JP3050294B2 - バルブ制御装置 - Google Patents

バルブ制御装置

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JP3050294B2 JP9203424A JP20342497A JP3050294B2 JP 3050294 B2 JP3050294 B2 JP 3050294B2 JP 9203424 A JP9203424 A JP 9203424A JP 20342497 A JP20342497 A JP 20342497A JP 3050294 B2 JP3050294 B2 JP 3050294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ制御装置に
関し、特にMOVPE(Metal Organic Vapor-phase ep
itaxy )装置などでのガスミキシング、導入/排気(以
下、導入をINJと呼び、排気をVENTと呼ぶ)の切
替時におけるバルブ開閉の制御を行うためのバルブ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、気相成長を行う場合、成長状態
にあっては、INJ状態となり、成長していない状態に
あっては、VENT状態となる。即ち、成長状態の際に
は、原料ガスが反応炉に流れ、カウンタガスが排気され
る状態となり、成長していない状態の際には、原料ガス
が排気され、カウンタガスが反応炉に流れている状態と
なる。MOVPE装置における反応炉の上流側にあるガ
スのINJ/VENTから反応炉までに係る構成を図7
に示す。また、INJ状態、即ち原料となるガスを反応
炉に流す場合と、VENT状態、即ち原料となるガスを
排気する場合との夫々におけるバルブの開閉状態を図8
に示す。図7に示されるように、通常複数有るガスの切
替部分のバルブの状態は、成長時において、図8に示さ
れるINJ/VENTのいずれかの状態となっている。
【0003】以下に、一種類のガスに着目し、VENT
状態からINJ状態へと移行する際を例にして、時間経
過とバルブ動作、及びバルブ信号について図9及び図1
0を用いて説明する。図9及び図10は、バルブA及び
バルブDを閉から開に状態変化させ、バルブB及びバル
ブCを開から閉に状態変化させる際におけるバルブ動作
と時間との関係及びバルブ信号について示すものであ
る。尚、図9において、斜線で示されるものは、開から
閉に変化するバルブB,Cと、閉から開に変化するバル
ブA,Dとのトータル開度を示す。図10及び図9から
理解されるように、電気信号としてのバルブ信号に従っ
て、実際のバルブA〜Dは、バルブの仕様により定めら
れる所定の時間をもって、開から閉に、又は閉から開に
その状態を変化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバルブ制御技術によっては、バルブの状態切
替を示すバルブ信号がバルブに到達してから、状態を変
化させるまでの時間が、閉から開への状態変化と開から
閉への状態変化とで互いに異なることから、例えば、上
述した例では、4つのバルブA〜Dのトータルの開度が
100%を越えることとなり、反応管圧力が瞬間的に高
くなり、ほぼ一定のトータル開度が得られないといった
問題があった。
【0005】一般に、同一のバルブに関してバルブ信号
がバルブに到達してからバルブの状態が変化するまでの
時間を開から閉への変化と閉から開への変化とで比較し
た場合、バルブ動作は、開から閉への状態変化の方が遅
く、閉から開への状態変化の方が早い。例えば、前述の
図9及び図10におけるバルブA〜Dの状態変化と時間
経過とに着目すると、図10に示されるように、バルブ
A,Dに対してバルブ状態を閉から開へと変化させるた
めのバルブ信号と、バルブB,Cに対してバルブ状態を
開から閉へと変化させるためのバルブ信号とは、同時に
発せられている。しかしながら、図9に示されるよう
に、バルブB,Cが閉じるまでの時間より、バルブA,
Dが開くまでの時間がかなり長いため、バルブB,Cが
開から閉への状態変化を完了させる前に、バルブA,D
が閉から開への状態変化を完了させてしまうため、バル
ブA〜Dの開度を合計して得られるトータル開度は、比
較的長い時間の間、100%を越えてしまう。結果とし
て、反応管圧力は、瞬間的に高くなる。
【0006】また、反応炉からみたトータル開度が一定
に保たれず、瞬間的ではあるものの、このような反応炉
内の圧力変動が生じると、製造されるデバイスの品質に
悪影響を及ぼすことなる。
【0007】これまで、従来技術の有する欠点につい
て、一種類のガスに着目して説明してきたが、更に、複
