JP3050815B2 - 画像データベース検索装置、および画像データベース装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信設備で構
成されるネットワークを介して、ファクシミリ端末等か
ら画像データベースを検索する技術分野に属するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】電気通信設備で構成されるネットワーク
を介して、画像データベースからファクシミリ端末によ
って画像情報の検索を行うファクシミリ情報提供サービ
スを実現するために、従来よりファクシミリＢＯＸなど
の画像データベース検索装置が提案され、実用に供せら
れてきた。一般的にファクシミリ端末の入出力手段とし
ては、画像情報および音声情報の入出力、およびプッシ
ュボタン（以下ＰＢ）による０〜９の数字と＊，＃記号
の入力があげられる。しかし、ファクシミリ端末から画
像データベース検索装置への入力手段として、信頼性の
高いものはＰＢによるもののみである。

【０００３】このような従来型の画像データベース装置
を有する画像データベースの概略構成を図５に示す。こ
の従来例の画像データベースは、従来型の画像データベ
ース検索装置１０３と画像情報蓄積装置１０４から構成
され、画像情報蓄積装置１０４に回線接続されたファク
シミリ端末１０１に対して単一のファクシミリ情報提供
サービスを行う。

【０００４】ここで従来型の画像データベース検索装置
１０３では、基本的にファクシミリ端末１０１への音声
ガイダンスの送出と、ファクシミリ端末１０１からのＰ
Ｂ信号の発信によって、所望の画像情報の検索（特定）
を行っていた。たとえば、画像データベース検索装置１
０３にファクシミリ端末１０１が回線接続されると、画
像データベース検索装置１０３は、まずＰＢに対応した
選択肢を音声ガイダンスとしてファクシミリ端末１０１
に送出する。ファクシミリ端末１０１側で検索ユーザが
選択肢に対応したＰＢを押下すると、対応するＰＢ信号
が発せられ、画像データベース検索装置１０３は、受信
したＰＢ信号を解析してどのＰＢが押下されたかを認識
する。そして、このＰＢに対応する選択肢に該当する画
像情報を画像情報蓄積装置１０４から読み出し、ファク
シミリ端末１０１に送出する。

【０００５】この様な所望の画像情報を検索するため
の、音声ガイダンスとＰＢによる処理手順は、音声応答
制御手順、またはサービス制御手順などと呼ばれる。従
来は、図１に示すようにこのサービス制御手順を記述し
たサービス制御情報が、画像データベース検索装置１０
３に蓄積されていた。すなわち、従来のファクシミリ画
像データベース検索装置１０３は、ひとつの静的なサー
ビス制御手順に従って動作していた。このため、画像デ
ータベースに蓄積されている画像情報に追加，削除など
の変更が生じた場合には、同時に、画像データベース検
索装置１０３に蓄積されているサービス制御情報を、こ
の画像データベース検索装置１０３の管理者が変更する
必要があった。すなわち従来の技術では、画像データベ
ース検索装置１０３に一括してサービス制御情報を蓄積
していたために、サービス制御情報の管理も画像データ
ベース検索装置１０３上で一括して行う必要があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】図５の従来例の画像デ
ータベースは、単一の画像情報蓄積装置を有するもので
あるが、これを複数の画像情報蓄積装置を有する分散型
画像データベースに適用した場合の問題点を示す。図６
はその説明図である。

【０００７】図６の例では、複数の画像情報蓄積装置１
０４−１，１０４−２，…１０４−Ｌと画像データベー
ス検索装置１０３をネットワーク１０５を介して分散し
て配置し、画像データベース装置１０３に回線接続され
たファクシミリ端末１０１に対して単一のファクシミリ
情報提供サービスを提供する分散型画像データベースを
構築している。

【０００８】この場合、各画像情報蓄積装置１０４に対
して、複数の人が、任意の時間に個々に画像情報を追
加，削除しようとすると、これに応じて、いちいち管理
者が画像データベース検索装置１０３のサービス制御手
順を書き換える必要が生じるという問題点があった。こ
れは、作業が煩雑であるばかりでなく、画像情報の追
加，削除とサービス制御情報の変更の連携がうまくとれ
ないと、ファクシミリ端末１０１に対して、所望の画像
情報を正しく送出できなくなるおそれがあった。

