JP2018074856A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面に送電用コイルを重畳して設けなくても、移動走行体が受電用コイルが隣接する送電用コイルの間に跨った状態でも、送電用コイルと受電用コイルの間の磁気結合が可能であり、安定して移動走行体を充電可能する非接触電力伝送装置を提供する。
【解決手段】非接触電力伝送装置は、送電用コイルが長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられ、受電用コイルが送電用コイルの長尺方向に沿って移動する移動走行体に設けられ、受電用コイルが送電用コイルより長尺方向において長くなるように形成され、受電用コイルが2つの送電用コイルに跨った状態において、送電用コイルと受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源から送電用コイルを介して、送電用コイルに対向した受電用コイルに非接触で電力を供給して走行中の移動走行体を充電する非接触電力伝送装置に関するものである。
走行中の移動走行体を充電する方法の一つとして、路面に沿って連続して設けられた複数の送電用コイルと走行する移動走行体に設けられた受電用コイルを対向させて、送電用コイルから受電用コイルに対して無線により電力を供給する非接触電力伝送装置が知られている。この充電方法においては、隣接する2つの送電用コイルの間に間隔がある場合、移動走行体が走行してその間隔に1つの受電用コイルが位置する状態では送電用コイルと受電用コイルの間で磁界結合が弱くなり、電力の供給が不安定になるおそれがある。また、移動走行体に2つの受電用コイルを長尺方向に沿って間隔を設けて備えた場合、移動走行体が走行して1つの送電用コイルに2つの受電用コイルが対向する状態では、送電用コイルと受電用コイルの間で磁界結合が弱くなり、電力の供給が不安定になるおそれがある。そのため、移動走行体が走行して、1つの受電用コイルが隣接する2つの送電用コイルの間の位置を移動するとき、及び、1つの送電用コイルに2つの受電用コイルが対向するときにおいても、送電用コイルから受電用コイルに安定して電力の供給が可能な非接触電力伝送装置が特に重要となる。
従来、移動走行体の非接触電力伝送装置において、送電用コイルが設けられた路面を移動走行体が走行する間、電力を連続的に供給する技術として、各々の送電用コイルを互いにハーフピッチの間隔で重畳させ、並列接続させて路面に設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成により、移動走行体が進行方向において路面のどの位置を走行していても電力の供給を可能とする。
特開2013−51744号公報(段落[0034])
しかし、特許文献1に記載された発明では、送電用コイルが重畳されて設けられているため、移動走行体が充電を行う所定の距離に送電用コイルを設けるとき、重畳されている分、設ける送電用コイルの数が増え、材料費が高価になる問題がある。また、送電用コイルが重畳されていることで送電用コイルの厚さが2倍になり、重畳したコイルのうず電流損が増大されて、送電用コイルと受電用コイルの間の磁界の妨害等が起こり、非接触電力伝送の効率が低下する問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、送電用コイルを重畳して設けなくても、送電用コイルと受電用コイルの間の磁界結合が可能であり、1つの受電用コイルが隣接する2つの送電用コイルに跨った状態、及び、1つの送電用コイルに2つの受電用コイルが対向する状態で電力を供給して、安定して移動走行体を充電可能な非接触電力伝送装置を提供することを課題としている。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電源装置から送電用コイルを介して、送電用コイルに対向した受電用コイルに非接触で電力を供給する非接触電力伝送装置であって、前記送電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられ、前記受電用コイルは前記送電用コイルの長尺方向に沿って移動する移動走行体に設けられ、前記受電用コイルは前記送電用コイルより長尺方向において長くなるように形成され、前記受電用コイルが2つの前記送電用コイルに跨った状態において、前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切り替えるための送電側切替え手段が設けられ、隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と前記受電用コイルの長尺方向における中心位置がほぼ一致することを検知する第1位置検知装置が設けられ、前記送電側切替え手段を制御する送電側制御装置が設けられ、前記送電側制御装置は、前記受電用コイルが隣接する2つの前記送電用コイルに跨った状態で、隣接する前記送電用コイルの間の中心位置と前記受電用コイルの長手方向における中心位置がほぼ一致することを前記第1位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記送電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側にある前記送電用コイルと前記電源装置の電源を接続させ、後方側にある前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切断させるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、電源装置から送電用コイルを介して、送電用コイルに対向した受電用コイルに非接触で電力を供給する非接触電力