JP3047542B2 - 車両発電機の電圧制御装置 - Google Patents
車両発電機の電圧制御装置Info
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- JP3047542B2 JP3047542B2 JP3212842A JP21284291A JP3047542B2 JP 3047542 B2 JP3047542 B2 JP 3047542B2 JP 3212842 A JP3212842 A JP 3212842A JP 21284291 A JP21284291 A JP 21284291A JP 3047542 B2 JP3047542 B2 JP 3047542B2
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- voltage
- power generation
- vehicle generator
- battery
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- Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両発電機の電圧制御装
置に関し、特に車載バッテリの過充電を避けて燃費の向
上を実現できる車両発電機の電圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
置に関し、特に車載バッテリの過充電を避けて燃費の向
上を実現できる車両発電機の電圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】この種の電圧制御装置は、従来、エンジ
ンに連結されて回転駆動される車両発電機の発電電圧
を、エンジン回転数に無関係に一定の調整電圧（例えば
１４．５Ｖ）に維持するように制御している。この場
合、使用電気負荷が小さい場合には車載バッテリ（例え
ば開放端子電圧１２Ｖ）は満充電となっていることが多
く、この状態で上記調整電圧を維持することはバッテリ
の過充電を生じるばかりか、無駄な発電によりエンジン
負担が増大して燃費が悪化するという問題がある。
ンに連結されて回転駆動される車両発電機の発電電圧
を、エンジン回転数に無関係に一定の調整電圧（例えば
１４．５Ｖ）に維持するように制御している。この場
合、使用電気負荷が小さい場合には車載バッテリ（例え
ば開放端子電圧１２Ｖ）は満充電となっていることが多
く、この状態で上記調整電圧を維持することはバッテリ
の過充電を生じるばかりか、無駄な発電によりエンジン
負担が増大して燃費が悪化するという問題がある。
【０００３】しかしながら一方、エンジン負担のみを考
慮して無条件に調整電圧を下げることは、バッテリ上が
り等の原因となり、避けなければならない。
慮して無条件に調整電圧を下げることは、バッテリ上が
り等の原因となり、避けなければならない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、電気負荷の大
きさを検出して発電を制御することが考えられるが、車
載の制御装置として簡易な構成でこれを実現することが
求められている。
きさを検出して発電を制御することが考えられるが、車
載の制御装置として簡易な構成でこれを実現することが
求められている。
【０００５】本発明はかかる要請に鑑みてなされたもの
で、電気負荷の大きさを簡易に検出して、適正な発電制
御を行う車両発電機の電圧制御装置を提供することを目
的とする。
で、電気負荷の大きさを簡易に検出して、適正な発電制
御を行う車両発電機の電圧制御装置を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を図５で説
明すると、車両発電機の発電電圧を調整電圧と比較し、
比較結果に基づいて上記発電機の発電率を変更する手段
を有して上記発電電圧を上記調整電圧に一致せしめる車
両発電機の電圧制御装置において、車両発電機の発電率
を検出する手段と、上記調整電圧を一定条件下で車載バ
ッテリの開放端子電圧に近い他の値に低下変更するとと
もに、この状態で上記発電率が所定値以下を示す時間が
所定時間に満たない場合には調整電圧をより高い値に上
昇変更する電圧変更手段とを具備するものである。
明すると、車両発電機の発電電圧を調整電圧と比較し、
比較結果に基づいて上記発電機の発電率を変更する手段
を有して上記発電電圧を上記調整電圧に一致せしめる車
両発電機の電圧制御装置において、車両発電機の発電率
を検出する手段と、上記調整電圧を一定条件下で車載バ
ッテリの開放端子電圧に近い他の値に低下変更するとと
もに、この状態で上記発電率が所定値以下を示す時間が
所定時間に満たない場合には調整電圧をより高い値に上
