JP3050858B2 - 自動車シートを自動車の床に固定するスナップ動作式拘束具 - Google Patents
自動車シートを自動車の床に固定するスナップ動作式拘束具Info
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- JP3050858B2 JP3050858B2 JP10337778A JP33777898A JP3050858B2 JP 3050858 B2 JP3050858 B2 JP 3050858B2 JP 10337778 A JP10337778 A JP 10337778A JP 33777898 A JP33777898 A JP 33777898A JP 3050858 B2 JP3050858 B2 JP 3050858B2
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- locking
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B63/00—Locks or fastenings with special structural characteristics
- E05B63/12—Locks or fastenings with special structural characteristics with means carried by the bolt for interlocking with the keeper
- E05B63/121—Locks or fastenings with special structural characteristics with means carried by the bolt for interlocking with the keeper using balls or the like cooperating with notches
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/005—Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
- B60N2/015—Attaching seats directly to vehicle chassis
- B60N2/01508—Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments
- B60N2/01516—Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments with locking mechanisms
- B60N2/01525—Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments with locking mechanisms with locking elements expanding inside or under the vehicle floor or rail
- B60N2/01533—Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments with locking mechanisms with locking elements expanding inside or under the vehicle floor or rail using balls interlocking with notches
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/59—Manually releaseable latch type
- Y10T403/591—Manually releaseable latch type having operating mechanism
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナップ動作式拘
束具(catch)、特に、自動車のシート(座席)を
自動車の床に固定する拘束具に関する。
束具(catch)、特に、自動車のシート(座席)を
自動車の床に固定する拘束具に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの従来技術の拘束具は、略円柱状な
いし円筒状の係止本体を有するボルトと、支承ブッシュ
と係止本体により担持された少なくとも1つの後退可能
な係止ボールとの間に留め具(keeper)を挟持す
ることにより該留め具内に係止本体をしっかりと止める
手段とを備えている。該支承ブッシュは、係止本体の周
りを軸方向に摺動可能に取り付けられ、また、戻しばね
の力に抗して、留め具との協働により可動である、すな
わち、ブッシュが係止ボールを覆い、該係止ボールを後
退位置に保持する位置である、ボルト解放位置から、ブ
ッシュ及び係止ボールが留め具を把持する位置である、
ボルト係止位置まで可動である。
いし円筒状の係止本体を有するボルトと、支承ブッシュ
と係止本体により担持された少なくとも1つの後退可能
な係止ボールとの間に留め具(keeper)を挟持す
ることにより該留め具内に係止本体をしっかりと止める
手段とを備えている。該支承ブッシュは、係止本体の周
りを軸方向に摺動可能に取り付けられ、また、戻しばね
の力に抗して、留め具との協働により可動である、すな
わち、ブッシュが係止ボールを覆い、該係止ボールを後
退位置に保持する位置である、ボルト解放位置から、ブ
ッシュ及び係止ボールが留め具を把持する位置である、
ボルト係止位置まで可動である。
【0003】上記型式の拘束具は、フランス国特許第2
735 174号(フランス国特許出願第95 06
868号)、又はフランス国特許第2 735 81
0号(フランス国特許出願第96 07 605号)に
記載されている。
735 174号(フランス国特許出願第95 06
868号)、又はフランス国特許第2 735 81
0号(フランス国特許出願第96 07 605号)に
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この型式の拘束具は、
例えば、「人員輸送(people mover)」型
の自動車の乗客室の床にシートを着脱可能に取り付ける
