JP3048092B2 - タイル用化粧シート - Google Patents

タイル用化粧シート

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JP3048092B2 JP4262156A JP26215692A JP3048092B2 JP 3048092 B2 JP3048092 B2 JP 3048092B2 JP 4262156 A JP4262156 A JP 4262156A JP 26215692 A JP26215692 A JP 26215692A JP 3048092 B2 JP3048092 B2 JP 3048092B2
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剛秀 奥山
幸雄 宮森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具表面や壁面等の装
飾用表面仕上材として使用される化粧シートに関し、特
に、台所や浴室及びトイレの壁等に敷設されるタイル面
を保護及び装飾するための多層構造からなるタイル用化
粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】台所や浴室の壁等の仕上材として敷設さ
れる陶磁器製のタイルは、それ自体、壁面の保護や外観
の改善に寄与するものであるが、長期に亙る使用の間
に、ひび割れ等の破損を生じたり目地に黴等の汚れが付
着して外観を損なうことがある。従来、破損の補修剤や
目地の汚れ落とし等の様々な事後処理材が市販されてい
るが、タイル自体が有する保護や装飾の特性故に、タイ
ル表面を他の部材によってさらに被覆保護することは考
察されていない。
【0003】他方、テーブル等の家具や室内壁等の装飾
用表面仕上材として、予め所望の彩色や模様付けを施し
たポリ塩化ビニル製の化粧シートが知られている。従来
のポリ塩化ビニル製化粧シートは、シートの一方の面に
塗着された接着剤層を介して一般に略平坦な被着面に貼
着され、被着面の保護及び装飾の効果を奏するものであ
る。この種のポリ塩化ビニル製化粧シートは装飾性及び
加工性に優れるので、上記のタイル表面の被覆材として
使用することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポリ塩化ビニル製化粧シートを浴室やトイレ等のタイル
面の被覆材として利用しようとする場合、次のような様
々な問題点が生じる。まず、タイルの目地は通例、2〜
5mmの幅及び1〜5mmの深さを有した細溝であり、
しかも一般に難粘着性を呈するので、従来のポリ塩化ビ
ニル製化粧シートではその貼着後、ポリ塩化ビニル層の
弾性復元力によって目地部分のシートが時間の経過とと
もに浮き上がる問題がある。このような目地部分の浮き
は外観を著しく損なうので、タイル用の化粧シートは、
目地の凹みによって生じる狭窄かつ急峻な段差部への優
れた追従接着性を確保しなければならない。また、タイ
ル面を従来の化粧シート等の被覆材で被覆すると、タイ
ル及び目地によって形成される独特の陰影を有した外観
が隠蔽され、タイル独自の装飾性を損ずる危惧がある。
このとき被覆材が、目地による段差部に対する追従接着
性を充分に備えていれば、タイル面に貼着された被覆材
の表面に独特の陰影を再現することが可能となるが、従
来の化粧シートではそれができない。
【0005】また、使用状態を考慮すれば、必然的に接
着界面全体に亙る優れた耐水接着性が必要となるが、従
来のポリ塩化ビニル製化粧シートでは接着界面に容易に
水分が浸透するので、この要求を満足することができな
い。特に、非耐水性接着剤を使用している場合、水分の
浸透により接着剤層がタイル表面から容易に剥離するこ
とになる。さらに、従来のポリ塩化ビニル製化粧シート
は、自己形状を保持し得るだけの剛性すなわち生地の
「こし」が無いので、被着面に貼着する際には、重力に
よる撓みを延ばしながらシートの一部分から漸次的に全
体を貼着する必要があり、それにより比較的多くの作業
時間が必要となっている。
【0006】本発明は、上記の従来技術における各課題
を解決するために鋭意、工夫改善を施したものであり、
その目的は、タイルと目地とによって形成される狭窄か
つ急峻な段差部に対する優れた追従接着性と、接着界面
全体に亙る優れた耐水接着性とを備え、タイル及び目地
によって形成される意匠性を損ずることなく被着タイル
面の保護及び装飾を可能にするとともに、面積の広いタ
イル面にも容易に貼着できるタイル用化粧シートを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、目地を含む陶磁器製タイル面に貼着され
