JP3048999B2 - 可変流量ガス弁 - Google Patents

可変流量ガス弁

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JP3048999B2 JP10024204A JP2420498A JP3048999B2 JP 3048999 B2 JP3048999 B2 JP 3048999B2 JP 10024204 A JP10024204 A JP 10024204A JP 2420498 A JP2420498 A JP 2420498A JP 3048999 B2 JP3048999 B2 JP 3048999B2
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ヒル−ロム カンパニー,インコーポレイテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、可変流量ガス弁に
関し、特に複数個のガス充填袋を有し、この袋の上に患
者が支持される患者支持構造物に組み込んで好適なもの
である。 【0002】 【従来の技術】ハントらによる米国特許第 4,488,322号
は、膨張可能な空気袋を有するマットレスおよびベッド
の構成を開示しており、この空気袋は、マットレスに取
り付けられると共に、このマットレス内に収容される管
寄せ室のポートに接続されている。空気は、管寄せ室に
接続されている導管を介してこの袋に供給される。マッ
トレスは、標準の病院用ベッドの、堅固で管状の鋼製フ
レーム基台に載置されている。膨張可能な袋は、マット
レスの横方向に取り付けられると共に、取り外し可能な
コネクタによって相対する側の管寄せ室に接続されてい
る。空気は、マットレスの一方側にある管寄せ室内を通
り、そして対応する排出管寄せ室を介して反対側にある
空気袋から排出される。制御弁は、排出管寄せ室から逃
がされるようにされている空気の流量を調整して、それ
ぞれの空気袋あるいは一群の空気袋を介して空気圧およ
び空気流量を個々に制御することができる。空気袋はグ
ループに分けられ、その結果、それぞれのグループの袋
は、患者の身体の一部に対し適切である圧力に設定する
ことができ、患者の身体はその点で支持される。空気の
入口および排出口ならびに制御弁は、マットレスの一端
に配置される単一のハウジングあるいは一対のハウジン
グに一緒に配置されている。制御弁は、1つの空気袋か
らの空気漏洩が残りの袋に影響するのを防止するための
ものである。ベローズはマットレスの輪郭あるいは全体
的な形状を調整するために備えられており、そして遠隔
操作される空気弁はベローズを作動するために備えられ
ている。この遠隔操作される空気弁は、可撓性のダイヤ
フラムによって入口および出口に分けられた室を備え、
このダイヤフラムは、2つの末端位置の間を動くことが
できる。出口は、室内に突出する管を備え、そしてダイ
ヤフラムの末端の1つで、この入口管の端部はダイヤフ
ラムによって密封されている。ダイヤフラムが、それの
他の末端位置にあるとき、このダイヤフラムは管を介し
て室内へ空気を逃がす。 【0003】ハントらによる米国特許第 4,099,276号に
おいては、支持装置が、関節式のいくつかの部分を有す
るように開示されており、ここで少なくとも1つの部分
はベローズによって空気作用的にふくらませられ、この
ふくらませ可能な部分は、隣接する部分と蝶番式の接続
部を有して、相対的な角度運動の間、この装置の長手方
向に旋回する部分の相対運動を可能にしている。制御弁
はベローズと圧力空気源との間に配置され、この制御弁
は、ベローズを予め決められた膨張状態に維持するのに
必要なように、空気を自動的にベローズに供給するよう
に配置されている。この弁は、ラインとプーリ装置のよ
うな機械的接続によって、ベッドの蝶番部分に接続さ
れ、この装置は、ベッドの固定部分に対する蝶番部分の
運動を調節する。というのは蝶番部分が旋回する軸は、
固定されていないからである。この可動の軸は、所望の
旋回運動を防止するという膨張した袋の問題を排除して
いる。 【0004】米国特許第 3,909,858号は、余剰材料が形
成された空気袋を備えるベッドを開示しており、この余
剰材料は、袋を空気供給マニホルドに装着するのに用い
られ、その際、空気圧力は余剰材料と協働して密封部を
創出する。 【0005】1972年5月10日に刊行された英国特許第
1,273,342号の明細書は、複数個の膨張可能な空気室を
有する空気流動体のベッドを開示しており、これは、多
孔性の材料で形成されるか、あるいは空気逃げ穴が備え
られており、この空気逃げ穴は患者の下で空気循環を与
えるものである。この英国特許の図3から図5に示され
ているように、空気室は隣接して配置され、かつ端と端
とをつないで、すなわち長手方向に整列された3列に配
置され、この列は、また、横方向に、すなわちマットレ
スの一方側から他方側を横切って整列されている。弁
は、一群の空気室を独立して膨張するために備えられて
おり、その結果、患者の異なる部位を支持する空気室
は、異なる水準の空気圧を備えることができる。空気室
は、関節式にできるベッドフレームに載置される。圧縮
空気の供給量は制御され、かつ透過される度合による。
他の実施例では、3個の空気室が単一片の材料から形成
され、ガセットあるいは帯片が空気室の間に配設されて
いる。 【0006】 【発明の目的】本発明の主たる目的は、患者支持構造物
に設けられる複数個の膨張可能な袋に対してガスの給排
を行うための単一出口の可変流量ガス弁を提供すること
である。 【0007】本発明の他の目的は、患者支持構造物に設
けられる複数個の膨張可能な袋に対してガスの給排を行
うための多重出口の可変流量ガス弁を提供することであ
る。 【0008】本発明の他の目的および利点は、以下の記
載に一部が述べられるであろうし、一部はその記載から
明らかとなるであろうし、あるいは本発明の実施によっ
て理解され得よう。本発明の目的と利点は、特に特許請
求の範囲で指摘した手段および組み合わせによって実現
され、かつ達成され得る。 【0009】 【発明の構成】上記目的を達成するため、そして本発明
の目的に従って、ここに具体化され、かつ、概略的に記
載されているように、本発明は、入口およびこの入口に
連通する通路を形成したハウジングと、このハウジング
内に形成されて前記通路と連通するシリンダ室と、この
シリンダ室と連通するように前記ハウジングに形成され
る出口と、前記通路および前記シリンダ室を介して前記
入口と前記出口との連通を可変に制御するための連通制
御手段とを具え、前記連通制御手段が、前記シリンダ室
に摺動自在に嵌合されるピストンと、前記シリンダ室の
所定位置に前記ピストンを位置決めするための手段とを
有し、前記ピストンが前記シリンダ室内の少なくとも1
つの所定位置に位置決めされると、前記出口と前記入口
との間の連通を完全に遮断し、前記ピストンが前記シリ
ンダ室内の別な所定位置に位置決めされると、前記出口
と前記入口とが前記シリンダ室を介して最大の連通状態
となり、前記シリンダ室内の前記ピストンの位置に応じ
て前記出口と前記入口とが前記シリンダ室を介して所定
の連通状態となり、所定位置に前記ピストンを位置決め
するための手段が、前記ピストンの長手方向の中心線と
同心にこのピストンを通って延びる雌ねじ穴と、前記ピ
ストンの前記雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部を有する回転
軸と、前記ピストンの回転を完全に防ぐための手段と、
前記回転軸を回転するための手段とを有し、前記回転軸
の回転方向に応じてこの回転軸に沿った前記シリンダ室
に対する前記ピストンの変位を生じさせるようにした単
一出口の可変流量ガス弁を具備している。この単一出口
の可変流量ガス弁は、ピストンによって可能となる、そ
れぞれの出口と通路との間の連通状態を指示するための
指示手段をさらに具える。指示手段は、回転軸と連動す
る回転自在な心棒を持った電位差計を有し、回転軸に取
付けられた心棒の回転数に応じて電位差計の出力電圧を
変える。この場合、それぞれの出口に対する流量制限手
段をシリンダ室と出口との間のハウジングにさらに具
え、これら流量制限手段が細長い形状の開口部を有し、
この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と回転軸の長
手方向の軸線とが平行に設定される。本発明の単一出口
の可変流量ガス弁において、回転軸を回転するための手
段は、回転軸が取付けられるモータを有する。本発明の
単一出口の可変流量ガス弁は、それぞれの出口に対する
流量制限手段をシリンダ室と出口との間のハウジングに
さらに具え、これら流量制限手段は、細長い形状の開口
部を有し、この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と
回転軸の長手方向の軸線とは平行に設定される。ピスト
ンの回転を完全に防止するための手段は、シリンダ室の
壁に形成されてその長手方向軸線にほぼ沿って延びる溝
と、一端部がピストンに固定されると共に他端部がシリ
ンダ室の溝内に延びる突出部とを有する。あるいは、本
発明の単一出口の可変流量ガス弁におけるピストンの回
転を完全に防止するための手段は、シリンダ室の壁に形
成されてその長手方向軸線にほぼ沿って延びる溝と、ピ
ストンからシリンダ室の溝内に延びると共に溝に係止す
る自由端を持った突出部とを有する。一方、本発明は、
入口およびこの入口に連通する通路を形成したハウジン
グと、このハウジング内に形成されて通路と連通する少
なくとも2つのシリンダ室と、これらシリンダ室に連通
するように当該シリンダ室に対応してハウジングにそれ
ぞれ形成される出口と、通路およびシリンダ室を介して
入口と出口との連通を可変に制御するための連通制御手
段とを具えた多重出口の可変流量ガス弁をさらに具備し
ている。 【0010】連通制御手段は、シリンダ室にそれぞれ摺
動自在に嵌合されるピストンと、シリンダ室の所定位置
にピストンを位置決めするための手段とを有する。そし
て、ピストンがシリンダ室内の少なくとも1つの所定位
置に位置決めされると、出口と入口との間の連通を完全
に遮断する。また、ピストンがシリンダ室内の別な所定
位置に位置決めされると、出口と入口とがシリンダ室を
介して最大の連通状態となる。このように、シリンダ室
内のピストンの位置に応じて出口と入口とがシリンダ室
を介して所定の連通状態となる。 【0011】所定位置にピストンを位置決めするための
手段は、ピストンの長手方向の中心線と同心にこのピス
トンを通って延びるねじ穴と、ピストンのねじ穴と螺合
