JP3050999B2 - カラーイメージセンサ - Google Patents

カラーイメージセンサ

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JP3050999B2
JP3050999B2 JP4268622A JP26862292A JP3050999B2 JP 3050999 B2 JP3050999 B2 JP 3050999B2 JP 4268622 A JP4268622 A JP 4268622A JP 26862292 A JP26862292 A JP 26862292A JP 3050999 B2 JP3050999 B2 JP 3050999B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テキストある
いは画像のカラー原稿情報を一連の電気信号に変換入力
するカラーイメージセンサに関するものであり、特にワ
ークステーション等の情報機器に接続され、カラー原稿
の読み取りを行うカラーイメージスキャナに好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般にカラーイメージセンサは、個別の
三原色光源から発せられる光を時分割的に原稿上に照射
し、それぞれの光に対する原稿の明暗分布像を光電変換
素子上に結像することによって、この像の電気信号化入
力を行う形式のイメージスキャナに用いられている。
【0003】従来のカラーイメージセンサは、図13の
如く、読み取り原稿1を照明する赤色,緑色,青色の三
原色照明光の光源として、読み取り原稿1の最大幅に適
応する長さの発光部を有する三本の円筒型蛍光管2R,
2G,2Bを備えている。
【0004】この蛍光管2R,2G,2Bは、反射型原
稿を読み取る場合には、透明ガラス製の原稿ステージ3
の裏側の図13に示す実線の位置に、透過型原稿を読み
取る場合には、原稿ステージ3上に密着して載置された
読み取り原稿1の上方の図13に示す点線の位置に設置
されている。
【0005】各蛍光管2R,2G,2Bの読み取り原稿
に対向する側には、赤色,緑色,青色の波長帯域の光を
透過する特性を有する光学フィルタ4R,4G,4Bが
取り付けられている。
【0006】また、蛍光管2R,2G,2Bの光学フィ
ルタ4R,4G,4Bが取り付けられている光取り出し
方向以外の表面には、黒色の遮光性テープ5が張り付け
られており、光学フィルタ4R,4G,4Bを透過しな
い光が外部へ発せられるのを抑えている。
【0007】これら三本の蛍光管2R,2G,2Bおよ
び光学フィルタ4R,4G,4Bは、それぞれの蛍光管
2R,2G,2Bから発せられる三原色光が原稿ステー
ジ3上に密着して載置された読み取り原稿1のライン状
の読み取り領域にそれぞれ所定の光量を得られるよう設
置されている。
【0008】また、蛍光管2R,2G,2Bから発せら
れる照射光は、それぞれ図2に実線で示した発光波長を
有し、光学フィルタ4R,4G,4Bは、それぞれ図2
に二点鎖線で示した赤色,緑色,青色の波長帯域の光を
透過する波長透過特性を有する。
【0009】このため、蛍光管2R,2G,2Bから発
せられる光がそれぞれに対応する光学フィルタ4R,4
G,4Bを透過することにより、可視光波長域において
図3に示すような波長特性を有するカラーイメージ像の
読み取りに必要な三原色の照明光が得られる。
【0010】この三原色の照明光によって照明された読
み取り原稿1のライン領域の濃淡像は、原稿像ミラー6
a〜6cを経て可視光透過光学フィルター7を透過した
後、結像レンズセット8によってラインCCD等のライ
ン光電変換素子9上に結像される。可視光透過光学フィ
ルタ7は、図2に点線で示した波長透過特性を有してお
り、可視光以外の光の光電変換素子9への入射を低減す
る。
【0011】なお、三本の蛍光管2R,2G,2Bは、
高周波点灯回路によって順次点灯が繰り返され、図4に
示すタイミングで高速に点灯が切り替えられており、光
電変換素子9は、各光源の点灯に同期して三原色照明に
おける原稿1のライン領域の濃淡像データの取り込みを
行う。
【0012】そして、原稿1の載置された原稿ステージ
3を、蛍光管2R,2G,2Bの点灯周期と比較してゆ
っくりとした一定の速度で走査方向(図13のX方向)
へ移動させ、ライン領域の濃淡像を繰り返し光電変換素
子9に入力することにより、二次元原稿の読み取りを行
う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラーイメージ
センサにおいては、読み取り原稿1に対して照射される
三色の照明光の照射角度が異なる。このため、図14の
如く、原稿ステージ3上の原稿1に折り目や綴じ目等に
よって原稿ステージ3に密着しない部分があると、この
原稿1の読み取りを行うとき、原稿ステージ3に密着し
ない部分において三色の照明光の照射位置にずれが生
じ、読み取りの対象となるライン領域において各照明光
に対して予め設定されている光量バランスが崩れ、入力
像に色ずれを生じる欠点があった。
【0014】本発明は、上記に鑑み、三色の照明光を同
一の角度で原稿に照射するカラーイメージセンサを提供
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、個別の三原色光源からそれぞれ発せられる光を原
稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を光電変換