ために使用されている。この場合、ボルトの係止本体
は、シートの基部に取り付けられ、留め具は、床に取り
付けられる。
例えば、「人員輸送(people mover)」型
の自動車の乗客室の床にシートを着脱可能に取り付ける
ために使用されている。この場合、ボルトの係止本体
は、シートの基部に取り付けられ、留め具は、床に取り
付けられる。
【0005】シートを解放させると、特に、自動車から
取り外すことができるようにシートを解放させると、例
えば、突出物にぶつかる衝撃力又は人間の不適切な動作
によって、留め具のブッシュが、そのばねの戻り力に抗
して偶発的ないし不用意に動く可能性がある。かかる偶
発的な動作の結果、係止ボールは解放されて突出位置と
なる。この場合、該ブッシュは、一般に、自身では、係
止ボールが後退位置となる形態に復帰することはできな
い。その結果、このボールは、損傷を受け且つ/又はそ
の後に、シートを自動車の床に正確に取り付けることの
妨げとなる可能性がある。
取り外すことができるようにシートを解放させると、例
えば、突出物にぶつかる衝撃力又は人間の不適切な動作
によって、留め具のブッシュが、そのばねの戻り力に抗
して偶発的ないし不用意に動く可能性がある。かかる偶
発的な動作の結果、係止ボールは解放されて突出位置と
なる。この場合、該ブッシュは、一般に、自身では、係
止ボールが後退位置となる形態に復帰することはできな
い。その結果、このボールは、損傷を受け且つ/又はそ
の後に、シートを自動車の床に正確に取り付けることの
妨げとなる可能性がある。
【0006】本発明の目的は、拘束具のボルトが留め具
から分離したときに、ブッシュがそのばねの戻し力に抗
して偶発的に動くのを防止することである。
から分離したときに、ブッシュがそのばねの戻し力に抗
して偶発的に動くのを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、上記型式の拘束具であって、ボルトが、留め具とブ
ッシュとが協働する場合以外のときに、ブッシュがボル
ト解放位置からボルト係止位置まで偶発的に変位するの
を防止する安全手段を更に備えることを特徴とする拘束
具から成っている。
は、上記型式の拘束具であって、ボルトが、留め具とブ
ッシュとが協働する場合以外のときに、ブッシュがボル
ト解放位置からボルト係止位置まで偶発的に変位するの
を防止する安全手段を更に備えることを特徴とする拘束
具から成っている。
【0008】本発明のその他の特徴によれば、安全手段
は、本体内に後退して支承ブッシュが係止本体に沿って
摺動するのを許容する位置と、係止本体の外周から突出
して該支承ブッシュを係止ボールを覆う位置に固定する
位置との間にて可動であるように、係止本体上に取り付
けられた少なくとも1つの安全ボールを備えている。
は、本体内に後退して支承ブッシュが係止本体に沿って
摺動するのを許容する位置と、係止本体の外周から突出
して該支承ブッシュを係止ボールを覆う位置に固定する
位置との間にて可動であるように、係止本体上に取り付
けられた少なくとも1つの安全ボールを備えている。
【0009】この安全ボールは、その突出位置と後退位
置との間にて該ボールを案内する案内穴内と、ドライブ
スロット内とに収容されている。案内穴は、係止本体に
形成されており、ドライブスロットは、ボルトに担持さ
れた可動のドライブ部材に形成されている。
置との間にて該ボールを案内する案内穴内と、ドライブ
スロット内とに収容されている。案内穴は、係止本体に
形成されており、ドライブスロットは、ボルトに担持さ
れた可動のドライブ部材に形成されている。
【0010】ドライブ部材は、係止本体上にて略軸方向
に摺動し得るように係止本体上に取り付けられている。
該ドライブスロットは、安全ボールと傾斜路効果を伴っ
て協働して安全ボールを突出位置と後退位置との間にて
動かすための傾斜した第一の部分と、安全ボールを後退
位置に保持するための軸方向の第二の部分とを有してい
る。
に摺動し得るように係止本体上に取り付けられている。
該ドライブスロットは、安全ボールと傾斜路効果を伴っ
て協働して安全ボールを突出位置と後退位置との間にて
動かすための傾斜した第一の部分と、安全ボールを後退
位置に保持するための軸方向の第二の部分とを有してい
る。
【0011】ドライブ部材は、係止本体に形成された略
軸方向に延びる案内溝内を摺動可能なように該案内溝内
に取り付けられ、且つ係止本体と支承ブッシュとの間に
て半径方向に延びている。
軸方向に延びる案内溝内を摺動可能なように該案内溝内
に取り付けられ、且つ係止本体と支承ブッシュとの間に
て半径方向に延びている。
【0012】ドライブ部材には、安全ボールを突出位置
に戻すためにばね負荷を加えられている。
に戻すためにばね負荷を加えられている。
【0013】ドライブ部材は、平坦なストリップであ
り、また、ドライブ部材の厚さを貫通するドライブスロ
ットが形成されている。安全ボールは、該安全ボールが
突出位置にあるとき、該安全ボールが支承ブッシュに接
触することを可能にし得るように、ドライブ部材の厚さ
以上の直径を有している。
り、また、ドライブ部材の厚さを貫通するドライブスロ
ットが形成されている。安全ボールは、該安全ボールが
突出位置にあるとき、該安全ボールが支承ブッシュに接
触することを可能にし得るように、ドライブ部材の厚さ
以上の直径を有している。
【0014】ブッシュ及びドライブ部材の各々は、留め
具と協働し得る設計とされた支承端部を有しており、ド
ライブ部材の支承端部は、ブッシュが係止ボールを覆う
位置にあるとき、ブッシュの支承端部に対して突出した
状態となるようになされており、それによって、留め具
がこれら2つの支承端部と連続的に協働することによ
り、最初に、ドライブ部材を変位させて安全ボールを突
出位置から後退位置まで動かし、次に、ブッシュを変位
させて、ボルトを留め具内に係止する位置に動かすこと
を可能にする。
具と協働し得る設計とされた支承端部を有しており、ド
ライブ部材の支承端部は、ブッシュが係止ボールを覆う
位置にあるとき、ブッシュの支承端部に対して突出した
状態となるようになされており、それによって、留め具
がこれら2つの支承端部と連続的に協働することによ
り、最初に、ドライブ部材を変位させて安全ボールを突
出位置から後退位置まで動かし、次に、ブッシュを変位
させて、ボルトを留め具内に係止する位置に動かすこと
を可能にする。
【0015】また、本発明は、ボルトが自動車のシート