数種類のガスを用いる場合、配管の様々な経路長差によ
りガスの進行時間が異なることから、ガスの種類によっ
て反応炉への到達時間が異なることとなり、ガスの均一
性が悪化し、成長面における境界がだれて、製造される
デバイス品質に悪影響を及ぼすこととなる。
【0008】尚、バルブタイミングを制御する装置とし
ては、特開平7−119501号公報及び特開平3−1
8492号公報に開示されているものが挙げられる。し
かしながら、これらの公報に開示されているいずれの制
御技術も、本発明とは技術的分野が異なるため、電気信
号としてのバルブ信号がバルブに到達してから、バルブ
がその状態を変化させるにあたって、閉から開への状態
変化と開から閉への状態変化との間に時間差が有ること
について着目したものではなく、従って、上記した問題
を解消することのできないものである。
【0009】そこで、本発明は、上述した問題を解消す
べく、バルブ切替時の圧力変動、濃度不安定、及びガス
配管長の差による到達時間差を抑制することのできるバ
ルブ制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、以下に示すバルブ制御装置を提供す
る。
【0011】即ち、本発明によれば、第1のバルブ制御
装置として、複数のバルブに対して、夫々、バルブ信号
を送出することにより、バルブの開閉を制御するための
バルブ制御装置であって、複数のバルブの状態及び備え
られた環境に応じて、バルブ信号が対応する前記バルブ
に対して伝達されるまでの時間を送らせることのできる
ディレイ手段を有することを特徴とするバルブ制御装置
が得られる。
【0012】また、本発明によれば、第2のバルブ制御
装置として、前記第1のバルブ制御装置において、演算
処理装置、該演算処理装置に接続されるメモリ、該演算
処理装置に接続されるタイマ、並びに前記演算処理装置
及びバルブに接続される入出力インタフェースを備え、
前記ディレイ手段は、ソフト的に構成されており、前記
メモリに格納される現在のバルブの状態と次のバルブの
状態とから、バルブ信号をバルブに対して送出する時間
をディレイするかどうかについて、前記演算処理装置に
より演算し、ディレイする必要があると判断した場合に
は、前記タイマに当該ディレイさせる時間をセットする
ことにより達成され、前記演算処理装置は、前記タイマ
がタイムアップしたのを受けて、前記入出力インタフェ
ースから前記バルブに対してバルブ信号を送出するよう
にして、前記バルブの開閉を制御することを特徴とする
バルブ制御装置が得られる。
【0013】更に、本発明によれば、第3のバルブ制御
装置として、前記第1のバルブ制御装置において、演算
処理装置、該演算処理装置に接続された入出力インタフ
ェース、該入出力インタフェース及び前記バルブに接続
されたディレイ手段を備え、該ディレイ手段は、前記演
算処理装置から出力されるバルブ信号を前記入出力イン
タフェースを介して受けて、接続された前記バルブの状
態及び備えられた環境に応じて、前記バルブ信号が対応
する前記バルブに対して伝達されるまでの時間を送らせ
ることを特徴とするバルブ制御装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態によ
るバルブ制御装置について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態のバルブ制御装置は、図1に示されるような構成
を備え、図2に示されるようにソフトウェア的に構成さ
れたディレイ手段を有するものである。以下により詳細
に示す。
【0016】本実施の形態のバルブ制御装置は、図1に
示されるように、演算処理装置(以下、CPU)1、メ
モリ2、タイマ3、入出力インタフェース(以下、I/
O)を備えている。CPU1は、タイマ3から一定時間
ごとに割り込みをかけられて、メモリ2に格納されてい
るプログラムに従って演算処理を実行し、タイマを用い
て所定の時間をカウントした後に、バルブ信号をI/O
4を介してバルブ5に出力する。メモリ2は、プログラ
ムの他に、現在のバルブの状態(閉又は開)や、各バル
ブごとに応じたタイマディレイの時間等をも格納してい
る。タイマ3は、一定時間ごとにCPU1に対して割り
込みをかけると共に、各バルブごとに応じてCPU1か
らディレイタイムをセットされ、カウントダウン(若し
くはカウントアップ)することにより、セットされたデ
ィレイタイムがタイムアップすると、CPU1に対して
その旨を通達する。
【0017】以下に、図2を用いて複数のバルブ信号を
夫々に所定の時間をもってディレイさせるためのディレ
イ手段について、説明する。
【0018】まず、タイマ3は、一定時間ごとにCPU
1に対して割り込みをかける。
