JP3049416B2 - 車両用連結幌の幌枠形成幌シート - Google Patents

車両用連結幌の幌枠形成幌シート

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JP3049416B2
JP3049416B2 JP8119778A JP11977896A JP3049416B2 JP 3049416 B2 JP3049416 B2 JP 3049416B2 JP 8119778 A JP8119778 A JP 8119778A JP 11977896 A JP11977896 A JP 11977896A JP 3049416 B2 JP3049416 B2 JP 3049416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は幌枠に幌シートを
張設して角筒状蛇腹形幌構成体を簡易かつ能率的に製造
する車両用連結幌における幌体形成のために幌枠に幌シ
ートを張設する構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明と対比すべき従来の車両用連結
幌体の幌シートとして、一般的に多用されているものは
角環状幌骨を独立して多数平行配列した幌枠の上に合成
加工布製の単独幌シートを縫合手段により覆着して
蛇腹状幌体を形成することが知られている。又、前例と
は別に本出願人によって図5に示すように平面状に展開
した2枚の上下面幌シート(101a)、(101b)
からなる重合幌シート(1)の中間層において、下面幌
シート(101b)の表面に長手方向に沿い所定の間隔
をおいて図6,図7に示したように幌骨(2)を挿置す
る断面凹陥状の幌溝(4)を並列して設けた状態で該幌
溝(4)に幌骨(2)を挿置し、その上に上面幌シート
(101a)を重ねて係止し前記角幌骨のスペース部間
を溶着して各幌骨を重合幌シート間に着した状態で幌
枠を折曲成形して立体化し幌体側面の幌枠形状を概ねW
状とせる連鎖形状(通称)の幌枠内蔵した幌構成体が完
成されることが公知である(特願平4−40077
号)。又、前記1例とは別に特開昭63−199169
号開示では、平面状に展開した幌骨に幌シートを張設し
た状態で該幌シート全般に別幌シートを重合してこの両
側幌シート中に所定形状の幌枠を挟着したうえ一体に圧
着させて該幌枠を立体形成するものが知られる。このよ
うな前記2例では重合幌シート間に幌枠を挟持して立体
形成する幌体を例示したが、又別に本出願人により特開
平2−8505号公報に開示されているように平面状に
展開した重合幌シートの長手方向に所要の間隔をおいて
幌シートを長手方向に屈曲して両端開口の断面形状を中
空トンネル状通路部を形成して該中空トンネル通路部の
くびれ個所を溶着して幌溝を形成しておき、この幌溝に
幌骨を挿通して幌体を立体形成する提案を行った幌枠形
成幌シート構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来幌枠に幌シー
トを張設する角筒状蛇腹幌構成において、角環状成形幌
枠に幌シートを被せて縫着する公知の取付手段を採る例
にあっては、この幌体上方に降雨カバーを設ける必要が
あるほか、製作コストの増大と共に隣接する多数のひだ
部が折込線により波形の山谷状に形成されるので使用状
態において幌周方向領域で伸縮や偏倚などで幌骨突出部
が相互間の衝打により損傷やスペース間の皺発生で幌寿
命を縮める恐れがある。次に、重合幌シート中に幌枠を
挟着して幌体を形成する場合においては所定幌枠形状を
確保するために幌骨の挿置部位に幌溝を別工程で造成し
ておく必要があり、幌シートの重合を行う貼着作業と相
俟って重量性の大きな幌枠を立体化形成するうえで移送
等、作業操作に多大の時間と労力を要し、そのため経済
的コストを増大することなどの問題がある。又、幌骨の
保持手段を従来例の一重構造シートで幌枠保持を図った
場合では幌枠の形状寸法に応じて幌骨挿通経路を幌シー
トの長手方向に屈曲して両端開口の断面形状中空トンネ
ル状通路部を屈曲加工して行うなど製作加工の煩雑さに
因ってやはりコストを増す問題がある。そこで、この発
明では前記の幌シートによる幌骨保持手段を解決するた
め、コスト引下げができる簡易な幌シート構造を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に適合するこの
発明は、平面状に展開した幌枠に幌シートを張設して該
