JP3050586B2 - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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JP3050586B2
JP3050586B2 JP2296327A JP29632790A JP3050586B2 JP 3050586 B2 JP3050586 B2 JP 3050586B2 JP 2296327 A JP2296327 A JP 2296327A JP 29632790 A JP29632790 A JP 29632790A JP 3050586 B2 JP3050586 B2 JP 3050586B2
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alkyl
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meth
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徹 河口
伸行 豊嶋
博 吉岡
敏夫 山崎
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Menicon Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Menicon Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズに関する。さらに詳しく
は、シリコン含有スチレンと特定のフマレートを必須成
分とした高酸素透過性硬質コンタクトレンズに関する。
[従来の技術] コンタクトレンズ分野では、近年酸素透過性の高い材
料の研究が進められており、たとえばシロキサニルアル
キルメタクリレートとメチルメタクリレートとの共重合
体を材質とするもの、シロキサニルアルキルメタクリレ
ートとフルオロアルキルメタクリレートとの共重合体を
材質とするものなどが商品化されている。
しかしながら、これらシロキサニルアルキルメタクリ
レートを主成分とする共重合体は、硬度、硬質性の面で
劣り、脆いものであるため、かかるシロキサニルアルキ
ルメタクリレートの配合割合を小さくせざるをえず、た
がって酸素透過性をあげることが困難となるという問題
がある。
前記問題を解決するものとして、シランまたはシロキ
サン結合を含有するスチレンから本質的になる重合体、
シランまたはシロキサン結合を含有するスチレンと疎水
性モノマーおよび(または)親水性モノマーから本質的
になる共重合体を材質とする酸素透過性硬質コンタクト
レンズが提案されている(特開昭60−142324号公報)。
しかしながら、前記酸素透過性硬質コンタクトレンズ
は、酸素透過性がさほど大きいものではないので、さら
にその向上が望まれている。
また、前記メタクリレート系共重合体やスチレン系重
合体を材質とするもののほかに、新しいコンタクトレン
ズ材料として、少なくとも1種がジアルキルフマレート
である2種以上のフマレートを必須成分としたものが提
案されている(特開昭62−99720号公報、特開昭62−160
419号公報、特開昭62−212618号公報、特開昭63−11908
号公報、特開昭63−132216号公報)。これらフマレート
を主成分としたポリマーは、非常に剛直な高分子主鎖を
有しており、高い酸素透過性を呈するが、反面、高いガ
ラス転移点を有しているため、重合歪みが残りやすく、
製造上に問題点を残している。
また、フマレート系重合体からなるコンタクトレンズ
としては、前記したもののほかにもビス(シロキサニル
アルキル)フマレートを必須成分とした重合体からなる
コンタクトレンズ(特開昭62−50728号公報)、アルキ
ル(シロキサニルアルキル)フマレートまたはビス(シ
ロキサニルアルキル)フマレートとアルキル(フルオロ
アルキル)フマレートまたはビス(フルオロアルキル)
フマレートを必須成分とした重合体からなるコンタクト
レンズ(特開昭62−235919号公報)、アルキル(シロキ
サニルアルキル)フマレートを必須成分とした重合体か
らなるコンタクトレンズ(特開昭63−266422号公報)な
どが知られているが、これらのコンタクトレンズに用い
られるシリコン含有フマレートは、単独重合性に乏し
く、また他の共重合性モノマーとの共重合性が小さいと
いう欠点がある。たとえば、前記アルキル(シロキサニ
ルアルキル)フマレートをメチルメタクリレートなどの
メタクリレートと共重合させたばあいには、該フマレー
