JP3047333B2 - 遠隔制御用スイッチ装置および遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔制御用スイッチ装置および遠隔監視制御システム

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JP3047333B2
JP3047333B2 JP2047766A JP4776690A JP3047333B2 JP 3047333 B2 JP3047333 B2 JP 3047333B2 JP 2047766 A JP2047766 A JP 2047766A JP 4776690 A JP4776690 A JP 4776690A JP 3047333 B2 JP3047333 B2 JP 3047333B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は照明負荷や空調負荷等の負荷を遠隔制御す
るために使用される遠隔制御用のスイッチ装置およびそ
のスイッチ装置を用いた遠隔監視制御システムに関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の遠隔監視制御システムの一例としては
特公昭62一14145号公報に開示されているものが知られ
ている。この遠隔監視制御システムは、主操作盤と、固
有アドレスが設定された複数の端末器とを2本の伝送信
号線を介して接続し、スイッチ装置のスイッチ操作によ
りアドレス信号、制御信号等を各端末器に送り、各端末
器側に設けられた負荷を遠隔制御するものである。
この遠隔監視制御システムに備えられるスイッチ装置
は、個別操作スイッチやグループセレクタスイッチ、パ
ターンスイッチ、パターン設定スイッチ等があり、これ
らのスイッチは、汎用されている壁スイッチと同じく協
約寸法の大きさに構成され、屋内のフロアや廊下の壁に
埋設または取付けられる。
埋込型リモコン配線器具であるこの従来のスイッチ装
置は、2分割可能なボックス型の本体ケース内にスイッ
チ本体を収容する一方、第17図に示すように、本体ケー
ス1の表面側にボス部2を形成し、このボス部2にスイ
ッチ本体のタクトスイッチを押圧するスイッチ操作部3
や発光素子であるLEDランプ等を有する表示部4a,4bを設
けている。
ここで、このスイッチ装置においては、負荷が遠隔地
に位置している場合においても、操作部3を操作したと
きに負荷の制御状態を確認できるようにするため、操作
時に表示部が隠れないようにその表示部4a,4bはスイッ
チ操作部3の周囲に離間して配設されている。
そして、第18図に示すようにスイッチ操作部3は、ス
イッチに対応した負荷の場所等を表示する表示カード
(図示せず)を操作部3の前面に挟みできるように必要
に応じて透明なガードキャップ5が被される。
また、本体ケース1の裏面側には伝送信号線(リード
線)が接続されるアップ端子やアドレススイッチが設け
られる。
このように、スイッチ装置には、本体ケース1の表面
側に形成されるボス部2にスイッチ操作部3と表示部4
a,4bとが設けられ、透明なガードキャップ5はスイッチ
操作部3のみを単独で覆うようにそのプッシュボタンに
装着される。また、前述のとおり、表示部4a,4bはスイ
ッチ操作部3から離間して配置され、この表示部4a,4b
の貫通ガイド孔には本体ケース1内に収容されたLEDラ
ンプがその頭部を若干露出させた状態で収容されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従釆のスイッチ装置では、
ガードキャップ5がスイッチ操作部3のプッシュボタン
のみを覆い、LEDランプ等を有する表示部を覆っていな
いため、操作部に人の指が接触した際に、静電気が本体
ケースの前面の隙間、特にスイッチ操作部3に隣接した
表示部の僅かな隙間から内部に入り込み易く、その静電
気によって伝送信号の誤信や故障を誘発する支障があっ
た。
つまり、この種の遠隔制御用のスイッチ装置において
は、操作した際の負荷状態の変化を容易に確認できるよ
