JP2014126331A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機の据え付け位置を制限することなく、室内機の機外静圧を所望の値とすることができる空気調和装置を得る。
【解決手段】吸込口9及び吹出口10を有する筐体と、吸込口9から空気を吸引し、吹出口10から空気を排出させる室内送風機1と、筐体の内部の、吸込口9と吹出口10との間の風路に設けられた室内熱交換器3と、室内送風機1を回転駆動する駆動装置2と、駆動装置2を制御して、室内送風機1の風量を制御する出力制御装置4と、筐体の機外静圧を検出する静圧検出装置5と、を備え、吸込口9は、筐体の前面、背面、右側面、左側面、及び下面のうち、1つ以上の面に設けられ、出力制御装置4は、筐体の機外静圧が設定値となるように、室内送風機1の風量を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の吸込口が形成された室内機を有する空気調和装置に関する。
従来の空気調和装置においては、吸込口と吹出口とが形成された室内機の筐体内に、熱交換器を配置し、送風機を駆動することで、吸込口から吸い込んだ空気を熱交換器に通過させて吹出口から吹き出すことで空気調和を行っている。室内機の筐体内に設けられた送風機は、プーリーとベルトを介してモーターと接続され、モーターからの回転が伝わることで駆動される。このような従来の空気調和装置では、室内機の据え付け位置等によっては、吸込口の近傍に構造物が存在するなどにより吸込圧損(風路抵抗)が発生する場合がある。また、吹出口にダクトを接続することにより据え付け条件に合わせた機外静圧(風路抵抗)の設定が必要である。
このようなことから従来の空気調和装置においては、室内機の据え付け状態による吸込圧損と機外静圧などの風路圧損に応じて、室内機の風量を、プーリーとベルトの組み合わせによって指定できるようになっている。つまり、プーリーとベルトの組み合わせを変更することで、モーターの回転数と送風機の回転数との比を変更して、送風機の機外静圧を設定することで、所望する風量を得る。だだし、現地ダクトの機外静圧については現地ダクト設計、及び施工に問題が無いことが前提となる。ダクト設計が間違っている場合には、所望する風量が得られないことがある。このようなプーリーとベルトは、幅広い静圧範囲に対応するため複数の種類が製造販売されている(例えば、非特許文献1参照)。
また従来の技術において、換気装置内の圧力損失が変化しても一定風量で運転するための、風量一定制御DCファンモータが提案されている。この技術では、運転回転数と規定回転数が同回転数になるようにDCモーターの印加電圧を制御することで、風量を一定に制御している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3012721号公報(第3頁、第1図)
「三菱電機設備用インバーターエアコン2012年版システム設計・工事マニュアル スプリット形新冷媒シリーズ」、MEES11W016、三菱電機株式会社発行、298頁
通常の空気調和装置の風路設計では、吹出口に取り付けられるダクト形状の圧損については事前計算により正しく設計されているが、開放された状態の吸込口は空気を吸込むための必要スペースの指示をするのみで圧損についての考慮はされていない。しかし、室内の設置スペースの問題などにより、必要スペースの指示が守られず、壁面などの影響を受けて圧損が増加して、事前計算による圧損に対して全静圧が大きくなり、風量が不足する問題があった。
また、プーリーとベルトの組み合わせを変更することで風量を設定する場合には、予め計算される機外静圧の条件でプーリーとベルトを選定するが、風路抵抗が正しく把握できていないことにより、著しくプーリーとベルトの選定が異なった場合、設定の風量を得るために現地にてプーリーの修正が必要となり、プーリー変更することも想定される。また、現地室内のレイアウト変更により吸込圧損や機外静圧などの風路抵抗が変化した場合にも、プーリー変更を行う場合がある。これらの場合、据え付け後にプーリーとベルトを手配しなければならなく、据え付け作業が煩雑になる、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室内機の据え付け位置を制限することなく、室内機の機外静圧を予め計算した値とすることで、必要な適正風量を得られる空気調和装置を得るものである。
本発明に係る空気調和装置は、吸込口、及び吹出口を有する筐体と、前記吸込口から空気を吸引し、前記吹出口から空気を排出させる送風機と、前記筐体の内部の、前記吸込口と前記吹出口との間の風路に設けられた熱交換器と、前記送風機を回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御して、前記送風機の風量を制御する制御装置と、前記筐体の機外静圧を検出する静圧検出装置と、を備え、前記吸込口は、前記筐体の前面、背面、右側面、左側面、及び下面のうち、1つ以上の面に設けられ、前記制御装置は、前記筐体の機外静圧が設定値となるように制御することで、前記送風機の所望の風量を得ることを特徴とする。