伝送装置であって、前記送電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられ、前記受電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて2つ、前記送電用コイルの長尺方向に沿って移動する移動走行体に設けられ、隣接する2つの前記送電用コイルに対して2つの前記受電用コイルがそれぞれ対向する状態で、対向する前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切替えるための送電側切替え手段が設けられ、前記移動走行体に、2つの前記受電用コイルと接続して前記受電用コイルに供給された電力を蓄電する蓄電装置が設けられ、前記移動走行体に、前記送電側切替え手段により前記電源装置と接続される各々の前記送電用コイルを介して、2つの前記受電用コイルのどちらにも電力が供給されるように、前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続する受電側切替え手段が設けられ、隣接する前記送電用コイルの間の中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを検知する第2位置検知装置が設けられ、前記送電側切替え手段を制御する送電側制御装置が設けられ、前記移動走行体に、前記受電側切替え手段を制御する受電側制御装置が設けられ、前記送電側制御装置は、隣接する2つの前記送電用コイルに対して2つの前記受電用コイルがそれぞれ対向する状態で、隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と2つ前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを前記第2位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記送電側切替え装置を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記送電用コイルと前記電源装置の電源を接続させ、後方側の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切断させるように構成され、且つ、前記受電側制御装置は、隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と2つ前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを前記第2位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記受電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続させ、後方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置の接続を切断させるように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の構成に加え、前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切替えるための送電側切替え手段が設けられ、前記移動走行体に、2つの前記受電用コイルと接続して前記受電用コイルに供給された電力を蓄電する蓄電装置が設けられ、前記移動走行体に、前記送電側切替え手段により前記電源装置と接続される各々の前記送電用コイルを介して、2つの前記受電用コイルのどちらにも電力が供給されるように、前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続する受電側切替え手段が設けられ、前記送電用コイルの長手方向における中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを検知する第3位置検知装置が設けられ、前記移動走行体に、前記受電側切替え手段を制御する受電側制御装置が設けられ、前記受電側制御装置は、1つの前記送電用コイルに2つの前記受電用コイルが対向する状態で、前記送電用コイルの長手方向における中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置が一致することを前記第3位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記受電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置の接続を切断させ、後方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続させるように構成され、1つの前記送電用コイルに2つの前記受電用コイルが対向する状態で、前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、送電用コイルを重畳して設けなくても、送電用コイルと受電用コイルの間の磁界結合が可能であり、受電用コイルが隣接する送電用コイルに跨った状態、及び、1つの送電用コイルに2つの受電用コイルが対向する状態で電力を供給して、安定して移動走行体を充電可能とする。
本発明の実施の形態1に係る非接触電力伝送装置を示す斜視図である。 同実施の形態1に係る移動走行体の走行位置に対する各送電用コイルの電源装置との接続状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る非接触電力伝送装置を示す斜視図である。 同実施の形態2に係る移動走行体の走行位置に対する各送電用コイルの電源装置との接続状態と各受電用コイルの蓄電装置との接続状態を示す側面図である。
