JP3048791U - マシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構 - Google Patents

マシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構

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JP3048791U JP1997010457U JP1045797U JP3048791U JP 3048791 U JP3048791 U JP 3048791U JP 1997010457 U JP1997010457 U JP 1997010457U JP 1045797 U JP1045797 U JP 1045797U JP 3048791 U JP3048791 U JP 3048791U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構
の提供。 【解決手段】 工具アーム主軸外部にセンサ装置と回転
アーム装置を設けて、工具アーム主軸とセンサ装置に感
応ブロック、ガイドブロック及びセンサを対応するよう
設置して、工具アーム主軸動作時に、行程制御感応をさ
らに確実に、鋭敏に行えるようにし、回転アーム装置内
に緩衝装置と調整ボルトを対応するよう設置し、工具ア
ーム主軸の工具交換時の行程制御をさらに正確に順調に
行えるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のマシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構に関し、工具アー ム主軸上部が圧力シリンダに駆動され昇降するようにしてあり、工具アーム主軸 外部にセンサ装置と回転アーム装置が設けられ、工具アーム主軸とセンサ装置に 対応する感応ブロックとガイドブロックとセンサが設けられ、それに工具アーム 主軸と回転アーム装置に設けられた噛み合い部と伝動部が組み合わされ、伝動箱 に二組の圧力シリンダと歯部が設けられ、並びに歯部と伝動箱壁面に、対応する 緩衝装置と調整ボルトが設けられ、全体の動作の組合せにより工具アーム主軸が 回転或いは作業行程のいずれでも適当な感応信号を送出して工具アーム主軸の工 具交換時の行程を確実に順調に制御できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在のマシニングセンタの工具アーム主軸制御の構造は、工具アーム主軸の上 部に昇降する圧力シリンダが設けられ、以て工具アーム主軸の昇降が制御され、 工具アーム主軸に別に歯車が設けられ、別の圧力シリンダで駆動する歯部で工具 アーム主軸を押して回転させるようにしてあり、このような工具アーム主軸に対 する伝動構造は、圧力シリンダの動作速度が一定速度とされているため、未動作 時の速度が0とならず、動作を開始してから終了するまでの速度が一定に保持さ れ、そのため行程にかかる時間が長いほか、起動或いは停止時の時間が短すぎる ため、突震現象を発生し、そのために以下のような欠点を発生した。 1.工具アーム主軸の工具保持構造と工具が衝突しやすかった。即ち工具保持 構造が工具保持点に至るとき、その到達直前の速度が高く突然停止することにな るため、機械の慣性により工具保持構造が前方に向かう勢いを保持し、工具に衝 突し、工具を破損する場合があるほか、工具保持構造の形状が損傷することで、 長期の使用の後には工具保持構造が工具を保持不能となったり、工具保持の安定 性に極めて悪い影響が生じ、工具を運送、交換する過程で、工具脱落の現象を発 生しやすくなり、工具が脱落することで、機械の作業台や作業台上の部品を破壊 することがあった。 2.工具脱落の危険を有していた。前述の工具脱落の状況のほか、工具保持構 造が工具保持点に到達した時、工具保持構造の開口方向と工具交換行程の方向が 同じで、工具保持部が突然停止すると、工具保持部内の工具が同一速度の慣性運 動により脱落しやすくなり、前述したような不必要な構造の損壊をもたらした。 3.