JP3047673B2 - 空調装置の天吊室外機 - Google Patents

空調装置の天吊室外機

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JP3047673B2
JP3047673B2 JP5115126A JP11512693A JP3047673B2 JP 3047673 B2 JP3047673 B2 JP 3047673B2 JP 5115126 A JP5115126 A JP 5115126A JP 11512693 A JP11512693 A JP 11512693A JP 3047673 B2 JP3047673 B2 JP 3047673B2
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哲博 山中
浩之 大前
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマンション等の建物の
ベランダに吊設するようにした空調装置の天吊室外機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の空調装置の天吊室外機と
しては、例えば実願平3−102218号が挙げられ
る。図4にかかる従来例を示す。図4において、20は
マンション等の建物のベランダの天井面であり、この天
井面20の下面に空調装置の室外機1を設置しているも
のである。ベランダの外側に上記室外機1の吹出口3が
位置するように室外機1が設置されるようになってお
り、上記吹出口3の開口面には吹出グリル4が装着され
ている。また室外機1にはモータ5と、このモータ5の
出力軸に装着したモータファン6とが設置してある。か
かるモータ5を駆動してモータファン6を回転させるこ
とで、吹出口3及び吹出グリル4を介して風を吹出す。
【0003】ところでベランダの天井面20の端部に
は、いわゆる垂れ壁が設けてある場合と設けてない場合
があるが、図4に示すように、垂れ壁21が設けてある
場合には、室外機1の設置スペースの関係から、垂れ壁
21と室外機1の吹出口3との間の寸法Lが短い場合が
ある。そこでこのような場合、図4に示すように、吹出
グリル4に複数の羽根42を下方向に斜めに設けて、吹
出風量を確保すべく室外機1からの吹出風がそのまま垂
れ壁21に当たらないようにしていた。つまり室外機1
の吹出グリル4から吹出された風を、図4の矢印に示す
ように、羽根42によって斜め下方に案内していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の天吊型の
室外機1においては、現地の据付パターンとして、吹出
側に垂れ壁21がある場合についての対応が要求されて
おり、そのため上述のように羽根42を斜め下方に設け
ている。しかしながらモータファン6の性能に関して
は、吹出側制約(静圧アップ)による風量ダウンが生じ
るため、上記従来例においても依然として充分に対応で
きていないという問題があった。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、室外機の標準据
付パターンのファン性能仕様を維持したまま、現地にて
垂れ壁がある場合の据付パターンにも対応可能な空調装
置の天吊室外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の空調装
置の天吊室外機は、ベランダの天上面20に吊設するよ
うにした空調装置の天吊室外機において、吹出口3の前
方に位置する垂れ壁により送風性能が低下するときに、
室外機1のモータファン6の回転数を高速回転側へとシ
フト可能なスイッチ8を設けてあることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】この発明の空調装置の天吊室外機によれば、室
外機1を現地で据付ける場合に、該室外機1と垂れ壁2
1との間の寸法があまりない場合であっても、その寸法
に応じてスイッチ8を切換えて、モータファン6を高速
回転側へとシフトさせることで、室外機1の標準据付パ
ターンのファン性能仕様を維持したまま、現地にて垂れ
壁がある場合の据付パターンをも対応可能とすることが
できる。すなわち室外機1と垂れ壁21との間の寸法が
あまりない場合、モータファン6を高速回転側へとシフ
トさせることで、風量ダウンによる吹出性能の悪化を防
止でき、室外機1の信頼性を損なうことなく、空調運転
を行うことができる。
【0008】
【実施例】次にこの発明の空調装置の天吊室外機の具体
的な実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。図1は垂れ壁21がある場合の室外機1を天井面2
0の下面に設置した場合の側断面図を示し、室外機1の
吹出側の内部には、従来と同様に、モータ5と、このモ
ータ5の出力軸に装着されたモータファン6とが設けて
ある。なお本実施例では、室外機1内には、図2に示す
ように、2つのモータ5とモータファン6とが設けてあ
る。
【0009】図2は室外機1の据付スペースを示してお
り、室外機1の側面と壁面22との間の寸法L1 、室外
機1の吸込側の側面と壁面23との間の寸法L2 を、例
えばL1 を100mm、L2 を150mmとして、この
寸法以上に壁面22、23との間をあけて据付けるもの
である。ここで図1において、7は室外機1内の圧縮機
(図示せず)を駆動するためのモータ(図示せず)を駆
動制御するインバータ回路、このインバータ回路の電源
部、室温調節等を行うマイクロコンピュータ等の電子部