トはほとんど共重合せず、重合生成物は白濁し、しかも
該フマレートの未反応物が残存するなどの欠点がある。
また、前記フマレートをスチレンと共重合させたばあい
には、共重合するとはいうものの、えられた共重合体は
白濁するという欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであ
り、酸素透過性および硬度、硬質性が同時にすぐれ、し
かも透明性にすぐれたコンタクトレンズを提供すること
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、(A)シリコン含有スチレンと(B)ジア
ルキルフマレート、ジ(フルオロアルキル)フマレー
ト、ジ(シリコン含有アルキル)フマレート、アルキル
(フルオロアルキル)フマレート、アルキル(シリコン
含有アルキル)フマレートおよびフルオロアルキル(シ
リコン含有アルキル)フマレートよりなる群から選ばれ
た少なくとも1種のフマレートとをモル比で1:1〜25:1
の割合で混合してなるモノマー混合物を少なくとも10モ
ル%含有した共重合成分からなる共重合体を材質とする
ことを特徴とするコンタクトレンズに関する。
[作用および実施例] 本発明のコンタクトレンズは、前記したように、 (A)シリコン含有スチレンと (B)ジアルキルフマレート、ジ(フルオロアルキル)
フマレート、ジ(シリコン含有アルキル)フマレート、
アルキル(フルオロアルキル)フマレート、アルキル
(シリコン含有アルキル)フマレートおよびフルオロア
ルキル(シリコン含有アルキル)フマレートよりなる群
から選ばれた少なくとも1種のフマレートとをモル比で
1:1〜25:1の割合で混合したモノマー混合物を少なくと
も10モル%含有した共重合成分からなる共重合体を材質
とするものである。
前記シリコン含有スチレンとしては、たとえば一般式
(I): (式中、L1は0または1、n1およびm1はそれぞれ1〜15
の整数を示す)で表わされる化合物があげられる。
前記一般式(I)で表わされる化合物において、L1
1であるよりも0であるほうが合成しやすく安定した化
合物となるため好ましく、またn1およびm1は大きくなる
にしたがって柔らかく脆い化合物となる。n1およびm1
関しては、1〜5程度のばあいにとくに望ましい酸素透
過性とすぐれた硬度、硬質性を有し、かつ屈折率の高い
コンタクトレンズ材料をうることができる。
一般式(I)で表わされる化合物におけるシロキサン
結合部分は、直鎖状および分岐鎖状のいずれのシロキサ
ン結合であってもよいが、分岐鎖状であるほうが直鎖状
であるよりも硬度、硬質性を有するものとなるため好ま
しい。
一般式(I)で表わされる化合物の具体例としては、
たとえばトリメチルシリルスチレン、ペンタメチルジシ
ロキサニルスチレン、ヘプタメチルトリシロキサニルス
チレン、ノナメチルテトラシロキサニルスチレン、ペン
タデカメチルヘプタシロキサニルスチレン、ヘンエイコ
サメチルデカシロキサニルスチレン、ヘプタコサメチル
トリデカシロキサニルスチレン、ヘントリアコンタメチ
ルペンタデカシロキサニルスチレン、ビス(トリメチル
シロキシ)メチルシリルスチレン、トリス(トリメチル
シロキシ)シリルスチレン、トリメチルシロキシペンタ
メチルジシロキシメチルシリルスチレン、トリス(ペン
タメチルジシロキシ)シリルスチレン、(トリストリメ
チルシロキシ)シロキサニルビス(トリメチルシロキ
シ)シリルスチレン、ビス(ヘプタメチルトリシロキ
シ)メチルシリルスチレン、トリス(メチルビストリメ
チルシロキシシロキシ)シリルスチレン、トリメチルシ
ロキシビス(トリストリメチルシロキシシロキシ)シリ
ルスチレン、ヘプタキス(トリメチルシロキシ)トリシ
ロキサニルスチレン、ノナメチルテトラシロキシウンデ
シルペンタシロキシメチルシリルスチレン、トリス(ト
リストリメチルシロキシシロキシ)シリルスチレン、
(トリストリメチルシロキシヘキサメチル)テトラシロ
キシ(トリストリメチルシロキシ)シロキシトリメチル
シロキシシリルスチレン、ノナキス(トリメチルシロキ
シ)テトラシロキサニルスチレン、ビス(トリデカメチ
ルヘキサシロキシ)メチルシリルスチレンなどがあげら
れ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いられ
る。
前記具体例のなかでも好ましいものとしては、 たとえば式: (L1=0、n1=1) で表わされるトリメチルシリルスチレン、式: (L1=0、n1=3) で表わされるビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル
