JP3049332B2 - 無接触給電搬送システム - Google Patents

無接触給電搬送システム

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JP3049332B2
JP3049332B2 JP6330438A JP33043894A JP3049332B2 JP 3049332 B2 JP3049332 B2 JP 3049332B2 JP 6330438 A JP6330438 A JP 6330438A JP 33043894 A JP33043894 A JP 33043894A JP 3049332 B2 JP3049332 B2 JP 3049332B2
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power supply
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JP6330438A
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穰二 尾和瀬
義介 村上
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株式会社ユー・アール・ディー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非常に長い距離を移
動する搬送車に高周波定電流給電方式を用いて無接触で
電力を供給する無接触給電搬送システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば工場などで軌道上を移動す
る搬送車に高周波定電流給電方式を用いて無接触で電力
を供給し搬送車を駆動するようにした無接触給電搬送シ
ステムが知られている。その給電方式は、軌道に沿って
設けた平行な2本の給電線に互に逆向きの高周波定電流
を流しておき、搬送車に設けたE字形コアーの2つの開
口内にこの給電線を臨ませ、E字形コアーに巻回した二
次巻線に搬送車駆動用モーターを接続したものである。
ところがこのようなものにおいては、給電線が長くなる
と高周波インピーダンスが増大するため実用上給電線の
全長をあまり長くすることができず、また、同一軌道で
2台以上の搬送車を同時に運転しようとすると給電線に
流す電流も比例して増加させる必要があるから高周波定
電流電源用のインバーターとして定格の大きいものが要
求され現技術段階では設計が困難になるという欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上
記従来装置の欠点を改良することであり、軌道が如何に
長くなっても定格の小さい高周波定電流電源により搬送
車に無接触で電力を供給することができる無接触給電搬
送システムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の無接触給電搬送システムは、両端を高周
波定電流電源に接続されたループ状の給電線の往路と復
路とを所定間隔で平行に配置してなる複数の単位給電区
間を互の間に微小間隙を置いて直列に設置するとともに
すべての単位給電区間の高周波定電流電源の動作を制御
する1台の制御装置を設け、E字形コアーの二次巻線に
接続されたモーターにより駆動され前記複数の単位給電
区間に沿って移動する少なくとも1台の搬送車を備え、
前記給電線の往路および復路が前記E字形コアーの2つ
の開口内にそれぞれ位置するように配置している。
【0005】
【作用】搬送車はE字形コアーの2つの開口内にそれぞ
れ位置する給電線からモーターに給電されながら移動し
てゆき、単位給電区間の端部に達すると微小間隙を越え
て隣接する単位給電区間に移行し、同様にE字形コアー
を介して給電されながら移動してゆき、この動作を繰り
返しながら直列に設置された複数の単位給電区間を次々
と移動していく。
【0006】
【実施例】この発明の無接触給電搬送システムの第1実
施例について図面を参照しながら説明する。図1はシス
テム全体の概要図であり、図2は搬送車の説明図であ
る。壁、天井、床等に設けられた循環式の軌道(図示さ
れていない)上に複数(例えば3台)の搬送車1が移動
可能に支持され、各搬送車1は内蔵するモーター2によ
り同一方向に駆動されるようになっている。各搬送車1
は電力授受用のE字形コアー3を備えモーター2はその
二次巻線に接続されている。軌道に沿って2本の電線4
a、4bを平行に配置してなる給電線4が軌道の全区間
にわたって設けられ、搬送車のE字形コアー3の2つの
開口内に2本の給電線4a、4bがそれぞれ位置するよ
うに配置されている。
【0007】軌道に沿って設けられた全区間の給電線4
は、所定の長さ(例えば5m)の単位給電区間を多数直
列に配置してなるものであり、互に隣接する単位給電区
間の間には微小間隙が設けられている。各単位給電区間
の給電線4a、4bは、先端4cが互に接続されてルー
プ状になっていてその基端が高周波定電流電源であるイ
ンバーター5に接続され、これにより平行に配置された
往路4aと復路4bとで逆向きの電流が流れるようにな
っている。給電線4aと4bとの先端の接続部分は、搬
送車1がこの部分を通過する際そのE字形コアー3のセ
ンターポールが当接しないように往復路よりも後退して
いる。インバーター5は(例えば)65kHz、10Aの
高周波定電流を出力して給電線4a、4bに供給し、各
搬送車1のE字形コアー3の二次巻線3aにその巻線比
によって決まる値の(例えば10ターンであれば1A
の)電流が出力されモーター2に供給される。
【0008】すべての単位給電区間のインバーター5
は、搬送車1の位置検知手段(図示されていない)を備
えた1台の制御装置6により制御され、当該単位給電区
間内に搬送車1が存在しているときだけ定格出力で動作
し、存在しないときには停止するかまたは低出力で動作
するようになっている。1つの単位給電区間内には1台
の搬送車しか存在しないように制御され、そのために後
