めて述べたが、以下全構成の他例は次の 通りである。 前述したスライド嵌設体3の代わとして、図16、図17のごとくプラグ嵌設 体2又は長形プラグ4に枠25を設け、該枠に矢印I〜J方向に滑動可能にスラ イド片26を設ける。変形として、図18、図19のごとく枠27に矢印I〜J 方向に滑動可能にスライド片28を設ける。尚又、プラグ嵌設体2、又は長形プ ラグ4に、図20のごとく左右にスライド片29を、図21のごとく上下にスラ イド片30を、図22のごとくプラグ嵌設体2、又は長形プラグ4に埋設した状 態にスライド片31を各滑動可能に設ける等、その他多種の変形を以て構成し得 、前述第二〜六構成のスライド嵌設体3を、前記各スライド片にとって代えて適 宜構成しても為し得る。尚、スライド片31は、その露出部分に前記各構成を取 り付けて実施する。又、前述では枠状のスライド嵌設体3、スライド片26等の ごときのスライド片の突き出し方向は、プラグ差し込み方向、又はほぼ同方向で も良い。又、プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に掛かり等を設ける等して、徒 にそれ等が離脱する事を防止する措置を施す。又、プラグ嵌設体2、スライド嵌 設体3等の、プラグ1、コード5を嵌め通す為の開口部は不要とし、その場合、 コード5をいったん切断して嵌め通した後、更に接続しても実施し得る。 又、図14のごとき長形プラグ4は、本考案に対応した形状に形成されたプラ グそのものであり、又コンセントに於て実施された場合も同様であり、プラグ、 コンセントとの記載はこれ等を含んだものを指す場合もある。 又、例えばプラグ嵌設体2、スライド嵌設体3、把手6、11、12、スライ ド片26等その他諸々のものは、本目的を逸脱する事なく、各構成に適した、又 各図示説明に適した適宜形状に形成され、図示形状に限定されるものではない。 又、本項文初に述べた様に、各構成、各図に於て、図13のごとき従来のプラ グ1を使用したものと、図14のごとき長形プラグ4を以て各適宜構成したもの を述べたが、各構成に於て、前者、後者の何れかを任意選択して構成し得る事は 勿論である。 又、各構成に於て述べたプラグを、コンセントに置き換えて構成し、プラグの コンセントとの接着面の面積を、コンセントのそれよりもやや広めにして実施す る事も出来る。
【作用】
以下、構成項に於て述べた細部の他例を含めた各構成の種々の実施例の各作用 は、各構成中の代表の1〜2例の作用を以て述べられる。 第一構成の作用は、プラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長形プラグ4に嵌 設したスライド嵌設体3、又はスライド片26が前記プラグ嵌設体2又は長形プ ラグ4に対し矢印I〜J方向に滑動する。 第二構成(図1、図2)の作用は、プラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長 形プラグ4を嵌設したスライド嵌設体3の尾部を手に持ち、プラグ嵌設体2等に 設けた把手6を親指で矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1を抜 く。尚、コンセント32にプラグ1を差し込む時は、全体を手に持ち、把手6を 矢印I方向へ押し乍ら差し込む。 第三構成(図3、図4、図5)の作用は、図3、図4のごとく係合片7e、係 合片3dが係合した状態でプラグがコンセント32に装着されている時、レバー 7の下端を矢印N方向へ押すと、係合片7e,係合片3dが離脱し、スプリング 8の外張力によりプラグ嵌設体2がスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ移動し 、図5のごとくコンセント32よりプラグが抜ける。尚、コンセント32にプラ グを差し込む時は、プラグ嵌設体2図示下部を持って矢印I方向へ差し込む。 第四構成(図6、図7)の作用は、把手11、把手12を握りしめる事により 、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ移動させ、コンセント 32よりプラグ1が抜ける。尚、コンセント32にプラグ1を差し込む時は、把 手11を矢印I方向へ押しつけて差し込む。 第五構成(図8、図9)の作用は、レバー17の図示下端を矢印K方向へ握り しめる事により、短片16を基点に回動するレバー17のスリット18に嵌った 短片15に作動し、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に対し、矢印J方向へ移 動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。尚コンセント32にプラグ1を 差し込む時は、レバー17下端を矢印L方向へ押しやった状態で差し込む。 