スチレン、式: (L1=0、n1=4) で表わされるトリス(トリメチルシロキシ)シリルスチ
レンなどがあげられる。
さらに、本発明に用いられるシリコン含有スチレンと
しては、たとえばヘプタメチルシクロテトラシロキサニ
ルスチレン、ヘプタメチルシクロテトラシロキシビス
(トリメチルシロキシ)シリルスチレン、トリプロピル
テトラメチルシクロテトラシロキサニルスチレンなどの
シロキサン結合部分が環状構造の化合物もあげられ、こ
れらは単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
前記ジアルキルフマレートとしては、たとえば一般式
(II): (式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数1〜13の直鎖状、
分枝状または環状のアルキル基を示す)で表わされるも
のが用いられるが、かかるジアルキルフマレートの具体
例としては、たとえばジメチルフマレート、ジエチルフ
マレート、ジプロピルフマレート、ジイソプロピルフマ
レート、ジブチルフマレート、ジターシャリーブチルフ
マレート、ジペンチルフマレート、ジオクチルフマレー
ト、ジターシャリーペンチルフマレート、ジドデシルフ
マレート、ジ(2−エチルヘキシル)フマレート、メチ
ル(ターシャリーブチル)フマレート、イソプロピル
(ターシャリーブチル)フマレートなどの直鎖状または
分枝状のジアルキルフマレート、ジシクロヘキシルフマ
レート、ジ(ターシャリーブチルシクロヘキシル)フマ
レート、ビス(トリメチルシクロヘキシル)フマレー
ト、シクロヘキシル(ターシャリーブチル)フマレート
などの環状アルキルフマレートなどがあげられる。
前記ジ(フルオロアルキル)フマレートとしては、た
とえば一般式(III): (式中、AおよびBはそれぞれ −CaHbF2a+1-b、aは1〜21の整数、bは0または1、k
1およびk2はそれぞれ0〜3の整数を示す)で表わされ
るものなどがあげられる。かかるジ(フルオロアルキ
ル)フマレートの具体例としては、たとえばビス(トリ
フルオロエチル)フマレート、ビス(テトラフルオロプ
ロピル)フマレート、ビス(ヘキサフルオロイソプロピ
ル)フマレート、ビス(オクタフルオロペンチル)フマ
レートなどがあげられる。
前記ジ(シリコン含有アルキル)フマレートとして
は、たとえば一般式(IV): 式中、PおよびQはそれぞれ (X1、Y1およびZ1はそれぞれ−R3または R3は炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基を示
す)、 (X2、Y2およびZ2はそれぞれR3(R3は前記と同じ)、−
O−Z3(Z3(R3は前記と同じ、R4は炭素数1〜3のアルキル基また
はフェニル基、rは2〜4の整数を示す)を示す)およ
(X1、Y1およびZ1は前記と同じ)よりなる群から選ばれ
た基を示す)、 (qは1〜3の整数を示す)および−Z3(Z3は前記と同
じ)よりなる群から選ばれた基、m2およびm3はそれぞれ
1または3、L2およびL3はそれぞれ0または1、n2は2
または3を示す)で表わされるものなどがあげられる
が、かかるジ(シリコン含有フマレート)の具体例とし
ては、たとえばビス(トリメチルシリルプロピル)フマ
レート、ビス(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)
フマレート、ビス((トリメチルシリルオキシ)テトラ
メチルジシロキサニルプロピル)フマレート、ビス
((トリメチルビス(トリメチルシリルオキシ)ジシロ
キサニル)プロピル)フマレート、ビス((テトラキス
(トリメチルシリルオキシ)トリメチルトリシロキサニ
ル)プロピル)フマレート、ビス(テトラメチルトリイ
ソプロピルシクロテトラシロキサニルプロピル)フマレ
ート、ビス(テトラメチルトリイソプロピルシクロテト
ラシリルオキシビス(トリメチルシリルオキシ)シリル
プロピル)フマレートなどがあげられる。
前記アルキル(フルオロアルキル)フマレートとして
は、たとえば一般式(V): (式中、R5は炭素数1〜13の直鎖状、分枝状または環状
のアルキル基、R6(式中、cは1〜21の整数、dは0または1、k3は0〜
3の整数を示す)を示す)で表わされるものなどが用い
られるが、かかるアルキル(フルオロアルキル)フマレ
ートの具体例としては、たとえばメチル(トリフルオロ
エチル)フマレート、エチル(トリフルオロエチル)フ
マレート、イソプロピル(トリフルオロエチル)フマレ
