JP3050750U - 電気ケーブル送り出し装置 - Google Patents

電気ケーブル送り出し装置

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JP3050750U
JP3050750U JP1998000374U JP37498U JP3050750U JP 3050750 U JP3050750 U JP 3050750U JP 1998000374 U JP1998000374 U JP 1998000374U JP 37498 U JP37498 U JP 37498U JP 3050750 U JP3050750 U JP 3050750U
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Inventor
幸男 和田
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株式会社東和サプライ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ローラとケーブルとのスリップを防ぎつつ作
業性よいケーブル延線を実現できる四輪駆動式のケーブ
ル送り装置を安価に得ること。 【解決手段】 二本の固定枢軸3Aに対し二本の可動枢
軸3Bをそれぞれ軸受2で二つの可動枠11に各別に枢
支立設するとともに、前記各固定枢軸3A,3A同士を
結ぶ線の直交方向に各別変位可能に配設し、かつ、前記
各枢軸3A,3Bの下部にはそれぞれチェーンギヤGを
取着して、可動枢軸3Bを逆方向に回転させるためのチ
ェーン4をアイドラギヤIGにより、平面ほぼ凸字状に
掛け渡してこのチェーン4に原動ギヤ5を直接または間
接的に噛合させて備え、また、前記チェーン4の二つの
所定範囲部分を前記可動枠11の移動軌跡に対し、それ
ぞれ平行保持するためのチェーン案内部材14を前記可
動枠11に設けてなり、枢軸3A,3Bの上部にそれぞ
れ個別に嵌着した取付筒体6,6に、送り出しローラ
7,7を個別に取着するとともに、基台1には、ケーブ
ル案内部材10を横設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、各種通信用の信号ケーブルや光ファイバーケーブル・大電力高圧 ケーブルを敷設する際に、各種電気ケーブルを連続的に送り出すための電気ケー ブル送り出し装置に関し、特に、ケーブル径に即応して二対の送り出しローラの 間隔を一対ずつ個別に変化してローラとケーブルとのスリップを防ぐことができ るように改良した、いわゆる四輪駆動ケーブル送り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のケーブル送り出し装置としては、従来、例えば本出願人が先に提案し た特開平9−117027号公報記載のものが有る。 この従来例は、基台に設置した二つの軸受にそれぞれ枢支立設した二本の固定 枢軸に対しそれぞれ接離する二本の可動枢軸をそれぞれ軸受で一つの可動枠に枢 支立設するとともに、この可動枠をその中央に螺入したスクリューシャフトと両 側のガイドシャフトとにより、前記各固定枢軸同士を結ぶ線に直交して変位可能 に配設し、かつ、前記各枢軸の下部にはそれぞれチェーンギヤを取着して、これ ら各ギヤに前記各固定枢軸に対し各可動枢軸をそれぞれ逆方向に回転させるため のチェーンをアイドラギヤにより、平面ほぼ凸字状に掛け渡してこのチェーンに 原動ギヤを直接または間接的に噛合させて備え、また、前記二つの可動枢軸に取 着したチェーンギヤの移動範囲内における前記チェーンの所定範囲部分を前記可 動枠の移動軌跡に対し、それぞれ平行保持するためのガイドギヤなどのチェーン 案内部材を前記可動枠に設けてなり、前記二つずつの各枢軸の上部にそれぞれ個 別に嵌着した取付筒体に、ほぼ球面をなす中空弾性材で作った送り出しローラを 挾持取付具などの止具でそれぞれ個別に取着するとともに、前記基台には、ケー ブル案内部材を横設したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術は、電気ケーブルの種類を問わず円滑に、しかもケーブル に曲りや擦過傷などを生じさせないで、ケーブルのノンスリップ送り出しが可能 な電気ケーブル送り出し装置であるが、このものは、ケーブルを挟みながら回転 する2対の送りローラの間隔を同時に一つの可動枠で連動して変えるものである から、二個一対ずつ計4個の中空ローラの内圧をすべて同圧に維持管理する必要 が有る。
