JP2742930B2 - 電気ケーブル送り出し装置 - Google Patents

電気ケーブル送り出し装置

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JP2742930B2
JP2742930B2 JP29207995A JP29207995A JP2742930B2 JP 2742930 B2 JP2742930 B2 JP 2742930B2 JP 29207995 A JP29207995 A JP 29207995A JP 29207995 A JP29207995 A JP 29207995A JP 2742930 B2 JP2742930 B2 JP 2742930B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種通信用の信
号ケーブルや光ファイバーケーブル・大電力高圧ケーブ
ルを敷設する際に、各種電気ケーブルを連続的に送り出
すための電気ケーブル送り出し装置に関し、特に、ケー
ブル径に即応して二対の送り出しローラの間隔を変化で
きるように改良した、いわゆる四輪駆動ケーブル送り出
し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブル送り出し装置として
は、従来、例えば本出願人が先に提案した特開平6−1
53355号公報記載のものが有る。この従来の技術
は、対をなす弾性ローラ間にケーブルを挟みつつこのケ
ーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方向に送り出す
ケーブル送り出し装置において、基台に軸受で枢支立設
した一対の枢軸の下部にそれぞれ互いに異なる歯面方向
のヘリカルギヤを嵌着するとともに、これら各ヘリカル
ギヤに個別に噛合する他のヘリカルギヤを前記基台に横
設枢支した回転軸に嵌着して備えてこの回転軸を滑りク
ラッチによりモータの回転力で回転可能となし、かつ前
記一対の枢軸の上部に嵌着した取付筒体にほぼ球面をな
す中空弾性材で作った送り出しローラを挾持取付具を介
しネジなどの止具で取着するとともに、これら各送り出
しローラの両側における前記基台の前後上面にケーブル
案内部材を枢支横設してなる電気ケーブル送り出し装置
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、電気ケーブルの種類を問わず円滑に、しかもケーブ
ルに曲りや擦過傷などを生じさせないで、ケーブルの送
り出しが可能な電気ケーブル送り出し装置であるが、こ
のものは、ケーブルを挟みながら回転する2個の送りロ
ーラの間隔が不変であるため、ケーブル外径に応じた間
隔のものを多種類用意しなければならず、しかも、ケー
ブルの途中部分をローラ間から取出しづらいという問題
点が有る。
【0004】また、チェーンのたるみをバネによるテン
ション部材により吸収する従来例としては、例えば特開
平4−317916号公報記載のものも有るが、この従
来例では、チェーンに大きなテンションが加わるとバネ
が伸びてしまい、大きな負荷を駆動できないので、別途
にネジ可変のホイルによるチェーンのタルミ吸収装置を
採用しなければならず、チェーンのテンション補正操作
が面倒で、構造複雑高価であるという問題点が有った。
【0005】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、ケーブルを挟みつつ回転する二対の送りローラ
の間隔を変えることで、ケーブル外径に即応したケーブ
ル送りを実現でき、かつケーブル途中の外し作業も簡単
に実行可能となし、二つのローラの可動枢軸をチェーン
のテンションを変えないで移動できるように工夫したこ
とで、ローラ間隔の可変を簡単確実に実現できる四輪駆
動式のケーブル送り装置を安価に得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記したこの発明の目的
は、対をなす弾性ローラ間にケーブルを挟みつつ、この
ケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方向に送り出
すケーブル送り出し装置を構成するに当り、基台に設置
した二つの軸受にそれぞれ枢支立設した二本の固定枢軸
に対しそれぞれ接離する二本の可動枢軸をそれぞれ軸受
で一つの可動枠に枢支立設するとともに、この可動枠を
その中央に螺入したスクリューシャフトと両側のガイド
シャフトとにより、前記各固定枢軸同士を結ぶ線の直交
方向に変位可能に配設し、かつ、前記各枢軸の下部には
それぞれチェーンギヤを取着して、これら各ギヤに前記
各固定枢軸に対し各可動枢軸をそれぞれ逆方向に回転さ
せるためのチェーンをアイドラギヤにより、平面ほぼ凸
字状に掛け渡してこのチェーンに原動ギヤを直接または