する雄ねじ部を有する回転軸と、ピストンの回転を完全
に防ぐための手段と、回転軸を回転するための手段とを
有する。つまり、回転軸の回転方向に応じてこの回転軸
に沿ったシリンダ室に対するピストンの変位を生じさせ
るようにしている。また、ピストンの回転を完全に防止
するための手段は、シリンダ室の壁に形成されてその長
手方向軸線にほぼ沿って延びる溝と、ピストンからシリ
ンダ室の溝内に延びると共に溝に係止する突出部とを有
する。さらに、回転軸を回転するための手段は、回転軸
が取り付けられるモータを有する。 【0012】多重出口の可変流量ガス弁は、ピストンに
よって可能となる、それぞれの出口と通路との間の連通
程度を指示するための指示手段をさらに具える。この指
示手段は、回転軸と連動する回転自在な心棒を持った電
位差計を有し、回転軸に取り付けられた心棒の回転数に
応じて電位差計の電圧出力が変えられる。 【0013】多重出口の可変流量ガス弁は、それぞれの
出口に対する流量制限手段をシリンダ室と出口との間の
ハウジングにさらに具える。これら流量制限手段は、細
長い形状の開口部を有する。この細長い形状の開口部の
長手方向の軸線と回転軸の長手方向の軸線とは平行に設
定されている。 【0014】多重出口弁制御回路は、さらに、関節部開
度検知手段によって感知される関節部の開度に従って、
それぞれの支持帯域の袋における圧力を変えるための関
節接合圧力調整手段を備えている。好ましい実施例で
は、この関節接合圧力調整手段は、つまみ回転スイッチ
のような段階的可変抵抗器と、関節部開度検知手段と連
通し、かつ、関節接合感知手段によって決定される関節
部の開度に従ってプリセットつまみ回転スイッチの1つ
を選択する集積回路とを備える。他の実施例では、関節
接合圧力調整手段は、つまみ回転スイッチの代わりに、
複数個のプリセット可変抵抗器を備えている。 【0015】この明細書に含まれると共に明細書の一部
を構成する添付図面は、現在の好ましい実施例を含む本
発明の実施例を図示し、かつ、説明と共に本発明の原理
を説明するのに役立つものである。しかし、本発明は、
現在、簡単に記載されている、図面に描かれた特定の実
施例に限定されるものではない。 【0016】 【実施例】本発明の好ましい実施例に対し、以下に詳細
に説明がなされるであろうし、その例が添付図面に描か
れている。 【0017】本発明の対象となる患者支持構造物は、上
昇することができ、かつ関節接合することができるフレ
ームを備えている。図1に示される実施例では、このフ
レームは、一般的に番号30で示され、かつ従来の関節
接合できる病院用ベッドフレームの複数個の接続された
堅固な部材を備えている。フレームを関節接合できるよ
うにするために、そしてフレームの関節部の運動を動力
化するために従来の手段が配設されている。従来と同様
に、各関節部は、各関節部によって、そのまわりに関節
運動をするための接合部32(図3〜図5)を画成す
る。好適なフレームは、インジアナ州、バテスビレのヒ
ル・ロムによって製造されている。好ましくは、フレー
ムは、下部フレーム, 中央フレームおよび上部フレーム
を有する3個の副フレームを備えており、上部フレーム
は、図2〜図4および図16で、一般的に番号34によ
って示されている。 【0018】図1に示されているように、このフレーム
は、さらに、中央フレーム36を備えており、この中央
フレームも矩形であり、かつ2個の端部棒に接続される
側部棒によって形成されている。4本の側部支柱40
は、中央フレームから垂れ下がっており、かつ、それら
の自由端で、心棒42の端部を保持する設備を有してお
り、この心棒は2個の相対した側部支柱40の間を伸張
している。これら心棒42には、4個の上昇支柱44の
一端部が回動自在に枢着され、これら上昇支柱44の他
端部は、下部フレーム35の取り付け部に回動自在に枢
着されている。 【0019】図2〜図7および図16に示されているよ
うに、フレームは、また、上部フレーム部材34を備
え、この上部フレーム部材は、それを水平に充分伸張し
た状態で、長さが約7フィート幅が約3フィートであ
り、かつ、好ましくは、上部フレーム部材の相対する端
部において、複数個の側部山形鋼46および一対のC形
状の山形鋼48によって形成される。上部フレーム部材
を備える側部山形鋼の数は、この支持構造物に配設され
るべき関節部の数に依る。好ましくは、図3, 図4に示
されるように、上部フレームは、頭部部分, 底部部分,
大腿部部分およびふくらはぎ部分を備えている。一対の
側部山形鋼は相対してお互いに整列されて、上部フレー
ムの底部部分を形成している。同様に、他の一対の側部
山形鋼は、相対してお互いに整列されて、上部フレーム
の大腿部部分を形成している。上部フレームの一端部に
おけるC形状の山形鋼の1つは頭部部分を形成し、一
方、他端部のC形状の山形鋼は、ふくらはぎ、すなわち
脚部部分を形成している。 【0020】一般的に35で示される下部部分は、好ま
しくは、矩形に形成された4個の部材を備え、かつ、4
個の旋回車輪上に載置されている。1個の車輪は、下部
フレーム内に、その各角部において受容されている。少
なくとも1個の中央支持留め具が下部フレームの2つの
側部部材の間に伸張して、追加の構造的支持を与えてい
る。 【0021】図1に示されているように、フレームは、
さらに、中央フレーム36を備えており、この中央フレ
ームも矩形であり、かつ2個の端部棒に接続される側部
棒によって形成されている。4本の側部支柱40は、中
央フレームから垂れ下がっており、かつ、それらの自由
端で、心棒42の端部を保持する設備を有しており、こ
の心棒は2個の相対した側部支柱40の間を伸張してい
る。4個の上昇支柱44には、軸に旋回自在に装着され
ている各上昇支柱の一端部および下部フレームの取り付
け部に旋回自在に装着されている各上昇支柱の他端部が
配設されている。 【0022】図5に示されているように、側部山形鋼
は、C形状の山形鋼に接続されると共に継目32で旋回
接続部によってお互いに接続されている。例えば、軸受
(図示せず)が、側部山形鋼の相対する端部における開
口(図示せず)内に受容されており、この軸受は、ジャ
ーナル58を支持して、隣接する山形鋼部材の間の旋回
運動を可能にする。 【0023】図1に示されているように、上部フレーム
は、複数個の垂れ下がり支柱60によって中央フレーム
に接続され、これらの支柱は、その相対する端部で、中
央フレームあるいは上部フレームの1つに旋回自在に取
り付けられる。フレーム部材は、11ゲージ鋼のような
任意の頑丈な材料から形成することができる。 【0024】図1に示されているように、フレームは、
また、複数個の側部保護レール62を具備することがで
きる。保護レール62は垂直方向に調整することができ
ると共に、フレームの一端部から他端部まで移動するこ
とができる。さらに、従来の取り外し可能な手段(図示
せず)を保護レール62のために配設することができ
て、迅速かつ容易な降下および保護レール62の保持を
可能にする。図1に示されているように、最前面の保護
レールは、降下位置にある。 【0025】本実施例では、フレームは平坦な上面を有
し、この上面は複数個の開口をその中に形成している。
ここで具体化され、かつ、例えば図2および図5〜図7
に示されているように、上部フレーム34は、好ましく
は、相対する山形鋼46, 48の間を伸張する複数個の
平らな板64を備えて、上部フレーム34の各関節接合
可能な部分に対し平坦な上面を与えている。平らな板
は、好ましいは、ネジのような従来の機械的締結手段に
よって、山形鋼に取り付けられている。 【0026】他の実施例(図示せず)では、上部フレー
ム部材は、平坦な上面を有し、かつ、それから垂れ下が
っていると共にそれと一体的な側部部材を有する一体的
部材を備えることができる。この他の実施例は、板64
を山形鋼46, 48に取り付けるのに用いられる締結手
段の必要性を排除している。 【0027】図6および図7に示されている実施例にお
いては、フレームの上面を形成している各板は、好まし
くは、複数個の開口部66を備えて、これを通るガス供
給手段を通過させ、これは、以下に述べる各袋へ供給さ
れるガスを運ぶものである。さらに、本実施例による
と、各板開口部66は、そのまわりに形成された窪み部
分68を有している。 【0028】図1〜図6, 図14および図16に示され
ているように、本発明が用いられる患者支持構造物は、
また、複数個の細長い膨張可能な袋70を備えている。
膨張した時、この袋は、図1, 図5および図6に示され
ているように、ほぼ矩形の箱形状に形成される。各袋
は、底壁74および反対側の頂壁72と、2つの相対す
る側壁76および2つの相対する端壁78とを有してい
る。それぞれの袋の壁は、好ましくは、同じ材料で一体
的に形成され、これは、ガスの漏れない、そして熱封止
できると共に洗濯することができるものである。好まし
くは、袋の壁は、あや織ナイロンで形成され、これは、
袋の内部を形成している壁面にウレタンで被覆されてい
る。ウレタン被覆の厚さは、80000 分の1インチ〜4000
分の1インチの範囲である。ビニールあるいはビニール
で被覆されたナイロンも、また、袋の壁に対し好適な材
料であろう。袋を含む材料が使い捨て式であるならば、
この材料は洗濯される必要がない。 【0029】各袋は入口開口部80(図7)を有し、こ
の入口開口部は、好ましくは、その一端壁78から約1
4インチに位置しており、かつ、底壁の長手方向の中心
線に沿ってほぼ中心に位置している。図7に示されてい
るように、密封リング82を備えるアダプタは、入口開
口部のまわりに形成されると共に、化学的接着剤によっ
てこれに密封可能に装着されている。密封リング82
は、好ましくは、ゴムあるいは可撓性のプラスチックで
形成される。というのは、かみ合わせるコネクタ手段に
よって受容された時、ガスの漏れない密封部に形成する
ためである。密封リング82は、好ましくは、薄い環状
円板84と共に成型され、この環状円板はその外側の質
量中心軸から伸張している。円板84は、袋70の底壁
74の入口部分に対するリング82の熱封止を容易にし
ている。 【0030】複数個の小さな直径のガス排出孔86(図
5)は、その周辺部に近く、かつ対応する側壁の隣接す
る周辺部に近いいくつかの袋の頂壁を通って形成されて
いる。各袋の各頂壁に設けられる孔の総数および孔の直
径は、所望する空気の外部への流量に依る。ベッド上の
各袋の位置は、袋の孔から所望する空気の外部への流量
の主要な決定要素を構成する。好ましくは、各孔86
は、50000 分の1インチの直径を有するが、しかし、18
000 分の1インチ〜90000 分の1インチの間の範囲であ