【0004】 つまり、ケーブル送り時における二対のローラの弯凹度合を4個の送りローラ 共すべて等しくするためのローラ内圧の均等維持管理が繁雑かつ、面倒で、実際 には4個の中空ローラの内圧バラツキが有ってもそのままケーブル送りを続行し ていたので、ケーブル送り能力の低下やスリップが生じ、作業性が悪いものであ ったという問題点が有る。
【0005】 この考案は、前記した各問題点を除去するために、ケーブルを挟みつつ回転す る二対の送りローラの間隔を一対ずつ個別に変えることで、ケーブル外径と各送 りローラの内圧のバラツキに即応対処したケーブル送りを実現でき、かつケーブ ル途中の外し作業も簡単に実行可能となし、二つのローラの可動枢軸をチェーン のテンションを変えないで移動できるようにするとともに、ローラ間隔の可変を 一対ずつ個別に行なうことで、ローラとケーブルとのスリップを防ぎつつ作業性 よいケーブル延線を実現できる四輪駆動式のケーブル送り装置を安価に得ること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記したこの考案の目的は、対をなす弾性ローラ間にケーブルを挟みつつ、こ のケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方向に送り出すケーブル送り出し装 置を構成するに当り、基台に設置した二つの軸受にそれぞれ枢支立設した二本の 固定枢軸に対しそれぞれ接離する二本の可動枢軸をそれぞれ軸受で二つの可動枠 に各別に枢支立設するとともに、これらの可動枠をその一側に螺入したスクリュ ーシャフトと他側に遊挿したガイドシャフトとにより、前記各固定枢軸同士を結 ぶ線の直交方向に各別変位可能に配設し、かつ、前記各枢軸の下部にはそれぞれ チェーンギヤを取着して、これら各ギヤに前記各固定枢軸に対し各可動枢軸をそ れぞれ逆方向に回転させるためのチェーンをアイドラギヤにより、平面ほぼ凸字 状に掛け渡してこのチェーンに原動ギヤを直接または間接的に噛合させて備え、 また、前記二つの可動枢軸に取着したチェーンギヤの移動範囲内における前記チ ェーンの二つの所定範囲部分を前記可動枠の移動軌跡に対し、それぞれ平行保持 するためのチェーン案内部材を前記可動枠に設けてなり、前記二つずつの各枢軸 の上部にそれぞれ個別に嵌着した取付筒体に、ほぼ球面をなす中空弾性材で作っ た送り出しローラを挾持取付具などの止具でそれぞれ個別に取着するとともに、 前記基台には、ケーブル案内部材を横設したことで達成できた。 なお、固定枢軸のチェーンギヤを原動ギヤの回転力で回転させる構成となして もよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態例について図面を参照して説明する。 先ず、この考案の基本構成は、図1、図2に示すように、二対の弾性ローラ間 に電気ケーブルを挟みつつこのケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方向に 送り出すケーブル送り出し装置を構成するに当り、図1、図2に示すように方形 の金属板などの強靭板を扁平箱状に平行保持した基台1の左側に固設した二つの 軸受2にそれぞれ枢支立設した二本の固定枢軸3Aに対し接離する二本の可動枢 軸3Bをそれぞれ軸受2で一つずつの可動枠11に基台孔1Aを経て各別に枢支 立設する。
【0008】 そして、これらの可動枠11をその片側に螺入したスクリューシャフト12と 他側に遊挿した二本のガイドシャフト13とにより図2、図3、図9のように前 記固定枢軸3A,3A同士を結ぶ線に対し各個別に直交移動可能に配設し、かつ 、前記各枢軸3A,3Bの下部にはそれぞれチェーンギヤGを図1、図2、図3 のように取着して、これら各ギヤに前記各固定枢軸3Aに対し各可動枢軸3Bを 逆方向に回転させるためのチェーン4を基台1に枢支した二つのアイドラギヤI Gにより平面ほぼ凸字状になるようそれぞれ掛け渡す。 そして、このチェーン4を周知の減速機付モータMで回転する原動ギヤ5でド ライブさせるに当っては、図3、図10のように、前記アイドラギヤIGを軸着 した回転軸に固定したドライブギヤDGをドライブチェーン4aで前記原動ギヤ 5に噛合させて備える。
