JP2001348846A - 樋管弁 - Google Patents

樋管弁

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JP2001348846A
JP2001348846A JP2000172821A JP2000172821A JP2001348846A JP 2001348846 A JP2001348846 A JP 2001348846A JP 2000172821 A JP2000172821 A JP 2000172821A JP 2000172821 A JP2000172821 A JP 2000172821A JP 2001348846 A JP2001348846 A JP 2001348846A
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JP
Japan
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weight
water level
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flap valve
valve
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JP2000172821A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Tanaka
利和 田中
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時は小量の流量もしくは、ウェイトによる
開モーメントにより僅かに開動させることも可能で、排
水先側の水位が増水した場合に迅速に閉動する樋管弁を
提供する。 【解決手段】 排水管11に接続して配置する弁箱14
と、水平支軸廻りに揺動して弁箱14の排水口を開閉す
るフラップ弁体16と、フラップ弁体16と一体に揺動
するウェイトアーム19と、ウェイトアーム19の一端
にリンク20を介して接続したカウンター浮力ウェイト
21とを有し、リンク20に軸心方向に沿って形成した
長穴23にウェイトアーム19の結合ピン24を挿入
し、結合ピン24を長穴23の所定位置で受け止める水
位設定手段25をリンク20に着脱自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川等の樋管に装
着する樋管弁に関し、弁体の開閉動作を浮力ウエイトで
補助する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、陸地側もしくは排水処理場から河
川へ排水するために、堤防を貫通して樋管を配置してお
り、樋管の先端にフラップ弁もしくはゲートを装着して
いる。このフラップ弁、もしくはゲートは排水時に開放
し、河川の増水時に閉栓して河川水の逆流を防止してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゲート弁はそ
の開閉操作に動力が必要であり、河川の水位の変動に迅
速に対応することが難しい。また、フラップ弁は弁体が
樋管を流れる水流を受けて開き、弁体の自重を利用して
閉動する。しかし、樋管を流れる水量が少ない時には弁
体をその自重に抗して開動させることが困難で、樋管の
流れを阻害する。
【0004】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、常時は小量の流量もしくは、ウェイトによる開モー
メントにより僅かに開動させることも可能で、排水先側
の水位が増水した場合に迅速に閉動する樋管弁を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の樋管弁は、排水管に接続して配置する弁箱
と、水平支軸廻りに揺動して弁箱の排水口を開閉するフ
ラップ弁体と、フラップ弁体と一体に揺動するウェイト
アームと、ウェイトアームの一端にリンクを介して接続
したカウンター浮力ウェイトとを有し、リンクに軸心方
向に沿って形成した長穴にウェイトアームの結合ピンを
挿入し、結合ピンを長穴の所定位置で受け止める水位設
定手段をリンクに着脱自在に設けたものである。
【0006】上記した構成により、基本作動において、
フラップ弁体にはその自重によって水平支軸廻りに弁体
を閉動する閉方向モーメントが作用し、カウンター浮力
ウェイトの自重によって弁体を開動する開方向モーメン
トが作用する。
【0007】初期設定時には、設定水位に応じてリンク
における水位設定手段の位置を調整し、カウンター浮力
ウェイトに浮力が作用しない状態においてカウンター浮
力ウェイトの自重をリンクを介してウェイトアームに作