第六構成(図10、図11、図12、及び図15)の作用は、左右の板バネ1 9を矢印M、N方向へ握りしめる事により、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3 に対し、矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。 又、図15で示した変形のものにあっては、左右のアーム22、23の中間部 を矢印M、N方向へ握りしめる事により、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 対し、矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。尚コンセ ント32にプラグ1を差し込む時は、プラグ嵌設体2下部を持って差し込む。 以上、作用に於て、プラグ嵌設体2がスライド嵌設体3に対し、矢印J方向へ 移動する時、スライド嵌設体3の突端はコンセント32又はコンセント32周辺 部に押し当てられた状態である。
【実施例】 【第一実施例】
プラグ又はコンセント又はそれ等の何れかを嵌設した嵌設体と、それ等の何れ かに設けられ、且プラグ差し込み同位方向に滑動可能としたスライド嵌設体3、 又はスライド片26等又はそれ等に類するものとから成る。
【第二実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者の何れかに、把手6又はそれに類するものを 設ける。
【第三実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者の相互間に、縮力又は外張力を有する蓄力を 施し、且前者、後者に相係合、離脱を可能とした係合片を夫々設け、且前記係合 片を離脱自在とした措置を施す。
【第四実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者に夫々に、把手11、把手12、又は把手1 3、把手14、又は突出した把手、又はそれ等に類するものを設ける。
【第五実施例】
前記第一実施例記載の前者に一点を、後者に他位置の一点を夫々回動可能に着 されたレバー17又はそれに類するものを設ける。
【第六実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者とに板バネ19又はそれに類するものの両端 を夫々取り付ける。又は前記前者、後者とに少なくとも二片から成る回動自在の アーム22、23又はそれに類するものの両端を夫々回動可能に取り付ける。
【考案の効果】
本考案はプラグ、コンセントに於て実施され、それを使用する時は、電気器具 を使用後、コンセントよりプラグを抜くに際し、壁付きのコンセントからでも従 来より容易に抜く事が出来、、又延長コード等の単独のコンセントから抜く時に 於ては、電気器具を片方の手に持ったまま、もう一方の片手で容易にプラグをコ ンセントより抜く事が出来る便利を提供すると共に、コードを引っ張る等が起因 する漏電、線の破断等を極力防止する効果を呈するものである。
【提出日】平成9年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】課題を解決するための手段
【補正方法】変更
【補正内容】 【課題を解決するための手段】
本考案はプラグ又はコンセントに於て実施される事を基本とし、本明細書に於 てはプラグで実施されたものが主に代表記載される。 本考案は、基本の1実施態様と5構造の実施態様で構成され、各構成は細部の 他例を含めて次の通りである。 以下構成は、従来のプラグそのまま使用して構成するものと、本考案の構成に 合致する形状のプラグで構成されるものとに二分され、図13のごとく、従来の プラグ1を鎖線矢印の様にプラグ嵌設体2に、コード5を溝2aに嵌設したもの と、図14のごとき長形プラグ4の何れかを、図13のスライド嵌設体3に矢印 I〜J方向に滑動可能に嵌設する。3b,3cは部分保持片。図13のスライド 嵌設体3はやや複雑な形状の代表であり、各構成では各構成に合致した形状に形 成される。プラグ1はプラグ嵌設体2にはやや強目に嵌められる様にする。 尚、図1〜図19中、図2は図1中A〜A鎖線に沿う断面図、図4は図3中B 〜B鎖線に沿う部分断面図、図7は図6中C〜C鎖線に沿う断面図、図9は図8 中D〜D鎖線に沿う断面図、図11は図10中E〜E鎖線に沿う断面図、図12 は図10中F〜F鎖線に沿う断面図、図17は図16中G〜G鎖線に沿う断面図 、図19は図18中H〜H鎖線に沿う断面図であり、図20〜22は他の形態の 断面図である。 第一構成 図1〜図15のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長形プラグ4に 、スライド嵌設体3、又は図16〜図22のごときスライド片26、28、29 、30、31を矢印I〜J方向へ滑動可能に設ける。 