JP3049426B2 - 壁面パネルの固定金具 - Google Patents

壁面パネルの固定金具

Info

Publication number
JP3049426B2
JP3049426B2 JP10256945A JP25694598A JP3049426B2 JP 3049426 B2 JP3049426 B2 JP 3049426B2 JP 10256945 A JP10256945 A JP 10256945A JP 25694598 A JP25694598 A JP 25694598A JP 3049426 B2 JP3049426 B2 JP 3049426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
wall panel
stud
horizontal plate
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10256945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000087478A (ja
Inventor
秀也 内山
次郎 大村
広徳 立野
Original Assignee
株式会社マンテン
大村技研株式会社
株式会社染野製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社マンテン, 大村技研株式会社, 株式会社染野製作所 filed Critical 株式会社マンテン
Priority to JP10256945A priority Critical patent/JP3049426B2/ja
Publication of JP2000087478A publication Critical patent/JP2000087478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049426B2 publication Critical patent/JP3049426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、緩衝性に優れた
壁面パネルの固定金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】体育館の壁面は、衝撃緩衝性
が良好でなければならない。ところで、従来、体育館の
内側の壁面は、図7に示すように、コンクリート等で形
成された外壁面22との間に所定の空間をあけて金属製
の間柱23を立てて、この間柱23の表面に壁面パネル
24をビス固定した構造になっており、間柱23と外壁
面22との間の空間調整は調整ボルト25によって行な
われている。そして、壁面の衝撃緩衝性を良好にするた
めに、調整ボルト25の先端と間柱23の裏面との間に
緩衝材26を挟み入れている。
【0003】ところが、上記のように、間柱23と外壁
面22との間に空間を設け、さらに調整ボルト25の先
端と間柱23の裏面との間に緩衝材26を挟み入れた構
造では、壁面パネル24の前面から加わった衝撃が分散
されにくく、衝撃緩衝性が十分でないという問題があっ
た。また、上記のように、間柱23と外壁面22との間
に大きな空間を設ける構造では、空間分だけ室内空間が
狭くなるという問題があった。
【0004】そこで、この発明は、間柱とその裏面の外
壁面との間に空間を設ける必要のない、衝撃緩衝性に優
れた壁面パネルの固定金具を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明で使用する緩衝
性壁面パネルは、表面パネル層と裏面パネル層との間
に、弾力性を有するクッション中間層を設けている
【0006】このように、壁面パネル自体に、弾力性を
有するクッション中間層を設けると、衝撃が全面に分散
されるため、優れた衝撃緩衝性が生ずる。
【0007】また、この発明に係る壁面パネルの固定金
具は、金属製の間柱の両側辺に形成された裏面側に屈曲
する屈曲部が差し込まれるスリットを、左右両側寄りに
有する水平板部と、この水平板部の前方辺に、水平板部
に対して直交するように形成した、壁面パネルの端面に
上方から差し込む差し込み板部と、上記水平板部の後方
辺に、水平板部に対して直交するように形成した後方板
部と、この後方板部の両側を前方側に折り曲げて形成さ
れ、かつ前方側が外側に向かって広がる、壁面パネルの
裏面に当接する当接板部とからなり、この当接板部の前
後方向の長さを、上記水平板部のスリットに間柱の屈曲
部を差し込み、かつ上記差し込み板部を壁面パネルの端
面に差し込んだ状態において、上記間柱の前面と、緩衝
壁面パネルの裏面との間に所定の間隙があく長さになる
ように、上記当接板部の後方板部に対する広がり角度を
調整したものである。
【0008】上記固定金具の水平板部のスリットに、間
柱の両側の屈曲部を差し入れるようにして、間柱に固定
金具を取付け、そして水平板部の前方辺の差し込み板部
を、間柱の前面に位置する壁面パネルの端面に差し込む
と、差し込み板部と水平板部のスリットとにより、間柱
の側方の屈曲部が挟まれ、間柱の前面に壁面パネルが固
定される。
【0009】そして、間柱の前面に壁面パネルが固定さ
れた状態において、壁面パネルの裏面に、固定金具の当
接板部の先端が当接するので、壁面パネルの裏面との間
に、所定の間隙が形成される。
【0010】したがって、壁面パネルに前面側から衝撃
が加わった場合、衝撃が間柱に直接伝わらず、固定金具
の当接板部を介して衝撃が加わることとなり、当接板部
が前方に向かって外側に向かって広がる形状に形成され
ているので、上記衝撃が当接板部の曲げ弾性によって効
果的に弱められ、間柱の裏面と建物の壁面との間に特段
の空間を設ける必要がなくなる。
【0011】記緩衝性壁面パネルと上記固定金具を組
合せて使用すると、緩衝性壁面パネルのクッション中間
層と固定金具の当接板部の弾性とが相俟って衝撃緩衝性
が一段と向上する。
【0012】
【実施の形態】この発明に係る緩衝性壁面パネル1と固
定金具2の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】この発明に係る固定金具2は、図2に示す
ように、所定の間隔で立てられた金属製の間柱3の前面
に、緩衝性壁面パネル1を、下から順に積み重ねるよう
に貼り付け固定するために使用される。固定金具2は、
緩衝性壁面パネル1を下から順に貼り合わせる毎に、間