循環速度が緩慢であった。前述の高速度により発生する欠点のために、一 般の工具交換システムでは工具交換の過程中に、速度を下げて、各部品が突然停 止或いは起動の動作時に発生する衝突や脱落を減少している。しかし、速度を下 げることで、工具交換の循環速度が緩慢となり、全体的な加工速度が低下し、加 工効率の低下をもたらした。 現在、ある業者は、工具アーム主軸伝動構造にカムを利用している。しかしこ のカム伝動装置は高い正確度を有するカムを必要とし、その正確度が高くなるほ ど、製造及びメインテナンスにかかるコストは高くなり、製造及びメインテナン スが難しくなり、一般の中小企業には負担が大きくなった。 本考案は、工具交換工具アーム主軸の伝動構造の行程動作をさらに順調にし、感 応効果をさらに敏感に確実とした、一種のマシニングセンタの工具アーム主軸伝 動機構を提供しようとするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、一種のマシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構を提供すること を課題とし、具体的には、工具アーム主軸外部にセンサ装置と回転アーム装置を 設けて、工具アーム主軸とセンサ装置に感応ブロック、ガイドブロック及びセン サを対応するよう設置して、工具アーム主軸動作時に、行程制御感応をさらに確 実に、鋭敏に行えるようにし、回転アーム装置内に緩衝装置と調整ボルトを対応 するよう設置し、工具アーム主軸の工具交換時の行程制御をさらに正確に順調に 行えるようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、昇降圧力シリンダ10のピストン11のピストン棒110 が回転ジョイント12を介して下方の工具アーム主軸13に連接し、工具アーム 主軸13に伝動するようにしてある工具交換システムにあって、工具アーム主軸 13の外部にセンサ装置20と回転アーム装置30が組み合わされ、該センサ装 置20の外部にセンサ室200があり、センサ室200と昇降圧力シリンダ10 の間に一つのスペーサ21が設けられ、該スペーサ21の表面の回転ジョイント 12の貫通する部分の両側に溝210が設けられ、回転ジョイント12の上端部 に該溝210と対応する係止ブロック120が設けられ、センサ装置20の上部 に原点センサ22と工具保持・開放センサ23の二組のセンサが設けられ、回転 ジョイント12に、一つの原点センサブロック121と工具保持・開放センサブ ロック122が設けられ、回転ジョイント12と工具アーム主軸13間に、外周 の上端と底端にそれぞれガイド縁140を有する一つのガイドブロック14が設 けられ、工具アーム主軸13の上昇或いは下降の行程末端に、それぞれ上昇セン サ24と下降センサ25が設けられ、これらセンサがトリガ棒240、250を 有してそれに回復バネ241、251が組み合わされ、トリガ棒240、250 の端部がセンサ室200内に進入した状態を保持するようにしてあり、トリガ棒 240、250の別端にマイクロスイッチ242、252が設けられて、トリガ 棒240、250とガイドブロック14の接触によりマイクロスイッチ242、 252が動作するようにしてあり、センサ装置20の底部に回転アーム装置30 の伝動箱300が設けられ、工具アーム主軸13が該伝動箱300を通過するよ うにしてあり、伝動箱300の側部に二つの平行な圧力シリンダ31、32が設 けられ、該圧力シリンダ31、32がそれぞれ伝動箱300内の歯部33、34 を押し動かして歯部33、34を工具アーム主軸13の歯部130とかみ合わせ られるようにしてあり、工具アーム主軸13の工具開放、保持回転行程を制御す る歯部33の両端それぞれに一つの緩衝装置40が設けられ、工具アーム主軸1 3の工具交換行程を制御する歯部34の押し出し端に緩衝装置40が設けられ、 これら歯部33、34の各緩衝装置40に対応する部分それぞれに緩衝孔330 、340が設けられ、その緩衝孔330、340の底に別に円径の比較的小さい バネ位置決め孔331、341が設けられ、緩衝装置40の設置に対応し、緩衝 