JP3048857B2 - ベストフォーカスの検出方法 - Google Patents

ベストフォーカスの検出方法

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベストフォーカスの検
出方法に関し、特に、半導体集積回路製造におけるマス
ク及びウエハアライメント時のマスクとウエハのベスト
フォーカスの検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベストフォーカスを検出する方法とし
て、臨界角法、非点収差法、光スキッド法等が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高精度なX線源である
シンクロトロン放射光を光源に用いたX線リソグラフィ
は、解像性の良さと深い焦点深度及び高いスループット
の点からクォータミクロン領域における超LSIの製造
に有望な技術とされている。このX線リソグラフィは、
マスクとウエハを数十μmの間隔で平行に近接させて、
X線によりパターン転写を行う露光技術である。
【0004】このような微小なパターンを露光するX線
露光装置においては、最小線幅に応じてマスクとウエハ
を高精度に位置合わせすることが要求される。そのため
には、数十nmの許容値でマスクとウエハの相対位置を
検出することが必要である。しかし、マスクとウエハと
の相対位置を検出する際に、マスク及びウエハのピント
が合っていないと正確に位置を検出することができな
い。
【0005】図6は、焦点からのずれと、アライメント
誤差との関係の一例を示す。横軸は焦点からのずれを単
位μmで表し、縦軸は、アライメント誤差を単位μmで
表す。なお、使用したレンズは開口率0.32、測定に
使用した光の波長は0.63μmである。
【0006】ベストフォーカス位置からずれるに従っ
て、アライメント誤差が大きくなっている。アライメン
ト装置に要求されるアライメント誤差は、通常±60n
m程度である。アライメント誤差を±60nm以内に抑
えるには、ベストフォーカス位置からのずれを±4μm
以下にしなければならないことがわかる。
【0007】このレンズの波長0.63μmの光に対す
る焦点深度は、±3.1μmである。すなわち、許され
るベストフォーカスからのずれは、焦点深度とほぼ同程
度である。従って、より正確なアライメントを行うため
には、焦点深度内でのフォーカスの変化をも検出するこ
とが好ましい。
【0008】なお、図6で示したアライメント誤差のフ
ォーカス依存性は、レンズの種類、アライメントマーク
の形状等によって異なる。アライメント時にはウエハ表
面にレジスト膜が塗布されており、アライメントマーク
近傍の表面状態は均一ではない。従来の方法で、このよ
うに表面状態が悪いウエハのピントを合わせるのは困難
である。
【0009】また、従来のベストフォーカス検出方法を
使用する場合には、専用の装置をアライメント装置へ搭
載する必要がある。本発明の目的は、観測対象物の表面
状態に影響を受けにくく、専用の装置が不要なベストフ
ォーカスの検出方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のベストフォーカ
スの検出方法は、レンズの光軸上に配置された観測対象
物を前記レンズによって結像させた像の、像面内のある
直線に沿った光強度分布を得る工程と、前記光強度分布
を微分して、微分光強度分布を求める工程と、前記微分
光強度分布を前記ある直線に沿ってシフトさせ、前記微
分光強度分布のシフト前の分布とシフト後の分布との相
関係数を求めるとともに、シフト量に対する相関係数の
分布を求める工程と、前記相関係数の分布をシフト量に
ついて積分する工程と、前記レンズと前記観測対象物と
の相対距離を変化させて、前記光強度分布を得る工程か
ら前記積分する工程までを繰り返す工程と、前記積分す
る工程で求めた積分結果の最小値を検出する工程とを含
む。
【0011】
【0012】本発明のベストフォーカス検出装置は、光
学レンズと、前記光学レンズの光軸上に観測対象物を載
置する載置台と、前記光学レンズと前記載置台との相対
距離を変化させるための駆動手段と、前記光学レンズを
通して観測対象物が結像し、像のある直線に沿った光強
度分布信号を発生する受光手段と、前記光強度分布信号
が入力され、入力された光強度分布信号を微分して、微
分光強度分布を求め、前記微分光強度分布を前記ある直
線に沿ってシフトさせ、前記微分光強度分布のシフト前
の分布とシフト後の分布との相関係数を求めるととも
に、シフト量に対する相関係数の分布を求め、該相関係
数の分布をシフト量について積分する手段とを有する。