素子上に結像するカラーイメージセンサにおいて、三原
色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角度で原稿
面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を備えたも
のである。
【0016】光手段に、三原色光源から発せられる各
光を光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイドが設け
られている。
【0017】
【0018】そして、光ガイドの光入射面あるいは光出
射面に、特定の波長帯域の光を透過,吸収あるいは反射
する特性を有する光学フィルタが設けられたものであ
る。
【0019】また、光ガイドの一部もしくは全体を特定
の波長領域の光を吸収する特性を有する材料にて形成し
たものである。
【0020】また、光ガイドの表面に、光ガイド内部の
光を光出射面方向に反射させる反射鏡が設けられたもの
である。
【0021】また、光ガイドの表面の一部が、光出射面
から出る光を指向させる集光体となっている。
【0022】また、光ガイドの光入射面あるいは光出射
面に、光の透過位置によって透過率の異なる光学フィル
タが設けられたものである。
【0023】
【0024】
【作用】上記課題解決手段において、導光手段に光ガイ
ドを用いる場合、個別の光源から発せられたそれぞれの
照射光は、透光性媒質で形成された光ガイド内部に入射
する。このとき、各照射光は、光ガイドに設けられた各
種光学フィルタにより、その波長帯域が選択されて赤,
緑,青色の発光波長特性を有するカラーイメージ像の読
み取りに適した照明光となる。
【0025】この照明光は、光ガイドの透明壁面あるい
は光ガイドに設けられた反射鏡によって反射することに
より、ガイド内部に閉じ込められ、光ガイド内部を伝搬
して進行方向に整合される。そして、各照明光は、集光
体により指向性が高められて、出射面から同じ角度にて
出射され、原稿を効率よく照明する。
【0026】このように、光ガイドにおける光閉じ込め
効果は、照明光の拡散を抑え、所定の照明領域における
光の利用効率を向上させる。
【0027】また、光ガイドに、光学フィルタ,反射鏡
および集光体を一体的に設けたり、光ガイドそのものを
光学フィルタ効果を有する透光性材料によって形成する
構造は、光の利用効率を向上させるための部材を光ガイ
ドに一体的に形成することを可能とし、製造工程の簡素
化および品質の均一化を容易にする。
【0028】また、導光手段に光ガイドを用いない場
合、透過率(反射率)に波長依存性を有する光学フィル
タと特定の発光波長に対応した領域に反射あるいは透過
特性を有する光学フィルタとを組み合わせて、個別の光
源から発せられたそれぞれの照射光を透過あるいは反射
させることによって、光の進行方向の整合および発光波
長の選択を行う。
【0029】
【実施例】<第一実施例>図1は本発明の第一実施例の
カラーイメージセンサの構成図、図2は三原色蛍光管お
よび色素光学フィルタのスペクトル特性を示す図、図3
は三原色照明光の波長特性を示す図、図4は三本の蛍光
管の点灯タイミングチャートである。
【0030】第一実施例のカラーイメージセンサは、図
1の如く、赤色,緑色,青色の三原色照明光の光源であ
る三本の円筒型蛍光管21a,21b,21cから発せ
られるそれぞれの光を原稿ステージ22に載置された原
稿23に照射する照明光学系Aと、三原色照明光を原稿
23のライン領域に照射することにより生じた濃淡像
(原稿像)の電気信号化入力を行うライン光電変換素子
25(例えばラインCCD)上に結像する読み取り光学
系Bとからなる。
【0031】前記照明光学系Aは、前記蛍光管21a,
21b,21cと、該蛍光管21a,21b,21cか
ら発せられるそれぞれの光を同一の角度で原稿23に導
く導光手段24とからなる。
【0032】前記三本の蛍光管21a,21b,21c
は、原稿ステージ22の下方にそれぞれ平行に配され、
直径10mmで、読み取り原稿1の最大幅に適応する長
さ(A3サイズ対応:340mm)を有している。ま
た、この三本の蛍光管21a,21b,21cは、図2
(a),(b),(c)の実線で示すようにそれぞれ赤
色,緑色,青色の波長帯域に発光波長のピークを有する
発光波長特性を有するものが用いられている。
【0033】前記導光手段24は、三本の蛍光管21
a,21b,21cからの照射光を進行方向に整合する
光ガイド27と、該光ガイド27のそれぞれの光入射面
27a,27b,27cに配され赤色,緑色,青色の波
長帯域の光を透過させる色素光学フィルタ28a,28
b,28cと、光ガイド27の光出射面27dに配され
光の透過位置によって透過率の異なるND光学フィルタ
29とを備えている。
【0034】前記光ガイド27は、透明のアクリル樹脂
(屈折率:1.49)を用いて射出成形法によって形成
され、一本のガイドが三本に分岐した形状で、三本の蛍
光管21a,21b,21cにそれぞれ対向配置された
三つの光入射面27a,27b,27cと、該光入射面
27a,27b,27cからの光が出射される一つの光
出射面27dとを有している。
【0035】前記色素光学フィルタ28a,28b,2
8cは、それぞれ図2の(a),(b),(c)の二点
鎖線で示す透過特性を有する。赤色の透過特性を有する
光学フィルタ28aは、蛍光管21aに対向する光ガイ
ド27の光入射面27a上に色素を含む顔料インクを印
刷することによって形成されている。また、緑色および
