JP3016216B2 - 印液浸透式スタンプ - Google Patents

印液浸透式スタンプ

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JP3016216B2
JP3016216B2 JP5085150A JP8515093A JP3016216B2 JP 3016216 B2 JP3016216 B2 JP 3016216B2 JP 5085150 A JP5085150 A JP 5085150A JP 8515093 A JP8515093 A JP 8515093A JP 3016216 B2 JP3016216 B2 JP 3016216B2
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printing
elastic
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JP5085150A
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正夫 谷川
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谷川商事株式会社
ヤマハチケミカル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンプ台を不要とし
鮮明な印影を押捺できる印液浸透式スタンプに関する。
【0002】
【従来の技術】印面部材を印液の浸透可能な材質からつ
くり、この印面部材を印版体ケースの下端に装着し、印
版体ケース内に印液を充填しておき、印液を印面部材に
徐々ににじみ出るようにした印液浸透式スタンプは公知
である。
【0003】この公知の印液浸透式スタンプは、図3に
示すように印版体ケース4の下端に印面部材2を装着
し、印版体ケース4と該印面部材2によって形成された
空間内に印液含浸体からなるタンク部材3を収容して印
版体1を構成し、印版体ケース4の中央部から円筒部5
を一体に立ち上げて設けてあり、この印版体1を外ケー
ス6内に上下動可能に収め、外ケース6の上部中間位置
に設けた水平壁7の中央に形成したガイド9付透孔8に
上記円筒部5を貫通させていた。そして外ケース6の上
部に上下動可能に下端部を嵌入した蓋材10内に上記印
版体1の円筒部5の上端と連繋する下向き円筒部11を
設け、該印版体1の円筒部5の中間位置外周に設けたス
トッパー12と透孔8のガイド9との間に巻きばね13
を介在させて構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の印液浸透式
スタンプは、上記した通り、印版体1の中央に設けた円
筒部5に巻きばねを装着して構成したから、押印作業の
際、印面部材2の印面を、押印される紙面に平行して印
面全域に均等な圧力をかけることが困難で、印版体にぐ
らつきが生じ、押印圧力に強弱がでて、強く押された部
分の印影にべたつきが生ずるという問題点があり、均質
かつ鮮明な印影が得られないと言う問題点があった。そ
の結果、従前の印液浸透式スタンプでは、その製造時に
精度の高さが要求されるという問題点もあった。
【0005】本発明は、上記従前公知の印液浸透式スタ
ンプの問題点に鑑み、印面部材の印面全域に略均等な押
印力が働き、べたつきのない鮮明かつ均質な印影が得ら
れる新規な印液浸透式スタンプを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明印液浸透式スタンプでは、印版体ケース内下端
に印面部材を装着し、印版体ケース内部に印液含浸タン
ク部材を収容して構成した印版体と、この印版体を上下
動可能に収容した外ケースとからなり、上記印版体ケー
の外側と外ケースとの間に、垂直方向の均等な弾性力
が働く幅狭のX状に成した弾性体を介在させ、印版体の
印版体ケース上面と外ケースの中間の水平壁との間に
に配置して弾性マットを介在させてあるとともに、下
縁が印面部材の印面より下位に位置し、弾性体により下
方に付勢されている保護ケースを、印版体ケースの外側
と外ケースとの間に装着してあることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明印液浸透式スタンプでは、これを先ず紙
面上に置けば、幅狭のX状をなした弾性体の各先端の弾
性力が保護ケース並びに印版体ケースの夫々の四隅に均
等に働き、これによって印面部材を紙面に対して平行に
セットできる。この状態でスタンプを押圧すると、外ケ
ースにかかる押圧力によって、印版体ケースの上面壁と
外ケースの中間の水平壁との間に全面に配置している弾
性マットを介して印面部材の印面の全域が均等な力によ
って押し下げられ、紙面に圧接するので鮮明で均質な印
影が得られる。この際この押圧力に対する紙面からの反
力は弾性マットによって吸収される。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示した本発明印液浸透式スタ
ンプの好ましい実施例により説明する。図示した実施例
では、方形状のものを示したが、円形,楕円形,多角形
状のものであってもよい。図中21が印版体で、印版体
ケース24,印面部材22,印液浸透体からなるタンク
部材23及びスペーサ25とから成り、印版体をケース
24の上面壁26の中央から円筒部27を立ち上げて一
体に構成してある。印面部材22はポリプロピレンやポ
リエチレン等のポリオレフィン系樹脂の連続気孔体によ
って構成され、印版体ケース24も同質のポリオレフィ
ン系樹脂によって構成され、これらの間は熱融着されて
おり、印面部材22の突出した印影部28以外の低い非
印影部29の表面も熱融着処理して溶融固化されている
ことが望ましい。この印面部材22及び印版体ケース2
4は必ずしもポリオレフィン系樹脂に限定されることな
く同材質のものでもよい。
