JP3094845B2 - 仕分け設備 - Google Patents

仕分け設備

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JP3094845B2
JP3094845B2 JP07141451A JP14145195A JP3094845B2 JP 3094845 B2 JP3094845 B2 JP 3094845B2 JP 07141451 A JP07141451 A JP 07141451A JP 14145195 A JP14145195 A JP 14145195A JP 3094845 B2 JP3094845 B2 JP 3094845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定経路上で台車に搭
載されて搬送される被搬送物を、経路中に予め設定され
ている複数の仕分け位置の内の任意の仕分け位置で左右
横方向に払い出す仕分け設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の仕分け設備としては、特
開平2−182613号公報に開示されているように、
走行レール上を互いに連結された状態で走行する各走行
台車上に左右に搬送可能なコンベヤを設置し、各仕分け
位置において走行台車が通過するときにコンベヤを駆動
してコンベヤ上の被搬送物を左右横方向に払い出すよう
に構成した設備が知られている。また、前記コンベヤを
駆動するモータには、走行レールに沿って敷設された給
電レールから集電子を介して給電されている。
【0003】しかし従来の仕分け設備では、走行レール
に沿って給電レールを敷設する必要があることから、給
電設備が大がかりとなり、設備費がかかるとともに電力
費が多くなり、また集電子および給電レールの磨耗が大
きいために寿命が短くなり、集電子により騒音が発生す
るという問題や、メンテナンス費が増大するという問題
があった。
【0004】そこで、このような問題点を解決する目的
で、実公平6−44909号公報に記載された如き高速
自動仕分装置が提案されている。すなわち、各搬送ユニ
ット(走行台車)に蓄電池を搭載して外部からのコンベ
ヤのモータへの常時の給電を不要にすると共に給電用ト
ロリーダクトやレールおよび集電子を省略して、集電子
による騒音を無くし、さらに搬送ユニットのループ形状
の案内レールに沿って複数箇所に充電器を備えた給電ス
テーションを設けるとともに、搬送ユニットを複数個の
グループに分けて、各グループ毎に該給電ステーション
にて搬送ユニットの蓄電池を深夜の安い電力を利用して
充電して、設備費やメンテナンス費および電力費を大幅
に軽減できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の高速自動仕分装置では、仕分け作業を実施する走行
中に給電することができず、さらに搬送ユニットによる
仕分け作業の回数に応じた、すなわちコンベヤのモータ
の使用回数に応じた電力を供給できる蓄電池を各搬送ユ
ニットに設備する必要があり、よって容量の大きい蓄電
池を用意する必要があり、設備費が高くなるという問題
があった。また蓄電池はその充電回数が制限されてお
り、メンテナンス費が必ずしも軽減されることはないと
いう問題があった。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであり、
走行中に給電することができ、かつ騒音を軽減し、設備
費やメンテナンス費を軽減できる仕分け設備を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
第1発明の仕分け設備は、一定走行経路上を互いに連結
された状態で走行し、荷を走行方向に対する左右横方向
に搬送する搬送手段およびこの搬送手段の駆動手段を有
する走行台車を備えた仕分け設備であって、前記一定走
行経路の一部に沿って、給電線路を敷設し、前記各走行
台車に、前記駆動手段に接続された蓄電用コンデンサ
と、前記給電線路より給電され、前記蓄電用コンデンサ