用させることにより、フラップ弁体が初期開度に開く状
態でフラップ弁体の自重による閉方向モーメントとカウ
ンター浮力ウェイトの自重による開方向モーメントとが
釣り合うように設定する。
【0008】通常状態において、排水口の周囲の外水面
は設定水位以下にあり、フラップ弁体が初期開度に開い
ているので、排水管から弁箱に流入する排水が少量であ
ってもフラップ弁体が抵抗となることなく円滑に排水す
ることができる。
【0009】弁箱内の内水面は排水管から弁箱に流入す
る排水の水量に伴ってその水位を増加し、フラップ弁体
は内水面と外水面との水位差に応じて作用する水圧を受
けて開動する。
【0010】このとき、設定水位以下においてはカウン
ター浮力ウェイトによる開モーメントがフラップ弁体に
作用するので、フラップ弁体は流路抵抗とならず、内水
面の水位の増加に追従して容易に開動し、排水を円滑に
行なうことができる。
【0011】異常時、例えば雨水等によって河川の水位
が増加すると、外水面の上昇に伴ってカウンター浮力ウ
ェイトに作用する浮力の増加によって開方向モーメント
が小さくなる。
【0012】このため、フラップ弁体は閉動し易くな
り、内水面と外水面との水位差が減少するに伴って閉動
する。設定水位においてカウンター浮力ウェイトに作用
する浮力が最大となって開方向モーメントが最も小さく
なり、フラップ弁体は自重によって全閉する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4において、排水管(樋
管)11は陸地側もしくは排水処理場から河川12へ排
水するために、堤防(図示省略)を貫通して配置してお
り、排水管11の先端に樋管弁13を装着している。こ
の樋管弁13は排水時に開放し、河川12の増水時に閉
栓して河川水の逆流を防止する。
【0014】樋管弁13は、排水管11に接続する弁箱
14に、排水口15を開閉するフラップ弁体16を水平
支軸17の軸心廻りに揺動自在に装着しており、弁箱1
4に設けたホルダー部18で水平支軸17を開動自在に
保持している。
【0015】水平支軸17にはウェイトアーム19がフ
ラップ弁体16との間に所定角度をあけて装着してあ
り、ウェイトアーム19はフラップ弁体16と一体に揺
動する。ウェイトアーム19には、リンク20を介して
カウンター浮力ウェイト21が装着してある。
【0016】カウンター浮力ウェイト21は、所定の重
量、所定浮力を有して排水口15の周囲の外水面に配置
するものであり、リンク20にピン22を介して連接し
ている。リンク20は軸心方向に沿って長穴23を有
し、長穴23にウェイトアーム19の結合ピン24を挿
通しており、結合ピン24が長穴23に沿って移動可能
にリンク20とウェイトアーム19とを連結している。
【0017】図2に示すように、リンク20には水位設
定手段25を設けており、水位設定手段25は、リンク
20に形成したピン穴26と、ピン穴26に挿通する水
位設定ピン27からなり、ピン穴26は長穴23を横切
ってリンク20を貫通し、リンク20の軸心方向に所定
間隔で設けている。この水位設定手段25は、水位設定
ピン27の配置位置を調整することにより、長穴23の
所定位置で結合ピン24を水位設定ピン27により受け
止める。また、水平支軸17にはアーム28を介して強
制駆動用シリンダ装置29を接続している。
【0018】以下、上記した構成における作用を説明す
る。始めに、樋管弁13の基本作動を説明する。フラッ
プ弁体16の水平支軸17の廻りには、フラップ弁体1
6を閉動方向に付勢する閉方向モーメントと開動方向に
付勢する開方向モーメントが作用する。
【0019】閉方向モーメントはフラップ弁体16の自
重によって発生し、開度に応じてフラップ弁体16の重
心と水平支軸17との水平方向距離が変化するにつれて
変わり、開方向モーメントはカウンター浮力ウェイト2
1の自重によって発生し、カウンター浮力ウェイト21
に作用する浮力の増減によって変化する。
【0020】図1に示すように、初期設定時には、設定
水位Ls(図3に示す)に応じてリンク20における水
位設定ピン27の位置を調整し、カウンター浮力ウェイ
ト21に浮力が作用しない状態においてカウンター浮力
ウェイト21の自重をリンク20、水位設定ピン27、
結合ピン24を介してウェイトアーム19に作用させる
ことにより、フラップ弁体16が初期開度(約10℃)
に開く状態でフラップ弁体16の自重による閉方向モー
メントとカウンター浮力ウェイト21の自重による開方
向モーメントとが釣り合うように設定する。
【0021】通常状態において、強制駆動用シリンダ装
置29は油圧を開放したフリー状態にある。図1に示す
ように、排水口15の周囲の外水面は設定水位以下にあ