【0009】印版体ケース24の外周面中間位置には段
部30が形成されている。31が上縁に内向き係合フラ
ンジ32を有するスカート状の保護ケースで、該係合フ
ランジ32が上記印版体ケース24の外周段部30に係
止して相互に上下方向に変位するように装着され、この
係止位置で保護ケース31の下縁が印面部材22の印面
より下位に位置するようになしてある。上記円筒部27
の中間位置には、後述する外ケースの中間部に形成した
水平壁と係合する弾性ストッパ33を有するとともに、
円筒部27の上端には栓34を有し、この栓34を開け
て印液を充填,補充することができるようにしてある。
そしてこの構成によれば、予め印面部材22に印液を含
浸させておかなくとも、スタンプの製造後に円筒部27
から印液を充填してタンク部材23及び印面部材22に
印液を浸透させることができるから、きれいな作業がで
きる点で好ましい。
【0010】35が外ケースで、中間に水平壁36を有
し、この水平壁36の中央部に形成した透孔37に上記
印版体21の円筒部27を貫通させ、その弾性ストッパ
33を該水平壁36に係止させてあり、外ケース35の
下部に印版体ケース24を上下動可能に収容してある。
この外ケース35の外側下部近傍位置に段部38を設
け、この段部38から下方に垂下するスカート部39を
有し、このスカート部39を上記保護ケース31の外周
に被せて位置付けてある。そしてこのスカート部39の
内側と上記印版体ケース24の外側との間に位置付け、
段部38の内側と保護ケース31の上縁との間に弾性体
40を介在させてある。図示した実施例では幅狭のX状
をしたスプリングを用い、方形状の印版体ケース24の
四隅に均等な弾性力が働くようにしてある。
【0011】41が弾性マットで、印版体ケース24の
上面壁26と外ケース35の水平壁36との間に介在さ
せて設けてあり、その中央部に貫通孔42を形成し、円
筒部27を貫通してある。この他図中43は外ケース3
5上に着脱可能に被せたキャップで、装飾用の枠44を
付属させてある。
【0012】上記の通りの構成であるから、印液浸透式
スタンプを紙面上に置けば、幅狭のX状をなした弾性体
40の各先端の弾性力が保護ケース31並びに印版体ケ
ース24の夫々の四隅に均等に働き、これによって印版
体21がぐらつくことなく、印面部材22を紙面に対し
て平行にセットできる。この状態でスタンプを押圧す
と、外ケース35にかかる押圧力によって、印版体ケー
ス24の上面壁26と外ケース35の中間の水平壁36
との間に全面に配置している弾性マット41を介して、
印面部材22の印面の全域が均等な力によって押し下げ
られ、紙面に圧接するので、鮮明で均質な印影が得られ
る。この際この押圧力に対する紙面からの反力は弾性マ
ット41によって吸収されることになる。
【0013】
【発明の効果】本発明印液浸透式スタンプでは、幅狭の
X状をなした弾性体の各先端の弾性力が保護ケース並び
に印版体ケースの夫々の四隅に均等に働き、これにより
印版体がぐらつくことなく、印面部材を紙面に対して平
行にセットでき、その後スタンプを押圧すると、外ケー
スにかかる押圧力によって、印版体ケースの上面壁と外
ケースの中間の水平壁との間に全面に配置している弾性
マットを介して印面部材の印面の全域が均等な力によっ
て押し下げられ、紙面に圧接し鮮明で均質な印影が得ら
れる効果がある。また、押印した際の紙面からの反力を
弾性マットによって吸収するから押印したときの感触が
よく、押印作業を楽に行うことができ、作業疲労を少な
くすることができる利点も有する。さらに、上記構成に
より製造時にそれ程高い精度が要求されることなく、多
少の寸法の誤差は許容されるから、比較的製造し易くな
り、簡易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明印液浸透式スタンプの斜面図で、内部構
造を示すため半断面で示してある。
【図2】本発明印液浸透式スタンプの分解斜面図であ
る。
【図3】従前公知の印液浸透式スタンプの半断面斜面図
である。
【符号の説明】
21 印版体 22 印面部材 23 タンク部材 24 印版体ケース 26 上面壁 35 外ケース 36 水平壁 40 弾性体 41 弾性マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−166254(JP,A) 実公 昭55−20528(JP,Y2) 実公 昭55−20529(JP,Y2) 実公 昭48−23538(JP,Y1) 実公 昭50−35772(JP,Y1) 実公 昭49−33534(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印版体ケース内下端に印面部材を装着
    し、印版体ケース内部に印液含浸タンク部材を収容して
    構成した印版体と、この印版体を上下動可能に収容した
    外ケースとからなり、上記印版体ケースの外側と外ケー
    スとの間に、垂直方向の均等な弾性力が働く幅狭のX状
    に成した弾性体を介在させ、印版体の印版体ケース上面
    と外ケースの中間の水平壁との間に全面に配置して弾性
    マットを介在させてあるとともに、下縁が印面部材の印
    面より下位に位置し、弾性体により下方に付勢されてい
    る保護ケースを、印版体ケースの外側と外ケースとの間
    に装着してあることを特徴とする印液浸透式スタンプ。
JP5085150A 1993-03-22 1993-03-22 印液浸透式スタンプ Expired - Lifetime JP3016216B2 (ja)

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JPH06270522A JPH06270522A (ja) 1994-09-27
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