JP3049929U - 分離式数字キーボード用包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 展示機能を有する分離式数字キーボード用包
装箱。 【解決手段】 紙板を裁断してなる板体が折り曲げら
れ、挿入されることで形成され、左右対称に設けられた
二つの第１底板、二つの第１側板、二つの上板、二つの
第２底板、二つの第２側板及び二つの内側板を包括し、
また左右対称に複数の収容部が形成されている、この収
容部に分離式数字キーボードを内装した内箱を挿し置く
ことができ、また中間の折り線で逆Ｖ形に折り曲げられ
て、二つの第１底板に設けられた係止部で相互に止め合
わせて展示形態となしうる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のキーボード用包装箱に関し、さらに詳しくはコンピュータの分 離式数字キーボードの包装と展示の機能を有する包装箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、周知の分離式数字キーボードは、包装箱に入れる前に、透明な内箱に 個装され、さらに分離式数字キーボードを内装した内箱が包装箱内に置き入れら れていた。この包装箱はただ包装の機能しか有しておらず、展示機能を有してい ないため陳列や展示に不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、包装と展示の両方の機能を併せ持つ一種の分離式数字キーボード用 包装箱を提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、紙板を裁断してなる板体とされて、該板体は、中間に一つ の折線１１が設けられ、該折線１１の左右両側に対称に第１底板１２が連接され 、左右の第１底板１２に相互に対応する係止部１３が設けられ、各第１底板１２ もう一側に折線１４を介して一つの第１側板１５が連接され、該第１側板１５は 折線１４で第１側板１５に対して垂直に折り曲げられ、各第１側板１５のもう一 側に一つの折線１６を介して一つの上板１７が連接され、上板１７は折線１６で 第１側板１５に対して垂直に折り曲げられ、各上板１７のもう一側に複数の割線 １８を介して一つの第２底板１９が連接され、上板１７と第２底板１９の間の各 二つの割線１８間に一つの第２側板２０が設けられ、該第２側板２０はそれぞれ 折線２１、２２を介して上板１７、第２底板１９と連接し、第２側板２０は折線 ２１に沿って上板１７に垂直に折り曲げられ、第２底板１９が折線２２に沿って 折り曲げられて第２側板２０に垂直とされて第２底板１９が第１底板１２上に重 なるようにしてあり、各第２底板１９のもう１側が折線２３を介して一つの内側 板２４に連接し、内側板２４が折線２３に沿って折り曲げられて第２底板１９に 垂直とされて且つ内側板２４が第１側板１５の内側に重なるようにしてあり、各 内側板２４のもう一側に挿入片２５が設けられ、また第１側板１５及び上板１７ 間に複数の、該挿入片２５に対応する挿入孔２６が設けられ、挿入片２５と挿入 孔２６が相互に挿嵌されるようにしてあり、以上により形成された板体が、各折 線に沿って折り曲げられ、さらに挿入片と挿入孔が挿嵌されて、上板１７と第１ 底板１２、第２底板１９間に複数の収容部２７が左右対称に設けられ、以上の構 成からなる、分離式数字キーボード用包装箱としている。

【０００５】 請求項２の考案は、請求項１の分離式数字キーボード用包装箱において、板体 の中央の折線１１で逆Ｖ形に折り曲げ可能とされたことを特徴とする、分離式数 字キーボード用包装箱としている。

【０００６】 請求項３の考案は、請求項１の分離式数字キーボード用包装箱において、板体 の中央の折線１１上に複数の穿孔３０が設けられたことを特徴とする、分離式数 字キーボード用包装箱としている。

