JP3047416U - 裂け目付き移植鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本案は苗床の代用として移植鉢（１）を使用
しその根など、そのままの形で移植すべく考案したもの
である。 【構成】 紙コップ等でなる移植鉢の一部に切り口
（３）を縦につけ、その底部に底板（２）を粘着テープ
で貼りつけたもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は移植鉢（１）内の苗（６）を、根の形を崩さず移植すべく工夫したもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来苗（６）の移植には主に根付き裸の形で、移植鏝等を用いてなしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は移植鉢（１）の周囲の一部を縦に切り開き（３）移植鉢（１）の周りを ゴム紐（４）で巻きつけ、本体（１）の底部に、底板（２）を粘着テープ（５） で付けたもの。

【０００４】

【考案の効果】

（実施例、作用については効果と共に説明する） 本案は以上の通り構成されており次の効果がある。 先ず移植に当り移植鉢（１）を穴底（７）に接近させ、底板（２）を引抜きゴ ム紐（４）を取り外し、本体（１）と共にすてる。 尚、移植に当って移植鉢（１）内の土と畠の穴（７）の土の圧力バランスがと れ、極端に土や根が崩れることはない。 また移植鉢（１）の数で移植面積が決められ、置場所として家庭内の一部縁側 等を利用出来るので特別な暖房器具が不要であり寒地で専業農家でなくても小規 模で家庭栽培が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】移植鉢本体の立体図

【図２】移植鉢底板の立体図

【図３】穴底内の移植鉢を示す全体図

【符号の説明】

１ 移植鉢（本体） ２ 同 （底） ３ 切り口 ４ ゴム紐 ５ 粘着テープ ６ 苗 ７ 畠の穴底

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年４月１５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項１】 〔本体（１）の底に取り外し自由な底板
（２）を設けたもの〕を〔本体（１）の底に取り外し自
由な底板（２）を設けた移植鉢〕 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年８月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項１】一般人の農業栽培に当り、苗の定植率を高
めるべく移植鉢の本体及び底を改良した裂け目付き移植
鉢 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年１１月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】 従来、ポットの苗（６）を移植するには、ポットを手
の平にのせ、逆様に引っくり返し、苗（６）を外に出し
ていた。 しかし、定植地と若干の距離もあり、それを動かして
いるうちに、ポット内の土も崩れ易く、根もバラバラに
なり勝で、定植率も低かった。 本案はポット内の土、根をできるだけ、そのままの形
で畠地に定植するように工夫した裂け目付移植鉢であ
り、ポット周囲の一部に縦の開き傷（３）をつけ、ゴム
紐（４）を巻きしめ、ポットの底に取りはずし自由な底
板（２）を粘着テープ（５）でつけた。 本案は、以上の通り構成されており、次の効果があ
る。 先ず、移植に当り、移植鉢（１）を定植地の穴底
（７）に接近させ、底板（２）を引き抜き、ゴム紐
（４）をとりはずし本体（１）と共に棄てる。依って移
植鉢（１）の土、苗（６）を早く外に出すことができ苗
（６）の根も崩れない。 尚、移植に当って、移植鉢（１）内の土と、畠の穴
（７）の、バランスがとれて、移植苗などが極端に崩れ
ることがなく定植率の効果も上がるものである。 また移植鉢（１）の数で、移植面積が決められ、その
置場所として、家庭内の一部等を利用できるので、特別
な温室や暖房器具が不要である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙コップ，薄ゴムでなる移植鉢本体
   （１）の一部に縦の裂け目（３）をつけ、本体（１）の
   底に取り外し自由な底板（２）を設けたもの。