り得る。実際の大きさは、設けられる孔の数および所望
される外部への空気流量に依る。 【0031】説明の簡単化のために、図14の袋は、1
〜18まで、連続的に番号が付けられており、その際、
袋1は、帯域1における端部の袋であり、そして袋18
は、帯域5における端部の袋である。図2を参照する
と、各排出孔86が50000分の1インチの直径を有
する場合には、各袋に設けられる孔の数は次のとおりで
ある。すなわち、袋1は28孔を有し、袋2〜4は孔が
0で、袋5〜袋7は28孔を有し、袋8〜袋10は16
孔を有し、そして袋11〜袋18は28孔を有する。 【0032】袋の数は、支持構造の大きさを含む多くの
要因に依り変えることができる。しかし、図1および図
2に示されているように、好ましくは、18の個々の袋
がフレームの頂部に設けられる。それぞれの袋は、好ま
しくは、長さが36インチ、幅が4. 5インチ、高さが
10インチである。かくして、各袋の頂壁は、長さが約
36インチで、幅が約4. 5インチである。袋の好まし
い高さは、8インチから13インチまでの範囲内にあ
り、そして、各袋の側壁および端壁は、好ましくは、高
さが約10インチである。 【0033】本実施例によると、袋70は1個以上の快
適化スロット71を備えることができる。ここで具体化
され、かつ、例えば図5および図6に示されているよう
に、一般的に番号71で示される快適化スロット71
は、好ましくは、頂壁72の折りたたみのスロット部分
73を一対の側壁76に接合することによって形成さ
れ、この側壁はこれを通る垂直スリット77を有してい
る。好ましくは、図5および図6に示されているよう
に、各側壁のスリットは、お互いに相対している。しか
し、2個の相対する側壁のスリットは、ある実施例(図
示せず)に対しては整列していなくとも良い。各側壁の
スリットは、好ましくは、各側壁の高さのほぼ1/2に
伸張している。 【0034】好ましくは、袋は、ベッドの頂部の袋の方
位により、1つの快適化スロット71もしくは2つの快
適化スロット71あるいは快適化スロット71を設ける
ことができる。図1に示されているように、袋1および
袋5〜10は、好ましくは、その中央部で単一の快適化
スロット71を有している。袋2, 3および4は、好ま
しくは、2個の等距離に離間された快適化スロット71
を有している。袋11〜18には、快適化スロット71
を設けないことが好ましい。 【0035】患者は、主に、2種類の力によって支持構
造物の頂部に支持される。1つのものは袋における空気
圧の浮力であり、他のものは、各袋の頂壁を形成する構
造の頂面における張力によって与えられるハンモック力
すなわち、ハンモック吊り下げ力である。浮力は、患者
に対して最も快適な支持を与えることができ、そして、
支持構造物の頂部で患者に対する支持力を構成する浮力
の割合を増大することが望ましい。袋における快適化ス
ロット71を設けることは、ハンモック力の割合を支持
力の50%までに減げるということが見出された。これ
は、快適化スロット71のない袋に対する改良点とな
る。というのは、ハンモック力は、快適化スロット71
が袋に設けられていない時、約70〜80%の支持力を
構成することからである。 【0036】一般に、快適化スロット71が多い場合に
は、少ない快適化スロット71の場合に対して浮力/ハ
ンモック力の割合を改善する。さらに、一般に、快適化
スロットが深い場合には、浅い場所の場合に対して浮力
/ハンモック力の割合を改善する。 【0037】本実施例によると、各袋の各端壁には、上
部および下部の取り付け手段が配設されている。ここに
具体化され、かつ、例えば図1, 図5および図6に示さ
れているように、この取り付け手段は、好ましくは、袋
は両端部に止め金部材88および88′を備えている。
上部止め金部材88は上部取り付け手段を構成し、そし
て下部止め金部材88′は下部取り付け手段を構成して
いる。上部止め金部材88は、好ましくは、最大力レベ
ルに近い高保持力レベルに耐えることができる強力な止
め金を備えており、この最大力レベルは、止め金部材の
手による分離に打ち勝つことができる。下部止め金部材
88′は、好ましくは、分離に対しては、通常の手によ
る力だけを必要としている。 【0038】同様に、さらに、本実施例によると、フレ
ーム取り付け手段が、配設され、かつ、袋の端壁に近い
フレームに位置している。ここに具体化され、かつ、例
えば図1, 図5および図6に示されているように、フレ
ーム取り付け手段は、好ましくは、複数個の止め金部材
90を備えており、これらの止め金部材は、上部フレー
ム部材34の山形鋼46, 48に沿って配置されると共
に、上部フレーム部材の頂部に配置される袋70の端壁
にある上部および下部止め金部材88, 88′とほぼ整
列して配置されている。 【0039】図15は、従来の膨張可能なベッド構造物
に関係する“回転”として知られている、望ましくない
結果を図示しており、ここで、隣接する膨張可能な袋
は、異なる圧力レベルで維持され、かつ、袋の下部部分
と一般的な関連した単一の取り付け手段によって下層の
堅固な支持構造物に取り付けられる。一層高い圧力レベ
ルで維持される袋は、一層低い圧力レベルで維持される
袋に対して押しつぶす傾向があり、望ましくない回転作
用を生じる。回転の望ましくない1つの結果は、患者に
対する連続的かつ均一な支持構造物の破壊である。非均
一な支持構造物は、患者の身体に対して圧力点用の場所
すなわち、スロットを与える。これらの圧力点は、つい
には、患者に生じる床ずれを引き起こすかもしれない。 【0040】本実施例の患者支持構造物によると、袋が
膨張したときに、袋をある配置に保持するための袋保持
手段が配設され、その結果、袋の側壁は、ほぼ垂直方向
に向き、その際、隣接する袋の側壁は、袋の高さの少な
くとも重要部分に沿って接触している。さらに、本実施
例によると、保持手段は、その上に取り付け手段を有
し、この取付手段は、これに対する袋の取り外し確保の
ための上部および下部の袋取り付け手段とかみ合うこと
ができる。さらに、本実施例によると、この保持手段取
付手段は、また、フレーム取付手段と係合することがで
きる。上部と下部の袋取付手段およびフレーム取付手段
に対して保持手段取付手段を取り付けると、袋の間の圧
力変化にかかわらず、膨張した袋を、一般的にほぼそれ
らの垂直方向に向いた配置に維持する。ここに具体化さ
れ、かつ例えば図1, 図5, 図6および図16に示され
ているように、本実施例の保持手段は、好ましくは、複
数個の壁板92を備え、各壁板92は、袋の端壁の高さ
にほぼ対応する幅を有すると共に一層小さい袋の端壁の
幅に整数倍に対応する長さを有している。各壁板の長さ
は、好ましくは、各関節接合可能なフレーム部分の長さ
に対応し、このフレーム部分に、壁板が取り付けられる
ものである。各壁板92は、袋を形成するのに用いられ
る材料と同様な材料で好ましく形成され、かつ、その一
方側で、図1および図5に示されるように、上部と下部
の袋の止め金部材88, 88′およびフレームの止め金
部材90と係合することができる取り付け手段を有して
いる。別の壁板92は、好ましくは、特定の関節接合可
能な部分の頂部に載置している袋の各側壁に取り付けら
れる。 【0041】好ましくは、保持手段の取り付け手段は、
複数個の止め金部材94, 94′を備えており、これら
の止め金部材は、上部フレームの山形鋼の側部に取り付
けられている止め金部材と係合することができると共
に、袋の端壁に取り付けられている止め金部材と係合す
ることができる。止め金部材94は、袋70の端部にあ
る高い保持力の止め金部材88と係合するための強力な
止め金部材である。止め金部材94′は、袋70の端壁
にある下部の止め金部材88′およびフレームにある止
め金部材90と係合するために従来の手動操作可能な止
め金部材である。 【0042】図16に示されているように、各端壁の外
側縁部に沿って伸張する垂直方向の軸がお互いに対し、
かつ、隣接する袋の垂直方向の軸に対しほぼ平行関係に
維持されるように、袋は配置される。この状態は、フレ
ームが関節接合されていない状態のとき、すなわち、全
ての袋が1つの平面にあるときの袋に関係するものであ
り、あるいは、上部フレーム部材の関節接合可能な部分
の1つの頂部のこれらの袋にだけ関係するものである。
この状態は、また、図2にも図示されており、その際、
壁板は図面から取り除かれている保持手段を備えてい
る。 【0043】本発明を組み込むのに好適な患者支持構造
物は、ガスを袋に供給するために、それぞれの袋と連通
するガス供給手段を備えている。ここに具体化されてい
るように、ガス供給手段は、好ましくは、一定速度の空
気送風機96(図12〜図14)および複数個のガス管
98(図2)を備えており、このガス管は、送風機96
から空気を運ぶための供給網を備えており、この送風機
は、空気を圧縮し、かつ、管98を介して個々の袋70
に空気を注入する。図2に示されているように、ガス供
給手段を備える配管は、好ましくは、ポリビニル管のよ
うな可撓性のプラスチックホース102を具備してい
る。送風機96は、好ましくは、空気入口を有する密封
ハウジング104(図1, 図2, 図13および図14)
内に含まれており、この空気入口は、袋70に注入され
る空気から微粒子の不純物を取り除くフィルタ106
(図2および図13(想像線))が設けられている。 【0044】好ましくは、空気送風機は、フジ電機社に
よって製造されるような工業的に標準サイズの3送風機
を備えている。この送風機は、背圧なく、1分間当たり
50立方フィートの空気流量を与えると共に、水圧で約
30インチの最大圧力を生じることができる。この送風
機は、本実施例の機能を果す際に、好ましくは、単相電
圧源で運転しつづけ、かつ、約4アンペアの電流を流さ
せる。 【0045】さらに、本実施例によると、ガス供給手段
は、各袋に対して個々のガス導管手段を具備している。
例えば、図6および図7に示されている実施例では、ガ
ス導管手段は、好ましくは、公称3/4インチの内径で
長さが約8インチの可撓性ゴムあるいは重合体の管10
8を有している。管108の一端部は、導管コネクタ手
段に形成されて、ガス不透過のシール部を袋70のアダ
プタに与える。図7に示されている実施例の詳細図にお
いて、導管コネクタ手段部分は、管108の一端部で一
体的に形成されると共に、“雄”の接続部材114を形
成している。同様に、図7に示されている密封リング8
2は、“雌”の接続部材を形成し、この雌の接続部材
は、その中に雄の接続部材114を係合可能に受容して
いる。あるいは、“雄”の接続部材114は、密封リン
グ82と置き換えることができ、かつ、導管コネクタ手