第二構成 図1、図2のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2に把手6を設ける。他例 として、スライド嵌設体3の図示下部を短く、且プラグ嵌設体2の図示下部を長 くし、把手6をスライド嵌設体3に設けても為し得る。把手6は種々の形状を以 ても為し得る。尚、当構成に於ては、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスラ イド嵌設体3の開口部は図1図示の裏面側となる。 第三構成 図3、図4、図5のごとくプラグを嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体 3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3の図示下部とプラ グ嵌設体2の図示下部の横にせり出たスプリング受け2fとに、矢印I〜J方向 に外張力を有するスプリング8を設け、且スライド嵌設体3に設けた係合片3d に係合する係合片7eを先端部裏面に有するレバー7を,プラグ嵌設体2に設け た軸受け10にピン9を以て回動可能に設ける。レバー7下端には矢印M方向へ の蓄力を施す事が望ましいが、蓄力不要でも手にて為し得る。 図5は、係合片3dと係合片7eが離脱、スプリング8の外張力に依りプラグ 嵌設体2がスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ滑動し、コンセント32よりプ ラグが離脱した事を示す。他例として、係合片3d、係合片7eの離脱の方法は 同目的の既存のものを以てしても為し得る。又スプリング8の代わりにプラグ嵌 設体2とスライド嵌設体3に縮力を有する蓄力を施し適宜構成しても為し得る。 図3中スプリング8横の点線図示は、夫々プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3 に設けたスプリング8をカバーする為のものであり、任意構造である。又係合片 7eはレバー7に設けてあるが、厳密にはプラグ嵌設体2に設けた事となる。 尚、当構成に於ても、プラグ及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の 開口部は図3図示の裏面側となる。 第四構成 図6、図7のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に夫 々把手11、把手12を設ける。他例として、把手11、12の代わりとして、 例えば図面上面方向へ突出した把手、又は点線図示のかぎ形の把手13、14を 以てする。又、プラグ嵌設体2の図示下部を図5のごとく逆T字型とし、且スラ イド嵌設体3に手の掛かる突起物を設けても良く、その他種々の把手でも良い。 尚、当構成では、コード5は左又は右に避けて使用される。又、スライド嵌設 体3、プラグ嵌設体2は、構成に合致した適宜形状となる。又、プラグ1及びコ ード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の開口部は図6図示の裏面部側となる。 第五構成 図8、図9のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3に短片16を、プラグ 嵌設体2に短片15を設け、且先端を短片16に回動可能に、且スリット18を 短片15に嵌めた状態にレバー17を設ける。他例として、レバー17のスリッ トは短片16部にしても良い。又、レバー17はかぎ形以外に、例えば直棒状又 はその他の形状でも為し得る。又、短片15、16は不要とし、該部分に図表面 方向へせり出た孔を有する片を設け、それ等にレバーを遊設しても為し得る。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図8図示の裏面部側となる。 第六構成 図10、図11,図12のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライ ド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且板バネ19の一端をスライ ド嵌設体3に鋲着、又は接着等して取り付け、且板バネ19の他の一端をプラグ 嵌設体2に湾曲した状態で鋲着、又は接着等して取り付ける。尚、3b,3cは 図13にも図示したごとくプラグ嵌設体2を保持する為の部分保持片である。他 例として、板バネ19は片方だけに設けても良い。又板バネ19の代わりに弾性 を持たない板状の物、又はそれ等に類する物を以てしても良い。又、図15のご とくプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、 且ピン24に依り回動自在としたアーム22、アーム23の一端をプラグ嵌設体 2に設けた短片21に回動自在に設け、且アーム22の一端をスライド嵌設体3 に設けた短片20に回動自在に設ける。