[発明の実施の形態1]
図1及び2には、この発明の実施の形態1を示す。
この実施の形態1に係る非接触電力伝送装置100は、図1に示すように、電源装置1と、路面に複数設けられ、電源装置1に接続されることにより電力が供給される送電用コイル2と、この送電用コイル2に沿って走行する移動走行体3と、送電用コイル2と対向するように移動走行体3に設けられた受電用コイル4とを備えている。
この電源装置1は、地面上に1つ固設され、走行する移動走行体3に設けられている受電用コイル4の位置に応じて各々の送電用コイル2と接続されるように構成されている。
また、送電用コイル2は、図1に示すように、長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられている。一方、受電用コイル4は、図1に示すように、移動走行体3に1つ固設され、また、図2に示すように、受電用コイル4の長尺方向の長さL1は、送電用コイル2の長さL2より2倍に長くなるように形成されている。
また、この実施の形態1に係る非接触電力伝送装置100には、送電用コイル2と電源装置1の電源の接続を切替える送電側切替え手段5が送電用コイル2に対してそれぞれ設けられている。さらに、図2(b)及び(c)に示すような隣接する2つの送電用コイル2の間の中心位置c1と受電用コイル4の長尺方向における中心位置c2がほぼ一致することを検知して信号を発信する第1位置検知装置9を有している。さらにまた、その信号を受信してそれぞれの送電側切替え手段5を制御する送電側制御装置6が送電側切替え手段5に対して設けられている。
この第1位置検知装置9は、図1に示すように、受電用コイル4の長尺方向における中心位置c2(図2参照)に設けられ、信号を発信する第1発信装置7と、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c1(図2参照)に設けられ、第1発信装置7の信号を受信して信号の受信レベルを測定し、受信レベルの情報と共に送電側制御装置6に制御信号を出す第1受信装置8で構成されている。第1位置検知装置9は、この第1発信装置7からの信号を第1受信装置8が受信することにより、図2(b)及び(c)に示すような隣接する2つの送電用コイル2の間の中心位置c1と受電用コイル4の長尺方向における中心位置c2がほぼ一致することを検知できるように構成されている。
さらに、送電側制御装置6は、第1位置検知装置の第1受信装置8からの受信レベルの情報と信号を受信して送電側切替え手段5を制御するように構成されている。なお、送電側切替え手段5が送電用コイル2と電源装置1の電源の接続を切替える動作については後述する。
このようにして、移動走行体3が走行して、1つの受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2に跨った状態で、送電用コイル2と受電用コイル4の間で磁界結合できるように構成されている。
次に、実施の形態1の非接触電力伝送装置100の使用方法について説明する。
まず、受電用コイル4が設けられた移動走行体3は、移動走行体3に設けられた蓄電装置17から電力が駆動源(図示せず)に供給され、駆動源が移動走行体3の車輪を転動させることにより、送電用コイル2が設けられた路面を走行する。ここで、図2(a)に示すように、受電用コイル4の中心位置c2から進行方向の後方側(後方側)に送電用コイル2aの全体が対向しているとき、送電用コイル2aは、送電側切替え手段5により電源装置1と接続され、電源装置1から電力が供給されている。そして、受電用コイル4は送電用コイル2aを介して電力が供給され、移動走行体3が充電されている。
そして、移動走行体3が走行すると、図2(b)及び(c)に示すように、1つの受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2a,2bに跨った状態となる。このとき、受電用コイル4の中心位置c2に設けられた第1発信装置7(第1位置検知装置9)が発信する信号を隣接する2つの送電用コイル2の中心位置c1に設けられた第1受信装置8(第1位置検知装置9)が受信する。これにより、第1受信装置8は隣接する2つの送電用コイル2a,2bの間の中心位置c1と受電用コイル4の長尺方向における中心位置c2がほぼ一致したことを検知して制御信号を発信する。また、このとき、第1受信装置8は、第1発信装置7の信号の受信レベルを測定し、その受信レベルの情報を発信する。第1受信装置8からの受信レベルの情報と制御信号を受信した送電側制御装置6が送電側切替え手段5を制御することにより、受電用コイル4の進行方向の前方側(前方側)の送電用コイル2bと電源装置1の電源を、図2(b)に示すようなOFF(切断)の状態から、図2(c)に示すようなON(接続)の状態にする。また、送電側制御装置6は、受信した受信レベルが、後方側の隣接する2つの送電用コイル2,2aの間に設けられた第1受信装置8から受信した受信レベルより高くなった状態で、後方側の送電用コイル2aと電源装置1の電源を、図2(b)に示すようなONの状態から、図2(c)に示すようなOFFの状態にする。
さらに、移動走行体3が走行すると、図2(d)に示すように、受電用コイル4は送電用コイル2b上を移動していき、走行先の送電用コイル2cに移動して、図2(a)に示す状態と同様、受電用コイル4のほぼ中心位置c2から後方側に送電用コイル2bの全体が対向している状態となる。このとき、送電用コイル2bは、電源装置1の電源と接続されたままであるため、電源装置1から電力が供給され、受電用コイル4と磁界結合している状態となっている。そのため、送電用コイル2から受電用コイル4に電力が供給され、引き続き移動走行体3の充電が行われている。