【0019】CPU1は、タイマ3からの割り込みが入
ると、図2に示される割り込みルーチンを実行する。割
り込みルーチンに入ると、CPU1は、各バルブについ
て現在の状態と次の状態とからディレイタイムが必要で
あるかどうかを判断し、必要である場合は、タイマ3に
ディレイタイムをセットする一方で、必要ない場合は、
タイマ3のディレイタイムを0リセットする。詳しく
は、図2に示されるように、例えば、まず、バルブA1
について、CPU1は、メモリ2に格納されている現在
の状態を参照し、次の状態が閉から開への変化であるか
どうかを判定する(ステップS101)。次の状態が閉
から開への変化である場合、CPU1は、開から閉への
変化と比較して早くその動作が終了してしまうため、そ
の時間を補償すべく、所定の時間をディレイタイムとし
て、タイマ3に対してセットする(ステップS10
2)。一方、次の状態が開から閉への変化である場合、
CPU1は、閉から開への変化と比較して遅くその動作
が終了することとなるため、ディレイタイムが必要ない
ため、タイマ3を0リセットする。(ステップS10
3)。次いで、CPU1は、バルブB1について、メモ
リ2に格納されている現在の状態を参照し、次の状態が
閉から開への変化であるかどうかを判定する(ステップ
S104)。次の状態が閉から開への変化である場合、
CPU1は、開から閉への変化と比較して早くその動作
が終了してしまうため、その時間を補償すべく、所定の
時間をディレイタイムとして、タイマ3に対してセット
する(ステップS105)。一方、次の状態が開から閉
への変化である場合、CPU1は、閉から開への変化と
比較して遅くその動作が終了することとなるため、ディ
レイタイムが必要ないため、タイマ3を0リセットす
る。(ステップS106)。同様にして、全てのバルブ
について、必要であればディレイタイマをセットする。
本実施の形態においては、他のバルブについて全てディ
レイタイマをセットした後、バルブAnについての処理
を行う。即ち、CPU1は、最後に、バルブAnについ
て、メモリ2に格納されている現在の状態を参照し、次
の状態が閉から開への変化であるかどうかを判定する
(ステップS107)。次の状態が閉から開への変化で
ある場合、CPU1は、開から閉への変化と比較して早
くその動作が終了してしまうため、その時間を補償すべ
く、所定の時間をディレイタイムとして、タイマ3に対
してセットする(ステップS108)。一方、次の状態
が開から閉への変化である場合、CPU1は、閉から開
への変化と比較して遅くその動作が終了することとなる
ため、ディレイタイムが必要ないため、タイマ3を0リ
セットする。(ステップS109)。このように全ての
バルブについて必要と有ればディレイタイマをセットし
て次のステップS110へ進む。
【0020】ステップS110においては、全てのバル
ブに対してバルブ信号が出力されたかどうかを判定す
る。しかしながら、最初にステップS110を実行する
際には、まだ、ディレイタイムをセットしたのみであ
り、いずれのバルブ信号をも出力していないことから、
次のステップS111に進む。本実施の形態において
は、ステップS111及びステップS112により、バ
ルブ信号が送出されていない全てのバルブについて、一
つ一つディレイタイムがタイムアップしたかどうか判定
し(ステップS112)、タイムアップした場合は、I
/Oからディレイ信号を対応するバルブに対して出力す
る(ステップS113)。ステップS112で、まだ、
ディレイタイムがタイムアップしていない場合、ステッ
プS113においてバルブ信号を出力した場合のいずれ
の場合もステップS110に戻り、全てのバルブについ
てのバルブ信号出力が終了したかどうかの判定を行い、
バルブ信号の出力が終了するまで、上記したステップS
を繰り返し実行する。その上で全てのバルブに対してバ
ルブ信号の出力が終了すると、CPU1は、割り込みル
ーチンを抜ける。
【0021】このような本実施の形態に示される制御を
行うことで、最初にディレイタイムが0と設定されたバ
ルブに対しては、直ぐにバルブ信号が出力されるが、所
定時間のディレイタイムが設定されたバルブに対して
は、その設定時間に達するまでバルブ信号が出力されな
い。このようにして、本実施の形態に示されるバルブ制
御装置によれば、異なったタイミングをもってバルブ信
号を出力することができ、トータル開度を100%近傍
に保ち、トータル開度の変化を比較的緩やかにすること
で、従来問題とされていた瞬間的な圧力変化を抑制する
ことができる。
【0022】図3に、本実施の形態により制御されたバ
ルブの状態変化と時間との関係を示す。図3を参照する
と、本実施の形態によるトータル開度は、100%近傍
で、変化しており、平均的には100%に近い。これ