および前記駆動手段に給電する電源回路を設け、全ての
走行台車の蓄電用コンデンサを並列に接続したことを特
徴とするものである。
【0008】また第2発明の仕分け設備は、一定走行経
路上を互いに連結された状態で走行し、荷を走行方向に
対する左右横方向に搬送する搬送手段およびこの搬送手
段の駆動手段を有する走行台車を備えた仕分け設備であ
って、前記各走行台車に、前記駆動手段に接続された蓄
電用コンデンサと、この蓄電用コンデンサおよび前記駆
動手段に給電する電源回路を設け、前記一定走行経路の
一部に沿って、高周波電流を流す誘電線路を敷設し、前
記走行台車を複数台毎にまとめて群を形成し、前記各群
の走行台車のうちの一台に、前記誘導線路により発生す
る磁束により起電力が生じ、給電する給電用コイルを設
け、この給電用コイルを群の各走行台車の電源回路に接
続し、全ての走行台車の蓄電用コンデンサを並列に接続
したことを特徴とするものである。
【0009】さらに第3発明の仕分け設備は、上記第2
発明の仕分け設備であって、誘導線路の長さを、常時複
数群の給電用コイルに給電可能な長さとすることを特徴
とするものである。
【0010】また第4発明の仕分け設備は、上記第2発
明の仕分け設備であって、各走行台車に、給電用コイル
の群の各走行台車の電源回路への接続を順に遅延させて
行う接続手段を設けることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記第1発明の構成により、給電線路から給電
される電源回路により、蓄電用コンデンサおよび駆動手
段に給電され、駆動手段が駆動されるとともに、コンデ
ンサに蓄電される。また全ての走行台車のコンデンサは
並列に接続されているため、給電線路が敷設されていな
い一定走行経路を走行中の走行台車にも、その駆動手段
に給電される。
【0012】また上記第2発明の構成により、誘電線路
が敷設された一定走行経路上を走行中の走行台車に設け
られた給電用コイルには、誘導線路の磁束により起電力
が発生し、蓄電用コンデンサおよび駆動手段に給電さ
れ、駆動手段が駆動されるとともに、コンデンサに蓄電
される。また全ての走行台車のコンデンサは並列に接続
されているため、誘電線路が敷設されていない一定走行
経路上を走行中の走行台車にも、その駆動手段に給電さ
れる。
【0013】さらに上記第3発明の構成により、常時複
数台の給電用コイルに起電力が発生し、これら給電用コ
イルからコンデンサに蓄電される。また上記第4発明の
構成により、給電用コイルから各走行台車の電源回路に
接続される順を遅延させることにより、誘導線路への電
源投入時の負荷が少なくなり、突入電流が低減される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図5は本発明の一実施例を示す仕分け設備の要
部斜視図、図6は全体配置図である。
【0015】図5,図6において、1は一定走行経路S
上を互いに連結された状態でA方向へ走行し、走行する
A方向に対する左右横方向に荷(被搬送物)2を搬送す
る仕分けコンベヤ装置3を上部に設けた走行台車であ
り、この走行台車1上の仕分けコンベヤ装置3の駆動に
より荷2は、A方向に対する左右横方向に開口し、走行
経路Sに沿って複数台設けられた積込口4Aから積み込
まれ、A方向に対する左右横方向に開口し、走行経路S
に沿って複数台設けられた仕分けシュート4Bに払い出
される。
【0016】走行台車1の構造を図7および図8に基づ
いて説明する。仕分けコンベヤ装置3は、対向した駆動
ローラ5Aおよび従動ローラ5Bと、これらローラ5
A,5B間に掛張された無端体のベルト3Aと、駆動ロ
ーラ5Aに無端状の回動体(たとえばベルト)6Aを介
して連結された、駆動手段である正逆駆動可能なモータ
6から構成され、モータ6による駆動ローラ5Aの回動
によりベルト3Aを回動して荷2を搬送する。また仕分
けコンベヤ装置3は、可動体7の上部に設置されてお
り、可動体7は、機枠8と、走行経路Sを形成する走行
