JPWO2019008651A1 - 光コネクタ及びプッシュ・プル・タブ - Google Patents

光コネクタ及びプッシュ・プル・タブ Download PDF

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幹也 小松
草原 裕次
裕次 草原
文之 千国
文之 千国
達也 石室
達也 石室
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Abstract

【課題】 高密度実装の狭ピッチであっても、光アダプタに対する光コネクタの着脱を容易に行うことができる光コネクタ及びプッシュ・プル・タブを提供する。【解決手段】 MPOコネクタ100にプッシュ・プル・タブ200を取り付ける場合、作業者は、プッシュ・プル・タブ200の着脱バー230の滑り止め236を指で摘まみ、開口252,262からラウンドケーブル140を通すことで、把持部250,260内にラウンドケーブル140を挿入する。そして、着脱バー230を正面方向に押す。MPOコネクタ100をMPOアダプタ600に装着するときは、作業者は、プッシュ・プル・タブ200の着脱バー230を指で摘まみ、MPOアダプタ600に押し込む。逆に、MPOコネクタ100をMPOアダプタ600から離脱するときは、着脱バー230の滑り止め236を指で摘まみ、ラウンドケーブル140の方向に引く。【選択図】図7

Description

本発明は、光コネクタ及びプッシュ・プル・タブに関し、特に、峡ピッチで高密度実装を可能にする多心系光ファイバコネクタ(以下「MPOコネクタ」という)及びその着脱を行うプッシュ・プル・タブに関するものである。
従来のMPO(Multi-fiber Push-on)コネクタとしては、例えば図9に示すラウンドケーブル用MPOコネクタがある。同図において、MPOコネクタ500の正面側に露出した多心光ファイバ505は、MT(Mechanically Transferable)フェルール510の中に整列されており、MTフェルール510はインナーハウジング520で被覆されており、更にインナーハウジング520はアウターハウジング530で被覆された構造となっている。MPOコネクタ500の背面側に接続されたラウンドケーブル540は、MPOブーツ550で被覆されており、ラウンドケーブル540内の光ファイバがインナーハウジング520,MTフェルール510内を通過し、多心光ファイバ505として露出している。アウターハウジング530のラウンドケーブル540側のスカート部532からは、インナーハウジング520が露出しており、MPOブーツ550との間にスプリングプッシュ560が設けられている。
MPOアダプタ600に対してMPOコネクタ500を装着するときは、スプリングプッシュ560を指で矢印F方向にMPOコネクタ500を押すか、MPOブーツ550を指で摘まんでMPOコネクタ500を押すことになる。ただし、MPOブーツ550を摘まんで押すと、光ファイバを破損させる恐れがある。逆に、MPOアダプタ600からMPOコネクタ500を離脱するときは、アウターハウジング530を指で摘まんで矢印Fと反対の方向に引くことで、MPOコネクタ500が外れる。
このようなタイプのMPOコネクタとしては、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。
特開平04-347806号公報
しかしながら、高密度実装を行うために、従来よりも狭いピッチでMPOコネクタ500やMPOアダプタ600(後述する図7参照)を並んでいるような場合、隣接するMPOコネクタ500との間隔が狭く、アウターハウジング530やスプリングプッシュ560に指が届かなくなる。このため、MPOアダプタ600に対するMPOコネクタ500の着脱、すなわち装着と離脱(PUSH&PULL)が困難となる恐れがある。
本発明は、以上の点に着したもので、その目的は、高密度実装の狭ピッチであっても、光アダプタに対する光コネクタの着脱を容易に行うことができる光コネクタ及びプッシュ・プル・タブを提供することである。他の目的は、光コネクタに対して容易に取り付けや取り外しを行うことができるプッシュ・プル・タブを提供することである。
本発明の光コネクタは、光ファイバがインナーハウジングとアウターハウジングによって被覆されており、アウターハウジングにはスカート部が設けられており、インナーハウジングのラウンドケーブル側にはスプリングプッシュが設けられている光コネクタであって、前記スカート部に設けられた第1の係合部と、前記スプリングプッシュに設けられた第2の係合部と、を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記第1の係合部として、前記スカート部とアウターハウジングとの間に、スカート部側が高くなるように段差を設けるとともに、前記第2の係合部として、前記スプリングプッシュのラウンドケーブル側に、球面の一部を形成する第1の曲面を設けたことを特徴とする。
