JP3050115B2 - 個別選択呼出受信機 - Google Patents

個別選択呼出受信機

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JP3050115B2
JP3050115B2 JP159296A JP159296A JP3050115B2 JP 3050115 B2 JP3050115 B2 JP 3050115B2 JP 159296 A JP159296 A JP 159296A JP 159296 A JP159296 A JP 159296A JP 3050115 B2 JP3050115 B2 JP 3050115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動による呼出が
可能な個別選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】個別選択呼出受信機、例えば、携帯電話
機等において、着信した場合には着信音と共にあるいは
着信音の代りに、携帯電話機が振動することにより、携
帯者に知らせるものが知られている(特公平7−631
93号公報、特公昭63−60932号公報等)。
【0003】このような着信時の振動(以下「着信振
動」と言う)により、他人に着信を知られたくない場合
や着信音を発したくない場合、あるいは周囲の騒音が大
きくて着信音を認識することができない場合に、自己へ
の着信を認識することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話機を
着信時に着信振動を発するモードにしていたとしても、
同時に周囲から振動が伝わって来るよう環境、例えば走
行する車両中や騒々しい店内等では、携帯電話機の着信
振動が周囲からの振動に紛れてしまい、着信が認識でき
ない場合が有った。
【0005】本発明は、前記課題を解決し、周囲の環境
から振動が伝わって来るような場所においても、着信振
動にて認識できる個別選択呼出受信機を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
の個別選択呼出受信機は、着信振動のパターンの設定を
変更することが可能である。したがって、周囲からの振
動と紛らわしい振動パターンが着信振動として個別選択
呼出受信機に既に設定してあった場合には、周囲からの
振動とは異なる振動パターンを着信振動として設定する
ことにより、周囲からの振動と着信振動とを区別できる
ので、自己への着信を確実に認識することができる。
【0007】このような着信振動における振動パターン
の設定は、個別選択呼出受信機に複数備えられたパター
ンから選択することにより変更するので、着信振動の振
動パターンの変更が容易である。また、自己への着信を
検出したときに、着信振動による呼出と共に着信音によ
る呼出が可能な個別選択呼出受信機であ、この着信音
のパターンの設定をも変更することが可能で着信音の
パターンの設定に連動して前記着信振動のパターンの設
定も変更されるように構成してある
【0008】このように構成すると、着信音も着信振動
もパターンが変更でき、一層、着信の認識がし易くなる
と共に、一度の操作で効率的に着信音も着信振動もパタ
ーン変更できる
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、個別選択呼出受信機の一
実施の形態としての携帯電話機2の概略ブロック図を示
す。携帯電話機2は、アンテナ部4、送受信部6、表示
部7、キー入力部8、制御回路10、音声入力部11、
発音部12および振動部14を備えている。
【0012】アンテナ部4は、携帯電話機2の本体2a
内に入出可能に設けられている。このアンテナ部4に接
続された送受信部6は、アンテナ部4を介して無線通信
回線網との間で送受信を行って、音声入力部11に入力
された音声を無線信号として発信し、受信した無線信号
を音声として発音部12から発声させる。表示部7は液
晶ディスプレイとそのドライブ回路とからなり、携帯電
話機2の状態や各種メッセージ等を表示する。キー入力
部8は、備えられた複数のキーを介して、携帯電話機2
の使用者からの指示を入力する。
【0013】制御回路10は、キー入力部8からの指示