青色の透過特性を有する光学フィルタ28b,28c
は、蛍光管21b,21cに対向する光ガイド27の光
入射面27b,27c上に誘導体薄膜を多層蒸着するこ
とによって形成されている。
【0036】前記ND光学フィルタ29は、光ガイド2
7の光出射面27dに一体的に印刷され、その長手方向
の中央部の光透過率を端部の光透過率より低くして、原
稿23のライン領域の中央部の照度を端部より暗く照明
するよう設定されている。
【0037】なお、光ガイド27の光入射面27a,2
7b,27cおよび光出射面27dへの各種光学フィル
タの設置方法は、個々にガラス基板等に形成されたこれ
らの光学フィルタ28a,28b,28cを、光ガイド
27の所定の部分に張り付けるオーソドックスな方法を
用いてもよい。
【0038】また、光ガイド27の光出射面27dにN
D光学フィルタ29を配する構造に代えて、光入射面2
7a,27b,27cの各色素光学フィルタ28a,2
8b,28cをND光学フィルタ29の透過率補正機能
を加えた構造にしてもよい。三本の蛍光管21a,21
b,21cおよび光ガイド27は、光ガイド27の光出
射面27dを除いて遮光性のケース30に内装されてお
り、三本の蛍光管21a,21b,21cから光ガイド
27に入力されない光の漏れを防止している。
【0039】前記読み取り光学系Bは、原稿23のライ
ン状領域の原稿像を反射させる三個の反射ミラー31
a,31b,31cと、該反射ミラー31a,31b,
31cを経た原稿像をラインCCD25上へ約1/5倍
に縮小結像する結像用レンズセット32とからなる。
【0040】該結像用レンズセット32には、図2の
(a)の点線で示す分光透過特性を有する可視光透過光
学フィルタ33が配されている。この可視光透過光学フ
ィルタ33の分光透過特性と、蛍光管21a,21b,
21cの発光波長特性および光学フィルタ28a,28
b,28cの透過特性と併せて、図3に示した波長を有
する三原色光の照明を可能にし、この照明光によりカラ
ーイメージ像の読み取りに必要な原稿像を得ている。
【0041】また、結像用レンズセット32によってラ
インCCD25上に結像される原稿像の明るさは、一般
的に光軸から遠い周辺部ほど暗くなるといった明るさの
不均一が生じる。しかしながら、原稿像が結像用レンズ
セット32に至る前段階において、照射光がND光学フ
ィルタ29を透過することにより、原稿像の中央部が端
部より暗くなっている。このため、原稿像が結像用レン
ズセット32を通過するときには、明るさが均一とな
り、レンズ特性に起因する明るさの不均一性を光学的に
補正できる。
【0042】上記構成において、三本の蛍光管21a,
21b,21cは、高周波点灯回路によって図4に示す
タイミングにて順次点灯が繰り返される。
【0043】この三本の蛍光管21a,21b,21c
から発せられた照射光は、それぞれ対向する色素光学フ
ィルタ28a,28b,28cを透過することにより、
赤色,緑色,青色の波長帯域のみ透過されて、カラーイ
メージ像の読み取りに必要な三原色の照明光が得られ
る。
【0044】この照明光は、光ガイド27のそれぞれの
光入射面27a,27b,27cから内部へ入射され、
このうち光ガイド27の側面に対して臨界角(42.1
6deg)以上の入射角度で入射する光は、光ガイド2
7と外気大気中の屈折率差によって光ガイド27の透明
壁面で全反射され、光ガイド27内部に閉じ込めらる。
【0045】そして、光ガイド27内部の各色の照明光
は、光ガイド27の壁面にて全反射を繰り返すことによ
り進行方向が整えられた後、光ガイド27の光出射面2
7dを通過して、ほぼ同じ角度で原稿ステージ22上に
載置された読み取り原稿23のライン状の領域に照射さ
れる。
【0046】この三原色の照明光によって照射された読
み取り原稿23のライン領域の原稿像は、原稿ステージ
22の直下の反射ミラー31aからミラー31bさらに
ミラー31cへとリレーされ、可視光透過光学フィルタ
33を透過した後、結像レンズセット32によってライ
ンCCD25上に約1/5倍に縮小結像される。
【0047】このとき、原稿ステージ22は、蛍光管2
1a,21b,21cの点灯周期に比較して十分ゆっく
りとした一定の速度で走査方向(図1のX方向)へ移動
している。このため、ラインCCD25には、三原色の
照明光によって照射されるライン状に切り取られた領域
の原稿像が繰り返し結像される。
【0048】ラインCCD25は、各蛍光管21a,2
1b,21cの点灯に同期して三原色照明光により照射
された原稿像の読み取りを行い、この原稿像はそれぞれ
時系列的な一連の電気信号に変換される。この電気信号
に基づいて、二次元原稿の読み取りが行われる。
【0049】このように、赤色,緑色,青色の三原色照
明光を原稿ステージ22に載置された読み取り原稿23
に同一の角度で照射して、原稿像を読み取ることができ
る。このため、原稿23に折り目や綴じ目等による原稿
ステージ22に密着しない部分があっても、原稿23の
面上における各照明光の照射位置が同一となり、光量バ
ランスが崩れることはなく、読み取り像に色ずれが発生
するのを防止できる。また、光ガイド27における光閉
じ込め効果は、照明光の拡散を抑え、原稿23の所定の
照明領域における光の利用効率を向上させる。
【0050】さらに、光学フィルタ28a,28b,2
8cおよびND光学フィルタ29を光ガイド27に一体
的に設けることによって、個々の光学素子の位置合わせ
を伴う組み立て工程を簡略化することができる。
