JP3050868B1 - 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材 - Google Patents
不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材Info
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Abstract
の起毛構造を絵柄の表現手段として活用し、多色刷りを
行いつつこれを起毛することにより独特な絵柄表現態様
を実現した不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材を提供
する。 【解決手段】植物繊維パルプから成る不織布の一方の表
面に台紙が貼り合わせられ、上記不織布の他方の表面に
多色刷りによる印刷が施されており、不織布の他方の表
面の植物繊維18が該繊維外表面に付着している印刷イ
ンキ19と共に起毛している不織布貼り合わせ紙から成
る包装紙材。
Description
プから成る不織布を貼り合わせて成る包装紙材に関す
る。
と高級感とを醸成するために、台紙に化学繊維パルプか
ら成る不織布を貼り合わせた包装紙材が用いられてお
り、これら包装紙材においては化学繊維不織布の触感を
生かし、且つ美粧効果を高めるために、平滑な表面を有
する台紙表面を印刷適正面として多色刷を行い、絵柄を
表現している。
材では一方表面に不織布が存し、他方の表面に絵柄が存
する構造であるため、一方の表面において不織布による
触感と高級感と美粧感を醸成することができない。よっ
て包装紙材しての用途が限定される。
決しつつ、植物繊維パルプから成る不織布の起毛構造を
多色刷りによる絵柄の表現手段として活用して、多色刷
りの併用による独特な絵柄表現態様を実現した不織布貼
り合わせ紙から成る包装紙材を提供するものである。
不織布の一方の表面に接着材を介して台紙が貼り合わせ
られた貼り合わせ構造を有し、この貼り合わせ構造から
成る不織布の他方の表面(外表面)に多色刷りによる印
刷を施し、該多色刷りを施した不織布表面の植物繊維が
該繊維外表面に付着している印刷インキと共に起毛して
いる絵柄表現態様を具備する。
上記多色刷りによる印刷効果と共同して美粧感をも併せ
持った包装紙材を提供できる。
紙から成る包装紙材とその製造法の実施形態例を図1乃
至図4、並びに図5(図面代用写真)、図6(図面代用
写真)に基づいて説明する。
に示すように、植物繊維パルプから成る不織布9の一方
の表面10に台紙2を貼り合わせた貼り合わせ構造を有
し、この貼り合わせ紙12を形成する不織布9の他方の
表面(外表面)14に多色刷りによる印刷が施され、該
多色刷りを施した不織布表面10の植物繊維が該繊維外
表面に付着している印刷インキ19と共に起毛している
絵柄表現態様を具備する。
2を繰り出しつつ、該台紙2の内表面3に糊付けロール
4にて接着材5を塗布した後、同外表面6を丁合ロール
7の下死点付近から上死点P付近の弧形面に亘って掛け
合わせ、即ち丁合ロール7の上死点手前の弧形面に掛け
合わせ、該掛け合わせ弧形面11を得た後、同上死点P
付近から先方へ搬出する。
成る不織布9を繰り出しつつその内表面10を掛け合わ
せ弧形面11の終端部の弧形面11′に掛け合わせて両
者を重合し、該重合状態を保ちながら丁合ロール7の上
死点P付近から先方へと直線移行20し、乾燥装置13
へと導入する。
1′においてその内表面を台紙2の内表面3に添圧し、
接着材5を介して台紙2と貼り合わせ、貼り合わせ紙1
2を形成する。
面)における印圧であり、不織布外表面14からは無加
圧である。従って丁合ロール7にはこれに加圧接触して
相対回転する加圧ロールを設けないこととする。
を乾燥装置13を通過させて接着材5の乾燥を促すと共
に不織布9を形成する植物繊維18の起毛を促す。
セット印刷による多色刷りを施して、不織布9の外表面
14に多色刷り絵柄を施す。
15を通過させて印刷インキ19の乾燥を促すと共に、
不織布外表面14の植物繊維18の起毛を促し、該植物
繊維18に付着している印刷インキ19と共に起毛す
る。図2において18′はこの印刷インキ19と共に起
毛した起毛繊維を示す。
維18′は印刷時には、各段の印刷ユニットを形成する
圧胴16と印刷胴17を通過する時に一平面上に伏倒さ
れ、各起毛すべき植物繊維18の外表面に印刷インキ1
9が付着されるが、図2,図5,図6に示すように、終
段の印刷ロールユニットを得た後、上記起毛装置15に
より不織布外表面14の植物繊維18を同繊維外表面に
付着している印刷インキ19と共に起毛する。
るシャワーパイプ23を不織布9の上位に巾方向に亘っ
て横設し、該シャワーパイプ23のエアーノズル24噴
射角を貼り合わせ紙12の走行方向に逆らう傾斜角αを
以て配向する。
ワー25は矢印で示すように、不織布9をその外表面1
4側から内表面10側へ貫流し、更に台紙2の内表面3
に反射されて不織布内表面10側から外表面14側へと
貫流する。この貫流作用は台紙2が不織布9に貼り合わ
せられていることによって達成されるものである。
よって不織布外表面14の起毛が活性化され、前記起毛
繊維18′の生成を良好に促す。
が印刷インキ19と共に起毛して独特の絵柄表現態様を
醸成する効果を助長し、不織布9による触感と高級感を
得ながら、上記多色刷りによる印刷効果と協働して美粧
