JP3048445B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3048445B2 JP3281884A JP28188491A JP3048445B2 JP 3048445 B2 JP3048445 B2 JP 3048445B2 JP 3281884 A JP3281884 A JP 3281884A JP 28188491 A JP28188491 A JP 28188491A JP 3048445 B2 JP3048445 B2 JP 3048445B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、特にDRAM(Dynamic Random Acc-ess Memor
y)などにおけるキャパシタ絶縁膜の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】今日、DRAMのキャパシタ絶縁膜は、
LPCVD(low pressure chemicalvapour depositi
n)法によるSi3N4 膜(シリコン窒化膜)と、それを酸
化して得られるSiO2膜(シリコン酸化膜)からなる積層
絶縁膜が広く用いられている。この積層絶縁膜は、実際
は、Si3N4 膜と下層電極の間の界面にSiO2膜を有し、Si
O2膜−Si3N4 膜−SiO2膜の3層構造になっている。下層
のSiO2膜は、洗浄中、乾燥中、あるいは、Si3N4 膜を形
成する時に成長するが、膜質は良好でなく、できるだけ
成長を抑える方がよい。その1つの方法として、下層電
極に対してNH3 (アンモニア)を用いた急速熱窒化処理
(RTN;Rapid Thermal Nitriolation)を行い、それ
からSi3N4 膜を形成する方法が用いられている。すなわ
ち、下層電極に対してRTNを実施すると、それまでの
洗浄中および乾燥中に成長したSiO2膜はSiON膜(シリコ
ン窒化膜)に変換され、すると、その後のSiO2膜の成長
も抑えられるのである。この方法によると、RTNを行
わない場合に比べリーク電流は減少し、経時絶縁膜破壊
特性(TDDB;Time Depondent Dielectric Breakdow
n 特性)も向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた方法であっても、Si3N4 膜膜厚が50Å以下になる
と、RTNも行わないよりはその割合は小さいが、リー
ク電流が増加し、TDDB特性も劣化する。その結果、
充分な電荷保持が得られず、デバイス特性の劣化、歩留
りの低下という問題を生じる。
【0004】この発明は上記の点に鑑みなされたもの
で、窒化膜膜厚が50Å以下になってもリーク電流の増
加、TDDB特性の劣化を防止できる高信頼性のキャパ
シタ絶縁膜を形成できる半導体装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、キャパシ
タ絶縁膜の形成工程を次の通りとする。まず下層電極に
対してアンモニア雰囲気中で急速熱窒化処理を行ってか
ら窒化膜を形成し、その窒化膜の表面を酸化して酸化膜
を形成後、再びアンモニア雰囲気中で急速熱窒化処理、
または不活性ガス雰囲気中で急速熱処理を行う。
【0006】
【作用】上記この発明においては、窒化膜の形成前にア
ンモニア雰囲気中で急速熱窒化処理を行い、さらに酸化
膜の形成後、再びアンモニア雰囲気中で急速熱窒化処
理、または不活性ガス雰囲気中で急速熱処理を行うよう
にしたので、例え窒化膜が50Å以下と薄くても、リー
ク電流が減少し、TDDB特性も改善される。その理由
は明白ではないが、上記2回の処理により、窒化膜と下
層膜(酸窒化膜)の界面および、窒化膜と上層膜(酸窒
化膜または酸化膜)の界面、特に前者の下層膜側での界
面が安定するからと思われる。
【0007】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す図であり、D
RAMにおけるキャパシタ部分を抜き出したものであ
る。図1(a)において、11は下層電極としてのポリ
シリコン層であり、このポリシリコン層11にP(リ
ン)もしくはAs(ヒ素)の不純物を拡散後、850〜
1000℃の温度、30〜60秒の時間、NH3 中で急速
熱窒化処理(RTN)を行う。このRTNにより、ポリ
シリコン層11の表面に形成されていたシリコン酸化膜
はシリコン酸窒化膜(SiON膜)12となり、すると、そ
の後のシリコン酸化膜の成長も抑えられる。その後、Si
ON膜12を挾んでポリシリコン層11上にLPCVD法
によりシリコン窒化膜(Si3N4 膜)13を30〜60Å
堆積させる。その後、800〜950℃の温度で、H2
(水素)+O2 (酸素)の混合雰囲気中で10〜60分
アニールを行い、前記Si3N4 膜13の表面にシリコン酸
化膜(SiO2膜)14を形成する。その後、再度850〜
1000℃の温度、30〜60秒の時間、NH3 雰囲気中
で急速熱窒化処理(RTN)を行う。このRTNによ
り、前記SiO2膜14は、図1(b)に示すようにシリコ
ン酸窒化膜(SiON膜)15となる。その後、このSiON膜
15上に上層電極としてのポリシリコン層16を形成
し、不純物としてPやAsを拡散させる。
【0008】図2は、以上のようにして形成されたキャ
パシタ絶縁膜(SiON膜12/Si3N4 膜13/SiON膜15
の3層構造)の定電圧TDDB特性を示す。この発明の
一実施例のように、RTNを2回行うことにより、Si3N
4 膜13の膜厚が酸化膜換算膜厚で47Åと薄くても、
TDDB特性は大きく改善される。すなわち、この発明
の一実施例によれば、3種類の従来例に比較して印加電
界を大きくでき、かつ寿命を延ばすことができている。
【0009】なお、RTNを2度行うと、なぜこのよう
に特性改善が図られるかは明確に解明されていないが、
2回のRTNにより、SiON膜12とSi3N4 膜13の界面
および、Si3N4 膜13とSiON膜15の界面、特にSiON膜
12とSi3N4 膜13の界面が安定したからと考えられ
る。
【0010】なお、上記一実施例では、SiO2膜14形成
後、再びNH3 雰囲気中でRTNを行ったが、これを不活
性ガス雰囲気中での急速ランプアニール(RTA;Rapid
Th-armal Anneal)としてもよく、その場合も上記一実
施例と同様の効果を得ることができる。RTAの場合の
温度、時間の具体的数値はRTNの場合と同一である。
なお、RTAの場合は、SiO2膜14は、SiO2のままとな
り、SiON膜に変換はされない。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、キャパシタ絶縁膜の形成工程において、窒化膜
形成前にアンモニア雰囲気中で急速熱窒化処理を行い、
さらに窒化膜上に酸化膜を形成後に再びアンモニア雰囲
気中で急速熱窒化処理、または不活性ガス雰囲気中で急
速熱処理を行うようにしたので、例え窒化膜の膜厚が5
0Å以下と薄くても、キャパシタ絶縁膜の経時絶縁破壊
特性を改善でき、リーク電流も減少でき、信頼性の高い
キャパシタ絶縁膜を形成できる。その結果、充分な電荷
保持能力のキャパシタが得られ、デバイス特性および歩
留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す工程断面図である。
【図2】この発明の一実施例と従来の方法とによるTD
DB特性を示す特性図である。
【符号の説明】
11 ポリシリコン層 12 SiON膜 13 Si3N4 膜 14 SiO2膜 15 SiON膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層電極に対してアンモニア雰囲気中で
    急速熱窒化処理を行う工程、 下層電極上に窒化膜を形成する工程、 前記窒化膜を酸化して表面に酸化膜を形成する工程、 再度アンモニア雰囲気中で急速熱窒化処理を行う、また
    は不活性ガス雰囲気中で急速熱処理を行う工程、 をキャパシタ絶縁膜の形成工程として順次行うことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
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