JP3049633B2 - 副弁内蔵型緊急遮断弁 - Google Patents

副弁内蔵型緊急遮断弁

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JP3049633B2
JP3049633B2 JP6270794A JP27079494A JP3049633B2 JP 3049633 B2 JP3049633 B2 JP 3049633B2 JP 6270794 A JP6270794 A JP 6270794A JP 27079494 A JP27079494 A JP 27079494A JP 3049633 B2 JP3049633 B2 JP 3049633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管路等の各種流体
流路において流路を急速に遮断する副弁内蔵型緊急遮断
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3から図5に示すような遮断弁
においては、円筒形の弁箱1の内部に流路を開閉する弁
体2を水平方向に配した弁棒3の軸心廻りに回転自在に
設けている。弁棒3の一側には揺動アーム4を連結し、
揺動アーム4の先端にウェイト4aを設けており、弁棒
3の他側にクランクレバー5を連結するとともに、クラ
ンクレバー5の一側の先端に遮断速度調整用シリンダー
装置6を設けている。クランクレバー5の他側の先端に
はメンテナンス時等において使用するロック手段7を連
結している。
【0003】弁箱1の上流側にはセンサー用胴体8を連
結しており、センサー用胴体8に設けたセンサー取付口
部9にはセンサー支持筒体10を連結している。センサ
ー支持筒体10の内部には水平支軸11廻りに揺動する
センサー12を垂下しており、センサー12の先端に設
けたパドル部13はセンサー用胴体8の内部に位置して
いる。水平支軸11の一端にはセンサーアーム14を連
結しており、センサーアーム14にはセンサーウェイト
14aを位置調整可能に装着し、センサーアーム14の
途中には弁体2を駆動するリンク機構15を連結してい
る。
【0004】この構成において、センサー用胴体8を流
れる流体がパドル部13を押圧してセンサー12をセン
サーウェイト14aの自重に抗して揺動させると、セン
サーアーム14に連結したリンク機構15が弁体2を閉
動し、弁体2はウェイト4aの自重によりさらに閉動
し、その閉動速度を遮断速度調整用シリンダー装置6で
調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
遮断弁では、流体の流出をできるだけ少なくする目的か
ら、弁体2はできるだけ速く閉動することが望ましく、
遮断速度調整用シリンダー装置6による弁体2の閉動速
度を上述の条件に適合するように調整している。しか
し、あまりに速い速度で弁体2を閉動させると水撃作用
により管路を破壊する恐れがあり、水撃作用の発生を防
止することと流体の流出を防止することの双方を両立さ
せることは困難であった。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
弁体を急速に閉動しながらも水撃作用の発生を防止する
ことができる副弁内蔵型緊急遮断弁を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の副弁内蔵型緊急遮断弁は、弁箱内に弁
箱内流路を閉塞可能な弁体を配置し、弁箱内流路におけ
る流速をセンサー手段が検出した時に弁体の停止手段を
解除して弁体を閉動させる緊急遮断弁において、弁体を
主弁体と主弁体に形成した小流路口を閉塞可能な副弁体
とで構成し、主弁体の両側部に弁箱を水平方向に貫通す
る主弁棒を設けるとともに、主弁体を主弁棒の軸心廻り
に回転自在に設け、一側の主弁棒に主アームを設けると
ともに、主アームに主弁体用ウェイトを設けて主弁体を
閉動方向に付勢し、他側の主弁棒にクランクレバーを介
して主弁体用遮断速度調整シリンダー装置を連結し、一
側の主弁棒および主弁体を主弁棒の軸心方向に貫通して
副弁棒を設けるとともに、副弁体を副弁棒の一端に固定
して副弁棒の軸心廻りに回転自在に設け、副弁棒の他端
に副アームを設けるとともに、副アームに副弁体用ウェ
イトを設けて副弁体を閉動方向に付勢し、副アームに副
弁体用遮断速度調整シリンダー装置を連結し、一側の主
弁棒に副弁体の閉動方向において副弁棒の回転を係止す