【0051】<第二実施例>図5は第二実施例のカラー
イメージセンサの構成図、図6は干渉膜光学フィルタの
スペクトル特性を示す図である。なお、第一実施例と同
様の機能を有する部材については、同符号を付す。
【0052】第二実施例のカラーイメージセンサは、図
5の如く、照明光学系Cと、読み取り光学系Dとからな
る。そして、照明光学系Cに、第一実施例と同様の蛍光
管21a,21b,21cから発せられるそれぞれの光
を同一の角度で原稿ステージ22に載置された原稿23
に導く導光手段40を備えている。
【0053】前記導光手段40は、原稿ステージ22の
下方に配され、三本の蛍光管21a,21b,21cか
らの照射光を進行方向に整合する三個の光ガイド42,
43,44と、該光ガイド42,43に配され三本の蛍
光管21a,21b,21cからの照射光をその波長帯
域に応じて透過あるいは反射させる二種類の干渉膜光学
フィルタ45,46と、光ガイド44内の照射光を原稿
ステージ22の方向に反射させる反射鏡47と、該反射
鏡47により反射された照射光を集光する集光体48と
からなる。
【0054】前記光ガイド42は、図5の如く、その上
面が赤色用の蛍光管21aに沿った円弧状の取付面42
aとされ、下面が下方に突出した±45度の傾斜面42
b,42cとされている。光ガイド43は、光ガイド4
2と同一形状で、その上面が光ガイド42の傾斜面42
b,42cに対向配置された傾斜面43b,43cとさ
れ、下面が緑色用の蛍光管21bに沿った円弧状の取付
面43aとされている。
【0055】そして、光ガイド42の傾斜面42cと光
ガイド43の傾斜面43cとの間には、青色用の蛍光管
21cが傾斜面42c,43cに近接して配されてい
る。
【0056】前記光ガイド44は、光ガイド42の傾斜
面42bに完全に密着された傾斜面44aと、光ガイド
43の傾斜面43bに完全に密着された傾斜面44bと
を有し、原稿ステージ22と平行に配されている。
【0057】前記干渉膜光学フィルタ45は、光ガイド
42の傾斜面42bおよび光ガイド43の傾斜面43c
に誘電体薄膜の多層蒸着によって一体的に形成され、4
5度の入射光に対して図6の(a)に示した分光透過
(反射)特性を有する。また、干渉膜光学フィルタ46
は、光ガイド42の傾斜面42cおよび光ガイド43の
傾斜面43bに誘電体薄膜の多層蒸着によって一体的に
形成され、45度の入射光に対して図6の(b)に示し
た分光透過(反射)特性を有する。なお、図6中、実線
(T)は透過率、破線(r)は反射率を示す。
【0058】前記反射鏡47は、光ガイド44の傾斜面
44a,44bと反対側の傾斜面44cに金属膜を蒸着
することによって形成されている。この反射鏡47は、
第一実施例のND光学フィルタ29と同様の照度補正機
能が付加され、光ガイド44の長手方向において中央部
と端部とで反射率が異なるよう調整されている。
【0059】前記集光体48は、反射鏡47の上方で光
ガイド44の上面の一部がシリンドリカルレンズ状に形
成された集光レンズで、反射鏡47からの照射光を原稿
照明領域と直交する方向(図5中、X−X′方向)にお
いて集光し、照射光の指向性を高める。また、この集光
レンズ48の表面には、第一実施例の可視光透過光学フ
ィルタと同様の分光透過特性(図6の(c)参照)を有
する可視光透過光学フィルタ49が印刷によって一体的
に配されている。
【0060】また、三本の蛍光管21a,21b,21
c、光ガイド42,43および光ガイド44の傾斜面4
4a,44bの近傍は、遮光性ケース50に収納されて
おり、光ガイド42,43,44に入射しない照射光の
漏れを防止している。
【0061】前記読み取り光学系Dは、第一実施例の読
み取り光学系Bから可視光透過光学フィルタ33を除い
た構成で、原稿23のライン状領域の原稿像をラインC
CD25上へ縮小結像するよう形成されている。なお、
他の構成は、第一実施例と同様である。
【0062】上記構成において、三本の蛍光管21a,
21b,21cは、高周波点灯回路によって順次点灯が
繰り返される。このうち赤色用の蛍光管21aから発せ
られた照射光の大部分は、光ガイド42に入射し、その
傾斜面42b,42cの干渉膜光学フィルタ45,46
へ到達する。
【0063】傾斜面42bの光学フィルタ45に当たっ
た照射光は、光学フィルタ45の分光特性に従ってその
大部分が透過し、光ガイド43の傾斜面43bの光学フ
ィルタ46へ到達する。ここで、光学フィルタ46の分
光特性に従ってその大部分が光ガイド44方向へ反射す
る。
【0064】一方、傾斜面42cの光学フィルタ46に
当たった照射光は、光学フィルタ46の分光特性に従っ
てその大部分が反射し、傾斜面42bの光学フィルタ4
5へ到達する。ここで、光学フィルタ45の分光特性に
従ってその大部分が光学フィルタ45を透過し、光ガイ
ド44へ入射する。
【0065】緑色用の蛍光管21bから発せられた照射
光の大部分は、光ガイド43に入射し、その傾斜面43
b,43cの光学フィルタ45,46へ到達する。
【0066】傾斜面43bの光学フィルタ46に当たっ
た照射光は、光学フィルタ46の分光特性に従ってその
大部分が透過し、光ガイド42の傾斜面42bの光学フ
ィルタ45へ到達する。ここで、光学フィルタ45の分
光特性に従ってその大部分が光ガイド44方向へ反射す
る。
【0067】一方、傾斜面43cの光学フィルタ45に
当たった照射光は、光学フィルタ45の分光特性に従っ
てその大部分が反射し、光学フィルタ46へ到達する。