感をも併せ持った包装紙材を提供する。
物繊維パルプから成る不織布9の一方の表面10に台紙
2が接着材5を介して貼り合わせられた貼り合わせ構造
を有し、この貼り合わせ構造から成る不織布9の他方の
表面(外表面)14に多色刷りによる印刷が施され、該
多色刷りを施した不織布表面10の植物繊維18が該繊
維外表面に付着している印刷インキ19と共に起毛して
いる絵柄表現態様を具備する。
せられた不織布9と台紙2の貼り合わせ紙12は乾燥装
置13を通過した後直ちに印刷装置に供給するか、又は
乾燥装置13を通過した後、巻き取り装置により巻き取
って原紙ロール21を形成し、これを図中破線で示すよ
うに、印刷装置の原紙ロールとして供することができ
る。
2を定寸の枚葉紙に切断し、この枚葉紙を多数積み重ね
て印刷装置の原紙として供することができる。
は図3Aに示すように、台紙2にて容器本体を構成する
と共に、不織布9で外装面を構成するように容器22を
形成するか、又は紙製容器に代表される包装容器本体の
外表面に台紙2の外表面6を以て貼り合わせ、上記多色
刷りを施した不織布9が容器22の外装面を構成するよ
うにする。
紙材は図3Bに示すように、台紙2で包装容器本体を形
成し、不織布9で内装面を構成するように容器22を形
成するか、又は紙製容器に代表される包装容器本体の内
表面に台紙2の外表面6を以て貼り合わせ、上記多色刷
りを施した不織布9が容器22内装面を構成するように
する。
ら成るものを適用する。又は植物繊維パルプにて富組成
された、少なくとも80%以上の植物繊維パルプにて組
成された不織布9を適用する。
ら成るものを適用する。又は植物繊維パルプにて富組成
された、少なくとも80%以上の植物繊維パルプにて組
成された不織布9を適用する。
より、上記貼り合わせ包装紙材の焼却処理を容易にし、
公害防止に資することができる。
不織布の触感、高級感を得ながら、この不織布の起毛構
造を絵柄の表現手段として活用し、多色刷りを行いつつ
これを起毛することにより独特な絵柄表現態様を実現し
た不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材を提供できる。
を説明する装置側面図。
植物繊維が印刷インキと共に起毛した状態を模視的に概
示する拡大図。
面として用いた包装容器を概示する断面図、Bは上記包
装紙材における不織布を容器の内装面として用いた包装
容器を概示する断面図。
明する拡大断面図。
植物繊維が印刷インキと共に起毛した状態を平面視する
拡大写真であり、右半分は多色刷りを施した不織布の表
面を表し、左半分は多色刷りを施さない不織布の表面を
表す。
植物繊維が印刷インキと共に起毛した状態を側面視する
拡大写真。
Claims (1)
- 【請求項1】植物繊維パルプから成る不織布の一方の表
面に接着材を介して台紙が貼り合わせられ、上記不織布
の他方の表面に多色刷りによる印刷が施されており、不
織布の他方の表面の植物繊維が該繊維外表面に付着して
いる印刷インキと共に起毛していることを特徴とする不
織布貼り合わせ紙から成る包装紙材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115580A JP3050868B1 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材 |
JP2000009450A JP3415087B2 (ja) | 1999-04-22 | 2000-01-18 | 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115580A JP3050868B1 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000009450A Division JP3415087B2 (ja) | 1999-04-22 | 2000-01-18 | 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050868B1 true JP3050868B1 (ja) | 2000-06-12 |
JP2000309368A JP2000309368A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14666115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11115580A Expired - Fee Related JP3050868B1 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 不織布貼り合わせ紙から成る包装紙材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050868B1 (ja) |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11115580A patent/JP3050868B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000309368A (ja) | 2000-11-07 |
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