【0009】 また、この考案では、前記可動枢軸3Bに取着したチェーンギヤGの移動範囲 内における前記チェーン4の二つの所定範囲部分を前記可動枠11の移動軌跡に 対し図3、図9のように平行保持するためのガイドギヤgとか周知の溝車などの チェーン案内部材14を図1、図4のように前記可動枠11に枢支する。
【0010】 すなわち、具体的には、図4における可動枠11の雌ねじ台11aに強固に垂 設した筒体11Aの下板11Bの下部に前記ガイドギヤgや溝車などのチェーン 案内部材14を枢支するのであるが、このガイドギヤgは、下鍔付筒状スペーサ Sに遊挿した後、このスペーサSをワッシャーWを介在させてボルトBやナット などの止めねじnにより、前記下板11Bに強固に固定してガイドギヤgを前記 チェーンギヤGと同じ高さで回転可能に枢設する。
【0011】 次いで、前記二本ずつ計四本の各枢軸3A,3Bの上部にそれぞれ図1のよう に接着やねじ止め等で強固に嵌着した取付筒体6,6にほぼ球面をなすゴムボー ルのような中空弾性材で作った送り出しローラ7,7を挾持取付具8,9を介し 、止めねじnで図1、図2のように取着するとともに、これら各送り出しローラ 7,7内には予め前記各枢軸3A,3Bの上部に設けた周知の自己閉止バルブV から空気を1.2 気圧程度通気孔3aを経て充填し、その両側における前記基台1 の上面に細長いローラや滑り部材などのケーブル案内部材10,10を図2、図 5および図6に示すように枢軸10aなどを介して横設する。
【0012】 次に、前記二つの可動枢軸3Bをそれぞれ基台1に対し各個別に横動させる具 体例につき説明する。 前記二つの可動枢軸3Bをそれぞれ軸受2で一本ずつ枢支搭載した二つの可動 枠11は、それぞれ図1、図3に示すように上部の雌ねじ台11aとその両側面 に強固に垂下固定した下台板11bとで立体的に構成してある。 そして、前記各可動枢軸3Bは、その下部と中間部とで図1、図2のようにそ れぞれ上記下台板11bと雌ねじ台11aに対しボールベアリング式の軸受2で 枢支する。
【0013】 さらに、前記二つの可動枠11の雌ねじ台11aのねじ孔には、それぞれ前記 基台1の上面に横設した二本のスクリューシャフト12を図2、図3のように一 本ずつ螺入してあり、これらのスクリューシャフト12は、それぞれ図2、図3 のように前記基台1に対し、左右の軸受座1a,1aに強固に枢支して、妄りに 軸方向に動かないようにしてあり、回転操作ハンドル12aで回転可能に配設し てある。
【0014】 また、上記各雌ねじ台11aの他側には、それぞれこれら各雌ねじ台を直線移 動案内するための一本ずつのガイドシャフト13を図2、図3のようにスライド 可能に貫通して備えるとともに、これら各シャフト13は、前記スクリューシャ フト12に対し平行に前記基台1に強固に図3、図5のように横設する。
【0015】 なお、前記各図において、符号aで示すものは、軸受2内のボールやローラで あり、また符号nで示すものはすべて止めねじ、Kはすべてキーピン、符号Wで 示すものはすべてスラスト方向移動防止用のワッシャ類である。 また、一つの固定枢軸3AのチェーンギヤGに同軸的にドライブギヤDGを並 設し、これを原動ギヤ5にチェーン掛けして用いることもできる。
【0016】 本考案の構成は、以上のようなものであり、以下にその動作を説明する。 先ず、基台1を地面に打ち込んだ杭に結合したロープなどでシッカリ固定し、 かつハンドル12aで左右の送り出しローラを図1、図5、図6のように近づけ た後、モータMに通電するとモータMの回転力で原動ギヤ5が図3の矢示方向に 回転し、ドライブチェーン4aを介しドライブギヤDGで回転するアイドラギヤ IGでチェーン4を駆動でき、この駆動力でチェーンギヤG,Gを回転させて前 記二対の枢軸3A,3Bおよび二対の送り出しローラ7,7をそれぞれ所定のト ルクで10〜20RPM程度の低速で各対毎に互いに逆方向に図3および図5、 図6のように回転させることができる。
【0017】 そして、その自喰い込み回転側から各ローラ7,7間にケーブル始端を押し込 むと、ケーブル径の大小またはツイストケーブルのような径変動する太い撚り線 ケーブルの外面にも送り出しローラ7,7がその弾性により良く馴染んで図7、 図8のようにその内圧に抗して弯凹し、この弯凹部7a,7aのケーブルCaに 対する転動押し付け摩擦力でケーブルCaを多少の径変動に拘らずケーブル案内 部材10,10を結ぶ方向に図2、図6のように送り出すことができる。
