JP3048858U - オルゴール収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オルゴールのゼンマイを巻くためのネジを底
面に取り付け可能としたオルゴール収納箱を提供する。 【解決手段】 所定の大きさの用紙にオルゴールを収納
するための箱型を形成し、形成した箱型を抜き取って組
み立てられたオルゴール収納箱において、この箱の底面
を上げ底とし、さらに底面２９及び３１にオルゴールの
ゼンマイを巻くためのネジを通すネジ穴を設ける。これ
によりオルゴール収納箱に収納されたオルゴールにネジ
穴を通してネジを取り付けることができ、さらにこのネ
ジを取り付けた状態でオルゴール収納箱を台上において
も、ネジが台と接触することがないのでオルゴールが演
奏することができる。また、ネジが箱の上面及び側面か
らなくなったことにより箱に装飾を自由に施すことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、オルゴールを包装するオルゴール収納箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、オルゴールを収納するための箱を紙等により作る場合、所定の大きさの 用紙に箱の型を形成し、この型を切り抜いて箱を作っている。図１２は前記の方 法により従来より作られてきた一般的なオルゴール収納箱である。従来のオルゴ ール収納箱の場合、図１２に示されるようにオルゴールのゼンマイを巻くネジ部 が上面または側面に設けられている。またこの箱に装飾する場合、箱の上面や側 面に絵を描くか、またはネジが取り付けられていない面に飾りを付ける等が考え られる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記の従来のオルゴール収納箱の場合、オルゴールのゼンマイ を巻くためのネジ部を箱の上面または側面に設けることとなり、美観を損なうも のとなっていた。またネジを取り付けた面への花や葉の装飾をすることができな いでいた。

【０００４】 本考案は、底面を上げ底にすることによりオルゴールのゼンマイを巻くための ネジを底面に取り付けることを可能としたオルゴール収納箱を提供することを目 的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために本考案のオルゴール収納箱は、所定の大きさの用 紙にオルゴールを収納するための箱型を形成し、形成した箱型を抜き取り組み立 てられたオルゴール収納箱において、オルゴール収納箱の底面にオルゴールのゼ ンマイを巻くためのネジを通すネジ穴を設け、オルゴール収納箱の底面を上げ底 としたことを特徴としている。

【０００６】 本考案のオルゴール収納箱は、上片（３３）に連設する側片（１）を折り目（ ２）により外側に折り曲げ、前記上片（３３）に連設する側片（３）を折り目（ ４）により外側に折り曲げ、前記側片（１）に連設する内側片（５）を折り目（ ６）により外側に折り曲げ、前記側片（１）に連設する内側片（７）を折り目（ ８）により外側に折り曲げ、前記側片（３）に連設する内側片（９）を折り目（ １０）により外側に折り曲げ、前記側片（３）に連設する内側片（１１）を折り 目（１２）により外側に折り曲げ、内側片（５）に設けられた切り込み（１３） と前記内側片（９）に設けられた切り込み（１４）とを交差させて組み合わせ、 内側片（７）に設けられた切り込み（１５）と前記内側片（１１）に設けられた 切り込み（１６）とを交差させて組み合わせ、側片（１）に連設する内片（１７ ）を折り目（１８）により外側に折り曲げ、前記側片（３）に連設する内片（１ ９）を折り目（２０）により外側に折り曲げ、上片（３３）に連設する側片（２ １）を折り目（２２）により外側に折り曲げ、前記上片（３３）に連設する側片 （２３）を折り目（２４）により外側に折り曲げ、側片（２１）に連設する内底 片（２５）を折り目（２６）により外側に折り曲げ、さらに前記内底片（２５） に連設する底片（２９）を折り目（３０）により内側に折り曲げて４つの側片に よって形成された面の内部にはめ込み、側片（２３）に連設する内底片（２７） を折り目（２８）により外側に折り曲げ、さらに前記内底片（２７）に連設する 底片（３１）を折り目（３２）により内側に折り曲げて４つの側片によって形成 された面の内部にはめ込むことにより底面が上げ底で４角形のオルゴール収納箱 を形成することを特徴としている。