ート、ターシャリーブチル(トリフルオロエチル)フマ
レート、オクチル(トリフルオロエチル)フマレート、
シクロヘキシル(トルフルオロエチル)フマレート、メ
チル(ヘキサフルオロイソプロピル)フマレート、エチ
ル(ヘキサフルオロイソプロピル)フマレート、イソプ
ロピル(ヘキサフルオロイソプロピル)フマレート、タ
ーシャリーブチル(ヘキサフルオロイソプロピル)フマ
レート、オクチル(ヘキサフルオロイソプロピル)フマ
レート、シクロヘキシル(ヘキサフルオロイソプロピ
ル)フマレート、メチル(オクタフルオロペンチル)フ
マレート、エチル(オクタフルオロペンチル)フマレー
ト、イソプロピル(オクタフルオロペンチル)フマレー
ト、ターシャリーブチル(オクタフルオロペンチル)フ
マレート、オクチル(オクタフルオロペンチル)フマレ
ート、シクロヘキシル(オクタフルオロペンチル)フマ
レートなどがあげられる。
前記アルキル(シリコン含有アルキル)フマレートと
しては、たとえば一般式(VI): (式中R5は前記と同じ、R7(式中、L3は1または3、Dは−CH3または を示す)で表わされるものが用いられる。かかるアルキ
ル(シリコン含有アルキル)フマレートの具体例として
は、たとえばメチル(トリメチルシリルプロピル)フマ
レート、エチル(トリメチルシリルプロピル)フマレー
ト、イソプロピル(トリメチルシリルプロピル)フマレ
ート、ターシャリーブチル(トリメチルシリルプロピ
ル)フマレート、オクチル(トリメチルシリルプロピ
ル)フマレート、シクロヘキシル(トリメチルシリルプ
ロピル)フマレート、メチル(ペンタメチルジシロキサ
ニルプロピル)フマレート、エチル(ペンタメチルジシ
ロキサニルプロピル)フマレート、イソプロピル(ペン
タメチルジシロキサニルプロピル)フマレート、ターシ
ャリーブチル(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)
フマレート、オクチル(ペンタメチルジシロキサニルプ
ロピル)フマレート、シクロヘキシル(ペンタメチルジ
シロキサニルプロピル)フマレート、メチル((テトラ
メチル(トリメチルシリルオキシ)ジシロキサニル)プ
ロピル)フマレート、エチル((テトラメチル(トリメ
チルシリルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレ
ート、イソプロピル((テトラメチル(トリメチルシリ
ルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、タ
ーシャリーブチル((テトラメチル(トリメチルシリル
オキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、オク
チル((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ)ジシ
ロキサニル)プロピル)フマレート、シクロヘキシル
((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ)ジシロキ
サニル)プロピル)フマレート、メチル((トリメチル
ビス(トリメチルシリルオキシ)ジシロキサニル)プロ
ピル)フマレート、エチル((トリメチルビス(トリメ
チルシリルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレ
ート、イソプロピル((トリメチルビス(トリメチルシ
リルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、
ターシャリーブチル((トリメチルビス(トリメチルシ
リルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、
オクチル((トリメチルビス(トリメチルシリルオキ
シ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、シクロヘ
キシル((トリメチルビス(トリメチルシリルオキシ)
ジシロキサニル)プロピル)フマレートなどがあげられ
る。
前記フルオロアルキル(シリコン含有アルキル)フマ
レートとしては、たとえば一般式(VII): (式中、R6およびR7は前記と同じ)で表わされるものな
どが用いられる。かかるフルオロアルキル(シリコン含
有アルキル)フマレートの具体例としては、たとえばト
リフルオロエチル(トリメチルシリルプロピル)フマレ
ート、ヘキサフルオロイソプロピル(トリメチルシリル
プロピル)フマレート、オクタフルオロペンチル(トリ
メチルシリルプロピル)フマレート、トリフルオロエチ