【0013】
【作用】観測対象物の像の光強度分布を微分すれば、観
測対象物に形成されたマークのエッジが強調される。エ
ッジを強調することにより、ベストフォーカスの検出が
容易になる。
【0014】光強度分布を微分した微分光強度分布の自
己相関関数は、光強度分布によらず1つのピークを持っ
た分布になる。このピークは、ベストフォーカスに近づ
くほど急峻になる。従って、このピークの形状を観測す
ることにより、ベストフォーカス状態を検出することが
できる。
【0015】微分光強度分布を、ある直線に沿ってシフ
トさせ、シフト前の分布とシフト後の分布との相関係数
を求める。この相関係数は、シフト量が0のときに最大
値1のピークを示す。このピークは、ベストフォーカス
状態のとき最も細く、ベストフォーカスからずれると太
くなる。すなわち、ベストフォーカス状態の時に、この
ピーク内の面積が最小になる。従って、ピーク内の面積
を求めれば自動的にベストフォーカス状態を検出するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、図1、図2を参照して、本発明の実施
例によるベストフォーカス検出方法を説明する。
【0017】図1(A)は、観測対象物からの反射光
の、ある直線(以下、この直線をx軸とする)に沿った
強度分布を示す。横軸は観測対象物の直線上の位置、縦
軸は光強度を表す。図1(A)は、全面にわたって光強
度がほぼ一定であり、2か所で光強度が小さくなってい
る場合を示している。例えば、この2か所がウエハ表面
の段差部に該当する。
【0018】図1(B)は、図1(A)の光強度分布を
微分した微分光強度分布を示す。観測対象物をレンズを
通して像面上に結像させた場合、像の鮮明さは、その輪
郭部分で容易に判断することができる。ウエハ表面に凹
凸のパターンが形成されている場合には、その段差部分
の像の鮮明さに着目すればよい。光強度分布を微分する
ことにより、段差部分の光強度の変化を強調することが
でき、ベストフォーカスの検出が容易になる。
【0019】図1(C)は、図1(B)の微分光強度分
布の自己相関関数を示す。自己相関関数Rx は、像面内
の一方向であるx軸に沿ったシフト量をτとして、
【0020】
【数1】
【0021】と表される。ここで、uはx軸上の座標、
p(u)は座標uの微分光強度、Vは積分範囲を表す。
自己相関関数は、τ=0の時に最大となり、τの絶対値
が大きくなると、次第に減少する。τ=0におけるピー
クは、ベストフォーカスの時に最も急峻になり、ベスト
フォーカスからずれると、ピーク斜面の勾配が緩やかに
なる。従って、ベストフォーカスを検出するには、自己
相関関数のピークが最も急峻になる位置を探せばよい。
【0022】式(1)を有限個のサンプル値で表すと、
自己相関関数Rx は、
【0023】
【数2】
【0024】となる。ここで、iは式(1)のシフト量
τに相当する量であり、−NからNまでの整数をとる。
p(j+i)を確定するためには、x軸上の−2N〜2
Nの4N+1個のサンプル点の微分光強度を測定する必
要がある。
【0025】自己相関関数のピークの高さは、微分光強
度分布p(j)に依存している。例えば、ベストフォー
カス状態からずれるとピーク斜面の勾配が緩やかになる
とともに、その高さも変化する。このように、ピークの
形状と高さが共に変化するため、ベストフォーカス状態
を自動的に検出するには不便である。
【0026】ベストフォーカス状態を自動的に検出する
には、ピークの高さが常に一定となるように正規化する
のが便利である。ピークの高さが常に一定になるように
するには、微分光強度分布p(j)と、これをx軸に沿
ってiだけシフトした分布p(j+i)との相関係数を
用いればよい。p(j)とp(j+i)の相関係数Q
(i)は、
【0027】
【数3】
【0028】と表される。ここでEk (p(k))は、
分布p(k)の平均、即ち
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】
【数6】
【0032】を表す。すなわち、式(3)の分子は、p
(j)とp(j+i)の共分散であり、分母はp(j)
とp(j+i)のそれぞれの標準偏差の積である。図2
は、相関係数Q(i)の分布を示す。曲線a1はベスト
フォーカス状態、曲線a2はベストフォーカスからずれ
た状態、曲線a3はさらにベストフォーカスからずれた
状態を表す。このように、ベストフォーカス状態のと
き、i=0におけるピーク幅が最も狭くなり、ベストフ
ォーカスからずれるに従ってピーク幅は広くなる。ま
た、相関係数Q(i)は、シフト量i=0のとき最大と
なり、その大きさはフォーカス状態によらず常に1であ