本発明のプッシュ・プル・タブは、前記光コネクタを光アダプタに対して着脱するプッシュ・プル・タブであって、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記第1の係合部と係合する第3の係合部と、前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記第2の係合部と係合する第4の係合部と、を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つによれば、前記光コネクタの外側を覆う筒形状となっており、前記光コネクタのアウターハウジング側を把持する第1の把持部と、前記光コネクタのスプリングプッシュ側を把持する第2の把持部と、該第2の把持部から前記ラウンドケーブル側に延設された着脱バーとを備えており、前記第1及び第2の把持部は、前記ラウンドケーブルを通すことが可能な開口を備えており、前記第1の把持部は、前記アウターハウジングを把持する腕を備えており、前記第2の把持部は、前記スプリングプッシュ側を把持する腕を備えている、ことを特徴とする。
他の発明のプッシュ・プル・タブは、前記光コネクタの外側を覆う筒形状となっており、光コネクタを光アダプタに対して着脱するプッシュ・プル・タブであって、前記光コネクタのアウターハウジング側を把持する第1の把持部と、前記光コネクタのスプリングプッシュ側を把持する第2の把持部と、該第2の把持部から前記ラウンドケーブル側に延設された着脱バーと、前記スカート部と係合するスカート係合手段と、を備えており、前記第1及び第2の把持部は、前記ラウンドケーブルを通すことが可能な開口を備えており、前記スカート係合手段は、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記スカート部の段差と係合し、前記第1の把持部は、前記アウターハウジングを把持する腕を備えており、前記第2の把持部は、前記スプリングプッシュ側を把持する腕と、前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記スプリングプッシュの第1の曲面に当接する第2の曲面とを備えたことを特徴とする。
主要な形態の一つによれば、前記第1の把持部の前記光コネクタの先端側に、内側に向かって傾斜するC面を形成したことを特徴とする。また、前記スカート係合手段は、前記スカート部が露出する係合窓であり、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記係合窓の内側が、前記スカート部の段差と係合することを特徴とする。あるいは、前記第1の把持部は、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記スカート部の段差と係合する爪を備えたことを特徴とする。
他の主要な形態としては、前記スプリングプッシュのラウンドケーブル側の第1の曲面が球面の一部を形成する凸曲面であり、前記第2の把持部の第2の曲面が、前記第1の曲面と同一径の球面の一部を形成する凹曲面であり、前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記第1の曲面が前記第2の曲面と当接することを特徴とする。また、前記プッシュ・プル・タブを、弾力性のある材料によって形成したことを特徴とする。更に他の形態としては、前記着脱バーと前記把持部との間に補強部を設けたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、光アダプタから光コネクタを離脱するときは、光コネクタのスカート部に設けられた第1の係合部にプッシュ・プル・タブの第3の係合部を係合させ、光アダプタに光コネクタを装着するときは、光コネクタのスプリングプッシュに設けられた第2の係合部にプッシュ・プル・タブの第4の係合部を係合させることとしたので、高密度実装の狭ピッチであっても、光アダプタに対する光コネクタの着脱を容易に行うことができる。また、プッシュ・プル・タブの先端にC面を設けたり、弾力性のある材料で形成して、把持部の腕が開閉するようにしたので、光コネクタに対して容易にプッシュ・プル・タブの取り付けや取り外しを行うことができる。
本発明のMPOコネクタの実施例の表側を見た斜視図である。 前記図1のMPOコネクタの裏側を見た斜視図である。 本発明のプッシュ・プル・タブの実施例を示す斜視図である。 前記図3のプッシュ・プル・タブを示す図である。 前記MPOコネクタに前記プッシュ・プル・タブを取り付けた状態の表側を示す斜視図である。 前記MPOコネクタに前記プッシュ・プル・タブを取り付けた状態の裏側を示す斜視図である。 前記MPOコネクタが狭ピッチで多数配列された状態を示す斜視図である。 前記プッシュ・プル・タブを回転させた状態を示す斜視図である。 従来のMPOコネクタの一例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1及び図2を参照しながら、本発明のMPOコネクタの実施例について説明する。図1は本実施例のMPOコネクタ100を表側から見た図であり、図2は裏側から見た図である。これらの図において、MPOコネクタ100の正面側に露出した多心光ファイバ105は、MTフェルール110の中に整列されており、MTフェルール110はインナーハウジング120で被覆されており、更にインナーハウジング120はアウターハウジング130で被覆された構造となっている。MPOコネクタ100の背面側に接続されたラウンドケーブル140は、MPOブーツ150で被覆されており、ラウンドケーブル140内の光ファイバがインナーハウジング120,MTフェルール110内を通過し、多心光ファイバ105として露出している。アウターハウジング130のラウンドケーブル140側のスカート部132からは、インナーハウジング120が露出しており、MPOブーツ150との間にスプリングプッシュ160が設けられている。