又、点線図示のごとく、鋭角の状態でア ームの両端を夫々スライド嵌設体3とプラグ嵌設体2に回動自在に設ける。尚、 当例も、左右対称に設けたアーム22、アーム23は片方側だけでも為し得る。 又、アームは3片であっても良い。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図10、図15図示の裏面部側となる。 以上、第一〜六構成を個々の他例を含めて述べたが、以下全構成の他例は次の 通りである。 前述したスライド嵌設体3の代わとして、図16、図17のごとくプラグ嵌設 体2又は長形プラグ4に枠25を設け、該枠に矢印I〜J方向に滑動可能にスラ イド片26を設ける。変形として、図18、図19のごとく枠27に矢印I〜J 方向に滑動可能にスライド片28を設ける。尚又、プラグ嵌設体2、又は長形プ ラグ4に、図20のごとく左右にスライド片29を、図21のごとく上下にスラ イド片30を、図22のごとくプラグ嵌設体2、又は長形プラグ4に埋設した状 態にスライド片31を各滑動可能に設ける等、その他多種の変形を以て構成し得 、前述第二〜六構成のスライド嵌設体3を、前記各スライド片にとって代えて適 宜構成しても為し得る。尚、スライド片31は、その露出部分に前記各構成を取 り付けて実施する。又、前述では枠状のスライド嵌設体3、スライド片26等の ごときのスライド片の突き出し方向は、プラグ差し込み方向、又はほぼ同方向で も良い。又、プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に掛かり等を設ける等して、徒 にそれ等が離脱する事を防止する措置を施す。又、プラグ嵌設体2、スライド嵌 設体3等の、プラグ1、コード5を嵌め通す為の開口部は不要とし、その場合、 コード5をいったん切断して嵌め通した後、更に接続しても実施し得る。 又、図14のごとき長形プラグ4は、本考案に対応した形状に形成されたプラ グそのものであり、又コンセントに於て実施された場合も同様であり、プラグ、 コンセントとの記載はこれ等を含んだものを指す場合もある。 又、例えばプラグ嵌設体2、スライド嵌設体3、把手6、11、12、スライ ド片26等その他諸々のものは、本目的を逸脱する事なく、各構成に適した、又 各図示説明に適した適宜形状に形成され、図示形状に限定されるものではない。 又、本項文初に述べた様に、各構成、各図に於て、図13のごとき従来のプラ グ1を使用したものと、図14のごとき長形プラグ4を以て各適宜構成したもの を述べたが、各構成に於て、前者、後者の何れかを任意選択して構成し得る事は 勿論である。 又、各構成に於て述べたプラグを、コンセントに置き換えて構成し、プラグの コンセントとの接着面の面積を、コンセントのそれよりもやや広めにして実施す る事も出来る。
【提出日】平成9年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、コンセントに装着されたプラグを片手で容易に外せる様にしたもの である。
【従来の技術】
一般的に、コンセントに装着されたプラグは、使用後には延長コード等の単独 コンセントからプラグを抜くのに両手を使う必要あり、又壁付きのコンセントの 場合でも抜きにくい為、概ねコードを引っ張って抜く事が多いのが常である。
【考案が解決しようとする課題】
従来、コンセントに装着されたプラグは、通電を良くする為にやや強めに端子 が装着されており、壁付きのコンセントの場合では、時には横にこじる等して抜 くのが常であり、壁付き以外のコンセントに於ては両手で抜く必要があった。こ れを、壁付きのコンセントに於ても容易に、又延長コード等の単独コンセントの 場合でも、片手で容易に抜く事ができる様にしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案はプラグ又はコンセントに於て実施される事を基本とし、本明細書に於 てはプラグで実施されたものが主に代表記載される。 本考案は、基本の1実施態様と5構造の実施態様で構成され、各構成は細部の 他例を含めて次の通りである。 以下構成は、従来のプラグそのまま使用して構成するものと、本考案の構成に 合致する形状のプラグで構成されるものとに二分され、図13のごとく、従来の プラグ1を鎖線矢印の様にプラグ嵌設体2に、コード5を溝2aに嵌設したもの と、図14のごとき長形プラグ4の何れかを、図13のスライド嵌設体3に矢印 I〜J方向に滑動可能に嵌設する。3b,3cは部分保持片。図13のスライド 嵌設体3はやや複雑な形状の代表であり、各構成では各構成に合致した形状に形 成される。プラグ1はプラグ嵌設体2にはやや強目に嵌められる様にする。 