ル((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ)ジシロ
キサニル)プロピル)フマレート、ヘキサフルオロイソ
プロピル((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ)
ジシロキサニル)プロピル)フマレート、オクタフルオ
ロペンチル((テトラメチル(トリメチルシリルオキ
シ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、トリフル
オロエチル((トリメチルビス(トリメチルシリルオキ
シ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、ヘキサフ
ルオロイソプロピル((トリメチルビス(トリメチルシ
リルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレート、
オクタフルオロペンチル((トリメチルビス(トリメチ
ルシリルオキシ)ジシロキサニル)プロピル)フマレー
トなどがあげられる。
前記シリコン含有スチレンと、ジアルキルフマレー
ト、ジ(フルオロアルキル)フマレート、ジ(シリコン
含有アルキル)フマレート、アルキル(フルオロアルキ
ルフマレート、アルキル(シリコン含有アルキル)フマ
レートおよびフルオロアルキル(シリコン含有アルキ
ル)フマレートよりなる群から選ばれた少なくとも1種
のフマレートとは、モル比で1:1〜25:1の割合で混合す
ることによりモノマー混合物とされる。
前記シリコン含有スチレンは、前記フマレートを共重
合させるための成分であるとともに、共重合体に透明性
を付与する成分でもある。前記フマレートは、なかには
単独重合性を有するものもあるが、たとえばシリコン含
有アルキル基を有するフマレートやフルオロアルキル基
を有するフマレートなどのように単独重合性に乏しいも
のもあり、その使用量が多すぎるばあいには、未反応モ
ノマーとして残存する。したがって、前記シリコン含有
スチレンの使用量は、前記フマレートの使用量よりも多
いかまたは等しくなければならない。また、前記シリコ
ン含有スチレンの使用量があまりにも多すぎるばあいに
は、本発明の目的とする高酸素透過性を有するコンタク
トレンズをうることができなくなる傾向がある。
上記のことから、前記シリコン含有スチレンと前記フ
マレートとは、モル比で1:1〜25:1、好ましくは1:1〜2
0:1、さらに好ましくは1:1〜10:1の割合で混合すること
が望ましい。
なお、本発明においては、共重合成分中に前記モノマ
ー混合物が少なくとも10モル%含有される。前記モノマ
ー混合物の含有量が10モル%よりも少ないばあいには、
えられるコンタクトレンズの酸素透過性が低くなるな
ど、前記モノマー混合物を用いることにより発現される
効果が不充分となる。前記モノマー混合物の含有量は、
好ましくは少なくとも20モル%、さらに好ましくは少な
くとも25モル%である。
前記共重合成分には架橋性モノマーを含有させること
ができる。前記架橋性モノマーは、えられる共重合体の
耐薬品性を向上させ、コンタクトレンズの規格や形状を
安定させるために用いられるものである。
前記架橋性モノマーの具体例としては、たとえばジア
リルフマレート、アリルメタクリレート、アリルアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、ビニルベンゼン、ビニルベンジルメタクリレ
ート、一般式(VIII): (式中、R8およびR9はそれぞれ独立に、R5、R6およびR7
から選ばれた基、X3はエチレン基または式: (式中、R10は−CH3または tは0〜55の整数を示す)で表わされる架橋剤などがあ
げられる。これらの架橋剤は通常1種または2種以上を
選択して用いられる。
前記架橋性モノマーの使用量は、通常共重合成分中に
0.1〜22モル%、好ましくは1〜10モル%含有されるよ
うに調整されることが望ましい。かかる架橋性モノマー
を前記範囲をこえて多量に使用したばあいには、えられ
る共重合体の材質が脆くなるようになる。
本発明においては、コンタクトレンズが所望の性質を
有するようにするために、たとえば以下に示す各種モノ
マーを前記共重合成分に適宜配合することができる。
前記各種モノマーの具体例としては、たとえばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−ブチル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