本発明は、室内機の据え付け位置を制限することなく、室内機の機外静圧を所望の値とすることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1における室内機100の内部構成を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態1における室内機100の外観を模式的に示した平面図(正面図、及び側面図)である。 本発明の実施の形態1における室内機100の外観を模式的に示した平面図(背面図)である。 本発明の実施の形態1における室内機100の据え付け状態を示す配置図である。 本発明の実施の形態1における静圧と風量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における空気調和装置の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2における空気調和装置の制御動作を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷媒回路図である。
図1に示すように、本実施の形態1における空気調和装置は、室内機100と、室外機200と、この室内機100と室外機200とを接続する液冷媒配管30及びガス冷媒配管40とを備えている。
室内機100は、室内熱交換器3、室内絞り装置106を備えている。室内機100に接続される液冷媒配管30からガス冷媒配管40へと順に、室内絞り装置106と室内熱交換器3とが直列に接続され、冷媒回路の一部を構成している。室内機100の筐体内には室内送風機1が設けられている。詳細は後述する。
室内絞り装置106は、例えば電子膨張弁により構成され、開度が設定されることで冷媒流量を調整し、減圧弁又は膨張弁として機能して冷媒を減圧して膨張させるものである。
室内熱交換器3は、例えば伝熱管と多数のフィンにより構成されたフィンアンドチューブ型熱交換器により構成され、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。
室内送風機1は、モーター等の駆動装置2により回転駆動され、駆動装置2の回転数を変化させることにより風量を調整し、送風量を調整することが可能になっている。
室外機200は、圧縮機201を備えている。圧縮機201の吐出側には、流路切替手段である四方弁202、室外熱交換器203が順次配管で接続され、冷媒回路の一部を構成している。圧縮機201の吸入側には、アキュムレータ204、及び、四方弁202が順次配管で接続されている。四方弁202はガス冷媒配管40と接続されている。室外熱交換器203の近傍には室外送風機205が設けられている。
室外熱交換器203は、例えば伝熱管と多数のフィンにより構成されたフィンアンドチューブ型熱交換器により構成され、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。
室外送風機205は、ファンモータ等により駆動され、モーター回転数を変化させることにより風量を調整し、送風量を調整することが可能になっている。
図2は、本発明の実施の形態1における室内機100の内部構成を模式的に示した斜視図である。
図2に示すように、室内機100の筐体内には、室内送風機1、駆動装置2、室内熱交換器3、出力制御装置4、静圧検出装置5、ドレンパン6、及びベース7を備えている。また、室内機100の筐体には、吸込口9及び吹出口10が形成されている。この室内機100は、床置き型の室内機であり、室内の床上に据え付けられる。また、吹出口10には、例えばダクトが接続される場合がある。
室内送風機1は、吸込口9から空気を吸引し、吹出口10から空気を排出させる。
駆動装置2は、例えばインバーターにより制御されるモーター等によって構成され、回転軸が室内送風機1に直結されている。
室内熱交換器3は、筐体の内部の、吸込口9と吹出口10との間の風路に設けられており、筐体内に吸い込まれた空気と冷媒とを熱交換する。
静圧検出装置5は、室内送風機1の吹出口10側に設けられ、筐体の内部の静圧を検出する。
出力制御装置4は、静圧検出装置5の入力信号を基に、駆動装置2の出力周波数を制御して、室内送風機1の風量を制御する。
ドレンパン6は、室内熱交換器3の下方に設けられ、室内熱交換器3からの結露水及び洗浄水を受ける。
ベース7は、筐体の下面を構成する。
