JP3051040U - バッグ用口金 - Google Patents

バッグ用口金

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JP3051040U
JP3051040U JP1998000578U JP57898U JP3051040U JP 3051040 U JP3051040 U JP 3051040U JP 1998000578 U JP1998000578 U JP 1998000578U JP 57898 U JP57898 U JP 57898U JP 3051040 U JP3051040 U JP 3051040U
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JP
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bag
synthetic resin
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resin material
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JP1998000578U
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English (en)
Inventor
本 一 利 根
本 義 夫 根
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大豊産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 バッグのデザイン形態に大きな影響を与
える口金のデザインを、製造上の理由による制約を受け
ることなく、ほぼ自由なデザインに展開することを可能
にしたバッグ用口金を提供すること。 【解決手段】 全体としてほぼ逆U字状をなし、かつ、
任意のデザインが施された一対の口金本体と留め金具部
17,18とを合成樹脂材料の成形加工により形成すると共
に、この一対の口金本体の端末に形成される口金開閉用
の枢着部19,20を、前記口金本体と一体に成形された凹
部と凸部を嵌合させることにより形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主としてハンドバッグや財布などの比較的小型のバッグに用いて好適 な構造を付与した口金に関する。
【0002】
【従来の技術】
バッグ用口金に関しては従来から様々な提案がなされており、実際に製品に採 り入れられている考案も多い。
【0003】 しかし、従来のバッグ用口金は、すべて金属製であったため、主として製造上 の理由によって製品の構造や機能面、或は、デザイン面などに制約があり、形態 的には変化に乏しいものが多い。
【0004】 このため、バッグのデザインは、バッグ本体側の形態に様々な工夫を凝らして 、他社製品等との差別化を図るなどしているが、口金部分の形態は代わり栄えし ないため、バッグ本体側の形態上の工夫だけでは、バッグ全体のデザイン上の展 開にも限界がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のようなバッグデザインの現状に鑑み、バッグのデザイン形態に 大きな影響を与える口金のデザインを、製造上の理由による制約を受けることな く、ほぼ自由なデザインに展開することを可能にしたバッグ用口金を提供するこ とを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案口金の構成は、全体とし てほぼ逆U字状をなし、かつ、任意のデザインが施された一対の口金本体と留め 金具部とを合成樹脂材料の成形加工により形成すると共に、この一対の口金本体 の端末に形成される口金開閉用の枢着部を、前記口金本体と一体に成形された凹 部と凸部を嵌合させることにより形成したことを特徴とするものである。
【0007】 本考案は、上記構成において、合成樹脂材料に金色又は銀色若しくは他の任意 の色彩を有する材料を使用するか、又は、合成樹脂材料の生地色の上に、金属色 又は他の色をメッキにより形成することもある。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態例について、図に拠り説明する。図1は本考案口金の 一例の正面図、図2は図1の口金の平面図、図3は図1の口金の側面図、図4は 図1における鎖線囲み部分の拡大断面図、図5は従来口金の一例の斜視図である 。
【0009】 図5に例示した従来の金属製の口金は、金属製ゆえに次に説明する形態を具備 したものが大半である。即ち、金属板をプレス加工して逆U字状断面に形成した 一対の横バー部材1,2と、該横バー部材1,2の両端にロー付けなどにより固 着してそれぞれに垂設した左,右2本の金属製の脚部材3,4、同5,6と、前 記横バー部材の中央部にロー付けにより取付けた金属製の留め金具7,8を具備 し、前記脚部材3,5、同4,6の下端を金属製の軸9,10によって枢着した構 造である。
【0010】 従来口金は、上記のように構成部材のすべてが金属製であり、しかも、それが 複数のパーツに分かれているため、まず、個々のパーツを、プレス加工等により 形成した上で、ロー付けなどによって結合させ、必要なメッキなどの処理をして 軸9,10によりバッグ用口金に組立てているため、著しく加工手間が多い上に、 デザインの自由度はきわめて低い。
【0011】 即ち、仮に、図5の従来品において、横バー部材1,2と、夫々の脚部材3, 4、同5,6とを、一体ものの素材をプレス加工することにより形成したとして も、せいぜい横バー部材1,2と、各脚部材3〜6の境界部分の形態に、種々の 径(アール)を付けたり、横バー部材1,2や脚部材3〜6の太さ(幅)を変え たりする程度で、口金全体の基本形態としては、殆ど同一だからである。
【0012】 しかも、口金の要部となる横バー部材1,2は、メッキの色を変えたり、その 幅を変更する程度のデザイン変更が施されるだけで、横バー部材1,2の表面に 細かな模様などを付けることは、コスト上、或は、製造手間上の理由によってな されていない。また、留め金具7,8の形態に変化を持たせたり、装飾用の別部 品を付加的に付けたりすることによって独自色を打出す試みも多くなされている が、留め金具7,8の形態や付加装飾体による変化にも限度がある。