MTフェルール110のうち、雄側には両端にガイドピンが設けられるが、図示の例は雌側であるため、ガイドピンは設けられていない。インナーハウジング120の表面側には凸ガイド122が設けられており、MPOアダプタ側の凹溝(図示せず)と凹凸を合わせるようにすることで、表裏を間違えることなく、MPOアダプタに装着することができるようになっている。アウターハウジング130は、インナーハウジング120に対してスライド可能となっており、バネ手段(図示せず)で正面方向に付勢されている。
本実施例におけるアウターハウジング130のスカート部132は、上下面において、一段高い段差134を有するように形成されている。また、アウターハウジング130の側面は曲面となっており、凹凸による滑り止め136が形成されている。一方、スプリングプッシュ160のMPOブーツ150側には、球面の一部を構成する凸曲面162がプッシュ面として形成されている。更に、MPOブーツ150は、スプリングプッシュ160側からラウンドケーブル140に向かって縮径しており、柔軟に折り曲げできるように切除部152が形成されている。
次に、図3及び図4を参照しながら、本実施例のプッシュ・プル・タブ200について説明する。図3(A)はプッシュ・プル・タブ200を表側から見た図であり、図3(B)はプッシュ・プル・タブ200を裏側から見た図である。図4(A)〜(C)は図3の矢印F4A〜F4C方向から見た図,図4(D)ないし(E)は同図(A)の矢印F4DないしF4E方向から見た図である。
これらの図において、プッシュ・プル・タブ200は、前記MPOコネクタ100のアウターハウジング130からMPOブーツ150を覆う筒形状となっており、正面側には、略C字状の開口面210が形成されている。この開口面210を形成する先端部には、MPOコネクタ100の挿入を容易にするため、内側に向かって傾斜する装着用C面(テーパ面)210a〜210eがそれぞれ形成されている。プッシュ・プル・タブ200の平面側には、上述したMPOコネクタ100のスカート部132が嵌まり込むとともに、その内側がスカート部132の段差134と係合する係合窓220が形成されている。プッシュ・プル・タブ200の後ろ側には、その角部から着脱バー230が延長して形成されており、この着脱バー230とプッシュ・プル・タブ200の本体との間には、扇状ないし略三角形状の補強部232,234が適宜設けられており、着脱バー230の端部には凹凸による滑り止め236が形成されている。
プッシュ・プル・タブ200の裏面側は、長手方向に切除されており、また、側面に切欠き240,242を形成することで、正面側ないし先端側の把持部250と、背面側ないし後端側の把持部260がそれぞれ形成されている。把持部250は、一対の腕254,256を備えており、把持部260は一対の腕264,266を備えている。先端側の把持部250は,上述したMPOコネクタ100のアウターハウジング130を把持するもので、裏面側が開口252となっており、正面側が上述した開口面210として開口している。また、アウターハウジング130を把持する際に、把持部250の腕254,256の爪先254a,256aの先端254b,256bがアウターハウジング130のスカート部132の段差134に係合するようになっている。なお、爪先254a,256aの開口面側は、V字状に開いた形状となっており、この部分に上述した装着用C面210d,210eが形成されている。
他方、把持部260は、裏面側が開口262となっており、MPOコネクタ100のスプリングプッシュ160とMPOブーツ150の結合部位を、腕264,266で把持するもので、上述したスプリングプッシュ160の凸曲面162に当接する凹曲面268が内側に形成されている。図示の例では。凹曲面268の半径はSRとなっている(図4(A)ないし(B)参照)。
以上のような構造のプッシュ・プル・タブ200は、全体が柔軟性を有する樹脂によって形成されており、把持部250の腕254,256や、把持部260の腕264,266が開閉するようになっている。
次に、図5〜図7も参照しながら、本実施例の作用について説明する。図5はMPOコネクタ100にプッシュ・プル・タブ200を取り付けた状態の表面の様子を示し、図6はその反対側の様子を示す。また、図7は、MPOコネクタ100が狭ピッチで多数配列された状態を示す。MPOコネクタ100にプッシュ・プル・タブ200を取り付ける場合、作業者は、プッシュ・プル・タブ200の着脱バー230の滑り止め236を指で摘まみ、把持部250,260の開口252,262にラウンドケーブル140を通すことで、把持部250,260内にラウンドケーブル140を挿入する(図5の点線参照)。