【０００９】本発明は、ファクシミリ端末等の画像通信
端末から検索可能な画像データベースにおいて、複数の
人が任意の時間に、別個に画像情報の追加，削除を行っ
ても、その都度いちいち、画像データベース検索装置の
サービス制御手順を書き換える必要がない画像データベ
ース装置および画像データベース検索装置を実現するこ
とを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、あらかじめ初期サービス制御情報が蓄積
された初期サービス制御情報蓄積部と、二次サービス制
御情報を蓄積するための二次サービス制御情報蓄積部
と、回線接続によって画像通信端末との間でサービス制
御手順に従った案内情報の出力、前記案内情報にもとづ
くユーザの指定信号の入力、および検索結果としての画
像情報の出力を行う手段を有し、前記初期サービス制御
情報蓄積部に蓄積された初期サービス制御情報、または
前記二次サービス制御情報蓄積部に蓄積された二次サー
ビス制御情報が示す前記サービス制御手順に従って動作
する応答部と、前記応答部の前記動作による指示で、該
当する画像情報蓄積装置から前記二次サービス制御情報
を読み込み前記二次サービス制御情報蓄積部に前記蓄積
するため出力するか、または前記画像情報蓄積装置から
前記検索結果として画像情報を読み込み前記応答部に出
力する検索処理部と、を具備し、前記応答部は、前記画
像通信端末との回線接続時には前記蓄積された初期サー
ビス制御情報が示すサービス制御手順に従って前記画像
通信端末へ案内情報を出力し、前記画像通信端末からの
ユーザの指定信号入力時または前記二次サービス制御情
報の蓄積時には前記画像情報蓄積装置からの前記二次サ
ービス制御情報の読み込みまたは画像情報の検索を前記
検索処理部に指示する制御手段を有するものである、こ
とを特徴とする画像データベース検索装置を手段とす
る。

【００１１】あるいは、上記の画像通信端末はファクシ
ミリ端末であり、案内情報は音声情報であり、ユーザの
指定信号はファクシミリ端末のプッシュボタン信号であ
ることを特徴とする画像データベース検索装置を手段と
する。

【００１２】また、本発明は、以上の画像データベース
検索装置と、１以上の二次サービス制御情報、および１
以上の画像情報を蓄積する単一または複数の画像情報蓄
積装置と、前記画像データベース検索装置と前記画像情
報蓄積装置とを接続する通信網と、を具備し、前記画像
データベース検索装置に蓄積される初期サービス制御情
報は前記画像情報蓄積装置に蓄積される画像情報の変更
にかかわらないサービス制御手順を記述したものであ
り、前記画像情報蓄積装置に蓄積される二次サービス制
御手順は当該画像情報蓄積装置に蓄積される画像情報の
一部または全部の変更に伴って変更されるサービス制御
手順を記述したものである、ことを特徴とする画像デー
タベース装置を手段とする。

【００１３】本発明では、画像情報蓄積装置に蓄積され
ているファクシミリ情報等の情報提供サービスに対応し
た二次サービス制御情報を、動的に画像データベース検
索装置に読み込んで、該二次サービス制御情報に従った
ファクシミリ情報等の情報提供サービスを実行すること
により、画像情報蓄積装置に蓄積された画像情報の追
加，削除を任意に行い、サービス制御情報の変更が必要
になった場合、該画像情報が関連する二次サービス制御
情報だけを変更すれば画像データベース検索装置のサー
ビス制御手順を修正できるようにする。すなわち、画像
データベースにおいて、複数の人が任意の時間に、別個
に画像情報の追加，削除を行っても、その都度いちい
ち、画像データベース検索装置のサービス制御手順を書
き換える必要がない動的サービス制御手順を有する画像
データベース検索装置を実現する。従来の技術との差異
は、従来の技術では、ひとつの画像データベース検索装
置が、蓄積しているひとつのサービス制御情報に従って
動作し、単一のファクシミリ情報提供サービスに静的に
対応していた点に対し、本発明では、必要に応じて任意
のサービス制御情報を画像情報蓄積装置から動的に画像
データベース検索装置に呼び出すことで、複数のファク
シミリ情報等の情報提供サービスを動的に実現している
点である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を、図
を参照して詳細に説明する。