に応じて、内部のメモリに記憶している設定を変更した
り、送受信部6を介して他の携帯電話機を発呼し、送受
信部6に相手方との通信処理を行わせる。また、送受信
部6を介して着信されたことが判明すると、使用者に対
して、発音部12または振動部14を駆動して使用者に
着信を報知し、キー入力部8を介して応答の指示が有れ
ば、送受信部6に相手方との通信処理を行わせる。
【0014】発音部12は、ドライブ回路12aおよび
スピーカ12bを備え、振動部14は、ドライブ回路1
4aおよびバイブレータ14bを備えている。制御回路
10から出力信号が発音部12のドライブ回路12aに
入力されると、その出力信号に従って、スピーカ12b
から所定の周波数に設定された音が出力される。また、
制御回路10から出力信号が振動部14のドライブ回路
14aに入力されると、その出力信号に従って、バイブ
レータ14bに振動が生じ、この振動により携帯電話機
2の本体2aが振動する。
【0015】制御回路10は、マイクロコンピュータと
して構成され、CPU、ROM、RAM、バックアップ
RAM、バスライン、I/O等を備えている。次に、制
御回路10のROM内に記憶されている処理の内、着信
音および着信振動に関する処理について説明する。
【0016】まず、図2および図3に、使用者により携
帯電話機2の機能が設定される際に制御回路10が実行
する機能設定処理のフローチャートを示す。本機能設定
処理は、携帯電話機2が特定の処理を実行していない状
態である通常モード時に、キー入力部8に備えられてい
るファンクションキーを押し下げることにより開始され
る。
【0017】最初に2桁の機能番号の入力待ちとなる
(S110)。ここで、使用者が現在オフの状態にある
バイブレータ機能をオンに設定するために、バイブレー
タ機能設定モードの番号である「14」を、キー入力部
8に備えられているテンキーの内の「1」、「4」を押
し下げて入力すると、機能番号の入力がなされたため、
ステップS110では「YES」と判定されて、次に、
入力された機能番号がバイブレータ機能設定か否かが判
断される(S120)。
【0018】使用者はバイブレータ機能設定モードを示
す機能番号「14」を入力したので、ステップS120
では「YES」と判定されて、表示部7に「バイブレー
タ1:ON / 3:OFF」という内容の選択メニュ
ーが表示される(S130)。この表示の内、「OF
F」がブリンク状態であることにより、現在の設定状態
も表示される。
【0019】次に使用者の選択指示待ちとなる(S14
0)。前述した表示の内、「1:ON / 3:OF
F」は、テンキーの内、「1」のキーを押し下げれば、
「ON」の設定がなされ、「3」のキーを押し下げれ
ば、「OFF」の設定がなされることを意味する。
【0020】ここで、使用者が「1」のキーを押し下げ
れば、ステップS140で「YES」と判定され、バイ
ブレータ機能が「ON」に設定されたので、表示部7の
表示を「バイブレータ ON」の表示に切り換える(S
145)。次に、バイブレータ機能設定の内容を制御回
路10内の揮発性メモリであるRAMに記憶し(S15
0)、次に今回設定した内容が、直前の設定と異なるか
否かを判定する(S160)。直前は「OFF」であ
り、今回は「ON」であることから、直前の設定と異な
るので、ステップS160では「YES」と判定され
る。
【0021】次に制御回路10内の不揮発性メモリであ
るバックアップRAMに、バイブレータ機能設定の内容
が記憶され(S170)、通常モードに戻る。設定内容
が変更されていない場合には、ステップS160では
「NO」と判定されて、バックアップRAMへの記憶は
なされずに、通常モードに戻る。
【0022】ステップS160、S170の処理により
現在の設定状態が常にバックアップRAMに保持されて
いるが、これは、携帯電話機2の電源オフ時にも機能設
定内容を保持するためであり、他の機能についても変更
が有れば同様にしてバックアップRAMにも記憶がなさ
れる。
【0023】次に、使用者が着信音と着信振動との両方
のパターンを設定する場合を説明する。まず、図2のス
テップS110の機能番号入力待ちにて、使用者が着信
音および着信振動のパターン設定を指示する「13」を