【０００７】 本考案のオルゴール収納箱は、側片（３５）の下部に連設している内底片（５ ０）を折り目（５４）により外側に折り曲げ、側片（３５）に連設する側片（３ ６）の下部に連設している内片（４８）を折り目（５５）により外側に折り曲げ 、側片（３６）に連設する側片（３７）の下部に連設している内底片（４９）を 折り目（５６）により外側に折り曲げ、側片（３７）に連設する側片（３８）の 下部に連設している内片（４７）を折り目（５７）により外側に折り曲げ、内底 片（５０）の下部に連設する底片（５１）を折り目（５８）により内側に折り曲 げ、内底片（４９）の下部に連設する底片（５２）を折り目（５９）により内側 に折り曲げ、側片（３６）を折り目（６１）により外側に折り曲げ、前記側片（ ３７）を折り目（６２）により外側に折り曲げ、前記側片（３８）を折り目（６ ３）により外側に折り曲げることにより前記底片（５１）と底片（５２）とが重 なり合い、かつ４つの前記側片（３５）、（３６）、（３７）、（３８）が前記 底片（５１）及び底片（５２）の周囲を取り囲むようにし、さらに前記側片（３ ５）の左側に連設するのりしろ片（５３）を折り目（６０）により折り曲げ、該 折り曲げたのりしろ片（５３）により前記側片（３５）と前記側片（３８）とを 連設することにより側面及び上げ底の底面を形成し、側片（３５）の上部に連設 し、左上部に飾り片（４３）を連設した上片（３９）を折り目（６４）により外 側に折り曲げ、側片（３６）の上部に連設し、左上部に飾り片（４４）を連設し た上片（４０）を折り目（６５）により外側に折り曲げ、側片（３７）の上部に 連設し、左上部に飾り片（４５）を連設した上片（４１）を折り目（６６）によ り外側に折り曲げ、側片（３８）の上部に連設し、左上部に飾り片（４６）を連 設した上片（４２）を折り目（６７）により外側に折り曲げ、上片（３９）の右 上端部が前記上片（４０）の下になるように連設し、上片（４０）の右上端部が 前記上片（４１）の下になるように連設し、上片（４１）の右上端部が前記上片 （４２）の下になるように連設し、上片（４２）の右上端部が前記上片（３９） の下になるように連設することにより上部に４つの飾り片によって飾りが形づく られたオルゴール収納箱を形成することを特徴としている。

【０００８】 本考案のオルゴール収納箱は、側片（７０）の下部に連設している内片（８５ ）を折り目（９３）により外側に折り曲げ、側片（７０）に連設する側片（７１ ）の下部に連設している内底片（８８）を折り目（１０８）により外側に折り曲 げ、側片（７１）に連設する側片（７２）の下部に連設している内片（８６）を 折り目（９４）により外側に折り曲げ、側片（７２）に連設する側片（７３）の 下部に連設している内片（８７）を折り目（９５）により外側に折り曲げ、側片 （７３）に連設する側片（７４）の下部に連設している内底辺（８９）を折り目 （１０６）により外側に折り曲げ、内底片（８８）の下部に連設する底片（９０ ）を折り目（１０９）により内側に折り曲げ、内底片（８９）の下部に連設する 底片（９１）を折り目（１０７）により内側に折り曲げ、側片（７１）を折り目 （９６）により外側に折り曲げ、前記側片（７２）を折り目（９７）により外側 に折り曲げ、前記側片（７３）を折り目（９８）により外側に折り曲げ、前記側 片（７４）を折り目（９９）により外側に折り曲げることにより、前記底片（９ ０）と底片（９１）とが重なり合い、かつ５つの前記側片（７０）、（７１）、 （７２）、（７３）、（７４）が前記底片（５１）及び底片（５２）の周囲を取 り囲むようにし、さらに前記側片（７０）に連設するのりしろ片（９２）を折り 目（１００）により外側に折り曲げ、該折り曲げたのりしろ片（９２）により前 記側片（７０）と前記側片（７４）とを連設することにより側面及び上げ底の底 面を形成し、側片（７０）の上部に連設し、左上部に飾り片（８０）を連設した 上片（７５）を折り目（１０１）により外側に折り曲げ、側片（７１）の上部に 連設し、左上部に飾り片（８１）を連設した上片（７６）を折り目（１０２）に より外側に折り曲げ、側片（７２）の上部に連設し、左上部に飾り片（８２）を 連設した上片（７７）を折り目（１０３）により外側に折り曲げ、側片（７３） の上部に連設し、左上部に飾り片（８３）を連設した上片（７８）を折り目（１ ０４）により外側に折り曲げ、側片（７４）の上部に連設し、左上部に飾り片（ ８４）を連設した上片（７９）を折り目（１０５）により外側に折り曲げ、上片 （７５）の右上端部が前記上片（７６）の下になるように連設し、上片（７６） の右上端部が前記上片（７７）の下になるように連設し、上片（７７）の右上端 部が前記上片（７８）の下になるように連設し、上片（７８）の右上端部が前記 上片（７９）の下になるように連設し、上片（７９）の右上端部が前記上片（７ ５）の下になるように連設することにより上部に５つの飾り片によって飾りが形 づくられたオルゴール収納箱を形成することを特徴としている。