に接続され、止め具が自動車の床に取り付けられること
を特徴とする、上記型式の拘束具の適用例にも関するも
のである。
に接続され、止め具が自動車の床に取り付けられること
を特徴とする、上記型式の拘束具の適用例にも関するも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】単に一例として且つ添付図面を参
照しつつ、記載した以下の説明を読むことにより、本発
明は、一層良く理解されよう。
照しつつ、記載した以下の説明を読むことにより、本発
明は、一層良く理解されよう。
【0017】図面には、支持体12に設けた本発明の拘
束具10が示してある。
束具10が示してある。
【0018】該拘束具10は、着脱可能な自動車のシー
トを自動車の乗客室の床14(図4及び図5に図示)に
固定することを目的とするものである。
トを自動車の乗客室の床14(図4及び図5に図示)に
固定することを目的とするものである。
【0019】この略オメガ形状の支持体12は、図1に
一点鎖線の外形で線図的に示したシートの基部部材20
に支持体を取り付けるための2つの突出部18を連結す
る中心部分16を有している。
一点鎖線の外形で線図的に示したシートの基部部材20
に支持体を取り付けるための2つの突出部18を連結す
る中心部分16を有している。
【0020】該拘束具10は、円筒状のピンの形態とし
た係止本体24を有するボルト22を備えている。この
係止本体24は、それ自体公知の方法にて、床14に固
定された留め具28に形成した係止オリフィス26内に
スナップ動作する手段によって係止され得るようにされ
ている(図4、図5参照)。
た係止本体24を有するボルト22を備えている。この
係止本体24は、それ自体公知の方法にて、床14に固
定された留め具28に形成した係止オリフィス26内に
スナップ動作する手段によって係止され得るようにされ
ている(図4、図5参照)。
【0021】該係止オリフィス26は、板の形態をした
留め具の2つの対向面(両面)30、32の間を伸長し
ている。
留め具の2つの対向面(両面)30、32の間を伸長し
ている。
【0022】係止本体24は、支持体12の穴34を貫
通して伸長している。該穴34は、中心部分の2つの対
向面36、38間にてコア(中心部分)16に形成され
ている。
通して伸長している。該穴34は、中心部分の2つの対
向面36、38間にてコア(中心部分)16に形成され
ている。
【0023】該ボルト22は、本体24を穴34内にて
固定することを目的とする、中心部分16の対向面3
6、38をクランプ止めするばね手段ないしクランプ止
め手段40を備えている。
固定することを目的とする、中心部分16の対向面3
6、38をクランプ止めするばね手段ないしクランプ止
め手段40を備えている。
【0024】該クランプ止め手段40は、コア16の対
向面36、38とそれぞれ協働する第一のクランプ止め
板42及び第二のクランプ止め板44を備えることが好
ましい。これらの板を貫通して係止本体24が通り、第
一及び第二の圧縮ばね部材が、それぞれ、第一及び第二
のクランプ止め板42、44を互いの方向に付勢させて
いる。
向面36、38とそれぞれ協働する第一のクランプ止め
板42及び第二のクランプ止め板44を備えることが好
ましい。これらの板を貫通して係止本体24が通り、第
一及び第二の圧縮ばね部材が、それぞれ、第一及び第二
のクランプ止め板42、44を互いの方向に付勢させて
いる。
【0025】第一の圧縮部材として、その厚さ方向に変
形可能である、例えば、エラストマーのような弾性材料
で出来た板46が設けられる。係止本体24は、この板
を貫通して通り、第一のクランプ止め板42と、本体2
4の一端に形成された支承頭部48との間に配置されて
いる。
形可能である、例えば、エラストマーのような弾性材料
で出来た板46が設けられる。係止本体24は、この板
を貫通して通り、第一のクランプ止め板42と、本体2
4の一端に形成された支承頭部48との間に配置されて
いる。
【0026】クランプ止め板42、44及び弾性板46
は、座金の形態であることが好ましい。
は、座金の形態であることが好ましい。
【0027】支承頭部48は、その弾性的な変形によっ
て圧縮板46内に部分的に埋め込み得るようにされた環
状の軸方向突出部50を有することが有利である。
て圧縮板46内に部分的に埋め込み得るようにされた環
状の軸方向突出部50を有することが有利である。
【0028】第二の圧縮部材として、ばね52が設けら
れる。このばねを係止本体24上に配置することについ
ては、以下により詳細に説明する。
れる。このばねを係止本体24上に配置することについ
ては、以下により詳細に説明する。
【0029】ボルト22には、解放可能なスナップ動作
手段が設けられている。このスナップ動作手段は、留め
具の第一の面(支承面)30と協働することを目的とす
る、軸方向支承ブッシュ54と、後退(引っ込み)可能
で且つ留め具の第二の面(係止面)32と協働し得るよ
うに、本体24上に取り付けられた係止ボール56とを
備えている。
手段が設けられている。このスナップ動作手段は、留め
具の第一の面(支承面)30と協働することを目的とす
る、軸方向支承ブッシュ54と、後退(引っ込み)可能
で且つ留め具の第二の面(係止面)32と協働し得るよ
うに、本体24上に取り付けられた係止ボール56とを
備えている。
【0030】上述した実施の形態において、ボルト22
は、それ自体公知の方法にて、係止本体24の周囲に沿
って角度をもって互いに隔たった半径方向通路58内に
収容された3つの係止ボール56を有している。該ボル
ト22が有するボール56の数は3より多くしてもよい
し、又は3より少なくてもよい。
は、それ自体公知の方法にて、係止本体24の周囲に沿
って角度をもって互いに隔たった半径方向通路58内に
収容された3つの係止ボール56を有している。該ボル
ト22が有するボール56の数は3より多くしてもよい
し、又は3より少なくてもよい。
【0031】圧縮ばね52は、係止本体24を取り巻
き、且つ、第二のクランプ止め板44と、留め具の支承
面30に対して当接する設計とされた、ブッシュの第一
の端部54Aと、の間に配置されている。
き、且つ、第二のクランプ止め板44と、留め具の支承
面30に対して当接する設計とされた、ブッシュの第一
の端部54Aと、の間に配置されている。
【0032】該ブッシュ54は、留め具28との協働に