り、フラップ弁体16が初期開度に開いているので、排
水管11から弁箱14に流入する排水が少量であっても
フラップ弁体16が抵抗となることなく円滑に排水する
ことができる。
【0022】弁箱14の内水面は排水管11から弁箱1
4に流入する排水の水量に伴ってその水位を増加し、フ
ラップ弁体16は内水面と外水面との水位差に応じて作
用する水圧を受けて開動する。
【0023】このとき、外水面が設定水位Lsより下方
に位置する場合には、カウンター浮力ウェイト21によ
る開モーメントがフラップ弁体16に作用するので、フ
ラップ弁体16は流路抵抗とならず、内水面の水位の増
加に追従して容易に開動し、排水を円滑に行なうことが
できる。
【0024】図3に示すように、異常時、例えば雨水等
によって河川の水位が増加し、外水面が設定水位を越え
ると、外水面の上昇に伴ってカウンター浮力ウェイト2
1に作用する浮力の増加によって開方向モーメントが小
さくなる。
【0025】このため、フラップ弁体16は閉動し易く
なり、内水面と外水面との水位差が減少するに伴って閉
動する。設定水位Lsにおいてカウンター浮力ウェイト
21に作用する浮力が最大となって開方向モーメントが
最も小さくなり、フラップ弁体16は自重によって全閉
する。
【0026】図4に示すように、フラップ弁体16を強
制的開閉駆動する場合には、強制駆動用シリンダ装置2
9を伸張もしくは収縮し、その駆動力によってアーム2
8を介して水平支軸17を回転駆動し、フラップ弁体1
6を揺動させる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リンクに
おける水位設定手段の位置を調整することにより、カウ
ンター浮力ウェイトに浮力が作用する設定水位を調整す
ることができ、設置条件によって異なる水位設定条件に
応じてカウンター浮力ウェイトの位置を変更することが
でき、カウンター浮力ウェイトの下方に設定するカウン
ター浮力ウェイトの運動用のスペースを設定水位に応じ
て最小にすることができ、カウンター浮力ウェイトの底
面と床面との距離を小さくすることで、樋管弁を設置す
るピットの深さを浅くすることができ、工事費を安価に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における樋管弁を示す正面
図である。
【図2】同樋管弁の要部を示す拡大図である。
【図3】同樋管弁の全閉状態を示す正面図である。
【図4】同樋管弁の全開状態を示す正面図である。
【符号の説明】
11 排水管 12 河川 13 樋管弁 14 弁箱 15 排水口 16 フラップ弁体 17 水平支軸 18 ホルダー部 19 ウェイトアーム 20 リンク 21 カウンター浮力ウェイト 22 ピン 23 長穴 24 結合ピン 25 水位設定手段 26 ピン穴 27 水位設定ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管に接続して配置する弁箱と、水平
    支軸廻りに揺動して弁箱の排水口を開閉するフラップ弁
    体と、フラップ弁体と一体に揺動するウェイトアーム
    と、ウェイトアームの一端にリンクを介して接続したカ
    ウンター浮力ウェイトとを有し、リンクに軸心方向に沿
    って形成した長穴にウェイトアームの結合ピンを挿入
    し、結合ピンを長穴の所定位置で受け止める水位設定手
    段をリンクに着脱自在に設けたことを特徴とする樋管
    弁。
JP2000172821A 2000-06-09 2000-06-09 樋管弁 Pending JP2001348846A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011158226A1 (en) 2010-06-14 2011-12-22 Hosam Costa Kassis Non-return sewage barrier
CN103603976A (zh) * 2013-11-11 2014-02-26 中国人民解放军总参谋部工程兵第四设计研究院 新型自动排气活门及其安装方法
CN104121392A (zh) * 2014-06-30 2014-10-29 武汉圣禹排水系统有限公司 浮筒式自控拍门
JP2015105566A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 株式会社丸島アクアシステム フラップゲート
JP2016011498A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日立造船株式会社 浮体式フラップゲート

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