ここで、光学フィルタ46の分光特性に従ってその大部
分が光学フィルタ46を透過し、光ガイド44へ入射す
る。
【0068】また、青色用の蛍光管21bから発せられ
た照射光の大部分は、光ガイド42の傾斜面42cおよ
び光ガイド43の傾斜面43cの光学フィルタ45,4
6へ到達する。両光学フィルタ45,46に当たった照
射光は、光学フィルタ45,46の分光特性に従ってそ
の大部分が両フィルタ45,46を透過し、光ガイド4
2および43を経て再び光学フィルタ45,46を透過
し、光ガイド44へ入射する。
【0069】このように各蛍光管21a,21b,21
cから発せられたそれぞれの照射光は、光学フィルタ4
5,46によって透過あるいは反射されて光ガイド44
に導かれるとともに、発光反射特性が所要の三原色波長
域(図3参照)に選択されて三原色照明光となる。
【0070】そして、光ガイド44へ入射した三原色照
明光は、光ガイド44の透明壁面にて全反射を繰り返す
ことによって、光ガイド44内に閉じ込められて進行方
向に整合される。その後、照明光は、反射鏡47により
照度が中央部と端部とで反射率が異なるよう調整されて
原稿ステージ22方向に反射される。この反射された照
明光は、集光レンズ48の可視光透過光学フィルタ49
により可視光のみ透過されて、集光レンズ48により集
光されて指向性が高まり、原稿ステージ22に載置され
た原稿23のライン状の領域に効率よく照明される。
【0071】この三原色の照明光によって照明された読
み取り原稿23のライン領域の原稿像は、反射ミラー3
1a,31b,31cおよび結像レンズセット32を経
てCCD25上に縮小結像され、原稿ステージ22のX
方向の副走査とあわせて二次元原稿の読み取りが行われ
る。
【0072】このように、赤色,緑色,青色の三原色照
明光を原稿ステージ22に載置された読み取り原稿23
に同一の角度で照射して、原稿像を読み取ることができ
る。このため、第一実施例と同様に、読み取り像に色ず
れが発生するのを防止できる。
【0073】また、蛍光管21a,21b,21cから
発せられる光の照射方向を整合する光ガイド42,4
3,44および光の指向性を高める集光レンズ48によ
り、三原色照明光を原稿23の所定の領域へ効率よく照
射することができる。
【0074】さらに、干渉膜光学フィルタ45,46を
光ガイド42,43に、照度補正機能を有した反射鏡4
7および光学フィルタ49の形成された集光レンズ48
を光ガイド44に一体的に設けることによって個々の光
学素子の位置合わせを伴う組み立て工程を簡略化するこ
とができる。
【0075】<第三実施例>図7は第三実施例の照明光
学系の構成図、図8は干渉膜光学フィルタおよび可視光
透過光学フィルタのスペクトル特性を示す図である。な
お、第一および第二実施例と同様の機能を有する部材に
ついては同符号を付す。
【0076】第三実施例のカラーイメージセンサは、第
二実施例の照明光学系Cの導光手段40の構造をアレン
ジした導光手段60を備えている。
【0077】この導光手段60は、図7の如く、原稿ス
テージ22の下方に配され、三本の蛍光管21a,21
b,21cからの照射光を進行方向に整合する三個の光
ガイド61,62,63と、該光ガイド61,62,6
3に配され三本の蛍光管21a,21b,21cからの
照射光をその波長帯域に応じて透過あるいは反射させる
干渉膜光学フィルタ64,65および色素光学フィルタ
66と、光ガイド61に形成され照射光を集光する集光
体(集光レンズ)67とからなる。
【0078】前記光ガイド61は、その上面に照度補正
機能が付加された第二実施例の集光レンズと同様の集光
レンズ67が一体的に形成され、長手方向の側面が青色
用の蛍光管21cに沿った円弧状の取付面61aとさ
れ、下面は干渉膜光学フィルタ64が誘電体薄膜の多層
蒸着により形成されたフィルタ面61bとされ、青色用
の蛍光管21cに対して45度の傾斜を有している。
【0079】前記光ガイド62は、その上面が光ガイド
61のフィルタ面61bに完全に密着された傾斜面62
aとされ、長手方向の側面が緑色用の蛍光管21bに沿
った円弧状の取付面62bとされ、下面は干渉膜光学フ
ィルタ65が誘電体薄膜の多層蒸着により形成させたフ
ィルタ面62cとされ、緑色用の蛍光管21bに対して
45度の傾斜を有している。
【0080】前記光ガイド63は、その上面が光ガイド
62のフィルタ面62cに完全に密着された傾斜面63
aとされ、下面が色素フィルタ66の印刷され赤色用の
蛍光管21aに沿った円弧状の取付面63bとされてい
る。
【0081】前記干渉膜光学フィルタ64,65および
色素光学フィルタ66は、それぞれ図8の(a),
(b),(c)の分光特性を有している。なお、図8の
(d)は、集光レンズ67に印刷された光学フィルタ4
9の透過特性を示しており、その他の構成は第二実施例
と同様である。
【0082】上記構成において、三本の蛍光管21a,
21b,21cから発せられる照射光は、干渉膜光学フ
ィルタ64,65の分光特性および色素光学フィルタ6
6の波長透過特性に従って透過あるいは反射され、進行
方向に整合されるとともにその発光波長特性が三原色照
明光の波長帯域(図3の分光特性)に選択される。
【0083】そして、集光レンズ67の可視光透過光学
フィルタ49より可視光のみ透過されて、集光レンズ6
7により集光されて指向性が高まり、原稿ステージ22
に載置された原稿23のライン状の領域に効率よく照明
される。その後、第二実施例と同様に二次元原稿の読み