【００１５】図１は本発明による分散型画像データベー
スの全体的な一実施形態例を示す構成図である。本実施
形態例の画像データベースは、複数の画像情報蓄積装置
４−１，４−２，４−Ｌが、ネットワーク５を介して画
像データベース検索装置３に接続されて成る。本実施形
態例における画像データベース検索装置３には、初期サ
ービス制御情報が蓄積され、かつ個々の画像情報蓄積装
置４には、複数の二次サービス制御情報と画像情報が蓄
積されており、ひとつの二次サービス制御情報が、ひと
つのファクシミリ情報提供サービスに対応し、画像デー
タベース検索装置３に回線接続されたファクシミリ端末
１は各画像情報蓄積装置４に対応した別個のファクシミ
リ情報提供サービスを受けることができる。

【００１６】図２は、本実施形態例の初期サービス制御
情報の構成例（図２（ａ））と二次サービス制御情報の
構成例（図２（ｂ））を示す図である。初期サービス制
御情報と二次サービス制御情報には、ファクシミリ端末
１に送出すべき音声ガイダンスを表す音声情報Ａ，Ｂ，
Ａ’等と、該音声ガイダンスへの返答を示す番号をユー
ザがＰＢで指定した場合に、どういった動作をすべきか
を表わす実行情報Ａ，Ｂ，Ａ’等との組み合わせによっ
てサービス制御手順が記述されている。

【００１７】以下に、本実施形態例の動作を説明する。
ファクシミリ端末１から画像データベース検索装置３に
回線接続した場合、まず最初に、画像データベース検索
装置３は、初期サービス制御情報を読み込み、その初期
サービス制御情報に従ってサービス制御を行う。初期サ
ービス制御情報には、所望のファクシミリ情報提供サー
ビスに対応する二次サービス制御情報を検索するための
サービス制御手順が記述されており、画像データベース
検索装置３は、初期サービス制御情報が示すサービス制
御手順に従った音声ガイダンスを行う。この音声ガイダ
ンスに導かれて、ユーザはファクシミリ端末１から、所
望のファクシミリ情報サービスに対応する二次サービス
制御情報を特定する。ユーザが所望する二次サービス制
御情報が特定されると、画像データベース検索装置３
は、対応する画像情報蓄積装置４のひとつから該二次サ
ービス制御情報を読み込む。二次サービス制御情報に
は、画像情報、または別の二次サービス制御情報を検索
するためのサービス制御手順が記述されており、画像デ
ータベース検索装置３は、該二次サービス制御情報が示
すサービス制御手順に従った音声ガイダンスを行う。ユ
ーザは、音声ガイダンスに導かれて、所望の画像情報、
または所望の（もうひとつの）二次サービス制御情報を
特定する。そして画像データベース検索装置３は、特定
された該画像情報を先の画像情報蓄積装置４から検索し
て読み出し、ファクシミリ端末１に送出するか、または
特定された該二次サービス制御情報を読み込み、これが
示すサービス制御手順に従って動作を続ける。

【００１８】以上で説明した動作の例を図３に示す。な
お、（１）〜（９）は図３中の処理手順を示す番号であ
る。まずファクシミリ端末１から画像データベース検索
装置３に回線接続した場合（１）、最初は初期サービス
制御情報が読み込まれ（２）、その音声情報Ａが表す
「こちらは×××ファクシミリ情報提供サービスです。
天気情報が欲しい方は１＃を、交通情報が欲しい方は２
＃を押して下さい。」という音声ガイダンスがファクシ
ミリ端末１に送出される（３）。そして、ユーザは該音
声ガイダンスが示す選択肢に対応する番号（この例では
１＃）をＰＢから入力する。ファクシミリ端末１は該Ｐ
Ｂ信号を画像データベース検索装置３に送信し（４）、
該画像データベース検索装置３は、入力されたＰＢ信号
を番号に変換する。そして、この番号により実行情報Ａ
を参照して、次にとるべき動作を決定する。この例で
は、１＃が入力されたので、画像データベース検索装置
３は、蓄積アドレスαに蓄積された二次サービス制御情
報を読み込み（５）、これに従うサービス制御を行う。
すなわち、音声情報Ａ’が表す「こちらは天気情報サー
ビスです。関東地方の天気を知りたい方は１＃を、東海
地方の天気を知りたい方は２＃を押して下さい。」とい
う音声ガイダンスが送出される（６）。ユーザがＰＢよ
り２＃を押すと、該ＰＢ信号がファクシミリ端末から送
出される（７）。画像データベース検索装置３は、該Ｐ
Ｂ信号を番号に変換し、実行情報Ａ’を参照して次の動
作を決定する。すなわち、この例では、画像データベー
ス検索装置３は、蓄積アドレスωに蓄積されている画像
情報を読み出し（８）、ファクシミリ端末１に送出する
（９）。