レール9上を機枠8を支持して走行する水平軸走行ロー
ラ10と、走行レール9を左右から支持し横振れを防止す
る垂直軸サイドローラ11と、機枠8に走行レール9の内
側面に沿って設けられた、リニアモータの2次導体を形
成する金属板12からなり、可動体7はこの金属板12が走
行レール9の一方の側面に配置されたリニアモータ(ス
テータ)13により推力を得ることによって押されて移動
する。また走行台車1は連結機構14により互いに連結さ
れており、全ての走行台車1はリニアモータ13により駆
動されて走行レール9上を一定速度で移動する。
【0017】また図6,図7に示すように、走行レール
9の他方の側面に沿ってその一部には、所定間隔置きに
左右方向(A方向とは直角な方向)に水平に取付けられ
たハンガー15に張設された上下一対の誘導線路16が敷設
されている。これら誘導線路16は終端が接続されたルー
プ状の線路であり、始端は電源装置20に接続されてい
る。誘導線路16は、絶縁した細い素線を集めて形成した
撚線(以下、リッツ線と称す)を絶縁体、たとえば樹脂
材によりカバーして構成されている。
【0018】電源装置20は、図2に示すように、AC20
0 V3相の交流電源21と、コンバータ21と、正弦波共振
インバータ23と、過電流保護用のトランジスタ24および
ダイオード25とを備えている。コンバータ22は全波整流
用のダイオード26と、フィルタを構成するコイル27とコ
ンデンサ28と抵抗29とこの抵抗29を短絡するトランジス
タ30とから構成され、正弦波共振インバータ23は、図中
に示すように交互に発振される矩形波信号により駆動さ
れるトランジスタ31,32と、電流制限用のコイル33と、
トランジスタ31,32に接続される電流供給用のコイル34
と、誘導線路16と並列共振回路を形成するコンデンサ35
とから構成されている。なお、トランジスタ制御装置は
省略している。
【0019】また図1に示すように、走行台車1はN台
毎に群を形成しており、走行A方向の先頭の走行台車
(以下親台車と称す)1Aのみには、その機枠8に図7
に示すように、走行レール9に沿って敷設された誘導線
路16に対向する位置に、給電装置としてピックアップユ
ニット18が設けられている。このピックアップユニット
18は、断面がE字状でA方向に長い、磁性部材であるフ
ェライト36に、その中央凸部36Aの側部に渡って、たと
えば数10ターンの上記リッツ線を巻いてピックアップコ
イル37を形成して構成されている。
【0020】また図7,図8に示すように、各走行台車
1には、機枠8の外側面に、制御パネル38が設けられ、
またコンベヤ装置3にベルト3A上の荷2の有無を検出
する在荷検出器39が設けられ、また走行経路Sに沿っ
て、積込口4A毎、仕分けシュート4B毎に、設備の仕
分け制御装置40からのコンベヤ装置3の左右への駆動指
令信号を走行台車1へ送信し、また走行台車1から走行
台車1に予め設定された個別の番号と在荷検出器39の在
荷信号を受信する光送受信器41が設置されている。
【0021】親台車1Aの制御パネル38には、図3に示
すように、ピックアップコイル37に接続され、ピックア
ップコイル37と誘導線路16の周波数に共振する共振回路
を構成するコンデンサ42と、モータ6を正逆転自在に駆
動する電源駆動回路43と、この電源駆動回路43に、モー
タ6の正転、あるいは逆転指令からなる制御信号を出力
するコントローラ44と、整流器46の正極と負極に接続さ
れた外部端子P,Nと、この外部端子P,Nを介して電
源駆動回路43から給電され、コントローラ44へ給電する
補助電源装置45と、上記光送受信器41に対向する光送受
信器46が設置されている。
【0022】電源駆動回路43は、上記共振回路から給電
される高周波電流を整流する整流器47と、この整流器47
から給電される蓄電用コンデンサ48と、整流器47から給
電され、コントローラ44からの制御信号に応じてモータ
6に電源の相を入替えて給電するパワー回路49から構成
されている。なお、トランジスタ制御装置は省略してい
る。