は、図4に示されるように、夫々のバルブに対して、状
態変化などに応じて異なるタイミングをもってバルブ信
号を出力していることによる。図9と比較すれば理解さ
れるように、本実施の形態によれば、異なったタイミン
グでバルブ信号を出力することができるため、従来例と
比較して安定したトータル開度が得られる。
【0023】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態によるバルブ制御装置について図5及び図
6を用いて説明する。
【0024】本実施の形態によるバルブ制御装置は、デ
ィレイ手段としてハードウェアで構成されるディレイ回
路8を備えている。詳しくは、本実施の形態によるバル
ブ制御装置は、バルブ信号10を出力するCPU6、C
PU6からバルブ信号10を受けてI/O信号11とし
て出力するI/O7、I/O7からI/O信号11を受
けてバルブ9に対して設定されたディレイタイムに応じ
て出力するタイミングを変化させるようにしてバルブデ
ィレイ信号12として出力するディレイ回路8を備えて
いる。従来のハードウェア構成では、CPUからI/O
を経由して、直接、バルブを駆動していたが、I/Oと
バルブとの間にディレイ回路を追加することにより、従
来のバルブ制御装置に対して本発明による機能を追加す
ることが可能となる。
【0025】図6は、本実施の形態におけるディレイ回
路8の構成を示す。
【0026】本実施の形態によるディレイ回路8は、各
バルブごとに設けられるものであり、ディレイ設定値出
力手段81、論理積回路82、及び減算カウンタ83を
備えている。ディレイ設定値出力手段81には、いずれ
かのバルブ(当該ディレイ回路8の対応するバルブ)に
対応したディレイ設定値が格納されており、当該ディレ
イ設定値は減算カウンタ83に対してディレイ設定値出
力手段81から出力される。論理積回路82は、I/O
信号11及びクロックClockを受けて論理積をと
り、カウント信号13として出力する。減算カウンタ8
3は、I/O信号11をリセット信号として受けて、デ
ィレイ設定値からカウント信号13を減算するようにし
てカウントし、カウント値が0となった場合に、バルブ
の状態を変化させるためのバルブディレイ信号12を出
力する。
【0027】以下に、このような構成を備える本実施の
形態のディレイ回路における動作について説明する。
【0028】まず、ディレイ設定値出力手段81にて減
算カウンタ83に対して予め目標となるディレイ時間を
設定する。論理積回路82は、クロックClockとし
て、常に矩形波の信号が入力されている。この論理積回
路82に対してI/O7からI/O信号11が入力され
る。I/O信号11は、“0”が閉を示し、“1”が開
を示すものであると仮定する。このような仮定の下で
は、I/O信号11が閉“0”を示す際には、クロック
Clockは、論理積回路82により打ち消され、カウ
ント信号13は、常に“0”のままとなる。従って、減
算カウンタ83は、減算を行わない。更に、減算カウン
タ83には、I/O信号11がリセット信号として入力
されているため、I/O信号11の入力によりディレイ
設定値がディレイ設定値出力手段81からロードされて
いる。この状態でバルブ信号が閉“1”、即ちI/O信
号が“1”を示すと、減算カウンタ83は、リセット解
除される。また、論理積回路82は、クロックCloc
kがそのままカウント信号13として減算カウンタに出
力される。そのため、減算カウンタ83は、ロードされ
ていたディレイ設定値から、カウント信号13をもって
カウントダウンを開始する。減算カウンタ83は、カウ
ントダウンした結果、ディレイ設定値のタイムアップす
ると、バルブディレイ信号12を出力する。このような
動作を行うディレイ回路を全てのバルブに取り付けるこ
とにより、バルブごとに設定されたディレイ時間に応じ
たタイミングを制御することが可能となる。
【0029】尚、いうまでもないことであるが、全ての
バルブに対応するディレイ設定値(若しくは、第1の実
施の形態におけるディレイタイマの設定値)の夫々は、
他のバルブとの関係により定められる。その結果、反応
炉から見た全てのバルブのトータル開度を調整すること
ができるため、反応管内圧力の変動をなだらかに制御す
ることが可能である。また、ガス種類別に1つのブロッ
ク単位と考え、配管長、配管抵抗などから、反応炉まで
の到達時間を計算し、その到達時間を考慮したディレイ
設定値等を設定することにより、これら配管長等による
ガスの到達時間を変化させることが可能である。従っ
て、本発明の実施の形態によれば、配管長によるガス到