よって、ばね52のばね戻し力に抗して可動であり、図
1及び図3に示すような、ボルト22が解放される位置
から図5に示すような、ボルト22が留め具28内に係
止される位置まで動くことができる。
よって、ばね52のばね戻し力に抗して可動であり、図
1及び図3に示すような、ボルト22が解放される位置
から図5に示すような、ボルト22が留め具28内に係
止される位置まで動くことができる。
【0033】ブッシュ54が、ボルト22を解放する位
置にあるとき、該ブッシュ54は、係止ボール56を覆
い、該係止ボールを後退(引っ込み)位置に保持する。
ブッシュ54が、ボルト22を係止する位置にあると
き、該ブッシュ54及び係止ボール56は、留め具28
を把持している。
置にあるとき、該ブッシュ54は、係止ボール56を覆
い、該係止ボールを後退(引っ込み)位置に保持する。
ブッシュ54が、ボルト22を係止する位置にあると
き、該ブッシュ54及び係止ボール56は、留め具28
を把持している。
【0034】ボルト22は、そのボルトの解放位置とボ
ルトの係止位置とをそれぞれ画成する、ブッシュ54の
移動を制限する第一の手段及び第二の手段を更に備えて
いる。
ルトの係止位置とをそれぞれ画成する、ブッシュ54の
移動を制限する第一の手段及び第二の手段を更に備えて
いる。
【0035】ブッシュ54の移動を制限する第一の手段
は、第二の端部54Bと第二のクランプ止め板44との
間に配置されたばね保持リング(サークリップ)60と
協働する、ブッシュの第二の端部54Bを備えることが
好ましい。
は、第二の端部54Bと第二のクランプ止め板44との
間に配置されたばね保持リング(サークリップ)60と
協働する、ブッシュの第二の端部54Bを備えることが
好ましい。
【0036】ブッシュ54の移動を制限する第二の手段
は、相補的な軸方向当接部64、66を備えることが好
ましい。これらの当接部64、66は、係止本体24に
担持された保護リング68とブッシュ54との対向面に
形成されている。この保護リング68は、フランス国特
許第2 735 174号(フランス国特許出願第95
06 868号)に記載された型式のものである。
は、相補的な軸方向当接部64、66を備えることが好
ましい。これらの当接部64、66は、係止本体24に
担持された保護リング68とブッシュ54との対向面に
形成されている。この保護リング68は、フランス国特
許第2 735 174号(フランス国特許出願第95
06 868号)に記載された型式のものである。
【0037】ボルト22は、係止本体24の軸穴72内
を摺動するように取り付けられた針70を備える、係止
ボール56を変位させるための手段も有している。この
穴72は半径方向通路58と連通している。
を摺動するように取り付けられた針70を備える、係止
ボール56を変位させるための手段も有している。この
穴72は半径方向通路58と連通している。
【0038】ボールを変位させる針(ニードル部材)7
0は、例えば、フランス国特許第2735 810号
(フランス国特許出願第95 07 605号)に記載
されたような、従来型式のものである。
0は、例えば、フランス国特許第2735 810号
(フランス国特許出願第95 07 605号)に記載
されたような、従来型式のものである。
【0039】該針70は、図5に図示するように、係止
ボール56をその突出位置に保持する位置に向けてばね
負荷が加えられている。このばね負荷は、針の肩部76
と、軸穴72の開放端部に固定された、針用の軸方向案
内支承部材78との間に配置された圧縮ばね74により
行われる。
ボール56をその突出位置に保持する位置に向けてばね
負荷が加えられている。このばね負荷は、針の肩部76
と、軸穴72の開放端部に固定された、針用の軸方向案
内支承部材78との間に配置された圧縮ばね74により
行われる。
【0040】該針70は、穴72の外側にて支承部材7
8を貫通して一部分伸長している。針の外端70Eは図
示しない従来の作動手段に接続し得る設計とされてい
る。
8を貫通して一部分伸長している。針の外端70Eは図
示しない従来の作動手段に接続し得る設計とされてい
る。
【0041】ボルト22は、安全手段80を更に備えて
いる。該安全手段80は、ブッシュ54が留め具28と
協働する場合以外のときに、該ブッシュ54がそのボル
ト解放位置からボルト係止位置まで偶発的に変位するの
を防止する。
いる。該安全手段80は、ブッシュ54が留め具28と
協働する場合以外のときに、該ブッシュ54がそのボル
ト解放位置からボルト係止位置まで偶発的に変位するの
を防止する。
【0042】該安全手段80は、係止本体24の上に取
り付けられた少なくとも1つの安全ボール82を備える
ことが好ましい。該安全ボール82は、本体24内に後
退して(引っ込んで)、支承ブッシュ54が本体24に
沿って摺動するのを許容するところの位置(図5参照)
と、本体24の外周から半径方向外方に突き出して、支
承ブッシュ54を係止ボール56を覆う位置に固定する
位置(図3参照)との間で移動可能である。
り付けられた少なくとも1つの安全ボール82を備える
ことが好ましい。該安全ボール82は、本体24内に後
退して(引っ込んで)、支承ブッシュ54が本体24に
沿って摺動するのを許容するところの位置(図5参照)
と、本体24の外周から半径方向外方に突き出して、支
承ブッシュ54を係止ボール56を覆う位置に固定する
位置(図3参照)との間で移動可能である。
【0043】該安全ボール82は、該安全ボールをその
突出位置と後退(引っ込み)位置との間にて案内する穴
P内に及びドライブスロットL内に収容されている。
突出位置と後退(引っ込み)位置との間にて案内する穴
P内に及びドライブスロットL内に収容されている。
【0044】略半径方向に延びていることが好ましい案
内穴Pが、係止本体24に形成されている。穴Pは、穴
70内に必ずしも開口する必要はない。
内穴Pが、係止本体24に形成されている。穴Pは、穴
70内に必ずしも開口する必要はない。
【0045】ドライブスロットLは、ボルト22に担持
された可動のドライブ部材84に形成されている。
された可動のドライブ部材84に形成されている。
【0046】矩形の断面を有する平坦なストリップの形
態であることが好ましいドライブ部材84は、係止本体
24に形成された略軸方向の案内溝86内に摺動可能に
取り付けられている。
態であることが好ましいドライブ部材84は、係止本体