【0023】また、在荷検出器39と光送受信器46はコン
トローラ44に接続され、コントローラ44は、仕分け制御
装置40から光送受信器41,46を介して入力した指令信
号、および在荷検出器39の在荷信号に基づいて、モータ
6を正転、あるいは逆転指令からなる制御信号をパワー
回路49へ出力し、また上記個別の番号と在荷信号を光送
受信器46,41を介して仕分け制御装置40へ出力する。パ
ワー回路49は、正転の制御信号を入力している間モータ
6を正転して右方向に荷2を搬送し、逆転の制御信号を
入力している間モータ6を逆転して左方向に荷2を搬送
する。なお、パワー回路49は、制御信号を入力している
間のみ、モータ6へ給電する。また、コントローラ44
は、コントローラ44が正常のときにオンするディジタル
信号を1台後方の走行台車1へ出力している。また、補
助電源装置45の出力電圧ラインが1台後方の走行台車1
へ接続されている。
【0024】また、ピックアップコイル37とコンデンサ
42からなる共振回路は、親台車1A内に設けた電源駆動
回路43と、群の他の走行台車(以下、子台車と称す)1
B内に設けた後述するインターロック回路51に、交流配
線ライン52を介して直列に接続され、給電している。ま
た、外部端子P,Nは直流配線ライン53を介して、前方
および後方の走行台車1に接続されている。この走行台
車1(親台車1A,子台車1B)間の配線を図1に示
す。
【0025】子台車1Bの制御パネル38には、図4に示
すように、コンデンサ42に代えて、インターロック回路
51が設けられている。このインターロック回路51は、1
台前方の走行台車1の補助電源装置45の出力電圧ライン
に接続され、その出力電圧により励磁されるリレイMC
1と、1台前方の走行台車1のコントローラ44のディジ
タル信号により励磁されるリレイMC2と、交流配線ラ
イン52に直列に接続され、リレイMC1が無励磁のとき
にオンする接点(以下、b接点と称す)54と、この接点
54の一方の端子と整流器47間に接続された、抵抗55とそ
の両端を短絡するリレイMC2が励磁のときにオンする
接点(以下、a接点と称す)56からなる並列回路と、直
流配線ライン53に挿入され、この直流配線ライン53を入
切するリレイMC2のa接点57から形成されている。b
接点54の両端に電源駆動回路43が接続される。
【0026】このインターロック回路51の構成により、
1台前方の走行台車1の補助電源装置45の電圧が確立さ
れることにより、リレイMC1が励磁されてb接点54が
オフとなり、交流配線ライン52に電源駆動回路43が直列
に挿入接続されて給電され、また1台前方の走行台車1
の補助電源装置45の電圧が確立され、かつコントローラ
44が正常に立ち上がり、ディジタル信号がオンとなる
と、リレイMC2が励磁されてa接点56,57がオンとな
り、抵抗55がバイパスされ、かつ直流配線ライン53が接
続される。
【0027】上記電源装置20と誘導線路16と自走台車1
の構成による給電動作を説明する。まず、交流電源21か
ら出力されるAC200 V3相の交流はコンバータ22によ
り直流に変換され、正弦波共振インバータ23により高周
波、たとえば10kHz の正弦波に交換されて誘導線路16に
供給される。
【0028】また、誘導線路16に発生する磁束により、
誘導線路16が敷設された位置に位置する親台車1Aのピ
ックアップコイル37に起電力が発生し、この起電力によ
り発生した交流電流は、まず親台車1Aの電源駆動回路
43の整流器47で整流され、コンデンサ48と、パワー回路
49、および補助電源装置45に給電される。すると、コン
デンサ48が充電され、また補助電源装置45が立ち上が
り、1台後方の子台車1BのリレイMC1が励磁され、
次にコントローラ44が給電されることにより正常に立ち
上がり1台後方の子台車1BのリレイMC2が励磁され
る。
【0029】上記1台後方の子台車1Bでは、リレイM
C1が励磁されることによりそのb接点がオフとなり、
交流配線ライン52にこの子台車1Bの電源駆動回路43と
抵抗55が投入され、よってこの子台車1Bにおいて、コ