【００１９】この様に、本実施形態例では、複数のファ
クシミリ情報提供サービスに対応する二次サービス制御
情報が動的に画像データベース検索装置３に読み込ま
れ、該二次サービス制御情報に従ったファクシミリ情報
提供サービスを、画像データベース検索装置３が実行す
ることを特徴としている。したがって、画像データベー
スに蓄積された画像情報の追加，削除を行い、サービス
制御情報の変更が必要になった場合、該画像情報が関連
する二次サービス制御情報だけを変更すればよい。すな
わち、分散型画像データベースにおいて、複数の人が任
意の時間に、別個に画像情報の追加，削除を行っても、
その都度いちいち、画像データベース検索装置のサービ
ス制御手順を書き換える必要がない画像データベース検
索装置を実現することが可能となる。

【００２０】次に、上記実施形態例における各装置の詳
細な構成例と動作例を示す。

【００２１】図４はその構成例を示す図である。１はフ
ァクシミリ端末，２は画像データベース装置であり、画
像データベース装置２を構成するものとして、３は画像
データベース検索装置，４−１〜４−Ｌは画像情報蓄積
装置，５はネットワーク部である。上記画像データベー
ス検索装置３を構成するものとして、３−１はファクシ
ミリ応答部，３−２は検索処理部，３−３は初期サービ
ス制御情報蓄積部，３−４は二次サービス制御情報蓄積
部であり、ファクシミリ応答部３−１を構成するものと
して、３−１−１は制御部，３−１−２は通信インタフ
ェース部，３−１−３はファクシミリ画像出力部，３−
１−４は音声情報出力部，３−１−５はＰＢ信号入力部
である。また、上記画像情報蓄積装置４−１〜４−Ｌを
構成するものとして、４−１−１〜４−１−Ｍ，…，Ｌ
−１−１〜Ｌ−１−Ｍは二次サービス制御情報蓄積部，
４−２−１〜４−２−Ｎ，…，Ｌ−２−１〜Ｌ−２−Ｎ
は画像情報蓄積部である。初期サービス制御情報蓄積部
３−３には、あらかじめ初期サービス制御情報が、二次
サービス制御情報蓄積部４−１−１〜４−１−Ｍ，…，
Ｌ−１−１〜Ｌ−１−Ｍには、あらかじめ二次サービス
制御情報が、そして画像情報蓄積部４−２−１〜４−２
−Ｎ，…，Ｌ−２−１〜Ｌ−２−Ｎには、あらかじめ画
像情報が蓄積されているものとする。

【００２２】本実施形態例のデータベース装置２を動作
させるには、まずファクシミリ端末１から、通信インタ
フェース部３−１−２に回線接続を行う。該通信インタ
フェース部３−１−２はファクシミリ端末１から回線接
続されると、サービス開始要求信号を制御部３−１−１
に出力する。該制御部３−１−１は該サービス開始要求
信号を入力されると、初期サービス制御情報蓄積部３−
３から、初期サービス制御情報を読み出し、該初期サー
ビス制御情報に記述されたサービス制御手順に従って、
音声情報を音声情報出力部３−１−４に出力する。音声
情報出力部３−１−４は、該音声情報を電話で聞くこと
が可能な音声信号に変換して、通信インタフェース部３
−１−２を介してファクシミリ端末１に出力する。

【００２３】ファクシミリ端末１側では、ユーザが該音
声信号を聞き、返答に該当する番号を、ファクシミリ端
末１のＰＢから入力する。該ファクシミリ端末１は、該
ＰＢに対応するＰＢ信号を通信インタフェース部３−１
−２に出力する。該通信インタフェース部３−１−２は
該ＰＢ信号を入力されると、該ＰＢ信号をＰＢ信号入力
部３−１−５に出力する。ＰＢ信号入力部３−１−５
は、該ＰＢ信号を対応する番号情報に変換し、該番号情
報を制御部３−１−１に出力する。

