JP3048305U - 溶接用電極 - Google Patents

溶接用電極

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JP3048305U
JP3048305U JP1997009404U JP940497U JP3048305U JP 3048305 U JP3048305 U JP 3048305U JP 1997009404 U JP1997009404 U JP 1997009404U JP 940497 U JP940497 U JP 940497U JP 3048305 U JP3048305 U JP 3048305U
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nut
electrode
cylindrical portion
welding
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JP1997009404U
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武夫 蕗沢
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Shinkokiki Co Ltd
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Shinkokiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状ワークに対して座付ナットを上下逆に溶
接するのを確実に防止することができる溶接用電極を提
供すること。 【解決手段】 板状ワーク10のナット下孔10aに対
してナット孔11aを導通させてナット11を板状ワー
ク10の表面に位置決めし、上部電極1と下部電極2に
より通電し、抵抗加熱によって板状ワーク10にナット
11を溶接するようにした溶接用電極において、前記上
部電極1の下方に溶接時においてナット11の上端と接
触する縮径筒部3を形成するとともに、該縮径筒部3の
外周面を電気絶縁リング4で環装して、ナット11が上
下逆にセットされた場合には縮径筒部3の外径よりも大
径とされたナットの座12が電気絶縁リング4と接触し
て上下電極間が通電しないようにされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、板状ワークに対して座付ナットを上下逆に溶接するのを防止するこ とができる溶接用電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車の板金や各種装置のケーシング等においては、板状ワークに他 の部材を取り付けるための座付ナットを溶接することが行われている。即ち、板 状ワークに下孔を開け、この下孔に対してナット孔を合せたうえ両者を溶接する のである。この場合、一般的には上下電極式溶接機が広く用いられており、板状 ワークと座付ナットを自動供給して自動的に溶接が行われている。
【0003】 ところが、従来例においては溶接機の電極チップに何らの工夫もされていない ため、座付ナットが上下逆さまに供給されてもそのまま溶接されてしまうという 問題点があった。そこで、このようなナットの不正溶着を防止できるようにした 溶接用電極として、実公昭60−37167号に開示されるような、不正に供給 されたナットを溶接の際にワーク側に溶着されることなく、電極または電極に付 設した補助電極に溶着されるようにしたものも提案されている。しかしながら、 この場合には不正溶着はなくなるものの、電極側にナットが溶着された時には電 極の交換が必要となり、溶接作業を中断せざるを得ず作業性に劣るという問題点 があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、板状ワークに対して座付ナッ トを上下逆に溶接するのを確実に防止することができ、また座付ナットが不正に 供給された時には板状ワークとの溶接を不可能とするとともに電極側にナットが 溶着されるのも防止して溶接作業を連続的に行うことができる溶接用電極を提供 することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の溶接用電極は、板状ワークのナ ット下孔に対してナット孔を導通させてナットを板状ワークの表面に位置決めし 、上部電極と下部電極により通電し、抵抗加熱によって板状ワークにナットを溶 接するようにした溶接用電極において、前記上部電極の下方に溶接時においてナ ットの上端と接触する縮径筒部を形成するとともに、該縮径筒部の外周面を電気 絶縁リングで環装して、ナットが上下逆にセットされた場合には縮径筒部の外径 よりも大径とされたナットの座が電気絶縁リングと接触して上下電極間が通電し ないようにされていることを特徴とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。 図面は、抵抗加熱によって板状ワーク10にナット11を溶接するようにした 溶接用電極を示すものであって、図中1は上部電極、2は下部電極であり、前記 板状ワーク10のナット下孔10aに対してナット孔11aを導通させてナット 11を板状ワーク10の表面に位置決めし、上部電極1と下部電極2により通電 し両者を溶接するものである点は従来のこの種の溶接用電極と基本的に同じであ る。
【0007】 そして本考案においては、前記上部電極1の下方に溶接時においてナット11 の上端と接触する縮径筒部3が形成されているとともに、該縮径筒部3の外周面 には電気絶縁リング4が環装されており、仮にロボット等により自動供給された ナット11が上下逆にセットされた場合には、前記縮径筒部3の外径よりも大径 とされたナットの座12が電気絶縁リング4と接触して上下電極間が通電しない ように構成されている。 なお図示のものでは、電気絶縁リング4が縮径筒部3の先端部が僅かに先に突 出するように環装され、ナット11が上下逆にセットされた場合にはナットの座 12が電気絶縁リング4と接触し、前記縮径筒部3の先端部とナット底面13と の間に隙間が形成されて上下電極間が通電しないようにされている。
【0008】 また図示のものでは、前記電気絶縁リング4は、上部電極1に対して周面側か らの一対の位置決めボルト6、6により着脱自在に取り付けられており、修理や 修正等の保守作業や交換作業等が容易に行えるよう構成されている。なお、この 位置決めボルト6は1本の連結ボルトでもよく、また3個以上のボルトでもよい ことも勿論である。
【0009】 このように構成されたものは、板状ワーク10のナット下孔10aに対してナ ット孔11aを導通させてナット11を板状ワーク10の表面に位置決めし、上 部電極1と下部電極2により通電し両者を溶接するものである点は従来のこの種 の溶接用電極と基本的に同じで、ナット11が正常に供給された場合には、図1 に示されるように、ナット11が上部電極1の縮径筒部3の下端面と接触して上 下電極間が通電され溶接処理が行われることとなる。また、前記電気絶縁リング 4は縮径筒部3の先端部が僅かに先に突出するように環装されているため、正常 時においてナット11が電気絶縁リング4と接触することが確実に防止されると ともにナット11の上面と確実に接触して速やかに溶接処理が行われることとな る。
【0010】 また、万が一ナット11が上下逆さまに供給された場合には、図3に示される ように、上部電極1の縮径筒部3の外径よりも大径とされたナットの座12が電 気絶縁リング4と接触し、これにより縮径筒部3の先端部とナット底面13との 間に隙間が形成されて上下電極間が通電しないこととなる。この結果、従来のよ うに、逆に供給されたナットを電極または電極に付設した補助電極に溶着される ようにした場合のような電極の交換も不要で、溶接作業の中断もなく効率よく溶 接作業を持続させることが可能となる。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案は板状ワークに対して座付ナットを 上下逆に溶接するのを確実に防止することができ、また座付ナットが不正に供給 された時には板状ワークとの溶接を不可能とするとともに電極側にナットが溶着 されるのも防止して溶接作業を連続的に行うことができるものである。 よって本考案は従来の問題点を一掃した溶接用電極として、その実用的価値は 極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す断面図である。
【図2】上部電極を示す断面図である。
【図3】ナットが上下逆さまに供給された場合を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 上部電極 2 下部電極 3 縮径筒部 4 電気絶縁リング 5 先端部 6 位置決めボルト 10 板状ワーク 10a ナット下孔 11 ナット 11a ナット孔 12 ナットの座