続の搬送車1の移動速度を遅くする必要があれば該当す
る単位給電区間のインバーター5の出力電流値を減少さ
せるように制御される。隣接する単位給電区間の境界を
通過する際E字形コアー3の出力波形が乱れるのを防止
するため、すべてのインバーター5は制御装置6に内蔵
された1個の発振器の励振信号により駆動されている。
【0009】次にその動作について説明する。各搬送車
1はE字形コアー3の2つの開口内に給電線4a、4b
をそれぞれ位置させた状態で給電されながら移動してゆ
き、単位給電区間の端部に達すると微小間隙を越えて隣
接する単位給電区間に移行し、この区間でも同様にE字
形コアー3を介して給電されながら移動し、このような
動作を繰り返しながら直列に設置された単位給電区間を
次々と移動していく。3台の搬送車1は所定間隔を保ち
ながら同一速度で同一方向に移動するが、何等かの事情
により1台の速度が落ちて後続の搬送車1が隣接する単
位給電区間に入ると、制御装置6は、後続車の存在する
単位給電区間のインバーター5の出力電流値を減少させ
て後続車の移動速度を遅らせ、同一単位給電区間内に同
時に2台の搬送車1が入ることのないように制御する。
【0010】図3は第2実施例の一つの単位給電区間の
給電線を示したものである。給電線の往路4aおよび復
路4bがそれぞれ2本の導線により構成され、2組の往
路と復路の導線の先端4cがそれぞれ互に接続され、ま
た、1組の往路と復路の導線の基端4dが互に接続され
ていて、給電線4は全体として2ターンのループを形成
している。そして、他の1組の導線の基端は第1実施例
と同一規格のインバーター5に接続されている。その他
の構成をすべて第1実施例と同一にしておけば、インバ
ーター5の出力電流値を増加することなくE字形コアー
3の出力電流値を2倍にすることができ、定格が2倍大
きいモーターを備えた搬送車を駆動することができる。
また、第1実施例と同一のモーター2を用いた搬送車で
あれば、同一の単位給電区間内に同時に2台の搬送車1
を走らすことが可能となる。
【0011】給電線4の往路4aおよび復路4bの導線
の数をさらに多くしてループのターン数を増すことによ
り、E字形コアー3の出力電流値をターン数に応じた分
だけ増加することができ、より重い搬送車を駆動させた
り同一の単位給電区間内に同時に多数の搬送車を走らせ
たりすることができる。また、出力電流の小さいインバ
ーターを使用することができ、インバーターの設計が容
易となる。
【0012】なお、上記実施例においては、インバータ
ーの出力電流の周波数を65kHzにしているが、これに
限られるものではなく、他の機器への影響、E字形コア
ーの設計の容易さ、単位給電区間の長さ等を考慮して1
〜100kHz程度の範囲で適当に設定することができ、
また、インバーターの出力電流値およびE字形コアーの
二次巻線の巻数は搬送車の駆動モーターの定格に応じて
適宜設定することができる。また、上記実施例において
は、軌道を循環式にしすべての搬送車が同一方向に移動
するようにしているが必ずしもそのようにする必要はな
い。さらに、単位給電区間内に搬送車が存在するときだ
けインバーターを定格出力で動作させるように制御する
必要もなく、常時定格出力で動作させるようにしてもよ
いことは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の無接触
給電搬送システムは、多数の単位給電区間を直列に設置
することにより非常に長い距離を移動する搬送車に高周
波定電流給電方式を用いて無接触で電力を供給すること
ができ、1つの単位給電区間に給電するだけの定格の小
さい高周波定電流電源を多数使用することにより無限に
長い給電区間にわたって無理なく給電することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の無接触給電搬送システ
ム全体を示す概要図
【図2】その搬送車の説明図
【図3】第2実施例の単位給電区間の給電線の概要図
【符号の説明】
1 搬送車 2 モーター 3 E字形コアー
3a 二次巻線 4 給電線 4a 往路 4b 復路 5 インバーター 6 制御装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−207606(JP,A) 特開 平5−328507(JP,A) 特表 平6−506099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を高周波定電流電源に接続されたルー
    プ状の給電線の往路と復路とを所定間隔で平行に配置し
    てなる複数の単位給電区間を互の間に微小間隙を置いて
    直列に設置するとともにすべての単位給電区間の高周波
    定電流電源の動作を制御する1台の制御装置を設け、E
    字形コアーの二次巻線に接続されたモーターにより駆動
    され前記複数の単位給電区間に沿って移動する少なくと
    も1台の搬送車を備え、前記給電線の往路および復路が
    前記E字形コアーの2つの開口内にそれぞれ位置するよ
    うに配置することを特徴とする無接触給電搬送システ
    ム。
JP6330438A 1994-12-08 1994-12-08 無接触給電搬送システム Expired - Lifetime JP3049332B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399319B2 (ja) * 1997-10-17 2003-04-21 株式会社豊田自動織機 有軌道台車の非接触給電システム
JP3344298B2 (ja) 1997-10-24 2002-11-11 株式会社豊田自動織機 有軌道台車の非接触給電システム
KR101970762B1 (ko) * 2011-07-19 2019-04-22 오클랜드 유니서비시즈 리미티드 이중 도체 단상 유도 전력 전송 트랙들

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