取りが行われ、第二実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0084】<第四実施例>図9は第四実施例のカラー
イメージセンサの構成図である。なお、第一実施例と同
様の機能を有する部材については、同符号を付す。
【0085】第四実施例のカラーイメージセンサは、図
9の如く、照明光学系Eと、読み取り光学系Bとからな
る。そして、照明光学系Eに、第一実施例と同様の蛍光
管21a,21b,21cから発せられるそれぞれの光
を同一の角度で原稿ステージ22に載置された原稿23
に照射するよう導く導光手段70を備えている。
【0086】前記導光手段70は、原稿ステージ22の
下方に配された第二実施例の干渉膜光学フィルタ45,
46と同様の特性を有する干渉膜光学フィルタ71,7
2と、該干渉膜光学フィルタ71,72により透過ある
いは反射された三本の蛍光管21a,21b,21cか
らの照射光を集光する集光体73とからなる。
【0087】前記干渉膜光学フィルタ71は、原稿ステ
ージ22と平行に走査方向(図9のX−X′方向)に二
枚配され、干渉膜光学フィルタ72は、二枚の光学フィ
ルタ71に互い直交するよう上下方向に二枚配されてい
る。干渉膜光学フィルタ71,72は、十字状となり、
四個に区切られた仕切り部74a,74b,74c,7
4dを形成している。
【0088】この仕切り部74a,74b,74c,7
4dのうち下側の図9のX′方向の仕切り部74aに
は、赤色用の蛍光管21aが干渉膜光学フィルタ71,
72に近接するよう取り付けられ、下側の図9のX方向
の仕切り部74bには、青色用の蛍光管21cが同じく
取り付けられ、上側のX方向の仕切り部74cには、緑
色用の蛍光管21bが同じく取り付けられている。
【0089】また、上側の図9のX′方向の仕切り部7
4dには、前記集光体73が干渉膜光学フィルタ71,
72に対して45度の角度で配置されている。この集光
体73は、照度補正機能を有したシリンドカルレンズで
ある。
【0090】なお、三本の蛍光管21a,21b,21
cの干渉膜光学フィルタ71,72に対向していない面
は、遮光性の黒色テープ75でシールドされており、フ
ィルタ71,72によって方向および波長帯域が調整さ
れていない光が原稿23の面上に照射されるのを低減し
ている。
【0091】上記構成において、三本の蛍光管21a,
21b,21cから発せられる照射光は、干渉膜光学フ
ィルタ71,72の分光特性に従って透過あるいは反射
され、図9の矢印Wの方向へその進行方向が整合される
とともに、その分光特性が三原色照明光の所定の波長帯
域(図3の分光特性)に選択される。
【0092】矢印W方向へ整合された各照明光は、シリ
ンドカルレンズ73によって原稿照明領域と直交する方
向(図9中、X−X′方向)に集光されて指向性が高ま
り、原稿ステージ22に載置された原稿23のライン状
の領域に効率よく照明される。その後、第一実施例と同
様に二次元原稿の読み取りが行われる。
【0093】このように、第一実施例と同様に読み取り
像に色ずれが発生するのを防止でき、シリンドカルレン
ズ73により蛍光管21a,21b,21cから発せら
れる光を集光して指向性を高め、三原色照明光を原稿2
3の所定の領域へ効率よく照射することができる。
【0094】<第五実施例>図10は第五実施例の照明
光学系の構成図である。なお、第一実施例と同様の機能
を有する部材については同符号を付す。
【0095】第五実施例のカラーイメージセンサは、第
四実施例の照明光学系Eの導光手段70の構造をアレン
ジした導光手段80を備えている。
【0096】該導光手段80は、図10の如く、原稿ス
テージ22の下方に配された第三実施例の干渉膜光学フ
ィルタと同様の特性を有する干渉膜光学フィルタ81,
82および色素光学フィルタ83と、該干渉膜光学フィ
ルタ81,82および色素光学フィルタ83により透過
あるいは反射された三本の蛍光管21a,21b,21
cからの照射光を集光する集光体86とからなる。
【0097】前記干渉膜光学フィルタ81,82は、緑
色用および青色用の蛍光管21b,21cに対して45
度の角度を有して配されている。色素光学フィルタ83
は、赤色用の蛍光管21aの発光方向側に近接して配さ
れている。
【0098】なお、三本の蛍光管21a,21b,21
cの干渉膜光学フィルタ81,82に対向していない面
は、遮光性の黒色テープ84でシールドされており、さ
らに、緑色用および青色用の蛍光管21b,21cの両
側で該蛍光管21b,21cに平行となるように三枚の
遮光板85が配されている。これは、フィルタ81,8
2,83によって方向および波長帯域が調整されていな
い光が原稿23の面上に照射されるのを低減している。
なお、その他の構成は、第四実施例と同様である。
【0099】上記構成において、三本の蛍光管21a,
21b,21cから発せられる照射光は、干渉膜光学フ
ィルタ81,82の分光特性および色素光学フィルタ8
3の波長透過特性に従って透過あるいは反射され、図1
0の矢印Wの方向へその進行方向が整合されるととも
に、その分光特性が三原色照明光の所定の波長帯域(図
3の分光特性)に選択される。
【0100】矢印W方向へ整合された各照明光は、シリ
ンドカルレンズ86によって原稿照明領域と直交する方
向(図10中、X−X′方向)に集光されて指向性が高
まり、原稿ステージ22に載置された原稿23のライン
状の領域に効率よく照明される。その後、第一実施例と