装置40は直径が緩衝孔330、340の内径に相当する緩衝体41を含み、該 緩衝体41の一側に軸方向に一つの溝410が設けられて該溝410が止め栓4 2の頭部の収容に用いられ、緩衝体41が歯部33、34を突出する緩衝行程の 制限に用いられ、止め栓42が即ち歯部33、34の端部にねじ込まれて固定さ れており、緩衝体41にバネ位置決め孔331、341に対向するように一つの バネ収容孔411が設けられ、バネ42がバネ位置決め孔331、341とバネ 収容孔411の間に収容され、緩衝体41の収容孔411内に一つの凸形のバネ 位置決めブロック44が設けられ、バネ43の端部が該バネ位置決めブロック4 4に固定され、バネ収容孔411の、緩衝体41内部にある端部に、バネ収容孔 411より小径の逆止め部412が設けられ、逆止め部412の別端に該逆止め 部412より小径の貫通孔413が設けられ、緩衝体41の外周に一つの溢れ溝 414が設けられ、溢れ溝414は緩衝孔330内の端部の深さがより深くなり 、別端が浅くなって緩衝体41の外周と一致するよう設けられ、緩衝時に緩衝孔 330内に溢れ出て伝動箱300内に至る液圧油の流量を制御できるようにして あり、伝動箱300に、緩衝装置40に対応する位置にそれぞれ調整ボルト47 が設けられ、調整ボルト47の、伝動箱300の外に露出しているシャンク部分 に一つのナット48が螺合され、緩衝装置40に突き当たるようにしてあり、伝 動箱300の、歯部34の行程の末端に対応する位置に、別に一組の上昇センサ 35が設けられ、該センサ35に伝動箱300内に進入可能なトリガ棒350が 設けられ、該トリガ棒350に一つの回復バネ351が組み合わされて、トリガ 棒350の伝動箱300内への進入長さと圧迫力を保持できるようにしてあり、 トリガ棒350の別端に一つのマイクロスイッチ352が設けられて、歯部34 が行程末端に至る時に相互に接触して感応するようにしてあり、また、歯部34 の相対端にガイド縁342が設けられてトリガ動作が順調に行えるようにしてあ り、以上の構成からなるマシニングセンタの工具アーム主軸伝動機構としている 。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1、2、3に示されるように、本考案の工具交換システムは、一つの昇降圧 力シリンダ10が、そのピストン11のピストン棒110が回転ジョイント12 を介して工具アーム主軸13に連接し、工具アーム主軸13に伝動するようにし てあり、工具アーム主軸13の外部に別にセンサ装置20と回転アーム装置30 が連接し、その特徴は、該工具アーム主軸13とセンサ装置20、回転アーム装 置30の間の組合せ構造にある。
【0006】 その中、センサ装置20の外部には中空円柱状のセンサ室200があり、セン サ室200と昇降圧力シリンダ10の間には一つのスペーサ21が設けられ、該 スペーサ21の表面の回転ジョイント12の貫通する部分の両側に溝210が設 けられ、回転ジョイント12の上端部に該溝210と対応する係止ブロック12 0が設けられ、係止ブロック120が該溝210に揃った位置となるとき、係止 ブロック120が該溝210即ちスペーサ21を通過可能となり、工具アーム主 軸13が上昇して係止ブロック120が溝210を通過した後、工具アーム主軸 13が回転して係止ブロック120が溝210の位置とずれた位置となると、回 転ジョイント12と工具アーム主軸13が係止されて工具アーム主軸13が下降 せず、こうして工具交換システムが停止して工具アーム主軸13を引き上げる昇 降圧力シリンダ10の動力が存在しない時に、工具アーム主軸13の下への墜落 が防止され、次に再起動される時、まず上に引き上げられてから動作が行われる 。