【００２４】制御部３−１−１は、該番号情報を入力さ
れると、該初期サービス制御情報の該当する実行情報に
したがって、該当する二次サービス制御情報の蓄積アド
レス情報を検索処理部３−２に出力する。検索処理部３
−２は、ネットワーク部５を介して該蓄積アドレス情報
が示す画像情報蓄積装置４−１〜４−Ｌ上の二次サービ
ス制御情報蓄積部４−１−１〜４−１−Ｍ，…，４−Ｌ
−１〜４−Ｌ−Ｍから二次サービス制御情報を読み出
し、画像データベース検索装置３の二次サービス制御情
報蓄積部３−４に一旦蓄積する。

【００２５】制御部３−１−１は、該二次サービス制御
情報蓄積部３−４に蓄積された二次サービス制御情報を
読み出し、該二次サービス制御情報に記述されたサービ
ス制御手順に従って、音声情報を音声情報出力部３−１
−４に出力する。音声情報出力部３−１−４は、該音声
情報を電話で聞くことが可能な音声信号に変換して、通
信インタフェース部３−１−２を介してファクシミリ端
末１に出力する。

【００２６】ファクシミリ端末１側では、ユーザが該音
声信号を聞き、所望の返答に該当する番号を、ファクシ
ミリ端末１のＰＢから入力する。該ファクシミリ端末１
は、該ＰＢに対応するＰＢ信号を通信インタフェース部
３−１−２に出力する。該通信インタフェース部３−１
−２は該ＰＢ信号を入力されると、該ＰＢ信号をＰＢ信
号入力部３−１−５に出力する。ＰＢ信号入力部３−１
−５は、該ＰＢ信号を対応する番号情報に変換し、該番
号情報を制御部３−１−１に出力する。

【００２７】制御部３−１−１は、該番号情報を入力さ
れると、該二次サービス制御情報の実行情報にしたがっ
て、該当する画像情報の蓄積アドレス情報を検索処理部
３−２に出力する。検索処理部３−２は、ネットワーク
部５を介して、該蓄積アドレス情報が示す画像情報蓄積
装置４−１〜４−Ｌ上の画像情報蓄積部４−２−１〜４
−２−Ｎ，…，Ｌ−２−１〜Ｌ−２−Ｎに蓄積された画
像情報を読み出し、制御部３−１−１に出力する。制御
部３−１−１は、該画像情報を入力されると、該画像情
報をファクシミリ画像情報出力部３−１−３に出力す
る。該ファクシミリ画像情報出力部３−１−３は、該画
像情報をファクシミリ符号化して、通信インタフェース
部３−１−２を介してファクシミリ端末１に出力する。

【００２８】本実施形態例は、以上の様な構成により以
上の動作が可能となっているから、複数のファクシミリ
情報提供サービスに対応する二次サービス制御情報が動
的に画像データベース検索装置３に読み込まれ、該二次
サービス制御情報に従ったファクシミリ情報提供サービ
スを、画像データベース検索装置３が実行することが可
能となる。

【００２９】なお、図４において、画像データベース検
索装置では初期サービス制御情報蓄積部と二次サービス
制御情報蓄積部とを別のものとして記載し、同じく、画
像情報蓄積装置では二次サービス制御情報蓄積部と画像
情報蓄積部とを別のものとして記載しているが、それぞ
れ同じ蓄積部を用いて各情報を蓄積することができるこ
とは言うまでもない。また、上記の実施形態例では、フ
ァクシミリ端末に対するファクシミリ情報提供サービス
に適用した例を示したが、本発明は他の画像通信端末へ
の画像情報提供サービスにも適用可能である。さらに、
上記の実施形態例では、複数の画像情報蓄積装置を用い
る分散型画像データベースに適用した例を示したが、本
発明は単一の画像情報蓄積装置を用いる画像データベー
スにも適用可能である。

【００３０】

【発明の効果】以上で説明したとおり、本発明によれ
ば、画像情報蓄積装置に蓄積された画像情報の追加，削
除を行い、サービス制御情報の変更が必要になった場
合、該画像情報が関連して当該画像情報蓄積装置に蓄積
する二次サービス制御情報だけを変更すればよいという
効果を奏する。すなわち、画像データベースにおいて、
複数の人が任意の時間に、別個に画像情報の追加，削除
を行っても、その都度いちいち、画像データベース検索
装置のサービス制御情報を書き換える必要がない画像デ
ータベース検索装置および画像データベース装置を実現
することができるという効果を奏する。本発明は、特に
サービス制御情報の変更が繁雑になりやすい分散型画像
データベースにおいて、顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による分散型画像データベースの全体的
な一実施形態例を示す構成図である。