i−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレートな
どのアルキル(メタ)アクリレート;2,2,2−トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフル
オロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペン
タフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,2−ト
リフルオロ−1−トリフルオロメチルエチル(メタ)ア
クリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ−t−ペンチル
(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ
ブチル(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフ
ルオロ−t−ヘキシル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,
4,4,5,5−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレー
ト、2,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−ビス(トリフ
ルオロメチル)ペンチル(メタ)アクリレート、2,2,3,
3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,7,7,7−オ
クタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,7,7,
8,9,9,9−ドデカフルオロ−8−トリフルオロメチルノ
ニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,11,11,11−ヘキサデカフルオロ−1
0−トリフルオロメチルウンデシル(メタ)アクリレー
トなどのフルオロアルキル(メタ)アクリレート;トリ
メチルシリルメチル(メタ)アクリレート、トリメチル
シリルプロピル(メタ)アクリレート、ペンタメチルシ
ジロキサニルメチル(メタ)アクリレート、ペンタメチ
ルジシロキサニルプロピル(メタ)アクリレート、メチ
ルビス(トリメチルシロキシ)シリルメチル(メタ)ア
クリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
プロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリルメチル(メタ)アクリレート、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリ
レートなどのシリコン含有(メタ)アクリレート;スチ
レン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−
t−ブチルスチレン、m−t−ブチルスチレン、p−1,
1,3,3−テトラメチルブチルスチレンなどのスチレン系
モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
N−ビニルピロリドン、アクリル酸、メタクリル酸、N,
N−ジメチルアクリルアミドなどの親水性モノマーなど
があげられ、これらの各種モノマーは通常単独でまたは
2種以上混合して用いられる。
前記各種モノマーの使用量は、コンタクトレンズに付
与されるべき物性によって異なるので一概には決定する
ことはできないが、通常共重合成分中に90モル%以下の
範囲内で含有されるように調整されることが好ましい。
前記各種モノマーの使用量が90モル%をこえるばあいに
は、前記モノマー混合物の使用量が相対的に少なくな
り、前記モノマー混合物を配合することにより奏される
効果が充分に発現されなくなる傾向がある。なお、前記
各種モノマーの使用量は、より好ましくは80モル%以
下、さらに好ましくは75モル%以下である。
前記各種モノマーのなかでは、フルオロアルキルメタ
クリレート、シリコン含有メタクリレートが好ましい。
前記フルオロアルキルメタクリレートは、耐衝撃性を付
与するという性質を有し、また前記シリコン含有メタク
リレートは、酸素透過性を付与するという性質を有す
る。前記フルオロアルキルメタクリレートを用いるばあ
いには、該フルオロアルキルメタクリレートを使用する
ことにより奏される効果を充分に発現せしめるために、