24に形成された略軸方向の案内溝86内に摺動可能に
取り付けられている。
【0047】ドライブ部材84は、係止部材の頭部48
と、弾性板46と、支持体のコア(中央部分)16と、
クランプ止め板42、44と、支承ブッシュ54とを貫
通して軸方向に伸長している。ドライブ部材84が貫通
する種々の部材は、部材84に対する通路を提供する切
欠き又は溝を有している。
と、弾性板46と、支持体のコア(中央部分)16と、
クランプ止め板42、44と、支承ブッシュ54とを貫
通して軸方向に伸長している。ドライブ部材84が貫通
する種々の部材は、部材84に対する通路を提供する切
欠き又は溝を有している。
【0048】ドライブ部材84は、係止本体24と支承
ブッシュ54との間を半径方向に伸長している。
ブッシュ54との間を半径方向に伸長している。
【0049】ドライブスロットLは、安全ボールをその
突出位置と後退(引っ込み)位置との間にて変位され得
るよう、傾斜路の理論で該安全ボール82と協働する斜
めの第一の部分L1と、該安全ボール82を後退位置に
保持する軸方向の第二の部分L2とを有している。
突出位置と後退(引っ込み)位置との間にて変位され得
るよう、傾斜路の理論で該安全ボール82と協働する斜
めの第一の部分L1と、該安全ボール82を後退位置に
保持する軸方向の第二の部分L2とを有している。
【0050】ドライブスロットLは、ドライブ部材84
の厚さ分を貫通するように形成されており、安全ボール
82はこのドライブ部材84の厚さ以上の直径を有する
ことが理解されよう(図6参照)。該安全ボール82
は、該ボールが図3及び図6に図示したその突出位置に
あるとき、ブッシュの第二の端部54Bが安全ボール8
2に接触することを可能にし得るように、ドライブ部材
84の厚さ以上の直径を有しているのである。
の厚さ分を貫通するように形成されており、安全ボール
82はこのドライブ部材84の厚さ以上の直径を有する
ことが理解されよう(図6参照)。該安全ボール82
は、該ボールが図3及び図6に図示したその突出位置に
あるとき、ブッシュの第二の端部54Bが安全ボール8
2に接触することを可能にし得るように、ドライブ部材
84の厚さ以上の直径を有しているのである。
【0051】ドライブ部材84は、留め具28と協働し
得るようにした第一の端部(支承端部)84A(図4及
び図5参照)と、ボルト22に担持された戻しばね88
によりばね負荷が加えられた第二の端部84Bとを備え
ている。
得るようにした第一の端部(支承端部)84A(図4及
び図5参照)と、ボルト22に担持された戻しばね88
によりばね負荷が加えられた第二の端部84Bとを備え
ている。
【0052】該ばね88は、例えば、針70の軸線に対
して平行な軸線を有する円筒状ケーシング90内に受け
入れられている。該ケーシング90は、例えば、図2に
図示するように、溶接部92により係止本体の頭部48
に固定された第一の端部を有している。
して平行な軸線を有する円筒状ケーシング90内に受け
入れられている。該ケーシング90は、例えば、図2に
図示するように、溶接部92により係止本体の頭部48
に固定された第一の端部を有している。
【0053】該戻しばね88は、ケーシング90の第二
の端部により形成された第一の座部と、ドライブ部材の
第二の端部84Bに担持された横断ピン94により形成
された第二の座部との間にて作用可能である。
の端部により形成された第一の座部と、ドライブ部材の
第二の端部84Bに担持された横断ピン94により形成
された第二の座部との間にて作用可能である。
【0054】該ばね88は、ドライブ部材84に対して
ばね負荷を加え、安全ボール82を図3に図示したその
突出位置に戻す。
ばね負荷を加え、安全ボール82を図3に図示したその
突出位置に戻す。
【0055】拘束具10の殆どの作用上の特徴はそれ自
体公知であり、例えば、フランス国特許第2 735
174号(フランス国特許出願第95 06 868
号)、及びフランス国特許第2 735 810号(フ
ランス国特許出願第95 07605号)に記載されて
いる。従って、安全手段80の作用についてのみ以下に
説明する。
体公知であり、例えば、フランス国特許第2 735
174号(フランス国特許出願第95 06 868
号)、及びフランス国特許第2 735 810号(フ
ランス国特許出願第95 07605号)に記載されて
いる。従って、安全手段80の作用についてのみ以下に
説明する。
【0056】ボルト22を図3に図示するように非係止
状態(留め具28から分離した状態)にしたとき、安全
ボール82は、その突出位置にあり、支承ブッシュの第
二の端部54Bと協働して、該ブッシュを係止ボール5
6を覆う位置に固定する。
状態(留め具28から分離した状態)にしたとき、安全
ボール82は、その突出位置にあり、支承ブッシュの第
二の端部54Bと協働して、該ブッシュを係止ボール5
6を覆う位置に固定する。
【0057】ドライブ部材の支承端部84Aは、ブッシ
ュの支承端部54Aに対して軸方向に突出し且つ支承面
により境が設定されている。該支承面は、ブッシュの支
承端部54Aの支承面と比べて極めて小さい。
ュの支承端部54Aに対して軸方向に突出し且つ支承面
により境が設定されている。該支承面は、ブッシュの支
承端部54Aの支承面と比べて極めて小さい。
【0058】ドライブ部材の支承端部84Aは小さく、
このことは、ドライブ部材84が戻しばね88に抗して
偶発的に動くのを効果的に防止する。ばね88の剛さ
は、その支承端部84Aに加わる手の圧力によりその戻
し力に抗してドライブ部材84が移動するのを防止する
ように選択されることが好ましい。
このことは、ドライブ部材84が戻しばね88に抗して
偶発的に動くのを効果的に防止する。ばね88の剛さ
は、その支承端部84Aに加わる手の圧力によりその戻
し力に抗してドライブ部材84が移動するのを防止する
ように選択されることが好ましい。
【0059】ドライブ部材84の支承端部の位置とブッ
シュ54の支承端部の位置とが軸方向にずれているた
め、ボルト22が係止オリフィス26に入ると、留め具
28は、これら2つの支承端部84A、54Aと連続的
に協働する。
シュ54の支承端部の位置とが軸方向にずれているた
め、ボルト22が係止オリフィス26に入ると、留め具
28は、これら2つの支承端部84A、54Aと連続的
に協働する。
【0060】従って、留め具28は、最初に、ドライブ
部材84を変位させる。該ドライブ部材84は、スロッ