段は、所望により、係合可能な“雌”の接続部材を備え
ることができる。密封リング部材82は、雄の接続部材
114の口部116にわたって嵌合するように広がって
おり、かつ、部材114の口部116の下の環状溝部1
18内に受容されて、密封リング82と導管コネクタ手
段との間にガス不透過の密封部を形成する。 【0046】各袋は、導管コネクタ手段から容易に取り
はずされる。というのは、各袋に対する個々のガス導管
手段を形成している前記管の可撓性のためである。可撓
性の管は、袋の上方引き上げに適応するように容易に曲
がって、平坦表面のフレームにある各開口部およびこれ
と一致する各薄膜開口部を取り囲む窪み部から、接続さ
れた密封リングならびに導管コネクタ手段の移動を可能
にする。管の可撓性により、袋は、フレームの上面から
充分な範囲に移動することができ、その結果、密封リン
グと導管コネクタ手段との間の接続を安易に行なうこと
ができ、かつ、取り扱うことができる。 【0047】さらに、本実施例によると、例えば図6お
よび図7に示されているように、コネクタ手段114
は、開口部66のまわりの上部フレーム部材34の平坦
上面に形成される窪み部に自由に受容される。好ましく
は、アダプタ82と導管コネクタ手段114とが、ガス
不透過の密封部を形成するために接続された場合に、接
続された構造物(図6に示されている)は、窪み部68
内に、完全に受容される。このように、構造物は、窪み
部68の高さの上に突出せず、この窪み部では、そのよ
うな構造物は、収縮した袋の頂部に載置されている患者
に潜在的な不快を引き起こすかもしれない。そのような
収縮した袋の状態は、心肺臓の救急蘇生(CPR)のよ
うな緊急医療処置を行なうのに必要になるかもしれな
い。かくして、患者は、袋をガス供給手段と接続するの
に用いられる設備との接触から保護され、したがって、
そのような接触から生じるかもしれない何らかの損傷あ
るいは不快に対して保護される。 【0048】本発明に応用可能な患者支持構造体による
と、フレームの上部平坦面の頂部に受容され、かつ、こ
の上部平坦面の全体をほぼ網羅する可撓性の流体不透過
の薄膜が配設される。ここに具体化され、かつ例えば図
5〜図7に示されているように、本実施例の可撓性で流
体不透過の薄膜は、板64の頂部に取り付けられ、か
つ、化学接着剤の塗布によってそれに固着される、ネオ
プレンあるいは、他の可撓性で流体不透過の材料ででき
たシート120を備えている。本実施例の薄膜は、患者
からの何らかの流体排出物を受け止めるなめらかな洗浄
可能な表面を与え、かつ、この薄膜が患者支持構造体の
他の部分および病室の床を汚損するのを防止する。 【0049】図5〜図7に示されている実施例では、こ
の薄膜は、これを通る複数個の開口部122を形成して
いる。薄膜開口部122は、フレームの平坦な上面にあ
る開口部66と一致している。各薄膜開口部は、開口部
66に対してわずかに小さく、その結果、開口部を通過
するガス導管部材は、それ故、一致する薄膜開口部に対
して大きく、したかって、流体不透過の密封部は、薄膜
と導管コネクタ手段あるいは薄膜開口部122を通過す
る他の接続部材との間に形成されるであろう。膨張可能
な袋が、例えば側壁に入口を有している患者支持構造物
の一つの実施例(図示せず)では、フレームの上部平坦
面あるいは薄膜に開口部の必要性がない。 【0050】図3および図14に示されているように、
18個の袋を好ましくは有する図示された実施例におい
ては、名目上、帯域1、帯域2等と示された5個の別々
の患者支持帯域に割り当てられる。説明の簡単化のため
に、通常、患者の頭部を支持する患者支持構造物の部分
は、帯域1で示され、患者の脚部を支持する患者支持構
造物の部分は、帯域5で示されている。帯域2, 3およ
び4は、帯域1と帯域5の間に順序正しく続く。帯域1
は4個の袋を備えている。帯域2, 3および4のそれぞ
れは3個の袋を備えている。帯域5は5個の袋を備えて
いる。 【0051】送風機96の速度は、好ましくは、一定に
保たれ、かつ、充分な圧力を発生して、それぞれの袋を
水圧で約4インチの標準圧力に維持する。しかし、この
送風機は、充分な空気流量を供給することができて、袋
を水圧で約11インチの最大圧力に維持すべきである。 【0052】一定速度で運転している送風機に関して
は、この送風機からの流量出力は、多重出力で可変流量
のガス弁130(図8〜図14)を通過する。好ましく
は、多重出口弁130は6個の個々の可変弁流路を有し
ている。流路の1つは、排出弁99(図14)として使
用され、かつ、消音装置97(図12〜図14)を介し
て大気に通気される。他の5個の流路のそれぞれは、5
個の支持帯域の1つにおける袋に通ずるガス供給手段に
接続されている。また、5個の支持帯域は、支持構造物
の膨張可能な袋、全てを具備している。排出弁の流量設
定は、膨張可能な袋に与えられる流量の全体量を制御す
るように変えられる。特定の帯域における袋のガス供給
手段に通ずるそれぞれの個々の弁設定は、また、その帯
域の袋に供給される流量の割合を変化するように制御さ
れる。このように、他の4個の帯域に対するそれぞれの
特定帯域の流量分配が制御される。袋の圧力に関する制
御が行なわれる方法の詳細が、以下に述べられるであろ
う。 【0053】本実施例によると、ガス供給手段および袋
に関連した制御手段が配設される。というのは、袋の予
め決められた帯域の組み合わせに従って、かつ、複数個
の袋を横切る予め決められた圧力曲線に従って、それぞ
れの袋に対するガスの供給を制御するためであり、袋の
それぞれの組み合わせは、別の支持帯域を形成してい
る。ここに具体化されているように、制御手段は、好ま
しくは、多重出口で可変流量のガス弁130(図8〜図
14)と、多重出口弁の排出弁設定の流量設定を制御す
るモータを自動的に作動して支持構造物の支持帯域間で
分けられるべき使用可能な全体流量を調節する、排出流
量制御回路128(図17)と、袋に対する予め決めら
れた圧力パラメータに従って、多重出口で可変流量のガ
ス弁のための弁設定を自動的に制御する弁制御回路17
4(図18)とを具備している。 【0054】本実施例の制御手段によると、以下のもの
を備える多重出口で可変流量のガス弁が配設されてい
る。すなわち、入口が通路と連通している入口および通
路を画成するハウジングと、このハウジング内に形成さ
れると共に該通路と連通する少なくとも2つのシリンダ
室と、それぞれのシリンダ室に対するハウジング内に形
成されると共にこれと連通する別の出口と、通路のシリ
ンダ室を通る出口との連通を可変自在に制御する手段と
を備える上記ガス弁である。ここに具体化され、かつ例
えば図8〜図13に示されているように、ハウジング1
36は、その長手方向に沿って伸張する通路138を形
成している。ハウジング136は、さらに、通路138
と連通する入口140(図12)を画成する。多重出口
弁では、ハウジング136は、通路138と連通する少
なくとも2つのシリンダ室142を、さらに形成してい
る。別の出口144は、各シリンダ室のハウジング13
6内に形成され、かつ、そのシリンダ室と連通してい
る。しかし、本発明は、単一出口の実施例を包含してお
り、ここでは、ハウジングがただ1つのシリンダ室およ
びそれに対するただ1つの出口を形成している。以下に
述べるシリンダ室、および入口と通路に連通する出口の
数ならびに関連するピストン、回転軸、電位差計等の数
を除いて、全ての点で、多重出口の実施例の記載は、単
一出口の実施例に関係している。 【0055】好ましくは、そして図12に描かれている
実施例に示されているように、ハウジング136は、図
8〜図10に示されているタイプでは、6個の別々のシ
リンダ室およびそれに対する6個の出口を形成してい
る。これは、支持構造物の好ましい実施例においては、
膨張可能な袋は、5個のいわゆる支持帯域に分けられ、
かつ、1個の排出弁設定があり、後者は、5個の帯域に
おける膨張可能な袋に加えられる全体の圧力を変えるよ
うに調節される。各支持帯域は、その独自の弁を必要と
し、その結果、特定の支持帯域における圧力は、他の支
持帯域の圧力から独立して維持することができる。 【0056】さらに、本発明の多重出口で可変ガス流量
弁によると、シリンダ室を介して出口と通路の連通を可
変に制御する手段が配設されている。ここに具体化さ
れ、かつ例えば図8に図示されているように、可変連通
制御手段は、複数個のピストン146を備えている。1
個のピストンは各シリンダ室のために設けられ、かつ、
その中に摺動自在に受容され、その結果、シリンダ室1
42の壁とピストンとの間のガス流れの通過は、実質的
に防止される。ピストン146は、ピストン146がシ
リンダ室142内の少なくとも1つの予め決められた位
置に向けられた時に、出口144と通路138との間の
全ての連通をふさぐ。ピストン146は、ピストンがシ
リンダ室内の他の予め決められた位置に向けられた時
に、出口とシリンダ室を通る通路との間の完全な連通を
可能にする。ピストン146は、シリンダ室142内の
ピストン146の向きにより、出口とシリンダ室146
を通る通路との間の予め決められた連通の程度を可能に
する。 【0057】可変連通制御手段は、さらに、シリンダ室
内の予め決められた位置にピストン146を位置決めす
る手段を備えている。ここに具体化され、かつ例えは図
8に示されているように、予め決められた位置にピスト
ン146を位置決めする手段は、好ましくは、ピストン
146を通って伸張すると共にピストン146の長手方
向の中心線と同心である雌ねじ穴148を備えている。
位置決め手段は、好ましくは、さらに、ピストン146
の雌ねじ穴148に係合する雄ねじ部152を有する回
転軸150を備えている。 【0058】本発明によると、ピストン位置決め手段
は、さらに、ピストンの全回転を防ぐ手段を備えてい
る。ここに具体化され、かつ例えば図8および図11に
示されているように、ピストンの全回転を防ぐ手段は、
好ましくは、これと関連し、かつシリンダ室142の壁
に形成される溝155内に伸張すると共にそれに沿って
ほぼ軸方向に伸張する自由端を有する突出部154を備
えている。突出部154は、ピストン146の一部分と
して一体的に形成することができ、あるいはそれに取り
付け可能な構造物であっても良い。 【0059】ピストン方向づけ手段は、さらに、軸を回
転する手段を備えており、これによって、軸の回転がシ
リンダ室の軸に沿ってピストンの変位をひき起す。この
ピストン変位の方向は軸の回転方向に依る。ここに具体
化され、かつ例えば図8に示されているように、軸回転
手段は、好ましくは、軸に沿うピストンの変位を制御す
るために軸の回転について充分な制御を可能にするよう