るタイル用化粧シートであって、所望の展性を有し、厚
みが10μm〜100μmである金属箔層と、金属箔層
の一方の面に略全面に亙って固着される耐水性樹脂フィ
ルム層と、金属箔層の他方の面に略全面に亙って展着さ
れる耐水性接着剤層とを具備し、引張り試験による破断
点の伸び率が15%以上であり、かつ耐水試験における
経時後の状態で耐水性接着剤層が2.0kg/25mm
以上の接着力を発揮することを特徴とするタイル用化粧
シートを提供する。
【0008】
【作用】上記化粧シートを、耐水性接着剤層を介して、
まずタイルの表面のみに接着するようにタイル面に貼着
する。このとき、中間層の金属箔層によってシート全体
に少なくとも自己形状を保持し得る剛性が付与されるの
で、大判の化粧シートであっても重力による撓みを生じ
ることなく、面積の広いタイル面の所定位置に容易に貼
着することができる。次いで、タイル表面に貼着された
化粧シートの、目地への未接着部分を、シート表面から
目地の凹みに追従させつつなぞることにより、化粧シー
トを適当に引き延ばしながら目地による段差部分に貼着
する。このとき、中間層の金属箔層はその展性によって
塑性変形し、かつ最外層の耐水性樹脂フィルム層は、略
全面に亙って金属箔層に固着されているので、金属箔層
とともに展伸されて弾性変形する。したがって、展伸さ
れた耐水性樹脂フィルム層の弾性復元力を、塑性変形し
た金属箔層が抑止することにより、化粧シートは、その
弾性的復元作用が排除されてタイル面の目地の段差部分
に正確に追従することになる。さらに、タイル面に対す
る化粧シートの接着界面は、耐水性接着剤層の作用によ
って優れた耐水接着性を維持することができる。特に、
難粘着性の目地表面においても、金属箔層の作用による
追従接着性に相乗して優れた耐水接着性が維持される。
このようにしてタイル面に貼着された化粧シートは、接
着界面への水分の浸入を確実に防止して、初期の貼着状
態を長期間に亙って維持することができ、それにより、
シート面に目地の凹みを再現した独特の意匠性を顕示す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に示した好適な実施例に基づ
き、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明の
第1実施例によるタイル用化粧シート10を断面図で示
す。タイル用化粧シート10は、所望の展性を有する金
属箔12と、金属箔12の一方の面に略全面に亙って固
着される耐水性樹脂フィルム14と、金属箔12の他方
の面に略全面に亙って展着される耐水性接着剤層16と
を具備する多層構造体からなる。
【0010】金属箔12はアルミニウムからなるが、例
えば鉄、銅、鉛等の、所望の展性を示すことができる他
の金属材料からなってもよい。ただし、入手し易く、接
着が容易で、かつ耐蝕性に優れることから、アルミニウ
ム箔を使用することが好ましい。耐水性樹脂フィルム1
4はポリ塩化ビニルからなるが、ポリプロピレン、アク
リル、ウレタン等の、耐水性及び展伸性を有する他の樹
脂材料から形成することもできる。好ましい実施例にお
いて、ポリ塩化ビニル製の耐水性樹脂フィルム14は、
弾性的な展伸性に優れたネオックス(Neox)やダイ
ノック(DI−NOC)(いずれも商品名:住友スリー
エム社製)が使用される。耐水性接着剤層16は、優れ
た耐水性を有するゴム系接着剤からなるが、その代わり
に、アクリル酸やアクリルアミド等の親水性モノマーを
用いない耐水性のアクリル系接着剤やシリコン系接着剤
を使用することもできる。
【0011】金属箔12と耐水性樹脂フィルム14と
は、アルミニウムとポリ塩化ビニルとの充分な接着強度
を得ることができる接着剤(図示せず)によって、相互
に固着される。また、付帯的商品価値を付与するため
に、金属箔12と耐水性樹脂フィルム14との少なくと
も一方に、防黴剤や防菌剤を添加することができる。さ
らに、耐水性接着剤層16には、タイル面との接着面に
シリコン剥離紙18が予め添着されている。
【0012】タイル用化粧シート10の特性は、金属箔
12の厚みによって影響を受ける。金属箔12の厚みが
薄過ぎる場合は、タイル用化粧シート10をタイル面の
目地による段差部分へ追従させる際に金属箔12が切断
され、最終的に化粧シート10の断裂に至る危惧があ
る。仮に金属箔12が切断されることなく展伸したとし
ても、耐水性樹脂フィルム14の弾性復元力を抑止する
ことができず、結果として化粧シート10の追従接着性
が低下する。また、金属箔12の厚みが厚過ぎる場合
は、化粧シート10の運搬、裁断、貼着等の作業性を低
下させることになる。したがって、金属箔12の厚みは
多くとも10μm〜100μmの範囲で選定すべきであ