トLの斜め部分L1の働きにより、安全ボール82を図
4に図示するように、その突出位置からその後退(引っ
込み)位置に移動させる。次に、ブッシュ54は、係止
本体24に沿って摺動することができる。そして、留め
具28は、図5に図示するように、ブッシュ54をボル
ト22を係止するその位置まで移動させる。安全ボール
82は、スロットLの軸方向部分L2により、その後退
(引っ込み)位置に保持される。
部材84を変位させる。該ドライブ部材84は、スロッ
トLの斜め部分L1の働きにより、安全ボール82を図
4に図示するように、その突出位置からその後退(引っ
込み)位置に移動させる。次に、ブッシュ54は、係止
本体24に沿って摺動することができる。そして、留め
具28は、図5に図示するように、ブッシュ54をボル
ト22を係止するその位置まで移動させる。安全ボール
82は、スロットLの軸方向部分L2により、その後退
(引っ込み)位置に保持される。
【0061】これとは逆に、ボルト22を留め具28か
ら分離させ得るように、該ボルト22が非係止状態とさ
れたとき、ばね88は、ドライブ部材84にばね負荷を
加える。該ドライブ部材は、スロットLの斜めの部分L
1の傾斜路効果により、安全ボール82を突出位置に戻
して、ブッシュ54を係止ボール56を覆う位置に固定
する。
ら分離させ得るように、該ボルト22が非係止状態とさ
れたとき、ばね88は、ドライブ部材84にばね負荷を
加える。該ドライブ部材は、スロットLの斜めの部分L
1の傾斜路効果により、安全ボール82を突出位置に戻
して、ブッシュ54を係止ボール56を覆う位置に固定
する。
【0062】
【発明の効果】本発明の1つの有利な点は、ボルトが留
め具から分離されたとき、支承ブッシュがその戻しばね
に抗して偶発的ないし不用意に変位するのを防止するこ
とができることである。本発明によれば、そのために必
要なのは、低価格で簡単な構造でよい。
め具から分離されたとき、支承ブッシュがその戻しばね
に抗して偶発的ないし不用意に変位するのを防止するこ
とができることである。本発明によれば、そのために必
要なのは、低価格で簡単な構造でよい。
【図1】本発明による拘束具の正面図である。
【図2】図1に示した拘束具の平面図である。
【図3】ボルトが留め具から分離したときの図1及び図
2に示した拘束具の拡大縮尺による軸方向断面図であ
る。
2に示した拘束具の拡大縮尺による軸方向断面図であ
る。
【図4】ボルトを留め具に取り付けるときの連続的な段
階を示す、図3と同様の図である。
階を示す、図3と同様の図である。
【図5】ボルトを留め具に取り付けるときの連続的な段
階を示す、図3と同様の図である。
階を示す、図3と同様の図である。
【図6】図3の矢印6の方向に見たときの拘束具の詳細
図である。
図である。
10 拘束具 12 支持体 14 乗客室の床 16 コア 18 突出部 20 シートの基
部部材 22 ボルト 24 係止本体 26 係止オリフィス 28 留め具 30 留め具の第一の面(支承面) 32 留め具の第
二の面(係止面) 34 支持体の穴 36、38 コア
の両面 40 ばね手段 42 第一のクラ
ンプ止め板 44 第二のクランプ止め板 46 弾性板/圧
縮板 48 支承頭部 50 軸方向突出
部 52 圧縮ばね 54 軸方向支承
ブッシュ 54A ブッシュの第一の端部 54B ブッシュ
の第二の端部 56 係止ボール 58 半径方向通
路 60 ばね回り止めリング(サークリップ) 64 軸方向当接部 68 保護リング 70 針 70E 針の外端
部 72 係止本体の軸穴 74 圧縮ばね 76 針の上の肩部 78 軸方向案内
軸受 80 安全手段 82 安全ボール 84 ドライブ部材 84A ドライブ
部材の第一の端部 84B ドライブ部材の第二の端部 86 案内溝 88 戻りばね 90 円筒状ケー
シング 92 溶接部 94 横断ピン P 案内穴 L ドライブスロ
ット L1 ドライブスロットの斜め部分 L2 ドライブス
ロットの軸方向部分
部部材 22 ボルト 24 係止本体 26 係止オリフィス 28 留め具 30 留め具の第一の面(支承面) 32 留め具の第
二の面(係止面) 34 支持体の穴 36、38 コア
の両面 40 ばね手段 42 第一のクラ
ンプ止め板 44 第二のクランプ止め板 46 弾性板/圧
縮板 48 支承頭部 50 軸方向突出
部 52 圧縮ばね 54 軸方向支承
ブッシュ 54A ブッシュの第一の端部 54B ブッシュ
の第二の端部 56 係止ボール 58 半径方向通
路 60 ばね回り止めリング(サークリップ) 64 軸方向当接部 68 保護リング 70 針 70E 針の外端
部 72 係止本体の軸穴 74 圧縮ばね 76 針の上の肩部 78 軸方向案内
軸受 80 安全手段 82 安全ボール 84 ドライブ部材 84A ドライブ
部材の第一の端部 84B ドライブ部材の第二の端部 86 案内溝 88 戻りばね 90 円筒状ケー
シング 92 溶接部 94 横断ピン P 案内穴 L ドライブスロ
ット L1 ドライブスロットの斜め部分 L2 ドライブス
ロットの軸方向部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−235407(JP,A) 特開 平9−4610(JP,A) 実開 平4−1033(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 1/02 B60N 2/00 - 2/54
Claims (7)
- 【請求項1】 略円柱状の係止本体(24)を有するボ
ルト(22)と、支承ブッシュ(54)と係止本体(2
4)により担持された少なくとも1つの後退可能な係止
ボール(56)との間にて留め具(28)を挟持するこ
とにより該留め具(28)内に係止本体(24)をしっ
かりと止める手段とを備える型式の拘束具であって、該
支承ブッシュ(54)は、係止本体(24)の周りを軸
方向に摺動可能に取り付けられ、また、戻しばねの力に
抗して、留め具(28)との協働により可動である、す
なわち、ブッシュ(54)が係止ボール(56)を覆
い、該係止ボールを後退位置に保持する位置である、ボ
ルト(22)解放位置から、ブッシュ(54)及び係止
ボール(56)が留め具(28)を把持する位置であ
る、ボルト(22)係止位置まで可動である、拘束具に
おいて、前記ボルト(22)が、更に安全手段(80)を備えて