る。
【0033】ピークの高さが常に一定であるため、ベス
トフォーカス状態を検出するには、ピーク内の面積を求
め、その面積が最小になる状態を検出すればよい。ただ
し、図2に示すようにシフト量iの絶対値が大きくなる
と、相関係数Q(i)が0になり、さらにiの絶対値を
増加すると負になる場合がある。相関係数Q(i)が0
になると、分布p(j)とp(j+i)が無関係と考え
られる程度までシフトされたことを意味する。従って、
相関係数Q(i)が最初に0になる点よりも外側の領域
を考慮する必要はない。
【0034】従って、ベストフォーカス状態を検出する
ためには、評価関数Sを、
【0035】
【数7】
【0036】と定義し、Sが最小になる状態を検出すれ
ばよい。ここで、Mは、シフト量iを増加したときQ
(i)が最初に負になる点よりも1つ手前の点である。
ただし、Q(i)が負にならない場合は、Mは式(2)
のNに等しい。
【0037】なお、Nはアライメントマークの微分光強
度分布が変化している範囲を含むようにすることが好ま
しい。次に、図3、図4を参照して、上記実施例による
方法で、ピント合わせを行った実験結果について説明す
る。
【0038】図3(A)は、本実験に使用したベストフ
ォーカス検出装置の概略図を示す。光学レンズ2の光軸
上に載置台5が配置されており、フォーカス時には、観
測対象物1が載置台5の上に載置される。制御装置4か
らの指示により、載置台5を光軸に沿って図の上下方向
に1μm単位で移動させることができる。観測対象物1
から反射した光はレンズ2を通って、2048個の光セ
ンサが直線状に配列されたラインセンサ3上に結像す
る。ラインセンサ3の分解能は、14μmである。
【0039】ラインセンサ3上に結像すると、各光セン
サ毎に受光量に応じた電気信号が発生し、制御手段4に
入力される。制御手段4は、ラインセンサ3から入力さ
れた電気信号をもとに、式(7)に示す評価関数Sを計
算する。観測対象物1を移動させながら、各フォーカス
状態における評価関数Sを求める。
【0040】図3(B)、(C)は、それぞれ本実験に
使用した2種類の観測対象物1の断面を示す。図3
(B)の観測対象物は、シリコン基板10の表面に直線
状のレジストパターン11が形成されたものである。レ
ジストパターン11の幅は4μm、厚さは1000±2
0nmである。図3(C)の観測対象物は、表面に直線
状のメサ15が形成されたシリコン基板12の表面に、
厚さ540nmのAl膜13、及び厚さ1000±20
nmのレジスト膜14を堆積したものである。
【0041】図4(A)、(B)は、それぞれ図3
(B)、(C)に示すウエハのピント合わせを行った時
の評価関数を示す。横軸は観測対象物1の光軸に沿った
変位を表す。1目盛りが1μmである。縦軸は評価関数
Sを相対目盛りで表す。図4(A)、(B)に示すよう
に、評価関数Sは下に凸の形状を示し、ある位置で最小
値を有する。この最小値を与える点がベストフォーカス
状態である。
【0042】図3(B)に示すレジストパターン11の
ピント合わせを行った場合には、ベストフォーカス状態
からウエハを±3μm程度変位させても、光強度分布は
ほとんど変化しなかった。これに対し、評価関数Sは、
図4(A)に示すように、ウエハを3μm変位させると
大きく変化する。このように、評価関数Sを用いること
により、より正確にベストフォーカス状態を検出するこ
とができる。
【0043】図3(C)に示すようにAl膜13を全面
に堆積した場合には、フォーカス状態を変化さても人間
の目でその変化を感知することは困難であった。一方、
図4(B)に示すように、評価関数Sを用いることによ
り、±1μmの精度でベストフォーカス状態を検出する
ことができた。
【0044】図5(A)〜(G)は、それぞれ図3
(A)に示す載置台5を上下に移動した場合の微分光強
度及び相関係数の分布を移動距離2μmごとに示す。各
図の左側のグラフは微分光強度、右側のグラフは相関係
数の分布を表す。
【0045】図5(D)の状態で、評価関数Sが最小と
なり、ベストフォーカスであることを示している。ベス
トフォーカス状態からずれると、図5(C)、(B)、
(A)の順で、あるいは図5(E)、(F)、(G)の
順で相関係数の分布のピークの幅が徐々に広がり、評価
関数Sが大きくなっていることがわかる。
【0046】アライメントマークの画像を肉眼で観察し
ただけでは、図5(C)、(D)、(E)の状態のう
ち、どの状態がベストフォーカスか確定することはでき
なかった。図5では、ウエハを移動させたときの状態を
2μm間隔で示しているが、図5(C)から図5(E)
の状態まで1μm単位に移動すると、評価関数Sは7.