【0018】 また、上記送り出しに伴ない次位の送り出しローラ7,7間にそ自食い込み回 転側からケーブルCaが押し込まれて上記と同様に移送でき、その途中でケーブ ルCaが上下左右に揺れ動いたとしても、ケーブルの下動はケーブル案内部材1 0,10で図2のように規制することができ、ケーブルCaの上動や横動は、四 つの送り出しローラ7,7の前記図7のようなケーブル喰い込み弯凹面7a,7 aによるケーブル外れ止め作用、またはケーブルCaの自己重力による沈下進行 に伴なうケーブル案内部材10のケーブル下動制限作用(図2参照)で送り出し 途中のケーブルCaは、四つの送り出しローラ7,7間からは妄りに脱出するこ とはなく、いわゆる四輪駆動式に強力かつ安定に送り出すことができる。
【0019】 そして、各ローラ7に加わる外力のバラツキにより、四個の送りローラ7,7 の内圧が若干ずつ変化して、上記弯凹面7aの弯凹度がバラツいて来たら、ケー ブルを挟みつつ回転する二対の送りローラの間隔をスクリューハンドル12aで 一対ずつ個別に変えることで、ケーブル外径と各送りローラの内圧のバラツキに 即応対処したケーブル送りを各ローラの弯凹度を均等化して実現でき、二つのロ ーラの可動枢軸をチェーンのテンションを変えないで移動できるとともに、ロー ラ間隔の可変を一対ずつ個別に行なうことで、各ローラ7とケーブルCaとのス リップを防ぎつつ作業性よい延線を実現できた。
【0020】 次いで、ケーブルCaの送り出し終了時のように、ケーブルCaを左右二つず つの送り出しローラ7,7間から脱出させるには、ケーブルCaをその終端まで 送り出したときであれば、そのまま脱出させればよい。 また、ケーブル途中での取外しは、前記二本のスクリューシャフト12をその ハンドル12aで回転させ、二つの可動枠11に立設枢支した二つの可動枢軸3 Bを二つの固定枢軸3Aから離反する方向に移動させることで、二つの可動枢軸 3のチェーンギヤGをその左右のチェーン4の直線範囲内でガイドギヤgなどの チェーン案内部材14により、図3から図9の状態に無理なく各別に右動させる ことができ、対をなす四つの送り出しローラ7,7の間隔を各対毎に広げること ができるので、送り出しローラ7,7の回転中または停止中に各ローラ間からケ ーブルCaの中間部を上に引き上げて脱出させることができる。
【0021】 さらに、前述のケーブルよりもかなり太いケーブルを送るときにも、上記のよ うに四つの送り出しローラ7,7の間隔を図8のように各対毎に個別に広げて用 いることで、ケーブルの外径の変化に即応した延線作業ができる。
【0022】 なお、本考案は、ロープウエイのロープやケーブルの送り出し装置としても当 然利用できるし、また、前例における2個のアイドラギヤIGを用いる代りに、 大径のアイドラギヤを1個だけ用いてチェーン4をUターンさせてもよい。
【0023】
【実施例】
前記スクリューシャフト12には、それぞれ二つの可動枠11,11の外側に 螺装した例を述べたが、これらスクリューシャフト12は可動枠11に対し、図 6のようにガイドシャフト13と交互に配設してもよい。 さらに、この考案における原動ギヤ5に前記二つの固定枢軸3A,3Aのチェ ーンギヤG,G間におけるチェーン4を直接にまたはドライブチェーンDGによ り掛け渡すように構成することで、固定枢軸3AのチェーンギヤGを原動ギヤ5 でチェーン4を介しダイレクトに牽引回転させることができ、送り出しローラ7 をより一層安定した所要大トルクで図10の矢示方向に安定に回転させることが でき、大電力高圧電気ケーブルなどの大重量ケーブルの送り出しの安定化を計る ことができる。
【0024】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したので、以下に記載の効果を奏する。 左右一対ずつ計四個のケーブル送りローラ7,7を二本の固定枢軸3Aと二本 の可動枢軸3Bとを介し軸受2,2にそれぞれ枢支立設し、前記可動枢軸3Bを 取着した二つの可動枠11を前記基台1に対し、それぞれスクリューシャフト1 2とガイドシャフト13とにより、二本の固定枢軸3A同士を結ぶ線の直交方向 に各対ごとに各別に移動可能に配設したから、各可動枠11に螺入したスクリュ ーシャフト12をそのハンドル12aなどで回転させることで、二つの可動枠1 1をガイドシャフト13,13に沿わせて各個別に移動できるので、ケーブルを 挟みつつ回転する二対四個のケーブル送りローラ7,7の間隔を各ローラ7,7 の内圧のバラツキに対処して変化させることができ、したがって、ケーブル外径 やローラ弯凹面7aの弯凹度の変動に即応したスリップのないケーブル送りを実 現でき、かつケーブル途中の外し作業も簡単であるという第1の効果が有る。