幌枠を角筒状に形成してなる連結幌構成体において、該
幌構成体は連結された二つの車両間の連絡通路側に相対
する幌シート内周面側のシート上に複数条のスライドフ
ァスナーが角筒状幌構成体周方向に沿い所定の間隔を置
いて並列状に配列されており、各スライドファスナー
は、左右のテープ部両側から噛合する咬合部が幌シート
上方に膨出して内部に内腔部を有するように形成され、
該内腔部に幌骨が収納されることをことを特徴とする
【0005】
【発明の実施の形態】この発明を更に具体的に説明する
と、先ずこの発明では、一重幌シートを用い、この幌シ
ートの長手方向に沿い所要の間隔を隔ててスライドファ
スナー(以下、単に「ファスナー」という)を配置する
が、このファスナーの左右一対のテープ部は幌シートに
溶着されかつ各テープの側端に形成の咬合子が咬合部で
長手方向に閉鎖された状態で内向側に幌骨を収納しうる
内腔部が形成されることになる。次に幌枠に取付て製造
する場合について説明すると、ファスナーの咬合部を構
成する咬合子をスライダーの摺動により左右に分離す
ファスナーは上開口した欠円形の態となる。こ
の開口部を介してファスナーの内腔部に骨を簡単に挿
入してファスナーに係着することができる。すなわち
筒幌体は吊持した状態でその外周方向に合せて押し
当て幌骨をファスナーの内腔部に挿入して収納できる訳
けである。したがって、従来の如く幌シート上に前以っ
て幌骨保持に必要な幌溝を設けておく必要がなく、幌シ
ートに幌骨を素早く確実に保持することが容易となる。
それ故、重量性の大きい幌枠に幌シートを脱着自由に取
付ることができるものである。
【0006】又、従来一重幌シートに幌骨を取付けする
場合のように、幌骨保持手段として幌シートの長手方向
に沿って長い経路のトンネル状中空を設ける必要もない
から煩雑な手数を製造工程で解消することができる訳で
ある。又、この発明は前記の構成によって、幌シートは
施工前に折畳んでストックしておくことが可能であり幌
枠に幌シートを覆着する時期に応じて作業工程を円滑に
進行させられる特長を有し蛇腹角筒幌を構成した場合
に、幌骨の外観状態はひだ部の幌骨突設部は通路側にゆ
るやかなウェーブ状に現われ、従来のように幌体外部に
露出した極端なギザギザ状の山、谷部を形成しないか
ら、伸縮ひだ部に生じ易い局部疲労による損傷を可及的
に少なくし著しく幌体の耐久性を向上させうる。以下、
この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の車両連結幌枠に取付られる
幌シートを平面状に展開した概略説明図で、図において
合成樹脂加工布から製出の幌シート(1)は角筒状幌体
に形成したときの通路側に相応する内周側の面を表面側
にして平面状に展開されその長手方向(X−X軸)に沿
い所定の間隔Sは又はSを隔ててファスナー(F)を
直線状に並列して配列し、固着されている。この場合
図示していないが、幌枠を幌シート上に張設する幌枠形
態によって前記ファスナー(F)を並列して配列される
間隔を(S)又は(S)、(S)の如く長手方向の
X−X方向軸への設置方向が選択されるものである。す
なわち、ファスナー列を図のX−X軸に平行して並列の
直線状に配設された場合は幌体成形後の隣接幌骨は相互
に平行形幌枠として形成され前記ファスナー(F)は基
本的に従来のものと同様の構造をもつもので左右一対の
テープに対向してそれぞれ咬合子(t)、(t)を
有し、かつスライダー(S)を備えており、端縁に図示
しない下止め具を有し前記スライダー(S)の摺動自在
により咬合部(T)咬合を開閉することができる。
【0008】この発明においては、幌シート(1)に前
記ファスナー(F)を取付るに当ってファスナー(F)
左右一対のテープ部(f)、(f)は夫々その咬
合子(t)、(t)により咬合して閉鎖した状態で
前記咬合部(T)が成り該咬合部は幌シート(1)の長
手方向(X−X)に沿い、図3に示すように幌シート
(1)の上方部に膨出部を形成しかつ咬合部(T)の
閉鎖状態を開口した場合にファスナー内向側に内腔部
(3)が臨むように形成される。そしてテープ部
(f)、(f)の対向間隔を規制して前記テープ
(f)、(f)の側縁下部を溶着手段等により幌シ
ート(1)に固着さる。
【0009】図2は、この発明において幌骨に幌シート
(1)を取付ける部分実施例を示すものである。すなわ
ち、図3に示したように幌シート(1)はファスナー
(F)の膨出頂部の咬合部(T)を閉鎖状態から側面形