さらにまた、移動走行体3が走行すると、再び図2(b)及び(c)に示すような1つの受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2a,2bに跨った状態となる。そして、送電側切替え手段5による隣接する2つの送電用コイル2a,2bと電源装置1の電源の接続の切り替えが行われる。
このようにして、非接触電力伝送装置100の移動走行体3は走行中に充電され続けている。
ここで、1つの受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2a,2bに跨った状態において、図2(b)及び(c)に示すように、受電用コイル4と対向する送電用コイル2a,2bの何れかが電源装置1と接続され、電源装置1から電力が供給されるようになっている。そのため、受電用コイル4が隣接する送電用コイル2a,2bの間を通過するとき、受電用コイル4は、送電用コイル2a,2bの何れかと磁界結合するため、送電用コイル2から電力を受給でき、受電用コイル4が隣接する送電用コイル2の間に跨った状態で、安定して移動走行体3を充電することが可能となる。従って、実施の形態1における送電側切替え手段5の送電用コイル2と電源装置1の電源の切替えにより、送電用コイル2を重畳に設けなくても、受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2の上を通過する状態で、安定して移動走行体3を充電することができる。また、送電用コイル2を重畳に設けなくてもよいため、重畳した送電用コイル2間のうず電流損の増大による磁界の妨害が起きることがなく、非接触電力伝送の効率の低下を防止することができる。
さらに、電源装置1との接続は、図2(b)及び(c)に示すように、受電用コイル4が送電用コイル2aから送電用コイル2bへ移動するときに、送電用コイル2aから送電用コイル2bが接続されるように切り替わり、電源装置1からの電力が供給される送電用コイル2も送電用コイル2aから送電用コイル2bに切り替わる。そのため、受電用コイル4と磁界結合する送電用コイル2は受電用コイル4が通過する送電用コイル2aから受電用コイルが進行する送電用コイル2bに切り替えることができる。従って、移動走行体3が走行して受電用コイル4が隣接する送電用コイル2a,2bの間を通過するとき、受電用コイル4は送電用コイル2aを通過しても送電用コイル2bから電力を受給でき、路面の進行方向においてどの位置を走行していても、安定して移動走行体3を充電することができる。
[発明の実施の形態2]
図3及び4には、この発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2に係る非接触電力伝送装置200は、図3に示すように、移動走行体3に設けられた2つの受電用コイル4を備えている。
この2つの受電用コイル4は、図3に示すように、長尺方向に沿って並べられて設けられ、また、図4(a)に示すように、受電用コイル4の長さL3は、送電用コイル2の長さL4より2分の1に短くなるように形成されている。
また、この実施の形態2に係る非接触電力伝送装置200には、移動走行体3に設けられ、2つの受電用コイル4から受電用コイル4に供給された電力を蓄電するための蓄電装置17が設けられている。さらに、送電側切替え手段5により電源装置1と接続される各々の送電用コイル2を介して、2つの受電用コイル4のどちらにも電力が供給されるように受電用コイル4と蓄電装置17の接続を切替える受電側切替え手段16が受電用コイル4に対してそれぞれ設けられている。
また、非接触電力伝送装置200には、図4(b)及び(c)に示すような隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知して信号を発信する第2位置検知装置14が設けられている。さらにまた、その信号を受信して送電側切替え手段5を制御する送電側制御装置6が送電側切替え手段5に対して設けられている。また、第2位置検知装置14又は後述する第3位置検知装置15の信号を受信して受電側切替え手段16を制御する受電側制御装置18が移動走行体3内の受電側切替え手段16に対して設けられている。
この第2位置検知装置14は、図3に示すように、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3に設けられた無線装置10と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4に設けられた無線装置11で構成されている。この無線装置10,11は、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致する範囲で無線通信可能となり、無線通信した無線装置10が無線装置11の無線の通信レベルを測定して通信レベルの情報と共に送電側制御装置6及び受電側制御装置18に制御信号を発信するように構成されている。このようにして、第2位置検知装置14は、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知するように構成されている。
また、送電側制御装置6は、第2位置検知装置14の無線装置10からの通信レベルの情報と制御信号を受信して送電側切替え手段5を制御することにより、送電用コイル2と電源装置1の電源の接続を切替えさせるように構成されている。なお、送電側切替え手段5が送電用コイル2と電源装置1の電源の接続を切替える動作については後述する。
さらに、受電側制御装置18は、無線装置10からの通信レベルの情報と制御信号を受信して受電側切替え手段16を制御することにより、受電用コイル4と蓄電装置17の接続を切替えさせるように構成されている。なお、受電側切替え手段16が受電用コイル4と蓄電装置17の電源の接続を切替える動作については後述する。
