JP3050557U - ドア用隙間風防止装置 - Google Patents

ドア用隙間風防止装置

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JP3050557U
JP3050557U JP1998000278U JP27898U JP3050557U JP 3050557 U JP3050557 U JP 3050557U JP 1998000278 U JP1998000278 U JP 1998000278U JP 27898 U JP27898 U JP 27898U JP 3050557 U JP3050557 U JP 3050557U
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door
floor
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gap
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JP1998000278U
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English (en)
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洋子 小野寺
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洋子 小野寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体平面状にした床で下端部の枠が無いドア
において、ドアの下端部と床との間の隙間から室内に流
入もしくは隙間より室外に流出する空気の流れを防止す
るための、ドア用隙間風防止装置を得る。 【解決手段】 ドアを開閉した時の動作を装置に伝達す
るための開閉動作伝達手段と、該開閉動作伝達手段から
の動作を上下方向の運動に変換するための運動方向変換
手段と、該運動方向変換手段の端部に横設したドアの下
端部と床との隙間を塞ぐための防風部材を有するドア用
隙間風防止装置を、既設のドアにおいてはドアの下端部
の表面もしくは裏面に固設し、新規のドアにおいては予
め下端部に内設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ドアの下端部と床との間の隙間から室内に流入もしくは隙間より室 外に流出する空気の流れを防止するための、ドア用隙間風防止装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅やビル等の建築物における室内出入口用のドアにおいて、ドア の周辺部には枠が設けられている。該枠によりドア閉鎖時のドア固定が行われ、 かつ隙間風を防止する機能も有している。また、隙間風の防止機能を更に高める ために、枠とドアが接する部分の枠内にゴムパッキン等を付設したものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記建築物においてフローリングやタイル等を敷いて床面の段 差を無くした一体平面状の床の場合には、下端部の枠が無いドアが多い。このよ うなドアにおいては、室内と室外の温度差が高い場合に室外の空気がドアの下端 部と床との間の隙間から室内に流入し、もしくは室内の空気が隙間より室外に流 出することになる。特に住宅における木製ドアでは、建築後の経年乾燥により建 て付けが悪くなり隙間が広がることが多く、冬季においては暖房中の室内に室外 の冷気が流入し、居心地の悪さを体感することがあった。このような場合、タオ ル等を隙間に詰込むように押し当てることで隙間風を防止していた。
【0004】 本考案は、以上のような問題点に鑑み成されたものであり、一体平面状にした 床で下端部の枠が無いドアにおいて、ドアの下端部と床との間の隙間から室内に 流入もしくは隙間より室外に流出する空気の流れを防止するための、ドア用隙間 風防止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案のドア用隙間風防止装置では、ドアを開閉し た時の動作を装置に伝達するための開閉動作伝達手段と、該開閉動作伝達手段か らの動作を上下方向の運動に変換するための運動方向変換手段と、該運動方向変 換手段の端部に横設したドアの下端部と床との間の隙間を塞ぐための防風部材を 有する。
【0006】 上記手段で構成されたドア用隙間風防止装置を、既設のドアにおいてはドアの 下端部の表面もしくは裏面に固設し、新規のドアにおいては該ドア用隙間風防止 装置を予め下端部に内設することも可能である。
【0007】 上記ドア用隙間風防止装置を固設もしくは内設したドアにおいて、ドアを開け た状態では開閉動作伝達手段からの動作は開放され、運動方向変換手段に動作が 伝達されないため、防風部材は引き上げられてドア用隙間風防止装置内に収納さ れる。しかし、ドアを閉じた状態では開閉動作伝達手段からの動作が運動方向変 換手段に伝達され、防風部材は押し下げられてドア用隙間風防止装置より押出さ れ、ドアの下端部と床との間の隙間を塞ぐことができる。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図を用いて詳しく説明する。図1は本考案のドア用隙間風 防止装置の斜視図であり、図2は本考案のドア用隙間風防止装置をドアに取付け た状態を表した図である。既設のドア2においては、ドア2の下端部と床6との 間の隙間を塞ぐためドア用隙間風防止装置1をドア2の下端部の表面もしくは裏 面に固設する。該ドア用隙間風防止装置1の片方の側面にはドア2を開閉した時 の動作を装置に伝達するための開閉動作伝達手段として動作軸11がある。該動 作軸11は、壁3の内側に設置された枠4においてドア2を支えている蝶番5が 取付けられている方向に向ける。
【0009】 図3は本考案のドア用隙間風防止装置の一実施例の内部断面図であり防風部材 がケース内に収納されている状態を表した図であり、図5においては(a)の動 作軸11が枠4より離れている状態、すなわちドア2を開けた状態を表している 。