なお、室内送風機1は、本発明における「送風機」に相当する。
また、室内熱交換器3は、本発明における「熱交換器」に相当する。
また、出力制御装置4は、本発明における「制御装置」に相当する。
図3は、本発明の実施の形態1における室内機100の外観を模式的に示した平面図(正面図、及び側面図)である。
図4は、本発明の実施の形態1における室内機100の外観を模式的に示した平面図(背面図)である。
図3及び図4に示すように、吸込口9は、筐体の前面、及び背面に設けられている。
また、吹出口10は、例えば筐体の天面にダクト接続により形成されている。本実施の形態1においては、筐体の前面に前面吸込口9aが形成され、筐体の背面に背面吸込口9bが形成されている。
なお、吸込口9の形成面はこれに限定されず、筐体の前面、背面、右側面、左側面、及び下面のうち任意の1つ以上の面に形成するようにしても良い。
なお、図3に示す例では、筐体の下方に吸込口9を形成し、上方に吹出口10を形成した場合を説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば筐体の上方に吸込口9を形成し、下方に吹出口10を形成しても良い。このような構成により例えば電算室用機種などのフリーアクセスフロアに対応することができる。
図5は、本発明の実施の形態1における室内機100の据え付け状態を示す配置図である。
図5に示すように、室内機100を、建物の壁、構造物、又は室内の他の設置物(以下、壁面Wという)に、間隔を空けずに又は間隔を十分に確保せずに据え付けた場合には、壁面Wに対向する面の吸込口9が塞がれた状態となる。これにより、吸込口9の全体の開口面積が変化し、吸込圧損が増加し、風量と機外静圧が変化する。
ここで、静圧と、室内送風機1の風量との関係について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1における静圧と風量との関係を示す図である。
図6において、P−Q、P−Qは、室内送風機1の出力周波数を一定とした場合における、風量と静圧の特性(以下、P−Q特性ともいう)を示している。P−Qは、室内送風機1の出力周波数が高く(以下、出力周波数Hiという)、送風量が多い場合、P−Qは、室内送風機1の出力周波数が低く(以下、出力周波数Lowという)、送風量が少ない場合を示している。
また、R1は、室内機100の2面の吸込口9のうち2面が開口している時の風路の圧力損失(以下、機内抵抗ともいう)を示している。R2は、室内機100の2面の吸込口9のうち1面が開口(他方の1面が閉口)している時の吸込圧損と機内抵抗を足し合わせた風路の圧力損失(以下、吸込圧損と機内抵抗の和ともいう)を示している。
また、P1は、室内機100の吸込口9のうち2面が開口している時のダクトを含めた全ての風路の圧力損失(以下、全静圧ともいう)を示している。P2は、室内機100の吸込口9のうち1面が開口(他方の1面が閉口)している時の吸込圧損と全静圧を足し合わせた風路の圧力損失(以下、全静圧と吸込圧損の和ともいう)を示している。
また、吹出口10に接続されたダクト内の静圧(以下、機外静圧ともいう)は、全静圧と機内抵抗との差分となる。例えば図6の矢印で示す機外静圧aは、ある使用風量において、全静圧がP1、機内抵抗がR1の場合を示している(機外静圧a=P1−R1=全静圧−機内抵抗)。また、図6の矢印で示す機外静圧bは、吸込口9の1面が開口している時の実際の風量において、全静圧と吸込損失の和がP2、吸込圧損と機内抵抗の和がR2の場合を示している(機外静圧b=P2−R2=全静圧+吸込圧損−(吸込圧損+機内抵抗))。また、図6の矢印で示す機外静圧cは、吸込口9の1面が開口している時のある使用風量において、全静圧と吸込損失の和がP2、吸込圧損と機内抵抗の和がR2の場合を示している(機外静圧b=P2−R2=全静圧+吸込圧損−(吸込圧損+機内抵抗))。
図6に示すように、吸込圧損と機内抵抗の和は、吸込口9の開口面が多いほど、即ち開口面積が大きいほど小さくなる。このため、室内送風機1の出力周波数を一定とした場合には、開口面積が大きいほど機外静圧が大きくなる。
また、全静圧は、室内送風機1の出力周波数が上昇すると大きくなる。このため、吸込圧損と機内抵抗の和を一定とした場合には、室内送風機1の出力周波数が大きいほど、全静圧が大きくなり、機外静圧も大きくなる。
通常の空気調和装置の風路設計では、吹出口10に取り付けられるダクト形状の圧損については事前計算により正しく設計されているが、開放された状態の吸込口9は空気を吸込むための必要スペースの指示をするのみで圧損についての考慮はされていない。しかし、室内の設置スペースの問題などにより、必要スペースの指示が守られず、壁面Wなどの影響を受けて吸込圧損が増加して、事前計算による圧損に対して全静圧が大きくなり、風量が不足する場合があった。本実施の形態1においては、このような据え付け状態によって吸込口9の開口部が壁面Wなどの影響を受けて、吸込圧損が変化して全静圧が変化した場合でも、機外静圧が設定値となるように制御を行うことで所望している風量を得ることが可能となる。