ンデンサ48と、パワー回路49、および補助電源装置45に
給電され、コンデンサ48が充電され、また補助電源装置
45が立ち上がり、次の1台後方の子台車1BのリレイM
C1が励磁される。またリレイMC2が励磁されること
により、抵抗55がバイパスされ、さらに直流配線ライン
53が親台車1Aの直流配線ライン53に接続される。次に
コントローラ44が給電されることにより正常に立ち上が
り次の1台後方の子台車1BのリレイMC2が励磁され
る。
【0030】そして、次の1台後方の子台車1Bでも同
様の動作が繰り返される。よって、親台車1Aから順
に、補助電源装置45が立ち上がる時間、遅延されて交流
配線ライン52に電源駆動回路43が投入される。したがっ
て、電源装置20の電源投入時の負荷は、誘導線路16が敷
設された位置に位置する親台車1Aの台数に限定される
ことにより、突入電流(サージ)を低減することができ
る。また、子台車1Bにおいて、最初、抵抗55がともに
投入されることにより、電源駆動回路43へのラッシュ電
流を低減することができる。
【0031】このように、誘導線路16への電源投入時の
突入電流を低減することができることにより、電源装置
20の各素子の定格容量を小さくすることができ、コスト
を低減することができ、また電源駆動回路43へのラッシ
ュ電流を低減することができることにより、電源駆動回
路43の各素子の定格容量を小さくすることができ、コス
トを低減することができる。
【0032】また、親台車1Aから順に、補助電源装置
45およびコントローラ44が立ち上がる時間、遅延されて
直流配線ライン53が接続され、最終的に全ての走行台車
1の直流配線ライン53が接続される。したがって、全て
の走行台車1のコンデンサ48が並列に接続され、その結
果、全ての走行台車1でコンデンサ48が共有され、誘導
線路16が敷設されていない位置に親台車1Aが位置して
いる群の走行台車1においても、モータ6を駆動するこ
とができる。
【0033】このように、全ての走行台車1でコンデン
サ48が共有されることにより、電源装置20と誘導線路16
の容量を小さくすることができ、また常時複数台の給電
用ピックアップコイル37が誘導線路16に入る長さでよい
ことから、走行レール9の長さより、誘導線路16の長さ
の都合により、誘導線路16の長さを決定でき、よって標
準長さの誘導線路16を採用でき、設備費を低減すること
ができ、また電力費を削減することができる。さらに、
常時複数台のピックアップコイル37に起電力が発生して
いることから、1台のピックアップコイル37に断線など
の不具合が発生した場合にでも、他のピックアップコイ
ル37からコンデンサ48に蓄電でき、設備の運転を継続す
ることができ、設備の信頼性を向上させることができ
る。また、走行台車1へは無接触で給電されることか
ら、従来のような集電子が不用となり、騒音を無くすこ
とができ、メンテナンス費を低減することができる。な
お、走行台車1が走行中であろうか停止中であろうが、
給電することができることはいうまでもない。
【0034】上記構成による仕分け動作を簡単に説明す
る。互いに連結された全ての走行台車1はリニアモータ
13により駆動されて走行レール9上を一定速度で走行
し、また各走行台車1は、個別の番号と荷の有無からな
る在荷信号を常時、光送受信器46から送信している。
【0035】設備の仕分け制御装置40は、走行台車1の
番号毎に、この走行台車1に載置された荷2を仕分ける
仕分けシュート4Bの番号を記憶しており、積込口4A
に移動した走行台車1から個別の番号と在荷信号を光送
受信器41を介して入力し、荷2が積載されていない場合
には、光送受信器41,46を介して走行台車1へコンベヤ
装置3の正転指令信号を出力し、積込口4Aから荷2を
走行台車1へ搬出し、さらに荷2の内容から荷2を仕分
ける仕分けシュート4Bを特定してその番号を走行台車
1の番号とともに記憶する。また、走行台車1では光送
受信器46を介して上記正転指令信号を入力すると、コン