達時間のばらつきをも抑制することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反応炉から見た全てのバルブのトータル開度を100%
近傍に保つようにして調節することにより、反応管内の
圧力の変動を抑制することができるバルブ制御装置が得
られる。
【0031】また、本発明によれば、ガス種類別に1つ
のブロック単位と考え、配管長及び配管抵抗などから、
反応炉までの到達時間を計算し、その計算結果をもって
バルブの状態変化を遅らせることにより、配管長などに
よるガスの到達時間を変化させることが可能であるた
め、配管長などによるガス到達時間のばらつきを抑制す
ることができるバルブ制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のバルブ制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における割り込みル
ーチンとしてのバルブディレイ手段を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第1の実施の形態のバルブ制御装置に
よる制御の結果としてのトータル開度などの時間経過を
示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるバルブ信号出
力のタイミングを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるバルブ制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のバルブ制御装置に
おけるディレイ回路の詳細を示す図である。
【図7】従来のMOVPE装置のバルブ近辺の構成を示
す図である。
【図8】従来、気相成長を行う場合のバルブの切替状態
を示す図である。
【図9】従来のバルブ制御によるトータル開度等と時間
との関係を示す図である。
【図10】従来のバルブ制御におけるバルブ信号出力の
タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(演算処理装置) 2 メモリ 3 タイマ 4 I/O(入出力インタフェース) 5 バルブ 6 CPU 7 I/O 8 ディレイ回路 81 ディレイ設定値出力手段 82 論理積回路 83 減算カウンタ 9 バルブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバルブに対して、夫々、バルブ信
    号を送出することにより、バルブの開閉を制御するため
    のバルブ制御装置であって、 演算処理装置、該演算処理装置に接続されるメモリ、該
    演算処理装置に接続されるタイマ、並びに前記演算処理
    装置及びバルブに接続される入出力インタフェースを備
    え、 複数のバルブの状態及び備えられた環境に応じて、バル
    ブ信号が対応する前記バルブに対して伝達されるまでの
    時間を、遅らせることのできるディレイ手段であって、
    ソフト的に構成されており、前記メモリに格納される現
    在のバルブの状態と次のバルブの状態とから、バルブ信
    号をバルブに対して送出する時間をディレイするかどう
    かについて、前記演算処理装置により演算し、ディレイ
    する必要があると判断した場合には、前記タイマに当該
    ディレイさせる時間をセットすることにより、達成され
    たディレイ手段を有し、 前記演算処理装置は、前記タイマがタイムアップしたの
    を受けて、前記入出力インタフェースから前記バルブに
    対してバルブ信号を送出するようにして、前記バルブの
    開閉を制御することを特徴とするバルブ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のバルブに対して、夫々、バルブ信
    号を送出することにより、バルブの開閉を制御するため
    のバルブ制御装置であって、 演算処理装置、該演算処理装置に接続された入出力イン
    タフェース、該入出力インタフェース及び前記バルブに
    接続されたディレイ手段を備え、 前記ディレイ手段は、前記演算処理装置から出力される
    各バルブ信号を前記入出力インタフェースを介して受け
    て、前記複数のバルブの状態及び備えられた環境に応じ
    て、現在のバルブの状態と次のバルブの状態とから、デ
    ィレイ時間を得、そのディレイ時間をもって、各バルブ
    信号が対応する前記バルブに対して伝達されるまでの時
    間を、バルブ毎に遅らせることのできるものであること
    を特徴とするバルブ制御装置。
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