【0013】 本考案は、上記のような従来口金の問題点に鑑み、まず、デザイン上の自由度 を得るため口金全体を合成樹脂材料の成形品で形成するようにしたものである。 図1〜図3は、その一例を示すもので、合成樹脂材料の成形品である故に、口金 を形成する全てのパーツ、即ち、図5の従来品における横バー部材1から軸10ま での各パーツ部分は、すべてが1回の成形工程によって、一つの部品として形成 されている。
【0014】 即ち、図1〜図3において、11,12は一対の横バー部、13,14及び15,16は、 前記一対の横バー部11と12の両端に、それぞれに一体成形された脚部、17,18は 前記横バー部11,12と夫々に一体成形された留め金部であり、枢着部19,20は、 図4に例示するように、夫々の脚部13,15と同14,16の下端部に、これらの脚部 と一体成形されているのである。
【0015】 しかも、本考案口金は、上記のようにそれを形成する各構成部分が一体成形品 としていわゆる一発成形される故に、図1〜図3の例では横バー部11,12と該バ ー部11,12と一体の各脚部13〜16と留め金部17,18に、全体として一体感のある 連続した凹凸線(縞)模様が形成され、横バー部11,12の下半側にはエンボス状 の模様が形成されている。このような口金全体として連続した感じを受ける模様 やエンボス模様は、従来のプレス加工による量産タイプの金属製口金では、事実 上形成することは不可能であった。
【0016】 特に、本考案口金では、合成樹脂成形品としたことにより、枢着部19,20の構 成が、従来の金属製口金と全く異なっているので、次にこの点について図4によ り説明する。即ち、図4に示すように、脚部13,15、及び、脚部14,16の下端の 枢着部19,20は、夫々の対向面に凹部19a(20a)と、この凹部19a(20a)に嵌合 する凸部19b(20b)とを形成し、両部19aと19b(20aと20b)の嵌合によって、この 部を一対の口金の開閉軸としているのである。図4において19c(20c)は、脚部 の外面に形成した環状の細溝で、外部から軸に見えるようにするための細工であ る。
【0017】 上記の凹部19a(20a)と凸部19b(20b)との嵌合構造において、凹部19a(20a )に多少の逆テーパ(底側の径をテーパ状に大きくする)を付け、凸部19b(20b )にも対応する逆テーパを付けておけば、嵌合した凹凸部は、容易に離脱できな くなるので、好ましい。
【0018】 また、上記凹,凸部の嵌合構造において、逆テーパ手法を用いず、枢着部にお いて内側に位置する脚部15,14を多少外向きに成形する一方、外側に位置する脚 部13,16を多少内側きに形成しておき両脚部の対向したスプリングバック力によ って、嵌合した凹凸部が離脱しにくくすることもできる。
【0019】 本考案では、上記実施例における口金本体の成形において、合成樹脂材料に、 金属繊維,硝子繊維,炭素繊維のいずれかを骨材として混入した材料を使用する ことがある。また、前記骨材の混入と併せて、或は、単独に、口金本体の成形の 際、前記材料や金属線により形成した線材を、芯材料として抱かせて成形するこ ともある。このような成形態様をとれば、強度面でも十分なバック用口金の製造 及び提供が可能になる。
【0020】
【考案の効果】
本考案口金は以上の通りであって、バッグのデザイン形態に大きな影響を与え る口金のデザインを、製造上の理由による制約を受けることなく、ほぼ自由なデ ザインで展開することを可能とするために、バッグ用口金を、全体としてほぼ逆 U字状をなし、かつ、任意のデザインが施された一対の口金本体と留め金具部を 合成樹脂材料の成形により形成すると共に、この一対の口金本体の端末に形成さ れる口金開閉用の枢着部を、前記口金本体と一対に成形された凹部と凸部を嵌合 させることにより形成したから、全く自由にデザインされたバッグ用口金を、合 成樹脂材料の成形加工という量産が効く手段によって低コストに供給することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案口金の一例の正面図。
【図2】図1の口金の平面図。
【図3】図1の口金の側面図。
【図4】図1における鎖線囲み部分の拡大断面図。
【図5】従来口金の一例の斜視図。
【符号の説明】
11,12 横バー部 13〜16 脚部 17,18 留め金具 19,20 枢着部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体としてほぼ逆U字状をなし、かつ、
    任意のデザインが施された一対の口金本体と留め金具部
    とを合成樹脂材料の成形加工により形成すると共に、こ
    の一対の口金本体の端末に形成される口金開閉用の枢着
    部を、前記口金本体と一体に成形された凹部と凸部を嵌
    合させることにより形成したことを特徴とするバッグ用
    口金。
  2. 【請求項2】 合成樹脂材料に着色材料を使用した請求
    項1のバッグ用口金。
  3. 【請求項3】 成形品にメッキを施した請求項1又は2
    のバッグ用口金。
  4. 【請求項4】 枢着部は、その凹部と凸部に逆テーパを
    付けた請求項1〜3のいずれかのバッグ用口金。
  5. 【請求項5】 枢着部は、脚部のスプリングバッグによ
    り凹部と凸部の嵌合を保持させるようにした請求項1〜
    4のいずれかのバッグ用口金。
  6. 【請求項6】 口金本体を形成する合成樹脂材料に、金
    属線,金属繊維,炭素繊維,硝子繊維のいずれかを補強
    材として混入するか、又は、芯材として内蔵させた請求
    項1〜5のいずれかのバッグ用口金。
JP1998000578U 1998-01-30 1998-01-30 バッグ用口金 Expired - Lifetime JP3051040U (ja)

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