品を実装した電装ユニットである。またこの電装ユニッ
ト7により上記モータ5を駆動制御しており、モータ5
の回転数を変えてモータファン6の風量を可変するよう
にしている。そしてモータ5の回転数を高低2段にシフ
トさせるスイッチ8が上記電装ユニット7に設けてあ
り、このスイッチ8は室外機1の外部から施工者が容易
に操作できるようになっている。
【0010】図3はモータ5の回転数を可変させるため
の制御を行うブロック図を示し、スイッチ8の各端子は
制御部9と接続されており、制御部9の出力端はモータ
5に接続されている。ここでスイッチ8のc端子は共通
端子であり、a、b端子に共通端子cを切換えてモータ
5の回転数を高低2段に切換えるようにしている。a端
子はモータ5の回転数を大風量側へシフトさせた回転数
で運転する端子であり、b端子はモータ5の回転数を通
常の回転数で運転させる端子である。
【0011】したがって図1に示すように、垂れ壁21
がある場合において、施工者が室外機1を据付ける場合
に、室外機1と垂れ壁21との間の寸法Lをみて、該寸
法Lが短く、送風性能が低下する場合にはスイッチ8を
操作してa端子に切換える。また寸法Lが大きい場合に
は、スイッチ8の端子をb端子に切換える。
【0012】これにより室外機1と垂れ壁21との間の
寸法が短い場合でも、施工者が現場でスイッチ8を切換
えることで、吹出側制約(静圧アップ)条件下でのファ
ン性能仕様に切換えることができる。つまり具体的に
は、垂れ壁21との距離が長い場合には、中速(M)と
低速(L)とで運転制御されるものが、垂れ壁21との
距離が短い場合には、高速(H)と中速(M)とで運転
制御されるようになる。この結果、室外機1の吹出側に
垂れ壁21があり、その垂れ壁21が近い場合でも、吹
出風量をダウンさせることがない。なお図1及び図2に
おいて、10は室外機1からの吹出風を示している。
【0013】ここで通常はスイッチ8の端子をb端子に
予め設定しておき、垂れ壁21がない場合はそのまま室
外機1を設置し、また垂れ壁21があっても垂れ壁21
と室外機1との間の距離がある程度あり、室外機1から
の吹出風量が確保できる場合は、同様にスイッチ8の操
作をしないで室外機1を設置する。そして垂れ壁21と
室外機1との距離が短い場合には、上述のようにスイッ
チ8を切換操作してa端子に切換える。したがって通常
の場合、施工者はスイッチ8の操作は不要で、垂れ壁2
1と室外機1との距離が短い場合だけ操作すればよく、
現地での据付作業において容易に対応できるものであ
る。
【0014】なおモータファン6の風量の調整、つまり
モータ5の回転数の調整は、制御部9からの信号により
行っており、例えばこの制御部9からの信号をモータ5
の電源側に挿入したトライアックの位相信号としてもよ
く、またモータ5の巻線にタップを設けておいて、この
タップを切換えるようにしてもよい。モータ5の制御
は、スイッチ8を操作してモータファン6の風量を可変
できる方法であればどのような手段でもよい。製品仕様
として、モータ5の巻線(コイル)にタップを設けてモ
ータファン6の風量を可変させる場合には、巻線にタッ
プを設けておくだけでもよいので、構造を簡単にして垂
れ壁21に対する据付けに対応できるものである。
【0015】また本実施例のように、垂れ壁がある場所
に室外機を設置する場合、モータファン6の風量が大き
くなるように現地にてスイッチ8の切換え(「標準」→
「垂れ壁設置」)により、室外機と垂れ壁との距離、つ
まり吹出側スペース制約が従来600mm以上必要であ
ったのが、350mmまで短くすることが可能となっ
た。
【0016】
【発明の効果】この発明の空調装置の天吊室外機によれ
ば、室外機を現地で据付ける場合に、該室外機と垂れ壁
との間の寸法があまりない場合であっても、スイッチを
操作するだけの簡単な作業で、風量ダウンによる吹出性
能の悪化を防止でき、室外機の信頼性を損なうことな
く、空調運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の室外機を据付けた場合の断
面図である。
【図2】この発明の実施例の室外機の据付けスペースを
示す断面図である。
【図3】この発明の実施例のブロック図である。
【図4】従来例の室外機の据付けた状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 室外機 3 吹出口 5 モータ 6 モータファン 7 電装ユニット 8 スイッチ 20 天井面 21 垂れ壁
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−136844(JP,U) 実開 昭61−97362(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F24F 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベランダの天井面(20)に吊設するよ
    うにした空調装置の天吊室外機において、吹出口(3)
    の前方に位置する垂れ壁により送風性能が低下するとき
    に、室外機(1)のモータファン(6)の回転数を高速
    回転側へとシフト可能なスイッチ(8)を設けてあるこ
    とを特徴とする空調装置の天吊室外機。
JP5115126A 1993-04-05 1993-04-05 空調装置の天吊室外機 Expired - Fee Related JP3047673B2 (ja)

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