このようにして、移動走行体3が走行して、隣接する2つの送電用コイル2に対して2つの受電用コイル4がそれぞれ対向する状態で、対向する送電用コイル2と受電用コイル4の間で磁界結合できるように構成されている。
また、非接触電力伝送装置200には、図4(e)及び(f)に示すような送電用コイル2の長尺方向における中心位置c5と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知して信号を発信する第3位置検知装置15が設けられている。
この第3位置検知装置15は、図3に示すように、送電用コイル2の長手方向における中心位置c5(図4参照)に設けられ、信号を発信する第2発信装置12と、2つの受電用コイル4の間の中心位置c4(図4参照)に設けられ、第2発信装置12からの信号を受信してその受信レベルを測定し、受信レベルの情報と共に受電側制御装置18に制御信号を発信する第2受信装置13で構成されている。この第2発信装置12からの信号を第2受信装置13が受信することにより、第3位置検知装置15は、送電用コイル2の長尺方向における中心位置c5と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知するように構成されている。
さらに、受電側制御装置18は、第2受信装置13からの受信レベルの情報と制御信号を受信して、受電側切替え手段16を制御することにより、受電用コイル4と蓄電装置17の接続を切替えるように構成されている。なお、受電側切替え手段16が受電用コイル4と蓄電装置17の接続を切替える動作については後述する。
このようにして、移動走行体3が走行して、1つの送電用コイル2に2つの受電用コイル4が対向する状態で、送電用コイル2と受電用コイル4の間で磁界結合できるように構成されている。
その他の構成については、上述した実施の形態1と同様であるので、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態2の非接触電力伝送装置200の使用方法について説明する。
まず、2つの受電用コイル4が設けられた移動走行体3は、実施の形態1と同様に長尺方向に沿って複数の送電用コイル2が並べられて設けられた路面を走行する。ここで、図4(a)に示すように、後方側の受電用コイル4bの全体が送電用コイル2aと対向し、受電用コイル4aが送電用コイル2aから進行方向にはみ出しているとき、送電用コイル2aは、送電側切替え手段5により電源装置1と接続され、電源装置1から電力が供給されている。また、受電側切替え手段16により、受電用コイル4bは蓄電装置17と接続され、受電用コイル4aは蓄電装置17と接続が切断されている。そして、受電用コイル4bは送電用コイル2aを介して電力が供給され、移動走行体3は充電されている。
そして、移動走行体3が走行すると、図4(b)及び(c)に示すように、隣接する2つの送電用コイル2a,2bに対して2つの受電用コイル4a,4bがそれぞれ対向する状態となる。このとき、隣接する送電用コイル2a,2bの間の中心位置c3と2つの受電用コイル4a,4bの間の中心位置c4がほぼ一致する範囲となり、無線装置10,11(第2位置検知装置14)が互いに通信可能となる。これにより無線装置10は、隣接する送電用コイル2a,2bの間の中心位置c3と2つの受電用コイル4a,4bの間の中心位置c4が一致したことを検知する。そして、無線装置10は送電側制御装置6及び受電側制御装置18に制御信号を発信する。また、このとき、無線装置10は、無線装置11の無線の通信レベルを測定して、その通信レベルの情報を送電側制御装置6及び受電側制御装置18に発信する。
無線装置10からの通信レベルの情報と制御信号を受信した送電側制御装置6は、送電側切替え手段5を制御することにより、前方側の送電用コイル2bと電源装置1の電源を、図4(b)に示すようなOFFの状態から、図4(c)に示すようなONの状態にする。また、無線装置10から受信した通信レベルが、後方側の隣接する2つの送電用コイル2,2a間に設けられた無線装置11の無線の通信レベルより高くなった状態で、後方側の送電用コイル2aと電源装置1の電源を、図4(b)に示すようなONの状態から、図4(c)に示すようなOFFの状態にする。さらに、無線装置10からの通信レベルの情報と制御信号を受信した受電側制御装置18は、受電側切替え手段16を制御することにより、前方側の受電用コイル4aと蓄電装置17の接続を、図4(b)に示すようなOFFの状態から、図4(c)に示すようなONの状態にする。さらにまた、無線装置10から受信した通信レベルが、後方側の隣接する2つの送電用コイル2,2a間に設けられた無線装置11の無線の通信レベルより高くなった状態で、後方側の受電用コイル4bと蓄電装置17の接続を、図4(b)に示すようなONの状態から、図4(c)に示すようなOFFの状態にする。これにより、後方側で対向する送電用コイル2aと受電用コイル4bの間で磁界結合している状態から前方側で対向する送電用コイル2bと受電用コイル4aの間で磁界結合する状態になる。
さらに移動走行体3が走行すると、図4(d)に示すように、前方側の受電用コイル4aの全体が送電用コイル2bに対向し、受電用コイル4bが送電用コイル2bの上を進行する状態となる。このとき、送電側切替え手段5は送電用コイル2bと電源装置1の電源をONの状態のままにしており、また、受電側切替え手段16は受電用コイル4aと蓄電装置17の接続をONの状態のままにしている。そのため、図4(d)の状態で、送電用コイル2bと受電用コイル4aの間で引き続き磁界結合が行われ、電力の供給が行われている。