その使用量は共重合成分中に5〜90モル%、好ましくは
15〜70モル%含有されるように調整することが望まし
い。また、前記シリコン含有メタクリレートを用いるば
あいには、該シリコン含有メタクリレートを使用するこ
とにより奏される効果を充分に発現せしめるために、そ
の使用量は共重合成分中に5〜90モル%、好ましくは15
〜70モル%含有されるように調整することが望ましい。
前記アルキル(メタ)アクリレートは、コンタクトレ
ンズに硬度を付与しうるモノマーであるが、前記モノマ
ー混合物と併用したばあいにはえられる共重合体がしば
しば白濁してしまうという欠点がある。そこで、このよ
うな白濁が生じないようにするために、各種モノマーで
ある前記フルオロアルキル(メタ)アクリレートやシリ
コン含有(メタ)アクリレートと併用することが好まし
い。したがって、前記アルキル(メタ)アクリレートを
用いるばあいには、その使用量を前記共重合成分中に5
〜45モル%、好ましくは10〜40モル%含有されるように
調整し、かつ前記フルオロアルキル(メタ)アクリレー
トおよび/またはシリコン含有(メタ)アクリレートの
使用量を前記共重合成分中に5〜45モル%、好ましくは
10〜40モル%含有されるように調整することが望まし
い。
前記スチレン系モノマーは、コンタクトレンズに硬度
を付与しうるモノマーである。かかるスチレン系モノマ
ーの使用量は、前記各種モノマーとしてスチレン系モノ
マーのみを用いたばあい、前記共重合成分中に50モル%
以下、好ましくは40モル%以下の範囲で含有されるよう
に調整することが望ましい。かかる使用量は、前記範囲
をこえるばあいには、前記モノマー混合物の割合が相対
的に小さくなり、えられる共重合体の酸素透過性が低下
する傾向がある。
前記親水性モノマーは、コンタクトレンズに親水性を
付与しうるモノマーである。かかる親水性モノマーの使
用量は、前記各種モノマーとして親水性モノマーのみを
用いたばあい、前記共重合成分中に30モル%以下、好ま
しくは20モル%以下の範囲で含有されるように調整する
ことが望ましい。かかる使用量は、前記範囲をこえるば
あいに、えられるコンタクトレンズが含水性を帯びる傾
向があるとともに、前記モノマー混合物の割合が相対的
に小さくなり、えられるコンタクトレンズの酸素透過性
が低下する傾向がある。
前記共重合成分を重合させる方法は、とくに限定はな
く、当該技術分野において通常行なわれている方法であ
ればよい。その一例をあげれば、たとえば通常の不飽和
炭化水素化合物の重合に使用されるラジカル重合開始剤
を使用し、室温〜約130℃の温度で行なう方法などがあ
げられる。使用しうるラジカル重合開始剤の具体例とし
ては、たとえばベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリルな
どがあげられ、これらの重合開始剤は通常1種または2
種以上を選択して用いられる。前記重合開始剤の使用量
は、重合に供せられる前記共重合成分100部(重量部、
以下同様)に対して0.01〜1部の範囲が適当である。
コンタクトレンズへの成形も通常の方法によって行な
うことができる。たとえば重合をコンタクトレンズの形
状に対応した型の中で行なって直接コンタクトレンズ形
状に成形し、さらに必要に応じてこれを機械的に仕上げ
加工することができる。また重合を適当な型または容器
中で行なってブロック状、板状または丸棒状の素材をえ
たのち、切削、研磨などの通常の機械的加工によって、
所望の形状のコンタクトレンズに成形することもでき
る。
かくしてえられる本発明のコンタクトレンズは、酸素
透過性および硬度、硬質性が同時にすぐれ、しかも透明
性にすぐれたコンタクトレンズである。
つぎに本発明のコンタクトレンズを実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
実施例1 トリメチルシリルスチレン87モル部、ジ[トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレート5モル
部、ビニルベンジルメタクリレート8モル部および2,
2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.2
モル部をよく混合してガラス製試験管に注入し、栓をし
て密封した。これを循環式恒温水槽に入れ、35℃で24時
間重合を行なったのち、循環乾燥器中にて50℃で5時
間、60℃で2時間、70℃で2時間、80℃で2時間、90℃
で2時間、100℃で2時間、110℃で1.5時間、120℃で1.