うにするため、操作部と表示部とを分離して配置する必
要があるが、このように分離して配置させると、表示部
4a,4bにはLEDランプを収納した貫通ガイド孔が本体ケー
ス1の表面側で開口することになり、外部の静電気がス
イッチ操作時に、例えばこの貫通ガイド孔の狭い開口等
を介して最短沿面距離の導電箇所に静電気が伝導され
て、スイッチ本体のプリント基板上の電気部品に過大な
サージとして入り込んでしまうものである。
そのため、プリント基板上の回路の誤動作やスイッチ
の故障の原因となったりするおそれがあった。
このような表示部の隙間からの静電気の侵入は、表示
部の前面をカバーで覆うことにより防止できるが、スイ
ッチ装置の大きさは協約寸法により制約されているた
め、操作部の可動性を損なわずに隙間を覆うことは事実
上困難であり、また表示部による隙間を埋めても、例え
ば操作部と本体ケースとの間の隙間を介して静電気が沿
面放電をしてしまう虞もあった。
この発明は上述した事情を考慮してなされたもので、
スイッチ装置の本体内に静電気が入るのを有効的に抑制
してスイッチの誤動作や故障の発生原因を取り除いて信
頼性を向上させることができる遠隔制御用スイッチ装置
および遠隔監視制御システムを提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1の発明は、遠隔制御用のスイッチと;スイッ
チ体を収容する本体ケースと;遠隔操作される負荷に対
応した固有のアドレス情報が付加された操作信号をスイ
ッチの動作に応じて外部に送出可能に構成された回路部
と;本体ケースの表面側に配設されスイッチの動作を操
作するスイッチ操作部と;スイッチ操作部の周囲の本体
ケースに形成された開口に配設され、スイッチによる作
動状態を表示する表示ランプと;少なくとも上記開口表
面よりも本体ケース裏面側に向かう側壁を有すると共に
スイッチ操作部およびこの操作部の周囲に配設された表
示ランプを覆い、かつ、表示ランプの表示光を外部に導
出する電気絶縁性カバーと;を備えたことを特徴とす
る。
請求項2の発明は、請求項1記載の遠隔制御用スイッ
チ装置と;遠隔制御用スイッチ装置から送出された操作
信号に応じた電気信号を出力する監視端末器と;監視端
末器からの電気信号に基づいて制御信号を生成する主制
御装置と;負荷が接続され、遠隔制御用スイッチ装置に
より遠隔操作される対象の負荷の動作を制御信号に応じ
て制御する制御端末器と;主制御装置、制御端末器およ
び監視端末器との間を電気信号伝送可能に接続する伝送
手段と;を具備していることを特徴とする遠隔監視制御
システムである。
これらの発明によれば、スイッチ装置のスイッチ操作
部と共に、その周囲に離間して配設されスイッチによる
作動状態を表示する表示ランプを、電気絶縁性を有する
カバーにより共に覆うので、スイッチ操作部からスイッ
チ装置内部までの沿面距離を効果的に長くすることがで
きる。さらに、そのカバーは表示ランプが収容される開
口の表面よりも本体ケース裏面側に向かう側壁を有して
いるため、スイッチ操作部に隣接した開口に生ずる表示
ランプ周囲の隙間を介した沿面距離も効果的に長くする
ことができる。
その結果、静電気がプリント基板に侵入するのを有効
的に低減ないし防止できるので、静電気に弱い回路部の
誤動作や故障の発生を防止することができる。したがっ
て、この回路部によるアドレス情報が付加される操作信
号の誤送出等システム上の重大な支障の発生等を防止す
ることができ、信頼性を向上させることができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例について、添付図面を参照し
て説明する。
第1図はこの発明に係るリモコン配線器具としてのス
イッチ装置10の分解斜視図、第2図はこのスイッチ装置
10を備えた遠隔監視制御システム11の概要を示す原理図
である。この遠隔監視制御システム11は商用電源12に接
続された主制御装置である主操作盤13を有する。主操作
盤13は安定化電源や信号発生回路等を内蔵する一方、適
宜場所に設置された光センサ14からの検出信号が入力さ
