JP3050402U - 印液浸透式スタンプの保護ケース - Google Patents

印液浸透式スタンプの保護ケース

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JP3050402U
JP3050402U JP1997009360U JP936097U JP3050402U JP 3050402 U JP3050402 U JP 3050402U JP 1997009360 U JP1997009360 U JP 1997009360U JP 936097 U JP936097 U JP 936097U JP 3050402 U JP3050402 U JP 3050402U
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尚 谷川
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谷川商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性をよくして、低コスト化をはかり、使
用時の変形ならびに絡み付きをなくすようにして常に復
元を良好とし、均質かつ鮮明な捺印が得られる新規な印
液浸透式スタンプの保護ケースを提供する。 【解決手段】 印版体ケース内下端に印面部材を装着し
た印版体と、この印版体を上下動可能に収容した外ケー
スとからなる印液浸透式スタンプにおける保護ケースで
あって、下方に垂下し、印版体を被覆するスカート部材
を設け、該スカート部材の平行する一対の上縁部に、そ
の略中央位置から両方向上向きに向けて自由先端部を有
する弾性体を突出して一体に構成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スタンプ台を不要とし、鮮明な印影を押捺できる印液浸透式スタン プに使用する保護ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
印面部材を印液の浸透可能な材質からつくり、この印面部材を印版体ケースの 下端に装着し、印版体ケース内に印液を充填しておき、印液を印面部材に徐々に にじみ出るようにした印液浸透式スタンプは公知である。
【0003】 この公知の印液浸透式スタンプは、図2に示すように印版体ケース2の空間内 に印版体1を装着し、印版体ケース2の中央部から円筒部3を一体に立ち上げて 設けてあり、この印版体1を外ケース4内に上下動可能に収め、外ケース4の上 部中間位置に設けた水平壁5の中央に形成したガイド6付透孔7に上記円筒部3 を貫通させていた。そして外ケース4の上部に上下動可能に下端部を嵌入した蓋 材10内に上記印版体1の円筒部3の上端と連繋する下向き円筒部9を設け、印 版体1の円筒部3の中間位置外周に設けたストッパー10と透孔7のガイド6と の間に巻きばね11を介在させて構成していた。
【0004】 従来公知の印液浸透式スタンプは、印版体1の中央に設けた円筒部3に巻きば ねを装着して構成したから、押印作業の際、押印される紙面に平行して印面全域 に均等な圧力をかけることが困難で、印版体にぐらつきが生じ、押印圧力に強弱 がでて、強く押された部分の印影にべたつきが生ずるという問題点があり、均質 かつ鮮明な印影が得られないと言う問題点があった。 その結果、従前の印液浸透式スタンプでは、その製造時に精度の高さが要求さ れるという問題点もあった。
【0005】 考案者は、上記従前公知の印液浸透式スタンプの問題点に鑑み、印面部材の印 面全域に略均等な押印力が働き、べたつきのない鮮明かつ均質な印影が得られる 新規な印液浸透式スタンプを開発し、既に特開平6−270522号により提案 してある。
【0006】 この既に提案した新規な印液浸透式スタンプでは、印版体ケース内下端に印面 部材を装着し、印版体ケース内部に印液ボックスを形成し印液含浸タンク部材を 収容して構成した印版体と、この印版体を上下動可能に収容した外ケースとから なり、上記印版体の外側と外ケースとの間に印版体全域に略均等な垂直方向の弾 圧力がかかる弾性体を介在させ、印版体の印版体ケース上面と外ケースの中間の 水平壁との間に略全面に配置して弾性マットを介在させてあり、これを紙面に押 圧すると、印版体が先ず印版体の外側と外ケースの内側との間に介在された弾性 体の弾圧力に抗して押し下げられ、印面部材の印面が紙面に対して略均等な圧力 で押圧され、次いでこの印版体の押圧力は弾性マットによって吸収され、印面部 材の印面は略均等に紙面に押圧され、均質な印影が押されるようにした。
【0007】 この既に提案した印液浸透式スタンプを図3及び図4により説明する。図中2 1が印版体で、印版体ケース24,印面部材22,印液浸透体からなるタンク部 材23及びスペーサ25とから成り、印版体をケース24の上面壁26の中央か ら円筒部27を立ち上げて一体に構成してある。また、印面部材22と印版体ケ ース24との間は熱融着されており、印面部材22の突出した印影部28以外の 低い非印影部29の表面も熱融着処理して溶融固化されていることが望ましい。
【0008】 印版体ケース24の外周面中間位置には段部30が形成されている。31が上 縁に内向き係合フランジ32を有するスカート状の保護ケースで、該係合フラン ジ32が上記印版体ケース24の外周段部30に係止して相互に上下方向に変位 するように装着され、この係止位置で保護ケース31の下縁が印面部材22の印 面より下位に位置するようになしてある。 上記円筒部27の中間位置には、後述する外ケースの中間部に形成した水平壁 と係合する弾性ストッパ33を有するとともに、円筒部27の上端には栓34を 有し、この栓34を開けて印液を充填,補充することができるようにしてある。