昇変更する電圧変更手段とを具備するものである。
【０００７】
【作用】上記構成の装置において、調整電圧をバッテリ
の開放端子電圧に近い値（例えば１２．８Ｖ）に低下せ
しめても、バッテリから電気負荷への放電が進行する
間、バッテリ電圧（発電電圧）はこれまでの高い電圧
（１４．５Ｖ）から低い電圧に向けて時間を有して低下
し、この時間はバッテリに対して電気負荷が相対的に大
きいほど早い。そして、この間は発電電圧が調整電圧を
上回るため発電率は所定値以下になる。
の開放端子電圧に近い値（例えば１２．８Ｖ）に低下せ
しめても、バッテリから電気負荷への放電が進行する
間、バッテリ電圧（発電電圧）はこれまでの高い電圧
（１４．５Ｖ）から低い電圧に向けて時間を有して低下
し、この時間はバッテリに対して電気負荷が相対的に大
きいほど早い。そして、この間は発電電圧が調整電圧を
上回るため発電率は所定値以下になる。
【０００８】しかして、発電率が所定値以下となる時間
が所定時間に満たない場合には、急速にバッテリの放電
がなされたことを示し、電気負荷が相対的に大きいこと
を示すから、調整電圧を再び元の高い調整電圧に戻し
て、バッテリ上がりを防止する。
が所定時間に満たない場合には、急速にバッテリの放電
がなされたことを示し、電気負荷が相対的に大きいこと
を示すから、調整電圧を再び元の高い調整電圧に戻し
て、バッテリ上がりを防止する。
【０００９】これに対して、発電率が所定値以下となる
時間が所定時間を越える場合には、電気負荷は相対的に
小さく、この場合には低い調整電圧が維持されることに
よりバッテリの過充電が防止される。しかして、不要な
発電がなされないことによりエンジン負担が軽減されて
燃費が向上する。
時間が所定時間を越える場合には、電気負荷は相対的に
小さく、この場合には低い調整電圧が維持されることに
よりバッテリの過充電が防止される。しかして、不要な
発電がなされないことによりエンジン負担が軽減されて
燃費が向上する。
【００１０】
【実施例】図１において、車両発電機１は界磁コイル１
１と電機子コイル１２を有し、電機子コイル１２に生じ
た交流発電電圧は全波整流器１３を経て、車載バッテリ
３およびこれに並列接続された電気負荷４に供給されて
いる。
１と電機子コイル１２を有し、電機子コイル１２に生じ
た交流発電電圧は全波整流器１３を経て、車載バッテリ
３およびこれに並列接続された電気負荷４に供給されて
いる。
【００１１】電圧制御装置２には上記界磁コイル１１に
通電するスイッチングトランジスタ２１が設けてあり、
該トランジスタ２１はコンパレータ２２の比較出力によ
り作動せしめられる。コンパレータ２２の「−」端子に
は発電電圧の分圧電圧（以下、単に発電電圧という）が
フィードバックされており、「＋」端子にはコンピュー
タを含む制御回路２３より調整電圧が与えられる。
通電するスイッチングトランジスタ２１が設けてあり、
該トランジスタ２１はコンパレータ２２の比較出力によ
り作動せしめられる。コンパレータ２２の「−」端子に
は発電電圧の分圧電圧（以下、単に発電電圧という）が
フィードバックされており、「＋」端子にはコンピュー
タを含む制御回路２３より調整電圧が与えられる。
【００１２】上記制御回路２３は上記トランジスタ２１
のコレクタ電圧を入力してその導通率を検出し、さらに
該制御回路にはエンジン回転数信号およびスロットルス
イッチからのスロットル全閉信号が入力している。
のコレクタ電圧を入力してその導通率を検出し、さらに
該制御回路にはエンジン回転数信号およびスロットルス
イッチからのスロットル全閉信号が入力している。
【００１３】かかる制御回路２の作動を図２、図３のフ
ローチャートを参照しつつ以下に説明する。図２のステ
ップ１０１では、調整電圧（Ｖｒｅｇ）をＶＭＥ（例え
ば１４．５Ｖ）に設定し、カウンタＣＴ１，ＣＴ２を零
にリセットする。ステップ１０２，１０３において、ス
ロットル全閉信号（ＩＤＬ）がＯＮ（すなわちスロット
ル弁全閉）でエンジン回転数ＮＥが所定回転数Ｎ（例え
ば８００ｒｐｍ）より小さいことを確認すると上記Ｖｒ
ｅｇをバッテリ開放端子電圧に近いＶＬＯ（例えば１
２．８Ｖ）に変更する（ステップ１０４）。
ローチャートを参照しつつ以下に説明する。図２のステ
ップ１０１では、調整電圧（Ｖｒｅｇ）をＶＭＥ（例え
ば１４．５Ｖ）に設定し、カウンタＣＴ１，ＣＴ２を零
にリセットする。ステップ１０２，１０３において、ス
ロットル全閉信号（ＩＤＬ）がＯＮ（すなわちスロット
ル弁全閉）でエンジン回転数ＮＥが所定回転数Ｎ（例え
ば８００ｒｐｍ）より小さいことを確認すると上記Ｖｒ
ｅｇをバッテリ開放端子電圧に近いＶＬＯ（例えば１
２．８Ｖ）に変更する（ステップ１０４）。
【００１４】この状態で上記トランジスタの導通率Ｆｄ
ｕｔｙ（すなわち発電率）がＤ１（０％）以下か確認し
（ステップ１０５）、Ｄ１以下でなければ電気負荷が大