以下、本実施の形態1における空気調和装置の制御動作を説明する。
図7は、本発明の実施の形態1における空気調和装置の制御動作を説明するフローチャートである。
以下、図7の各ステップに基づき、図6を参照しつつ説明する。
なお、機外静圧の設定値として、上記図6で示した機外静圧aが設定されているものとする。なお、この設定値は、予め出力制御装置4に記憶させても良いし、ディップスイッチ等の入力装置から任意に設定しても良い。また、例えば運転操作を行う操作パネル又はリモコンから保守操作モード等によって任意に入力しても良い。
空気調和装置を据え付け後の初回運転時、または運転操作を行う操作パネル又はリモコンからの保守操作モード等の入力により、風量・機外静圧設定動作を開始する。
(S100)
出力制御装置4は、駆動装置2の出力周波数(インバータ周波数)を制御して、室内送風機1を一定の出力周波数で動作させる。ここでは、例えば図6のP−Qに示した出力周波数Lowで駆動させた場合を説明する。
室内機100の2面の吸込口9が共に開口している場合、機内抵抗はR1となり、図6のP1とP−Qとが交差するポイント「1」で運転する。このとき機外静圧はaとなる。
一方、室内機100の2面の吸込口9のうち1面が塞がれ、他方の1面のみ開口している場合、吸込圧損と機内抵抗の和がR2となり、図6のP2とP−Qとが交差するポイント「2」で運転する。このとき機外静圧はbとなる。
(S101)
静圧検出装置5は、室内機100の筐体の機外静圧を検出する。例えば、室内機100の2面の吸込口9のうち1面が塞がれている場合、機外静圧bが検出される。
出力制御装置4は、静圧検出装置5によって検出された機外静圧の値を取得する。
(S102)
出力制御装置4は、S101で取得した機外静圧と、設定値(機外静圧a)とを比較する。
出力制御装置4は、S101で取得した機外静圧と設定値とが一致する場合、風量・静圧設定動作を終了する。
S101で取得した機外静圧が、設定値より低い場合、S103に進む。
S101で取得した機外静圧が、設定値より高い場合、S104に進む。
例えば、室内機100の2面の吸込口9のうち1面が塞がれている場合、機外静圧bは設定値(機外静圧a)より低いため、S103へ進む。
(S103)
出力制御装置4は、駆動装置2の出力周波数(インバータ周波数)を増加させ、室内送風機1の風量を増加させる。ここで、出力周波数を増加させる値は、予め設定した値を増加させる。例えばインバーター周波数を10Hz増加させる。なお、このS103が繰り返し実施されることで、風量が段階的に増加することとなる。
図6の例では、P−Qに示した出力周波数Lowから、P−Qに示した出力周波数Hiまで増加し、P2とP−Qとが交差するポイント「3」で運転する。このとき機外静圧が設定値と同等の値(機外静圧c)となる。
なお、ここでは、予め設定した値だけ増加させる場合を説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、現在の機外静圧と設定値との差分を求め、この差分が大きいほど、増加量を大きくしても良い。
(S104)
出力制御装置4は、駆動装置2の出力周波数(インバータ周波数)を減少させ、室内送風機1の風量を減少させる。ここで、出力周波数を減少させる値は、予め設定した値を減少させる。例えばインバーター周波数を10Hz減少させる。なお、このS104が繰り返し実施されることで、風量が段階的に減少することとなる。
なお、ここでは、予め設定した値だけ減少させる場合を説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、現在の機外静圧と設定値との差分を求め、この差分が大きいほど、減少量を大きくしても良い。
なお、吸込圧損は、据え付け状態によって一般的には増加するが、室内の他の設置物が移動するなどして、吸込圧損が減少する場合もある。このため、増加に限らず減少も判定して、風量を制御している。
(S105)
出力制御装置4は、一定時間の間、機外静圧値が設定値の範囲内であるか否かを判断する。
一定時間の間、機外静圧値が設定値の範囲内である場合には、風量・静圧設定動作を終了する。出力制御装置4は、以降の動作(通常の空調動作)において、駆動装置2の出力周波数をS103又はS104で設定した出力周波数とする。
図6の例では、P2とP−Qとが交差するポイント「3」で運転し、機外静圧cを一定時間の間、検出した場合、風量・静圧設定動作を終了する。
一方、一定時間の間、機外静圧値が設定値の範囲内でない場合は、S101へ戻る。