【０００９】 本考案のオルゴール収納箱は、側片（１２０）の下部に連設している内片（１ ３８）を折り目（１４６）により外側に折り曲げ、側片（１２０）に連設する側 片（１２１）の下部に連設している内底片（１４２）を折り目（１４７）より外 側に折り曲げ、側片（１２１）に連設する側片（１２２）の下部に連設している 内片（１３９）を折り目（１４８）により外側に折り曲げ、側片（１２２）に連 設する側片（１２３）の下部に連設している内片（１４０）を折り目（１４９） により外側に折り曲げ、側片（１２３）に連設する側片（１２４）の下部に連設 している内底辺（１４３）を折り目（１５０）により外側に折り曲げ、側片（１ ２４）に連設する側片（１２５）の下部に連設している内片（１４１）を折り目 （１５１）により外側に折り曲げ、内底片（１４２）の下部に連設する底片（１ ４４）を折り目（１６４）により内側に折り曲げ、内底片（１４３）の下部に連 設する底片（１４５）を折り目（１６３）により内側に折り曲げ、側片（１２１ ）を折り目（１５８）により外側に折り曲げ、前記側片（１２２）を折り目（１ ５９）により外側に折り曲げ、前記側片（１２３）を折り目（１６０）により外 側に折り曲げ、前記側片（１２４）を折り目（１６１）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２５）を折り目（１６２）により外側に折り曲げていくことにより 、前記底片（１４４）と底片（１４５）とが重なり合い、かつ６つの前記側片（ １２０）、（１２１）、（１２２）、（１２３）、（１２４）、（１２５）、が 前記底片（１４４）及び底片（１４５）の周囲を取り囲むようにし、さらに前記 側片（１２０）に連設するのりしろ片（１４６）を折り目（１６３）により外側 に折り曲げ、該折り曲げたのりしろ片（１４６）により前記側片（１２０）と前 記側片（１２５）とを連設することにより側面及び上げ底の底面を形成し、側片 （１２０）の上部に連設し、左上部に飾り片（１３２）を連設した上片（１２６ ）を折り目（１５２）により外側に折り曲げ、側片（１２１）の上部に連設し、 左上部に飾り片（１３３）を連設した上片（１２７）を折り目（１５３）により 外側に折り曲げ、側片（１２２）の上部に連設し、左上部に飾り片（１３４）を 連設した上片（１２８）を折り目（１５４）により外側に折り曲げ、側片（１２ ３）の上部に連設し、左上部に飾り片（１３５）を連設した上片（１２９）を折 り目（１５５）により外側に折り曲げ、側片（１２４）の上部に連設し、左上部 に飾り片（１３６）を連設した上片（１３０）を折り目（１５６）により外側に 折り曲げ、側片（１２５）の上部に連設し、左上部に飾り片（１３７）を連設し た上片（１３１）を折り目（１５７）により外側に折り曲げ、上片（１２６）の 右上端部が前記上片（１２７）の下になるように連設し、上片（１２７）の右上 端部が前記上片（１２８）の下になるように連設し、上片（１２８）の右上端部 が前記上片（１２９）の下になるように連設し、上片（１２９）の右上端部が前 記上片（１３０）の下になるように連設し、上片（１３０）の右上端部が前記上 片（１３１）の下になるように連設し、上片（１３１）の右上端部が前記上片（ １２６）の下になるように連設することにより上部に６つの飾り片によって飾り が形づくられたオルゴール収納箱を形成することを特徴としている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

次に添付図面を参照して本考案のオルゴール収納箱の実施の形態を詳細に説明 する。図１〜図１１を参照すると本考案のオルゴール収納箱の実施形態が示され ている。

【００１１】 図１及び図２を用いて本考案のオルゴール収納箱の第１の実施形態を説明する 。図１は本考案の第１の実施形態を表す外観斜視図、図２は第１の実施形態の展 開図、図３は第１の実施形態の底面を表す外観斜視図である。

【００１２】 まず図２に示された展開図から図１に示された第１の実施形態となるまでの組 み立て工程について説明する。図２において、上片の上部に連設した側片１を折 り目２により外側に折り曲げ、上片の下部に連設した側片３を折り目４により外 側に折り曲げる。次に側片１の左側に連設した内側片５を折り目６により外側に 折り曲げ、側片１の右側に連設した内側片７を折り目８により外側に折り曲げる 。さらに側片３の左側に連設した内側片９を折り目１０により外側に折り曲げ、 側片３の右側に連設した内側片１１を折り目１２により外側に折り曲げる。

【００１３】 次に内側片５に設けられた切り込み１３と内側片９に設けられた切り込み１４ とを交差させ、また内側片７に設けられた切り込み１５と内側片１１に設けられ た切り込み１６とを交差させて内側片５と内側片９及び内側片７と内側片１１と を連設させる。これにより側面が完成する。

【００１４】 次に側片１の上部に連設する内片１７を折り目１８により外側に折り曲げ、ま た側片３の上部に連設する内片１９を折り目２０により外側に折り曲げる。次に 上片３３の左側に連設する側片２１を折り目２２により外側に折り曲げ、上片３ ３の右側に連設する側片２３を折り目２４により外側に折り曲げる。

【００１５】 次に側片２１と連設する内底片２５を折り目２６により外側に折り曲げ、さら に内底片２５に連設する底片２９を折り目３０により内側に折り曲げて４つの側 片によって形成された面の内部にはめ込む。また側片２３に連設する内底片２７ を折り目２８により外側に折り曲げ、さらに内底片２７に連設する底片３１を折 り目３２により内側に折り曲げて４つの側片によって形成された面の内部にはめ 込むことにより底面が上げ底で４角形のオルゴール収納箱を形成することができ る。