【0009】 35が外ケースで、中間に水平壁36を有し、この水平壁36の中央部に形成 した透孔37に印版体21の円筒部27を貫通させ、その弾性ストッパ33を水 平壁26に係止させてあり、外ケース35の下部に印版体ケース24を上下動可 能に収容してある。この外ケース35の外側下部近傍位置に段部38を設け、こ の段部38から下方に垂下するスカート部39を有し、このスカート部39を上 記保護ケース31の外周に被せて位置付けてある。そしてこのスカート部29の 内側と上記印版体ケース24の外側との間に位置付け、段部38の内側と保護ケ ース31の上縁との間に弾性体40を介在させてある。この弾性体40は幅狭の X状をしたスプリングを用い、方形状の四隅において弾性力が働くようにして、 印版体ケース24の略全域に略均等な弾圧力が働くように構成してある。41が 弾性マットで、印版体ケース24の上面壁26と外ケース35の水平壁36との 間に介在させて設けてあり、その中央部に貫通孔42を形成し、円筒部27を貫 通してある。さらに、図中43は外ケース35上に着脱可能に被せたキャップで 、装飾用の枠44を付属させてある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記既に提案した新規な印液浸透式スタンプでは、図3及び図4に示しかつ上 記したように、印版体ケース24の略全域に略均等な弾圧力が働くように内装し た弾性体40を幅狭のX字形状をしたものを使用していた。 ところが、この既に提案した印液浸透式スタンプのスプリングでは、幅狭のX 字形状の弾性体を片側づつに設けて使用しているので、部材数が増えるので、コ ストがかかる。また、印液浸透式スタンプを組み立てる際に、弾性体を片側づつ に組み込み作業をしなければならないため、2度の作業となり、弾性体の取り付 け作業が手間取るという作業上の問題点が生じた。さらに、使用時に弾性体の上 下の自由先端部の上下の位置が水平方向にずれを生じ、押印時に上下の弾性体ど うしが絡み合い、復元しなくなることがあり、結果として押印圧力が平均されず 均質かつ鮮明な印影が得られなくなるという問題点が生じた。
【0011】 本考案は、上記の問題点に鑑み、作業性をよくして、低コスト化をはかり、使 用時の変形ならびに絡み付きをなくすようにして常に復元を良好とし、均質かつ 鮮明な捺印が得られる新規な印液浸透式スタンプの保護ケースを提供することを 目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案印液浸透式スタンプの保護ケースは、印版 体ケース内下端に印面部材を装着した印版体と、この印版体を上下動可能に収容 した外ケースとからなる印液浸透式スタンプにおける保護ケースであって、下方 に垂下し、印版体を被覆するスカート部体を設け、該スカート部体の平行する一 対の上縁部に、その略中央位置から両方向上向きに向けて自由先端部を有する弾 性体を突出して一体に構成してあることを特徴とする。 上記弾性体が上向きに湾曲して突出しているとよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。 図1は本考案保護ケースを示した斜視図である。本考案保護ケースは、下方に 垂下するスカート部体51を設け、スカート部体51の上縁部52の一対に弾性 体53,53を一体に設けている。図示した実施例では矩形状に構成してあるが 、正方形状であってもよい。また、弾性体53,53はスカート部体51の平行 する一対の上縁部52の略中央位置から両方向上向きに向けて突設している自由 先端部54,54を有する。このような形状からなる本考案保護ケースは、弾性 を有する合成樹脂材により構成されている。この合成樹脂材はポリアセタール樹 脂,ポリ弗化エチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂によって構成する ことが望ましい。
【0014】 本考案保護ケースは、図3及び図4の既に提案した印液浸透式スタンプにおけ る、保護ケース31と、保護ケース31の上縁に載置している弾性体40と、の 役割をする。即ち、外ケース35を把持して紙面に押圧すると、上向きに湾曲し て突出している弾性体53,53の自由先端部54,54に力がかかり、その力 がスカート部体51の上縁部52の一対における略中央位置に集中し、印版体ケ ース24の略全域に略均等な弾圧力が働く。
【0015】 上記のように構成した本考案保護ケースでは、スカート部体51に弾性体53 ,53を一体に突設してあるから、この保護ケースは1度の組み込み作業により 、印液浸透式スタンプに組み込まれる。また、弾性体53,53の自由先端部5 4,54が絡み付くこともなく、常に印液浸透式スタンプ内で正常に作動し、弾 性体53,53の弾性力に変化なく、平均した押印作用が得られる。
【0016】
【考案の効果】
叙上の如く本考案保護ケースは、下方に垂下するスカート部体を設け、該スカ ート部体の平行する一対の上縁部に、その略中央位置から両方向上向きに向けて 自由先端部を有する弾性体を突出して一体に構成してあることより、組み込み作 業が容易であるので、作業性がよく、部品数が低減するので、コストが低下する という効果を有する。また、組み込み後の使用時においても、変形等なく復元性 がよく、均質かつ鮮明な捺印が得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案保護ケースを示した斜視図である。
【図2】従前公知の印液浸透式スタンプの半断面斜視図
である。
【図3】既に提案した印液浸透式スタンプの半断面斜視
図である。
【図4】図3に示した印液浸透式スタンプの分解斜視図
である。
【符号の説明】
51 スカート部体 52 上縁部 53,53 弾性体 54,54 自由先端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印版体ケース内下端に印面部材を装着し
    た印版体と、この印版体を上下動可能に収容した外ケー
    スとからなる印液浸透式スタンプにおける保護ケースで
    あって、下方に垂下し、印版体を被覆するスカート部体
    を設け、該スカート部体の平行する一対の上縁部に、そ
    の略中央位置から両方向上向きに向けて自由先端部を有
    する弾性体を突出して一体に構成してあることを特徴と
    する印液浸透式スタンプの保護ケース。
  2. 【請求項2】 上記弾性体が上向きに湾曲して突出して
    いる請求項1記載の印液浸透式スタンプの保護ケース。
JP1997009360U 1997-10-07 1997-10-07 印液浸透式スタンプの保護ケース Expired - Lifetime JP3050402U (ja)

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