状欠円形頂部に開口してこの開口部に幌骨(2)を軽く
押し当てファスナー(F)の内腔部(3)に挿入させ
る。すなわち、まず幌枠が吊設されている場合、吊設さ
れた立体成形幌枠の周方向にファスナー(F)上部の咬
合部(T)中央をその長手方向に延びる開口部より幌骨
を挿入して内腔部(3)により幌骨をファスナー(F)
内部に確りと把持して取付け、このように幌骨により被
着して構成された角筒状幌体連接車両端に固定連結し
て車両用連結幌とする。
【0010】以上のように本実施例に示す図3,図4に
おいて幌シート(1)による幌骨(2)の把持構成はフ
ァスナー(F)に内腔抽(3)を造成しながら重量性の
大なる幌の取扱を簡便かつ軽く作業実施できるものであ
る。ここで内腔部(3)造成はファスナー(F)内に幌
骨とい線材の細長い金属製機材をカバーリングする連
続性空間を、幌材に合せてぴったり被せられる使用部位
に形成されるものである。従来2重構造幌シート内部に
別工程で幌シート表面に断面凹状の幌溝を形成して幌骨
を挿置する工数が必要でない。したがって幌を始めから
折畳んだ状態から幌枠の形状に即応して安定した状態で
被着可能であり、また被着幌シートの取外しができ張設
作業が著しく簡便で迅速に進められるような構成であ
る。又、従来一重構成幌シートを用いて幌骨に縫着する
場合に比べてコストを減少させるし幌構成体に蛇腹状に
特有の幌骨が外側に露出しない構成であり連結幌の連接
形態に拘らず無理な応力や気象条件によりこうむる悪影
響も少ないのである。
【0011】又、この発明の構成体は通路側に幌骨の把
持部が形成されているため、従来の如く蛇腹構造による
波状外観に比べ外側面が平で防水性も高く幌体が美麗か
つ隣接幌骨スペース部の幌シート弾撥はファスナー
(F)と一体的な伸縮運動が強く現われる構成である。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したもので
あるから次のような優れた効果を奏するものである。す
なわち、幌構成体の通路側内周面において幌シートの
方向である長手方向に所定の間隔をおいて配設したファ
スナー部の咬合部に形成される内腔部へ直接幌骨を
して立体形成の幌枠に幌シートを覆着できるようにした
ため幌枠に幌シートの張設作業を簡便に行うことができ
る。従って前記従来実施の重性ある幌枠に対する幌シ
ートの取付に要する時間と労力を著しく縮少して施工性
を著しく向上させるので極めて経済的に大量生産が行え
るようになった。又仕上がった幌構成体は連結部を囲む
外形は平で外観的に美しく車両走行による蛇腹機能は幌
相互の衝打が解消され幌寿命の延命が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる「立体成型の幌枠」に張設さ
れる幌シートを平面状に展開した概略的構成説明図。
【図2】この発明にかかる幌シートにファスナー配設部
分の咬合部(T)を開口して幌骨を係着した切欠の概略
平面説明図。
【図3】この発明にかかる図2の幌骨係着前の咬合部
(T)を開口した状態II−II概略断面説明図。
【図4】この発明にかかる図2の幌骨係着状態のI−I
概略断面説明図。
【図5】従来実施例を示す幌枠を2重幌シート間に挟着
せる一部剥離せる概略平面説明図。
【図6】従来実施例を示す図5の概略Y−Y断面説明
図。
【図7】図6の切断個所を切欠の簡略斜視説明図。
【符号の説明】
1 幌シート 2 幌骨 3 内腔部 4 幌溝 F スライドファスナー f、f テープ部 t、t 咬合子 T 咬合部 P 摘み(スライダー) 101 重合幌シート 101a 上面幌シート 101b 下面幌シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面に展開した幌枠に幌シートを張設し
    て該幌枠を角筒状に形成してなる連結構成体におい
    て、該幌構成体は連結された二つの車両間連絡通路側に
    相対する幌シート内周面側のシート上に複数条のスライ
    ドファスナーが角筒状幌構成体周方向に沿い所定の間隔
    を置いて並列状に配列されており、各スライドファスナ
    ーは、左右のテープ部両側から噛合する咬合部が幌シー
    ト上方に膨出して内部に内腔部を有するように形成さ
    れ、該内腔部に幌骨が収納されることを特徴とする車両
    用連結幌の幌枠形成幌シート。
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