おり、 該安全手段(80)は、少なくとも1つの安全ボール
(82)を備えており、 該安全ボールは、前記ボルト(22)により担持された
可動のドライブ部材(84)によって、係止本体(2
4)内に後退して支承ブッシュ(54)が係止本体(2
4)に沿って摺動するのを許容する位置と、係止本体
(24)の外周から突出して支承ブッシュ(54)を係
止ボール(56)を覆う位置に固定する位置との間にて
可動であるように、係止本体(24)上に取り付けられ
ており、 ブッシュ(54)及びドライブ部材(84)の各々が、
留め具(28)と協働し得るようにした支承端部(54
A、84A)を有しており、 ドライブ部材の支承端部(84A)は、ブッシュ(5
4)が係止ボール(56)を覆う位置にあるとき、ブッ
シュの支承端部(54A)に対して突出した状態となる
ようになされており、それによって、留め具(28)が
これら2つの支承端部(54A、84A)と連続的に協
働することにより、最初に、ドライブ部材(84)を変
位させて安全ボール(82)を突出位置から後退位置に
移動させ、次に、ブッシュ(54)を変位させて、ボル
ト(22)を留め具(28)内に係止する位置に動かす
ことを可能にしたことを特徴とする 拘束具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の拘束具において、安全
ボール(82)は、その突出位置と後退位置との間にて
該ボールを案内する案内穴(P)と、ドライブスロット
(L)内とに収容されており、該案内穴(P)は、係止
本体(24)に形成されており、該ドライブスロット
(L)は、ボルト(22)に担持された可動のドライブ
部材(84)に形成されていることを特徴とする拘束
具。 - 【請求項3】 請求項2に記載の拘束具において、ドラ
イブ部材(84)は、係止本体(24)上にて略軸方向
に摺動し得るように該係止本体(24)に取り付けられ
ており、ドライブスロット(L)は、安全ボール(8
2)と傾斜路効果を伴って協働して安全ボール(82)
を突出位置と後退位置との間にて動かすための傾斜した
第一の部分(L1)と、安全ボール(82)を後退位置
に保持するための軸方向の第二の部分(L2)とを有す
ることを特徴とする拘束具。 - 【請求項4】 請求項3に記載の拘束具において、ドラ
イブ部材(84)が、係止本体(24)に形成された略
軸方向に延びる案内溝(86)内を摺動可能なように該
案内溝内に取り付けられ、且つ係止本体(24)と支承
ブッシュ(54)との間にて半径方向に延びていること
を特徴とする拘束具。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の拘束具
において、ドライブ部材(84)には、安全ボール(8
2)を突出位置に戻すためにばね負荷が加えられている
ことを特徴とする拘束具。 - 【請求項6】 請求項2乃至5の何れかに記載の拘束具
において、ドライブ部材(84)が平坦なストリップで
あり、ドライブスロット(L)が、ドライブ部材(8
4)の厚さを貫通するように形成されており、安全ボー
ル(82)が、該安全ボール(82)が突出位置にある
とき、該安全ボール(82)が支承ブッシュ(54)に
接触することを可能にし得るように、ドライブ部材の厚
さ以上の直径を有していることを特徴とする拘束具。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の拘束具
において、ボルト(22)が自動車のシートに接続さ
れ、留め具(28)が自動車の床(14)に取り付けら
れることを特徴とする拘束具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9714948 | 1997-11-27 | ||
FR9714948A FR2771438B1 (fr) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | Verrou a encliquetage destine notamment a la fixation d'un siege pour vehicule automobile sur un plancher de ce vehicule |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230138A JPH11230138A (ja) | 1999-08-27 |
JP3050858B2 true JP3050858B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=9513891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10337778A Expired - Fee Related JP3050858B2 (ja) | 1997-11-27 | 1998-11-27 | 自動車シートを自動車の床に固定するスナップ動作式拘束具 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6129324A (ja) |
EP (1) | EP0919679A1 (ja) |
JP (1) | JP3050858B2 (ja) |
FR (1) | FR2771438B1 (ja) |
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FR2798628B1 (fr) * | 1999-09-20 | 2001-11-16 | Faure Bertrand Equipements Sa | Articulation robuste pour siege de vehicule automobile et siege muni de cette articulation |
FR2801255B1 (fr) * | 1999-11-22 | 2002-01-25 | Faure Bertrand Equipements Sa | Ensemble de verrou perfectionne destine notamment a la fixation d'un siege pour vehicule automobile sur un plancher de ce vehicule |