間接的に噛合させて備え、また、前記二つの可動枢軸に
取着したチェーンギヤの移動範囲内における前記チェー
ンの二つの所定範囲部分を前記可動枠の移動軌跡に対
し、それぞれ平行保持するためのガイドギヤなどのチェ
ーン案内部材を前記可動枠に設けてなり、前記二つずつ
の各枢軸の上部にそれぞれ個別に嵌着した取付筒体に、
ほぼ球面をなす中空弾性材で作った送り出しローラを挾
持取付具などの止具でそれぞれ個別に取着するととも
に、前記基台には、ケーブル案内部材を横設したことで
達成できた。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。先ず、この発明の基本構成は、図1、図2
に示すように、二対の弾性ローラ間に電気ケーブルを挟
みつつこのケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方
向に送り出すケーブル送り出し装置を構成するに当り、
図1、図2に示すように方形の金属板などの強靭板を扁
平箱状に平行保持した基台1の左側に固設した二つの軸
受2にそれぞれ枢支立設した二本の固定枢軸3Aに対し
接離する二本の可動枢軸3Bを軸受2で可動枠11に基
台孔1Aを経て枢支立設する。
【0008】そして、この可動枠11をその中央に螺入
したスクリューシャフト12と両側に遊挿した二本のガ
イドシャフト13とにより図2、図3、図9のように前
記固定枢軸3A,3A同士を結ぶ線に対し直交移動可能
に配設し、かつ、前記各枢軸3A,3Bの下部にはそれ
ぞれチェーンギヤGを図1、図2、図3のように取着し
て、これら各ギヤに前記各固定枢軸3Aに対し各可動枢
軸3Bを逆方向に回転させるためのチェーン4を基台1
に枢支した二つのアイドラギヤIGにより平面ほぼ凸字
状になるようそれぞれタスキ掛けに掛け渡す。そして、
このチェーン4を周知の減速機付モータMで回転する原
動ギヤ5でドライブさせるに当っては、図3、図10の
ように、前記アイドラギヤIGを軸着した回転軸に固定
したドライブギヤDGをドライブチェーン4aで前記原
動ギヤ5に噛合させて備える。
【0009】また、この発明では、前記可動枢軸3Bに
取着したチェーンギヤGの移動範囲内における前記チェ
ーン4の二つの所定範囲部分を前記可動枠11の移動軌
跡に対し図3、図9のように平行保持するためのガイド
ギヤgとか周知の溝車などのチェーン案内部材14を図
1、図4のように前記可動枠11に枢支する。
【0010】すなわち、具体的には、図4における可動
枠11の雌ねじ台11aに強固に垂設した筒体11Aの
下板11Bの下部に前記ガイドギヤgや溝車などのチェ
ーン案内部材14を枢支するのであるが、このガイドギ
ヤgは、下鍔付筒状スペーサSに遊挿した後、このスペ
ーサSをワッシャーWを介在させてボルトBやナットな
どの止めねじnにより、前記下板11Bに強固に固定し
てガイドギヤgを前記チェーンギヤGと同じ高さで回転
可能に枢設する。
【0011】次いで、前記二本ずつ計四本の各枢軸3
A,3Bの上部にそれぞれ図1のように接着やねじ止め
等で強固に嵌着した取付筒体6,6にほぼ球面をなすゴ
ムボールのような中空弾性材で作った送り出しローラ
7,7を挾持取付具8,9を介し、止めねじnで図1、
図2のように取着するとともに、これら各送り出しロー
ラ7,7内には予め前記各枢軸3A,3Bの上部に設け
た周知の自己閉止バルブVから空気を1.2 気圧程度通気
孔3aを経て充填し、その両側における前記基台1の上
面に細長いローラや滑り部材などのケーブル案内部材1
0,10を図2、図5および図6に示すように枢軸10
aなどを介して横設する。
【0012】次に、前記二つの可動枢軸3Bを基台1に
対し横動させる具体例につき説明する。前記二つの可動
枢軸3Bをそれぞれ軸受2で枢支搭載した可動枠11
は、図1、図3に示すように上部の雌ねじ台11aとそ
の両側面に強固に垂下固定した下台板11bとで立体的
に構成してある。そして、前記各可動枢軸3Bは、その
下部と中間部とで図1、図2のようにそれぞれ上記下台
板11bと雌ねじ台11aに対しボールベアリング式の
軸受2で枢支する。
【0013】さらに、前記雌ねじ台11aのねじ孔には
それぞれ前記基台1の中央上面に横設した一本のスクリ
ューシャフト12を図2、図3のように螺入してあり、
このスクリューシャフト12は図2、図3のように前記
基台1に対し、左右の軸受座1a,1aに強固に枢支し
て、妄りに軸方向に動かないように回転操作ハンドル1
2aで回転可能に配設する。
【0014】また、上記雌ねじ台11の両側には、これ
を直線移動案内するための二本のガイドシャフト13を
図2、図3のようにスライド可能に貫通して備えるとと
もに、これら各シャフト13は、前記スクリューシャフ
ト12に対し平行に前記基台1に強固に図3、図5のよ