り、製造条件やコストを考慮すれば40μm〜80μm
であることがさらに好ましい。
【0013】耐水性接着剤層16に使用される上記種類
の接着剤は、優れた耐水接着性を備えるのみならず適度
の初期粘着性をも有することが望ましい。耐水性接着剤
層16の適度の初期粘着性によって、貼着時のタイル用
化粧シート10のタイル面への着脱が自在となり、その
結果タイル用化粧シート10の正確な位置決めが可能に
なる。
【0014】耐水性接着剤層16にこのような特性を付
与するためには、接着剤が一部、架橋されていることが
望ましい。ゴム系接着剤の場合は、硫黄、レゾールタイ
プフェノール樹脂、過酸化物等による架橋、アクリル系
接着剤の場合は、イソシアネート、有機金属化合物等に
よる架橋、及びシリコン系接着剤の場合は、白金、ジブ
チル錫ラウレート等による架橋が、耐水性向上のために
効果的である。また、スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロックコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロックコポリマー等のブロックポリマーは、
ゴム成分自身で物理架橋しており、特に架橋剤を添加す
ることなく適度の初期粘着性及び優れた耐水接着性を示
すので、耐水性接着剤層16の材料として好適である。
【0015】適度の初期粘着性及び優れた耐水接着性を
有する上記の各接着剤に、さらに耐水性を向上させる目
的で、カップリング剤、特にシランカップリング剤を添
加することができる。このようなカップリング剤は、接
着界面においてシロキサン結合を形成するので、少量の
添加で強力な耐水接着力が得られる。
【0016】本発明において、耐水性接着剤層16の上
述の初期粘着性は、1.0kg/25mm以上であるこ
とが望ましい。また、上述の耐水接着性は、後述する耐
水試験における経時後の状態で2.0kg/25mm以
上の接着力が得られる場合に、優れた耐水接着性がある
と定義する。さらに、耐水性接着剤層16の厚みは、そ
れ自体の接着力等を考慮して決められるが、20〜80
μmであることが好ましい。厚みが20μmより小さい
場合は、接着力、特に初期粘着性が不足する危惧があ
り、厚みが80μmより大きい場合は、化粧シート10
全体の厚みが大きくなり、取り扱いが困難になる危惧が
ある。
【0017】上記構成を有するタイル用化粧シート10
を図2に示すようなタイル面に貼着すると、タイル20
と目地22とによって形成される段差部24に対する優
れた追従接着性と、接着界面26全体に亙る優れた耐水
接着性とが実現され、シート面に目地22の凹みを再現
した独特の意匠性が長期に亙って顕示される。このよう
なタイル用化粧シート10の効果を、以下の比較試験の
説明によってさらに明確にする。
【0018】第1実施例(実施例1)によるタイル用化
粧シート10は、次のようにして形成する。まず、シリ
コン剥離紙18に、耐水性接着剤層16としてゴム系接
着剤(リキダインGR−732:リキダイン社製)を塗
工し、80゜Cの温度下に2分間置いて乾燥させる。乾
燥後の耐水性接着剤層16の厚みは、約60μmであ
る。次いで耐水性接着剤層16に、金属箔12として8
0μmの厚みを有する軟質アルミニウム箔(東洋アルミ
社製)を積層配置し、略全面に亙って固着する。最後に
金属箔12に、耐水性樹脂フィルム14として約200
μmの厚みを有する前述のネオックスを積層配置し、略
全面に亙って固着する。
【0019】また、本発明の第2実施例(実施例2)と
して、40μmの厚みを有する銅箔(福田金属箔工業社
製)からなる金属箔12′を備えたタイル用化粧シート
10′(図1に付記)を試験する。タイル用化粧シート
10′のその他の構成は、実施例1のタイル用化粧シー
ト10と略同一である。
【0020】これに対し、比較試験を実施するための比
較例1による化粧シートは、実施例1による化粧シート
10の耐水性樹脂フィルム14を、ネオックスに比べて
弾性的な展伸性に劣るポリ塩化ビニル製シートであるス
コッチカル(Scotchcal)(商品名:住友スリ
ーエム社製)に置換して形成される。他の材料構成及び
寸法諸元は、実施例1による化粧シート10と同一であ
る。また、比較例2による化粧シートは、実施例1によ
る化粧シート10のアルミニウム製の金属箔12の厚み
を、7μmに変更したものであり、他の材料構成及び寸
法諸元は、実施例1による化粧シート10と同一であ
る。さらに、比較例3による化粧シートは、実施例1に
よる化粧シート10の耐水性接着剤層16を、耐水性を
有しないアクリル系接着剤に置換して形成したものであ
る。このアクリル系接着剤は、アクリル酸を含む100
重量部の主剤に、架橋剤として2重量部のイソシアネー