【図２】（ａ）は上記実施形態例の初期サービス制御情
報の構成例を、（ｂ）は二次サービス制御情報の構成例
を示す図である。

【図３】上記実施形態例の動作例を示すサービス処理フ
ロー図である。

【図４】上記実施形態例における各装置の詳細な構成例
を示す図である。

【図５】従来型の画像データベース装置を有する画像デ
ータベースの概略構成を示す図である。

【図６】図５の従来例を複数の画像情報蓄積装置を有す
る分散型画像データベースに適用した場合の問題点を示
す説明図である。

【符号の説明】

１…ファクシミリ端末 ２…画像データベース装置 ３…画像データベース検索装置 ３−１…ファクシミリ応答部 ３−１−１…制御部 ３−１−２…通信インタフェース部 ３−１−３…ファクシミリ画像出力部 ３−１−４…音声情報出力部 ３−１−５…ＰＢ信号入力部 ３−２…検索処理部 ３−３…初期サービス制御情報蓄積部 ３−４…二次サービス制御情報蓄積部 ４−１〜４−Ｌ…画像情報蓄積装置 ４−１−１〜４−１−Ｍ，…，４−Ｌ−１〜４−Ｌ−Ｍ
…二次サービス制御情報蓄積部 ４−２−１〜４−２−Ｎ，…，４−Ｌ−１〜４−Ｌ−Ｎ
…画像情報蓄積部 ５…ネットワーク部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 努 東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平８−22435（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−334599（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−363764（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−266761（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−274534（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−192754（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G06F 17/30 H04N 1/00 107 H04N 1/21 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 あらかじめ初期サービス制御情報が蓄積
   された初期サービス制御情報蓄積部と、 二次サービス制御情報を蓄積するための二次サービス制
   御情報蓄積部と、 回線接続によって画像通信端末との間でサービス制御手
   順に従った案内情報の出力、前記案内情報にもとづくユ
   ーザの指定信号の入力、および検索結果としての画像情
   報の出力を行う手段を有し、前記初期サービス制御情報
   蓄積部に蓄積された初期サービス制御情報、または前記
   二次サービス制御情報蓄積部に蓄積された二次サービス
   制御情報が示す前記サービス制御手順に従って動作する
   応答部と、 前記応答部の前記動作による指示で、該当する画像情報
   蓄積装置から前記二次サービス制御情報を読み込み前記
   二次サービス制御情報蓄積部に前記蓄積するため出力す
   るか、または前記画像情報蓄積装置から前記検索結果と
   して画像情報を読み込み前記応答部に出力する検索処理
   部と、を具備し、 前記応答部は、前記画像通信端末との回線接続時には前
   記蓄積された初期サービス制御情報が示すサービス制御
   手順に従って前記画像通信端末へ案内情報を出力し、前
   記画像通信端末からのユーザの指定信号入力時または前
   記二次サービス制御情報の蓄積時には前記画像情報蓄積
   装置からの前記二次サービス制御情報の読み込みまたは
   画像情報の検索を前記検索処理部に指示する制御手段を
   有するものである、 ことを特徴とする画像データベース検索装置。
2. 【請求項２】 画像通信端末はファクシミリ端末であ
   り、 案内情報は音声情報であり、 ユーザの指定信号はファクシミリ端末のプッシュボタン
   信号である、 ことを特徴とする請求項１に記載の画像データベース検
   索装置。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の画像デ
   ータベース検索装置と、 １以上の二次サービス制御情報、および１以上の画像情
   報を蓄積する単一または複数の画像情報蓄積装置と、 前記画像データベース検索装置と前記画像情報蓄積装置
   とを接続する通信網と、を具備し、 前記画像データベース検索装置に蓄積される初期サービ
   ス制御情報は前記画像情報蓄積装置に蓄積される画像情
   報の変更にかかわらないサービス制御手順を記述したも
   のであり、 前記画像情報蓄積装置に蓄積される二次サービス制御手
   順は当該画像情報蓄積装置に蓄積される画像情報の一部
   または全部の変更に伴って変更されるサービス制御手順
   を記述したものである、 ことを特徴とする画像データベース装置。