【0010】 動作軸11の先端部をケース10の片方の側面に突出させ、該動作軸11のも う一方の先端部付近に設けた動作軸支持具12と共にケース10の長辺方向と平 行に横設する。また、前記動作軸11の先端部が突出している方のケース10の 内側において動作軸11に軸バネ13を挿入し、該軸バネ13を押すための止め 金具14を係着する。さらに、該止め金具14により押された軸バネ13を受け るための軸バネ受具15を動作軸11を貫通させ軸着する。
【0011】 動作軸11の底面側には可撓性の押出板16をネジ17により平行に固定し、 該押出板16の先端側を押出板16が垂直方向に移動運動できるように一対のガ イド板18に保持させる。動作軸11により押出板16が押された時に当たる方 のガイド板18は、押出板16が垂直方向以外にたわむことが無いように角度( 図中右方向)を持たせ、スムーズに上下運動ができるように成してある。
【0012】 防風部材は、本体となる本体部材19と、床面と接触する接触部材20にて構 成される。本体部材19はゴムもしくは樹脂製が適しているが特に限定するもの ではない。接触部材20は床を傷めず、しかも密着性を良くするためにスポンジ やフェルトもしくはブラシ・ビロード等の植毛部材が適しているが、本体部材1 9に同等の性質があるものを使用すれば無くても構わない。
【0013】 また、防風部材の上面には補強板21を係着して支持バネ22を固着し、更に 該支持バネ22の他端部を固定金具23により固定する。該固定金具23はケー ス10に固定され、動作軸11が枠4より離れている状態では、支持バネ22の 張力により防風部材は引き上げられケース10内に収納されている。なお、支持 バネ22が直接本体部材19に固着できれば、補強板21は無くても構わない。
【0014】 図4は本考案のドア用隙間風防止装置の一実施例の内部断面図であり防風部材 がケース外に押出されている状態を表した図であり、図5においては(b)の動 作軸11が枠4に押されている状態、すなわちドア2を閉めた状態を表している 。
【0015】 この状態では動作軸11が枠4に当たり、図中矢印A方向のケース10内に押 し込まれる。この時、動作軸11は動作軸支持具12や軸バネ受具15および動 作軸11が突出したケース10の孔に沿って右方向に移動する。動作軸11に固 定された押出板16も同時に移動するが、該押出板16の先端側はガイド板18 により垂直方向に移動する。この結果、防風部材に係着した補強板21を図中矢 印B方向の垂直方向に押し下げることになり、動作軸11の移動量分だけ防風部 材がケース10より押出され、ドア2の下端部と床6との間の隙間を塞ぐことに なる。
【0016】 ここで再びドア2を開けると動作軸11が枠4から離れ、軸バネ13および動 作軸11に係着した止め金具14により動作軸11は押し戻される。また、支持 バネ22により補強板21に係着された防風部材もケース10内に収納される。
【0017】 なお、本実施例で説明したものは本考案のドア用隙間風防止装置を構成する一 例であり、同等の開閉動作伝達手段や運動方向変換手段および防風部材を有すれ ばどのような機構であっても構わない。また、ドア2の下端部と床との間の隙間 の幅や枠4の形状により動作軸11の長さの調整や防風部材の押出し長さの調整 ができる機構を持つものであれば更に好ましく、同様にどのような機構であって も構わない。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のドア用隙間風防止装置を住宅やビル等の建築物に おける室内出入口用のドアにおいて、フローリングやタイル等を敷いて床面の段 差が無くした一体平面状の床で下端部の枠が無いドアに使用した場合、下記のよ うな効果を奏することができる。
【0019】 ドアを閉めた時にはドアの下端部と床との間の隙間を防風部材により自動的に 塞ぐことができ、ドアを開けた時には該防風部材が自動的に収納されるため、隙 間風を防止するためにタオル等を隙間に押し当てる必要が無い。 新規のドアにおいてはドアの下端部に予め内設できるのはもちろんのこと、既 設のドアにおいても後づけによりドアの下端部の表面もしくは裏面に固設するこ とができるため、あらゆるドアに対応できる。 室外の空気がドアの下端部と床との間の隙間から室内に流入し、もしくは室内 の空気が隙間より室外に流出することを防止できるため、暖房もしくは冷房に対 する省エネルギー効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドア用隙間風防止装置の斜視図であ
る。
【図2】本考案のドア用隙間風防止装置をドアに取付け
た状態を表した図である。
【図3】本考案のドア用隙間風防止装置の一実施例の内
部断面図であり防風部材がケース内に収納されている状
態を表した図である。
【図4】本考案のドア用隙間風防止装置の一実施例の内
部断面図であり防風部材がケース外に押出されている状
態を表した図である。
【図5】本考案のドア用隙間風防止装置の一実施例の動
作状態を表した上面断面図であり(a)は動作軸が枠よ
り離れている状態を表し(b)は動作軸が枠に押されて
いる状態を表した図である。
【符号の説明】
1 ドア用隙間風防止装置 2 ドア 3 壁 4 枠 5 蝶番 6 床 10 ケース 11 動作軸 12 動作軸支持具 13 軸バネ 14 止め金具 15 軸バネ受具 16 押出板 17 ネジ 18 ガイド板 19 本体部材 20 接触部材 21 補強板 22 支持バネ 23 固定金具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアを開閉した時の動作を装置に伝達す
    るための開閉動作伝達手段と、該開閉動作伝達手段から
    の動作を上下方向の運動に変換するための運動方向変換
    手段と、該運動方向変換手段の端部に係着しドアの下端
    部と床との間の隙間を塞ぐための防風部材を有し、ドア
    を閉めた時に該防風部材によりドアの下端部と床との間
    の隙間を塞ぐことができることを特徴とする、ドア用隙
    間風防止装置。
  2. 【請求項2】 既設のドアにおいてはドアの下端部の表
    面もしくは裏面に固設でき、新規のドアにおいてはドア
    の下端部に予め内設することも可能であることを特徴と
    した請求項1に記載の、ドア用隙間風防止装置。
JP1998000278U 1998-01-14 1998-01-14 ドア用隙間風防止装置 Expired - Lifetime JP3050557U (ja)

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