うに横設する。
【0015】なお、前記各図において、符号aで示すも
のは、軸受2内のボールやローラであり、また符号nで
示すものはすべて止めねじ、Kはすべてキーピン、符号
Wで示すものはすべてスラスト方向移動防止用のワッシ
ャ類である。また、一つの固定枢軸3Aのチェーンギヤ
Gに同軸的にドライブギヤDGを並設し、これを原動ギ
ヤ5にチェーン掛けして用いることもできる。
【0016】本発明の構成は、以上のようなものであ
り、以下にその動作を説明する。先ず、基台1を地面に
打ち込んだ杭に結合したロープなどでシッカリ固定し、
かつハンドル12aで左右の送り出しローラを図1、図
5、図6のように近づけた後、モータMに通電するとモ
ータMの回転力で原動ギヤ5が図3の矢示方向に回転
し、ドライブチェーン4aを介しドライブギヤDGで回
転するアイドラギヤIGでチェーン4を駆動でき、この
駆動力でチェーンギヤG,Gを回転させて前記二対の枢
軸3A,3Bおよび二対の送り出しローラ7,7をそれ
ぞれ所定のトルクで10〜20RPM程度の低速で各対
毎に互いに逆方向に図3および図5、図6のように回転
させることができる。
【0017】そして、その自喰い込み回転側から各ロー
ラ7,7間にケーブル始端を押し込むと、ケーブル径の
大小またはツイストケーブルのような径変動する太い撚
り線ケーブルの外面にも送り出しローラ7,7がその弾
性により良く馴染んで図7、図8のようにその内圧に抗
して弯凹し、この弯凹部7a,7aのケーブルCaに対
する転動押し付け摩擦力でケーブルCaを多少の径変動
に拘らずケーブル案内部材10,10を結ぶ方向に図
2、図6のように送り出すことができる。
【0018】また、上記送り出しに伴ない次位の送り出
しローラ7,7間にそ自食い込み回転側からケーブルC
aが押し込まれて上記と同様に移送でき、その途中でケ
ーブルCaが上下左右に揺れ動いたとしても、ケーブル
の下動はケーブル案内部材10,10で図2のように規
制することができ、ケーブルCaの上動や横動は、四つ
の送り出しローラ7,7の前記図7のようなケーブル喰
い込み弯凹面7a,7aによるケーブル外れ止め作用、
またはケーブルCaの自己重力による沈下進行に伴なう
ケーブル案内部材10のケーブル下動制限作用(図2参
照)で送り出し途中のケーブルCaは、四つの送り出し
ローラ7,7間からは妄りに脱出することはなく、いわ
ゆる四輪駆動式に強力かつ安定に送り出すことができ
る。
【0019】次いで、ケーブルCaの送り出し終了時の
ように、ケーブルCaを左右二つずつの送り出しローラ
7,7間から脱出させるには、ケーブルCaをその終端
まで送り出したときであれば、そのまま脱出させればよ
い。また、ケーブル途中での取外しは、前記スクリュー
シャフト12をそのハンドル12aで回転させ、可動枠
11に立設枢支した二つの可動枢軸3Bを二つの固定枢
軸3Aから離反する方向に移動させることで、二つの可
動枢軸3のチェーンギヤGをその左右のチェーン4の直
線範囲内でガイドギヤgなどのチェーン案内部材14に
より、図3から図9の状態に無理なく右動させることが
でき、対をなす四つの送り出しローラ7,7の間隔を各
対毎に広げることができるので、送り出しローラ7,7
の回転中または停止中に各ローラ間からケーブルCaの
中間部を上に引き上げて脱出させることができる。
【0020】さらに、前述のケーブルよりもかなり太い
ケーブルを送るときにも、上記のように四つの送り出し
ローラ7,7の間隔を図8のように各対毎に若干広げて
用いることで、ケーブルの外径の変化に即応した延線作
業ができる。
【0021】なお、本発明は、ロープウエイのロープや
ケーブルの送り出し装置としても当然利用できるし、ま
た、前例における2個のアイドラギヤIGを用いる代り
に、大径のアイドラギヤを1個だけ用いてチェーン4を
Uターンさせてもよい。
【0022】
【実施例】この発明における原動ギヤ5に前記二つの固
定枢軸3A,3AのチェーンギヤG,G間におけるチェ
ーン4を直接に掛け渡すように構成することで、固定枢
軸3AのチェーンギヤGをその至近距離における原動ギ
ヤ5でチェーン4を介しダイレクトに牽引回転させるこ
とができ、送り出しローラ7をより一層安定した所要ト
ルクで図10の矢示方向に回転させることができ、大電
力高圧電気ケーブルなどの大重量ケーブルの送り出しの
安定化を計ることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、以下に記載の効果を奏する。左右一対ずつ計二対の
ケーブル送りローラ7,7を二本の固定枢軸3Aと二本
の可動枢軸3Bとを介し軸受2,2にそれぞれ枢支立設
し、前記二本の可動枢軸3Bを取着した可動枠11を前
記基台1に対し、中央のスクリューシャフト12と両側
のガイドシャフト13とにより、二本の固定枢軸3A同