5時間段階的に加熱重合を行なった。えられた無色透明
な重合体を切断し、切削研磨による機械加工を施して硬
質コンタクトレンズをえた。なお、各物性値はそれぞれ
つぎの方法にしたがって測定した。
(酸素透過係数) (株)柳本製作所製の柳本ガス透過率測定装置GTR−3
0Rを使用し、異圧法により35℃で直径12.7mm、厚さ0.5m
mの試験片について測定した。
(ショアーD硬度) (株)テクロック製のデューロメーターGS−702を使
用し、25℃、50%RH(相対湿度、以下同様)の恒温恒湿
内で、直径12.7mm、厚さ4.0mmの試験片について測定し
た。
(ロックウェル硬度) (株)明石製作所製のロックウェルスーパーフィシャ
ル硬度計を使用し、荷重30kg、圧子1/4インチ(約0.64m
m)により、25℃、50%RHの恒温恒湿内で、直径12.7m
m、厚さ4.0mmの試験片について測定した。
(引掻硬度) 上島製作所(株)製のU−F引掻式硬度計を用い、25
℃、50%RHの恒温恒湿内で、荷重50gにて直径12.7mm、
厚さ4.0mmの両平面が研磨された試験片について測定し
た。
(衝撃強度) 25℃、50%RHの恒温恒湿内で荷重6.75gの鋼球を厚さ
0.5mmの試験片上に落錘させ、試験片が破断したときの
高さ(mm)を衝撃強度として測定した。
上記物性の測定結果を第1表に示す。
なお、表中の酸素透過係数[cc・cm/(cm2・sec・mmH
g)]の値は、本来の値に1011を乗じた値である。
実施例2〜16 共重合における各成分およびその使用量(モル部)を
第1表に示すように変更したほかは実施例1と同様にし
て硬質コンタクトレンズをえた。えられたコンタクトレ
ンズの物性を第1表に併せて示す。
比較例1 配合組成をメチルメタクリレート83モル部、ジ[トリ
ス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレート
11モル部、ビニルベンジルメタクリレート6モル部およ
び2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)
0.2モル部とし、実施例1と同様にして重合を行なった
ところ、重合体はひどく白濁し、しかも未反応のジ[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレー
トがかなり残存し、機械加工を施しうるものではなかっ
た。
比較例2 配合組成をヘキサフルオロイソプロピルメタクリレー
ト83モル部、ジ[トリス(トリメチルシロキシ)シリル
プロピル]フマレート11モル部、ビニルベンジルメタク
リレート6モル部、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)0.2モル部とし、実施例1と同様にして
重合を行なったところ、重合体はひどく白濁し、しかも
未反応のジ[トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピル]フマレートがかなり残存し、機械加工を施しうる
ものではなかった。
比較例3 配合組成をスチレン82モル部、ジ[トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピル]フマレート10モル部、ビ
ニルベンジルメタクリレート8モル部および2,2′−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル0.2モル部とし、
実施例1と同様にして重合を行なったところ、重合体は
ひどく白濁し、コンタクトレンズとして好ましいもので
はなかった。
なお、第1表中、各略号は、以下のことを意味する。
MMA:メチルメタクリレート 3FEMF:2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート 6FPMA:2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチ
ルエチルメタクリレート SK−5001:トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルメタクリレート SK−5100:トリメチルシリルスチレン SK−5012:トリス(トリメチルシロキシ)シリルスチ
レン DF3F:ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)フマレート DF6F:ビス(2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロ
メチルエチル)フマレート F6−S4F:2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメ
チルエチル[トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピル]フマレート DS4F:ジ[トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピル]フマレート VBMA:ビニルベンジルメタクリレート V−65:2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル) 第1表に示した結果から明らかなように、本発明の実
施例1〜16でえられたコンタクトレンズは、酸素透過性
および硬度、硬質性が同時にすぐれ、しかもコンタクト
レンズとして望まれる透明性を有するものであることが
わかる。
[発明の効果] 本発明のコンタクトレンズは、従来のコンタクトレン
ズよりもすぐれた酸素透過性および硬度、硬質性を同時
に具備したものであるから、長時間装用したばあいであ
っても角膜代謝障害をおこすなどの問題を生じるおそれ
が小さいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 博 群馬県安中市磯部2―13―1 信越化学 工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内 (72)発明者 山崎 敏夫 群馬県安中市磯部2―13―1 信越化学 工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内 (56)参考文献 特開 昭63−277210(JP,A) 特開 昭63−266422(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 1/00 - 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)シリコン含有スチレンと (B)ジアルキルフマレート、ジ(フルオロアルキル)
    フマレート、ジ(シリコン含有アルキル)フマレート、
    アルキル(フルオロアルキル)フマレート、アルキル
    (シリコン含有アルキル)フマレートおよびフルオロア
    ルキル(シリコン含有アルキル)フマレートよりなる群
    から選ばれた少なくとも1種のフマレートとをモル比で
    1:1〜25:1の割合で混合してなるモノマー混合物を少な
    くとも10モル%含有した共重合成分からなる共重合体を
    材質とすることを特徴とするコンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】前記共重合成分が架橋性モノマーを0.1〜2
    0モル%含有したものである請求項1記載のコンタクト
    レンズ。
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