る係止爪を設け、主弁体の遮断速度が副弁体の遮断速度
に比して速くなるように、主弁体用遮断速度調整シリン
ダー装置および副弁体用遮断速度調整シリンダー装置の
出退速度を設定したものである。
【0008】
【作用】上記した構成により、初期設定時において主弁
体および副弁体は開放状態に位置し、停止手段が主弁体
を開放位置に保持し、主弁体の主弁棒に設けた係止爪が
副弁棒の回転を係止して副弁体を開放位置に保持する。
【0009】弁体の閉動時に、主弁体は主弁体用ウェイ
トの重量に付勢されて閉動し、副弁体は副弁体用ウェイ
トの重量に付勢されて閉動する。このとき、係止爪が主
弁棒の回転に伴って閉動方向に回転移動しながら副弁体
の閉動を許容する一方で、主弁体用遮断速度調整シリン
ダー装置が主弁体の動きを抑制することにより主弁体は
設定された所定の遮断速度で比較的速く閉動し、副弁体
用遮断速度調整シリンダー装置が副弁体の動きを抑制す
ることにより副弁体は設定された所定の遮断速度で主弁
体より遅れて閉動する。
【0010】このため、主弁体が弁箱内流路を閉塞する
状態においても、主弁体の小流路口が一定の時間差をも
って開口しているので、弁箱内流路の断面積を短時間に
絞って流体の流出を抑制しつつ、主弁体の閉動に伴う水
撃作用の発生を防止することができる。また、副弁体は
閉動速度が緩速であり、閉塞する流路面積も小さいの
で、水撃作用は発生せず、万一発生しても微少である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。先に図3〜図5において説明した構成における
部材と同様の作用を行う部材については同一番号を付し
て説明を省略する。
【0012】図1〜図2において、弁箱1には弁箱内流
路を閉塞可能な弁体22を水平軸心廻りに回動自在に設
けており、弁体22は主弁体23と、主弁体23に形成
した小流路口24を閉塞可能な副弁体25とで構成して
いる。
【0013】主弁体23は両側部に弁箱1を水平方向に
貫通する主弁棒26a,26bを設けており、主弁体2
3は主弁棒26a,26bの軸心廻りに回転自在であ
る。小流路口24は主弁棒26a,26bの軸心上にお
いて主弁体23の中央付近に形成しており、副弁体25
は小流路口24内に配置している。副弁棒27は一側の
主弁棒26aおよび主弁体23を主弁棒26aの軸心方
向に貫通して設けており、副弁体25は副弁棒27の一
端に固定して副弁棒27の軸心廻りに回転自在に設けて
いる。
【0014】一側の主弁棒26aは弁箱1の外部に突出
した部位に主アーム28を設けており、主アーム28は
主弁体用ウェイト29を有し、主弁体用ウェイト29の
重量により主弁体23を閉動方向に付勢している。副弁
棒27は主弁棒26aから突出する他端の部位に副アー
ム30を設けており、副アーム30は副弁体用ウェイト
31を有し、副弁体用ウェイト31の重量により副弁体
25を閉動方向に付勢している。
【0015】他側の主弁棒26bにはクランクレバー5
を介して油圧シリンダー等からなる主弁体用遮断速度調
整シリンダー装置6が連結しており、主弁体用遮断速度
調整シリンダー装置6は弁箱1の外側部において水平軸
心廻りに揺動自在に支持している。副アーム30には油
圧シリンダー等からなる副弁体用遮断速度調整シリンダ
ー装置32が連結しており、副弁体用遮断速度調整シリ
ンダー装置32は基盤等の不動部材上に立設した支持柱
33において水平軸心廻りに揺動自在に支持している。
【0016】主弁体用遮断速度調整シリンダー装置6お
よび副弁体用遮断速度調整シリンダー装置32はダンパ
ー機能を発揮するもので同様な構成を有している。特に
図2に示すように、副弁体用遮断速度調整シリンダー装
置32は、油圧回路の途中に設けた絞り弁32aの絞り
量を調節することによりロッド32bの出退速度が調整
可能であり、主弁体23の遮断速度が副弁体25の遮断
速度に比して速くなるように、主弁体用遮断速度調整シ
リンダー装置6および副弁体用遮断速度調整シリンダー
装置32の出退速度を設定した。
【0017】一側の主弁棒26aは先端面に副弁棒27
の外周面に沿って円弧状をなす係止爪34を設けてお
り、係止爪34は副弁体25の閉動方向において副アー
ム30に当接して副弁棒27の回転を係止する。
【0018】上記した構成により、初期設定時において
主弁体23および副弁体25は開放状態に位置し、リン
ク機構15に繋がる停止手段(図示せず)が主弁体23
を開放位置に保持し、主弁体23の主弁棒26aに設け