【0007】 センサ装置20の上部には別に二組のセンサ22、23が設けられ、センサ2 2が原点センサ、センサ23が工具保持・開放センサとされる。回転ジョイント 12には60度の夾角を呈するように、一つの原点センサブロック121と工具 保持・開放センサブロック122が設けられ、それが前述のセンサ22、23と 組み合わされて工具アーム主軸13の回転の動作角度を検出し、回転ジョイント 12から工具アーム主軸13間に、外部の上端と底端にそれぞれガイド縁140 を有する一つのガイドブロック14が設けられ、工具アーム主軸13の上昇或い は下降の行程末端に、それぞれ上昇センサ24と下降センサ25が設けられ、こ れらセンサ24、25それぞれがトリガ棒240、250を有してそれに回復バ ネ241、251が組み合わされ、トリガ棒240、250の端部がセンサ室2 00内に進入した状態を保持するようにしてあり、トリガ棒240、250の別 端にマイクロスイッチ242、252が設けられて、トリガ棒240、250と ガイドブロック14の接触によりトリガ棒240、250がそれぞれ動作するよ うにしてあり、工具アーム主軸13の行程制御を確実に行うのに利用される。
【0008】 センサ装置20の底部に回転アーム装置30の伝動箱300が設けられ、工具 アーム主軸13が該伝動箱300を通過するようにしてあり、伝動箱300の側 部に二つの平行な圧力シリンダ31、32が設けられ、該圧力シリンダ31、3 2がそれぞれ伝動箱300内の歯部33、34を押し動かして歯部33、34を 工具アーム主軸13の歯部130とかみ合わせられるようにしてある。工具アー ム主軸13の工具開放、保持回転行程を制御する歯部33の両端それぞれに一つ の緩衝装置40が設けられ、工具アーム主軸13の工具交換行程を制御する歯部 34の押し出し端に緩衝装置40が設けられ、これら歯部33、34の各緩衝装 置40に対応する部分それぞれに緩衝孔330、340が設けられ、その緩衝孔 330、340の底に別に円径の比較的小さいバネ位置決め孔331、341が 設けられ、緩衝装置40の設置に対応している。緩衝装置40は直径が緩衝孔3 30、340の内径に相当する緩衝体41を含み、該緩衝体41の一側に軸方向 に一つの溝410が設けられて該溝410が止め栓42の頭部の収容に用いられ 、緩衝体41が歯部33、34を突出する緩衝行程の制限に用いられ、止め栓4 2が即ち歯部33、34の端部にねじ込まれて固定されており、緩衝体41にバ ネ位置決め孔331、341に対向するように一つのバネ収容孔411が設けら れ、バネ42がバネ位置決め孔331、341とバネ収容孔411の間に収容さ れ、緩衝体41の収容孔411内に一つの凸形のバネ位置決めブロック44が設 けられ、バネ43の端部が該バネ位置決めブロック44に固定され、バネ収容孔 411の、緩衝体41内部にある端部に、バネ収容孔411より小径の逆止め部 412が設けられ、逆止め部412の別端に該逆止め部412より小径の貫通孔 413が設けられて、伝動箱300内の液圧油が緩衝装置40の緩衝体41内部 と相互に流通するようにしてあり、逆止め部412内に別に逆止めバネ45が設 けられて逆止め体46に付勢して常態で貫通孔413を封じさせている。
【0009】 緩衝体41の外周に一つの溢れ溝414が設けられ、溢れ溝414は緩衝孔3 30内の端部の深さがより深くなり、別端が浅くなって緩衝体41の外周と一致 するよう設けられ、緩衝時に緩衝孔330内に溢れ出て伝動箱300内に至る液 圧油の流量を制御できるようにしてある。
【0010】 伝動箱300には、緩衝装置40に対応する位置にそれぞれ調整ボルト47が 設けられ、調整ボルト47の、伝動箱300の外に露出しているシャンク部分に 一つのナット48が螺合され、緩衝装置40に突き当たるようにしてある。
【0011】 また、伝動箱300の、歯部34の行程の末端に対応する位置に、別に一組の 上昇センサ35が設けられ、該センサ35に伝動箱300内に進入可能なトリガ 棒350が設けられ、該トリガ棒350に一つの回復バネ351が組み合わされ て、トリガ棒350の伝動箱300内への進入長さと圧迫力を保持できるように してあり、トリガ棒350の別端に一つのマイクロスイッチ352が設けられて 、歯部34が行程末端に至る時に相互に接触して感応するようにしてあり、また 、歯部34の相対端にガイド縁342が設けられてトリガ動作が順調に行えるよ うにしてある。