きいものとしてステップ１０６でＶｒｅｇをＶＭＥに戻
してステップ１０２へ戻る。
ｕｔｙ（すなわち発電率）がＤ１（０％）以下か確認し
（ステップ１０５）、Ｄ１以下でなければ電気負荷が大
きいものとしてステップ１０６でＶｒｅｇをＶＭＥに戻
してステップ１０２へ戻る。
【００１５】Ｆｄｕｔｙ≦Ｄ１である場合には、ステッ
プ１０７，１０８で、この間カウンタＣＴ１をカウント
アップし、ステップ１０９でそのカウント値が所定値Ｔ
１（例えば５秒）に満たないか確認する。所定値Ｔ１に
満たない場合には、電気負荷が相対的に大きくバッテリ
が急速に放電したことを示すから、ＶｒｅｇをＶＭＥに
戻し、バッテリ上がり等が生じるのを防止する（ステッ
プ１１０）。
プ１０７，１０８で、この間カウンタＣＴ１をカウント
アップし、ステップ１０９でそのカウント値が所定値Ｔ
１（例えば５秒）に満たないか確認する。所定値Ｔ１に
満たない場合には、電気負荷が相対的に大きくバッテリ
が急速に放電したことを示すから、ＶｒｅｇをＶＭＥに
戻し、バッテリ上がり等が生じるのを防止する（ステッ
プ１１０）。
【００１６】すなわち、図４に示す如く、Ｖｒｅｇを１
４．５Ｖから１２．８Ｖに低下せしめた場合、発電機出
力電流（図の鎖線）は即座に零になり、バッテリより電
気負荷へ放電電流が流れる。そして、この間にバッテリ
電圧は時間を有して（図のｔ１からｔ２）１４．５Ｖか
ら１２．８Ｖへ漸次低下する。この時間は、電気負荷が
相対的に大きいほど早い。
４．５Ｖから１２．８Ｖに低下せしめた場合、発電機出
力電流（図の鎖線）は即座に零になり、バッテリより電
気負荷へ放電電流が流れる。そして、この間にバッテリ
電圧は時間を有して（図のｔ１からｔ２）１４．５Ｖか
ら１２．８Ｖへ漸次低下する。この時間は、電気負荷が
相対的に大きいほど早い。
【００１７】上記ステップ１０９で、カウンタＣＴ１の
カウント値が所定値Ｔ１以上である場合には、電気負荷
は相対的に小さいからＶｒｅｇはＶＬＯに維持され、無
駄な発電が防止されてエンジン燃費が向上する。
カウント値が所定値Ｔ１以上である場合には、電気負荷
は相対的に小さいからＶｒｅｇはＶＬＯに維持され、無
駄な発電が防止されてエンジン燃費が向上する。
【００１８】図３のステップ１１１，１１２では、スロ
ットル全閉信号（ＩＤＬ）がＯＮであることとエンジン
回転数ＮＥが所定回転数Ｎより大きいことより車両が制
動状態にあることを確認して、ＶｒｅｇをＶＨＩ（例え
ば１５Ｖ）に変更する。これにより、発電率が増加せし
められて制動時に無駄に消費されるエネルギーがバッテ
リに回生される。
ットル全閉信号（ＩＤＬ）がＯＮであることとエンジン
回転数ＮＥが所定回転数Ｎより大きいことより車両が制
動状態にあることを確認して、ＶｒｅｇをＶＨＩ（例え
ば１５Ｖ）に変更する。これにより、発電率が増加せし
められて制動時に無駄に消費されるエネルギーがバッテ
リに回生される。
【００１９】Ｖｒｅｇを低い値ＶＬＯに維持した状態で
（ステップ１１４）、導通率Ｆｄｕｔｙが所定値Ｄ２
（例えば１００％）を越える間カウンタＣＴ２がカウン
トアップされ（ステップ１１５，１１６）、そのカウン
ト値が所定値Ｔ２（例えば１分）を越えると、電気負荷
が相対的に大きくなったものとしてＶｒｅｇを高い値Ｖ
ＭＥに変更してバッテリの効率的な充電を開始する（ス
テップ１１７、１１８）。
（ステップ１１４）、導通率Ｆｄｕｔｙが所定値Ｄ２
（例えば１００％）を越える間カウンタＣＴ２がカウン
トアップされ（ステップ１１５，１１６）、そのカウン
ト値が所定値Ｔ２（例えば１分）を越えると、電気負荷
が相対的に大きくなったものとしてＶｒｅｇを高い値Ｖ
ＭＥに変更してバッテリの効率的な充電を開始する（ス
テップ１１７、１１８）。
【００２０】上記実施例では、アイドリング状態を検出
して調整電圧Ｖｒｅｇを低い値ＶＬＯに変更している
が、一定時間間隔で定期的にＶＬＯに変更するようにも
できる。また、このＶＬＯの値はバッテリの開放端子電
圧か、これよりやや高い電圧とする。さらに、アイド
ル、減速状態の検出手段は他の方法（例えば、車速とス
ロットル全閉信号など）でもよい。
して調整電圧Ｖｒｅｇを低い値ＶＬＯに変更している
が、一定時間間隔で定期的にＶＬＯに変更するようにも
できる。また、このＶＬＯの値はバッテリの開放端子電
圧か、これよりやや高い電圧とする。さらに、アイド
ル、減速状態の検出手段は他の方法（例えば、車速とス
ロットル全閉信号など）でもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く、本発明の電圧制御装置は、
調整電圧をバッテリの開放端子電圧に近い値に低下せし
めた場合の、発電機の発電率低下持続時間より電気負荷
の相対的大きさを知って、調整電圧を変更制御するか
ら、バッテリの過充電および過放電をいずれも効果的に