【００１６】 上記のようにして構成されたオルゴール収納箱にオルゴールを収納する。そし てオルゴールのゼンマイを巻くためのネジを底片２９及び底片３１とに設けられ たネジ穴よりオルゴールに取り付ける。本実施形態では、オルゴール収納箱が上 記のように上げ底となっているために、ネジをオルゴールに取り付けても、ネジ が台と接触することがなくなる。

【００１７】 また上記のようにネジをオルゴール底面に取り付けることができるため、ネジ を取り付けるために用いられていた上面及び側面に飾りを取り付けることができ る。

【００１８】 次に図３、図４及び図５を用いて本考案の第２の実施形態について説明する。 図３は第２の実施形態の底面を表す外観斜視図、図４は第２の実施形態の全体像 を示す外観斜視図、図５は第２の実施形態を展開した展開図である。

【００１９】 まず、図５に示された展開図より図４に示されたオルゴール収納箱となるまで の組み立て工程を説明する。図５に示された側片３５の下部に連設する内底片５ ０を折り目５４により外側に折り曲げ、側片３５の右側に連設する側片３６の下 部に連設している内片４８を折り目５５により外側に折り曲げ、側片３６の右側 に連設する側片３７の下部に連設している内底片４９を折り目５６により外側に 折り曲げ、側片３７の外側に連設する側片３８の下部に連設している内片４７を 折り目５７により外側に折り曲げる。

【００２０】 次に内底片５０の下部に連設する底片５１を折り目５８により内側に折り曲げ 、内底片４９の下部に連設する底片５２も折り目５９により内側に折り曲げて底 片５１及び底片５２とが側片３５及び３７に対して垂直に近い角度となるように する。

【００２１】 次に側片３６を折り目６１により外側に折り曲げ、側片３７を折り目６２によ り外側に折り曲げ、側片３８を折り目６３により外側に折り曲げて、底片５１と 底片５２とが重なり合い、かつ４つの側片３５、３６、３７、３８が底片５１及 び底片５２の周囲を取り囲むようにする。

【００２２】 そして側片３５の左側に連設するのりしろ片５３を折り目６０により折り曲げ 、折り曲げたのりしろ片により側片３５と側片３８とを連設してオルゴール収納 箱の側面及び上げ底の底面を形成する。

【００２３】 また側片３５、３６、３７、３８それぞれの上部に設けられた、左上部に飾り 片４３、４４、４５、４６を連設した台形状の上片３９、４０、４１、４２を折 り目６４、６５、６６、６７によりそれぞれ外側に折り曲げていく。

【００２４】 そして上片３９の右上端部が上片４０の下になるように、上片４０の右上端部 が上片４１の下になるように、上片４１の右上端部が上片４１の下になるように 、上片４２の右上端部が上片３９に下になるように上片をそれぞれ連設していく 。

【００２５】 これによりオルゴール収納箱の上部が図４に示されたような飾りとなり、底面 が図３に示されるような上げ底で４角形のオルゴール収納箱が形成される。

【００２６】 上記のようにして構成されたオルゴール収納箱にオルゴールを収納する。そし てオルゴールのゼンマイを巻くためのネジを底片５１及び底片５２とに設けられ たネジ穴より、オルゴールに取り付ける。本実施形態では、オルゴール収納箱が 上記のように上げ底となっているために、ネジをオルゴールに取り付けても、ネ ジが台と接触することがなくなる。

【００２７】 また上記のようにネジをオルゴール底面に取り付けることができるため、ネジ を取り付けるために用いられていた上面及び側面に飾りを取り付けることができ る。

【００２８】 次に図６、図７及び図８を用いて本考案の第３の実施形態について説明する。 尚、図６は本第３の実施形態の全体像を表す図、図７は本第３の実施形態を展開 した展開図、図８は底面を表す図である。

【００２９】 まず、図７に示された展開図より図６に示されたオルゴール収納箱となるまで の組み立て過程を説明する。図７において、側片７０の下部に連設する内片８５ を折り目９３により外側に折り曲げ、側片７０の右側に連設する側片７１の下部 に連設している内底片８８を折り目１０８により外側に折り曲げ、側片７１の右 側に連設する側片７２の下部に連設している内片８６を折り目９４により外側に 折り曲げ、側片７２の右側に連設する側片７３の下部に連設している内片８７を 折り目９５により外側に折り曲げ、側片７３の右側に連設する側片７４の下部に 連設している内底片８９を折り目１０６により外側に折り曲げる。

【００３０】 次に内底片８８の下部に連設する底片９０を折り目１０９により内側に折り曲 げ、底片９０が側片７１に対して垂直に近い角度となるようにし、さらに内底片 ８９の下部に連設する底片９１も折り目１０７により内側に折り曲げて、底片９ １が側片７４に対して垂直に近い角度となるようにする。