テンキーにより入力すると、ステップS120では「N
O」と判定されて、図3の着信音・着信振動パターン選
択処理か否かが判定される(S200)。ここで、機能
番号「13」は、着信音・着信振動パターン選択指示を
表しているので、「YES」と判定されて、表示部7に
「チャクシンパターン 1/2/3/4/5」という内
容の選択メニューが表示される(S210)。この表示
の内、「1/2/3/4/5」は、5種類の着信音・着
信振動パターンが存在し、その中から番号にて選択でき
ることを意味する。現在の設定状態が「1」であれば、
表示の内で「1」の部分がブリンク状態となって、現在
の設定状態も表示される。
【0024】次に使用者の選択指示待ちとなる(S22
0)。ここで、使用者が「2」のキーを押し下げれば、
着信音・着信振動パターンが「2」に設定されたので、
表示部7の表示を「チャクシンパターン 2」の表示に
切り換える(S225)。または「チャクシンパターン
1/2/3/4/5」の表示のままで、「1」の表示
のブリンクを停止して、「2」をブリンクさせる。
【0025】次に、バイブレータ機能設定の内容を制御
回路10内の揮発性メモリであるRAMに記憶し(S2
30)、次に選択された着信音・着信振動パターンのデ
モが行われる(S240)。すなわち、制御回路10
は、後述する図4,5と同様な処理にて、選択された着
信音・着信振動パターンに対応する出力信号を、発音部
12のドライブ回路12aに出力して、選択されたパタ
ーンの着信音をスピーカ12bから発生させるととも
に、選択された着信音・着信振動パターンに対応する出
力信号を、振動部14のドライブ回路14aに出力し
て、選択されたパターンの着信振動をバイブレータ14
bから発生させる。このことにより、使用者は適切な着
信音・着信振動パターンに設定されたか否かを設定直後
に確認することができる。
【0026】次に、今回設定した内容が、直前の設定と
異なるか否かを判定する(S250)。直前は着信音・
着信振動パターンは「1」であり、今回は「2」である
ことから、直前の設定と異なり、ステップS250では
「YES」と判定され、次に制御回路10内の不揮発性
メモリであるバックアップRAMに、着信音・着信振動
パターン設定の内容が記憶され(S260)、通常モー
ドに戻る。設定内容が変更されていない場合には、ステ
ップS250では「NO」と判定されて、バックアップ
RAMへの記憶はなされずに、通常モードに戻る。
【0027】次に、着信時における着信音・着信振動の
出力処理について説明する。図4は、着信時処理のフロ
ーチャートを示している。本処理は他の携帯電話機から
着信があったタイミングで開始される処理である。ま
ず、制御回路10内のRAMに設定してある着信振動機
能、着信音・着信振動パターンの設定内容、その他、音
量等の設定内容を、RAMの作業領域に読み込む(S3
00)。次に着信処理用割込処理の割込を禁止する(S
310)。この着信処理用割込処理は図5に示す割込処
理であり、詳細は後述する。
【0028】次に割込回数カウンタCをゼロクリアする
(S320)。次に状態を示す変数ステートに「1」を
設定する(S330)。次に、RAMの作業領域に読み
込んだ設定内容に基づいて音量を指示する信号を発音部
12のドライブ回路12aに出力して、スピーカ12b
から発する音量を設定する(S340)。
【0029】次に図5に示した着信処理用割込処理の割
込間隔を設定する(S350)。この割込間隔は予め制
御回路10のROM中に96Hzとして設定されている
ので、この96Hz、すなわち96回/秒の割込がかか
るように設定する。次に着信処理用割込処理の割込実行
を許可する(S360)。このことにより図5の着信処
理用割込処理が96Hzで実行される。
【0030】次にキー入力部8の応答キーが押し下げら
れたか否かが判定され(S370)、応答キーが押し下
げられていない場合は「NO」と判定されて、次に通信
の相手方が回線を切断したか否かが判定され(S38
0)、切断していなければ「NO」と判定されて、再
度、ステップS370に戻る。すなわち、使用者により
応答キーが押し下げられるか、相手方が回線を切断する
までステップS370とステップS380とを繰り返
す。使用者により応答キーが押し下げられ、あるいは相