柱3の左右両側に、交互に設置されている。
【0014】上記間柱3は、床面4に設置されたランナ
ー5と、天井面6に設置されたランナー7とに、上下両
端を嵌め込んで固定されている。間柱3には、図3に示
すように、折り曲げによって、中央部と、その左右にリ
ブ8、9が形成され、左右両側辺に、裏面側に直角に屈
曲する屈曲部10が形成されている。
【0015】上記緩衝性壁面パネル1は、図3に示すよ
うに、表面側から裏面側に、多数の円孔をあけた木製の
表面パネル層11、ウレタン等の弾力性を有する合成樹
脂製のクッション中間層12、木製の裏面パネル層13
を順次貼り合わせて形成されている。緩衝性壁面パネル
1の表面層11の上端面には、図4に示すように、突条
14が形成され、この突条14が嵌まる溝15が表面層
11の下端面に形成されている。
【0016】上記固定金具2は、図1に示すように、水
平板部16と、この水平板部16の前方辺に、水平板部
16に対して直交するように形成した差し込み板部17
と、上記水平板部16の後方辺に、水平板部16に対し
て直交するように形成した後方板部18と、この後方板
部18の両側に形成した、前方側が外側に向かって広が
って、使用状態において緩衝性壁面パネル1の裏面に当
接する当接板部19と、後方板部18の下辺に形成し
た、上記水平板部16に対向する下方水平板部20とか
らなる。
【0017】上記水平板部16と下方水平板部20の両
側寄り部分には、図3、図5及び図6に示すように、間
柱3の両側に形成した屈曲部10を差し込むスリット2
1を形成している。
【0018】上記差し込み板部17の先端は、図3に示
すように、緩衝壁面パネル1のクッション層12に上方
から差し込みやすくするためにギザギザの爪形状に形成
している。
【0019】上記間柱3の屈曲部10に、上記水平板部
16と下方水平板部20のスリット21を合わせて、図
3乃至図6に示すように、間柱3の裏面側から、上記ス
リット21に間柱3の屈曲部10を嵌め入れた状態で、
固定金具2を上方から下方に降ろして、固定金具2の差
し込み板部17を、間柱3の前面の緩衝性壁面パネル1
のクッション中間層12に差し込むと、緩衝性壁面パネ
ル1が間柱3に対して固定される。
【0020】そして、この状態において、緩衝性壁面パ
ネル1の裏面に、固定金具2の当接板部19の先端が当
接して、緩衝性壁面パネル1の裏面と間柱3の前面との
間に所定の間隙が形成されるように、後方板部18に対
する当接板部19の広がり角度を曲げ調整して、当接板
部19の前後方向の長さを決めている。
【0021】したがって、緩衝壁面パネル1の前面側に
衝撃が加わった場合、その衝撃が、緩衝性壁面パネル1
の裏面に当接する固定金具2の当接板部19の曲げ弾性
によって弱められる。
【0022】即ち、図5に示す状態から、緩衝性壁面パ
ネル1に衝撃が加わると、図6に示すように、差し込み
板部17により緩衝壁面パネル1のクッション中間層1
2が圧縮し、かつ当接板部19が後方側に撓んで、その
衝撃が弱められる。
【0023】なお、この発明に係る固定金具2は、クッ
ション中間層を有しない通常の壁面パネルに対しても使
用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、緩衝
性壁面パネルに加わる衝撃が、間柱に直接伝達されず
に、緩衝性壁面パネルの裏面に当接する固定金具の当接
板部の曲げ弾性によって弱められるので、緩衝性壁面パ
ネルの衝撃緩衝性がより一層向上する。
【0025】また、壁面パネル自体が上記のように衝撃
緩衝性に優れ、固定金具によって壁面パネルと間柱との
間に所定の空間が確保されるため、間柱の裏面側の大き
な空間が不要となり、室内空間を広げることができると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る固定金具の斜視図
【図2】同上の使用状態の全体正面図
【図3】同上の使用状態の斜視図
【図4】同上の使用状態の縦断側面図
【図5】同上の使用状態の平面図
【図6】図5の状態から衝撃が加わった状態を示す平面
【図7】従来例の壁面構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
1 緩衝性壁面パネル 2 固定金具 3 間柱 4 床面 5、7 ランナー 6 天井面 8、9 リブ 10 屈曲部 11 表面パネル層 12 クッション中間層 13 裏面パネル層 14 突条 15 溝 16 水平板部 17 差し込み板部 18 後方板部 19 当接板部 20 下方水平板部 21 スリット 22 外壁面 23 間柱 24 壁面パネル 25 調整ボルト 26 緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04F 13/08 101 E04F 13/08 101Y (72)発明者 大村 次郎 神奈川県横浜市栄区金井町360−1 大 村技研株式会社内 (72)発明者 立野 広徳 神奈川県横浜市保土ケ谷区川島町1404− 5−6−303 (56)参考文献 実開 昭60−44914(JP,U) 実開 昭61−166828(JP,U) 実開 昭58−191216(JP,U) 実開 昭59−30414(JP,U) 実公 平6−1933(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/74 511 E04B 2/74 551 E04C 2/24 E04C 2/46 E04F 13/08 E04F 13/08 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の間柱の両側面に形成された裏面
    側に屈曲する屈曲部が差し込まれるスリットを、左右両
    側寄りに有する水平板部と、この水平板部の前方辺に、
    水平板部に対して直交するように形成した、壁面パネル
    の端面に上方から差し込む差し込み板部と、上記水平板
    部の後方辺に、水平板部に対して直交するように形成し
    た後方板部と、この後方板部の両側を前方側に折り曲げ
    て形成され、かつ前方側が外側に向かって広がる、緩衝
    壁面パネルの裏面に当接する当接板部とからなり、この
    当接板部の前後方向の長さを、上記水平板部のスリット
    に間柱の屈曲部を差し込み、かつ上記差し込み板部を壁
    面パネルの端面に差し込んだ状態において、上記間柱の
