JP3089337U - 育苗容器 - Google Patents

育苗容器

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】メロンなどの高価な種子で育てた作物の苗を無
駄なく移植をし枯らす事なく根付かせ、移植作業を効率
よく取り扱いが簡単な育苗容器を提供する。 【解決手段】苗を育てるポット枠１と育苗土１１を押し
上げる押上枠８で構成され、ポット枠１にはポット枠底
２上ポット３と下ポット５があり、下ポット５には上ポ
ット３を継ぐ下ポット継枠４及び下ポット底６を付け、
ポット底６に水抜穴７を設ける。押上枠には下ポット５
の中の育苗土を下から上に競り押し上げる働きをする押
上台とポット枠底２と組合わさる下ポット枠底受を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
直播きに適しない園芸作物は、小さな育苗容器で育苗したあと、ひと回り大きな 育苗ポットに植え替え、本植に適するまで育る方法で行われている。 種類によっては種子に高いものがあり、移植後の根付きをいかに良くするかが経 済的にも労力的にも要求される。 現在使われている育苗ポットは数ｃｍの小さなポットを何十個も集めて箱形にし たものが使われ、育苗ポットから植え替えをするとき苗の茎を持って取り出ざる をえず、育苗土の崩や育苗土が離れにくく茎切れや根痛みを起こ事が多く大事な 苗を無駄にしたり根付きが悪くなる問題点がある。 当考案は育苗容器から、苗の茎を持って取出すとき育苗土が育苗ポットから離れ 易く根痛みを少なくする事を目的とした育苗容器である。 育苗土▲１１▼を崩さず苗▲１２▼を移す解決方法として、上ポット下ポット の中の育苗土▲１１▼を下ポット底から押し上げてやれば育苗土▲１１▼が 上ポット下ポットから離れ易くなり問題を解決する事が出来る。 以上の問題を解決する方法として、ポット枠の下ポットはめくり上げ易い素 材の薄いプラスチックで出来ていての押上台▲１０▼により下ポット底から下 ポットを捲り上げ育苗土▲１１▼を下から競り押し上げるようになっている。 ポット枠を押上枠に重ね合わせ押し込むと下ポット枠底受にポット枠底 が組み合わさる。 ポット枠には上ポットと下ポットがあり、下ポットは下ポット継枠と ポット底、ポット底には水抜穴を設ける。 まず、ポット枠の上ポットと下ポットに育苗土▲１１▼を入れ、種を蒔き 温度と散水管理をしながら発芽したあと移植に適する迄育苗し移植を行う。 移植時の手順として、ポット枠を押上枠に重ね合わ押し込めば下ポット枠底 受にポット枠底が組合わさると同時に上ポットと下ポットの育苗土▲１ １▼が下ポット底からめくり押し上げられ育苗土▲１１▼が上ポット下ポッ トから離れ易くなり育苗土▲１１▼のくずれや苗▲１２▼の根の痛みも少なく 移植することができ根付もよくなる。 尚、図面ではポット枠の上ポットと下ポットの数が６個となっているが必 要に応じて数を増やすことが重要であり、それに合わせて押上枠の大きさも変 える必要がある。
【０００１】
【産業上の利用分野】
直播きに適しない作物で移植による温床等での育苗容器として利用。
【０００２】
【従来の技術】
直径４センチぐらいの小さなポット形の容器を多数備えた箱形の樹脂製の育苗容 器が主に使用されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
育苗容器で苗を育てたあと移植するときにポット枠より育苗土▲１１▼の崩れ を少なく苗▲１２▼の根を痛めずに移植し活着を良くすることを課題とした。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
ポット枠と押上枠からなる育苗容器で、ポット枠の上ポットと下ポッ トの中の育苗土▲１１▼を競り押し上げる手段として、下ポットを捲りあげ 易い薄いプラスチック素材で作る。
【０００５】
【佐用】
ポット枠の上ポットと下ポットに育苗土▲１１▼を入れ種蒔きのあと苗▲ １２▼を育て、移植するときはポット枠を押上枠に重ね合わせ押し込めば押 上台▲１０▼で下ポット底から下ポットの中の育苗土▲１１▼がめくりあが りそれに合わせて上ポットの育苗土▲１１▼が押し上げられ上ポットと下ポ ットからの離れがよく育苗土▲１１▼と苗▲１２▼が離れ易く根痛みが少なく 取り出すこたができ、根付きをよくする佐用がある。
【０００６】
【実施例】
温床等を使い、ポット枠の上ポットと下ポットに育苗土▲１１▼を入れ種 をまき発芽のあと本葉が二ないし三枚ぐらいになったころで一回り大きな移植用 のポットに移し替え本植えに適する迄生育し本植えを行う。 当育苗容器を使っての苗育は、ポット枠の上ポットと下ポットに育苗土▲ １１▼を入れ、種を蒔き温度と水の管理をしながら移植に適するまで生育したあ と移植作業を行う。 移植時は押上枠にポット枠を重ね合わせ押し込めば上ポットと下ポット の育苗土▲１１▼が押上台▲１０▼により押上られる。（第１０図参照） 育苗土▲１１▼が押上られることにより上ポットと下ポットから育苗土▲１ １▼が離れやすくなり育苗土▲１１▼の崩れがと苗▲１２▼の根痛みも少なく根 付きがよく移植を行う事ができる。
【０００７】
【考案の効果】
移植に適した苗が、上ポットと下ポットから育苗土▲１１▼が離れ易くなる 為に育苗土▲１１▼のくずれや苗▲１２▼の根を痛めず枯らすことが少なくなる 効果が以下の通り期待できる。 （１）、移植するとき上ポットと下ポットの中の育苗土▲１１▼が押上台▲ １０▼により押し上げられるため育苗土▲１１▼の崩れと苗▲１２▼の根も痛め ず移し替えすることができ根付きがよくなる。 （２）、根付きがよくなるため高価な種子が無駄にならず経済的で労力の無駄使 いも少なくなる。 以上のことが当考案の大きな効果としてあげられる。
【図面の簡単な説明】
【第１図】 平面図
【第２図】 底面図
【第３図】 立断面図
【第４図】 側面図
【第５図】 立断面図（一部拡大）
【第６図】 平面図
【第７図】 底面図
【第８図】 立面断面図
【第９図】 側面図
【第１０図】立面断面図（使用例）
【符号の説明】 ポット枠 ポット枠底 上ポット 下ポット継枠 下ポット 下ポット底 水抜穴 押上枠 下ポット枠底受 ▲１０▼ 押上台 ▲１１▼ 育苗土 ▲１２▼ 苗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 １】ポット枠を押上枠に重ね合わせ押し
    込めば押上台▲１０▼によりポット枠の下ポットの
    中の育苗土▲１１▼が下ポット底からめくり上げられ
    上ポット中の育苗土▲１１▼も同時に競り押し上げら
    れる構造の育苗容器。
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