尚、図1〜図19中、図2は図1中A〜A鎖線に沿う断面図、図4は図3中B 〜B鎖線に沿う部分断面図、図7は図6中C〜C鎖線に沿う断面図、図9は図8 中D〜D鎖線に沿う断面図、図11は図10中E〜E鎖線に沿う断面図、図12 は図10中F〜F鎖線に沿う断面図、図17は図16中G〜G鎖線に沿う断面図 、図19は図18中H〜H鎖線に沿う断面図であり、図20〜22は他の形態の 断面図である。 第一構成 図1〜図15のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長形プラグ4に 、スライド嵌設体3、又は図16〜図22のごときスライド片26、28、29 、30、31を矢印I〜J方向へ滑動可能に設ける。 第二構成 図1、図2のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2に把手6を設ける。他例 として、スライド嵌設体3の図示下部を短く、且プラグ嵌設体2の図示下部を長 くし、把手6をスライド嵌設体3に設けても為し得る。把手6は種々の形状を以 ても為し得る。尚、当構成に於ては、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスラ イド嵌設体3の開口部は図1図示の裏面側となる。 第三構成 図3、図4、図5のごとくプラグを嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体 3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3の図示下部とプラ グ嵌設体2の図示下部の横にせり出たスプリング受け2fとに、矢印I〜J方向 に外張力を有するスプリング8を設け、且スライド嵌設体3に設けた係合片3d に係合する係合片7eを先端部裏面に有するレバー7を,プラグ嵌設体2に設け た軸受け10にピン9を以て回動可能に設ける。レバー7下端には矢印M方向へ の蓄力を施す事が望ましいが、蓄力不要でも手にて為し得る。 図5は、係合片3dと係合片7eが離脱、スプリング8の外張力に依りプラグ 嵌設体2がスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ滑動し、コンセント32よりプ ラグが離脱した事を示す。他例として、係合片3d、係合片7eの離脱の方法は 同目的の既存のものを以てしても為し得る。又スプリング8の代わりにプラグ嵌 設体2とスライド嵌設体3に縮力を有する蓄力を施し適宜構成しても為し得る。 図3中スプリング8横の点線図示は、夫々プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3 に設けたスプリング8をカバーする為のものであり、任意構造である。又係合片 7eはレバー7に設けてあるが、厳密にはプラグ嵌設体2に設けた事となる。 尚、当構成に於ても、プラグ及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の 開口部は図3図示の裏面側となる。 第四構成 図6、図7のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に夫 々把手11、把手12を設ける。他例として、把手11、12の代わりとして、 例えば図面上面方向へ突出した把手、又は点線図示のかぎ形の把手13、14を 以てする。又、プラグ嵌設体2の図示下部を図5のごとく逆T字型とし、且スラ イド嵌設体3に手の掛かる突起物を設けても良く、その他種々の把手でも良い。 尚、当構成では、コード5は左又は右に避けて使用される。又、スライド嵌設 体3、プラグ嵌設体2は、構成に合致した適宜形状となる。又、プラグ1及びコ ード5を嵌設する為のスライド嵌設体3の開口部は図6図示の裏面部側となる。 第五構成 図8、図9のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且スライド嵌設体3に短片16を、プラグ 嵌設体2に短片15を設け、且先端を短片16に回動可能に、且スリット18を 短片15に嵌めた状態にレバー17を設ける。他例として、レバー17のスリッ トは短片16部にしても良い。又、レバー17はかぎ形以外に、例えば直棒状又 はその他の形状でも為し得る。又、短片15、16は不要とし、該部分に図表面 方向へせり出た孔を有する片を設け、それ等にレバーを遊設しても為し得る。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図8図示の裏面部側となる。 第六構成 図10、図11、図12のごとくプラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2をスライ ド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、且板バネ19の一端をスライ ド嵌設体3に鋲着、又は接着等して取り付け、且板バネ19の他の一端をプラグ 嵌設体2に湾曲した状態で鋲着、又は接着等して取り付ける。