同様に二次元原稿の読み取りが行われ、第四実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0101】また、シリンドカルレンズ86により蛍光
管21a,21b,21cから発せられる光を集光して
指向性を高め、三原色照明光を原稿23の所定の領域へ
効率よく照射することができる。
【0102】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0103】例えば、第一ないし第五実施例において、
原稿ステージ22に載置された透過型の原稿を読み取る
場合には、照明光学系A,C,Eを図1,5,9の点線
に示す原稿ステージ22の上方に設置してもよい。
【0104】第一実施例において、可視光透過光学フィ
ルタ33を結像用レンズセット32に一体的に配する構
造に代えて、可視光透過光学フィルタ33と同様の分光
透過特性を有する光学フィルタを光ガイド27の光出射
面27dのND光学フィルタ29に重ねて印刷すること
によって一体的に形成する構造、あるいは、光ガイド2
7自体を可視光透過光学フィルタ33の分光透過特性を
有する樹脂材料によって形成する構造でもよい。
【0105】第二実施例において、集光レンズ48の表
面に配された分光透過特性を有する可視光透過光学フィ
ルタ49の代わりに、光ガイド44自体を可視光透過光
学フィルタ49と同様の分光透過特性を有する材料にて
形成する構造でもよい。
【0106】第一ないし第五実施例において、各光源お
よび各光学フィルタの組み合わせによって得られるカラ
ーイメージ像の読み取りに必要な三原色照明光の波長帯
域は、図3に示された波長帯域に限定されるものではな
く、例えば、図11の(a)に示した如く、赤外帯域に
おいてある程度の放射強度を有する場合や、(b)に示
した如く、各色の帯域が狭い場合等、読み取る原稿の色
の再現が可能な範囲内で変更してもよい。
【0107】また、三原色の照明光を得るための各光源
および各光学フィルタは、各実施例において示した波長
特性(図2,6,8参照)および構成に限定されるもの
ではない。例えば、各実施例において用いられている赤
色用の蛍光管21aに代えて、図12に示すような、プ
リント配線基盤90上に赤色発光(例えば発光波長66
0nm)のチップ型ダイオードランプ91がアレイ状に
実装された構造のLEDライン光源ユニット92を赤色
光源として用いてもよい。
【0108】この場合には、各実施例において用いられ
ている三原色の赤色を透過する色素光学フィルタを省略
することができる。同様に、緑色,青色用の蛍光管21
b,21cに代えて、それぞれ緑色,青色の発光ダイオ
ードを用いたLEDライン光源ユニットを使用し、緑
色,青色を透過するそれぞれの光学フィルタを省略した
構造としてもよい。このように、光源や光学フィルタの
特性や構成に変更を加えた場合においても、結果的に上
記のような三原色の照明光が得られる構造とすればよ
い。
【0109】さらに、第一ないし第五実施例において、
静止した原稿23に対して、三原色光源が移動する構造
としてもよい。また、三原色光源を時分割的に照射して
原稿23を読み取らず、各色の光源毎に原稿23の読み
取りを行ってもよい。
【0110】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、個別の三原色光源から発せられる照射光が、各
種光学フィルタによりカラーイメージ像の読み取りに必
要な三原色の照明光とされて、原稿に同一の角度で照明
される。このため、原稿に折り目や綴じ目等が生じてい
ても、原稿の面上における各照明光の照射位置が同一と
なり、光量バランスが崩れることはなく、読み取り像に
色ずれが発生するのを防止できる。
【0111】そして、それぞれの照明光は、光ガイド、
反射鏡により進行方向に整合されて光ガイドに閉じ込め
られる。この閉じ込め効果は、照明光の拡散を抑え、所
定の照明領域における光の利用効率を向上させる。
【0112】また、それぞれの照明光は、集光体により
指向性が高められるため、原稿の所定の領域への効率の
よい照射が可能となる。
【0113】さらに、各種光学フィルタ,集光体,反射
鏡を透光性を有する光ガイドに一体的に設け、さらに光
ガイドを樹脂形成することによって、個々の光学素子の
位置合わせを伴う組み立て工程を簡略化することができ
るといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のカラーイメージセンサの
構成図
【図2】三原色蛍光管および色素光学フィルタのスペク
トル特性を示す図
【図3】三原色照明光の波長特性を示す図
【図4】三本の蛍光管の点灯タイミングチャート
【図5】第二実施例のカラーイメージセンサの構成図
【図6】干渉膜光学フィルタのスペクトル特性を示す図
【図7】第三実施例の照明光学系の構成図
【図8】干渉膜光学フィルタおよび可視光透過光学フィ
ルタのスペクトル特性を示す図
【図9】第四実施例のカラーイメージセンサの構成図
【図10】第五実施例の照明光学系の構成図
【図11】その他の三原色照明光の波長特性を示す図
【図12】発光ダイオードを用いたライン光源ユニット
の斜視図
【図13】従来のカラーイメージセンサの構成図
【図14】従来のカラーイメージセンサにおいて原稿ス
テージに密着しない原稿への照射状態を示す図
【符号の説明】