【００３１】 次に 側片７１を折り目９６により外側に折り曲げ、側片７２を折り目９７に より外側に折り曲げ、側片７３を折り目９８により外側に折り曲げ、側片７４を 折り目９９により外側に折り曲げることにより底片９０と底片９１とが重なり合 い、かつ５つの側片７０、７１、７２、７３、７４が底片５１及び底片５２の周 囲を取り囲むようにする。

【００３２】 次に側片７０の左側に連設するのりしろ片９２を折り目１００により外側に折 り曲げ、折り曲げたのりしろ片により側片７０と側片７４とを連設して、オルゴ ール収納箱の側面及び上げ底の底面を形成する。

【００３３】 次に側片７０、７１、７２、７３、７４それぞれの上部に連設し、左上部にそ れぞれ飾り片８０、８１、８２、８３、８４を連設した台形状の上片７５、７６ 、７７、７８、７９を折り目１０１、１０２、１０３、１０４、１０５によりそ れぞれ外側に折り曲げる。

【００３４】 次に上片７５の右上端部が上片７６の下になるように、上片７６の右上端部が 上片７７の下になるように、上片７７の右上端部が上片７８の下になるように、 上片７８の右上端部が上片７９の下になるように、上片７９の右上端部が上片７ ５の下になるように上片をそれぞれ連設していく。

【００３５】 これによりオルゴール収納箱の上部が図６に示されたような飾りとなり、底面 が図８に示されるような上げ底で５角形のオルゴール収納箱が形成される。

【００３６】 上記のようにして構成されたオルゴール収納箱にオルゴールを収納する。そし てオルゴールのゼンマイを巻くためのネジを底片９０及び底片９１とに設けられ たネジ穴より、オルゴールに取り付ける。本実施形態では、オルゴール収納箱が 上記のように上げ底となっているために、ネジをオルゴールに取り付けても、ネ ジが台と接触することがなくなる。

【００３７】 また上記のようにネジをオルゴール底面に取り付けることができるため、ネジ を取り付けるために用いられていた上面及び側面に飾りを取り付けることができ る。

【００３８】 次に図９、図１０及び図１１を用いて本考案の第４の実施形態について説明す る。尚、図９は本考案の第４の実施形態を表す外観斜視図、図１０は第４の実施 形態の展開図、図１１は第４の実施形態の底面を表す外観斜視図である。

【００３９】 まず図１０に示された第４の実施形態の展開図から図９に示されたオルゴール 収納箱となるまでの組み立て工程を説明する。図１０において、側片１２０の下 部に連設する内片１３８を折り目１４６により外側に折り曲げ、側片１２０の右 側に連設する側片１２１の下部に連設している内底片１４２を折り目１４７によ り外側に折り曲げ、側片１２１の右側に連設する側片１２２の下部に連設してい る内片１３９を折り目１４８により外側に折り曲げ、側片１２２の右側に連設す る側片１２３の下部に連設している内片１４０を折り目１４９により外側に折り 曲げ、側片１２３の右側に連設する側片１２４の下部に連設している内底片１４ ３を折り目１５０により外側に折り曲げ、側片１２４の右側に連設する側片１２ ５の下部に連設している内片１４１を折り目１５１により外側に折り曲げる。

【００４０】 次に内底片１４２の下部に連設する底片１４４を折り目１６４により内側に折 り曲げ、また内底片１４３の下部に連設する底片１４５を折り目１６５により内 側に折り曲げることにより底片１４４と底片１４５とがそれぞれ側片１２１と１ ２４とに対して垂直に近い角度となるようにする。

【００４１】 さらに側片１２１を折り目１５８により外側に折り曲げ、側片１２２を折り目 １５９により外側に折り曲げ、側片１２３を折り目１６０により外側に折り曲げ 、側片１２４を折り目１６１により外側に折り曲げ、側片１２５を折り目１６２ により外側に折り曲げることにより底片１４４と底片１４５とが重なり合い、か つ６つの側片１２０、１２１、１２２、１２３、１２４、１２５、が底片１４４ 及び底片１４５の周囲を取り囲むようにする。

【００４２】 そして側片１２０の左側に連設するのりしろ片１４６を折り目１６３により外 側に折り曲げ、折り曲げたのりしろ片により側片１２０と側片１２５とを連設し てオルゴール収納箱の側面及び上げ底の底面を形成する。

【００４３】 次に側片１２０、１２１、１２２、１２３、１２４、１２５、それぞれの上部 に連設し、左上部に飾り片１３２、１３３、１３４、１３５、１３６、１３７を それぞれ連設した台形状の上片１２６、１２７、１２８、１２９、１３０、１３ １を折り目１５２、１５３、１５４、１５５、１５６、１５７によりそれぞれ外 側に折り曲げていく。