れる。主操作盤13は専用2線配線である伝送信号線15を
介して複数の制御盤161…16nとそれぞれ接続され、また
必要に応じてさらに図示しない分散形端末器や連動スイ
ッチ端末器に接続される。
各制御盤161…16nは複数の端末器をそれぞれ構えてい
る。各端末器は監視端末器17と制御端末器18との2種類
に大別され、このうち監視端末器17はスイッチ装置10に
接続され、このスイッチ装置10から監視入力(接点)信
号が入力されるようになっている。また、制御端末器18
は各フロアや廊下を照明する照明負荷や空気調和機やエ
レベータ等を駆動させる動力負荷に接続され、これらの
負荷をON−OFF制御したり、調光制御するようになって
いる。第2図では、制御盤161には全て制御端末器18を
備えた例を示し、他の制御盤16nは制御端末器18と監視
端末器17とをそれぞれ備えた例を示す。
これら監視端末器17と制御端末器18の区別は、アドレ
ス信号により分類され、例えば8ビットのアドレス設定
がある場合、最上位のビット信号で制御端末器18か監視
端末器17かを判断している。具体的には、例えばアドレ
ス設定信号の頭のビット信号が0のとき制御端末器18
を、1のとき監視端末器17を選択するようになってい
る。
この遠隔監視制御システム11においては、スイッチ装
置10を押圧操作すると、この操作に伴う監視入力信号が
監視端末器17から伝送手段である伝送信号線15を経て主
操作盤13に入力される。主操作盤13は送られてきた信号
は何か、また、この信号の意味を判断して信号処理し、
主操作盤13から対応する複極パルスのアドレス信号と制
御信号を出力する。このアドレス信号と制御信号は伝送
信号線15を介してアドレスが一致する制御端末機18に送
られ、この制御端末器18からの制御出力により照明負荷
や動力負荷の作動を制御するようになっている。
また、この遠隔監視制御システム11においては、この
作動制御の他に、さらに、例えば主操作盤13に各照明負
荷や動力負荷を制御するタイムスケジュールのプログラ
ムが組み込んだ時間管理制御がある。この制御はタイム
スケジュールにより主操作盤13から出力されるアドレス
信号や制御信号により所定の制御端末器18が選択され、
制御端末器18から出力される制御出力により各照明負荷
や動力負荷が作動制御され、ビルディング内の省エネル
ギ化やアメニティ化が図られる。
その際、光センサ14は例えば日中室内の照度を検出し
て対応する室内照度を落とすように制御している。この
状態で、室内照度を落とさないように照明したい場合、
対応するスイッチ装置10を操作すればよい。この結果、
スイッチ装置10からの監視入力信号が伝送信号線15を介
して主操作盤13に入力され、この入力信号が優先的に処
理されて主操作盤13からアドレス信号、制御信号が対応
する制御端末器18に送られ、室内の照度が維持される。
なお、監視端末器17により制御端末器18を直接作動制
御させるようにしてもよい。
スイッチ装置10には個別スイッチやグループセレクタ
スイッチ等の手元スイッチの他に全点灯(オールオン)
スイッチや全消灯(オールオフ)スイッチ、パターンス
イッチ等がある。これらのスイッチは屋内のフロアや廊
下の壁に埋込型リモコン配線器具として埋設される。こ
のうち、パターンスイッチには例えばフロアのうち使用
しない特定のフロアの照明器具を点灯させないようにあ
る種のパターンが組み込まれている。また、常時使用し
ないスイッチは見開き自在なスイッチカバー(図示せ
ず)で覆われている。
第1図、第3図および第4図はリモコン配線器具とし
てのグループスイッチ装置10を示すものである。このス
イッチ装置10は2分割可能にモールド成形された本体で
ある樹脂製本体ケース20を有し、第5図に示すように本
体ケース20内にスイッチ本体21が収容される。
第1図に示すように本体ケース20はケースサポート22
の保持孔28に挿入されてワンタッチで着脱可能に保持さ
れる。ケースサポート22の両端部には取付孔24a,24bが
穿設され、この取付孔24a,24bを介してケースサポート2