手方が回線を切断すれば、ステップS370またはステ
ップS380にて「YES」と判定されて、着信処理用
割込処理が禁止され更に両ドライブ回路12a,14a
に対する出力信号がパワーダウンにされて(S39
0)、通常の通信処理に移る。すなわち、応答キーが押
し下げられた場合には、送受信部6による無線通信回線
を介しての通常の会話処理が行われ、相手方が回線を切
断した場合には、通常モードに戻る。
【0031】したがって、このステップS370,S3
80を繰り返している間は、図5の着信処理用割込処理
が96Hzで繰り返し実行される。図5に示した着信処
理用割込処理について説明する。まず、ステートの状態
が判定される(S400)。最初はステート=1である
ので、処理が1周期終了したか否かが判定される(S4
10)。この1周期とは、着信音・着信振動パターンの
1周期を示し、ここでは、割込回数カウンタCが0から
95になるまでの期間を1周期としている。後述するご
とく、着信音・着信振動パターンが「2」では、1周期
は3秒間に該当する。
【0032】したがってステップS410ではC=95
か否かが判定される。最初は初期設定(図示していな
い)にてC=0であるので、ステップS410では否定
判定されて、Cがインクリメントされる(S420)。
すなわち、C=1となる。次にパルス発生区間か否かが
判定される(S440)。このパルス発生区間は、前述
した「振動パターンの内で振動を発生する区間」に該当
し、前記1周期の間に、着信音および着信振動を発生さ
せるためのパルス状出力信号を制御回路10からドライ
ブ回路12a,14aに出力する期間を意味する。この
パルス発生区間は、前記ステップS210,S220に
て選択された着信音・着信振動パターンに応じて異なっ
ている。すなわち、1周期内でのパルス発生区間の配置
により、着信音・着信振動パターンが種々設定される。
【0033】前述したごとく着信音・着信振動パターン
は「2」に設定されている。ここで着信音・着信振動パ
ターン「2」が表すパターン内容が、1周期が3秒間で
あり、その内の1秒間をパルス発生区間として着信音お
よび着信振動を生じ、2秒間をパルス発生区間以外の区
間として着信音および着信振動を発生しない状態のくり
返しであるとすると、C=0〜31の期間はパルス発生
区間であり、C=32〜95はパルス発生区間以外の区
間となる。
【0034】したがって、ステップS440にて、C=
0〜31の場合は、パルス発生区間として「YES」と
判定され、発音部12のドライブ回路12aがパワーダ
ウンされていれば、パワーアップし、パワーアップされ
ていればパワーダウンする処理が行われる(S45
0)。
【0035】図6のタイミングチャートに示すごとく、
制御回路10から発音部12のドライブ回路12aへの
着信音出力[図6(e)]は、着信直後(時刻t0)は
パワーダウンを指示している状態であるので、ステップ
S450ではパワーアップに切替えられる。このため、
スピーカ12bからは所定の周波数の音が発生する。
【0036】次にステート=2に設定される(S48
0)。そして再度、ステップS440と同じ判定、すな
わち、パルス発生区間か否かが判定される(S49
0)。同じくC=0であり、「YES」と判定されて、
振動部14のドライブ回路14aがパワーダウンされて
いれば、パワーアップし、パワーアップされていればパ
ワーダウンする処理が行われる(S500)。図6のタ
イミングチャートに示すごとく、制御回路10から振動
部14のドライブ回路14aへの着信振動出力[図6
(f)]は、着信直後(時刻t0)はパワーダウンを指
示している状態であるので、ステップS500ではパワ
ーアップに切替えられる。このため、バイブレータ14
bに通電される。こうして、一旦、割込処理を終了す
る。
【0037】再度、時刻t1にて着信処理用割込処理が
開始されると、ステート=2となっているので、ステッ
プS400からステップS510に移行してステート=
3に設定される。次にC=1であるので、ステップS4
90にて「YES」と判定され、ステップS500に
て、着信振動出力は今度はパワーダウンされる。このた
め、バイブレータ14bは非通電となる。こうして、一
旦、割込処理を終了する。
【0038】時刻t2にて、次の着信処理用割込処理が
