JPH0666201U - 定軌道上の移動体に対する非接触給電装置 - Google Patents

定軌道上の移動体に対する非接触給電装置

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JPH0666201U
JPH0666201U JP006321U JP632193U JPH0666201U JP H0666201 U JPH0666201 U JP H0666201U JP 006321 U JP006321 U JP 006321U JP 632193 U JP632193 U JP 632193U JP H0666201 U JPH0666201 U JP H0666201U
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JP
Japan
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power transmission
track
transmission transformer
transformer unit
power supply
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Application number
JP006321U
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English (en)
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隆則 木村
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定軌道上を走行する移動体に対して機械的に
非接触の状態で電力を供給する。 【構成】 軌道１に沿って一次鉄心３及びこれに巻装さ
れた一次コイル４を含む軌道側電力伝送変圧器ユニット
Ｕ1 を連続して配設し、各一次コイル４を夫々スイッチ
SWを備えた給電ライン５を介して交流電源６に接続し、
また移動体２には走行中前記軌道側電力伝送変圧器ユニ
ットＵ1 と対向する位置に二次鉄心13及びこれに巻装さ
れた二次コイル14を含む移動体側電力伝送変圧器ユニッ
トＵ2 を設けると共に、該移動体２には移動体側電力伝
送変圧器ユニットＵ2 が各相隣する２個の軌道側電力伝
送変圧器ユニットＵ1 と対向する都度、電力伝送指令信
号を発する発生部OSを設け、また軌道１には前記電力伝
送指令信号発生部OSからの信号を検出するゲート制御ト
リガーセンサSE及びその出力により前記スイッチSWをオ
ン, オフさせるゲート制御回路８を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は定軌道上を走行する無人搬送車等の移動体に対する非接触給電装置に 関する。
【０００２】
【従来の技術】
定軌道上を走行する無人搬送車に対する主として動力用の電力を給電する方法 としては、従来トロリー，シュー等の滑り接触を利用して行う方式、またキャプ タイヤケーブル等を用いる方式が採用されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしトロリー方式では滑り接触により摩耗，損傷が生じるため定期的な部品 交換が必要となる外、必然的に発塵，発火が生じるためクリーン条件，防爆条件 を満足させることが難しい。またキャプタイヤケーブル方式では装置が大型化し 、走行範囲も制限されるという問題があった。 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは機 械的な接触のない状態での給電を可能とした定軌道上の移動体に対する非接触給 電装置を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る定軌道上の移動体に対する非接触給電装置は、定軌道上を移動す る移動体に非接触で給電を行う装置において、前記軌道側に、これに沿って多数 配置された一次鉄心及びこれに巻装された一次コイルを含む第１の電力伝送変圧 器ユニットと、各第１の電力伝送変圧器ユニットに対する給電用の交流電源と、 該交流電源と前記各一次コイルとを接続する給電ラインに介装されたスイッチと を設け、また前記移動体には二次鉄心及びこれに巻装された二次コイルを含む第 ２の電力伝送変圧器ユニットと前記スイッチをオン，オフ制御すべく指令信号を 発生する電力供給指令発生部とを設けたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】
本考案にあっては移動体に設けた第２の電力伝送変圧器ユニットが軌道側に設 けた第１の電力伝送変圧器ユニットと対向する都度、電力供給指令発生部からの 指令により、第１の電力伝送変圧器ユニットの一次コイルが順次交流電源と接続 されて、二次コイルに電流が誘起され、機械的に非接触で給電が行われることと なる。
【０００６】
【実施例】
以下本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に説明する。図１は本考案 に係る定軌道上の移動体に対する非接触給電装置の模式的側面図、図２は軌道と 移動体との電気的結合部を示す拡大側面図、図３は図２の III−III 線による平 面図、図４は図２のIV−IV線による下面図である。図中１は軌道、２は軌道１に 沿って移動する移動体を示している。軌道１にはこれに沿って軌道側電力伝送変 圧器ユニットＵ1 が連続的に配設され、一方移動体２には前記軌道側電力伝送変 圧器ユニットＵ1 と対向可能な位置に移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 を備 えている。 移動体２が軌道１上を移動する過程で前記軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 と移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 とにて順次的に構成される変圧器により 移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 に電流を誘起させることで移動体２へ給電 するようになっている。
【０００７】 軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 は上向きコ字形をなす一次鉄心（カットコ ア）３及びこれに巻装した一次コイル４にて構成され、軌道に沿って一列に連続 して多数配置され、その各一次コイル４にはGTO 等を用いたスイッチSWを介在さ せて給電ライン５に接続され、また給電ライン５は50〜150Hz 程度の単相又は多 相の交流電源６に接続されている。