【0012】 以上の構造により工具交換作業を確実に執行でき、その中、緩衝装置40の動 作は、二組の歯部33、34の動作行程の末端の時に、図4のように、緩衝装置 40の緩衝端41の端部が調整ボルト47と接触すると、緩衝体41が緩衝孔3 30、340へと内縮し、緩衝孔330、340内部の空間を減少させ、もとも と緩衝孔330、340内にあった液圧油を溢れ溝414と緩衝孔330、34 0の間の空隙より伝動箱300内へと流出させ、同時にバネ43が圧縮されて緩 衝動作が開始され、歯部33、34が行程の末端に近づくと、緩衝体41がさら に深く緩衝孔330、340内に進入し、溢れ溝414と緩衝孔330、340 内の空隙がさらに小さくなり、緩衝孔330、340内から伝動箱300へと流 れる液圧油の流量が少なくなり、緩衝体41が伝動箱300と反対方向に進行す る速度が遅くなり、同時に歯部33、34が緩衝の反作用力を受け、緩衝体41 がさらに緩衝孔330、340内に入り込むと、その緩衝力がさらに大きくなり 、緩衝の効果が高まり、また歯部33、34の移動速度が円弧形の曲線分布をな すため、突震現象を発生しない。
【0013】 全体が組み合わされての感応、緩衝動作をさらに確実に行うために、図5のよ うに、工具アーム主軸13が動作の原点Aにある時、回転ジョイント12の原点 感応ブロック121と原点センサ22が感応し、同時に、ガイドブロック14と 上昇センサ24が接触感応し、作動開始して工具挟持する時、歯部33が作動し 、並びに緩衝装置40が緩衝し、歯部33が作動して工具アーム主軸13に突震 の現象を発生させず、工具保持・開放感応ブロック122と工具保持・開放セン サ23が対向した後、工具保持・開放点Bに至ると、係止ブロック120が溝1 210の位置に揃い、昇降圧力シリンダ10が工具アーム主軸13を下降させ、 ガイドブロック14が下降センサ25に接触して下降点Cに至ると、昇降圧力シ リンダ10が停止し、歯部130が歯部33を離脱してもう一つの歯部34と噛 み合い、工具アーム主軸13が180度回転して基準点Dに至り、歯部34と上 昇センサ35が接触すると、昇降圧力シリンダ10が上昇して工具保持・開放点 Bに至り、ガイドブロック14と上昇センサ24が感応し、歯部130がさらに 歯部33と噛み合い、並びにもう一つの歯部34より離脱し、歯部33が回転し て工具アーム主軸13を連動させて原点Aに至らせ、原点感応ブロック121と 原点センサ22が相互に感応する時、同時に歯部33がもう一組の緩衝装置40 に組み合わされて緩衝を行わせ、こうして全体の適当な緩衝の効果を達成し、確 実な感応の効果を達成する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以下の効果を達成している。 1.相関部品が完全に組み合わされている。前述の各緩衝装置40の設置によ り、工具アーム主軸13が各行程の開始、終了点に至る時、その速度が最小とな り、工具保持点に至るとき、ちょうど緩衝装置40の緩衝により停止状態となり 、機械慣性が発生しないため、工具アーム主軸13に設けられた構造と工具間に 慣性による相互衝撃の可能性がなく、工具と関連構造が相互に損傷するおそれが なく、工具の完全さを保持でき、さらに工具アーム主軸13相関構造の形状が破 壊されず、工具保持の安定度が確保され、刃物の運送、交換の過程での工具の脱 落現象を減らせ、工具落下時に発生する危険と物件の損壊を防止できる。 2.各行程で慣性運動による工具脱落の恐れがない。前述の工具保持相関部品 の形状が破壊されないため、工具を落とす機会が減り、ゆっくりした行程制御に おいて、慣性運動の影響が最低にまで減らされ、慣性運動が発生しなくなり、工 具脱落の現象が減る。 3.循環速度が増加できる。本考案の各行程の中間部の速度は適当に上げるこ とがっでき、各行程の動作時間を短縮可能であり、各一つの行程を短縮すること で、全体の工具交換の循環動作時間を減少でき、1.5から2.5秒の時間を減 少でき、全体の加工の効率を良くし、時間のコストを減少し、市場での競争力を 増すことができ、経済的な要求に符合している。 4.製造とメインテナンスコストが従来のカム式の伝動装置より低く、さらに 製造しやすい。