2はフロア等の壁に形成される取付溝内に取外し可能に
固定される。また、ケースサポート22はフロア等の側壁
の取付溝(図示せず)内に取り付けられ、この取付状態
でケースサボート22上に化粧カバープレート25が重ね合
される。カバープレート25は取付ねじ26で取外し自在に
固定される。
また、本体ケース20内に収容されるスイッチ本体21は
第5図に示すように構成される。スイッチ本体21は本体
ケース20内に挟持される回路部のプリント基板30を有
し、このプリント基板30の表側にスイッチ手段としてタ
クトスイッチ(マイクロスイッチ)31が設けられるとと
もに、このタクトスイッチ31の両側に表示手段として左
右に対をなすLED等の表示ランプ32,33が実装される。対
をなす表示ランプは例えば一方32が例えば赤色、他方33
は緑色になっている。赤色ランプは例えばタクトスイッ
チ31がON状態を、緑色ランプはOFF状態をそれぞれ示
す。
一方、タクトスイッチ31はプリント基板30上に例えば
4個設けられ、各タクトスイッチ31はプッシュボタン35
によりそれぞれ押圧操作される。プッシュボタン35は本
体ケース20の表面側に形成されるボス部34の開口を介し
て突出するように露出し、本体ケース20の表面側にスイ
ッチ操作部Aが形成される。
スイッチ操作部Aの両側にはそのスイッチ操作部Aと
は離間してタクトスイッチ31の作動状態を表示する表示
部B1,B2が対をなして配置され、第6図および第7図に
示すように、ボス部34を中央のスイッチ操作部Aと側方
の表示部B1,B2との3つに区画している。表示部B1,B2
本体ケース20に一体に形成された突起部36を有する。
この突出部36には中央に開口37が突設され、この開口
37内に表示ランプ32,33が挿入されて収容するようにな
っている。
また、スイッチ操作部Aおよび表示部B1,B2は透明あ
るいは色付き透光性のカバー38で一体に覆われる。カバ
ー38はほぼ矩形をなすように構成しても、楕円形あるい
は長円形をなすようにしてもよく、種々の形状が考えら
れる。カバー38はその周縁に、開口37の表面位置よりも
本体ケース20裏面側に向かう側壁を構成するフランジガ
イド39を一体に形成している。フランジガイド39はボス
部34を仕切る周溝34aに摺動自在に嵌合している。
さらに、第6図および第8図に示すように、カバー38
は、その内部を8分割する中仕切り40a,40bが長手方向
に対向して一体に形成され、この中仕切り40a,40bはボ
ス部34をスイッチ操作部Aと表示部B1,B2とに仕切って
いる。
カバー38の長手方向中央部の内側には幅方向に対向す
る係止突起(凹部でもよい。)41a,41bが一体に設けら
れ、この係止突起41a,41bはプッシュボタン35の側壁に
形成された係合突起あるいは係合溝に係合し、カバー38
はプッシュボタン35に係止される。カバー38に形成され
る係止突起(凹部)は中仕切り40a,40bに設けてもよ
い。
また、第8図に示すようにカバー38に中仕切り40a,40
bを設けることにより、カバー38とプッシュボタン35と
の間に表示カードを介装させたとき、表示カードは中仕
切り40a,40bにより位置ずれが防止される。
ところで、スイッチ操作部Aはカバー38を介してプッ
シュボタン35を押圧操作することにより、タクトスイッ
チ31がON−OFF制御されるが、プッシュボタン35の押圧
量は第9図で示すカバー38と表示部B1,B2の突起部36頂
部との間の間隙δにより規制される。突起部36の頂部は
プッシュボタン35の押込量を規制するストッパとして機
能し、このストッパによりタクトスイッチ31がガードさ
れ、保護される。このストッパはカバー38のフランジガ
イド39のエッジ端がボス部34周りの周溝34aの溝底に係
合することにより構成してもよい。
さらに、カバー38は第10図および第11図に示すよう
に、プッシュボタン35に当接する部分と表示部B1,B2
突起部36に当接する部分との間の肉厚を変えることによ
り、プッシュボタン35の押込量を規制してもよく、ま