FR2803866B1 (fr) * | 2000-01-19 | 2002-03-29 | Faure Bertrand Equipements Sa | Ensemble de verrou, notamment pour la fixation d'un siege sur un plancher de vehicule automobile |
FR2810929B1 (fr) * | 2000-07-03 | 2002-10-18 | Faure Bertrand Equipements Sa | Dispositif d'assise pour vehicule |
FR2817596B1 (fr) * | 2000-12-06 | 2003-09-19 | Faurecia Sieges Automobile | Systeme d'assemblage au moyen d'un dispositif d'ancrage a billes |
KR20020047674A (ko) * | 2000-12-13 | 2002-06-22 | 이계안 | 더블 폴딩시트의 록킹장치 |
KR20030024303A (ko) * | 2001-09-17 | 2003-03-26 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 시트의 탈부착 장치 |
KR20030030103A (ko) * | 2001-10-08 | 2003-04-18 | 현대자동차주식회사 | 더블 폴딩 시트 장착구조 |
FR2832105B1 (fr) | 2001-11-09 | 2004-01-30 | Faurecia Sieges Automobile | Siege de vehicule comprenant un dispositif d'assistance et vehicule equipe d'un tel siege |
DE10158595C1 (de) * | 2001-11-29 | 2003-07-10 | Faurecia Autositze Gmbh & Co | Schwenklagerung einer umklappbaren Fondsitzlehne |
DE10207372B4 (de) * | 2002-02-22 | 2005-12-15 | Faurecia Autositze Gmbh & Co. Kg | Verriegelungsvorrichtung für eine Sitzstruktur |
GB2388314B (en) * | 2002-05-10 | 2005-12-21 | Alan Glaser | Chair control arrangement |
DE602008005109D1 (de) | 2007-01-31 | 2011-04-07 | Toyota Boshoku Kk | Kraftfahrzeugsitzverstaustruktur |
US9677582B2 (en) * | 2015-01-09 | 2017-06-13 | Northrop Grumman Systems Corporation | Fluid-actuated fastening device |
US11712113B2 (en) * | 2018-01-14 | 2023-08-01 | Norix Group, Inc. | Intensive use furniture |
US10773817B1 (en) | 2018-03-08 | 2020-09-15 | Northrop Grumman Systems Corporation | Bi-directional flow ram air system for an aircraft |
JP6689345B1 (ja) * | 2018-11-01 | 2020-04-28 | 川田工業株式会社 | 親綱支柱 |
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---|---|---|---|---|
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US4906123A (en) * | 1988-03-02 | 1990-03-06 | Wes-Tech, Inc. | Quick changecoupling system for robotic attachments |
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FR2735174B1 (fr) | 1995-06-09 | 1997-08-29 | Cesa | Verrou destine notamment a la fixation d'un siege pour vehicule automobile sur un plancher de ce vehicule |
FR2735810B1 (fr) * | 1995-06-23 | 1999-03-05 | Cesa | Verrou perfectionne destine notamment a la fixation d'un siege pour vehicule automobile sur un plancher de ce vehicule |
-
1997
- 1997-11-27 FR FR9714948A patent/FR2771438B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-09-30 EP EP98402406A patent/EP0919679A1/fr not_active Withdrawn
- 1998-11-02 US US09/184,076 patent/US6129324A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-27 JP JP10337778A patent/JP3050858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
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JPH11230138A (ja) | 1999-08-27 |
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