開始されると、ステート=3となっているので、ステッ
プS400からステップS520に移行してステート=
1に設定される。次にC=1であるので、ステップS4
90にて「YES」と判定され、ステップS500に
て、着信振動出力は今度はパワーアップされる。このた
め、バイブレータ14bに通電される。こうして、一
旦、割込処理を終了する。
【0039】時刻t3にて、次の着信処理用割込処理が
開始されると、ステート=1となっているので、ステッ
プS400からステップS410に移行して、C=95
か否かが判定される。C=1であるので、「NO」と判
定されて、Cがインクリメントされる(S420)。こ
こで、C=2となる。
【0040】次にC=0〜31か否かが判定され(S4
40)、C=2であることから「YES」と判定され、
ステップS450にて、発音部12のドライブ回路12
aへの着信音出力がパワーアップからパワーダウンに切
替えられる。このことによりスピーカ12bからの着信
音発生が一旦停止する。
【0041】そしてステップS480ではステート=2
に設定され、ステップS490では「YES」と判定さ
れて、着信振動出力がパワーアップからパワーダウンに
切替えられる。このためバイブレータ14bは非通電状
態となる。以後、C=0〜31である限り、着信処理用
割込処理が実行される毎に、バイブレータ14bには通
電・非通電が繰り返され、バイブレータ14bは通電・
非通電の周期で振動し、この振動により携帯電話機2の
本体2aを振動させる。すなわち、バイブレータ14b
に対する駆動エネルギーの供給の有無を切り替えること
により、バイブレータ14bに振動を発生させている。
【0042】また、C=0〜31である限り、着信処理
用割込処理が3回実行される毎に、スピーカ12bから
の着信音発生と停止とが繰り返され、振動するがごとく
の着信音を発する。上述のようにしてCがインクリメン
トされ、C=32となった場合(図7の時刻t10)に
は、ステップS440にて「NO」と判定され、発音部
12のドライブ回路12aに対する着信音出力がパワー
ダウンされ(S460)、振動部14のドライブ回路1
4aに対する着信振動出力がパワーダウンされる(S4
70)。すなわち、1秒間のパルス発生区間が経過した
ので、着信音出力のパルスと、着信振動出力のパルスを
停止するためである。
【0043】次にステップS480にてステート=2に
された後、ステップS490の判定にても、「NO」と
判定されるので、着信振動出力はパワーダウンのまま処
理を一旦終了する。以後、着信処理用割込処理が3回な
される毎にCがインクリメントされるが、31<C<9
5であるので、着信音出力および着信振動出力ともにパ
ルスは出力されない。すなわち、C=95となるまで、
2秒間、着信音も着信振動も生じない。
【0044】Cのインクリメントの結果、C=95とな
った場合(図7の時刻t20)に、着信処理用割込処理
のステップS410にては「YES」と判定され、C=
0とされる(S430)。したがって、再度、パルス発
生区間に入るので、前述したごとくの着信音の発生と着
信振動の発生が1秒間なされ、C=31となれば、再
度、2秒間の着信音および着信振動の停止状態が継続す
る。
【0045】このように、1秒間は着信音と着信振動と
が発生し、次の2秒間は停止すると言う繰り返しパター
ンが、使用者により応答キーが押し下げられる(S37
0で「YES」)か、相手方が回線を切断する(S38
0で「YES」)まで実行される。
【0046】そしてステップS370またはステップS
380にて「YES」となれば(図6の時刻t10
0)、前述したごとくステップS390が実行されて、
通常の処理に移る。上述した「2」の着信音・着信振動
パターンは、3秒間を1周期として、1秒間の着信音お
よび着信振動の発生と2秒間の停止のくり返しであっ
た。その他のパターン1,3〜5についても、1周期の
長さと、着信音および着信振動の発生有無の比率によ
り、決定されている。例えば1秒間を1周期として着信
音および着信振動の発生有無の比率を1:1としたり、
1周期が3秒間以上として、その1周期内で、複数、パ
ルス発生区間を設けたりしても良い。
【0047】したがって、ステップS210,S220
の処理により、携帯電話機2の使用者は周囲の騒音や振