尚、3b,3cは 図13にも図示したごとくプラグ嵌設体2を保持する為の部分保持片である。他 例として、板バネ19は片方だけに設けても良い。又板バネ19の代わりに弾性 を持たない板状の物、又はそれ等に類する物を以てしても良い。又、図15のご とくプラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に矢印I〜J方向に滑動可能に嵌設し、 且ピン24に依り回動自在としたアーム22、アーム23の一端をプラグ嵌設体 2に設けた短片21に回動自在に設け、且アーム22の一端をスライド嵌設体3 に設けた短片20に回動自在に設ける。又、点線図示のごとく、鋭角の状態でア ームの両端を夫々スライド嵌設体3とプラグ嵌設体2に回動自在に設ける。尚、 当例も、左右対称に設けたアーム22、アーム23は片方側だけでも為し得る。 又、アームは3片であっても良い。 尚、当構成に於ても、プラグ1及びコード5を嵌設する為のスライド嵌設体3 の開口部は図10、図15図示の裏面部側となる。 以上、第一〜六構成を個々の他例を含めて述べたが、以下全構成の他例は次の 通りである。 前述したスライド嵌設体3の代わとして、図16、図17のごとくプラグ嵌設 体2又は長形プラグ4に枠25を設け、該枠に矢印I〜J方向に滑動可能にスラ イド片26を設ける。変形として、図18、図19のごとく枠27に矢印I〜J 方向に滑動可能にスライド片28を設ける。尚又、プラグ嵌設体2、又は長形プ ラグ4に、図20のごとく左右にスライド片29を、図21のごとく上下にスラ イド片30を、図22のごとくプラグ嵌設体2、又は長形プラグ4に埋設した状 態にスライド片31を各滑動可能に設ける等、その他多種の変形を以て構成し得 、前述第二〜六構成のスライド嵌設体3を、前記各スライド片にとって代えて適 宜構成しても為し得る。尚、スライド片31は、その露出部分に前記各構成を取 り付けて実施する。又、前述では枠状のスライド嵌設体3、スライド片26等の ごときのスライド片の突き出し方向は、プラグ差し込み方向、又はほぼ同方向で も良い。又、プラグ嵌設体2とスライド嵌設体3に掛かり等を設ける等して、徒 にそれ等が離脱する事を防止する措置を施す。又、プラグ嵌設体2、スライド嵌 設体3等の、プラグ1、コード5を嵌め通す為の開口部は不要とし、その場合、 コード5をいったん切断して嵌め通した後、更に接続しても実施し得る。 又、図14のごとき長形プラグ4は、本考案に対応した形状に形成されたプラ グそのものであり、又コンセントに於て実施された場合も同様であり、プラグ、 コンセントとの記載はこれ等を含んだものを指す場合もある。 又、例えばプラグ嵌設体2、スライド嵌設体3、把手6、11、12、スライ ド片26等その他諸々のものは、本目的を逸脱する事なく、各構成に適した、又 各図示説明に適した適宜形状に形成され、図示形状に限定されるものではない。 又、本項文初に述べた様に、各構成、各図に於て、図13のごとき従来のプラ グ1を使用したものと、図14のごとき長形プラグ4を以て各適宜構成したもの を述べたが、各構成に於て、前者、後者の何れかを任意選択して構成し得る事は 勿論である。 又、各構成に於て述べたプラグを、コンセントに置き換えて構成し、プラグの コンセントとの接着面の面積を、コンセントのそれよりもやや広めにして実施す る事も出来る。
【作用】
以下、構成項に於て述べた細部の他例を含めた各構成の種々の実施例の各作用 は、各構成中の代表の1〜2例の作用を以て述べられる。 第一構成の作用は、プラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長形プラグ4に嵌 設したスライド嵌設体3、又はスライド片26が前記プラグ嵌設体2又は長形プ ラグ4に対し矢印I〜J方向に滑動する。 第二構成(図1、図2)の作用は、プラグ1を嵌設したプラグ嵌設体2又は長 形プラグ4を嵌設したスライド嵌設体3の尾部を手に持ち、プラグ嵌設体2等に 設けた把手6を親指で矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1を抜 く。尚、コンセント32にプラグ1を差し込む時は、全体を手に持ち、把手6を 矢印I方向へ押し乍ら差し込む。 第三構成(図3、図4、図5)の作用は、図3、図4のごとく係合片7e、係 合片3dが係合した状態でプラグがコンセント32に装着されている時、レバー 7の下端を矢印N方向へ押すと、係合片7e,係合片3dが離脱し、スプリング 8の外張力によりプラグ嵌設体2がスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ移動し 、図5のごとくコンセント32よりプラグが抜ける。尚、コンセント32にプラ グを差し込む時は、プラグ嵌設体2図示下部を持って矢印I方向へ差し込む。 