そして、着脱バー230を正面方向に押すと、プッシュ・プル・タブ200先端の開口面210がMPOコネクタ100のアウターハウジング130のスカート部132に当たるようになる。上述したように、開口面210には、装着用C面210a〜210eがそれぞれ形成されており、把持部250の爪先254a,256aの正面側がV字状に開いた形状となっていることから、把持部250の腕254,256が開いてスカート部132を乗り越える。加えて、スカート部132が開口220内に嵌まり込むようになる。一方、把持部260側では、その凹曲面268が、MPOコネクタ100のスプリングプッシュ160の凸曲面162に当接する。このようにして、把持部250がアウターハウジング130を把持し、把持部260がスプリングプッシュ160とMPOブーツ150の結合部位を把持して、MPOコネクタ100に対するプッシュ・プル・タブ200の取り付けが完了する(図5の実線参照)。
MPOコネクタ100をMPOアダプタ600に装着するときは、作業者は、プッシュ・プル・タブ200の着脱バー230を指で摘まみ、MPOコネクタ100のインナーハウジング120の凸ガイド122をMPOアダプタ600の凹溝と凹凸を合わせるようにして、MPOコネクタ100をMPOアダプタ600に押し込む(図7参照)。すると、プッシュ・プル・タブ200の把持部260によってMPOコネクタ100のスプリングプッシュ160が押されるようになり、MPOアダプタ600に対してMPOコネクタ100が装着される。
逆に、MPOコネクタ100をMPOアダプタ600から離脱するときは、作業者は、プッシュ・プル・タブ200の着脱バー230を指で摘まみ、ラウンドケーブル140の方向に引くと、プッシュ・プル・タブ200の係合窓220の縁がMPOコネクタ100スカート部132の段差134に当たってスカート部132をバネ力に抗して押し戻すようになり、更に着脱バー230を引くことで、MPOコネクタ100をMPOアダプタ600から外すことができる。
以上のように、作業者は、MPOコネクタ100に装着したプッシュ・プル・タブ200の滑り止め236を摘まんで押したり引いたりすることで、MPOアダプタ600に対するMPOコネクタ100の着脱を容易に行うことができる。従って、図7に示すように、MPOコネクタ100が狭ピッチで並んでいる場合でも、MPOブーツ150側には隙間があって、プッシュ・プル・タブ200の滑り止め236を指で摘まむことができ、MPOコネクタ100の着脱をワンタッチで容易に行うことができる。
加えて、MPOコネクタ100のスプリングプッシュ160の凸曲面162に把持部260の凹曲面268が当接しており、両曲面162,268が、いずれも球面の一部を構成していることから、両曲面162,268は、云わば、球面ジョイントのように作用する。このため、MPOコネクタ100とプッシュ・プル・タブ200の形状・寸法の間に若干のクリアランスがあっても、安定して両曲面162,268が接触し、プッシュ・プル・タブ200でMPOコネクタ100を安定して押して、MPOアダプタ600に対するMPOコネクタ100の装着を良好に行うことができる。同様の理由で、着脱バー230の軸心(長手方向の中心)がMPOコネクタ100の軸心(長手方向の中心)からオフセットしていても、MPOコネクタ100の着脱を容易に行うことができる。
なお、プッシュ・プル・タブ200をMPOコネクタ100から取り外すときは、図8に示すように、軸心に対してプッシュ・プル・タブ200を90°回転させれば、把持部250の腕254,256や把持部260の腕264,266が開き、プッシュ・プル・タブ200をMPOコネクタ100から容易に取り外すことができる。
このように、本実施例によれば、次のような効果がある。
(1)プッシュ・プル・タブ200先端の開口面210の内側と、把持部250の爪先254a,256a先端側V字部に、それぞれC面210a〜210eを設けることとしたので、ワンタッチで容易にMPOコネクタ100にプッシュ・プル・タブ200を取り付けることができる。
(2)プッシュ・プル・タブ200を、樹脂などの弾力性のある成形材料を用いて形成することにより、MPOコネクタ100に対するプッシュ・プル・タブ200の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
(3)プッシュ・プル・タブ200の把持部250,260にそれぞれ開口252,262を設け、腕254,256や腕264,266が開くようにしたので、プッシュ・プル・タブ200の剛性が和らぎ、これによっても、MPOコネクタ100に対するプッシュ・プル・タブ200の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