該緩衝装置40の設計により本考案の工具アーム主軸13は高価 格の周知のカム式伝動装置と同様の運動形態を達成しており、機能上、該カム式 伝動装置と類似であるが、製造上、カム式伝動装置より簡単に製造でき、その製 造、メインテナンスコストが比較的低く、中小企業の必要に符合している。 5.感応が確実に行われる。センサ装置20が工具アーム主軸13外部にあっ て確実に感応し、工具アーム主軸13の運動を確実に検出するため間接的な感応 による誤差の累積がなく、感応の正確性を向上できる。 6.緩衝が確実に行われる。緩衝装置40の動作過程において、緩衝装置40 の緩衝体41の溢れ溝414の設計と、調整ボルト47の設計とにより、確実な 緩衝が行われ、使用上の安定性と安全性の要求を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側面図である。
【図2】本考案の内部構造表示である。
【図3】本考案の緩衝装置表示図である。
【図4】本考案の緩衝装置動作表示図である。
【図5】本考案の工具交換動作表示図である。
【符号の説明】
10 昇降圧力シリンダ 11 ピストン 110 ピストン棒 12 回転ジョイント 120 係止ブロック 121 原点感応ブロック 122 工具保持・開放センサ 13 工具アーム主軸 14 ガイドブロック 130 歯部 20 センサ装置 200 センサ室 21 スペーサ 210 溝 22 原点センサ 23 工具保持・開放センサ 24 上昇センサ 240 トリガ棒 241 回復バネ 242 マイクロスイッチ 25 下降センサ 250 トリガ棒 251 回復バネ 252 マイクロスイッチ 30 回転アーム装置 31、32 圧力シリンダ 33、34 歯部 330、340 緩衝孔 331、341 バネ収容孔 342 ガイド縁 35 上昇センサ 350 トリガ棒 351 回復バネ 352 マイクロスイッチ 40 緩衝装置 41 緩衝体 410 溝 411 バネ収容孔 412 逆止め部 413 貫通孔 414 溢れ溝 42 止め栓 43 バネ 44 バネ位置決めブロック 45 逆止めバネ 46 逆止め体 47 調整ボルト 48 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降圧力シリンダ10のピストン11の
    ピストン棒110が回転ジョイント12を介して下方の
    工具アーム主軸13に連接し、工具アーム主軸13に伝
    動するようにしてある工具交換システムにあって、工具
    アーム主軸13の外部にセンサ装置20と回転アーム装
    置30が組み合わされ、該センサ装置20の外部にセン
    サ室200があり、センサ室200と昇降圧力シリンダ
    10の間に一つのスペーサ21が設けられ、該スペーサ
    21の表面の回転ジョイント12の貫通する部分の両側
    に溝210が設けられ、回転ジョイント12の上端部に
    該溝210と対応する係止ブロック120が設けられ、
    センサ装置20の上部に原点センサ22と工具保持・開
    放センサ23の二組のセンサが設けられ、回転ジョイン
    ト12に、一つの原点センサブロック121と工具保持
    ・開放センサブロック122が設けられ、回転ジョイン
    ト12と工具アーム主軸13間に、外周の上端と底端に
    それぞれガイド縁140を有する一つのガイドブロック
    14が設けられ、工具アーム主軸13の上昇或いは下降
    の行程末端に、それぞれ上昇センサ24と下降センサ2
    5が設けられ、これらセンサがトリガ棒240、250
    を有してそれに回復バネ241、251が組み合わさ
    れ、トリガ棒240、250の端部がセンサ室200内
    に進入した状態を保持するようにしてあり、トリガ棒2
    40、250の別端にマイクロスイッチ242、252
    が設けられて、トリガ棒240、250とガイドブロッ
    ク14の接触によりマイクロスイッチ242、252が
    動作するようにしてあり、センサ装置20の底部に回転