さらにまた移動走行体3が走行すると、図4(e)及び(f)に示すように、一つの送電用コイル2bに2つの受電用コイル4a,4bが対向する状態となる。このとき、送電用コイル2bの長手方向における中心位置c5に設けられた第2発信装置12(第3位置検知装置15)が信号を発信し、2つの受電用コイル4a,4bの間の中心位置c4に設けられた第2受信装置13(第3位置検知装置15)が信号を受信する。これにより、第2受信装置13は、送電用コイル2bの長手方向における中心位置c5と2つの受電用コイル4a,4bの間の中心位置c4がほぼ一致したことを検知して受電側制御装置18に制御信号を発信する。また、第2受信装置13は、第2発信装置の信号の受信レベルを測定し、受信レベルの情報を受電側制御装置18に発信する。制御信号を受信した受電側制御装置18は、受電側切替え手段16を制御することにより、受電用コイル4bと蓄電装置17の接続を、図4(e)に示すようなOFFの状態から、図4(f)に示すようなONの状態に切替える。また、受電側制御装置18は、第2受信装置から受信した受信レベルが、後方側の送電用コイル2aのほぼ中心位置c5に設けられた第2発信装置の信号の受信レベルより高くなった状態で、受電用コイル4aと蓄電装置17の接続を、図4(e)に示すようなONの状態から、図4(f)に示すようなOFFの状態に切替える。これにより、前方側の受電用コイル4aと送電用コイル2bの間で磁界結合していた状態から、後方側の受電用コイル4bと送電用コイル2bの間で磁界結合する状態になる。
さらに移動走行体3が走行すると、図4(g)に示すように、再び隣接する2つの送電用コイル2b,2cに対して2つの受電用コイル4a,4bがそれぞれ対向する状態となる。このとき、図2(b)及び(c)の状態のときと同様に、送電側切替え手段5により送電用コイル2と電源装置1の電源の接続が切替わり、且つ、受電側切替え手段16により、受電用コイル4と蓄電装置17の接続が切替わり、送電用コイル2と受電用コイル4の間で引き続き磁界結合が行われ、電力の供給が行われる。
このようにして、非接触電力伝送装置200の走行中に移動走行体3は充電され続ける。
ここで、隣接する2つの送電用コイル2に対して2つの受電用コイル4がそれぞれ対向する状態において、図4(b)及び(c)に示すように、送電用コイル2a,2bとそれぞれ対向する受電用コイル4a,4bの何れか一組の送電用コイル2が電源装置1と接続され、受電用コイル4が蓄電装置17と接続される。そして、電源装置1からの電力が送電用コイル2を介して受電用コイル4に供給されるようになっている。そのため、受電用コイル4a,4bが隣接する送電用コイル2a,2bの間を通過するときでも、受電用コイル4a,4bのいずれかが対向する送電用コイル2a,2bと磁界結合するため、送電用コイル2a,2bの何れかから電力を受給できる。従って、送電用コイル2を重畳に設けなくても、2つの受電用コイル4が隣接する2つの送電用コイル2の上を通過する状態で、安定して移動走行体3を充電することができる。また、送電用コイル2を重畳に設けなくてもよいため、重畳した送電用コイル2間のうず電流損の増大による磁界の妨害が起きることがなく、非接触電力伝送の効率の低下を防止することができる。
さらに、送電用コイル2と電源装置1の接続は、後方側の送電用コイル2aから前方側の送電用コイル2bがONになるように切替えられ、且つ、受電用コイル4と蓄電装置17の接続は、後方側の受電用コイル4bから前方側の受電用コイル4aがONになるように切替えられる。そして、送電用コイル2と受電用コイル4の磁界結合は、後方側の送電用コイル2aと受電用コイル4bの間から前方側の送電用コイル2bと受電用コイル4aの間で行われるようになる。これにより、移動走行体3が走行して、後方側の受電用コイル4bが2つの送電用コイル2a,2bの間に跨った状態になっても、送電用コイル2bと前方側の受電用コイル4aは対向して両コイル間で磁界結合できるため、送電用コイル2を介して電源装置1からの電力を受電用コイル4が受給して、移動走行体3を充電させることができる。
さらにまた、1つの送電用コイル2に2つの受電用コイル4が対向する状態において、受電用コイル4と蓄電装置17の接続は、図4(e)及び(f)に示すように、前方側の受電用コイル4aから後方側の受電用コイル4bに切替えられる。そのため、移動走行体3が走行して、電源装置1と接続されている送電用コイル2bの上部を前方側の受電用コイル4aが通過しても、後方側の受電用コイル4bと蓄電装置17の接続がONの状態に切替わっている。そのため、送電用コイル2bと受電用コイル4bの間で磁界結合して、電力を供給することができる、移動走行体3は進行方向において路面のどの位置を走行していても充電可能となる。
[その他の実施の形態]
なお、実施の形態1及び2では、1つの電源装置1が設けられているが、これに限らず、各々の送電用コイル2に対して電源装置1がそれぞれ接続されるように構成されても良い。
また、実施の形態1では、受電用コイル4の長さは送電用コイル2の長さの2倍となるように構成されているが、これに限らず、受電用コイル4が2つの送電用コイル2の間に跨っている状態で、送電用コイル2と受電用コイル4の間で磁界結合できるように、受電用コイル4の長さが送電用コイル2より長くなるように構成されていれば良い。
さらに、実施の形態2では、受電用コイル4の長さは送電用コイル2の2分の1となるように構成されているが、これに限らず、隣接する2つの送電用コイル2に対して2つの受電用コイル4がそれぞれ対向する状態で、送電用コイル2と受電用コイル4の間で磁界結合できる長さであれば良い。
さらにまた、実施の形態1において、受電用コイル4は、長尺の平板であるコアにコアの長尺方向において中央付近部分より両端付近部分の巻き幅が密になるように電線を巻回させて形成されていてもよい。この受電用コイル4を設けることにより、受電用コイル4が送電用コイル2のどの位置を移動していても、常に送電用コイル2aと受電用コイル4の磁気の結合係数はほぼ一定となる。そのため、移動走行体3の位置ごとに電源装置1の供給電力が変化することを防ぐことができ、さらに移動走行体3を安定に充電できる。