なDCモータ160を備えている。モータ160は軸1
50の一端部に取り付けられ、従って、モータ160の
回転は、それに取り付けられた軸150の回転になる。
モータ160は、一層細かな制御を所望するならば、減
速歯車箱を介して軸150と連通することができる。 【0060】多重出口で可変流量のガス弁は、さらに、
ハウジングに画成される出口内に受容される流量制限手
段を備えている。ここに具体化され、かつ例えば図9お
よび図10に示されているように、この流量制限手段の
一実施例は、好ましくは、出口とシリンダ室との間の弁
ハウジング136に形成される細長い形状の開口部15
6を備えている。開口部156の長手方向の軸線は、好
ましくは、シリンダ室および軸の長手方向の軸線と平行
に方向づけられている。 【0061】作動では、モータ160が、回転すると共
にそれと一緒に軸を回転運動で駆動する。ピストンは、
溝155内に閉じ込められている突出部154のため
に、軸と共に回転することができないので、ピストン1
46は、軸150の雄ねじ部152の回転に伴ってシリ
ンダ室142内を摺動し、したがって、シリンダ室14
2の内側の異なる位置でそれ自身の位置を変える。 【0062】多重出口で可変流量のガス弁は、さらに、
出口とピストンによって可能にされる通路との間の連通
の程度を指示する手段を備えている。ここに具体化さ
れ、かつ例えば図8に示されているように、連通の程度
を指示する手段は、電位差計162を備え、この電位差
計は、モータ160に取り付けられている端部と反対側
の軸の端部に取り付けられる回転可能な軸164を有し
ている。軸150による軸164の回転は、軸の回転数
に依って、電位差計の電圧出力を変える。それぞれの軸
の回転が、ピストン146をシリンダ室142の内側の
予め決められた距離、移動させるので、電位差計162
の電圧出力は、ピストン146によって出口144を通
過するようにされた流れと互いに関連する。電位差計1
62は、好ましくは、軸に取り付け可能な軸を有する1
0キロオームで10回巻電位差計を備えている。 【0063】本実施例によると、送風機に対する予め決
められた作動パラメータに従って、かつ、ガス袋に供給
される全体の流量に依って、多重出口弁の排出口を通る
ガス流量を制御するモータを自動的に作動させるための
排出流量制御回路を備えている。ここに具体化され、か
つ例えば図17に示されているように、排出流量制御回
路は、一般に番号128によって示されており、そし
て、可変抵抗器R1すなわち所望の可変制御電圧を発生
することができる比較可能な電圧分割装置を備えてい
る。可変抵抗器R1すなわち比較可能な電圧分割装置
は、患者あるいは患者に付き添う医療職員ではなく、専
門医療職員にだけ動かせることができる方法で、図19
に示されたような制御箱134内に収容されている。可
変抵抗器R1はダイオード素子D1に接続され、このダ
イオード素子は、R1からの信号を比較器C1およびC
2の入力端に伝える。図17に示されているように、R
1からの信号は、比較器C1のプラス側入力端および比
較器C2のマイナス側入力端に与えられる。第2の電圧
信号は他の可変抵抗器R2から得られ、この信号も比較
器C1およびC2のそれぞれの他の入力端に印加され
る。図17に示されているように、R2からの信号は、
比較器C1のマイナス側入力端および比較器C2のプラ
ス側入力端に与えられる。好ましくは、比較器C1およ
びC2は、型式“339”の集積回路あるいは同様な比
較器である。作動では、各比較器は、そのプラスおよび
マイナス入力端子における電圧を比較し、そして比較器
の作動の公知な法則に従って、“高い”あるいは“低
い”出力を生じる。典型的には、ゼロ電圧が比較器の低
い出力となり、そして概略、供給電圧が比較器の高い出
力となる。 【0064】図17に示されているように、比較器C1
およびC2は、それらの出力を第1の集積回路IC1に
与え、この集積回路は配線によるものであって、比較器
C1およびC2から受ける出力が、それぞれ、高と低あ
るいは低と高であるかどうかに依って出力を生じる。例
えば、もしC1が高い出力を集積回路IC1に送出する
ならば、C2は低い出力を集積回路IC1に送出するで
あろうし、そして集積回路IC1は、多重出口弁(図
8)の排出口を通る流量を制御するために第2のダイオ
ードD2を介してAC電源に機械的に接続されているD
Cモータ160に接続されるであろう。かくして、モー
タは半波直流によって駆動され、これは、モータ160
を時計回りあるいは反時計回りの所定方向に回転させ
る。あるいは、もし比較器C1の出力が低いならば、比
較器C2の出力は高くなるであろうし、そして集積回路
IC1は、第3のダイオードD3を介してモータ160
に接続され、その結果、生じる半波直流は、モータを先
の方向と反対の方向に回転させる。モータ160の回転
は、排出口の流量出力設定を変え、そして、また、図8
に番号162によって示される可変抵抗器R2を反転さ
せる。これは、基準帰還電圧を比較器C1およびC2に
与えさせ、そしてこれによって、排出口の電流調節を指
示する。 【0065】排出流量制御回路は、DCモータ160を
作動させ、そして、可変抵抗器R2(電位差計162)
から出力される基準電圧が可変抵抗器R1から来る電圧
と異なっている限り、引き続いて電位差計162の電圧
設定を調整する。可変抵抗器R2の基準出力における電
圧が、可変抵抗器R1を通って比較器に到着するプリセ
ット電圧に本質的に等しい場合には、制御回路は、電力
をモータ160に供給するのをやめさせ、そして排出口
流量設定は一定のままである。したがって、ガス袋に供
給される流量の割合は一定のままである。DCモータ1
60は、可変抵抗器R1のプリセット電圧が図8の電位
差計162に相当する可変抵抗器R2(図17)の出力
端子に与えられる基準電圧と釣り合うまで、どちらかの
方向に回転しつづける。 【0066】実際には、専門技術者は、本実施例の支持
構造物に支持される患者の体重特性に依り、可変抵抗器
R1をプリセットするであろう。一層重い患者は一層大
きな袋の圧力を必要とするであろうし、したがって、ガ
ス袋に対する一層大きな流量割合が必要とされるであろ
う。一層大きな流量の必要性は、モータ160が排出口
流れ開口部を一層低い設定に閉じる必要があるというこ
とを意味する。したがって、R1は、R1/R2のバラ
ンスが排出口の比較的低い開口設定に達するようにプリ
セットされる。 【0067】図14に示されているように、それぞれ個
々の支持帯域を備える袋は、それぞれの個々の導管手段
を介して、マニホルド166に接続されており、このマ
ニホルドは、その特定の支持帯域にある袋の数に適切な
多数の出口を有している。マニホルドは単一の入口を有
し、この入口は、本実施例のガス供給手段を備える配管
98を介して、本発明の多重出口で可変流量のガス弁を
備える個々の弁の1つの出口に接続されている。 【0068】図12に示されているように、空気送風機
はダクト168を介して圧縮空気を搬送し、このダクト
は、多重出口で可変流量のガス弁の入口140に接続さ
れると共に、複数個の軟質プラスチックのスリーブ17
2を介して接続される複数個の金属管部分170を備え
ている。圧縮空気、通路138(図8)内に移動し、そ
して、シリンダ室と関連するピストンの位置に依り、そ
れぞれのシリンダ室および本発明の多重出口弁を備える
個々の弁部分の出口を通って配分される。各弁モータ1
60(図12)は、各ピストンの位置を調節するように
作動することができ、したがって、出口およびこれと関
連する細長い形状の開口部を通って出ていく空気流量の
配分に影響を与える。排出口を通る流量の所定の設定で
は、空気流量配分、したがって、5個の支持帯域のそれ
ぞれにおいて与えられる圧力は、それぞれのシリンダ室
の内側の各ピストン位置の設定に依り、変えることがで
きる。5個の支持帯域のそれぞれに対する圧力レベルが
プリセットされ、そして、プリセット圧力に自動的に維
持される方法が、次に述べられる。 【0069】さらに、本実施例の制御手段によると、各
帯域の袋に対する予め決められた圧力パラメータに従っ
て、多重出口で可変流量のガス弁に対するそれぞれの支
持帯域弁設定を自動的に制御する帯域弁制御回路が配設
されている。ここに具体化されているように、帯域弁制
御回路は、好ましくは、図18に概略的に示され、か
つ、一般的に番号174によって示される電子回路を備
えている。 【0070】図18に描かれているものと同様な帯域弁
制御回路は、5個の弁のそれぞれを制御するように用い
られ、この帯域弁制御回路は、5個の支持帯域の1つと
関連し、かつ、本発明の多重出口弁を備えている。図1
8の帯域弁制御回路の実施例は、図17に描かれている
排出流量制御回路の実施例と同様である。一旦、第2の
集積回路IC2から受信される信号が、図18にD4で
示されるダイオード素子に送出されると、帯域弁制御回
路は、図17の排出流量制御回路と同じように作動す
る。 【0071】図18の帯域弁制御回路の作動と図17の
排出流量制御回路の作動との間の主な相異は、第2の集
積回路IC2の形成を与えることであり、この第2の集
積回路は、図18にS1で示される回路要素から受信す
る信号に依り、ダイオードD4によって受信される信号
の大きさを決定する。 【0072】作動では、第2の集積回路IC2は、その
3つの可能入力端の1つおよび1つだけをその出力端に
接続する。出力端に接続される特定の入力端は信号に基
づいて選択され、集積回路IC2が、この信号をS1か
ら受信する。例えば、0°として示される位置における
S1について、集積回路IC2は、信号を入力端子番号
1(入力−1)から出力端子番号1(出力−1)まで内
部的に中継することによって、つまみ回転スイッチTS
1により予め選択される電圧をダイオード素子D4に接
続する。かくして、集積回路IC2は、機械的スイッチ
あるいはリレーに相当する電子的に作動されるものであ
ると考えることができ、そして、スイッチあるいはリレ
ーに対して一層小さいサイズであるという利点を有して
いる。第2の集積回路IC2は、好ましくは、型式“4
066”の集積回路あるいは同様なアナログスイッチで
あり、かつ、産業界では、“カッドアナログスイッチ”
として公知である。 【0073】前述したように、第2の集積回路を通過す
る信号は、S1の設定および特定のつまみ回転スイッチ
の設定に依存し、S1がIC2の出力端にこのスイッチ
を接続する。好ましくは、各つまみ回転スイッチ(TS
1, TS2あるいはTS3)は、10個の別々の電圧信
号出力端を有している。特定のつまみ回転スイッチの特
定な電圧信号出力端は、特定の患者に対する最適流量設