動と紛らわしくないパターンを任意に選択して、携帯電
話機2に設定しておくことができるので、周囲からの振
動と着信振動とを区別でき、自己への着信を確実に認識
することができる。
【0048】また、着信音のパターンと着信振動のパタ
ーンとをステップS210,S220の処理により、同
時に選択できるので、パターンの設定が効率的である。
本実施の形態において、バイブレータ14bが振動手段
に該当し、制御回路10の処理の内、図2,3の処理が
入力手段としての処理に該当し、図4,5の処理が振動
制御手段としての処理に該当する。
【0049】[その他]前記実施の形態では、着信音パ
ターンと着信振動パターンとを同時に設定していたが、
着信音パターンと着信振動パターンとを個別に設定して
も良い。すなわち、着信音パターンと着信振動パターン
とを異なるパターンとして設定しても良い。
【0050】また、着信音のパターンは固定状態とし、
着信振動のパターンのみ切換可能にしても良い。また、
着信音パターンおよび着信振動パターンは、予め用意さ
れているパターンから選択したが、使用者がパターンを
作成して登録するようにしても良い。
【0051】前記実施の形態では、個別選択呼出受信機
として携帯電話機2を挙げたが、これ以外に、個別選択
呼出受信機として、携帯電話機の一種であるPHS(パ
ーソナルハンディホーンシステム)用子機やポケットベ
ル等を挙げることができ、前記実施の形態と同様に着信
振動のパターンとして、周囲の騒音や振動と紛らわしく
ないパターンを選択して、PHSの子機やポケットベル
に設定しておけば、周囲からの振動と着信振動とを区別
でき、自己への着信を確実に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態としての携帯電話機の概略ブロ
ック図である。
【図2】 前記実施の形態における機能設定処理のフロ
ーチャートである。
【図3】 前記実施の形態における機能設定処理のフロ
ーチャートである。
【図4】 前記実施の形態における着信時処理のフロー
チャートである。
【図5】 前記実施の形態における着信処理用割込処理
のフローチャートである。
【図6】 前記実施の形態における着信時の着信音・着
信振動パターンの出力状態を説明するタイミングチャー
トである。
【図7】 前記実施の形態における着信時の着信音・着
信振動パターンの出力状態を説明するタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
2…携帯電話機 2a…携帯電話機本体 4…
アンテナ部 6…送受信部 7…表示部 8…キー入力部 10…制御回路 12…発音部 12a…発音部ド
ライブ回路 12b…スピーカ 14…振動部 14a…振動部
ドライブ回路 14b…バイブレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−37322(JP,A) 特開 平7−123458(JP,A) 特開 平6−61920(JP,A) 特開 平4−273727(JP,A) 特開 平4−220819(JP,A) 特開 平3−24828(JP,A) 実開 平5−4292(JP,U) 実開 昭63−198238(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04Q 7/14 - 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己への着信を検出したときに、振動によ
    る呼出と共に着信音による呼出が可能な個別選択呼出受
    信機であって、 前記振動のパターンの設定および前記着信音のパターン
    の設定を変更することが可能であり、前記着信音のパタ
    ーンの設定に連動して前記振動のパターンの設定も変更
    されることを特徴とする個別選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】前記着信音のパターンと前記振動のパター
    ンとが、同一のパターンであることを特徴とする請求項
    1記載の個別選択呼出受信機
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