【０００７】 請求項４の考案は、請求項１の分離式数字キーボード用包装箱において、第２ 底板１９及び内側板２４の折線１１上の複数の割線３１が設けられて、折り曲げ やすくしてあることを特徴とする、分離式数字キーボード用包装箱としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の分離式数字キーボード用包装箱は、それらは一枚の紙板を裁断してな る板体が折り曲げられ、挿入されることで形成されてそれぞれ左右対称に設けら れた二つの第１底板、二つの第１側板、二つの上板、二つの第２底板、二つの第 ２側板及び二つの内側板を包括し、また左右対称に複数の収容部が形成されてい る、この収容部に分離式数字キーボードを内装した内箱を挿し置くことができ、 左右の対向する二つの収容部に挿入された内箱はその交差する部分が重ね合わさ れるため、占用空間を減少できるものとされている。また該分離式数字キーボー ド包装箱は中間の折り線で逆Ｖ形に折り曲げられ、二つの第１底板に設けられた 係止部で相互に止め合わせて展示形態となすことができ、分離式数字キーボード の展示に便利であり、こうして包装と展示の両方の機能を併せ持つものとされて いる。

【０００９】

【実施例】

図１に示されるのは本考案の分離式数字キーボード用包装箱であり、それはダ ンボール或いはそれに代わりうる強度を有する紙板を図２に示されるように裁断 した後、折り曲げと挿入により組み立ててなる。

【００１０】 図２に示されるように、本考案の包装箱はその展開状態において、略長方形を 有する板体１０の中間に一つの折線１１が設けられ、該折線１１上に適当な数、 例えば二つの穿孔３０が設けられ、折線１１の左右両側に対称に第１底板１２が 連接され、二つの第１底板１２それぞれの上下端に少なくとも二つの係止部１３ が折線１１の左右で対称となるよう設けられ、該係止部１３が選択的に第１底板 １２上に押し出せるようにしてある。二つの第１底板１２それぞれのもう一側に は折線１４を介して一つの第１側板１５が連接され、該第１側板１５は折線１４ で第１側板１５に対して垂直に折り曲げ可能とされ（図３参照）、二つの第１側 板１５それぞれのもう一側に一つの折線１６で一つの上板１７が連接され、上板 １７が折線１６で第１側板１５に対して垂直に折り曲げ可能とされ、二つの上板 １７それぞれのもう一側に複数のＵ形を呈する割線１８を介して一つの第２底板 １９が連接され、上板１７と第２底板１９の間の複数の割線１８間それぞれに一 つの第２側板２０が設けられ、該第２側板２０はそれぞれ折線２１、２２を介し て上板１７、第２底板１９と連接し、第２側板２０は折線２１に沿って上板１７ に垂直に折り曲げられ、且つ第２側板２０と第１側板１５が平行に直立する状態 に折り曲げられるようにしてあり、第２底板１９が折線２２に沿って折り曲げら れて第２側板２０に垂直とされて且つ第２底板１９が第１底板１２上に重なるよ うにしてあり、第２底板１９のもう１側が折線２３を介して一つの内側板２４に 連接し、該第２底板１９及び内側板２４の間の折線２３上に複数の割線３１が設 けられて折り曲げやすいようにしてあり、内側板２４が折線２３に沿って折り曲 げられて第２底板１９に垂直とされて且つ内側板２４が第１側板１５の内側に重 なるようにしてあり、各内側板２４のもう一側に挿入片２５が設けられ、また第 １側板１５及び上板１７間に複数の、該挿入片２５に対応する挿入孔２６が設け られ、挿入片２５と挿入孔２６が相互に挿嵌されるようにしてあり、この展開状 態の紙板が、各折線に沿って折り曲げられ、さらに挿入片と挿入孔が挿嵌される ことで、本考案の包装箱が形成され、該包装箱は第１底板１２、第１側板１５、 上板１７、第２側板２０、第２底板１９及び上板１７が共同で形成する長方形の 断面を有すると共に、上板１７及び第１底板１２、第２底板１９間に折線１１を 中心として左右対称な複数の収容部２７が形成されたものとされている。

【００１１】 図４に示されるように、一般に分離式数字キーボード２８は一般に先に透明な 内箱２９内に個装されている。分離式数字キーボード２８を個装した内箱２９が 本考案の収容部２７内に挿置され、左右で対応する位置にある二つの収容部２７ 内に、内箱２９を収容する時には、その相互に交差する部分を重ね合わせること ができ、それにより占有空間（高さ）を減少できる。また穿孔３０の設置により 内箱２９の出し入れに便利であり、さらに、包装内容（数量）を確認しやすい。