27、6.87、6.76、6.83、7.25のよう
に変化した。評価関数Sが最小値6.76となる図5
(D)の状態がベストフォーカス状態であるということ
がわかる。このように、評価関数Sを求めることによ
り、ベストフォーカス状態を容易にかつ精密に検出する
ことができる。
【0047】上記実施例で使用した相関係数Q(i)
は、アライメントマークの形状に無関係に、常にi=0
の位置に高さ1のピークを有する。このため、上記実施
例で説明したアルゴリズムは、アライメントマークの形
状に依存しない。また、観測対象物の表面に光学薄膜が
形成されており、干渉現象が発生する場合にも問題なく
適用することができる。
【0048】また、上記実施例によるベストフォーカス
検出装置は、ラインセンサと制御装置以外に特別な装置
を必要としない。従って、マスクアライメント装置に組
み込む場合の設計上の制約も少ない。
【0049】図3(A)のベストフォーカス検出装置を
用いてマスクとウエハの位置合わせを行うためには、例
えば、ラインセンサを像面内の相互に直交する2方向に
配置すればよい。マスク及びウエハのベストフォーカス
状態を検出した後に、それぞれのラインセンサ上に結像
した像の位置合わせを行うことによってウエハ面内の位
置合わせを行うことができる。
【0050】なお、マスクとウエハとを同時にベストフ
ォーカス状態にするためには、例えば、レンズの色収差
を利用し、マスクとウエハを2つの異なる波長の光で観
察すればよい。レンズの色収差により、数十μmの間隔
で配置されたマスクとウエハを同時にラインセンサ上に
結像することができる。
【0051】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
観測対象物の表面状態が悪く、またフォーカスすべきマ
ークの形状が一定でない場合にも、高精度にベストフォ
ーカス状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるベストフォーカス状態検
出方法の原理を説明するための、観測対象物の像の光強
度分布、微分光強度分布及び自己相関関数を示すグラフ
である。
【図2】観測対象物の微分光強度分布を一定量シフトさ
せたときの、シフト前とシフト後の分布の相関係数をシ
フト量に対して示すグラフである。
【図3】本発明の実施例によるベストフォーカス状態検
出装置の概略図、及びベストフォーカス検出実験で使用
した観測対象物の断面図である。
【図4】図3の観測対象物のベストフォーカス状態を検
出するための評価関数を示すグラフである。
【図5】アライメントマークのフォーカスを行う際に、
ウエハを光軸方向に平行に移動したときの微分光強度分
布及び相関係数の分布を移動距離2μmごとに示すグラ
フである。
【図6】アライメント誤差のフォーカス依存性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 観測対象物 2 光学レンズ 3 ラインセンサ 4 制御装置 5 載置台 10、12 シリコン基板 11 レジストパターン 13 Al膜 14 レジスト膜 15 メサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−75773(JP,A) 特開 昭62−272531(JP,A) 特開 平1−45122(JP,A) 特開 平6−281855(JP,A) 特開 平1−239925(JP,A) 特開 平1−239924(JP,A) 特開 平2−91502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの光軸上に配置された観測対象物
    を前記レンズによって結像させた像の、像面内のある直
    線に沿った光強度分布を得る工程と、 前記光強度分布を微分して、微分光強度分布を求める工
    程と、 前記微分光強度分布を前記ある直線に沿ってシフトさ
    せ、前記微分光強度分布のシフト前の分布とシフト後の
    分布との相関係数を求めるとともに、シフト量に対する
    相関係数の分布を求める工程と、 前記相関係数の分布をシフト量について積分する工程
    と、 前記レンズと前記観測対象物との相対距離を変化させ
    て、前記光強度分布を得る工程から前記積分する工程ま
    でを繰り返す工程と、 前記積分する工程で求めた積分結果の最小値を検出する
    工程とを含むベストフォーカスの検出方法。
  2. 【請求項2】 前記積分する工程は、前記相関係数が正
    の範囲のみ積分する請求項1記載のベストフォーカスの
    検出方法。
  3. 【請求項3】 前記観測対象物は、フォトマスクあるい
    は半導体基板である請求項1または2に記載のベストフ
    ォーカスの検出方法。
  4. 【請求項4】 前記相関関数の分布を求める工程の後、
    積分する工程の前に、さらに、前記相関関数の分布のピ
    ークの高さが一定となるように正規化する工程を含み、
    前記積分する工程において、正規化された分布を積分す
    る請求項1〜3のいずれかに記載のベストフォーカスの
    検出方法。
  5. 【請求項5】 光学レンズと、 前記光学レンズの光軸上に観測対象物を載置する載置台
    と、 前記光学レンズと前記載置台との相対距離を変化させる
    ための駆動手段と、 前記光学レンズを通して観測対象物が結像し、像のある
    直線に沿った光強度分布信号を発生する受光手段と、 前記光強度分布信号が入力され、入力された光強度分布
    信号を微分して、微分光強度分布を求め、前記微分光強
    度分布を前記ある直線に沿ってシフトさせ、前記微分光
    強度分布のシフト前の分布とシフト後の分布との相関係
    数を求めるとともに、シフト量に対する相関係数の分布
    を求め、該相関係数の分布をシフト量について積分する
    手段とを有するベストフォーカス検出装置。
  6. 【請求項6】 前記積分する手段が、さらに、前記相関
    関数の分布のピークの高さが一定となるように正規化
    し、正規化された分布を、シフト量について積分する請
    求項5に記載のベストフォーカス検出装置。
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