【００４４】 そして、上片１２６の右上端部が上片１２７の下になるように、上片１２７の 右上端部が上片１２８の下になるように、上片１２８の右上端部が上片１２９の 下になるように、上片１２９の右上端部が上片１３０の下になるように、上片１ ３０の右上端部が上片１３１の下になるように、上片１３１の右上端部が上片１ ２６の下になるようにそれぞれの上片を連設していく。

【００４５】 これによりオルゴール収納箱の上部が図９に示されたような飾りとなり、底面 が図１１に示されるような上げ底で６角形のオルゴール収納箱が形成される。

【００４６】 上記のようにして構成されたオルゴール収納箱にオルゴールを収納する。そし てオルゴールのゼンマイを巻くためのネジを底片１４４及び底片１４５とに設け られたネジ穴より、オルゴールに取り付ける。本実施形態では、オルゴール収納 箱が上記のように上げ底となっているために、ネジをオルゴールに取り付けても 、ネジが台と接触することがなくなる。

【００４７】 また上記のようにネジをオルゴール底面に取り付けることができるため、ネジ を取り付けるために用いられていた上面及び側面に飾りを取り付けることができ る。

【００４８】

【考案の効果】

以上の説明より明らかなように本考案のオルゴール収納箱は、所定の大きさの 用紙にオルゴールを収納するための箱型を形成し、形成した箱型を抜き取り、組 み立てられたオルゴール収納箱であって、オルゴール収納箱の底面にオルゴール のゼンマイを巻くためのネジを通すネジ穴を設け、さらにオルゴール収納箱の底 面を上げ底にすることにより、オルゴール収納箱に収められたオルゴールに上記 のネジ穴よりネジを取り付けて台上においても、ネジが台と接触することがない のでオルゴールが回転することができる。

【００４９】 また、これにより従来、オルゴール収納箱の上面または側面に取り付けられて いたネジを箱の底面の見えないスペースに取り付けることが可能となりオルゴー ル収納箱の美観を向上させることができる。さらに上面及び側面にネジの存在を 気にすることなく装飾を施すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施形態を表す外観斜視図であ
る。

【図２】第１の実施形態の展開図である。

【図３】第１の実施形態及び第２の実施形態の底面を表
す図である。

【図４】本考案の第２の実施形態を表す外観斜視図であ
る。

【図５】第２の実施形態の展開図である。

【図６】本考案の第３の実施形態を表す外観斜視図であ
る。

【図７】第３の実施形態の展開図である。

【図８】第３の実施形態の底面を表す図である。

【図９】本考案の第４の実施形態を表す外観斜視図であ
る。

【図１０】第４の実施形態の展開図である。

【図１１】第４の実施形態の底面を表す図である。

【図１２】従来のオルゴール収納箱を表す外観斜視図で
ある。

【符号の説明】

１、３、２１、２３ 側片 ５、７、９、１１ 内側片 １７、１９、 内片 ２９、３１ 底片 ３５、３６、３７、３８ 側片 ３９、４０、４１、４２ 上片 ４３、４４、４５、４６ 飾り片 ５１、５２ 底片 ７０、７１、７２、７３、７４ 側片 ７５、７６、７７、７８、７９ 上片 ８０、８１、８３、８４、８５ 飾り片 ９０、９１ 飾り片 １２０、１２１、１２２、１２３、１２４、１２５ 側
片 １２６、１２７、１２８、１２９、１３０、１３１ 上
片 １３２、１３３、１３４、１３５、１３６、１３７ 飾
り片 １４４、１４５ 底片