防止でき、かつ燃費の向上をも実現することができる。
調整電圧をバッテリの開放端子電圧に近い値に低下せし
めた場合の、発電機の発電率低下持続時間より電気負荷
の相対的大きさを知って、調整電圧を変更制御するか
ら、バッテリの過充電および過放電をいずれも効果的に
防止でき、かつ燃費の向上をも実現することができる。
【図１】装置の全体回路図である。
【図２】制御回路の制御フローチャートである。
【図３】制御回路の制御フローチャートである。
【図４】電圧等のタイムチャートである。
【図５】クレーム対応図である。
１ 車両発電機 １１ 界磁コイル ２ 電圧制御装置 ２１ トランジスタ ２２ コンパレータ（発電率変更手段） ２３ 制御回路（発電率検出手段、電圧変更手段） ３ バッテリ ４ 電気負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−69437（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 7/14 - 7/24
Claims (1)
- 【請求項１】 車両発電機の発電電圧を調整電圧と比較
し、比較結果に基づいて上記発電機の発電率を変更する
手段を有して上記発電電圧を上記調整電圧に一致せしめ
る車両発電機の電圧制御装置において、車両発電機の発
電率を検出する手段と、上記調整電圧を一定条件下で車
載バッテリの開放端子電圧に近い他の値に低下変更する
とともに、この状態で上記発電率が所定値以下を示す時
間が所定時間に満たない場合には調整電圧をより高い値
に上昇変更する電圧変更手段とを具備する車両発電機の
電圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212842A JP3047542B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 車両発電機の電圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3212842A JP3047542B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 車両発電機の電圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538076A JPH0538076A (ja) | 1993-02-12 |
| JP3047542B2 true JP3047542B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16629245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3212842A Expired - Fee Related JP3047542B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 車両発電機の電圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3047542B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102112234B (zh) * | 2008-08-25 | 2013-04-24 | 坡利西斯股份公司 | 辊磨机 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3599955B2 (ja) * | 1997-05-22 | 2004-12-08 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 車両用充電制御装置 |
| JP4450613B2 (ja) | 2003-12-17 | 2010-04-14 | 三菱電機株式会社 | 車両用交流発電機の制御装置 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3212842A patent/JP3047542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102112234B (zh) * | 2008-08-25 | 2013-04-24 | 坡利西斯股份公司 | 辊磨机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0538076A (ja) | 1993-02-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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