第四構成(図6、図7)の作用は、把手11、把手12を握りしめる事により 、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に対し矢印J方向へ移動させ、コンセント 32よりプラグ1が抜ける。尚、コンセント32にプラグ1を差し込む時は、把 手11を矢印I方向へ押しつけて差し込む。 第五構成(図8、図9)の作用は、レバー17の図示下端を矢印K方向へ握り しめる事により、短片16を基点に回動するレバー17のスリット18に嵌った 短片15に作動し、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に対し、矢印J方向へ移 動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。尚コンセント32にプラグ1を 差し込む時は、レバー17下端を矢印L方向へ押しやった状態で差し込む。 第六構成(図10、図11、図12、及び図15)の作用は、左右の板バネ1 9を矢印M、N方向へ握りしめる事により、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3 に対し、矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。 又、図15で示した変形のものにあっては、左右のアーム22、23の中間部 を矢印M、N方向へ握りしめる事により、プラグ嵌設体2をスライド嵌設体3に 対し、矢印J方向へ移動させ、コンセント32よりプラグ1が抜ける。尚コンセ ント32にプラグ1を差し込む時は、プラグ嵌設体2下部を持って差し込む。 以上、作用に於て、プラグ嵌設体2がスライド嵌設体3に対し、矢印J方向へ 移動する時、スライド嵌設体3の突端はコンセント32又はコンセント32周辺 部に押し当てられた状態である。
【実施例】 【第一実施例】
プラグ又はコンセント又はそれ等の何れかを嵌設した嵌設体と、それ等の何れ かに設けられ、且プラグ差し込み同位方向に滑動可能としたスライド嵌設体3、 又はスライド片26等又はそれ等に類するものとから成る。
【第二実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者の何れかに、把手6又はそれに類するものを 設ける。
【第三実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者の相互間に、縮力又は外張力を有する蓄力を 施し、且前者、後者に相係合、離脱を可能とした係合片を夫々設け、且前記係合 片を離脱自在とした措置を施す。
【第四実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者に夫々に、把手11、把手12、又は把手1 3、把手14、又は突出した把手、又はそれ等に類するものを設ける。
【第五実施例】
前記第一実施例記載の前者に一点を、後者に他位置の一点を夫々回動可能に着 されたレバー17又はそれに類するものを設ける。
【第六実施例】
前記第一実施例記載の前者、後者とに板バネ19又はそれに類するものの両端 を夫々取り付ける。又は前記前者、後者とに少なくとも二片から成る回動自在の アーム22、23又はそれに類するものの両端を夫々回動可能に取り付ける。
【考案の効果】
本考案はプラグ、コンセントに於て実施され、それを使用する時は、電気器具 を使用後、コンセントよりプラグを抜くに際し、壁付きのコンセントからでも従 来より容易に抜く事が出来、、又延長コード等の単独のコンセントから抜く時に 於ては、電気器具を片方の手に持ったまま、もう一方の片手で容易にプラグをコ ンセントより抜く事が出来る便利を提供すると共に、コードを引っ張る等が起因 する漏電、線の破断等を極力防止する効果を呈するものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 平面図
【図 2】 図 1中A〜A鎖線に沿う断面図
【図 3】 平面図
【図 4】 図 3中B〜B鎖線に沿う一部断面側面図
【図 5】 平面図
【図 6】 平面図
【図 7】 図 6中C〜C鎖線に沿う断面図
【図 8】 平面図
【図 9】 図8中D〜D鎖線に沿う断面図
【図10】 平面図
【図11】 図10中E〜E鎖線に沿う断面図
【図12】 図10中F〜F鎖線に沿う断面図
【図13】 斜視図
【図14】 斜視図
【図15】 平面図
【図16】 平面図
【図17】 図16中G〜G鎖線に沿う断面図
【図18】 平面図
【図19】 図18中H〜H鎖線に沿う断面図
【図20】 断面図
【図21】 断面図
【図22】 断面図
【符号の説明】
1・・プラグ 2・・プラグ嵌設体 2
a・・溝 2f・・スプリング受け 3・・スライド嵌設体 3
b・・部分保持片 3c・・部分保持片 3d・・係合片 4
・・長形プラグ 5・・コード 6・・把手 7
・・レバー 7e・・係合片 8・・スプリング 9
・・ピン 10・・軸受け 11・・把手 1