【0025】 また、前記可動枢軸3Bに取着したチェーンギヤGの移動範囲内における前記 チェーン4の所定範囲部分を前記可動枠11の移動軌跡に対し平行保持するため のガイドギヤgなどによる安定部材14を前記可動枠11に配設したので、チェ ーン4のテンションを変えることなく二対の送り出しローラ7,7の間隔を変え 得たので、スペース的にもコスト的にも有利であるという第2の効果も有る。
【0026】 請求項2によれば、固定枢軸3AのチェーンギヤGを直接またはその至近距離 における原動ギヤ5でチェーン4を介しダイレクトに牽引回転させることで、二 本の可動枢軸3Bに加わる負荷を軽減でき、したがって送り出しローラ7,7を より一層安定した所要トルクで回転させることができ、電気ケーブルの大小を問 わずその送り出しの安定化を計ることができたという効果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電気ケーブル送り出し装置の実施
形態の一例を示す切断立面図
【図2】本考案による電気ケーブル送り出し装置の実施
形態の一例を示す切断側面図
【図3】本考案装置の要部切断平面図
【図4】本装置に用いるガイドギヤの枢支例を示す要部
断面図
【図5】本装置の一例を示す斜視図
【図6】本装置の一例を示す平面図
【図7】本装置の使用例を示す切断立面図
【図8】図7と状態を異にした切断立面図
【図9】図3と状態を異にした切断平面図
【図10】図6の断線における切断側面図
【符号の説明】
1 基台 2 軸受 3A 固定枢軸 3B 可動枢軸 4 チェーン 5 原動ギヤ 6 取付筒体 7 送り出しローラ 8,9 挾持取付具 10 ケーブル案内部材 11 可動枠 11a 雌ねじ台 11b 下台板 12 スクリューシャフト 12a ハンドル 13 ガイドシャフト 14 チェーン案内部材 G チェーンギヤ g ガイドギヤ M モータ n 止めねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす弾性ローラ間にケーブルを挟み
    つつ、このケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方
    向に送り出すケーブル送り出し装置において、基台1に
    設置した二つの軸受2にそれぞれ枢支立設した二本の固
    定枢軸3Aに対しそれぞれ接離する二本の可動枢軸3B
    をそれぞれ軸受2で二つの可動枠11に各別に枢支立設
    するとともに、これらの可動枠11,11をその一側に
    螺入したスクリューシャフト12と他側に遊挿したガイ
    ドシャフト13とにより、前記各固定枢軸3A,3A同
    士を結ぶ線の直交方向に各別変位可能に配設し、かつ、
    前記各枢軸3A,3Bの下部にはそれぞれチェーンギヤ
    Gを取着して、これら各ギヤに前記各固定枢軸3Aに対
    し各可動枢軸3Bをそれぞれ逆方向に回転させるための
    チェーン4をアイドラギヤIGにより、平面ほぼ凸字状
    に掛け渡してこのチェーン4に原動ギヤ5を直接または
    間接的に噛合させて備え、また、前記二つの可動枢軸3
    Bに取着したチェーンギヤGの移動範囲内における前記
    チェーン4の二つの所定範囲部分を前記可動枠11の移
    動軌跡に対し、それぞれ平行保持するためのチェーン案
    内部材14を前記可動枠11に設けてなり、前記二つず
    つの各枢軸3A,3Bの上部にそれぞれ個別に嵌着した
    取付筒体6,6に、ほぼ球面をなす中空弾性材で作った
    送り出しローラ7,7を挾持取付具8,9などの止具で
    それぞれ個別に取着するとともに、前記基台1には、ケ
    ーブル案内部材10を横設してなる電気ケーブル送り出
    し装置。
  2. 【請求項2】 固定枢軸3AのチェーンギヤGを原動ギ
    ヤ5の回転力で回転させる構成となした請求項1記載の
    電気ケーブル送り出し装置。
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