トを添加して形成される。他の材料構成及び寸法諸元
は、実施例1による化粧シート10と同一である。
【0021】以上の5種類の化粧シートに、以下の4つ
の性能試験を実施して、その結果を比較検討する。 〔試験1〕伸び率(%) 実施例及び比較例による各化粧シートを150mm×2
5mmに裁断して試料片を形成し、この試料片を、引張
り試験機を用いて室温下(21゜C,湿度65%)で1
00mmの掴み間隔によって50mm/min.の速度
で引き延ばす。このときの試料片の破断までの伸び長さ
を、展伸前の最初の長さに対する百分率で示す。 〔試験2〕戻り率(%) 実施例及び比較例による各化粧シートの上記試料片を、
試験1と同一の条件下で約6mm引き延ばす。次いで、
−30゜C〜80゜Cの多様な環境下に長時間置く所定
のサイクル試験を経た後、各試料片の長さを測定し、次
式によって算出する。 戻り率(%)=(試料長さ(mm)−150)/6×1
00 〔試験3〕耐水接着力(kg/25mm) 実施例及び比較例による各化粧シートの上記試料片を半
磁器タイル(イナックス社製)に貼着し、初期状態、及
びそれを40゜Cの恒温水に168時間に亙って浸漬し
た後の状態にて、引張り試験機を用いて300mm/m
in.の速度で180゜方向へ引張り、剥離時の剥離力
を測定する。 〔試験4〕仕上がり外観 実施例及び比較例による各化粧シートを図2に示すタイ
ル面に貼着し、貼着直後の外観と、試験2における所定
のサイクル試験を経た後の外観とを、目視により観察評
価する。
【0022】試験結果を以下の表1に示す。
【表1】
【0023】表1の試験結果に示されるように、本発明
によるタイル用化粧シートは、上記試験1による伸び率
が約15%以上で、かつ試験2による戻り率が約70%
以下の値を呈するものであり、この範囲の特性を有する
ことにより、タイル面の目地の段差部分に対する優れた
追従接着性が、初期及び養生後のいずれにおいても実現
されるのである。したがって表1から明らかなように、
本発明の各実施例によるタイル用化粧シート10,1
0′は、図2に示すようなタイル面の段差部24に対す
る優れた追従接着性と、接着界面26全体に亙る優れた
耐水接着性との両方を備え、それにより、接着界面への
水分の浸入を確実に防止して、初期の貼着状態を長期間
に亙って維持することができる。その結果、タイル面に
貼着したタイル用化粧シート10,10′は、図2に示
すように、シート面に目地22の凹みを再現した独特の
意匠性を顕示することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、タイルと目地とによって形成される段差部に
対する優れた追従接着性と、接着界面全体に亙る優れた
耐水接着性とを備え、タイル及び目地によって形成され
る意匠性を損ずることなく被着タイル面の保護及び装飾
を可能とするタイル用化粧シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるタイル用化粧シートの断
面図である。
【図2】図1のタイル用化粧シートをタイル面への貼着
状態で示す図で、(a)平面図、(b)線II−IIに沿っ
た断面図、である。
【符号の説明】
10,10′…タイル用化粧シート 12,12′…金属箔 14…耐水性樹脂フィルム 16…耐水性接着剤層 18…シリコン剥離紙 20…タイル 22…目地 24…段差部 26…接着界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−118535(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/00 - 13/18 B32B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地を含む陶磁器製タイル面に貼着され
    るタイル用化粧シートであって、 所望の展性を有し、厚みが10μm〜100μmであ
    金属箔層と、 該金属箔層の一方の面に略全面に亙って固着される耐水
    性樹脂フィルム層と、 該金属箔層の他方の面に略全面に亙って展着される耐水
    性接着剤層とを具備し、 引張り試験による破断点の伸び率が15%以上であり、
    かつ耐水試験における経時後の状態で前記耐水性接着剤
    層が2.0kg/25mm以上の接着力を発揮すること
    を特徴と するタイル用化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記耐水性接着剤層の接着剤が一部架橋
    されている請求項1に記載のタイル用化粧シート。
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