また、実施の形態2では、送電用コイル2は、長尺の平板であるコアにコアの長尺方向において中央付近部分より両端付近部分の巻き幅が密になるように電線を巻回させて形成されていてもよい。この送電用コイル2を設けることにより、受電用コイル4が送電用コイル2のどの位置を移動していても、常に送電用コイル2aと受電用コイル4bの磁気の結合係数はほぼ一定となる。そのため、移動走行体3の位置ごとに電源装置1の供給電力が変化することを防ぐことができ、さらに移動走行体3を安定に充電できる。
さらに、実施の形態1では、第1位置検知装置9は、受電用コイル4の中心位置c2に設けられ、信号を発信する第1発信装置7と隣接する送電用コイル2の間の中心位置c1に設けられ、第1発信装置7からの信号を受信する第1受信装置8で構成されている。しかし、この構成に限らず、隣接する2つの送電用コイル2の間の中心位置c1と受電用コイル4の長尺方向における中心位置c2がほぼ一致することを検知できる構成であればよい。
さらにまた、実施の形態2では、第2位置検知装置14は、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3に無線装置10が設けられ、2つの受電用コイル4の間の中心位置c4に無線装置11設けられ、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致する範囲で、互いに無線通信可能となるように構成されている。しかし、この構成に限らず、隣接する送電用コイル2の間の中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知できる構成であればよい。
また、実施の形態2では、第3位置検知装置15は、送電用コイル2の長手方向における中心位置c5に設けられ、信号を発信する第2発信装置12と、2つの受電用コイル4の間の中心位置c4に設けられ、第2発信装置12からの信号を受信する第2受信装置13で構成されている。しかし、この構成に限らず、送電用コイル2の長尺方向における中心位置c3と2つの受電用コイル4の間の中心位置c4がほぼ一致することを検知できる構成であればよい。
さらに、実施の形態1及び2では、送電側切替え手段5が各々の送電用コイル2にそれぞれ設けられているが、送電側制御装置6に制御され、送電用コイル2と電源装置1の電源の接続を任意に切替えられる構成であればよい。
さらにまた、当実施の形態2では、受電側切替え手段16は2つの受電用コイル4にそれぞれ設けられているが、受電側制御装置18により制御され、受電用コイル4と蓄電装置17の接続を切替えられる構成であればよい。
また、上記各実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記各実施の形態のみに限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
1・・・電源装置
2・・・送電用コイル
3・・・移動走行体
4・・・受電用コイル
5・・・送電側切替え手段
6・・・送電側制御装置
7・・・第1発信装置
8・・・第1受信装置
9・・・第1位置検知装置
10,11・・・無線装置
12・・・第2発信装置
13・・・第2受信装置
14・・・第2位置検知装置
15・・・第3位置検知装置
16・・・受電側切替え手段
17・・・蓄電装置
18・・・受電側制御装置
100・・・非接触電力伝送装置
200・・・非接触電力伝送装置
L1・・・実施の形態1における受電用コイルの長さ
L2・・・実施の形態1における送電用コイルの長さ
L3・・・実施の形態2における受電用コイルの長さ
L4・・・実施の形態2における送電用コイルの長さ
c1・・・実施の形態1における隣接する送電用コイルの間の中心位置
c2・・・実施の形態1における受電用コイルの長尺方向における中心位置
c3・・・実施の形態2における隣接する送電用コイルの間の中心位置
c4・・・実施の形態2における2つの受電用コイルの間の中心位置
c5・・・実施の形態2における送電用コイルの長尺方向における中心位置

Claims (5)

  1. 電源装置から送電用コイルを介して、送電用コイルに対向した受電用コイルに非接触で電力を供給する非接触電力伝送装置であって、
    前記送電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられ、
    前記受電用コイルは前記送電用コイルの長尺方向に沿って移動する移動走行体に設けられ、
    前記受電用コイルは前記送電用コイルより長尺方向において長くなるように形成され、
    前記受電用コイルが2つの前記送電用コイルに跨った状態において、前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切り替えるための送電側切替え手段が設けられ、
    隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と前記受電用コイルの長尺方向における中心位置がほぼ一致することを検知する第1位置検知装置が設けられ、
    前記送電側切替え手段を制御する送電側制御装置が設けられ、