(4)MPOコネクタ100のスプリングプッシュ160側のプッシュ面である凸曲面162と、プッシュ・プル・タブ200側の把持部260の凹曲面268を、同一半径の球面の一部となる曲面とすることにより、寸法・形状のクリアランスがあっても安定したMPOアダプタ600に対するMPOコネクタ100の装着が可能となる。MPOコネクタ100とプッシュ・プル・タブ200の中心の間にオフセットがあるような場合でも、同様に安定した装着が可能となる。
(5)アウターハウジング130のスカート部132を突出させて一段高い段差134を形成するとともに、プッシュ・プル・タブ200側にスカート部132が嵌まり込む係合窓220を形成し、この係合窓220の内側が前記段差134と係合するようにしたので、スカート部132をバネ力に抗してスライドさせて、MPOアダプタ600からMPOコネクタ100を容易に離脱させることが可能となる。
(6)加えて、アウターハウジング130を把持する際に、把持部250の腕254,256に設けられた爪先254a,256aの先端254b,256bがアウターハウジング130のスカート部132の段差134に係合する。これによっても、スカート部132をバネ力に抗してスライドさせて、MPOアダプタ600からMPOコネクタ100を容易に離脱させることが可能となる。
(7)高密度実装用に狭ピッチに配置されたMPOコネクタ100についても、プッシュ・プル・タブ200を利用することで簡単にMPOアダプタ600に対するMPOコネクタ100の着脱を行うことができ、作業効率の向上を図ることができる。
(8)構造が簡単な1ピースタイプとなっており、MPOコネクタ100に対するプッシュ・プル・タブ200の取り付け・取り外しをワンタッチで行うことができる。
(9)MPOコネクタ100の先端部分の形状に変更がないため、従来のMPOアダプタ600に対してそのまま適用することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。材質についても同様に、弾力性のある各種の素材を使用してよい。
(2)前記実施例では、ガイドピンがないタイプのMPOコネクタについて説明したが、ガイドピンがあるものについても、同様に適用可能である。また、光ファイバの本数についても、特に限定されるわけではない。
(3)前記実施例では、プッシュ・プル・タブ200の係合窓220の内側がスカート部132の段差134に係合するようにしたが、窓でなくても、突起などが段差134に係合するようにするなど、各種の係合手段としてよい。また、段差134の代わりに凹凸形状(第1の係合部)をスカート部132に形成し、この凹凸に係合する凸凹形状(第3の係合部)をプッシュ・プル・タブ200側に設けるなど、各種の係合手段を適用してよい。
(4)前記実施例では、スプリングプッシュ160側を凸曲面162(第2の係合部)とするとともに、把持部260側を凹曲面268(第4の係合部)としたが、凹凸は逆であってもよい。また、曲面以外の凹凸形状とするなど、各種の係合手段とすることを妨げるものではない。
本発明によれば、光アダプタから光コネクタを離脱するときは、光コネクタのスカート部に設けられた第1の係合部にプッシュ・プル・タブの第3の係合部を係合させ、光アダプタに光コネクタを装着するときは、光コネクタのスプリングプッシュに設けられた第2の係合部にプッシュ・プル・タブの第4の係合部を係合させることとしたので、高密度実装の狭ピッチであっても、光アダプタに対する光コネクタの着脱を容易に行うことができる。また、プッシュ・プル・タブの先端にC面を設けたり、弾力性のある材料で形成して、把持部の腕が開閉するようにしたので、光コネクタに対して容易にプッシュ・プル・タブの取り付けや取り外しを行うことができるので、狭ピッチに配列されたMPOアダプタに対するMPOコネクタの着脱に好適である。
100:MPOコネクタ
105:多心光ファイバ
110:MTフェルール
120:インナーハウジング
122:凸ガイド
130:アウターハウジング
132:スカート部
134:段差
140:ラウンドケーブル
150:MPOブーツ
152:切除部
160:スプリングプッシュ
162:凸曲面
162,268:両曲面
200:プッシュ・プル・タブ
210:開口面
210a,210b,210c,210d,210e:C面
220:係合窓
230:着脱バー
232,234:補強部
250,260:把持部
252,262:開口
254,256:腕
254a,256a:爪先
260:把持部
264,266:腕
268:凹曲面
500:コネクタ
505:多心光ファイバ
510:MTフェルール
520:インナーハウジング
530:アウターハウジング
532:スカート部
540:ラウンドケーブル
550:ブーツ
560:スプリングプッシュ
600:MPOアダプタ

Claims (14)

  1. 光ファイバがインナーハウジングとアウターハウジングによって被覆されており、アウターハウジングにはスカート部が設けられており、インナーハウジングのラウンドケーブル側にはスプリングプッシュが設けられている光コネクタであって、
    前記スカート部に設けられた第1の係合部と、
    前記スプリングプッシュに設けられた第2の係合部と、