士を結ぶ線の直交方向に移動可能に配設したから、可動
枠11の中央に螺入したスクリューシャフト12をその
ハンドル12aなどで回転させることで、可動枠11を
その長さ方向の中央で駆動でき、両側のガイドシャフト
13,13に沿わせて可動枠11を安定に移動できるの
で、ケーブルを挟みつつ回転する二対四個のケーブル送
りローラ7,7の間隔を簡単確実に平行移動変化させる
ことができ、したがって、ケーブル外径に即応したケー
ブル送りを実現でき、かつケーブル途中の外し作業も簡
単であるという第1の効果が有る。
【0024】また、前記可動枢軸3Bに取着したチェー
ンギヤGの移動範囲内における前記チェーン4の所定範
囲部分を前記可動枠11の移動軌跡に対し平行保持する
ためのガイドギヤgなどによる安定部材14を前記可動
枠11に配設したので、チェーン4のテンションを変え
ることなく二対の送り出しローラ7,7の間隔を変え得
たので、スペース的にもコスト的にも有利であるという
第2の効果も有るし、特にこの発明では、いわゆる四輪
駆動により、ケーブルをスリップさせることなく強力か
つ安定確実に送り出せるので、大重量ケーブルでも所望
の延線が可能であるという第3の効果も有る。
【0025】請求項2によれば、固定枢軸3Aのチェー
ンギヤGを直接またはその至近距離における原動ギヤ5
でチェーン4を介しダイレクトに牽引回転させること
で、二本の可動枢軸3Bに加わる負荷を軽減でき、した
がって送り出しローラ7,7をより一層安定した所要ト
ルクで回転させることができ、電気ケーブルの大小を問
わずその送り出しの安定化を計ることができたという効
果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気ケーブル送り出し装置の実施
形態の一例を示す切断立面図
【図2】本発明による電気ケーブル送り出し装置の実施
形態の一例を示す切断側面図
【図3】本発明装置の要部切断平面図
【図4】本装置に用いるガイドギヤの枢支例を示す要部
断面図
【図5】本装置の一例を示す斜視図
【図6】本装置の一例を示す平面図
【図7】本装置の使用例を示す切断立面図
【図8】図7と状態を異にした切断立面図
【図9】図3と状態を異にした切断平面図
【図10】図6の断線における切断側面図
【符号の説明】
1 基台 2 軸受 3A 固定枢軸 3B 可動枢軸 4 チェーン 5 原動ギヤ 6 取付筒体 7 送り出しローラ 8,9 挾持取付具 10 ケーブル案内部材 11 可動枠 11a 雌ねじ台 11b 下台板 12 スクリューシャフト 12a ハンドル 13 ガイドシャフト 14 チェーン案内部材 G チェーンギヤ g ガイドギヤ M モータ n 止めねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす弾性ローラ間にケーブルを挟み
    つつ、このケーブルを前記弾性ローラの回転力で線長方
    向に送り出すケーブル送り出し装置において、基台1に
    設置した二つの軸受2にそれぞれ枢支立設した二本の固
    定枢軸3Aに対しそれぞれ接離する二本の可動枢軸3B
    をそれぞれ軸受2で一つの可動枠11に枢支立設すると
    ともに、この可動枠11をその中央に螺入したスクリュ
    ーシャフト12と両側のガイドシャフト13とにより、
    前記各固定枢軸3A,3A同士を結ぶ線の直交方向に変
    位可能に配設し、かつ、前記各枢軸3A,3Bの下部に
    はそれぞれチェーンギヤGを取着して、これら各ギヤに
    前記各固定枢軸3Aに対し各可動枢軸3Bをそれぞれ逆
    方向に回転させるためのチェーン4をアイドラギヤIG
    により、平面ほぼ凸字状に掛け渡してこのチェーン4に
    原動ギヤ5を直接または間接的に噛合させて備え、ま
    た、前記二つの可動枢軸3Bに取着したチェーンギヤG
    の移動範囲内における前記チェーン4の二つの所定範囲
    部分を前記可動枠11の移動軌跡に対し、それぞれ平行
    保持するためのチェーン案内部材14を前記可動枠11
    に設けてなり、前記二つずつの各枢軸3A,3Bの上部
    にそれぞれ個別に嵌着した取付筒体6,6に、ほぼ球面
    をなす中空弾性材で作った送り出しローラ7,7を挾持
    取付具8,9などの止具でそれぞれ個別に取着するとと
    もに、前記基台1には、ケーブル案内部材10を横設し
    てなる電気ケーブル送り出し装置。
  2. 【請求項2】 固定枢軸3AのチェーンギヤGを原動ギ
    ヤ5の回転力でチェーン4を介し直接牽引回転させる構
    成となした請求項1記載の電気ケーブル送り出し装置。
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