ベヤ装置3を正転駆動してベルト3A上へ荷2を搬入
し、在荷検出器39により荷2を検出することにより、コ
ンベヤ装置3の駆動を停止する。
【0036】また、設備の仕分け制御装置40は、仕分け
シュート4B位置に移動した走行台車1から個別の番号
と在荷信号を入力し、荷2が積載されている場合は個別
の番号から仕分けシュート4Bの番号を検索し、走行台
車1がこの仕分けシュート4B位置の場合は、仕分けシ
ュート4Bの左右の位置に応じて、走行台車1へコンベ
ヤ装置3の正転指令信号、あるいは逆転指令信号を出力
し、走行台車1の番号とともに記憶された仕分けシュー
ト4Bの番号を消去する。また、走行台車1では正転指
令信号を入力すると、コンベヤ装置3を正転駆動して荷
2を仕分けシュート4Bへ搬出し、また逆転指令信号を
入力すると、コンベヤ装置3を逆転駆動して荷2を仕分
けシュート4Bへ搬出し、在荷検出器39により荷2が無
くなったことを検出することにより、コンベヤ装置3の
駆動を停止する。
【0037】上記動作により、互いに連結された全ての
走行台車1はリニアモータ13により駆動されて走行レー
ル9上を一定速度で走行しながら、各走行台車1は、仕
分け制御装置40からの指令信号に応じてコンベヤ装置3
を駆動し、積込口4Aからベルト3A上へ荷2を搬入
し、また荷2を指定された仕分けシュート4Bに払い出
し、荷2の仕分けが行われる。
【0038】なお、本実施例では、親台車1Aから順
に、補助電源装置45が立ち上がる時間、遅延されて交流
配線ライン52に電源駆動回路43を投入する回路を設けて
いるが、図9および図10に示すように、この電源装置20
側に余裕がある場合は、この回路を削除して、電源駆動
回路43へのラッシュ電流を低減する回路のみを残すよう
にすることも可能である。このとき、N台の走行台車1
を一度に立ち上げることができる。また抵抗55は、親台
車1Aに近い子台車1Bから順にバイパスされる。
【0039】
【発明の効果】上記第1発明の構成により、給電線路か
ら給電される電源回路により、蓄電用コンデンサおよび
駆動手段に給電され、駆動手段が駆動されるとともに、
コンデンサに蓄電され、またコンデンサは並列に接続さ
れているため、給電線路が敷設されていない一定走行経
路を走行中の走行台車にも、その駆動手段に給電するこ
とができる。また、全ての走行台車でコンデンサが共有
され、充電されることにより、給電設備の容量を小さく
することができ、また一定経路の一部にだけ給電線路を
敷設すればよくなることから、設備費を大幅に削減する
ことができ、また電力費を削減することができる。
【0040】また上記第2発明の構成により、誘電線路
が敷設された一定走行経路を走行中の走行台車に設けら
れた給電用コイルには、誘導線路の磁束により起電力が
発生し、蓄電用コンデンサと、この蓄電用コンデンサお
よび駆動手段に給電され、駆動手段が駆動されるととも
に、コンデンサに蓄電され、またコンデンサは並列に接
続されていることため、誘電線路が敷設されていない一
定走行経路を走行中の走行台車にも、その駆動手段に給
電することができる。また、全ての走行台車でコンデン
サが共有され、充電されることにより、給電設備の容量
を小さくすることができ、また一定経路の一部にだけ誘
導線路を敷設すればよくなることから、設備費を大幅に
削減することができ、また電力費を削減することができ
る。また、走行台車へは無接触で給電されることから、
従来のような給電レールと集電子が不用となり、騒音の
問題や磨耗によるメンテナンスの問題を解決することが
できる。
【0041】さらに上記第3発明の構成により、常時複
数台の給電用コイルが誘導線路に入る長さでよいことか
ら、一定走行経路の長さより、誘導線路の長さの都合に
より、誘導線路の長さを決定でき、よって標準長さの誘
導線路を採用でき、設備費を低減することができる。ま
た、常時複数台の給電用コイルに起電力が発生している
ことから、1台の給電用コイルに断線などの不具合が発
生した場合にでも、他の給電用コイルからコンデンサに
蓄電でき、設備の運転を継続することができ、よって給