た、カバー38の肉厚を変える代りに、プッシュボタン35
の頂部と突起部36の頂部との高さ関係を予め調整してお
くことにより、プッシュボタン35の押込量をカバー38で
規制するようにしてもよい。なお、第10図に示されるカ
バー38はプッシュボタン35に当接する部分を破線で示す
ように切欠き、材料の節約を図るようにしてもよい。
いずれの場合にも、カバー38はスイッチ操作部Aと対
応する表示部B1,B2とを共に一体に覆い、このカバー38
で表示部B1,B2も覆われ、またそのカバー38は、開口37
の表面側位置よりも本体ケース20の裏面側に向かう係合
フランジガイド39(側壁)を有するので、外部からの静
電気は、第9図の矢印点線に示すように電気絶縁性を有
するカバー38を迂回して開口37に入り、さらにプリント
基板30に侵入する蛇行経路を通るので、沿面距離を長く
することができて、静電気による過大なサージがプリン
ト基板30に侵入するのを有効に抑制することができる。
このために、静電気によるスイッチ装置10の誤動作や故
障の発生を防止ないし低減することができる。つまり、
表示部B1,B2をフランジガイド39を備えたカバー38で覆
うことにより、本体ケース20の表面から開口37を経てプ
リント基板30に至る電気的な絶縁パスを長くとることが
でき、これにより、静電気が本体ケース20内に侵入する
のを防止ないし低減することができる。
一方、第4図に示すようにプリント基板30の裏面側に
は信号端子としての一対のアップ端子42やアドレススイ
ッチ44、負荷番号設定スイッチ46がそれぞれ設けられ
る。アップ端子42は端子板48と押えプレート49と締付け
ねじ50とを組み合せた端子金具で構成され、このうち、
端子板48は第12図に示すように構成され、ほぼ矩形をな
す接続用平面部48aとこの平面部48aに一体に設けられた
脚部48b,48cとを有する。脚部48b,48cの少なくとも一方
は延長されて取付脚48bとして構成される。この取付脚4
8bは平面部48aから鈍角に屈曲され、その先端部がプリ
ント基板30に半田付け等で固着される。端子板48をプリ
ント基板30に固着したとき、その平面部48aは取付脚48b
から他方の脚に向って傾斜状態となる。
本体ケース20の裏面側(背面側)は、一側に信号端子
台52が形成されるとともに、その他側にアドレススイッ
チ46の操作窓53や負荷番号設定スイッチ46の操作窓54が
それぞれ対向して形成される。
本体ケース20の裏面側に形成される信号端子台52はケ
ース内側が高く、側方に向って低くなるように傾斜した
傾斜面52aを有し、この傾斜面52aに形成される開口部に
アップ端子42の端子板平面部48aが若干突出して露出し
ている。端子板48の平面部48aは信号端子台52の傾斜面5
2aとほぼ平行に形成される。また信号端子台52には電線
の逃げを防止する複数の仕切壁56が傾斜方向に沿って互
いに平行に突出成形されており、各仕切壁56間にアップ
端子42が配置されている。
また、第13図に示すように、本体ケース20の裏側の操
作窓58を介して操作されるアドレススイッチ44は、例え
ば6ビットディップスイッチあるいはダイヤルスイッチ
である。アドレススイッチ44が、例えば6ビットの場
合、0〜63のアドレス番号を設定することができる。具
体的には、アドレススイッチを図中1側に設定した数字
の総和がアドレス番号となり、このアドレス番号は各端
末器17,18のアドレス番号に対応させることができる。
第13図の例では、アドレス番号は8+2=10となる。
一方、第14図(A)に示すように負荷番号設定スイッ
チ46は例えば4チャンネルのスイッチであり、このスイ
ッチのチャンネル操作より負荷番号を1〜4まで設定で
きる。各負荷番号1〜4は例えば各フロア毎の複数の照
明負荷等の負荷に対応させたり、また、ワンフロア内の
照明負荷または動力負荷を4つに区画し、各区画毎の負
荷に対応させることもできる。
しかして、アドレススイッチ44や負荷番号設定スイッ
チ46を操作する操作窓53,54の周りにほぼコ字状のガー
ド壁60が一体あるいは一体的に設けられる。このガード