定配置に基づいて、予め決められ、したがって、図20
に図示される操作卓からプリセットされる。図20に示
されるように、つまみ回転スイッチTS1, TS2およ
びTS3の帯域1の設定(A, BおよびD)は、支持構
造物の帯域1および2の特定な上昇範囲の設定に相当す
る。支持構造物が、図20の表示パネルのAにおける概
略的な上昇表示図によって示されるように、上昇される
と、Aで示されるつまみ回転スイッチは、IC2の入力
端子の1つからIC2の対応する出力端子に接続され、
ついにはダイオード素子D4を通って接続される。支持
構造物が、Bにおける上昇表示図によって示されるよう
に、上昇されると、Bで示されるつまみ回転スイッチの
設定は、IC2を介してダイオード素子D4に接続され
る。これは、5個の帯域のそれぞれに対する場合であ
る。というのは、各帯域は別々の帯域弁制御回路が配設
されているからである。しかし、図20に示されている
ように、特定帯域の圧力曲線は、4つの上昇表示図の設
定(A, B, CおよびD)のそれぞれに対する変化を必
要としない。例えば、帯域1の設定は、上昇表示図の設
定A, BおよびDに対して変化するが、しかし、上昇表
示図の設定Cに対しては変化しない。同様に、帯域2の
設定は、上昇表示図の設定A, CおよびDに対して変化
するが、しかし、上昇設定表示図の設定Bに対しては変
化しない。これが、図17に描かれている帯域弁制御回
路がつまみ回転スイッチTS1、TS2あるいはTS3
だけを示す理由である。さらに、帯域4および5に対し
ては制御が少なくてすむので、これらの2つの帯域の弁
制御回路に対して2個のつまみ回転スイッチだけが必要
とされる。 【0074】第2の集積回路を通過する電圧は、比較器
C3およびC4の入力端の1つに供給される。可変抵抗
器R8から得られる第2の電圧は、他の比較器の入力端
に印加される。好ましくは、これらの比較器は、型式
“939”の集積回路あるいは同様な比較器である。こ
れらの比較器の究極的な目的は、多重出口で可変流量の
ガス弁のそれぞれのシリンダ室と関連するDCモータを
正しい方向に回転させて、所望のように、かつ第2の集
積回路IC2から比較器に到達する電圧によって決定さ
れるように、弁を開いたり閉じたりさせることである。
作動では、これらの比較器は、それらのプラスおよびマ
イナス入力端子における電圧を比較し、そして、それら
の作動の良く知られた法則に従って、“高い”あるいは
“低い”出力を生じる。典型的には、ゼロ電位が比較器
の低い出力となり、そして概略、比較器に印加される電
圧が比較器の高い圧力となる。 【0075】他の実施例においては、圧力センサが、可
変抵抗器素子R8から得られる信号の代わりに電子信号
を与える。この圧力センサは、好ましくは、多重出口弁
130のそれぞれ別々の出口から通じるガス供給管98
(図14参照)の1つに配置される。ハネウエル社のP
C01Gの圧力センサが、今述べた機能に好適な圧力セ
ンサー例である。 【0076】図18に示されているように、比較器C3
およびC4が、それらの出力を第3の集積回路IC3に
与え、この第3の集積回路は、配線によるもので、比較
器C3およびC4から受信する出力がそれぞれ、高と
低、あるいは低と高であるかどうかに依って、出力を生
じる。例えば、C3の出力が高いならば、C4の出力は
低くなり、そして第3の集積回路IC3は、D5で示さ
れるダイオードを介して特定の可変流量のガス弁のDC
モータをAC電源に接続する。かくして、モータが半波
直流によって駆動され、この半波直流がモータを所定の
方向に回転させる。あるいは、もし比較器C3の出力が
低いならば、比較器C2の出力は高くなり、そして集積
回路IC3はD6で示されるダイオードを介してDCモ
ータを接続し、その結果、生じる半波直流は、先の方向
と反対の方向にモータを回転させる。モータが回転する
と、これは、それと関連する弁を開閉し、そして、ま
た、弁の指示手段と関連する電位差計を回転する。この
電位差計は、表示R8によって図18に概略的に表わさ
れており、そして電圧を比較器C3、C4に供給し、そ
れによって弁のシリンダ室の内側のピストンによって可
能にされる流量の相対量を指示する。実際には、帯域弁
制御回路は、R8のワイパにおける電圧が第2の集積回
路IC2から比較器C3、C4に到達する設定電圧に本
質的に等しくなるまで、モータおよび引き続いて弁なら
びに電位差計R8を運転することにより作動する。第3
の集積回路IC3は、都合良く、いくつかの商業的に使
用できるモータ駆動の集積回路の任意のもので良く、あ
るいは、それは、別々のトランジスタおよび関連する受
動構成要素で構成することができる。 【0077】図18における帯域弁制御回路の実施例の
各つまみ回転スイッチTS1, TS2およびTB3は、
フレームの頭部部分が4個の頭部部分の関節接合範囲、
すなわち0°〜31°, 31°〜44°, 44°〜55
°および55°ないし典型的には62°である最大関節
接合角度、つまり関節部の最大開度の一つに位置した時
に、特定の患者に対して最適と考えられる弁開口部設定
に対応する。第2の集積回路IC2は、フレームの頭部
部分の上昇角度の電流範囲を指示する基準信号を受信
し、したがって、つまみ回転スイッチTS1、TS2あ
るいはTS3の1つを通る印加信号の通路を選択する。 【0078】TS1, TS2およびTS3で示されるつ
まみ回転スイッチのそれぞれは、患者あるいは付き添う
医員には容易に近づけないものであり、そして典型的に
はベッドの頭部の下にあり、かつ送風機のハウジングの
近くにあるベッドの一方側に位置しているパネル(図2
0)に取り付けられる。これらのつまみ回転スイッチ
は、専門医療技術者によって、弁設定、したがって支持
帯域圧力レベルに対応する信号レベルにプリセットさ
れ、この弁設定は、フレームの頭部部分の上昇角度の特
定範囲で患者に適しているものである。 【0079】図18を参照すると、R3は、好ましく
は、つまみ回転スイッチTS1, TS2およびTS3の
それぞれと直列の可変抵抗器である。可変抵抗器R8
は、「快適さ」調整として、医局員に近づくことができ
る調整と関係し、そしてR3によって表わされる全信号
レベルならびにTS1, TS2およびTS3からの他の
3つの信号の任意の1つのほぼ10%を生じる。図19
に示されているように、患者あるいは看護員が“帯域快
適性調整”つまみ201によってR3に対して接近する
ことができ、このつまみはR3の軸に取り付けられてお
り、かつ、制御箱134の正面パネル202に取り付け
られている。 【0080】本実施例によると、フレームの頭部部分の
上昇程度を決定するためのフレームと関連する関節部開
度検知手段が配設されている。ここに具体化され、かつ
例えば図3および図4に示されているように、本実施例
の関節部開度検知手段は、好ましくは、棒176を備え
ており、この棒はフレームの関節部、例えば頭部部分と
連通する一端部を有しており、これによって、関節部の
関節運動は、2個の頭部付矢印178によって示されて
いるように、棒の縦方向の軸に沿って棒176を変位さ
せる。図4に示されているように、この棒は、バネ17
7によって、頭部部分の一部分に対して機械的に付勢さ
れている。図4に示されているように、棒176の本体
は段階状直接スイッチの部分を備えている。 【0081】棒の縦方向軸に沿う棒176の変位によ
り、棒176の本体は回路を閉成して、特定の基準電圧
信号を生じる。棒176の縦方向運動は、水平基準面か
ら関節部の角運動に基準化される。この角度は、ギリシ
ア文字θによって図3および図4に示されている。棒1
76が、本体を、階段状直線スイッチの第1の対抗基準
電圧を生じる回路を閉成する位置に移動すると、信号が
本実施例のそれぞれの弁制御回路に送出される。この信
号は、S1の作用によって(V+)から生じる図18に
概略的に図示されるものに相当する。 【0082】2つの他の実施例が関節部開度検知手段に
対し考えられる。この関節部開度検出手段の他の1つの
実施例は、軸と関連する円板を介してお互いに連通する
投光器および受光器を備えており、この軸のまわりに関
節接合部材が回転する。円板は、その中に複数個の孔を
有しており、この孔は、関節接合する部材の関節接合角
と相互に関係するように与えることができる。したがっ
て、特定の回転角によって関節接合する部材の関節接合
は、投光器と受光器との間の円板における孔の1つを位
置決めし、その結果、受光器は投光器から送られる光に
応じて信号を送出する。GE社の型式H−13A1の光
子結合の電流断続器モジュールは、この目的の好適な投
光器および受光器の一例となる。 【0083】関節部開度検知手段の他の実施例は、ばね
負荷の格納式テープを備えており、このテープは、その
長さに沿ってそれを通る複数個の孔を有している。この
テープは、例えば棒176の端部に取り付けることがで
きる。投光器および受光器は、テープの相対する側にお
互いに反対に配置される。したがって、棒の縦方向運動
が、テープを引っ込めると共に、ある点で投光器と受光
器との間の孔の一つを位置決めし、かくして、この2つ
の間の投光および受光器の作動を可能にして、信号を帯
域弁制御回路のS1構成部分に送出する。あるいは、テ
ープの端部は、棒176の端部ではなく、関節接合する
部材に直接的に取り付けることができる。 【0084】さらに、本実施例によると、帯域弁制御回
路は、さらに、関節接合の圧力調整手段を備えており、
この圧力調整手段は、関節部開度検知手段と作動的に関
連して、本実施例の支持構造物の支持帯域のそれぞれに
位置している袋のガス圧力を変える。関節接合の圧力調
整手段は、関節部開度検知手段によって決定されるよう
に、フレームの関節部の上昇程度に従って特定の帯域の
ガス圧力を変える。ここに具体化され、かつ例えば図1
8に示されているように、この関節接合の圧力調整手段
は、好ましくは、複数個のつまみ回転スイッチTS1,
TS2およびTS3ならびに複数個の入力端子を有する
と共に複数個の出力端子を有する集積回路を備えてい
る。それぞれのつまみ回転スイッチは、集積回路の入力
端子の1つと連通し、これは関節部開度検知手段からの
信号を受信する。第2の集積回路IC2は、関節部開度
検知手段S1から受信する信号に基づいて、印加電圧を
ダイオード素子D4に供給する回路を形成するように用
いられるつまみ回転スイッチを選択する。 【0085】第2の集積回路IC2(図18)は、階段
状直線スイッチS1から受信する信号をフレームの一部
分の関節接合の特定な角度範囲と結合する。棒176が
(図3および図4)充分に付勢された位置にある場合に
は、第2の集積回路IC2は、頭部部分が水平位置、す
なわち関節接合されていない位置から0°と31°との