    アーム装置30の伝動箱300が設けられ、工具アーム
    主軸13が該伝動箱300を通過するようにしてあり、
    伝動箱300の側部に二つの平行な圧力シリンダ31、
    32が設けられ、該圧力シリンダ31、32がそれぞれ
    伝動箱300内の歯部33、34を押し動かして歯部3
    3、34を工具アーム主軸13の歯部130とかみ合わ
    せられるようにしてあり、工具アーム主軸13の工具開
    放、保持回転行程を制御する歯部33の両端それぞれに
    一つの緩衝装置40が設けられ、工具アーム主軸13の
    工具交換行程を制御する歯部34の押し出し端に緩衝装
    置40が設けられ、これら歯部33、34の各緩衝装置
    40に対応する部分それぞれに緩衝孔330、340が
    設けられ、その緩衝孔330、340の底に別に円径の
    比較的小さいバネ位置決め孔331、341が設けら
    れ、緩衝装置40の設置に対応し、緩衝装置40は直径
    が緩衝孔330、340の内径に相当する緩衝体41を
    含み、該緩衝体41の一側に軸方向に一つの溝410が
    設けられて該溝410が止め栓42の頭部の収容に用い
    られ、緩衝体41が歯部33、34を突出する緩衝行程
    の制限に用いられ、止め栓42が即ち歯部33、34の
    端部にねじ込まれて固定されており、緩衝体41にバネ
    位置決め孔331、341に対向するように一つのバネ
    収容孔411が設けられ、バネ42がバネ位置決め孔3
    31、341とバネ収容孔411の間に収容され、緩衝
    体41の収容孔411内に一つの凸形のバネ位置決めブ
    ロック44が設けられ、バネ43の端部が該バネ位置決
    めブロック44に固定され、バネ収容孔411の、緩衝
    体41内部にある端部に、バネ収容孔411より小径の
    逆止め部412が設けられ、逆止め部412の別端に該
    逆止め部412より小径の貫通孔413が設けられ、緩
    衝体41の外周に一つの溢れ溝414が設けられ、溢れ
    溝414は緩衝孔330内の端部の深さがより深くな
    り、別端が浅くなって緩衝体41の外周と一致するよう
    設けられ、緩衝時に緩衝孔330内に溢れ出て伝動箱3
    00内に至る液圧油の流量を制御できるようにしてあ
    り、伝動箱300に、緩衝装置40に対応する位置にそ
    れぞれ調整ボルト47が設けられ、調整ボルト47の、
    伝動箱300の外に露出しているシャンク部分に一つの
    ナット48が螺合され、緩衝装置40に突き当たるよう
    にしてあり、伝動箱300の、歯部34の行程の末端に
    対応する位置に、別に一組の上昇センサ35が設けら
    れ、該センサ35に伝動箱300内に進入可能なトリガ
    棒350が設けられ、該トリガ棒350に一つの回復バ
    ネ351が組み合わされて、トリガ棒350の伝動箱3
    00内への進入長さと圧迫力を保持できるようにしてあ
    り、トリガ棒350の別端に一つのマイクロスイッチ3
    52が設けられて、歯部34が行程末端に至る時に相互
    に接触して感応するようにしてあり、また、歯部34の
    相対端にガイド縁342が設けられてトリガ動作が順調
    に行えるようにしてあり、以上の構成からなるマシニン
    グセンタの工具アーム主軸伝動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016036870A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 Dmg森精機株式会社 工具交換装置
JP2017087324A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 Dmg森精機株式会社 工具交換装置

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