21a,21b,21c 三原色光源 23 原稿 24,40,60,70,80 導光手段 25 光電変換素子 27,42,43,44 61,62,63 光ガイド 28a,28b,28c 66,83 色素光学フィルタ 33,49 可視光透過光学フィルタ 45,46,64,65 71,72,81,82 光学フィルタ 27a,27b,27c 光入射面 27d 光出射面 47 反射鏡 48,67 集光レンズ 73,86 シリンドカルレンズ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別の三原色光源からそれぞれ発せられ
    る光を原稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を
    光電変換素子上に結像するカラーイメージセンサにおい
    て、三原色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角
    度で原稿面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を
    備え、該導光手段に、三原色光源から発せられるそれぞ
    れ光を一つの光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイ
    ドが設けられ、該光ガイドの光入射面あるいは光出射面
    のうちの少なくとも一つの表面上に、特定の波長帯域の
    光を透過,吸収あるいは反射する特性を有する光学フィ
    ルタが設けられたことを特徴とするカラーイメージセン
    サ。
  2. 【請求項2】 個別の三原色光源からそれぞれ発せられ
    る光を原稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を
    光電変換素子上に結像するカラーイメージセンサにおい
    て、三原色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角
    度で原稿面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を
    備え、該導光手段に、三原色光源から発せられるそれぞ
    れ光を一つの光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイ
    ドが設けられ、該光ガイドの一部もしくは全体を特定の
    波長領域の光を吸収する特性を有する材料にて形成した
    ことを特徴とするカラーイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 個別の三原色光源からそれぞれ発せられ
    る光を原稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を
    光電変換素子上に結像するカラーイメージセンサにおい
    て、三原色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角
    度で原稿面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を
    備え、該導光手段に、三原色光源から発せられるそれぞ
    れ光を一つの光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイ
    ドが設けられ、該光ガイドの表面の少なくとも一部に、
    光ガイド内部の光を光出射面方向に反射させる反射鏡が
    設けられたことを特徴とするカラーイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 個別の三原色光源からそれぞれ発せられ
    る光を原稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を
    光電変換素子上に結像するカラーイメージセンサにおい
    て、三原色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角
    度で原稿面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を
    備え、該導光手段に、三原色光源から発せられるそれぞ
    れ光を一つの光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイ
    ドが設けられ、該光ガイドの表面の一部が、光出射面か
    ら出る光を指向させる集光体と なっていることを特徴と
    するカラーイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 個別の三原色光源からそれぞれ発せられ
    る光を原稿に照射し、光が照射された領域の原稿の像を
    光電変換素子上に結像するカラーイメージセンサにおい
    て、三原色光源から発せられるそれぞれの光を同一の角
    度で原稿面の所定の領域に照射するよう導く導光手段を
    備え、該導光手段に、三原色光源から発せられるそれぞ
    れ光を一つの光出射面に導く透光性媒質からなる光ガイ
    ドが設けられ、該光ガイドの光入射面あるいは光出射面
    のうちの少なくとも一つの表面上に、光の透過位置によ
    って透過率の異なる光学フィルタが設けられたことを特
    徴とするカラーイメージセンサ。
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