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状ワーク(10)のナット下孔(10a) に対
    してナット孔(11a)を導通させてナット(11)を板状ワー
    ク(10)の表面に位置決めし、上部電極(1) と下部電極
    (2) により通電し、抵抗加熱によって板状ワーク(10)に
    ナット(11)を溶接するようにした溶接用電極において、
    前記上部電極(1) の下方に溶接時においてナット(11)の
    上端と接触する縮径筒部(3) を形成するとともに、該縮
    径筒部(3) の外周面を電気絶縁リング(4) で環装して、
    ナット(11)が上下逆にセットされた場合には前記縮径筒
    部(3) の外径よりも大径とされたナットの座(12)が電気
    絶縁リング(4) と接触して上下電極間が通電しないよう
    にされていることを特徴とする溶接用電極。
  2. 【請求項2】 電気絶縁リング(4) は、縮径筒部(3) の
    先端部(5) が僅かに先に突出するよう環装されており、
    ナット(11)が上下逆にセットされた場合にナットの座(1
    2)が電気絶縁リング(4) と接触し、前記縮径筒部(3) の
    先端部(5) とナット底面(13)との間に隙間が形成されて
    上下電極間が通電しないようにされている請求項1に記
    載の溶接用電極。
  3. 【請求項3】 電気絶縁リング(4) が、上部電極(1) に
    対し周面側からの位置決めボルト(6) により着脱自在に
    取り付けられている請求項1または2に記載の溶接用電
    極。
JP1997009404U 1997-10-23 1997-10-23 溶接用電極 Expired - Lifetime JP3048305U (ja)

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