電設備の信頼性を向上させることができる。
【0042】また上記第4発明の構成により、給電用コ
イルから各走行台車の電源回路に接続される順を遅延さ
せることにより、誘導線路への電源投入時の突入電流を
低減することができ、よって給電設備の各機器の定格容
量を小さくすることができ、コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す仕分け設備の給電配線
図である。
【図2】同仕分け設備の電源装置の回路構成図である。
【図3】同仕分け設備の親台車の回路構成図である。
【図4】同仕分け設備の子台車の回路構成図である。
【図5】同仕分け設備の一部斜視図である。
【図6】同仕分け設備の全体配置図である。
【図7】同仕分け設備の走行台車の正面図である。
【図8】同仕分け設備の走行台車の側面図である。
【図9】本発明の他の実施例における仕分け設備の親台
車の回路構成図である。
【図10】同仕分け設備の子台車の回路構成図である。
【符号の説明】
1 走行台車 1A 親台車 1B 子台車 2 荷 3 仕分けコンベヤ装置 4A 積込口 4B 仕分けシュート 6 モータ 9 走行レール 16 誘導線路 20 電源装置 37 ピックアップコイル 38 制御パネル 39 在荷検出器 40 仕分け制御装置 41,46 光送受信器 42 共振コンデンサ 43 電源駆動回路 44 コントローラ 45 補助電源装置 47 整流器 48 蓄電用コンデンサ 49 パワー回路 51 インターロック回路 52 交流配線ライン 53 直流配線ライン S 一定走行経路 MC1,MC2 リレイ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/52 B65G 47/46 B65G 43/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定走行経路上を互いに連結された状態
    で走行し、荷を走行方向に対する左右横方向に搬送する
    搬送手段およびこの搬送手段の駆動手段を有する走行台
    車を備えた仕分け設備であって、 前記一定走行経路の一部に沿って、給電線路を敷設し、 前記各走行台車に、前記駆動手段に接続された蓄電用コ
    ンデンサと、前記給電線路より給電され、前記蓄電用コ
    ンデンサおよび前記駆動手段に給電する電源回路を設
    け、 全ての走行台車の蓄電用コンデンサを並列に接続したこ
    とを特徴とする仕分け設備。
  2. 【請求項2】 一定走行経路上を互いに連結された状態
    で走行し、荷を走行方向に対する左右横方向に搬送する
    搬送手段およびこの搬送手段の駆動手段を有する走行台
    車を備えた仕分け設備であって、 前記各走行台車に、前記駆動手段に接続された蓄電用コ
    ンデンサと、この蓄電用コンデンサおよび前記駆動手段
    に給電する電源回路を設け、 前記一定走行経路の一部に沿って、高周波電流を流す誘
    電線路を敷設し、 前記走行台車を複数台毎にまとめて群を形成し、前記各
    群の走行台車のうちの一台に、前記誘導線路により発生
    する磁束により起電力が生じ、給電する給電用コイルを
    設け、この給電用コイルを群の各走行台車の電源回路に
    接続し、 全ての走行台車の蓄電用コンデンサを並列に接続したこ
    とを特徴とする仕分け設備。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の仕分け設備であって、 誘導線路の長さを、常時複数群の給電用コイルに給電可
    能な長さとすることを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の仕分け設備であって、 各走行台車に、給電用コイルの群の各走行台車の電源回
    路への接続を順に遅延させて行う接続手段を設けること
    を特徴とする。
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