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の大きさの用紙にオルゴールを収納
   するための箱型を形成し、該形成した箱型を抜き取り組
   み立てられたオルゴール収納箱において、 前記オルゴール収納箱の底面にオルゴールのゼンマイを
   巻くためのネジを通すネジ穴を設け、 前記オルゴール収納箱の底面を上げ底としたことを特徴
   とするオルゴール収納箱。
2. 【請求項２】 上片（３３）に連設する側片（１）を折
   り目（２）により外側に折り曲げ、前記上片（３３）に
   連設する側片（３）を折り目（４）により外側に折り曲
   げ、前記側片（１）に連設する内側片（５）を折り目
   （６）により外側に折り曲げ、前記側片（１）に連設す
   る内側片（７）を折り目（８）により外側に折り曲げ、
   前記側片（３）に連設する内側片（９）を折り目（１
   ０）により外側に折り曲げ、前記側片（３）に連設する
   内側片（１１）を折り目（１２）により外側に折り曲
   げ、 前記内側片（５）に設けられた切り込み（１３）と前記
   内側片（９）に設けられた切り込み（１４）とを交差さ
   せて組み合わせ、 前記内側片（７）に設けられた切り込み（１５）と前記
   内側片（１１）に設けられた切り込み（１６）とを交差
   させて組み合わせ、 前記側片（１）に連設する内片（１７）を折り目（１
   ８）により外側に折り曲げ、前記側片（３）に連設する
   内片（１９）を折り目（２０）により外側に折り曲げ、 前記上片（３３）に連設する側片（２１）を折り目（２
   ２）により外側に折り曲げ、前記上片（３３）に連設す
   る側片（２３）を折り目（２４）により外側に折り曲
   げ、 前記側片（２１）に連設する内底片（２５）を折り目
   （２６）により外側に折り曲げ、さらに前記内底片（２
   ５）に連設する底片（２９）を折り目（３０）により内
   側に折り曲げて４つの側片によって形成された面の内部
   にはめ込み、 前記側片（２３）に連設する内底片（２７）を折り目
   （２８）により外側に折り曲げ、さらに前記内底片（２
   ７）に連設する底片（３１）を折り目（３２）により内
   側に折り曲げて４つの側片によって形成された面の内部
   にはめ込むことにより底面が上げ底で４角形のオルゴー
   ル収納箱を形成することを特徴とするオルゴール収納
   箱。
3. 【請求項３】 側片（３５）の下部に連設している内底
   片（５０）を折り目（５４）により外側に折り曲げ、 前記側片（３５）に連設する側片（３６）の下部に連設
   している内片（４８）を折り目（５５）により外側に折
   り曲げ、 前記側片（３６）に連設する側片（３７）の下部に連設
   している内底片（４９）を折り目（５６）により外側に
   折り曲げ、 前記側片（３７）に連設する側片（３８）の下部に連設
   している内片（４７）を折り目（５７）により外側に折
   り曲げ、 前記内底片（５０）の下部に連設する底片（５１）を折
   り目（５８）により内側に折り曲げ、 前記内底片（４９）の下部に連設する底片（５２）を折
   り目（５９）により内側に折り曲げ、 前記側片（３６）を折り目（６１）により外側に折り曲
   げ、前記側片（３７）を折り目（６２）により外側に折
   り曲げ、前記側片（３８）を折り目（６３）により外側
   に折り曲げることにより前記底片（５１）と底片（５
   ２）とが重なり合い、かつ４つの前記側片（３５）、
   （３６）、（３７）、（３８）が前記底片（５１）及び
   底片（５２）の周囲を取り囲むようにし、 さらに前記側片（３５）の左側に連設するのりしろ片
   （５３）を折り目（６０）により折り曲げ、該折り曲げ
   たのりしろ片（５３）により前記側片（３５）と前記側
   片（３８）とを連設することにより側面及び上げ底の底
   面を形成し、 前記側片（３５）の上部に連設し、左上部に飾り片（４
   ３）を連設した上片（３９）を折り目（６４）により外
   側に折り曲げ、 前記側片（３６）の上部に連設し、左上部に飾り片（４
   ４）を連設した上片（４０）を折り目（６５）により外
   側に折り曲げ、 前記側片（３７）の上部に連設し、左上部に飾り片（４
   ５）を連設した上片（４１）を折り目（６６）により外
   側に折り曲げ、 前記側片（３８）の上部に連設し、左上部に飾り片（４
   ６）を連設した上片（４２）を折り目（６７）により外
   側に折り曲げ、 前記上片（３９）の右上端部が前記上片（４０）の下に
   なるように連設し、 前記上片（４０）の右上端部が前記上片（４１）の下に
   なるように連設し、 前記上片（４１）の右上端部が前記上片（４２）の下に
   なるように連設し、 前記上片（４２）の右上端部が前記上片（３９）の下に
   なるように連設することにより上部に４つの飾り片によ
   って飾りが形づくられたオルゴール収納箱を形成するこ
   とを特徴とするオルゴール収納箱。
4. 【請求項４】 側片（７０）の下部に連設している内片
   （８５）を折り目（９３）により外側に折り曲げ、 前記側片（７０）に連設する側片（７１）の下部に連設
   している内底片（８８）を折り目（１０８）により外側
   に折り曲げ、 前記側片（７１）に連設する側片（７２）の下部に連設
   している内片（８６）を折り目（９４）により外側に折
   り曲げ、 前記側片（７２）に連設する側片（７３）の下部に連設
   している内片（８７）を折り目（９５）により外側に折
   り曲げ、 前記側片（７３）に連設する側片（７４）の下部に連設
   している内底辺（８９）を折り目（１０６）により外側
   に折り曲げ、 前記内底片（８８）の下部に連設する底片（９０）を折
   り目（１０９）により内側に折り曲げ、 前記内底片（８９）の下部に連設する底片（９１）を折
   り目（１０７）により内側に折り曲げ、 前記側片（７１）を折り目（９６）により外側に折り曲
   げ、前記側片（７２）を折り目（９７）により外側に折
   り曲げ、前記側片（７３）を折り目（９８）により外側
   に折り曲げ、前記側片（７４）を折り目（９９）により
   外側に折り曲げることにより、前記底片（９０）と底片
   （９１）とが重なり合い、かつ５つの前記側片（７
   ０）、（７１）、（７２）、（７３）、（７４）が前記
   底片（５１）及び底片（５２）の周囲を取り囲むように