    を備えたことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記第1の係合部として、前記スカート部とアウターハウジングとの間に、スカート部側が高くなるように段差を設けるとともに、
    前記第2の係合部として、前記スプリングプッシュのラウンドケーブル側に、球面の一部を形成する第1の曲面を設けたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 請求項1記載の光コネクタを光アダプタに対して着脱するプッシュ・プル・タブであって、
    前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記第1の係合部と係合する第3の係合部と、
    前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記第2の係合部と係合する第4の係合部と、
    を備えたことを特徴とするプッシュ・プル・タブ。
  4. 前記光コネクタの外側を覆う筒形状となっており、
    前記光コネクタのアウターハウジング側を把持する第1の把持部と、
    前記光コネクタのスプリングプッシュ側を把持する第2の把持部と、
    該第2の把持部から前記ラウンドケーブル側に延設された着脱バーと、
    を備えており、
    前記第1及び第2の把持部は、前記ラウンドケーブルを通すことが可能な開口を備えており、
    前記第1の把持部は、前記アウターハウジングを把持する腕を備えており、
    前記第2の把持部は、前記スプリングプッシュ側を把持する腕を備えている、
    ことを特徴とする請求項3記載のプッシュ・プル・タブ。
  5. 前記第1の把持部の前記光コネクタの先端側に、内側に向かって傾斜するC面を形成したことを特徴とする請求項4記載のプッシュ・プル・タブ。
  6. 前記プッシュ・プル・タブを、弾力性のある材料によって形成したことを特徴とする請求項4記載のプッシュ・プル・タブ。
  7. 前記着脱バーと前記把持部との間に補強部を設けたことを特徴とする請求項4記載のプッシュ・プル・タブ。
  8. 請求項2記載の光コネクタの外側を覆う筒形状となっており、光コネクタを光アダプタに対して着脱するプッシュ・プル・タブであって、
    前記光コネクタのアウターハウジング側を把持する第1の把持部と、
    前記光コネクタのスプリングプッシュ側を把持する第2の把持部と、
    該第2の把持部から前記ラウンドケーブル側に延設された着脱バーと、
    前記スカート部と係合するスカート係合手段と、
    を備えており、
    前記第1及び第2の把持部は、前記ラウンドケーブルを通すことが可能な開口を備えており、
    前記スカート係合手段は、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記スカート部の段差と係合し、
    前記第1の把持部は、前記アウターハウジングを把持する腕を備えており、
    前記第2の把持部は、前記スプリングプッシュ側を把持する腕と、前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記スプリングプッシュの第1の曲面に当接する第2の曲面とを備えた、
    ことを特徴とするプッシュ・プル・タブ。
  9. 前記第1の把持部の前記光コネクタの先端側に、内側に向かって傾斜するC面を形成したことを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
  10. 前記スカート係合手段は、前記スカート部が露出する係合窓であり、
    前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記係合窓の内側が、前記スカート部の段差と係合することを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
  11. 前記第1の把持部は、前記光アダプタから前記光コネクタを離脱するときに、前記スカート部の段差と係合する爪を備えたことを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
  12. 前記スプリングプッシュのラウンドケーブル側の第1の曲面が球面の一部を形成する凸曲面であり、
    前記第2の把持部の第2の曲面が、前記第1の曲面と同一径の球面の一部を形成する凹曲面であり、
    前記光アダプタに前記光コネクタを装着するときに、前記第1の曲面が前記第2の曲面と当接することを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
  13. 前記プッシュ・プル・タブを、弾力性のある材料によって形成したことを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
  14. 前記着脱バーと前記把持部との間に補強部を設けたことを特徴とする請求項8記載のプッシュ・プル・タブ。
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