    前面と、壁面パネルの裏面との間に所定の間隙があく長
    さになるように、上記当接板部の後方板部に対する広が
    り角度を調整することを特徴とする壁面パネルの固定金
    具。
  2. 【請求項2】 表面パネル層と裏面パネル層との間に、
    弾力性を有するクッション中間層を設けた緩衝性壁面パ
    ネルの固定金具において、金属製の間柱の両側面に形成
    された裏面側に屈曲する屈曲部が差し込まれるスリット
    を、左右両側寄りに有する水平板部と、この水平板部の
    前方辺に、水平板部に対して直交するように形成した緩
    衝性壁面パネルの端面のクッション中間層に上方から差
    し込む差し込み板部と、上記水平板部の後方辺に、水平
    板部に対して直交するように形成した後方板部と、この
    後方板部の両側を前方側に折り曲げて形成され、かつ前
    方側が外側に向かって広がる、上記緩衝壁面パネルの裏
    面に当接する当接板部とからなり、この当接板部の前後
    方向の長さを、上記水平板部のスリットに間柱の屈曲部
    を差し込み、かつ上記差し込み板部を緩衝性壁面パネル
    の端面のクッション中間層に差し込んだ状態において、
    上記間柱の前面と、上記緩衝性壁面パネルの裏面との間
    に所定の間隙があく長さになるように、上記当接板部の
    後方板部に対する広がり角度を調整することを特徴とす
    る緩衝性壁面パネルの固定金具。
JP10256945A 1998-09-10 1998-09-10 壁面パネルの固定金具 Expired - Lifetime JP3049426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10256945A JP3049426B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 壁面パネルの固定金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10256945A JP3049426B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 壁面パネルの固定金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000087478A JP2000087478A (ja) 2000-03-28
JP3049426B2 true JP3049426B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=17299552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10256945A Expired - Lifetime JP3049426B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 壁面パネルの固定金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049426B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377384B1 (ko) * 2000-11-20 2003-03-26 김선우 경량 칸막이
JP6381105B2 (ja) * 2014-01-31 2018-08-29 株式会社オカムラ ソファーユニット
CN107587686A (zh) * 2017-09-27 2018-01-16 浙江德清森朗装饰材料有限公司 新型安装结构的集成墙面

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000087478A (ja) 2000-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2314037C (en) Upright construction section
US7104024B1 (en) Connector for connecting two building members together that permits relative movement between the building members
US6612087B2 (en) Building member connector allowing bi-directional relative movement
JP5585997B2 (ja) 軽量鉄骨間仕切り壁
US7832171B2 (en) Construction framing system and track therefor
JP3831715B2 (ja) 断熱構造体及びその施工方法
JP3049426B2 (ja) 壁面パネルの固定金具
KR200470304Y1 (ko) 고차음 경량 철골 벽체 시스템
KR20130036982A (ko) 고차음 경량 철골 벽체 시스템
JPH083564Y2 (ja) 体育館などの内壁構造
JP2002030828A (ja) ブレースダンパー
JP7023658B2 (ja) ボード取付金物およびボード取付構造
JP2659111B2 (ja) 防音パネル
JP2827077B2 (ja) 間仕切用パネルの固定金具及び間仕切用パネルの固定方法
US2995872A (en) Resilient clip and installation thereof
JP3359139B2 (ja) 暖房装置
JP7496580B2 (ja) 床構造及び該床構造に用いる床パネル
JP3002693B2 (ja) システムウォールサッシの取付け構造
JP2823755B2 (ja) 防音壁構造
JP2570107Y2 (ja) 木造建築物における断熱構造並びにそれに用いる断熱板
JP3217043B2 (ja) 軸組補強金具
JP3437057B2 (ja) 間仕切り壁構造
KR200295312Y1 (ko) 스프링강클립을 이용하여 분해 조립이 용이한 플러시캡판넬
WO2022148800A1 (en) A prefabricated slat façade system and a method for mounting said system
JP2805581B2 (ja) 中空部を有する間仕切用パネルの固定金具及び固定方法