   し、 さらに前記側片（７０）に連設するのりしろ片（９２）
   を折り目（１００）により外側に折り曲げ、該折り曲げ
   たのりしろ片（９２）により前記側片（７０）と前記側
   片（７４）とを連設することにより側面及び上げ底の底
   面を形成し、 前記側片（７０）の上部に連設し、左上部に飾り片（８
   ０）を連設した上片（７５）を折り目（１０１）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（７１）の上部に連設し、左上部に飾り片（８
   １）を連設した上片（７６）を折り目（１０２）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（７２）の上部に連設し、左上部に飾り片（８
   ２）を連設した上片（７７）を折り目（１０３）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（７３）の上部に連設し、左上部に飾り片（８
   ３）を連設した上片（７８）を折り目（１０４）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（７４）の上部に連設し、左上部に飾り片（８
   ４）を連設した上片（７９）を折り目（１０５）により
   外側に折り曲げ、 前記上片（７５）の右上端部が前記上片（７６）の下に
   なるように連設し、 前記上片（７６）の右上端部が前記上片（７７）の下に
   なるように連設し、 前記上片（７７）の右上端部が前記上片（７８）の下に
   なるように連設し、 前記上片（７８）の右上端部が前記上片（７９）の下に
   なるように連設し、 前記上片（７９）の右上端部が前記上片（７５）の下に
   なるように連設することにより上部に５つの飾り片によ
   って飾りが形づくられたオルゴール収納箱を形成するこ
   とを特徴とするオルゴール収納箱。
5. 【請求項５】 側片（１２０）の下部に連設している内
   片（１３８）を折り目（１４６）により外側に折り曲
   げ、 前記側片（１２０）に連設する側片（１２１）の下部に
   連設している内底片（１４２）を折り目（１４７）より
   外側に折り曲げ、 前記側片（１２１）に連設する側片（１２２）の下部に
   連設している内片（１３９）を折り目（１４８）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（１２２）に連設する側片（１２３）の下部に
   連設している内片（１４０）を折り目（１４９）により
   外側に折り曲げ、 前記側片（１２３）に連設する側片（１２４）の下部に
   連設している内底辺（１４３）を折り目（１５０）によ
   り外側に折り曲げ、 前記側片（１２４）に連設する側片（１２５）の下部に
   連設している内片（１４１）を折り目（１５１）により
   外側に折り曲げ、 前記内底片（１４２）の下部に連設する底片（１４４）
   を折り目（１６４）により内側に折り曲げ、 前記内底片（１４３）の下部に連設する底片（１４５）
   を折り目（１６３）により内側に折り曲げ、 前記側片（１２１）を折り目（１５８）により外側に折
   り曲げ、前記側片（１２２）を折り目（１５９）により
   外側に折り曲げ、前記側片（１２３）を折り目（１６
   ０）により外側に折り曲げ、前記側片（１２４）を折り
   目（１６１）により外側に折り曲げ、前記側片（１２
   ５）を折り目（１６２）により外側に折り曲げていくこ
   とにより、前記底片（１４４）と底片（１４５）とが重
   なり合い、かつ６つの前記側片（１２０）、（１２
   １）、（１２２）、（１２３）、（１２４）、（１２
   ５）、が前記底片（１４４）及び底片（１４５）の周囲
   を取り囲むようにし、 さらに前記側片（１２０）に連設するのりしろ片（１４
   ６）を折り目（１６３）により外側に折り曲げ、該折り
   曲げたのりしろ片（１４６）により前記側片（１２０）
   と前記側片（１２５）とを連設することにより側面及び
   上げ底の底面を形成し、 前記側片（１２０）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３２）を連設した上片（１２６）を折り目（１５
   ２）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２１）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３３）を連設した上片（１２７）を折り目（１５
   ３）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２２）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３４）を連設した上片（１２８）を折り目（１５
   ４）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２３）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３５）を連設した上片（１２９）を折り目（１５
   ５）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２４）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３６）を連設した上片（１３０）を折り目（１５
   ６）により外側に折り曲げ、 前記側片（１２５）の上部に連設し、左上部に飾り片
   （１３７）を連設した上片（１３１）を折り目（１５
   ７）により外側に折り曲げ、 前記上片（１２６）の右上端部が前記上片（１２７）の
   下になるように連設し、 前記上片（１２７）の右上端部が前記上片（１２８）の
   下になるように連設し、 前記上片（１２８）の右上端部が前記上片（１２９）の
   下になるように連設し、 前記上片（１２９）の右上端部が前記上片（１３０）の
   下になるように連設し、 前記上片（１３０）の右上端部が前記上片（１３１）の
   下になるように連設し、 前記上片（１３１）の右上端部が前記上片（１２６）の
   下になるように連設することにより上部に６つの飾り片
   によって飾りが形づくられたオルゴール収納箱を形成す
   ることを特徴とするオルゴール収納箱。