壁60により電気配線工事の際、配線によるアドレススイ
ッチ44や負荷番号設定スイッチの誤動作を防止してい
る。
次に、操作スイッチ10の取付・配線作業を説明する。
このスイッチ装置10をフロアや廊下の側壁に埋設する
取付・配線作業は、遠隔監視制御システム11のシステム
電源をOFFにして行なう。
スイッチ装置10を側壁の取付溝(取付ボックス)に取
付ける場合、監視端末器17から側壁内に引き廻された配
線である信号伝送線を電線逃げ防止用仕切壁56に案内さ
せて信号端子であるアップ端子42に挿入して接続させ、
結線させる。この場合、信号端子台52は傾斜面52aを有
し、端子板48の平面部48aも傾斜面に沿って傾斜してい
るので、配線の挿入をスムーズにでき、結線作業が容易
となる。
その後、スイッチ装置10を第1図に示されたケースサ
ポート22に装着して保持させ、このケースサポート22を
側壁の取付構内にサポート取付孔24a,24bを介して取付
ける。この取付状態で信号端子台52やアップ端子42の端
子板平面部48aは、側壁の壁面に対し斜めに傾斜してい
るので、側壁内を引き廻されて突出る配線が大きくかつ
鋭く湾曲するのを防止することができて配線の損傷や切
断等を有効的に防止でき、結線の信頼性を向上させるこ
とができる。
また、スイッチ装置10を保持したケースサポート22を
側壁の取付構内に取付けた後、ケースサポート22に化粧
カバープレート25を被せて、このカバープレート25をケ
ースサポート22にねじ止めし、スイッチ装置10の取付・
配線作業が終了する。
このスイッチ装置10の取付・配線作業時にアドレスス
イッチ44や負荷番号設定スイッチ46にアドレス番号や負
荷番号が設定されていないときは、配線工事作業時に所
定のアドレス番号や負荷番号を設定する。
次に、本発明に係るスイッチ装置の他の実施例を第15
図および第16図を参照して説明する。
第15図および第16図に示されたスイッチは個別スイッ
チ装置10Aに適用したものである。
この個別スイッチ装置10Aは他の個別スイッチ装置と
組み合せると多箇所スイッチ装置として使用できる。個
別スイッチ装置10Aは第15図(A),(B)および
(C)に示すように2分割可能にモールド成形された本
体ケース20Aの表面側にプッシュボタン35および表示手
段としてのLED等の表示ランプ32,33を設けるとともに、
上記プッシュボタン35および表示ランプ32,33は第1図
に示すものと同様の透明あるいは半透明なカバー38で覆
われている。
また、第16図に示すように本体ケース20Aの背面側
(裏面側)には、信号端子台52Aおよびアドレススイッ
チ44や負荷番号設定スイッチ46操作用の操作窓53A,54A
が設けられている。信号端子台52Aは本体ケース20Aの裏
面内側から側方に向って傾斜する傾斜面を有し、この傾
斜面に沿ってほぼ平行に信号端子としてのアップ端子42
の端子板平面部48aが設けられている。アップ端子42は
電線(配線)の逃げを防止する仕切壁56,56間にそれぞ
れ位置される。
さらに、本体ケース20Aの背面側に取付けられたアド
レススイッチ用操作窓53を囲むようにコ字状のガード壁
60が設けられ、このガード壁60により配線を操作窓53,5
4から遠ざけることができ、配線によるアドレススイッ
チ44の誤動作を確実に防止することができる。
〔発明の効果〕
以上に述べたように請求項1または2記載の発明によ
れば、スイッチ操作部と共に、その周囲に離間して設け
られスイッチの作動状態を表示する表示ランプを、本体
ケース裏面側に向かう側壁を有する電気絶縁性のカバー
により共に覆うので、カバーの外部に発生した静電気が
本体内の上の回路部に達するまでの電気的絶縁パスを長
くとることができる。その結果、静電気による過大なサ
ージがプリント基板に侵入するのを有効的に低減ないし
防止できるので、静電気に弱い回路部の誤動作や故障の
発生を防止することができる。したがって、この回路部
によるアドレス情報が付加された操作信号の誤送出等シ
ステム上の重大な支障の発生等を防止することができ、