【０００８】 一方移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 は下向きコ字形の二次鉄心（カット コア）13に二次コイル14を巻装して構成され、その軌道側電力伝送変圧器ユニッ トＵ1 との対向面の大きさは相隣する軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 を２個 合わせた大きさと略同じ大きさとなっている。
【０００９】 軌道側には各軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 夫々に対応して電力伝送タイ ミングを検知するためのゲート制御トリガーセンサSEが、また移動体には移動体 側電力伝送変圧器ユニットＵ2 夫々に対応して同じく電力伝送タイミングを指令 するための電力伝送指令発生部OSが設けられている。各ゲート制御トリガーセン サSEはゲート制御回路８を介してスイッチSWと接続されており、ゲート制御トリ ガーセンサSEがトリガ信号を受信するとゲート制御回路８が駆動され、スイッチ SWをオンするようになっている。
【００１０】 電力伝送指令発生部OSは移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 が相隣する２個 の軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 と対向するタイミングに合わせて伝送指令 信号を発振し、一方ゲート制御トリガーセンサSEはこれを検出し、検出信号をゲ ート制御回路８へ出力する。ゲート制御回路８は所定のタイミングで各スイッチ SWに制御信号を出力し、スイッチSWをオン、即ち当該軌道側電力伝送変圧器ユニ ットＵ1 の一次コイル４を交流電源６に接続するようになっている。
【００１１】 図５は移動体に設けられている受電系の構成を示すブロック図であり、移動体 側電力伝送変圧器ユニットＵ2 の二次コイル14は波形整形器21にて波形整形され 、DC／AC変換器22にて交流電流に変換されて電動機23に給電すると共に、AC／DC 変換器24に出力される。AC／DC変換器24は入力された交流電流を直流電流に変換 し、これを制御回路25へ供給する。制御回路25は供給された直流電流を電源とし て利用し、前記電力指令発生部OSに電力伝送指令信号を発振させると共に、電動 機23に駆動制御信号を出力するようになっている。
【００１２】 次にこのような本考案装置の動作を説明する。 移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 が相隣する２個の軌道側電力伝送変圧器 ユニットＵ1 と対向するタイミングで移動体２の制御回路25が電力伝送指令発生 部OSに制御信号を出力させ、電力伝送指令を発振させる。移動体側電力伝送変圧 器ユニットＵ2 と対向している相隣する２個の軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ 1 夫々のゲート制御トリガーセンサSEがこれを検出し、検出信号がゲート制御回 路８に入力され、各スイッチSWをオンさせる。これによって２個の軌道側電力伝 送変圧器ユニットＵ1 の各一次コイル４が交流電源６に接続される。
【００１３】 これによって２個の軌道側電力伝送変圧器ユニットＵ1 の各一次コイル４が励 磁され、移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 との間に変圧器が構成される。即 ち一次コイル４にて誘起された磁束は一次鉄心３からこれと対向する二次鉄心13 に入って磁気回路が構成され、二次コイル14に電流が誘起せしめられる。この電 流は波形整形器21にて波形整形され、DC／AC変換器22にて交流電流に変換され、 電動機23等に供給される外、AC／DC変換器24にて直流電流に変換され、制御回路 25に給電される。制御回路25は電動機23等に制御信号を出力し、また所定のタイ ミング、即ち移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 が相隣する２個の軌道側電力 伝送変圧器ユニットＵ1 と対向するタイミングで電力供給指令発生部OSから指令 を出力させる。
【００１４】 なお上述の実施例では移動体側電力伝送変圧器ユニットＵ2 が２個の軌道側電 力伝送変圧器ユニットＵ1 と対向する構成を示したが、１又は２以上の軌道側電 力伝送変圧器ユニットＵ1 と対向するよう構成してもよい。
【００１５】
【考案の効果】
以上の如く本考案装置にあっては、移動体に設けた第２の電力伝送変圧器ユニ ットが軌道側に設けた第１の電力伝送変圧器ユニットと対向する都度、移動体の 電力供給指令発生部からの指令信号により対向する第１の電力伝送変圧器ユニッ トが交流電源と接続され、第２の電力伝送変圧器ユニットにおける各一次コイル に電流を誘起させて給電が行われることとなり、機械的に非接触で効率的な給電 が可能となり、クリーン条件，防爆条件を満足させ得る等、本考案は優れた効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る非接触給電装置の模式的側面図で
ある。
【図２】軌道側、移動体側夫々の電力伝送変圧器ユニッ
トの拡大側面図である。
【図３】図２の III−III 線による平面図である。
【図４】図２のIV−IV線による下面図である。
【図５】移動体に設けられている受電系を示すブロック
図である。
【符号の説明】
１ 軌道 ２ 移動体 Ｕ1 軌道側電力伝送変圧器ユニット ６ 交流電源 ５ 給電ライン ８ ゲート制御回路 SW スイッチ SE ゲート制御トリガーセンサ OS 電力伝送指令発生部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 定軌道上を移動する移動体に非接触で給
    電を行う装置において、前記軌道側に、これに沿って多
    数配置された一次鉄心及びこれに巻装された一次コイル
    を含む第１の電力伝送変圧器ユニットと、各第１の電力
    伝送変圧器ユニットに対する給電用の交流電源と、該交
    流電源と前記各一次コイルとを接続する給電ラインに介
    装されたスイッチとを設け、また前記移動体には二次鉄
    心及びこれに巻装された二次コイルを含む第２の電力伝
    送変圧器ユニットと前記スイッチをオン，オフ制御すべ
    く指令信号を発生する電力供給指令発生部とを設けたこ
    とを特徴とする定軌道上の移動体に対する非接触給電装
    置。
JP006321U 1993-02-23 1993-02-23 定軌道上の移動体に対する非接触給電装置 Pending JPH0666201U (ja)

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