【００１２】 図５に示されるように、本考案の包装箱は中間の折線１１で逆Ｖ形を呈するよ うに折り曲げられ、並びに二つの第１底板１２上の係止部１３を相互に係止させ ることで安定性を増し、内箱２９内に分離式数字キーボード２８を展示するのに 便利な展示状態となすことができる。このように本考案は包装と展示の機能を有 するものとされている。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の分離式数字キーボード用包装箱は包装と展示の両方の機能を併せ持っ ており、実用性と新規性及び産業上の利用価値を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の展開図である。

【図３】本考案の組立表示図である。

【図４】本考案の使用状態表示図である。

【図５】本考案のもう一つの使用状態表示図である。

【符号の説明】

１０ 板体 １１ 折線 １２ 第１底板 １３ 係止部 １４ 折線 １５ 第１側板 １６ 折線 １７ 上板 １８ 割線 １９ 第２底板 ２０ 第２側板 ２１ 折線 ２２ 折線 ２３ 折線 ２４ 内側板 ２５ 挿入片 ２６ 挿入孔 ２７ 収容部 ２８ 分離式数字キーボード ２９ 内箱 ３０ 穿孔 ３１ 割線

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙板を裁断してなる板体とされて、該板
   体は、中間に一つの折線１１が設けられ、該折線１１の
   左右両側に対称に第１底板１２が連接され、左右の第１
   底板１２に相互に対応する係止部１３が設けられ、各第
   １底板１２もう一側に折線１４を介して一つの第１側板
   １５が連接され、該第１側板１５は折線１４で第１側板
   １５に対して垂直に折り曲げられ、各第１側板１５のも
   う一側に一つの折線１６を介して一つの上板１７が連接
   され、上板１７は折線１６で第１側板１５に対して垂直
   に折り曲げられ、各上板１７のもう一側に複数の割線１
   ８を介して一つの第２底板１９が連接され、上板１７と
   第２底板１９の間の各二つの割線１８間に一つの第２側
   板２０が設けられ、該第２側板２０はそれぞれ折線２
   １、２２を介して上板１７、第２底板１９と連接し、第
   ２側板２０は折線２１に沿って上板１７に垂直に折り曲
   げられ、第２底板１９が折線２２に沿って折り曲げられ
   て第２側板２０に垂直とされて第２底板１９が第１底板
   １２上に重なるようにしてあり、各第２底板１９のもう
   １側が折線２３を介して一つの内側板２４に連接し、内
   側板２４が折線２３に沿って折り曲げられて第２底板１
   ９に垂直とされて且つ内側板２４が第１側板１５の内側
   に重なるようにしてあり、各内側板２４のもう一側に挿
   入片２５が設けられ、また第１側板１５及び上板１７間
   に複数の、該挿入片２５に対応する挿入孔２６が設けら
   れ、挿入片２５と挿入孔２６が相互に挿嵌されるように
   してあり、以上により形成された板体が、各折線に沿っ
   て折り曲げられ、さらに挿入片と挿入孔が挿嵌されて、
   上板１７と第１底板１２、第２底板１９間に複数の収容
   部２７が左右対称に設けられ、以上の構成からなる、分
   離式数字キーボード用包装箱。
2. 【請求項２】 請求項１の分離式数字キーボード用包装
   箱において、板体の中央の折線１１で逆Ｖ形に折り曲げ
   可能とされたことを特徴とする、分離式数字キーボード
   用包装箱。
3. 【請求項３】 請求項１の分離式数字キーボード用包装
   箱において、板体の中央の折線１１上に複数の穿孔３０
   が設けられたことを特徴とする、分離式数字キーボード
   用包装箱。
4. 【請求項４】 請求項１の分離式数字キーボード用包装
   箱において、第２底板１９及び内側板２４の折線１１上
   の複数の割線３１が設けられて、折り曲げやすくしてあ
   ることを特徴とする、分離式数字キーボード用包装箱。