ここで、設定値の範囲は、例えば上記S102で比較した設定値に、所定の値を加算、及び減算した範囲の値とする。例えば設定値±10[Pa]の範囲を、設定値の範囲とする。このように、検出した静圧値と設定値との判定にデファレンシャルを設けて、設定値の範囲内を一定時間検出した場合には、風量・静圧設定動作を終了する。
なお、上記の風量・設定動作の実行は、空気調和装置を据え付け後の初回運転時に限らず、任意のタイミングで行うようにしても良い。
例えば、定期的に上記の風量・設定動作を実行するようにしても良い。これにより、例えば吸込口9に設けたフィルターの目詰まりなどにより吸込圧損が増加した場合にも、機外静圧を設定値にすることができる。なお、2回目以降の風量・設定動作において、駆動装置2の出力周波数を増加させた場合には、報知手段によって、フィルターが目詰まりしている旨の報知、又はフィルターの交換を促す旨の報知をするようにしても良い。なお、報知手段としては、例えば、操作パネルに設けた表示画面、ランプ、ブザー等を用いることができる。
以上のように本実施の形態1においては、室内機100の筐体の機外静圧が設定値となるように、室内送風機1の風量を制御する。
このため、設置場所等によって風路開口面積が変化し、吸込圧損が変化して全静圧が変化した場合であっても、機外静圧を任意の設定値にすることで所望している風量を得ることが可能である。
また、モーター等の駆動装置2と室内送風機1とを、プーリーを介さずに直結方式で構成し、駆動装置2の出力周波数を制御することで、室内送風機1の風量を制御することで機外静圧を設定するので、機外静圧を変更するためにプーリーとベルトの組み合わせを変更する必要が無く、据え付け作業の簡素化、迅速化を図ることができる。
また、本実施の形態1においては、室内機100の筐体の前面、及び背面に吸込口9を設けている。このため、吸込口9を1面のみに設ける場合と比較して、吸込圧損を低下させることができる。よって、室内送風機1への入力電力を少なくすることで、当該効果を奏することができる。
そして、複数の面に吸込口9を設けた場合において、室内機100を壁面Wに間隔を空けずに、ピタッと設置した場合であっても、機外静圧を任意の設定値にすることができるので、室内機100と壁面Wとの間にサービススペースを設ける必要がなくなり、室内機100の据え付け位置が制限されることがない。
実施の形態2.
本実施の形態2では、静圧検出装置5に代えて、室内機100の風路の風速に基づき風量の変化を検出する形態について説明する。
本実施の形態2における空気調和装置は、上記実施の形態1の静圧検出装置5に代えて、室内機100の筐体内における風路の風速を検出する風速検出装置を備えている。
なお、風量と風速との関係は、風の通過面積に対して比例関係である。
なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。
次に、本実施の形態2における空気調和装置の制御動作を説明する。
図8は、本発明の実施の形態2における空気調和装置の制御動作を説明するフローチャートである。
以下、図8の各ステップに基づき、図6を参照しつつ説明する。なお、実施の形態1と同様の動作には同一のステップ番号を付し、説明を省略する。
なお、風量の設定値として、上記図6で示した機外静圧aにおける風量(使用風量)が設定されているものとする。なお、この設定値は、予め出力制御装置4に記憶させても良いし、ディップスイッチ等の入力装置から任意に設定しても良い。また、例えば運転操作を行う操作パネル又はリモコンから保守操作モード等によって任意に入力しても良い。
(S201)
風速検出装置は、室内機100の筐体内部の風速を検出する。
出力制御装置4は、風速検出装置によって検出された風速の値を取得する。
(S202)
出力制御装置4は、風速検出装置によって検出された風速に基づき、室内機100の筐体の風量を求める。
例えば、実験データやシミュレーション結果等に基づき、予め、風速に対応した風量の値をテーブル化して記憶し、出力制御装置4は、このテーブルを参照することで風量を求める。また例えば、予め記憶した演算式に風速を代入して風量を求めても良い。
例えば図6の例において、室内機100の2面の吸込口9のうち1面が塞がれ、他方の1面のみ開口している場合、吸込圧損と機内抵抗の和がR2となり、図6のP2とP−Qとが交差するポイント「2」で運転する。このとき風量は「実際の風量」となる。
(S203)
出力制御装置4は、S202で求めた風量と、設定値とを比較する。
出力制御装置4は、S202で求めた風量と設定値とが一致する場合、風量設定動作を終了する。
S202で求めた風量が、設定値より低い場合、S103に進む。
S202で求めた風量が、設定値より高い場合、S104に進む。