た係止爪34が副アーム30および副弁棒27の回転を
係止して副弁体25を開放位置に保持する。
【0019】この状態でセンサー用胴体8を流れる流体
がパドル部13を押圧してセンサー12をセンサーウェ
イト14aの自重に抗して揺動させると、センサーアー
ム14に連結したリンク機構15が停止手段を解除して
主弁体23を閉動させる。
【0020】弁体22の閉動時に、主弁体23は主弁体
用ウェイト29の重量に付勢されて閉動し、副弁体25
は副弁体用ウェイト31の重量に付勢されて閉動する。
このとき、係止爪34が主弁棒26aの回転に伴って開
動方向に回転移動しながら副弁体25の閉動を許容する
一方で、主弁体用遮断速度調整シリンダー装置6がクラ
ンクレバー5および他側の主弁棒26bを介して主弁体
23の動きを抑制することにより、主弁体23は設定さ
れた所定の遮断速度で比較的速く閉動し、副弁体用遮断
速度調整シリンダー装置32が副アーム30を介して副
弁体25の動きを抑制することにより、副弁体25は設
定された所定の遮断速度で主弁体23より遅れて閉動す
る。
【0021】このため、主弁体23が弁箱内流路を閉塞
する状態においても、主弁体23の小流路口24が一定
の時間差をもって開口しているので、弁箱内流路の断面
積を短時間に絞って流体の流出を抑制しつつ、主弁体2
3の閉動に伴う水撃作用の発生を防止することができ
る。また、副弁体25は閉動速度が緩速であり、閉塞す
る流路面積も小さいので、水撃作用は発生せず、万一発
生しても微少である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、主弁
体に小流路口を設け、小流路口を副弁体で主弁体の遮断
速度より遅い遮断速度を以て閉動することにより、弁箱
内流路の断面積を短時間に絞って流体の流出を抑制しつ
つ、主弁体の閉動に伴う水撃作用の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における副弁内蔵型緊急遮断
弁を示す全体正面図である。
【図2】同実施例における副弁棒と副弁体用遮断速度調
整シリンダー装置との連結構造を示す要部拡大図であ
る。
【図3】従来の緊急遮断弁を示す全体正面図である。
【図4】同緊急遮断弁の全体側面図である。
【図5】同緊急遮断弁の全体平面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 23 主弁体 25 副弁体 26a,26b 主弁棒 27 副弁棒 28 主アーム 29 主弁体用ウェイト 30 副アーム 31 副弁体用ウェイト 34 係止爪
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 1/00 - 1/54 F16K 17/36 F16K 31/44 - 31/62 F16K 47/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に弁箱内流路を閉塞可能な弁体を
    配置し、弁箱内流路における流速をセンサー手段が検出
    した時に、弁体を閉動させる緊急遮断弁において、弁体
    を主弁体と主弁体に形成した小流路口を閉塞可能な副弁
    体とで構成し、主弁体の両側部に弁箱を水平方向に貫通
    する主弁棒を設けるとともに、主弁体を主弁棒の軸心廻
    りに回転自在に設け、一側の主弁棒に主アームを設ける
    とともに、主アームに主弁体用ウェイトを設けて主弁体
    を閉動方向に付勢し、他側の主弁棒にクランクレバーを
    介して主弁体用遮断速度調整シリンダー装置を連結し、
    一側の主弁棒および主弁体を主弁棒の軸心方向に貫通し
    て副弁棒を設けるとともに、副弁体を副弁棒の一端に固
    定して副弁棒の軸心廻りに回転自在に設け、副弁棒の他
    端に副アームを設けるとともに、副アームに副弁体用ウ
    ェイトを設けて副弁体を閉動方向に付勢し、副アームに
    副弁体用遮断速度調整シリンダー装置を連結し、一側の
    主弁棒に副弁体の閉動方向において副弁棒の回転を係止
    する係止爪を設け、主弁体の遮断速度が副弁体の遮断速
    度に比して速くなるように、主弁体用遮断速度調整シリ
    ンダー装置および副弁体用遮断速度調整シリンダー装置
    の出退速度を設定したことを特徴とする副弁内蔵型緊急
    遮断弁。
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