システムの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るスイッチ装置の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は上記スイッチ装置を備えた遠隔監
視制御システムの概要を示す原理図、第3図は図1で示
すスイッチ装置の前面側斜視図、第4図は第1図で示す
スイッチ装置の背面側(後面側)斜視図、第5図は第4
図のV−V線に沿う断面図、第6図は第3図のC部を拡
大して示す分解斜視図、第7図は第6図で示すカバーと
プッシュボタンとの組み合せ状態を示す斜視図、第8図
はカバーの背面側斜視図、第9図はカバーを装着した状
態を示す断面図、第10図および第11図はカバーの各変形
例をそれぞれ示す断面図、第12図は第1図等で示すスイ
ッチに組み込まれるアップ端子の端子板を示す斜視図、
第13図は上記スイッチに組み込まれるアドレススイッチ
を示す図、第14図(A)は上記スイッチに組み込まれる
負荷番号設定スイッチを示す図、第14図(B)は負荷番
号設定スイッチにより設定される負荷番号例を示す図、
第15図(A)および(B)はこの発明に係るスイッチ装
置の他の実施例を示す側面図および前面図、第15図
(C)は第15図(A)のD一D線方向から見たときの側
面図、第16図は第15図(A)に示すスイッチ装置の背面
図、第17図は従来のスイッチ装置の前面図、第18図は第
17図で示すスイッチに組み込まれるカバーを示す図であ
る。 10,10A……スイッチ装置、11……遠隔監視制御システ
ム、13……主操作盤、14……伝送信号線、161…16n……
制御盤、17……監視端末器、18……制御端末器、20,20A
……本体ケース、21……スイッチ本体、25……カバープ
レート、30……プリント基板、32,33……表示ランプ、3
7……開口、38……カバー、39……フランジガイド(側
壁)、40a,40b……中仕切り、42……アップ端子(信号
端子)、44……セレクトスイッチ、46……負荷番号設定
スイッチ、A……スイッチ操作部、B1,B2……表示部。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−79928(JP,U) 実開 昭63−105232(JP,U) 実開 平1−179324(JP,U) 特公 昭62−14145(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔制御用のスイッチと; スイッチ体を収容する本体ケースと; 遠隔操作される負荷に対応した固有のアドレス情報が付
    加された操作信号をスイッチの動作に応じて外部に送出
    可能に構成された回路部と; 本体ケースの表面側に配設されスイッチの動作を操作す
    るスイッチ操作部と; スイッチ操作部の周囲の本体ケースに形成された開口に
    配設され、スイッチによる作動状態を表示する表示ラン
    プと; 少なくとも上記開口表面よりも本体ケース裏面側に向か
    う側壁を有すると共にスイッチ操作部およびこの操作部
    の周囲に配設された表示ランプを覆い、かつ、表示ラン
    プの表示光を外部に導出する電気絶縁性カバーと; を備えたことを特徴とする遠隔制御用スイッチ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遠隔制御用スイッチ装置
    と; 遠隔制御用スイッチ装置から送出された操作信号に応じ
    た電気信号を出力する監視端末器と; 監視端末器からの電気信号に基づいて制御信号を生成す
    る主制御装置と; 負荷が接続され、遠隔制御用スイッチ装置により遠隔操
    作される対象の負荷の動作を制御信号に応じて制御する
    制御端末器と; 主制御装置、制御端末器および監視端末器との間を電気
    信号伝送可能に接続する伝送手段と; を具備していることを特徴とする遠隔監視制御システ
    ム。
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