    前記送電側制御装置は、前記受電用コイルが隣接する2つの前記送電用コイルに跨った状態で、隣接する前記送電用コイルの間の中心位置と前記受電用コイルの長手方向における中心位置がほぼ一致することを前記第1位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記送電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側にある前記送電用コイルと前記電源装置の電源を接続させ、後方側にある前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切断させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  3. 電源装置から送電用コイルを介して、送電用コイルに対向した受電用コイルに非接触で電力を供給する非接触電力伝送装置であって、
    前記送電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて複数設けられ、
    前記受電用コイルは長尺方向に沿って互いに間隔を設けて2つ、前記送電用コイルの長尺方向に沿って移動する移動走行体に設けられ、
    隣接する2つの前記送電用コイルに対して2つの前記受電用コイルがそれぞれ対向する状態で、対向する前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  4. 前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切替えるための送電側切替え手段が設けられ、
    前記移動走行体に、2つの前記受電用コイルと接続して前記受電用コイルに供給された電力を蓄電する蓄電装置が設けられ、
    前記移動走行体に、前記送電側切替え手段により前記電源装置と接続される各々の前記送電用コイルを介して、2つの前記受電用コイルのどちらにも電力が供給されるように、前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続する受電側切替え手段が設けられ、
    隣接する前記送電用コイルの間の中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを検知する第2位置検知装置が設けられ、
    前記送電側切替え手段を制御する送電側制御装置が設けられ、
    前記移動走行体に、前記受電側切替え手段を制御する受電側制御装置が設けられ、
    前記送電側制御装置は、隣接する2つの前記送電用コイルに対して2つの前記受電用コイルがそれぞれ対向する状態で、隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と2つ前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを前記第2位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記送電側切替え装置を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記送電用コイルと前記電源装置の電源を接続させ、後方側の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切断させるように構成され、
    且つ、前記受電側制御装置は、隣接する2つの前記送電用コイルの間の中心位置と2つ前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを前記第2位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記受電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続させ、後方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置の接続を切断させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記受電用コイルの移動に応じて各々の前記送電用コイルと前記電源装置の電源の接続を切替えるための送電側切替え手段が設けられ、
    前記移動走行体に、2つの前記受電用コイルと接続して前記受電用コイルに供給された電力を蓄電する蓄電装置が設けられ、
    前記移動走行体に、前記送電側切替え手段により前記電源装置と接続される各々の前記送電用コイルを介して、2つの前記受電用コイルのどちらにも電力が供給されるように、前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続する受電側切替え手段が設けられ、
    前記送電用コイルの長手方向における中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置がほぼ一致することを検知する第3位置検知装置が設けられ、
    前記移動走行体に、前記受電側切替え手段を制御する受電側制御装置が設けられ、
    前記受電側制御装置は、1つの前記送電用コイルに2つの前記受電用コイルが対向する状態で、前記送電用コイルの長手方向における中心位置と2つの前記受電用コイルの間の中心位置が一致することを前記第3位置検知装置が検知して発信する信号を受信し、前記受電側切替え手段を制御することにより、前記受電用コイルの進行方向の前方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置の接続を切断させ、後方側の前記受電用コイルと前記蓄電装置を接続させるように構成され、
    1つの前記送電用コイルに2つの前記受電用コイルが対向する状態で、前記送電用コイルと前記受電用コイルの間で磁界結合できるように構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の非接触電力伝送装置。
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