間の関節接合の角度範囲にあるということを示す信号を
受信する。かくして、棒176が、フレームの頭部部分
の一層の関節接合に応じて、さらに縦方向に移動する
と、階段状直接スイッチ上の第1の対抗回路は、閉成す
る。その時、第2の集積回路IC2に送出される信号
は、水平位置から31°と44°の間の角度において頭
部部分の関節接合を示す。同様に、階段状直線スイッチ
の第2の対抗回路の閉成は、頭部部分が水平面から44
°の角度を通過したということを示している第2の集積
回路IC2に信号を送出する。 【0086】上記に説明したように、それぞれの帯域弁
制御回路の第2の集積回路IC2によるこれらの信号の
受信は、その回路によって制御される多重出口で可変流
量のガス弁の特定な弁を、その回路のプリセットされた
つまみ回転スイッチTS1,TS2およびTS3に従っ
て開閉させる。これらのつまみ回転スイッチは、関節部
開度検知手段によって感知される角度設定の1つ以上の
範囲に対応する。例えば、帯域1では、TS1は0°〜
31°の範囲に対応し、TS2は31°〜44°の範囲
および44°〜55°の範囲に対応し、そしてTS3は
55°〜62°の範囲に対応する。これらのつまみ回転
スイッチは、専門医療職員によってプリセットされて、
本実施例の患者支持構造物の頂部に載置している特定の
患者のために袋に適切な圧力を与え、その際、頭部部分
は、そのつまみ回転スイッチの設定と関連する角度範囲
で関節接合される。 【0087】制御箱134(図19)の“棒状人間”の
表示133は、フレームの頭部部分の現在の関節接合角
度を示している。この表示は、また、最初の調節を、図
18に示されている弁制御回路のTS1, TS2および
TS3に設定するのに責任がある専門医療技術者に有益
である。 【0088】さらに、本実施例によると、いくつかの支
持帯域における少なくともいつくつかの袋は、個々の袋
の全体的な収縮に対して、これと関連する弁手段を有し
ており、その結果、完全な収縮時に、患者を本実施例の
支持構造物から移動することができ、あるいは、患者
を、心臓肺臓の蘇生(CPR)のような予め決められた
患者取扱い処置を容易にするためにうまく取り扱うこと
ができる。本実施例によると、いくつかの支持帯域は、
これらのいくつかの支持帯域における袋の全体的な収縮
のために、これと関連する収縮弁手段を有している。こ
こに具体化され、かつ例えば図14に概略的に示されて
いるように、この全体的な収縮弁手段は、好ましくは、
ソレノイド作動の弁198を備えている。1つのそのよ
うな弁は、ガス送風機を帯域1の管マニホルド194に
接続する配管に配設されており、そして他のソレノイド
作動の弁は、ガス送風機を帯域2の管マニホルド196
に接続する配管に配設されている。どちらかのソレノイ
ド作動の弁198が作動すると、弁は、それぞれの管マ
ニホルド、したがってこれに接続されたガス袋を、通気
管200を介して大気に通気する。 【0089】制御箱134(図19)の“CPR”スイ
ッチの作動は、送風機を電力から拒み、かつ、2つのソ
レノイド弁198を作動化し、これらのソレノイド弁
は、支持帯域1あるいは2の袋からのガス流出を促進す
る。帯域1および2の袋の収縮は、上部フレームの堅固
な板にいる患者の上部胴部に載置することによりCPR
処置を容易にする。 【0090】図18は、また、本実施例の弁制御回路の
2つの他の特徴を示しており、これらの特徴は、図19
に描かれている制御パネル上の操作者が接近できるS2
およびS3によって概略的に表わされている。S2は、
図19の“座部収縮”と明示されたスイッチに対応し、
そしてS3は、“最大膨張”と明示されたスイッチに対
応する。 【0091】S2の作動は、S2が接続されている比較
器入力端をほぼ0電圧にさせる。この0電圧状態は、完
全に閉じた弁に対応し、かつ、第2の集積回路IC2か
ら到着する電圧信号を無効にする。S2の作動化によっ
て得られる、この完全に閉じた弁機能は、帯域3および
4に用いられて、着座移送機能を与え、したがって、S
2が、支持帯域3および4を与える弁と関連する帯域弁
制御回路に存在するだけである。帯域3および4の袋に
おける空気圧を制御する帯域弁制御回路では、追加の抵
抗器が、D4とIC2の間に用いられて、S2を通って
アース点に流れる電流を制限する。 【0092】本実施例によって行なわれる座部収縮機能
を説明するために、図2, 図8〜図10, 図14および
図18を参照することが必要になる。図2および図14
に示されているように、帯域3は、8〜10と番号付け
された袋を備えており、そして、帯域4は、11〜13
と番号付けされた袋を備えている。図2に示されている
患者は、支持帯域3および4の近傍の着座位置に移動さ
れる。それから、制御パネル上の座部収縮スイッチが作
動化される。S2(図18)の作動化は、支持帯域3お
よび4の袋に通じるガス供給手段を制御する弁(図8)
を閉じる。空気送風機は、もはや、空気を袋8〜13に
供給できないので、袋の上に座っている患者の体重が袋
を収縮させ、したがって、上部フレーム部材の上面の頂
部にある薄膜の高さに患者を下降する。同時に、帯域3
および4のどちらかの側にある袋は、膨張したままであ
り、かつ、患者に対して腕支え台を提供して、支持構造
物から降ろす際、患者を助ける。 【0093】S3の作動は、2つの効果を有している。
第1には、それは、S3が接続されている比較器入力端
をほぼ入力電圧(V+)にさせ、かつ、そのプロセス
で、第2の集積回路IC2からの電圧信号を無効にす
る。かくして、S3の作動は、弁を完全に開かせ、そし
て、5個の帯域全ての弁制御回路に用いられて、堅い表
面を与える最大膨張を持って移送の袋を与え、ベッドか
らの患者の移動を容易にする。図18には示されていな
いが、S3の作動は、また、可聴警報を生じさせ、か
つ、多重出口で可変ガス流量弁の排出弁99(図14)
を完全に閉じて、5つの支持帯域に供給されるガスを制
御する5つの弁を介して、送風機から充分な空気流量を
生じる。かくして、充分に閉じられた排出弁のために、
全ての袋は、最大の空気流量を受け、かつ、過剰に膨張
するようになる。この過剰に膨張した状態は、袋を非常
に堅くし、そして、別のベッドあるいは担架の移送のた
めに、袋の頂壁から一層容易に患者を滑らせることがで
きる。 【0094】図19は、本実施例のいくつかの特徴の作
動用に設けられた制御パネル202の平面図を示してい
る。例えば、“ON/OFF”と明示されたスイッチ
は、ベッドの上昇制御等を作動時にしたままにさせてい
る間、全ての空気供給の構成部分に対する電力の供給を
制御する。 【0095】“側部横臥”スイッチは、多重出口で可変
ガス流量弁の排出弁に接続されている。側部横臥スイッ
チの作動は、排出弁をある程度にまで閉じさせ、これ
は、約5%、多くのガス流量が他の5個の弁を通って供
給され、これらの5個の弁が支持構造物の5つの支持帯
域に対する供給を制御する。このように袋の堅さは、患
者が身体の側部を横たえる時、患者によって袋に加えら
れる追加の圧力を補正するように、わずかに増大する。 【0096】“温度設定”制御つまみは、標準の電気抵
抗型ガスヒータおよびフインと管の熱交換器101(図
2および図14)のフインから熱を伝える任意の冷却フ
ァンを手動的に制御する手段を備えている。所望によ
り、ガス管98は、フインと管のタイプの熱交換器10
1を通過して、圧縮空気を冷却する。温度設定つまみの
右側に対する棒グラフは、ガス袋に供給されるガスの温
度を監視すると共に表示するために用いられる。温度超
過保護回路(図示せず)は、もしガスの温度が患者をお
びやかす温度になるならば、ヒータを止める。 【0097】さらに、本実施例によると、収縮検知手段
が、本実施例による支持構造物のフレームの頂部にある
複数個の袋の少なくとも1つにおける予め決められた収
縮の程度を検知するために配設されている。ここに具体
化され、かつ例えば図14に示されているように、収縮
検知手段は、好ましくは、上部フレーム部材の上部平坦
面を形成する板の頂部に配設される少なくとも一つの力
感知スイッチ204を備えている。この力感知スイッチ
は、板とガス袋の底壁が載置されるネオプレンのシート
との間に配置される。これらのスイッチは、患者の身体
の力がこれらのスイッチを閉じさせた時に、作動化され
る。好適な力感知スイッチは、2つの銀のグリッドを備
えており、これらのグリッドは、それぞれのグリッドの
交点で、絶縁パッドにより分離されており、その結果、
絶縁パッドの中間のグリッドに加えられる力は、2つの
グリッドの間に接触を生じ、かつ、例えばリード線20
3(図14)を通るように、信号が通過する回路を形成
する。追加の回路(図示せず)が、収縮検出器に可聴警
報を発せさせると共に、比較器に信号を供給させ、比較
器は、空気流量が底づけ状態を排除するのに充分になる
まで、影響された帯域と関連する弁を開かせる。図14
に示されているように、収縮検出器204は、隣接する
支持帯域を分離する境界線を越えて伸張しないように、
方向づけられる。これは、任意の特定の収縮検出器20
4から得られる信号が特定の支持帯域の袋の圧力を変え
るように与えられるためである。 【0098】指示手段は、本実施例によると、収縮検出
手段と連通するために、かつ、収縮検出手段が袋の少な
くとも1つにおける予め決められた収縮の程度の検出時
に作動化されるとき、収縮検出手段によって作動化され
るために、設けられている。ここに具体化され、かつ例
えば図19に示されているように、この指示手段は、好
ましくは、小さな赤/緑の発光ダイオード(LED)2
05を備え、この発光ダイオードは、力感知スイッチ2
04の1つから受信する信号によって作動すると、通常
の縁の照明から赤の照明に変化する。この小さな赤/緑
の発光ダイオード(LED)は、制御箱134の制御パ
ネル202上の“帯域快適性調整”の取っ手のすく上に
配置され、この取っ手は、図18の可変流量抵抗器R3
に対応している。“底づけ”状態が、上部フレーム部材
の上部平坦面を形成する板の頂部に設けられる複数個の
圧力検知スイッチ204(図14)の1つによって検知
されるとき、もし作動されるならば、LEDは、その通
常の縁の照明から赤の照明に変わる。 【0099】本発明の範囲あるいは精神から離れること
なしに、種々の変更および変形が、本実施例の患者支持
構造物ならびにガス分配弁の構成に対してなされ得ると
いうことは当業者には明らかであろう。したがって、本
発明は、もし、本発明の変更および変形が特許請求の範
囲の範囲内ならびにそれらの均等物になるのであるなら
ば、本発明の変更および変形を網羅することを意図する
ものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の側面図である。 【図2】想像的に示されるフレームの部品を有する本発
明の一実施例の構成要素の側面図である。 【図3】本発明の一実施例の構成要素の概略図である。 【図4】想像的に示される2つの他の状態を有する本発
明の一実施例の構成要素の概略図である。 【図5】本発明の一実施例の構成要素の部分斜視図であ
る。 【図6】本発明の一実施例の構成要素の側部平面図であ
る。 【図7】想像的に示される結合状態を有する、図6に示
される本発明の一実施例の構成要素の詳細断面図であ
る。 【図8】本発明の一実施例の構成要素の、図12のVIII
−VIII線に沿った横断面図である。 【図9】図8のIX−IX線に沿った断面図である。 【図10】図9と同様な他の実施例の断面図である。 【図11】図12の線VIII−VIIIに沿った断面図であ
る。 【図12】本発明の一実施例の構成要素の斜視図であ
る。 【図13】本発明の一実施例の構成要素の側部平面図で
ある。 【図14】本発明の一実施例の構成要素の概略図であ
る。 【図15】患者支持構造物における異なる圧力を持つ空
気室の従来装置の側面図である。 【図16】本発明の一実施例の構成要素の側面図であ
る。 【図17】本発明の一実施例の構成要素の概略図であ
る。 【図18】本発明の一実施例の構成要素の概略図であ
る。 【図19】本発明の一実施例の構成要素の正面平面図で
ある。 【図20】本発明の一実施例の構成要素の部分正面平面
図である。 【符号の説明】 1〜10, 70 袋 40 支柱 62 レール 64 板 80 開口部 82 リング 80, 88′, 90 止め金部材 104 ハウジング 108 管 160 モータ 166 マニホルド 168 ダクト 172 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 3/24 F16K 31/04 F16K 37/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1. (a) 入口およびこの入口に連通する通路を形成し
    たハウジングと、 (b) このハウジング内に形成されて前記通路と連通する
    シリンダ室と、 (c) このシリンダ室と連通するように前記ハウジングに
    形成される出口と、 (d) 前記通路および前記シリンダ室を介して前記入口と
    前記出口との連通を可変に制御するための連通制御手段
    とを具え、前記連通制御手段は、 前記シリンダ室に摺動自在に嵌合されるピストンと、 前記シリンダ室の所定位置に前記ピストンを位置決めす
    るための手段と を有し、前記ピストンが前記シリンダ室
    内の少なくとも1つの所定位置に位置決めされると、前
    記出口と前記入口との間の連通を完全に遮断し、前記ピ
    ストンが前記シリンダ室内の別な所定位置に位置決めさ
    れると、前記出口と前記入口とが前記シリンダ室を介し
    て最大の連通状態となり、前記シリンダ室内の前記ピス
    トンの位置に応じて前記出口と前記入口とが前記シリン
    ダ室を介して所定の連通状態となり、 所定位置に前記ピストンを位置決めするための手段は、 前記ピストンの長手方向の中心線と同心にこのピストン
    を通って延びる雌ねじ穴と、 前記ピストンの前記雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部を有す
    る回転軸と、 前記ピストンの回転を完全に防ぐための手段と、 前記回転軸を回転するための手段と を有し、前記回転軸
    の回転方向に応じてこの回転軸に沿った前記シリンダ室
    に対する前記ピストンの変位を生じさせるようにし たこ
    とを特徴とする単一出口の可変流量ガス弁。 2.前記ピストンによって可能となる、それぞれの前記
    出口と前記通路との間の連通状態を指示するための指示
    手段をさらに具えたことを特徴とする請求項に記載の
    単一出口の可変流量ガス弁。 3.前記指示手段は、前記回転軸と連動する回転自在な
    心棒を持った電位差計を有し、前記回転軸に取付けられ
    た前記心棒の回転数に応じて前記電位差計の出力電圧を
    変えるようにしたことを特徴とする請求項に記載の単
    一出口の可変流量ガス弁。 4.前記回転軸を回転するための手段は、前記回転軸が
    取付けられるモータを有することを特徴とする請求項
    に記載の単一出口の可変流量ガス弁。 5.それぞれの前記出口に対する流量制限手段を前記シ
    リンダ室と前記出口との間の前記ハウジングにさらに具
    え、これら流量制限手段は、細長い形状の開口部を有
    し、この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と前記回
    転軸の長手方向の軸線とを平行に設定したことを特徴と
    する請求項に記載の単一出口の可変流量ガス弁。 6.それぞれの前記出口に対する流量制限手段を前記シ
    リンダ室と前記出口との間の前記ハウジングにさらに具
    え、これら流量制限手段は、細長い形状の開口部を有
    し、この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と前記回
    転軸の長手方向の軸線とを平行に設定したことを特徴と
    する請求項に記載の単一出口の可変流量ガス弁。 7.前記ピストンの回転を完全に防止するための手段
    は、前記シリンダ室の壁に形成されてその長手方向軸線
    にほぼ沿って延びる溝と、前記ピストンから前記シリン
    ダ室の前記溝内に延びると共に前記溝に係止する自由端
    を持った突出部とを有することを特徴とする請求項
    記載の単一出口の可変流量ガス弁。 8.前記ピストンの回転を完全に防止するための手段
    は、前記シリンダ室の壁に形成されてその長手方向軸線
    にほぼ沿って延びる溝と、一端部が前記ピストンに固定
    されると共に他端部が前記シリンダ室の前記溝内に延び
    る突出部とを有することを特徴とする請求項に記載の
    単一出口の可変流量ガス弁。 9. (a) 入口およびこの入口に連通する通路を形成し
    たハウジングと、 (b) このハウジング内に形成されて前記通路と連通する
    少なくとも2つのシリンダ室と、 (c) これら少なくとも2つのシリンダ室のそれぞれに対
    応して前記ハウジングに形成され、これらシリンダ室に
    個々に連通する出口と、 (d) 前記通路および前記シリンダ室を介して前記入口と
    それぞれ個々の出口との連通を可変に制御するための連
    通制御手段とを具えことを特徴とする多重出口の可変
    流量ガス弁。 10.前記連通制御手段は、 前記シリンダ室にそれぞれ摺動自在に嵌合されるピスト
    ンと、 前記シリンダ室の所定位置に前記ピストンを位置決めす
    るための手段とを有し、 前記ピストンが前記シリンダ室内の少なくとも1つの所
    定位置に位置決めされると、前記出口と前記入口との間
    の連通を完全に遮断し、前記ピストンが前記シリンダ室
    内の別な所定位置に位置決めされると、前記出口と前記
    入口とが前記シリンダ室を介して最大の連通状態とな
    り、前記シリンダ室内の前記ピストンの位置に応じて前
    記出口と前記入口とが前記シリンダ室を介して所定の連
    通状態となることを特徴とする請求項に記載の多重出
    口の可変流量ガス弁。 11.所定位置に前記ピストンを位置決めするための手
    段は、 前記ピストンの長手方向の中心線と同心にこのピストン
    を通って延びる雌ねじ穴と、 前記ピストンの前記雌ねじ穴と螺合する雄ねじ部を有す
    る回転軸と、 前記ピストンの回転を完全に防ぐための手段と、 前記回転軸を回転するための手段とを有し、前記回転軸
    の回転方向に応じてこの回転軸に沿った前記シリンダ室
    に対する前記ピストンの変位を生じさせるようにしたこ
    とを特徴とする請求項10に記載の多重出口の可変流量
    ガス弁。 12.前記ピストンによって可能となる、それぞれの前
    記出口と前記通路との間の連通状態を指示するための指
    示手段をさらに具えたことを特徴とする請求項11に記
    載の多重出口の可変流量ガス弁。 13.前記指示手段は、前記回転軸と連動する回転自在
    な心棒を持った電位差計を有し、前記回転軸に取付けら
    れた前記心棒の回転数に応じて前記電位差計の電圧出力
    を変えるようにしたことを特徴とする請求項12に記載
    の多重出口の可変流量ガス弁。 14.前記回転軸を回転するための手段は、前記回転軸
    が取付けられるモータを有することを特徴とする請求項
    11に記載の多重出口の可変流量ガス弁。 15.それぞれの前記出口に対する流量制限手段を前記
    シリンダ室と前記出口との間の前記ハウジングにさらに
    具え、これら流量制限手段は、細長い形状の開口部を有
    し、この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と前記回
    転軸の長手方向の軸線とを平行に設定したことを特徴と
    する請求項11に記載の多重出口の可変流量ガス弁。 16.それぞれの前記出口に対する流量制限手段を前記
    シリンダ室と前記出口との間の前記ハウジングにさらに
    具え、これら流量制限手段は、細長い形状の開口部を有
    し、この細長い形状の開口部の長手方向の軸線と前記回
    転軸の長手方向の軸線とを平行に設定したことを特徴と
    する請求項13に記載の多重出口の可変流量ガス弁。 17.前記ピストンの回転を完全に防止するための手段
    は、前記シリンダ室の壁に形成されてその長手方向軸線
    にほぼ沿って延びる溝と、前記ピストンから前記シリン
    ダ室の前記溝内に延びると共に前記溝に係止する自由端
    を持った突出部とを有することを特徴とする請求項11
    に記載の多重出口の可変流量ガス弁。 18.前記ピストンの回転を完全に防止するための手段
    は、前記シリンダ室の壁に形成されてその長手方向軸線
    にほぼ沿って延びる溝と、一端部が前記ピストンに固定
    されると共に他端部が前記シリンダ室の前記溝内に延び
    る突出部とを有することを特徴とする請求項15に記載
    の多重出口の可変流量ガス弁。
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