2・・把手 13・・把手 14・・把手 1
5・・短片 16・・短片 17・・レバー 1
8・・スリット 19・・板バネ 20・・短片 2
1・・短片 22・・アーム 23・・アーム 2
4・・ピン 25・・枠 26・・スライド片 2
7・・枠 28・・スライド片 29・・スライド片 3
0・・スライド片 31・・スライド片 32・・コンセント A・・断面鎖線 B・・断面鎖線 C
・・断面鎖線 D・・断面鎖線 E・・断面鎖線 F
・・断面鎖線 G・・断面鎖線 H・・断面鎖線 I
・・矢印 J・・矢印 K・・矢印 L
・・矢印 M・・矢印 N・・矢印
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月12日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 離脱を容易にしたプラグ及びコンセン
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項12】請求項7記載の構成のコンセントもしく
はコンセントを嵌設した嵌設体とスライド片もしくはス
ライド嵌設体とに湾曲体もしくはそれに類するものもし
くは少なくとも2片の遊着されたアームもしくはそれに
類するものの両端を夫々取り付けた事を特徴とした離脱
を容易にしたコンセント。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月6日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体にプラグ差し込み方向もし
    くはほぼ同位方向に滑動可能としたスライド片もしくは
    スライド嵌設体もしくはそれ等に類するものを設けた事
    を特徴とする脱着を容易にしたプラグ、コンセント。
  2. 【請求項 2】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体とそれ等の何れかに滑動可
    能に設けたスライド片もしくはスライド嵌設体とから成
    り且前記プラグもしくはコンセントもしくはそれ等の何
    れかを嵌設した嵌設体もしくは前記スライド片もしくは
    スライド嵌設体に把手もしくはそれに類するものを設け
    た事を特徴とする脱着を容易にしたプラグ、コンセン
    ト。
  3. 【請求項 3】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体とそれ等の何れかに滑動可
    能に設けたスライド片もしくはスライド嵌設体とから成
    り且前記プラグもしくはコンセントもしくはそれ等の何
    れかを嵌設した嵌設体と前記スライド片もしくはスライ
    ド嵌設体との相互間に蓄力を施し且前記プラグもしくは
    コンセントもしくはそれ等の何れかを嵌設した嵌設体と
    前記スライド片もしくはスライド嵌設体とに相係合離脱
    を可能とした係合片を夫々設けた事を特徴とする脱着を
    容易にしたプラグ、コンセント。
  4. 【請求項 4】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体とそれ等の何れかに滑動可
    能に設けたスライド片もしくはスライド嵌設体とから成
    り且前記プラグもしくはコンセントもしくはそれ等の何
    れかを嵌設した嵌設体と前記スライド片もしくはスライ
    ド嵌設体に環状もしくはかぎ状もしくは突出状の把手も
    しくはそれ等に類するものを設けた事を特徴とする脱着
    を容易にしたプラグ、コンセント。
  5. 【請求項 5】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体とそれ等の何れかに滑動可
    能に設けたスライド片もしくはスライド嵌設体とから成
    り且前記プラグもしくはコンセントもしくはそれ等の何
    れかを嵌設した嵌設体と前記スライド片もしくはスライ
    ド嵌設体にレバーを遊設した事を特徴とする脱着を容易
    にしたプラグ、コンセント。
  6. 【請求項 6】プラグもしくはコンセントもしくはそれ
    等の何れかを嵌設した嵌設体とそれ等の何れかに滑動可
    能に設けたスライド片もしくはスライド嵌設体とから成
    り且前記プラグもしくはコンセントもしくはそれ等の何
    れかを嵌設した嵌設体と前記スライド片もしくはスライ
    ド嵌設体とに湾曲体もしくはそれに類するものもしくは
    少なくとも2片の遊着されたアームもしくはそれに類す
    るものの両端を夫々取り付けた事を特徴とする脱着を容
    易にしたプラグ、コンセント。
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