上記実施の形態1と同様に、S103又はS104を実行する。
図6の例では、P−Qに示した出力周波数Lowから、P−Qに示した出力周波数Hiまで増加し、P2とP−Qとが交差するポイント「3」で運転する。このとき風量が設定値と同等の値(使用風量)となる。
(S204)
出力制御装置4は、一定時間の間、風量が設定値の範囲内であるか否かを判断する。
一定時間の間、風量が設定値の範囲内である場合には、風量設定動作を終了する。出力制御装置4は、以降の動作(通常の空調動作)において、駆動装置2の出力周波数をS103又はS104で設定した出力周波数とする。
図6の例では、P2とP−Qとが交差するポイント「3」で運転し、風量が「使用風量」である状態を一定時間の間、検出した場合、風量設定動作を終了する。
一方、一定時間の間、風量が設定値の範囲内でない場合は、S201へ戻る。
ここで、設定値の範囲は、例えば上記S203で比較した設定値に、所定の値を加算、及び減算した範囲の値とする。このように、検出した風量と設定値との判定にデファレンシャルを設けて、設定値の範囲内を一定時間検出した場合には、風量設定動作を終了する。
以上のように本実施の形態2においては、風速検出装置によって検出された風速に基づき、筐体の風量を求め、該風量が設定値となるように、室内送風機1の出力周波数を制御する。このため、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態1及び2では、吸込口9を筐体の前面及び背面に設け、1面が塞がれた場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、吸込口9を筐体の前面のみに設け、その一部が塞がれて吸込圧損が増加した場合、または、吸込口9を筐体の3面以上に設け、吸込口9の1面以上が塞がれて吸込圧損が増加した場合においても、上述した発明思想を適用することができ、同様の効果を奏することができる。
1 室内送風機、2 駆動装置、3 室内熱交換器、4 出力制御装置、5 静圧検出装置、6 ドレンパン、7 ベース、9 吸込口、9a 前面吸込口、9b 背面吸込口、10 吹出口、30 液冷媒配管、40 ガス冷媒配管、100 室内機、106 室内絞り装置、200 室外機、201 圧縮機、202 四方弁、203 室外熱交換器、204 アキュムレータ、205 室外送風機、W 壁面。

Claims (4)

  1. 吸込口及び吹出口を有する筐体と、
    前記吸込口から空気を吸引し、前記吹出口から空気を排出させる送風機と、
    前記筐体の内部の、前記吸込口と前記吹出口との間の風路に設けられた熱交換器と、
    前記送風機を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置を制御して、前記送風機の風量を制御する制御装置と、
    前記筐体の機外静圧を検出する静圧検出装置と、
    を備え、
    前記吸込口は、前記筐体の前面、背面、右側面、左側面、及び下面のうち、1つ以上の面に設けられ、
    前記制御装置は、
    前記筐体の機外静圧が設定値となるように、前記送風機の風量を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記静圧検出装置によって検出された機外静圧が設定値より低い場合、前記送風機の風量を増加させ、
    前記静圧検出装置によって検出された機外静圧が設定値より高い場合、前記送風機の風量を減少させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 吸込口及び吹出口を有する筐体と、
    前記吸込口から空気を吸引し、前記吹出口から空気を排出させる送風機と、
    前記筐体の内部の、前記吸込口と前記吹出口との間の風路に設けられた熱交換器と、
    前記送風機を回転駆動する駆動装置と、
    前記駆動装置を制御して、前記送風機の風量を制御する制御装置と、
    前記風路の風速を検出する風速検出装置と、
    を備え、
    前記吸込口は、前記筐体の前面、背面、右側面、左側面、及び下面のうち、1つ以上の面に設けられ、
    前記制御装置は、
    少なくとも前記風路の風速に基づき、前記筐体の風量が設定値となるように、前記送風機の制御装置出力を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記風速検出装置によって検出された風速に基づき、前記筐体の風量を求め、該風量が設定値となるように、前記送風機の制御装置出力を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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