JP3047890U - 生産管理ユニット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産カウント入力により、生産数・累計数を
計り、記憶するとともに生産品の進捗状況を管理し、生
産数や所要時間などの生産管理情報を印刷するための装
置 【構成】 生産管理ユニット本体と管理した情報を表示
するユニット表示部さらに生産管理情報を印刷するプリ
ンタ部

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、生産カウント入力により生産数、累計数を計数・記憶し、生産品の 進捗状況を管理印刷するための装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）従来は、生産数、累計数をカウントする場合、生産機械を操作する人が 計測・記憶していた。 （ロ）ロットを終了した時に作業員が記述管理していた。 （ハ）出荷した製品の中から不良品が見つかった場合、どの工程で発生したか をつきとめるため、生産過程全工程をチェックしていた。 （ニ）ロットナンバーや稼働時間などは、時間により作業員が記述管理してい た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術は次の様な欠点があった。 （イ）従来からの技術として、生産数、累計数をカウントする場合、生産機械 を操作する人が計測・記憶するには誤認や錯覚があり正確性に欠けていた。 （ロ）生産過程において、ある時刻の生産ロットを見つけるため、全生産品の 数と時間から計算して割り出すには、時間と人件費のコストがかかり非効率的で あり非生産的、かつ不確実であった。 （ハ）出荷した製品の中から不良品が見つかった場合、どのロットで発生した のかつきとめるためには、全ロットのチェックしなければならず、非効率的であ った。 （ニ）ロットナンバーや稼働時間などを時計の時間により作業員が記述する場 合、記述誤りや記述漏れが発生し確実性に欠ける結果を生み出していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 この考案の生産管理ユニット装置は、次の（イ）（ロ）（ハ）の要素で構成さ れている。 （イ）生産設備の進捗状況を管理する生産管理ユニット本体（１） （ロ）管理する情報を表示するユニット表示部（２） （ハ）管理するロット情報と稼働期間報情報を印刷するプリンタ部（３）

【０００５】

【作用】

上記の如く構成すれば、本考案は次に示す入力信号と出力信号との外部接続信 号により稼働している。 （１）生産機械または製品検出センサーの出力信号を接続し、信号が入るたび に生産数と累計数が加算される。この時の生産数と累計数はプリスケールで設定 された値が加算される。なお、信号の機能設定はＯＮで加算、ＯＦＦで加算を選 択できる。また、応答時間を設定することでチャタリングによる計数ミスを防い でいる。 （２）入力信号は手動・自動に対応しカウントされる。 （３）ロット終了入力信号は、ストッカーなどを連動させる生産設備などに本 ユニットを取付ける場合に接続する。これにより自動的にストックされるごとに ロット情報印刷を行う。ロット終了は、このロット終了入力信号と本体パネルの 「終了・確認」キー（４）のどちらかが入力された時に作動する。また、プリセ ットで設定した数を生産数カウントが越えた場合も同様に作動する。 （４）ロット終了パルス出力信号はロット終了時点で、機能設定で設定された 時間ＯＮする。ロット終了パルス出力信号をコンベアーの起動信号へ接続するこ とで簡易的にロット単位のストックができる。 （５）プリセット完了出力信号は生産数カウンタがプリセットに設定された数 を越えた時にＯＮ出力され、パネルのいずれかのキーが押されるとＯＦＦする。 また、プリセット完了出力信号に外部ブザーを接続することで作業者にロット 終了を告知する。

【０００６】 ロットの終了毎にロット情報紙（５）に情報が印刷される。 ロット情報は機械番号、ロットナンバー、ロット生産開始日付・時刻、ロット 生産終了日付・時刻、稼働時間、ロット終了時の累計生産数量、ロットの生産数 量、平均タクト、最大タクト及び最小タクト等である。

【０００７】 ＦＵＮと終了・印字キーの操作がおこなわれると、ロット集計情報が印刷され る。 ロット集計情報とは機械番号、ロットナンバー・生産数、期間終了日付及び時 刻である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、生産カウント入力により、製品の生産数、累計数を計数記憶 され、製品の生産カウントの間隔を計りサイクルタイムまで自動記憶されるので 正確性が向上する。 また、作業員を従来の計測作業から他作業に配置できるため、経済的効果が生 ずる。 製品に関わる各種情報が瞬時に把握でき、生産の履歴が把握されるので生産性 向上に繋がる。 製品のロット間の混入を防ぐ効果が生じる。 製品のロット内での不良品の流出を最小限に防ぎ、生産成果が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】生産管理ユニット装置の正面図及び側面図であ
る。

【図２】生産管理ユニット装置パネル部の拡大図であ
る。

【図３】生産管理ユニット装置の斜視図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ ユニット表示部 ３ プリンタ部 ４ 終了・確認ボタン ５ ロット情報紙

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【手続補正書】

【提出日】平成９年１１月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】生産カウント入力により、生産数、累計数
   を計数・記憶させ、生産品の進捗状況を管理し、管理情
   報を印刷する生産管理ユニット装置。
2. 【請求項２】前記生産カウント入力の間隔を計り、サイ
   クルタイムを記憶することを特徴とする実用新案登録請
   求の範囲請求項１記載の生産管理ユニット装置。
3. 【請求項３】ロット終了により、ロットの生産時刻、所
   要時間、生産数等を記憶し、設定により随時または一括
   で、記憶された生産管理情報を印刷することを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲請求項１記載の生産管理ユニ
   ット装置。